JPH0227277Y2 - - Google Patents

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JPH0227277Y2
JPH0227277Y2 JP1983074178U JP7417883U JPH0227277Y2 JP H0227277 Y2 JPH0227277 Y2 JP H0227277Y2 JP 1983074178 U JP1983074178 U JP 1983074178U JP 7417883 U JP7417883 U JP 7417883U JP H0227277 Y2 JPH0227277 Y2 JP H0227277Y2
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JP
Japan
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sealing material
socket
groove
hard
ring
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JP1983074178U
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JPS59177886U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は離脱防止管継手に関し、特に受口内面
と挿口外面との間で環状シール材を圧縮してなる
スリツプオンタイプの離脱防止管継手に関する。
スリツプオンタイプの離脱防止管継手として、
従来、挿口に環状溝を形成してこの環状溝にロツ
クリングを外嵌し、受口内面にはこのロツクリン
グに係止可能な係止部を形成したものがたとえば
特願昭57−180125号(特開昭59−69589号公報参
照)において提案されている。ところで、通常の
伸縮管継手を離脱防止管継手に変更して使用した
い場合は、この通常の伸縮管継手の受口には上記
のような係止部が形成されていないことから、そ
の作業が極めて困難であるかまたは変更不可能で
あるという問題がある。
そこで本考案は、伸縮管継手に容易に離脱防止
機能を付与可能なようにすることを目的とするも
のである。
この目的を達成するため本考案は、受口内面と
挿口外面との間で環状シール材を圧縮してなるス
リツプオンタイプの管継手において、受口内面と
挿口外面との間で環状シール材を圧縮してなるス
リツプオンタイプの管継手において、受口内面
に、開口端部の内側フランジと、この内側フラン
ジに続くシール材係合溝と、このシール材係合溝
に続くとともにこのシール材係合溝よりも内径の
小さなシール材圧接面とを形成するとともに、挿
口外面に、前記シール材係合溝に対向可能な環状
溝を形成し、前記環状シール材は、軟質のゴム輪
と、前記シール材係合溝とこのシール材係合溝に
続くシール材圧接面の一部分とに係合可能である
とともに、受口開口端に向いた内周テーパ面を有
し、かつ周方向適当数に分割された硬質係合リン
グと、前記環状溝と前記内側フランジの受口奥側
側面とに係合可能であるとともに、前記内周テー
パ面から一定距離をおいてこの内周テーパ面に対
向する外周テーパ面を有し、かつ周方向適当数に
分割された硬質ロツクリングとを一体に成形した
ものである。
したがつて、伸縮管継手の挿口に環状溝を加工
するだけで、硬質ロツクリングの作用により容易
に離脱防止機能を発揮させることができ、受口に
阿ら追加工を施すことなく伸縮管継手と同一の受
口構造のままで、離脱防止管継手が得られる。
継手部に屈曲力が作用して、受口の軸心と挿口
の軸心とが互いに屈曲した場合に、挿口における
屈曲部の外側となる部分は抜出し方向に移動する
が、屈曲部の内側となる部分は、いつたん受口に
入り込む方向に移動しようとする。このとき、屈
曲部の外側となる部分では、硬質ロツクリングが
受口の内側フランジに係合することで、挿口の抜
出しが防止される。屈曲部の内側となる部分で
は、硬質ロツクリングの外面テーパ面と硬質係合
リングの内周テーパ面とが掛り合うことになつ
て、挿口の入り込みが防止される。硬質係合リン
グは、シール材係合溝のみならず、これに続くシ
ール材圧接面の一部分にも係合しているため、硬
質ロツクリングからの力が確実に受止められる。
なお、環状シール材を硬質ロツクリングおよび
硬質係合リングを有しないものに取り替えるだけ
で伸縮管継手としても利用できる。
以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説
明する。第1図において、1は受口、2は挿口で
あり、管内面にはセメントモルタルライニング3
が施されている。受口1の内面には、開口端側か
ら、内側フランジ4、この内側フランジ4の受口
奥側側面を一方側面とする環状のシール材係合溝
5、シール材係合溝5よりも小径のシール材圧接
面6、受口奥側に向けて小径となるテーパ面7お
よび半径方向の奥端段面8がこの順で形成されて
いる。また、挿口2の外面9には、シール材係合
溝5に対向可能な環状溝10が形成されている。
シール材圧接面6と挿口2の外面9との間に
は、環状シール材11が圧縮状態で嵌め込まれて
いる。この環状シール材11は、第3図〜第4図
にも示すように、軟質のゴム輪12と、金属等か
らなる硬質ロツクリング13および硬質係合リン
グ14とが、焼付等により一体成形されてなるも
のである。硬質ロツクリング13は周方向に4分
割され、挿口2の環状溝10に嵌め込み可能なよ
うにその下部がゴム輪12から下方に突出されて
いる。硬質係合リング14は、硬質ロツクリング
13と同様に周方向に4分割され、受口1のシー
ル材係合溝5に嵌め込み可能なようにその上部が
ゴム輪12から上方に突出されている。硬質係合
リング14は、シール材係合溝5に続くシール材
圧接面6の一部分にも係合している。
なお、硬質係合リング14の内周には受口開口
端に向いた円弧状の凹状断面を有する内周テーパ
面15が形成され、一方硬質ロツクリング13の
外周には、上記内周テーパ面15から一定距離を
おいてこの内周テーパ面15に対向し、受口奥側
に向いた円弧状の凸状断面を有する外周テーパ面
16が形成されている。
受口1と挿口2とを接合する際には、この受口
1の内部の所定位置に環状シール材11をはめ込
