JPH0213813Y2 - - Google Patents

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JPH0213813Y2
JPH0213813Y2 JP13434782U JP13434782U JPH0213813Y2 JP H0213813 Y2 JPH0213813 Y2 JP H0213813Y2 JP 13434782 U JP13434782 U JP 13434782U JP 13434782 U JP13434782 U JP 13434782U JP H0213813 Y2 JPH0213813 Y2 JP H0213813Y2
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cylinder
piston
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pressure
ring
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JP13434782U
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JPS5937471U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は寒冷地の、特に高圧箇所において使用
される減圧型ドレンバルブに関する。
(従来の技術) 従来、特に水道の高圧箇所においては、蛇口を
を閉じた際に生ずるウオーターハンマーによる異
常音の発生、メーターや配管継手類の破損等の事
故、あるいは蛇口を少し開いただけで大量の水が
でるため不経済であり、また使用時神経を使わな
ければならないという不便さを解消するために、
蛇口に至る配管の途中に減圧弁や絞り弁をもうけ
て水圧を下げ、あるいは流量を絞つていることが
多い。
しかし、寒冷地においてそれらを使用した場
合、凍結防止のため配管内の水抜きをする際、排
水時間が長くなるとか、残留水によりその部分で
凍結して、次に水を出す際、水が出ないという事
故につながるため使用できず、実際には蛇口を閉
じる際、ウオーターハンマーが起こらないよう、
気を付けてゆつくり閉めるとか、あるいは多少の
不経済さや不便さは我慢して蛇口を操作する、と
いうのが現状であつた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は以上の点に鑑み、屋内配管の水抜き用
として一般的に用いられているドレンバルブ自体
に減圧機能を有せしめることにより、上記の一切
の欠陥を除去した装置を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) そのため本考案は、上下端に開口した弁箱内に
上から順に第1乃至第3シリンダをもうけ、側方
には第1シリンダと第2シリンダ間に流入口を、
第2シリンダと第3シリンダ間に流出口をもう
け、下端開放口を排水口とし、上記各シリンダを
摺動するリング状パツキンを装着したピストン
と、ハンドル等に連結される操作桿とを間にピス
トンに上省力を与えるようにバネを介在させて可
動的に連結し、さらに上記ピストンに下降力を与
えるべく、流出口からピストン上端に至る通路を
ピストン内にもうけて二次圧を導入し、上記バネ
と二次圧とによりピストンを上下動させて減圧機
能を有せしめると共に、ハンドル操作またはモー
ターの駆動力による下降力をピストンに与えて排
水状態にさせるようにしたものである。
(作用) 前述下ように本考案においては、ドレンバルブ
としての従来の機能を有しつつ、操作桿に連結さ
れるピストンがバネによる上昇力と二次圧による
下降力により上下動して減圧機能を発揮するとい
う、従来のない装置を提供できるため、配管内に
別個に減圧弁をもうける必要がなく、従つて経費
節減、わずらわしい水抜き不要となり、高圧地域
においても安心して蛇口操作ができ、適正な水量
が得られるものである。
(実施例) 次に本考案を図面に掲げる実施例に即して説明
する。
第1図において、弁箱1は側壁上方に、流入口
2、下方に流出口3を、下端を開口して排水口4
をもうけ、内部には上から順に同径の第1乃至第
3シリンダ5,6,7をもうけ、開口した上端に
はストツパー8を介して操作部本体9を接続す
る。操作部本体9内にはハンドル10の回転力に
より上下動するよう、作動用ネジ11を有する操
作桿12を収容する。弁箱1内には上記第1乃至
第3シリンダ5,6,7をそれぞれ摺動する上部
リング状パツキン13、中間リング状パツキン1
4、下部リング状パツキン15を装着したピスト
ン16を収容し、ピストン16の内室17上端に
接続されたバネ押え18と、操作桿12に接続さ
れる支持棒19の鍔部20間に介在するバネ21
を介してピストン16と操作桿12とを上下動自
在に連結する。本実施例においては、ビス22を
