JPH073871A - ボックスカルバートの搬送方法及びその搬送装置 - Google Patents

ボックスカルバートの搬送方法及びその搬送装置

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JPH073871A
JPH073871A JP17476693A JP17476693A JPH073871A JP H073871 A JPH073871 A JP H073871A JP 17476693 A JP17476693 A JP 17476693A JP 17476693 A JP17476693 A JP 17476693A JP H073871 A JPH073871 A JP H073871A
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JP
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lift
box culvert
moving wheels
traveling carriage
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JP17476693A
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Yasuhiro Furukawa
康博 古川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 掘削形成した坑道用地内で、ボックスカルバ
ートを所定位置まで搬送し、既設置のものに密接状態で
据え付けできるようにする。 【構成】 走行台車本体10の前方左右に拡開閉塞自在
となる一対のガイドフレーム11を設け、このガイドフ
レーム11の前方に昇降自在となるリフト架台13を架
設する。このリフト架台13を介してボックスカルバー
トCの底部側面を両側から挟持せしめて持ち上げ、走行
台車本体10の後部に回動自在なるキャスター16を取
り付け、ガイドフレーム11前方には前後用動輪15
と、ガイドフレーム11に対し昇降自在となる横移動用
動輪17とを設けて各々3点支持と成すように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共同溝、下水道、地下
坑道、地下鉄工事等に使用するボックスカルバートを設
置位置まで搬送し、据え付けるもので、構築すべき掘削
坑道の路床に沿って搬入し、所定の据え付け位置に適確
に載置するためのボックスカルバートの搬送方法及びそ
の搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の地下坑道を構築するに際
し、掘削した坑道用地内での現場コンクリート打ちが極
めて面倒であったことを解消すべく、角筒上のボックス
カルバートを連続的に設置し、各種の坑道として使用す
ることが行なわれている。このボックスカルバートの設
置に際しては、設置現場で掘削した坑道用地内であっ
て、坑道に沿っているコンクリート路床の左右に掘削し
た搬送用溝内にレールを敷設しておき、このレールによ
って案内走行される走行台車上に前記ボックスカルバー
トを昇降させる昇降台を備えたものである。
【0003】そのため、掘削形成した坑道用地内にレー
ル敷設のための余分な搬送用溝を形成することなく、坑
道用地内での走行そのものによって所定位置まで搬入で
き、しかも既設置のボックスカルバートに密接状態で連
続据え付けできる搬送方法及びその搬送装置が各種提案
されている。この搬送方法を実施するためのボックスカ
ルバートの搬送装置にあっては、ボックスカルバートの
内方に、適宜リフト機構を有する台脚を進入させ、支持
テーブルを介してこのボックスカルバートを持ち上げ、
掘削形成された坑道用地の路床上を走行搬送し、据え付
けるものとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この搬送装
置によると、ボックスカルバートの走行台車本体に対す
る固定性が悪く、走行中での支持テーブルのボックスカ
ルバート内における支持部を支点にしたボックスカルバ
