JP2002349490A - 流体機械の車室構造 - Google Patents

流体機械の車室構造

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JP2002349490A
JP2002349490A JP2001152000A JP2001152000A JP2002349490A JP 2002349490 A JP2002349490 A JP 2002349490A JP 2001152000 A JP2001152000 A JP 2001152000A JP 2001152000 A JP2001152000 A JP 2001152000A JP 2002349490 A JP2002349490 A JP 2002349490A
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JP
Japan
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casing
fluid machine
casings
block body
vehicle compartment
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JP2001152000A
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Inventor
Sachiko Matsumoto
幸子 松本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工性を向上させて生産性を高めることがで
きると共に車室の小型化も容易に図れる流体機械の車室
構造を提供する。 【解決手段】 上下二つ割りの水平分割型のケーシング
1A,1Bを有した流体機械において、前記ケーシング
端部のストレート部内面にリング状のブロック体2をケ
ーシング1A,1B側に形成した凹部6とブロック体2
側に形成した凸部7との嵌合により取り付け、このブロ
ック体2の内面に軸受4及び軸封装置5を介して回転軸
3を支持させ、かつ前記上下のケーシング相互をフラン
ジ9a,9b部でボルト10で締結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般の産業分野に
用いられるポンプ、圧縮機、水車、蒸気タービン及びガ
スタービン等流体機械の車室構造に係り、一層詳細には
上下二つ割りの水平分割型のケーシングを有した流体機
械の車室構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種流体機械の車室構造として、例え
ば図4に示すようなものがある。これによれば、上下二
つ割りの水平分割型のケーシング100A,100Bが鋳造で作
製され、これらケーシング100A,100Bの両端部に一体形
成されて回転軸(主軸)101 の軸受102 や軸封装置(メ
カニカルシールやパッキン等)103 を支持する厚肉部10
0a,100bには、軸封及び潤滑のためのガスや油の供給ラ
イン(流体通路)104a,104bが形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな車室構造にあっては、ケーシング100A,100Bに一体
形成された厚肉部100a,100bにガスや油の供給ライン104
a,104bを穴加工により形成するため、鋳造製で重量物で
あるケーシング100A,100Bを適宜反転(方向転換)させ
ながら機械加工しなければならないと共に、同じように
してこれらの供給ライン104a,104bへ外部配管を溶接等
しなければならず、その各々の作業に非常に手間がかか
ると共に、特に大型の車室にあっては作業者の負担も多
大でかつ安全性確保にも留意しなければならないという
問題点があった。
【0004】また、前記供給ライン104a,104bの穴加工
は煩雑な機械加工となるため、大型の車室では工具等の
スペース的な制約も受けず多方向から比較的容易に加工
できるが、小型の車室では反対に工具等のスペース的な
制約を受けて加工しづらいことから、車室の小型化には
自ずと限界があるという不具合もあった。
【0005】本発明は、前述した状況に鑑みてなされた
もので、加工性を向上させて生産性を高めることができ
ると共に車室の小型化も容易に図れる流体機械の車室構
造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
めの本発明に係る流体機械の車室構造は、上下二つ割り
の水平分割型のケーシングを有した流体機械において、
前記ケーシング端部のストレート部内面にリング状のブ
ロック体を凹凸の嵌合部を介して取り付け、このブロッ
ク体の内面に軸受及び軸封装置を介して回転軸を支持さ
せ、かつ前記上下のケーシング相互を締結手段で締結し
たことを特徴とする。
【0007】また、前記ケーシングのブロック体嵌合部
外面にリブを突設したことを特徴とする。
【0008】また、前記ブロック体に軸封及び潤滑のた
めのガスや油等の流体通路を形成したことを特徴とす
る。
【0009】また、前記ケーシングは鋼板製であること
を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る流体機械の車
室構造を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
【0011】[実施例]図1は本発明の一実施例を示す
流体機械の車室構造の縦断正面図、図2は同じく側面
図、図3は同じく鋼板製ケーシングの不具合を示す説明
図である。
【0012】図1及び図2に示すように、半割りのスト
レート筒状に形成された水平分割型ケーシング1A,1
Bの左,右両端部の内周面にリング状のブロック体2が
取り付けられる。そして、この各ブロック体2の内周面
に軸受4及び軸封装置(メカニカルシールやパッキン
等)5を介して回転軸(主軸)3を支持させて、前記ケ
ーシング1A,1B相互がフランジ9a,9b部におい
て締結手段としてのボルト10で締結される。
【0013】また、前記ケーシング1A,1Bは鋼板製
からなり、そのブロック体取付部の内周面には溝状凹部
6a,6bが周方向に形成され、この溝状凹部6a,6
bに前記ブロック体2外周面の周方向に形成した環状凸
部7を嵌合させることで、同ケーシング1A,1Bと各
ブロック体2とが一体的に組み付けられるようになって
いる。
【0014】また、前記ケーシング1A,1Bのブロッ
ク体取付部の外周面には、前記溝状凹部6a,6bと環
状凸部7との嵌合部を跨ぐようにして、軸方向に長い補
強用リブ8a,8bが周方向に所定間隔離間して複数
(図示例では三個宛)溶接等により取り付けられる。
