JPH061647Y2 - 吸気機構付寒冷地用収納型散水栓 - Google Patents

吸気機構付寒冷地用収納型散水栓

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JPH061647Y2
JPH061647Y2 JP9500889U JP9500889U JPH061647Y2 JP H061647 Y2 JPH061647 Y2 JP H061647Y2 JP 9500889 U JP9500889 U JP 9500889U JP 9500889 U JP9500889 U JP 9500889U JP H061647 Y2 JPH061647 Y2 JP H061647Y2
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JP
Japan
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rising pipe
water
pipe
intake valve
rising
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JP9500889U
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JPH0336050U (ja
Inventor
雅行 島倉
Original Assignee
北海道水道機材株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、夏期又は使用時において使用者が所定の位置
まで引上げることにより蛇口から水が出、冬期又は使用
後に使用者が押し下げて散水栓ボックス内に収納するこ
とによって、冬期は散水栓の凍結を防ぎ、夏期はデッド
スペースを解消することができる寒冷地用収納型散水栓
に関するものである。
[従来の技術] 従来、寒冷地における散水栓は、第6図のように水抜栓
4の操作部7と立上り管3の上部に取り付ける蛇口1が
散水栓ボックス6に収容されているタイプ、また、第7
図のように水抜栓4と立上り管3が地表より露出したも
の、及び第8図のように不凍結水栓36が広く利用され
ている。前者は給・止水の都度、屈み込む必用があり使
いづらく、また後者2つのタイプは露出しているので使
いやすいが敷地のデッドスペースが大きく、物をぶつけ
たり、雪による倒壊が生じることがある。また、冬期、
散水栓の水を抜くにはそばの水抜栓4を操作していた
が、それを怠たると、散水栓が凍結し破壊する事故を生
じることがある。そのことからデッドスペースがなく、
簡単に水抜きができ、更に、水抜き後の状態が一目でわ
かる散水栓が要望されていた。そこでこれらのことを考
慮したものが同一出願人による実開昭62-020412(実開
昭63-130558号公報)であった。これは簡単に述べると
使用する時は手で立上り管3Aを引き上げると地表より露
出し、使用しない時は押し下げると散水栓ボックス6に
収まり、かつ同時に立上り管3A,3Bの水抜きができるも
のである。この考案を給水時を示す第9図、水抜き時を
示す第10図に従って説明すると、蛇口1、立上り管3
A,3B,上部本体8、下部本体9から成り、下部本体9
は、側方に水道管取付部10、排水弁5を有し、内部には
Oリング11,12,13を環装したピストン14を収容してお
り、上部には立上り管3Bが螺合している。立上り管3Bの
上部には、パッキン15を装着した上部本体8が螺合して
いる。ピストン14の上部にはシャフト16、その上部にシ
ャフト吊り17が螺合している。立上り管3Aの上部にはエ
ルボ18、その先には蛇口1が螺合し、立上り管3Aの下部
にはスリーブ19が螺合している。スリーブ19は上部本体
8、立上り管3B、シャフト吊り17、シャフト16とは遊貫
できるように、わずかの隙間を有して組込まれている。
[本考案が解決しようとする課題] しかし、この考案は立上り管3Aを引き上げる時、管内に
負圧が発生するために非常に重く、いちいち蛇口1を開
ける必要があった。そして水抜きの際、立上り管3Aを押
し下げる時には蛇口1を開けなければ立上り管3A,3Bの
水は排出されず、これを怠ると冬期間では凍結事故が起
こることがあった。従って本考案は実開昭62-020412に
かかわる構造はそのまま生かし、上記欠点を完全に排除
した寒冷地用収納散水栓を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 水道管24を接続した下部本体9の側方には排水弁5を有
し、上部には立上り管3Bを螺合し、この立上り管3Bの上
部にはパッキン15を装着した上部本体8を螺合し、立上
り管3Bと上部本体8の中にはパッキン15を介して自由に