ート全体の横振れ揺動、または横摺りに伴い、据え付け
位置決めの不正確さと煩雑さを生じさせ易い。また、据
え付けるべき位置に対する、回転位相での位置合わせ及
び横送りでの位置合わせ等の微調整機構、更に各種動輪
の引上げ機構等の極めて煩雑な機械的構成を要するもの
である。
【0005】そこで、本発明は、叙上の如く従来存した
諸事情に鑑み創出されたもので、比較的単純なリフト機
構により、主として小型のボックスカルバートの搬送装
置への固定性を向上せしめ、極めて簡単で能率的で且つ
安価な機械的構成でもつて据え付け位置での正確な位置
決めができ、さらに既設置のボックスカルバートに密接
状態でも何等余分な位置合わせのための機械的操作や手
間を掛ける必要なく連続据え付けできるボックスカルバ
ートの搬送方法及びその搬送装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係るボックスカルバートの搬送方法にあ
っては、走行台車本体10の前方左右に適宜拡開閉塞自
在となるようにガイドフレーム11を対向突設し、この
ガイドフレーム11間の空間凹所P内に搬送すべきボッ
クスカルバートCを導入せしめ、左右ガイドフレーム1
1の前方に適宜昇降自在となるように一対のリフト架台
13を架設し、このリフト架台13を介して前記ボック
スカルバートCの底部側面を両側から挟持せしめると共
に前記リフト架台13を持ち上げ、掘削形成された坑道
用地の路床上を走行台車本体10の前記左右のガイドフ
レーム11前部に各々突出した前後用動輪15及び走行
台車本体10の後部中央に設けた回動自在なるキャスタ
ー16により3点支持の状態で走行搬送し、既設置のボ
ックスカルバートCの密接状態で、据え付けるべき位置
に対しての回転位相での位置合わせ微調整と横送り位相
でのシフト位置合わせ微調整とを、前記キャスター16
を浮遊支点にしこれと共同作用する前後用動輪15また
は横移動用動輪17のタイミング的な正逆転動により位
置決めした後、前記リフト架台13を下降してボックス
カルバートCを路床面に下ろし、このリフト架台13を
拡開退避せしめたことを特徴としたものである。
【0007】また、この搬送方法を実施するためのボッ
クスカルバートの搬送装置にあっては、走行台車本体1
0の前方左右に適宜拡開閉塞自在となるようにガイドフ
レーム11を対向突設し、このガイドフレーム11間の
空間凹所P内に搬送すべきボックスカルバートCを導入
せしめ、左右ガイドフレーム11の前方に適宜昇降自在
となるように一対のリフト架台13を架設し、前記ガイ
ドフレーム11前方に連設した左右一対の横移動用動輪
17をこの前後用動輪15よりも下方向に顕出せしめて
接地し走行台車本体10を前記キャスター16とこの横
移動用動輪17とにより3点支持の状態と成し、この横
移動用動輪17を回転せしめて前記リフト架台13を閉
塞し前記ボックスカルバートCの底部側面を両側から挟
持せしめると共に前記リフト架台13を持ち上げ、前記
横移動用動輪17を上昇退避せしめて、掘削形成された
坑道用地の路床上を走行台車本体10の前記左右のガイ
ドフレーム11前部に各々突出した前後用動輪15及び
走行台車本体10の後部中央に設けた回動自在なるキャ
スター16により3点支持の状態で走行搬送し、据え付
け位置では前記ガイドフレーム11前方に連設した左右
一対の横移動用動輪17をこの前後用動輪15よりも下
方向に顕出せしめて接置し走行台車本体10を前記キャ
スター16とこの横移動用動輪17とにより3点支持の
状態と成し、既設置のボックスカルバートCの密接状態
で横移動用動輪17を駆動せしめることで、据え付ける
べき位置に対しての回転位相での位置合わせ微調整と横
送り位相でのシフト位置合わせ微調整とを前記キャスタ
ー16を浮遊支点にし、この横移動用動輪17と共同作
用させて位置決めした後、前記リフト架台13を下降し
てボックスカルバートCを路床面に下ろし、このリフト
架台13を拡開退避せしめたことを特徴としたものであ
る。
【0008】そして、走行台車本体10の空間凹所Pを
形成する左右ガイドフレーム11の前方の前後用動輪1
5を、駆動モータ21により前記ガイドフレーム11内
