JPH0632880U - 離脱防止管継手用ゴム輪 - Google Patents

離脱防止管継手用ゴム輪

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JPH0632880U
JPH0632880U JP6744092U JP6744092U JPH0632880U JP H0632880 U JPH0632880 U JP H0632880U JP 6744092 U JP6744092 U JP 6744092U JP 6744092 U JP6744092 U JP 6744092U JP H0632880 U JPH0632880 U JP H0632880U
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rubber ring
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受口へのセットが容易な離脱防止管継手用ゴ
ム輪を提供する。 【構成】 ヒール部13とバルブ部15とを備えたゴム
輪3において、ヒール部13の受口奥側の側面に接する
位置におけるバルブ部15の外周面16に凹部17を形
成する。 【効果】 バルブ部に凹部が形成されることによりゴム
輪のボリュームが小さくなり、受口へのゴム輪のセット
が容易になる。受口にゴム輪を装着したときにバルブ部
の外周面と受口の内周面との間に凹部による空隙が形成
され、挿口の接合時にはバルブ部がこの凹部に向けて変
形するので、接合力が小さくて済む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、離脱防止管継手用ゴム輪に関し、特にスリップオンタイプでかつ挿 口先端部外周に突部を形成した管継手に好適な離脱防止管継手用ゴム輪に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来、スリップオンタイプの管継手は、受口内周に形成したゴム輪配置凹部に シール用のゴム輪を装着し、この受口内に挿口をゴム輪を圧縮しながら挿入する ことにより受口と挿口を接合するように構成されている。また、このようなスリ ップオンタイプの管継手において離脱防止機能を持たせたものとしては、挿口の ゴム輪嵌合位置よりも受口開口端側の位置に突部を形成するとともに受口の開口 端部を長く延出してその内周に挿口の突部に係合可能なロックリングを装着した ものが一般に知られている。
【0003】 しかし、上記のような構成の離脱防止管継手では、受口の開口端部にゴム輪を 配置し、その奥側に離脱防止機構を配置した管継手に比べて、受口をゴム輪配置 位置からその両側に長く延出する必要があるために受口の形状が非常に長くなり 、コスト的にも機能的にも好ましくなかった。
【0004】 そこで、図4に示すように、受口1の内周のゴム輪配置凹部2にゴム輪3を配 置し、このゴム輪配置凹部2の奥側にロックリング溝4を形成し、このロックリ ング溝4に周方向一つ割りのロックリング5を装着するとともにロックリング5 の外周とロックリング溝4の底面の間にロックリング5を固定するためのゴム輪 などの弾性付勢手段6を配置し、挿口7の先端部外周にロックリング5に受口奥 側から係合可能な突部8を形成して成るスリップオンタイプでかつ離脱防止機能 を有する管継手が提案された。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のスリップオンタイプの管継手で通常用いられているゴム輪3は、図5に 示すように、ゴム輪配置凹部2に形成した係止溝12に係合可能な硬質のヒール 部13と、ゴム輪配置凹部2の周面11と挿口7の外周面9の間で圧縮される断 面形状略円形の軟質のバルブ部14とを一体化して成るものである。そのバルブ 部14の径Rは、バルブ部14が圧縮された状態で所定のシール面圧を生じるよ うに設計されている。そして、このようなゴム輪3はボリュームが大きく、受口 にゴム輪をセットするのが困難であるという問題があった。
【0006】 また、図4に示した管継手を接合する時には、受口1のゴム輪配置凹部2にゴ ム輪3を装着するとともに、ロックリング溝4に弾性付勢手段6とロックリング 5とをそれぞれ装着しておき、受口1内に挿口7を挿入する。しかし挿口7の先 端部外周に突部8が設けられているため、図6に示すように、この突部8を通過 させる際に、ゴム輪3のバルブ部14をシール面圧を発生させる以上に大きく圧 縮することとなり、その反力が突部8の通過を阻害する力として作用する。した がって、図5に示したようなゴム輪3を用いた場合には、挿口7の挿入に非常に 大きな力を要し、接合作業が困難であるという問題があった。
【0007】 本考案は上記課題を解決するもので、受口へのセットが容易であるとともに、 挿口先端部の突部を通過させて接合する場合にもその接合力が大きくならず、か つ必要なシール面圧を得ることができる離脱防止管継手用ゴム輪を提供すること を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の離脱防止管継手用ゴム輪は、受口のゴム輪配置凹部周面に形成された 係止溝内に嵌入係合するヒール部とゴム輪配置凹部周面と挿口外周面の間で圧縮 されてシール面圧を生ずるバルブ部とを備えたゴム輪において、ヒール部の受口 奥側の側面に接する位置におけるバルブ部の外周面に凹部を形成した構成とした ものである。