スライドする立上り管3Aが挿入され、立上り管3Aを所定
の高さに引上げることによって下部本体9に収容されて
いるピストン14を所定の距離引上げて給水状態にし、立
上り管3Aを所定の位置まで押下げることにより、ピスト
ン14も所定の距離押下げて立上り管3A,3B内の水を地中
に排出でき、かつ立上り管3Aを立上り管3B内に収納でき
るように構成された寒冷地用収納型散水栓において、立
上り管3A上に通水路25と連通する室26内に、下方に中空
部27を有した吸気弁28を収容し、室26上方には吸気孔29
を有し、室26下方には吸気弁28の落下防止用である止メ
輪30を設け、水圧により吸気孔29の下端に接する吸気弁
28を内蔵する本体31を立上り管3Aに取り付けたものであ
る。
[作用] 給水時は第1図、第5図の様になる。蛇口1を閉じたま
ま取っ手34を持ち立上り管3Aを引き上げることによって
立上り管3A、スリーブ19も上昇し、スリーブ19の上部が
上部本体8に接するが、この作動中に、立上り管3A,3B
内に負圧が発生するため吸気弁28が吸気孔29の下端より
離れ、吸気孔29から空気が立上り管3A,3B内に入る。こ
のため、負圧は解消され、楽に立上り管3Aを引き上げる
ことができる。スリーブ19が上部本体8に接する直前に
所定の距離へシャフト吊り17、シャフト16、ピストン14
を引き上げる。ピストン14のOリング11が弁座20から
離れ、水は水道管取付部10を通って蛇口1へ流れる。給
水中は蛇口1の開閉に関わらず、吸気弁28は水圧により
吸気孔29の下端に接するため、吸気孔29より外部への水
漏れは無い。水抜き及び散水栓ボックス6にしまう場合
は第2図、第10図の様になる。蛇口1を閉じたまま立
上り管3Aを押し下げるとスリーブ19は上部本体8、シャ
フト吊り17から離れて下降しピストン14の上部に接し、
ピストン14の大径部21が下部本体9の突当て部22に接し
て止まる。水はOリング11,12で遮断され、立上り管3
A,3B内の水はピストン14に設けた穴23、排水弁5を通
り、地中に排出される。この時、立上り管3A,3B内に負
圧を発生するため、吸気弁28が吸気孔29の下端より離れ
下方の止メ輪30まで降下し、空気は吸気弁28の切欠き35
を通り立上り管3A,3B内に流入するため、負圧は解消さ
れ、立上り管3A,3B内の水を排出する。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
第1実施例 第1図、第2図は第1実施例を示している。本体31上方
には手で持ちやすいよう取っ手34を設けている。本体31
内に収容した吸気弁28は合成樹脂で比重が軽く水に浮
く。吸気弁28の下方には中空部27を設け、空気溜りとな
り、さらに浮力を増すようにし、下端には切欠き35を設
け、空気の通路となり、この切欠き35は必ずしも下端で
なくても構わなく、止メ輪30に切欠きを設けても良い。
第2実施例 第3図は第2実施例を示している。吸気弁28の成型性及
び切削加工性の都合により、吸気孔29をより確実に封鎖
させるため、吸気弁28の上方に突起を設け、その外周に
弾性体の環状パッキン32を取り付けている。
第3実施例 第4図は第3実施例を示している。低水圧時を考慮し吸
気弁28と止メ輪30間にスプリング33を設けている。立上
り管3A,3Bが負圧以外の時、スプリング33は吸気弁28を
吸気孔29の下端へ押し付けている。そして、負圧になる
と吸気弁28には下降力が働くため、スプリング33を圧縮
し降下する。このため、吸気弁28は吸気孔29の下端より
離れるため立上り管3A,3B内には空気が流入する。
[考案の効果] 本考案は上述のとおり構成されているので下記の効果が
ある。
吸気機構を設けたことにより、給水時には蛇口1を開放
しなくとも立上り管3Aをスムーズに引き上げることがで
き、散水栓周囲を水で漏らしたり、水が飛散することが
ない。また、水抜き時には、蛇口1を開放しなくとも立
上り管3Aを押し下げることができ、同時に散水栓内の水
を排出する。また、環状パッキン32を吸気弁28に装着す
ることによって、環状パッキン32が弾性体であることか
ら、確実に吸気孔29を封鎖することができ、外部へ水漏
れすることはない。そして、吸気弁28の下にスプリング
33を設けることにより、低水圧において、吸気弁28は確
実に吸気孔29を封鎖しており、外部へ水漏れすることは
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例で給水時を示し(a)は要部
左側面図、(b)は要部断面図、第2図は本考案の第1実
施例で水抜き時を示す要部断面図、第3図は第2実施例
で給水時を示す要部断面図、第4図は第3実施例で給水
時を示す要部断面図、第5図は第1実施例で給水時を示