に装備した主動チェーン22と連繋歯車23及び駆動チ
ェーン24を介して回転駆動せしめると共に、この連繋
歯車23の歯側部に突設したベベルギヤ25とユニバー
サルジョイント26の一端に取り付けたベベルギヤ27
とを噛合せしめこのユニバーサルジョイント26の他端
の連繋歯車28を横移動用動輪17に駆動チェーン29
を介して連繋せしめる一方、この横移動用動輪17を固
定した筐体20上部にはこの横移動用動輪17を前記前
後用動輪15に対し上位及び下位に亘る昇降ストローク
をもって移動すべく適宜横移動用動輪17昇降用のシリ
ンダー30を内設する他方、前記ガイドフレーム11の
前後用動輪15側にはリフト用シリンダー31を介して
一対のリフト架台13が適宜昇降自在となるようにリフ
ト機構部12を設け、更に左右のリフト架台13と共に
ガイドフレーム11自体を、筐体40側に張設したクロ
スアーム32を介して連繋した処の幅決めシリンダー機
構33と前記横移動用動輪17により適宜拡開閉塞自在
と成し、このリフト架台13の下側に内向突出した係架
用爪部14を介して前記ボックスカルバートCの底部側
面を両側から滑り込ませて挟持せしめ、前記リフト架台
13を持ち上げることを特徴とする。
【0009】また、走行台車本体10の前方左右に適宜
拡開閉塞自在となるように対向突設したガイドフレーム
11間の空間凹所P内に、搬送すべきボックスカルバー
トCを導入せしめこの左右ガイドフレーム11の前方に
適宜昇降自在となるように一対のリフト架台13を架設
し、このリフト架台13を介して前記ボックスカルバー
トCの底部側面を両側から挟持せしめると共に前記リフ
ト架台13を持ち上げ、掘削形成された坑道用地の路床
上を走行台車本体10の前記左右のガイドフレーム11
前部に各々突出した前後用動輪15及び走行台車本体1
0の後部中央に設けた回動自在なるキャスター16によ
り3点支持の状態で走行搬送し、走行台車本体10の後
部キャスタ16側の筐体40には前記駆動モータ21を
回転駆動するためのバッテリー41と、前記リフト用シ
リンダー31と適宜横移動用動輪17昇降用のシリンダ
ー30を電磁弁42を介して選択的に昇降駆動するため
の油圧ポンプ43とを装備せしめ、これらを電気制御盤
44でもって操作すべく成してある。
【0010】更に、前記ガイドフレーム11間の空間凹
所P内にボックスカルバートCを導入した際にこれを衝
接停止するためのストッパー45を前記筐体40前壁に
設けてあり、このストッパー45を前記駆動モータ21
のマイクロスイッチ(図示せず)と連動するように設け
てもよい。また、前記電気制御盤44を図示を省略した
リモートコントロール装置46にて遠隔操作し指示制御
してもよい。
【0011】
【作用】本発明に係るボックスカルバートの搬送方法及
びその搬送装置にあって、搬送すべきボックスカルバー
トCの後方からの走行台車本体10の前進走行は、キャ
スター16と左右一対のガイドフレーム11の前側にあ
る前後用動輪15との3点支持の状態で駆動モータ21
により行ない、走行台車本体10前方に突設した左右ガ
イドフレーム11間の空間凹所P内にボックスカルバー
トCが位置するまで前進させ、後部の筐体40側のスト
ッパー45により停止させる。
【0012】前記ガイドフレーム11前方に連設した左
右一対の横移動用動輪17をシリンダー30により前後
用動輪15よりも下方向に顕出せしめて接地し、走行車
本体10を前記キャスター16とこの横移動用動輪17
とにより3点支持の状態とし、駆動モータ21、主動チ
ェーン22、連繋歯車23、ベベルギヤ25,27、ユ
ニバーサルジョイント26、連繋歯車28、駆動チェー
ン29を介してこの横移動用動輪17を逆位相で回転さ
せて幅決めシリンダー機構33の規制のもとでリフト架
台13を同一ピッチで閉塞し、係架用爪部14で抱える
ようにボックスカルバートCを底部側面の両側から挟持
せしめると共に電磁弁42と油圧ポンプ43の圧力動作
でリフト機構部12のリフト用シリンダー31を作動さ
せてこのボックスカルバートCを持ち上げる。
【0013】然る後、油圧ポンプ43、電磁弁42、シ
リンダー30により横移動用動輪17を固定した筺体2
0を上昇させてこの横移動用動輪17を退避させ、走行