取り外して支持棒19の強弱を調整して設定二次
圧を調整できるようにしているが、これはバネ押
え18の上下動により行なうことも可能である。
このときは操作部本体9を弁箱1から取り外して
調整する。さらにピストン16には、上記内室1
7と流出口3を連通すべく、内室17とピストン
16の細径部23に開口する二次水の導入孔24
を穿ち、第1シリンダ5、操作部本体9、および
ピストン16と操作桿12との間に形成される圧
力室25に流出口3側の二次圧を導入する通路を
形成する。なお、26,27,28はそれぞれ弁
箱1と操作部本体9、操作部本体9と操作桿1
2、操作桿12と支持棒19間を密封するための
Oリングである。
図は流出口3の下流側、二次側配管末端にもう
けた蛇口(図面省略)を開いて水を出している状
態つまり通水状態を示しており、流入口2からの
一次水は第2シリンダ6とピストン16との間隙
を通つて一次水より低圧の二次水となり、流出口
3から二次側配管に流れ込み、蛇口から放水され
ている。流出口3側の二次水はまた、導入孔2
4、内室17を通つて圧力室25内に入り込み、
ピストン16に下降力を与えており、バネ21の
上昇力と釣り合つているが、この状態から蛇口を
更に開くと、二次圧が低下するためピストン16
に対する下降力が減少し、バネ21に押圧されて
ピストン16は上昇し、流量を増大する。反対に
蛇口を閉じていくと二次圧が増大し、バネ21を
圧縮しながらピストン16は下降し、流量を減少
させていく。蛇口を閉じ切つたとき、すなわち停
水状態のとき二次圧は最大になり、中間リング状
パツキン14が第2シリンダ6に密着し、上部リ
ング状パツキン13とにより流入口2からの一次
水を遮断する。このときの二次圧が設定圧になる
よう、あらかじめ支持棒19によりバネ21の強
さを設定しておけばよい。支持棒19を上昇させ
てバネ21を圧縮させるようにすれば設定二次圧
は増大し、反対に支持棒19を下降させてバネ2
1を伸張させるようにすれば設定二次圧は低下す
る。第1シリンダ5と第2シリンダ6とは同径を
有しているため、上部リング状パツキン13と中
間リング状パツキン14には互いに逆向きに等し
い水圧力が作用しており、従つて一次圧が変動し
てもピストン16には上昇力あるいは下降力が働
かず、二次圧が変動することもない。つまり完全
に減圧弁としての機能を有するものである。勿論
この状態では下部リング状パツキン15は第3シ
リンダ7からまだ離脱していない。第1シリンダ
5と第2シリンダ6とは同径に構成することが基
本であり、望ましいが、第3シリンダ7は第1、
第2シリンダ5,6よりも少径に構成することも
できる。
次に図の通水状態から二次側配管内の水を抜き
たいときには、ハンドル10を回転させて操作桿
12を下降させて行けば良く、バネ21のピスト
ン16に対する上昇力が減少し、さらには操作桿
12に押圧されてピストン16も下降し、まず中
間リング状パツキン14が第2シリンダ6に密着
して流入口2からの一次水を遮断し、さらに下降
して操作桿12がストツパー8に当接して下降を
停止したときには、下部リング状パツキン15が
シリンダ7から完全に離脱して、二次側配管内の
水は排水口4から排水パイプ(図面省略)等へと
排出され、さらに圧力室25および内室17内の
残留水も導入孔24を通つて排水口4から排出さ
れる。つまり、排水状態となる。このときにも一
次圧は上部リング状パツキン13、中間リング状
パツキン14に互いに逆向きに等しく作用してお
り、また二次圧は零になつているため、ピストン
16には水圧による上昇力および下降力が働くこ
となく、バネ21により操作桿12に押圧された
まま排水状態を保持している。
次に、第2図について説明する。
第2図は本考案の他の実施例を示す、やはり通
水状態における縦断面図であり、第1図との相違
点は以下のとおりである。なお、第1図と同様な
部分には、以下同じ符号を符している。
本実施例においては、操作桿12をネジにより
上下動させるのではなく、操作桿12を介在して
対峙するカム29に、ピン30により連結され、
カム29と一体に形成されたハンドル10の垂直
方向の回転動により上下動するようにしている。
カム29は、操作部本体9の下方摺動面31、お
よび、その上方にカム29を介在して対峙する突
出部32にもうける上方摺動面33の両摺動面に
より上下動が制限されており、従つてハンドル1
0を図で左垂直方向に回転させると、カム29も
その中心を左右方向に移動しながら回転し、同時
に操作桿12は操作部本体9内を回転することな
く下降することになる。第1図のように操作桿1
2と支持棒19を分離せず、一体に形成してお
り、支持棒19の先端にもうけた数個の溝34に
装着されたEリング35の位置を変えることによ
りバネの強弱を変更するようにしている。弁箱1
には流出口3と圧力室25を連通する弁箱側導入
孔36をもうけ、ピストン16内にもうけた導入
孔24とともに二次圧を導入する通路を形成す