す断面図、第6図は従来の寒冷地での散水栓の設置図、
第7図は別タイプで従来の寒冷地での散水栓の設置図、
第8図は不凍結水栓の設置図、第9図は同一出願人によ
る従来の寒冷地用収納型散水栓で給水時を示す断面図、
第10図で同一出願人による従来の寒冷地用収納型散水
栓で水抜き時を示す断面図である。 1…蛇口、27…中空部 3A…立上り管、28…吸気弁 3B…立上り管、29…吸気孔 5…排水弁、30…止メ輪 8…上部本体、31…本体 9…下部本体、32…環状パッキン 14…ピストン、33…スプリング 15…パッキン、34…取っ手 25…通水路、35…吸気弁下端の切欠き 26…室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水道管(24)を接続した下部本体(9)の側方
    には排水弁(5)を有し、上部には立上り管(3B)を螺合
    し、この立上り管(3B)の上部にはパッキン(15)を装着し
    た上部本体(8)を螺合し、立上り管(3B)と上部本体(8)の
    中にはパッキン(15)を介して自由にスライドする立上り
    管(3A)が挿入され、立上り管(3A)を所定の高さに引上げ
    ることによって下部本体(9)に収容されているピストン
    (14)を所定の距離引上げて給水可能とし、立上り管(3A)
    を所定の位置まで押下げることにより、ピストン(14)も
    所定の距離押下げて立上り管(3A),(3B)内の水を地中に
    排出でき、かつ立上り管(3A)を立上り管(3B)内に収納で
    きるように構成された寒冷地用収納型散水栓において、
    立上り管(3A)上に通水路(25)と連通する室(26)内に、下
    方に中空部(27)を有した吸気弁(28)を収容し、室(26)上
    方には吸気孔(29)を有し、室(26)下方には吸気弁(28)の
    落下防止用である止メ輪(30)を設け、水圧により吸気孔
    (29)の下端に接する吸気弁(28)を内蔵する本体(31)を立
    上り管(3A)に取り付けた吸気機構付寒冷地用収納型散水
    栓。
JP9500889U 1989-08-11 1989-08-11 吸気機構付寒冷地用収納型散水栓 Expired - Lifetime JPH061647Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9500889U JPH061647Y2 (ja) 1989-08-11 1989-08-11 吸気機構付寒冷地用収納型散水栓

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JP9500889U JPH061647Y2 (ja) 1989-08-11 1989-08-11 吸気機構付寒冷地用収納型散水栓

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Publication Number Publication Date
JPH0336050U JPH0336050U (ja) 1991-04-09
JPH061647Y2 true JPH061647Y2 (ja) 1994-01-12

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ID=31644286

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JP9500889U Expired - Lifetime JPH061647Y2 (ja) 1989-08-11 1989-08-11 吸気機構付寒冷地用収納型散水栓

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JP (1) JPH061647Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102705538A (zh) * 2012-05-26 2012-10-03 吴月伟 一种双控水槽阀门

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102705538A (zh) * 2012-05-26 2012-10-03 吴月伟 一种双控水槽阀门

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Publication number Publication date
JPH0336050U (ja) 1991-04-09

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