台車本体10をキャスター16と前後用動輪15との3
点支持に代えて、据え付け位置まで走行搬送する。
【0014】据え付け位置では前記横移動用動輪17を
前後用動輪15よりも下方向に顕出せしめて接地させ走
行台車本体10を前記キャスター16と横移動用動輪1
7とにより3点支持の状態と成し、既設置のボックスカ
ルバートCに密接状態で横移動用動輪17を同位相で転
動させて、この浮遊支点であるキャスター16との共同
作用にて位置決めした後、前記リフト架台13を下降し
てボックスカルバートCを路床面に下ろし、このリフト
架台13を前記横移動用動輪17の逆位相回転により拡
開退避させる。
【0015】このように据え付けるべき位置に対しての
回転位相での位置合わせ微調整と横送り位相でのシフト
位置合わせ微調整とを前記キャスター16との共同作用
にて前後用動輪15または横移動用動輪17をタイミン
グ的に回転し位置決めすることで行わせる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る搬送方法
及びその搬送装置の一実施例を説明するに、図において
示される符号10は所定のボックスカルバートCを埋設
すべく掘削された坑道用地の路床上を走行する走行台車
本体であり、この走行台車本体10の筺体40の略中央
底部には回動自在にキャスター16を支承してあり、筺
体40の左右前方にはガイドフレーム11を対向形成
し、その間に搬送すべきボックスカルバートCを導入せ
しめるための空間凹所Pを形成してある。またガイドフ
レーム11にはリフト用シリンダー31を有するリフト
機構部12により適宜昇降自在となるようにリフト架台
13を架設してあり、このリフト架台13下部には内側
に向けて係架用爪部14を形成してある。このように前
記左右ガイドフレーム11の前方にこのガイドフレーム
11に対しリフト用シリンダー31の動作により適宜昇
降自在となるように一対のリフト架台13を架設してあ
るので、このリフト架台13でもって前記ボックスカル
バートCの底部側面を両側から抱えるように挟持せし
め、前記リフト用シリンダー31の駆動でこのリフト架
台を持ち上げることができる(図3、図5参照)。
【0017】図1、図5に示すように、前記ガイドフレ
ーム11の前方には走行台車本体10が前記後部キャス
ター16と共に3点支持の状態となるように前後用動輪
15を左右に装着してあり、駆動モータ21によりこの
ガイドフレーム11内に装備した主動チェーン22と連
繋歯車23および駆動チェーン24を介して転動せしめ
ると共に、この連繋歯車23の歯側部に突設したベベル
ギヤ25とユニバーサルジョイント26の一端に取り付
けたベベルギヤ27とを噛合せしめこのユニバーサルジ
ョイント26の他端の連繋歯車28を、前記前後用動輪
15前方に付設した横移動用シリンダー機構Sの上下ス
ライド可能な筺体20に装着した横移動用動輪17に駆
動チェーン29を介して連繋してある。この左右の横移
動用動輪17は前記後部キャスター16と共に3点支持
の状態を保持するもので、また横移動用動輪17の昇降
動作は前記前後用動輪15に対し上位および下位に亘る
昇降ストロークにて昇降移動する筺体20に装着し、こ
の筺体20の上部にシリンダー30を内設することで行
なわれる。また、前記ガイドフレーム11はヒンジ機構
としてのクロスアーム32を介して筺体40側壁面に付
設した幅決めシリンダー機構33に連繋してあり、前記
横移動用動輪17の逆位相での転動により搬送するボッ
クスカルバートCの幅員に対応すべく適宜幅決め調整す
べく成してある(図3、図5中矢標A乃至B参照)。
【0018】前記の後部キャスター16側の筺体40に
は前記駆動モータ21を回転駆動するためのバッテリー
41と、前記リフト用シリンダー31と適宜横移動用動
輪17昇降用のシリンダー30を電磁弁42を介して選
択的に昇降駆動するための油圧ポンプ43とを集約的に
装備せしめ、これらを電気制御盤44でもって操作すべ
く成してある。また、前記電気制御盤44をリモートコ
ントロール装置46にて遠隔操作してもよい(図1、図
6参照)。このように横移動用動輪17と前後用動輪1