【0009】
【作用】
本考案の構成によると、バルブ部に凹部が形成されることによってゴム輪のボ リュームが小さくなり、受口へのゴム輪のセットが容易になる。また、このよう な凹部を、ヒール部の受口奥側の側面に接する位置におけるバルブ部の外周面に 形成したことにより、ゴム輪を受口に装着したときに、バルブ部の外周面と受口 の内周面との間に空隙が形成される。これにより、受口と挿口との接合時に挿口 先端部外周の突部がバルブ部の内周を通過する際には、バルブ部が凹部に向かっ て変形し、バルブ部から受ける反力が小さくなるので、従来の凹部を持たないバ ルブを圧縮させる場合に比して接合力が小さくて済み、接合が容易になる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例の離脱防止管継手用ゴム輪を図1に基づいて説明する 。なお、本実施例のゴム輪3を適用するスリップオンタイプの離脱防止管継手の 全体構成は、図4に示したものと同一であり、上記説明を援用してここでの説明 は省略する。
【0011】 図1において、ゴム輪3は、受口1のゴム輪配置凹部2の周面11に形成され た係止溝12内に嵌入係合する硬質のヒール部13と、ゴム輪配置凹部周面11 と挿口外周面9の間で圧縮されてシール面圧を生ずる軟質のバルブ部15とを備 えている。
【0012】 このバルブ部15はその断面形状が略円形に形成され、そのヒール部13と接 する位置におけるバルブ部15の外周面16には断面円弧状の凹部17が形成さ れている。凹部17について種々検討した結果、凹部17の大きさに好適な範囲 があることがわかった。すなわち、バルブ部15の最大肉圧部における管半径方 向の厚みをBとし、凹部17の円弧半径をrすると、1)r/B>0.25の時 は、図2に示すように、挿口7の挿入時にゴム輪3が受口1の奥側方向に引っ張 られたり、あるいは図3に示すように、水圧負荷時にゴム輪3が押されて受口1 のゴム輪配置凹部2からはみ出してしまい、2)r/B<0.15の時は、バル ブ部15に凹部17を設けない時と同じ程度にゴム輪3のセットが困難である。 従って、r/Bの範囲は0.15<r/B<0.25が好適である。そこで、た とえば口径150mmの管用のゴム輪の場合、ゴム輪のB寸法が21.9mmなので 、3.3mm<r<5.5mmの範囲となり、これよりr=4mmと決定することがで きる。
【0013】 上記構成によると、凹部17が形成されることによってゴム輪3のボリューム が小さくなるため、受口1にゴム輪3を容易にセットすることができる。また、 受口1と挿口7とを接合する際、挿口7の先端部外周の突部8がゴム輪3の内周 を通過する時に、バルブ部15が凹部17に向かって変形するため、従来の凹部 を持たないバルブを圧縮させる場合に比して接合力が小さい。
【0014】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、ゴム輪に凹部が形成されることにより、ゴ ム輪を受口にセットする際、以前より容易にセットできるようになるとともに、 挿口を受口に接合する時の接合力も小さくてすむ。さらに、このゴム輪を用いて 従来と同等以上の水密性能が得られ、水圧によってゴム輪がはみ出すこともない 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の離脱防止管継手用ゴム輪の一実施例の
断面図である。
【図2】同実施例のゴム輪の変形状態を示す断面図であ
る。
【図3】同実施例のゴム輪の他の変形状態を示す断面図
である。
【図4】同実施例のゴム輪を適用可能な従来の離脱防止
管継手を、従来のゴム輪とともに示す断面図である。
【図5】図4に示されたゴム輪の装着前の状態の断面図
である。
【図6】図4の離脱防止管継手の接合時におけるゴム輪
の変形状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 受口 3 ゴム輪 9 挿口外周面 11 ゴム輪配置凹部周面 12 係止溝 13 ヒール部 15 バルブ部 16 外周面 17 凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受口のゴム輪配置凹部周面に形成された
    係止溝内に嵌入係合するヒール部とゴム輪配置凹部周面
    と挿口外周面の間で圧縮されてシール面圧を生ずるバル
    ブ部とを備えたゴム輪において、ヒール部の受口奥側の
    側面に接する位置におけるバルブ部の外周面に凹部を形
    成したことを特徴とする離脱防止管継手用ゴム輪。
JP1992067440U 1992-09-29 1992-09-29 離脱防止管継手 Expired - Lifetime JP2597594Y2 (ja)

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