JPH0214715Y2 - - Google Patents

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JPH0214715Y2
JPH0214715Y2 JP1984085840U JP8584084U JPH0214715Y2 JP H0214715 Y2 JPH0214715 Y2 JP H0214715Y2 JP 1984085840 U JP1984085840 U JP 1984085840U JP 8584084 U JP8584084 U JP 8584084U JP H0214715 Y2 JPH0214715 Y2 JP H0214715Y2
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JP1984085840U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、排水管における掃除口の閉鎖装置に
関する。
(従来の技術とその問題点) 地中に埋設された排水管においては、その合流
部や曲り部に地表面で開口する掃除口の設けるこ
とが義務づけられているが、近年大形の排水ます
を用いるかわりに、第6図に示す様に、上端に排
水管1とあまり変わらない口径の接続口3を形成
した合流用あるいは曲り用の接続部材2を用い、
前記接続口3に地表面に達する連通管4を接続
し、この連通管の上端の掃除口5を蓋体6で閉鎖
するものが提案されている。ところで、従来の蓋
体6は掃除口5に嵌着固定した環状受部材7にね
じ込む方式であるため、蓋体6を何度も回わす必
要があつて開閉に手間どるばかりでなく、土砂等
を噛み込むと開閉が困難になり、また子供などが
いたずらで開けたりすることもあり、さらに回転
操作用の形成された凹部に土砂やほこりが溜まる
等の問題がある。
(問題点を解決する手段) 本考案は、従来のかかる問題点を解消するた
め、排水管の掃除口の外周面上端部に嵌着固定さ
れる嵌着筒部を備えこの嵌着筒部の上部に前記掃
除口の上端面に当接受止される蓋体嵌合保持部を
膨出形成してなる環状受部材を設け、この環状受
部材の前記蓋体嵌合保持部には前記掃除口を閉鎖
する蓋体の外周縁部が嵌合載置される段部を設け
ると共にこの段部の内側下部に逆円錐台形面を介
して係止部を垂設する一方、前記蓋体の外周縁部
の内側下部に、前記係止部に係合する傾斜突部を
下端部外面に形成した複数の係止片を垂設し、か
つこの蓋体に開口操作用の切欠きを設け、前記環
状受部材と蓋体間にシール部材を介装した掃除口
閉鎖装置を提供する。
(作用) この様な本考案の構成によると、環状受部材上
に蓋体を置いて下向きに押圧することにより、蓋
体の係止片が弾性変形してその下端部外面の傾斜
突部が逆円錐台形面を摺動して係止部に係合し、
蓋体は確実に嵌着固定される。また、シール部材
により掃除口が密閉されて排水管内の臭気が外部
に洩れずかつ外部の雨水が排水管に流入しない。
又、係止片の傾斜突部が係止部に係合しているの
で、蓋体が常時下方に付勢されており、前記シー
ル部材が摩耗したり弾性を失つた場合でも完全な
密封が確保され、かつ蓋体の切欠きにドライバー
の先端等を差し込んで強く引き上げることにより
傾斜突部と係止部との係合を容易に解除でき、掃
除口を簡単に開けることができる。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を第1図乃至第4図に
基づいて説明する。11は掃除口5を形成する連
通管4の上端部に嵌着固定された環状受部材、1
2は掃除口5を閉鎖する蓋体である。前記環状受
部材11は、連通管4の外周面上端部に嵌合し接
着剤を介して接着固定される嵌着筒部11aとそ
の上部に膨出形成された蓋体12の嵌合保持部1
1bとから成つており、嵌着筒部11aの上部に
は蓋体12の外周縁部12aを嵌合載置する段部
14を形成し、この段部14の内周下部に案内面
兼密封面である逆円錐台形面15を形成し、その
下部に前記連通管4の上端内周に嵌合しかつ下端
が係止部16を構成する係止筒部16aを形成し
てある。前記蓋体12の外周縁部12aの内側下
部には、前記逆円錐台形面15に対向する逆円錐
台形状の外周面を有する嵌合部17が設けられ、
その外周面17aに形成した溝にゴムリングやス
ポンジ状のリング等のシール部材18が嵌着され
ている。この嵌合部17の下部に、前記係止部1
6に係合する傾斜突部19を下端外面に形成した
多数の係止片20が垂設されている。この係止片
20は、環状の傾斜突部を有する筒状部に多数の
切溝21を形成することによつて構成できる。ま
た前記蓋体12の外周縁部12aの直径方向2個
所には、開口操作用の切欠き22が形成されてい
る。
以上の構成において、環状受部材11上に蓋体
12を置いて上から押えると、係止片20の傾斜
突部19が逆円錐台形面15に案内されて係止片
20の弾性変形により径方向内側に変位しつつ下
方に移動し、引き続いて係止筒部16aの内周面
に沿つて下方に移動した後、係止片20の弾性復
元力により径方向外方に変位して係止部16に係
合する。この状態で、蓋体12の嵌合部17外周
面のシール部材18がシール面としての前記逆円
錐台形面15に圧接して、完全なシール状態が確
保されている。また、蓋体12の外周縁部12a
は環状受部材11の段部14内に嵌合しており、
蓋体12の上面は環状受部材11の上端と略同一
面となつている。さらに、前記シール部材18が
圧縮変形したとしても、係止片20の弾性複元力
で傾斜突部19が径方向外方に付勢され、その結
果蓋体12が常時下方に付勢されているため、シ
ール部材18は常に逆円錐台形面15に圧接さ
れ、シール状態が保持される。一方、排水管の掃
除をするため蓋体12を開ける際には、その外周
縁部12aに形成された切欠き22にドライバー
などの先端部を差し込み、てこの原理で押し上げ
ることにより、傾斜突部19が係止片20による
付勢力に抗して径方向内側に変位しつつ引き上げ
られ、係止部16との係合が解除されるため、そ
のまゝ蓋体12を引き上げて開口することができ
る。
なお、環状受部材11を掃除口5を形成する連
通管4に嵌着する場合、該環状受部材11の嵌着
筒部11aは連通管4の外周面上端部に外嵌合さ
れているので、接着剤を用いることなく、単に嵌
合しただけの状態であつても、雨水等、外部から
の水の浸入を確実に防止できるものである。
又、上記実施例では、係止片20の長さがすべ
て同一で、各傾斜突部19の全てが一斉に係止部