5との間の切り替え動作はこの横移動用動輪17だけを
昇降用のシリンダー30機構によって定位置にある前後
用動輪15よりも下方に降し接地するかまたは上昇退避
するのみで行ない得る。更に、後部キャスター16側の
単一の筺体40内には前記駆動モータ21を回転駆動す
るためのバッテリー41と、前記リフト用シリンダー3
1と適宜横移動用動輪17昇降用のシリンダー30を電
磁弁42を介して選択的に昇降駆動するための油圧ポン
プ43とを集約的に装備せしめ、これらを電気制御盤4
4でもって操作すべく成してあるので、小型のボックス
カルバートCを積載した時の走行台車本体10全体のバ
ランスモーメントが常時一定に保持される。
【0019】次に、ボックスカルバートCを坑道用地内
で据え付けるに際しての据え付け手順を説明すると、搬
送すべきボックスカルバートCを後方からの走行台車本
体10の走行によってガイドフレーム11の空間凹所P
内に導入させ、図1に示すように、掘削形成された坑道
用地の路床上を走行台車本体10の前記左右のガイドフ
レーム11前部に各々突出した前後用動輪15及び走行
台車本体10の後部中央に設けた回動自在なるキャスタ
ー16により3点支持の状態で走行搬送する。そして、
既設置のボックスカルバートCの密接状態で、前記前後
用動輪15から横移動用動輪17に切り替えてキャスタ
ー16と3点支持の状態となし、据え付けるべき位置に
対しての回転位相での位置合わせ微調整を前記キャスタ
ー16を浮遊支点(このときキャスター16も強制的に
順方向に転動する)とし、横移動用動輪17との共同作
用(図5中矢標Q乃至R)にて行なう。また、横送り位
相でのシフト位置合わせ微調整を前記キャスター16と
の共同作用にて前後用動輪15または横移動用動輪17
をタイミング的に回転し位置決めした後、前記リフト架
台13を下降してボックスカルバートCを所定の路床面
に下ろし既設置のものとの確実な連続接合を行ない、据
え付けを完了する。一連の据え付け作業が終了すると、
走行台車本体10が後退走行し、リフト架台13をボッ
クスカルバートCから抜き出し、搬送すべき次のボック
スカルバートCの後方に待機し、同様な搬送作業を繰り
返す。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
比較的単純なリフト機構により小型のボックスカルバー
トCの搬送装置への固定性を向上せしめ、極めて簡単で
能率的で且つ安価な機械的構成でもつて据え付け位置で
の正確な位置決めができ、さらに既設置のボックスカル
バートCに密接状態でも何等余分な位置合わせのための
機械的操作や手間を掛ける必要なく連続据え付けでき
る。特に、リフト架台13によりボックスカルバートC
の底部側面を両側から抱えるように挟持せしめたので、
掘削形成した坑道用地内で走行台車本体10の自走搬送
中にボックスカルバートC全体の横振れ揺動や横滑りが
なく、据え付け位置決め不正確さや煩雑さを生じない。
【0021】また、走行台車本体10の3点支持に基ず
く後部キャスター16と横移動用動輪17または前後用
動輪15との切り替えタイミング動作だけでボックスカ
ルバートCの据え付け位置がスムーズに設定できるの
で、既設置のボックスカルバートCの密接状態で、据え
付けるべき位置に対しての回転位相での位置合わせ微調
整と横送り位相でのシフト位置合わせ微調整とを同時進
行で何等煩雑な手間や余計な機械的動作機構を要せずに
行ない得る。
【0022】横移動用動輪17と前後用動輪15との間
の切り替え動作はこの横移動用動輪17だけを昇降用の
シリンダー30機構によって定位置にある前後用動輪1
5よりも下方に降し接地するかまたは上昇退避するのみ
で行ない得るので、搬送走行のための前後用動輪15に
対し余計な昇降機構を付与する必要がなく何等機械的物
理的な負担をかけることもない。
【0023】後部キャスター16側の単一の筺体40内
には前記駆動モータ21を回転駆動するためのバッテリ
ー41と、前記リフト用シリンダー31と適宜横移動用
動輪17昇降用のシリンダー30を電磁弁42を介して
選択的に昇降駆動するための油圧ポンプ43とを集約的
に装備せしめ、これらを電気制御盤44でもって操作す