【0015】また、前記ブロック体2は鍛造製からな
り、その内部に軸封及び潤滑のためのガスや油の供給ラ
イン(流体通路)11が形成される。
【0016】このようにして、本実施例では、車室を半
割りのストレート筒状に形成されたケーシング1A,1
Bとリング状のブロック体2とに分割形成し、同ブロッ
ク体2にガスや油の供給ライン11を形成するようにし
たので、ブロック体2をケーシング1A,1Bに組み付
けない状態で供給ライン11の穴加工(機械加工)を行
うことができ、工具等のスペース的な制約を受けずに多
方向から自在に加工することが可能となり、その作業性
(加工性)や安全性が向上される。
【0017】また、供給ライン11(ブロック体2)へ
の外部配管の溶接等も容易に行える。更に、ケーシング
1A,1Bとブロック体2の形状が単純化されるので、
それ自体の加工も容易である。更にまた、ケーシング1
A,1Bとブロック体2を同時進行で加工できる。
【0018】これらの結果、車室の生産性が高まり、作
業日程の短縮が図れると共にコストダウンが図れる。
【0019】また、ケーシング1A,1Bがストレート
筒状に形成されてこれに直にブロック体2を嵌合するよ
うにしたので、車室の径寸法の不必要な増大は無く、却
って前述したように分割形成したことによるブロック体
2における穴加工の容易さと相俟って、車室の小型化
(例えば、車室内径が約1.5m以内)が容易に図れ
る。
【0020】また、本実施例では、ケーシング1A,1
Bが鋼板製であるため、車室の薄肉・軽量化が図れる。
そして、この薄肉化した際のケーシング1A,1B端部
の浮き上がり現象はリブ8の補強効果で抑制される。
【0021】つまり、図3に示すように、ストレート筒
状に形成されたケーシング1A,1Bを単に薄肉化した
場合には、機内圧(図中等長の矢印群参照)により溝状
凹部6a,6bと環状凸部7との嵌合部には多大な応力
がかかり、図3中二点鎖線と矢印で示すような口開き現
象(ケーシング1A,1B端部の浮き上がり現象)が起
きて機内の流体が洩れることになるが、本実施例では、
この現象がリブ8で効果的に抑制されるのである。
【0022】尚、本発明は上記実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であるこ
とはいうまでもない。例えば、ケーシング1A,1Bは
鋼板製に限らず鋳造製でも良く、この場合肉厚によって
はリブ8を形成しなくても良い。また、供給ライン11
はブロック体2に形成せずに、他の手段で軸封及び潤滑
のためのガスや油を供給するようにしても良い。また、
溝状凹部6a,6bをブロック体2側に形成し環状凸部
7をケーシング1A,1B側に形成しても良い。また、
リブ8や凹凸の嵌合部の形状や個数の変更も可能であ
る。
【0023】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて詳細に説明した
ように、本発明の請求項1に係る発明は、上下二つ割り
の水平分割型のケーシングを有した流体機械において、
前記ケーシング端部のストレート部内面にリング状のブ
ロック体を凹凸の嵌合部を介して取り付け、このブロッ
ク体の内面に軸受及び軸封装置を介して回転軸を支持さ
せ、かつ前記上下のケーシング相互を締結手段で締結し
たので、加工性を向上させて生産性を高めることができ
ると共に車室の小型化も容易に図れる。
【0024】本発明の請求項2に係る発明は、前記ケー
シングのブロック体嵌合部外面にリブを突設したので、
ケーシングを薄肉化した際のケーシング端部の浮き上が
り現象が抑制される。
【0025】本発明の請求項3に係る発明は、前記ブロ
ック体に軸封及び潤滑のためのガスや油等の流体通路を
形成したので、流体通路の穴加工が工具等のスペース的
な制約を受けずに多方向から自在に加工することが可能
となり、その作業性(加工性)や安全性が向上される。
【0026】本発明の請求項4に係る発明は、前記ケー
シングは鋼板製であるので、車室の薄肉・軽量化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す流体機械の車室構造の
縦断正面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく鋼板製ケーシングの不具合を示す説明図
である。
【図4】従来例の流体機械の車室構造の縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
1A,1B ケーシング 2 ブロック体 3 回転軸 4 軸受 5 軸封装置 6 凹部 7 凸部 8 リブ 9a,9b フランジ 10 ボルト 11 供給ライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下二つ割りの水平分割型のケーシング
    を有した流体機械において、前記ケーシング端部のスト
    レート部内面にリング状のブロック体を凹凸の嵌合部を
    介して取り付け、このブロック体の内面に軸受及び軸封
    装置を介して回転軸を支持させ、かつ前記上下のケーシ
    ング相互を締結手段で締結したことを特徴とする流体機
    械の車室構造。
  2. 【請求項2】 前記ケーシングのブロック体嵌合部外面
    にリブを突設したことを特徴とする請求項1記載の水平
    分割型流体機械の車室構造。
  3. 【請求項3】 前記ブロック体に軸封及び潤滑のための
    ガスや油等の流体通路を形成したことを特徴とする請求
    項1又は2記載の水平分割型流体機械の車室構造。
  4. 【請求項4】 前記ケーシングは鋼板製であることを特
    徴とする請求項1,2又は3記載の水平分割型流体機械
    の車室構造。
JP2001152000A 2001-05-22 2001-05-22 流体機械の車室構造 Pending JP2002349490A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007327448A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車室構造
US8215937B2 (en) 2006-07-19 2012-07-10 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Fluid machine with divided housing
CN104033194A (zh) * 2014-05-21 2014-09-10 杭州中能汽轮动力有限公司 一种双拉杆自润滑平衡式旋转隔板

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