んだ状態で、挿口2を受口1の内部に挿入する。
すると硬質ロツクリング13は、挿口2の外面に
より径方向外向きに押圧され、この硬質ロツクリ
ング13と硬質係合リング14との間に存在する
ゴム輪12の部分を圧縮変形して、挿口2の通過
を許容する。環状溝10が硬質ロツクリング13
に対応する位置まで挿口2の挿入が行われると、
硬質係合リング14との間に存在するゴム輪12
の部分の弾性力により硬質ロツクリング13は径
方向内向きに押し戻され、環状溝10にはまり込
んで第1図の状態となる。
このような構成であると、継手部に抜出し力が
加わつた場合には、挿口2の環状溝10に嵌め込
まれた硬質ロツクリング13が内側フランジ4の
受口奥側側面に当接することになり、上記抜出し
力は確実に受け止められることになる。
第1図に示す状態から継手部に屈曲力が加わつ
た場合、すなわち受口1の軸心と挿口2の軸心と
が互いに屈曲するような力が継手部に加わつた場
合には、屈曲部の外側となる部分では挿口2が受
口1から抜け出そうとするが、この抜け出し力は
第1図の場合と同様に受け止められる。屈曲部の
内側となる部分では、挿口2がいつたん受口1の
中に入り込もうとするが、第2図に示すように硬
質ロツクリング13の外周テーパ面16と硬質係
合リング14の内周テーパ面15とが掛り合つて
これに対応することになる。
なお、受口1は伸縮管継手として使用するもの
と同一の構造のものが利用できる。第5図は従来
の伸縮管継手を示す。この伸縮管継手の挿口の外
周に環状溝10を加工するとともに、この伸縮管
継手に使用するシール材21を上記環状シール材
11に取り替えるだけで容易に離脱防止管継手と
して利用でき、その逆も容易に達成できる。さら
に、管を鋳造する場合に伸縮管継手に使用するも
のと同一の受口中子が利用できるという利点もあ
る。
以上述べたように本考案によると、伸縮管継手
の挿口に環状溝を加工するだけで、硬質ロツクリ
ングの作用により容易に離脱防止機能を発揮させ
ることができ、離脱防止管継手を得ることができ
るのみならず、継手部に屈曲力が働く場合にも、
硬質ロツクリングと硬質係合リングとの作用によ
り、屈曲部の外側となる部分と内側となる部分と
の双方において、この屈曲力を確実に受け止める
ことができ、しかも環状シール材を硬質ロツクリ
ングおよび硬質係合リングを有しないものに取り
替えるだけで伸縮管継手としても利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は屈曲力が作用したときの様子を示す図、第3
図は装着前の環状シール材の断面図、第4図は環
状シール材の全体図、第5図は従来の伸縮管継手
の断面図である。 1……受口、2……挿口、4……内側フラン
ジ、9……外面、10……環状溝、11……環状
シール材、12……ゴム輪、13……硬質ロツク
リング、14……硬質係合リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受口内面と挿口外面との間で環状シール材を圧
    縮してなるスリツプオンタイプの管継手におい
    て、受口内面に、開口端部の内側フランジと、こ
    の内側フランジに続くシール材係合溝と、このシ
    ール材係合溝に続くとともにこのシール材係合溝
    よりも内径の小さなシール材圧接面とを形成する
    とともに、挿口外面に、前記シール材係合溝に対
    向可能な環状溝を形成し、前記環状シール材は、
    軟質のゴム輪と、前記シール材係合溝とこのシー
    ル材係合溝に続くシール材圧接面の一部分とに係
    合可能であるとともに、受口開口端に向いた内周
    テーパ面を有し、かつ周方向適当数に分割された
    硬質係合リングと、前記環状溝と前記内側フラン
    ジの受口奥側側面とに係合可能であるとともに、
    前記内周テーパ面から一定距離をおいてこの内周
    テーパ面に対向する外周テーパ面を有し、かつ周
    方向適当数に分割された硬質ロツクリングとを一
    体に成形したことを特徴とする離脱防止管継手。
JP7417883U 1983-05-17 1983-05-17 離脱防止管継手 Granted JPS59177886U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7417883U JPS59177886U (ja) 1983-05-17 1983-05-17 離脱防止管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7417883U JPS59177886U (ja) 1983-05-17 1983-05-17 離脱防止管継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59177886U JPS59177886U (ja) 1984-11-28
JPH0227277Y2 true JPH0227277Y2 (ja) 1990-07-24

Family

ID=30204274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7417883U Granted JPS59177886U (ja) 1983-05-17 1983-05-17 離脱防止管継手

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JP (1) JPS59177886U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0443670Y2 (ja) * 1987-02-13 1992-10-15

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58135584U (ja) * 1982-03-09 1983-09-12 株式会社クボタ 離脱防止管継手

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Publication number Publication date
JPS59177886U (ja) 1984-11-28

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