べく成してあるので、ボックスカルバートCを積載した
時の走行台車本体10全体のバランスモーメントが常時
一定に保持され、安定した自走を行い得、また、据え付
け位置に対しての回転位相での位置合わせ微調整と横送
り位相でのシフト位置合わせ微調整との際に何等無理の
ない動作を与えることができる。更にまた、電気制御装
置への振動的影響も軽減される。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における一部切欠側断面図で
ある。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく一部切欠正面図である。
【図4】同じく背面図である。
【図5】図3におけるX−X線断面図である。
【図6】リモートコントロールスイッチを示す平面図で
ある。
【符合の説明】
C ボックスカルバート P 空間凹所 S 横移動用シリンダー機構 10 走行台車本体 11 ガイドフレ
ーム 12 リフト機構部 13 リフト架台 14 係架用爪部 15 前後用動輪 16 キャスター 17 横移動用動
輪 20 筐体 21 駆動モータ 22 主動チェーン 23 連繋歯車 24 駆動チェーン 25 ベベルギヤ 26 ユニバーサルジョイント 27 ベベルギヤ 28 連繋歯車 29 駆動チェー
ン 30 シリンダー 31 リフト用シ
リンダー 32 クロスアーム 33 幅決めシリ
ンダー機構 40 筐体 41 バッテリー 42 電磁弁 43 油圧ポンプ 44 電気制御盤 45 ストッパー 46 リモートコントロール装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行台車本体の前方左右に適宜拡開閉塞
    自在となるようにガイドフレームを対向突設し、このガ
    イドフレーム間の空間凹所内に搬送すべきボックスカル
    バートを導入せしめ、左右ガイドフレームの前方に適宜
    昇降自在となるように一対のリフト架台を架設し、この
    リフト架台を介して前記ボックスカルバートの底部側面
    を両側から挟持せしめると共に前記リフト架台を持ち上
    げ、掘削形成された坑道用地の路床上を走行台車本体の
    前記左右のガイドフレーム前部に各々突出した前後用動
    輪及び走行台車本体の後部中央に設けた回動自在なるキ
    ャスターにより3点支持の状態で走行搬送し、既設置の
    ボックスカルバートの密接状態で、据え付けるべき位置
    に対しての回転位相での位置合わせ微調整と横送り位相
    でのシフト位置合わせ微調整とを、前記キャスターを浮
    遊支点にしこれと共同作用する前後用動輪または横移動
    用動輪のタイミング的な正逆転動により位置決めした
    後、前記リフト架台を下降してボックスカルバートを路
    床面に下ろし、このリフト架台を拡開退避せしめること
    を特徴としたボックスカルバートの搬送方法。
  2. 【請求項2】 走行台車本体の前方左右に適宜拡開閉塞
    自在となるようにガイドフレームを対向突設し、このガ
    イドフレーム間の空間凹所内に搬送すべきボックスカル
    バートを導入せしめ、左右ガイドフレームの前方に適宜
    昇降自在となるように一対のリフト架台を架設し、前記
    ガイドフレーム前方に連設した左右一対の横移動用動輪
    をこの前後用動輪よりも下方向に顕出せしめて接地し走
    行台車本体を前記キャスターとこの横移動用動輪とによ
    り3点支持の状態と成し、この横移動用動輪を回転せし
    めて前記リフト架台を閉塞し前記ボックスカルバートの
    底部側面を両側から挟持せしめると共に前記リフト架台
    を持ち上げ、前記横移動用動輪を上昇退避せしめて、掘
    削形成された坑道用地の路床上を走行台車本体の前記左
    右のガイドフレーム前部に各々突出した前後用動輪及び
    走行台車本体の後部中央に設けた回動自在なるキャスタ
    ーにより3点支持の状態で走行搬送し、据え付け位置で
    は前記ガイドフレーム前方に連設した左右一対の横移動
    用動輪をこの前後用動輪よりも下方向に顕出せしめて接