16に係合するものを例示したが、第5図に示す
様に、長さの異なる数種類の係止片20を順次配
列しておき、シール部材18の大きさや圧縮代に
応じて何れかの種類の係止片20に設けられた傾
斜突部19が係止部16に係合する様にしてもよ
い。この場合、同一種類、すなわち同一長さの係
止片20を周方向向3乃至4個所に等間隔おきに
配置する様にし、これを数種類設ける様にすれ
ば、常に安定した係合保持が可能となる。また、
この第5図の実施例ではシール部材18は環状受
部材11の段部14上に配置してあり、蓋体12
の外周縁部12a下面との間でシールを施す様に
構成されている。また、係止筒部16aを設けず
に逆円錐台形面15の下端に係合部16が形成さ
れ、係止片20は蓋体12の下面に嵌合部17を
介さずに直接垂設されている。
(考案の効果) 本考案の排水管の掃除口閉鎖装置によれば、以
上の説明から明らかな様に、環状受部材上に蓋体
を置いて押圧するだけの極めて簡単な動作で掃除
口の蓋をでき、しかも蓋体が下測に外れる様なこ
とがないばかりでなく確実にシール状態を保持で
き、排水管の臭気が外部に洩れたり雨水や土砂が
排水管に流れ込む様なことがない。その上、環状
受部材の嵌着筒部は掃除口の外周面上端部に外嵌
合されているので、該掃除口と嵌着筒部とを特に
接着剤等を用いることなく、単に嵌合しただけの
装着状態であつても、該環状受部材と掃除口との
嵌合部分からの雨水等の外部からの水に浸入を確
実に防止できる。従つて、接着剤の経時劣化によ
つて外部から水が浸入するといつた不都合も防止
でき、掃除口を構成する排水管への連通管や、該
連通管と排水管との接合部の水の浸入による不都
合も確実に防止できるものである。また、ドライ
バーの様な道具がないと蓋を開けることができな
いので、子供がいたずらで蓋を開けてしまうとい
う様なことも少なく、一方、ドライバー等の道具
を用いることにより必要時には簡単に蓋を開ける
ことができる。さらに蓋体上面に大きな凹部や突
部を設ける必要がないので、ごみが溜つて見苦し
くなつたり、歩行の邪魔になつたりすることもな
い等、実用上大なる効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示し、
第1図は設置状態の縦断正面図、第2図は平面
図、第3図は環状受部材と蓋体を分解して示した
縦断正面図、第4図は設置状態における要部の拡
大断面図、第5図は他の実施例の第1図と同様の
縦断正面図、第6図は排水管との配置関係を示す
部分断面正面図である。 1……排水管、5……掃除口、11……環状受
部材、11a……嵌着筒部、11b……蓋体嵌合
保持部、12……蓋体、14……段部、15……
逆円錐台形面、16……係止部、18……シール
部材、19……傾斜突部、20……係止片、22
……切欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排水管の掃除口の外周面上端部に嵌着固定され
    る嵌着筒部を備えこの嵌着筒部の上部に前記掃除
    口の上端面に当接受止される蓋体嵌合保持部を膨
    出形成してなる環状受部材を設け、この環状受部
    材の前記蓋体嵌合保持部には前記掃除口を閉鎖す
    る蓋体の外周縁部が嵌合載置される段部を設ける
    と共にこの段部の内側下部に逆円錐台形面を介し
    て係止部を垂設する一方、前記蓋体の外周縁部の
    内側下部に、前記係止部に係合する傾斜突部を下
    端部外面に形成した複数の係止片を垂設し、かつ
    この蓋体に開口操作用の切欠きを設け、前記環状
    受部材と蓋体間にシール部材を介装したことを特
    徴とする排水管の掃除口閉鎖装置。
JP8584084U 1984-06-08 1984-06-08 排水管の掃除口閉鎖装置 Granted JPS61591U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8584084U JPS61591U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 排水管の掃除口閉鎖装置

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JP8584084U JPS61591U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 排水管の掃除口閉鎖装置

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JPS61591U JPS61591U (ja) 1986-01-06
JPH0214715Y2 true JPH0214715Y2 (ja) 1990-04-20

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ID=30636599

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JP8584084U Granted JPS61591U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 排水管の掃除口閉鎖装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5374243B2 (ja) * 2009-06-10 2013-12-25 大阪瓦斯株式会社 ドレイン排水処理装置及びドレイン排水路形成具

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5742848U (ja) * 1980-08-25 1982-03-09

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4894414U (ja) * 1972-02-15 1973-11-10
JPS496347U (ja) * 1972-04-14 1974-01-19

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JPS5742848U (ja) * 1980-08-25 1982-03-09

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JPS61591U (ja) 1986-01-06

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