る。弁箱側導入孔36をもうけることにより、排
水時、圧力室25および内室17内の水もよりス
ムーズに排水できるという効果もあるが、圧力室
25内や内室17内の水残りがさほど心配ない場
合は、ピストン16にもうける導入孔を省略する
こともできる。なお、操作桿12の最上昇および
最下降位置はカム29自体により決定されるの
で、第1図のようなストツパー8は必要としな
い。また、操作桿12とピン30およびカム29
は同一軸心上に位置しているため、操作桿12の
上昇力および下降力がカム29の回転力として働
かず、従つてバネ21、あるいは二次圧により操
作桿12が自然に上昇、下降する、いわゆる自走
は起こらない。ハンドル10は180゜回転して開閉
の位置決定をするため、操作が簡単で開閉の位置
を目で確認しやすい、という利点もある。その他
の作動態様は第1図の実施例とほぼ同様である。
なお、上記実施例では手動ハンドルによりハンド
ル操作をする場合について示したが、これはモー
ター等の駆動力を用い、スイツチ操作により電気
的に遠隔操作することもできる。
(考案の効果) 以上のように本考案においては、ドレンバルブ
自体に減圧機能を有せしめたので、高圧箇所にお
いても配管途中に別体に減圧弁や絞り弁をもうけ
ることなく、ウオーターハンマーによる事故や水
のむだ使い、あるいは蛇口を操作する際の不便さ
を解消することができ、排水口を最下端部にもう
けているので二次側配管内または弁箱内の水を完
全に、かつすみやかに排水することが可能とな
り、さらには、従来既設されているドレンバルブ
の弁箱をそのまま使用して、すなわち既設配管を
分解することなしに、操作部本体、操作桿、ピス
トン等を交換するだけで容易に減圧機能を有せし
めることも可能になる、等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す、通水状態に
おける縦断面図であり、第2図は本考案の他の実
施例を示す、やはり通水状態における縦断面図で
ある。 1は弁箱、2は流入口、3は流出口、4は排水
口、5,6,7は第1乃至第3シリンダ、9は操
作部本体、12は操作桿、13は上部リング状パ
ツキン、14は中間リング状パツキン、15は下
部リング状パツキン、16はピストン、21はバ
ネ、24は導入孔、25は圧力室である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下端を開口した弁箱1の内部に、上から順に
    第1シリンダ、第2シリンダ、第3シリンダをも
    うけ、側方には、上記第1シリンダと第2シリン
    ダ間に流入口を、第2シリンダ、第3シリンダ間
    に流出口を開口してもうけ、下端開放口を排水口
    とし、前記弁箱の上端開口には操作部本体を接続
    して内部に操作桿を昇降自在に挿入し、前記弁箱
    内には、前記第1シリンダを摺動する上部リング
    状パツキン、第2シリンダを摺動する中間リング
    状パツキン、第3シリンダを摺動する下部リング
    状パツキンを装着するピストンを収容し、ピスト
    ン内の上方空間部に形成する内室に前記操作桿の
    下方部を挿入して、両者間にバネを介在させて可
    動的に連結し、さらに前記中間リング状パツキン
    と下端リング状パツキン間から前記内室に至る二
    次圧の導入孔をもうけて、前記操作桿とピストン
    間に形成する圧力室と導通させたことを特徴とす
    る減圧型ドレンバルブ。
JP13434782U 1982-09-03 1982-09-03 減圧型ドレンバルブ Granted JPS5937471U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13434782U JPS5937471U (ja) 1982-09-03 1982-09-03 減圧型ドレンバルブ

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JP13434782U JPS5937471U (ja) 1982-09-03 1982-09-03 減圧型ドレンバルブ

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Publication Number Publication Date
JPS5937471U JPS5937471U (ja) 1984-03-09
JPH0213813Y2 true JPH0213813Y2 (ja) 1990-04-16

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JP13434782U Granted JPS5937471U (ja) 1982-09-03 1982-09-03 減圧型ドレンバルブ

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