    地し走行台車本体を前記キャスターとこの横移動用動輪
    とにより3点支持の状態と成し、既設置のボックスカル
    バートの密接状態で横移動用動輪を駆動せしめること
    で、据え付けるべき位置に対しての回転位相での位置合
    わせ微調整と横送り位相でのシフト位置合わせ微調整と
    を、前記キャスターを浮遊支点にしこれと共同作用する
    前後用動輪または横移動用動輪のタイミング的な正逆転
    動により位置決めした後、前記リフト架台を下降してボ
    ックスカルバートを路床面に下ろし、このリフト架台を
    拡開退避せしめたことを特徴とするボックスカルバート
    の搬送装置。
  3. 【請求項3】 走行台車本体の空間凹所を形成する左右
    ガイドフレームの前方の前後用動輪を、駆動モータによ
    り前記ガイドフレーム内に装備した主動チェーンと連繋
    歯車及び駆動チェーンを介して回転駆動せしめると共
    に、この連繋歯車の歯側部に突設したベベルギヤとユニ
    バーサルジョイントの一端に取り付けたベベルギヤとを
    噛合せしめこのユニバーサルジョイントの他端の連繋歯
    車を横移動用動輪に駆動チェーンを介して連繋せしめる
    一方、この横移動用動輪を固定した筐体上部にはこの横
    移動用動輪を前記前後用動輪に対し上位及び下位に亘る
    昇降ストロークをもって移動すべく適宜横移動用動輪昇
    降用のシリンダーを内設する他方、前記ガイドフレーム
    の前後用動輪側にはリフト用シリンダーを介して一対の
    リフト架台が適宜昇降自在となるようにリフト機構部を
    設け、更に左右のリフト架台と共にガイドフレーム自体
    を、筐体側に張設したクロスアームを介して連繋した処
    の幅決めシリンダー機構と前記横移動用動輪により適宜
    拡開閉塞自在と成し、このリフト架台の下側に内向突出
    した係架用爪部を介して前記ボックスカルバートの底部
    側面を両側から滑り込ませて挟持せしめ、前記リフト架
    台を持ち上げるようにしたことを特徴とするボックスカ
    ルバートの搬送装置。
  4. 【請求項4】 走行台車本体の前方左右に拡開閉塞自在
    となるようにガイドフレームを対向突設し、このガイド
    フレーム間の空間凹所内に搬送すべきボックスカルバー
    トを導入せしめ、左右ガイドフレームの前方に適宜昇降
    自在となるように一対のリフト架台を架設し、このリフ
    ト架台を介して前記ボックスカルバートの底部側面を両
    側から挟持せしめると共に前記リフト架台を持ち上げ、
    掘削形成された坑道用地の路床上を走行台車本体の前記
    左右のガイドフレーム前部に各々突出した前後用動輪及
    び走行台車本体の後部中央に設けた回動自在なるキャス
    ターにより3点支持の状態で走行搬送し、走行台車本体
    の後部キャスター側の筐体には前記駆動モータを回転駆
    動するためのバッテリーと、前記リフト用シリンダーと
    適宜横移動用動輪昇降用のシリンダーを電磁弁を介して
    選択的に昇降駆動する為の油圧ポンプとを装備せしめ、
    これらを電気制御盤でもって操作すべく成したことを特
    徴とするボックスカルバートの搬送装置。
JP17476693A 1993-06-21 1993-06-21 ボックスカルバートの搬送方法及びその搬送装置 Pending JPH073871A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011153473A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Asahi Concrete Works Co Ltd 搬送据付装置及びコンクリート製品の据付方法
JP2012036600A (ja) * 2010-08-05 2012-02-23 Nihon Kogyo Co Ltd プレキャストコンクリートブロックの据付装置、および据付工法

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