JP2003055939A - 水路構造物の構築装置及び構築方法 - Google Patents

水路構造物の構築装置及び構築方法

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JP2003055939A JP2001247356A JP2001247356A JP2003055939A JP 2003055939 A JP2003055939 A JP 2003055939A JP 2001247356 A JP2001247356 A JP 2001247356A JP 2001247356 A JP2001247356 A JP 2001247356A JP 2003055939 A JP2003055939 A JP 2003055939A
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Hirohisa Mizutani
洋久 水谷
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MIZUTANI KENSETSU KOGYO KK
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MIZUTANI KENSETSU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対となるL型ブロックの相対距離を一定に保
持した状態で移動させ、所定位置に確実に固定する。 【解決手段】 水路構造物19の両側部22を構成する
対となるL型ブロック19a,19bの間に、打設する
コンクリートの幅に合わせて隙間を形成した状態で、そ
れぞれの底部を連結固定するスペーサ部材12と、L型
ブロック19a,19bを昇降可能に支持して搬送経路
18に沿って移動可能な走行部1a,1bを備えた搬送
台車20とを有し、スペーサ部材12を有しているの
で、移送時や設置時の両L型ブロック19a,19bの
間隔は一定に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対となるL型ブロ
ックを接続して水路を構築する水路構造物の構築装置お
よび構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水路構造物を構築するときには、
例えばL型ブロック(L型水路とも呼ばれる)を、オー
プンカットした空間内にクレーンを用いて吊り込む工法
が広く採用されている。複数のL型ブロックを水路の両
側に2台ずつ対向配置し、対となるL型ブロック間の距
離を水路の幅に合わせて調整したあと、両側のL型ブロ
ックの間の隙間に配筋を行い、さらにコンクリートを打
設することによって水路を完成させている。
【0003】また、暗渠等に使用されるボックスカルバ
ートもクレーンによって吊り込む工法が用いられている
が、これらの工法は、クレーンが入り込めない狭い場所
での工事、あるいは橋梁下での工事などには採用するこ
とができない。そこで本願発明者は、クレーンを使用す
ることができない場所において、ボックスカルバートを
敷設する技術を、例えば、実公平1−11825号公
報、特公平2−35095号公報、特開平9−6010
1号公報などにおいて開示している。
【0004】これらの公報で開示している敷設技術は、
ボックスカルバートを敷設するために形成したコンクリ
ート路床を搬送経路として利用しながら敷設工事を行う
ものである。詳しくは、コンクリート路床の両側に形成
された段部にそれぞれレールを配置し、これらのレール
に沿ってボックスカルバート搬送台車を往復走行させ、
ボックスカルバートを設置予定場所まで順次運んでいく
ことにより、敷設工事を行う。このようなボックスカル
バート敷設技術を用いることにより、狭い場所や橋梁下
での敷設工事を効率的かつ安全に行うことができる。
【0005】これらのボックスカルバート敷設技術の場
合、搬送経路となるコンクリート路床の中央部分に凸部
を設け、その両側に配置した走行用レールを介してボッ
クスカルバートを支持しており、この2本の走行用レー
ルでボックスカルバートを搬送できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンク
リート路床の両側に配置されるそれぞれ単独のL型ブロ
ックを支持して搬送する場合には、同時並行搬送あるい
は片側ずつの搬送が考えられるが、レール敷設および搬
送の手間など多大な労力を必要とする。
【0007】また、水路の幅を一定にするためには、各
走行用レールの間隔を一定にして設置する必要があるが
確実な設置が困難であり、また、両側のL型ブロックの
相対位置が走行中にずれる場合があり、位置の修正も困
難である。
【0008】そこで本発明が解決しようとする課題は、
対となるL型ブロックの相対距離を一定に保持した状態
で移動させ、所定位置に確実に固定することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の水路構造物の構築装置は、水路構造物の両
側部を構成する対となるL型ブロックの間に、打設する
コンクリートの幅に合わせて隙間を形成した状態で、そ
れぞれの底部を連結固定するスペーサ部材と、前記L型
ブロックを昇降可能に支持して搬送経路に沿って移動可
能な走行部を備えた搬送台車とを有している。
【0010】ここで、対となるL型ブロックとは異なる
種類の組み合わせも含まれるものとし、また、構築に
は、搬送や設置も含むものとする。また、水路構造物
は、実際に水を流す場合以外にも用いられることができ
るものとし、L型ブロックを対向配置させて構築される
水路以外の溝形構造物を含むものとする。スペーサ部材
を有しているので、移送時や設置時の両L型ブロックの
間隔は一定に保持される。また、両側のL型ブロックが
連結されるので、幅方向の安定性がよくなり、移送時の
傾斜や転倒が防止される。走行部は、例えば、連結され
たL型ブロックを両側に取り付けられたブラケットを介
して連結し、また、両底部の下側から直接支持する。ま
た、走行部は、搬送路上又は搬送路に形成された凸部の
両側を走行する。
【0011】また、前記スペーサ部材に、両前記L型ブ
ロックのそれぞれの前記底部に両端部を固定される棒状
固定部と、この棒状固定部の中間部に取付けられ、対向
配置された前記底部のそれぞれの内側端に当接するスペ
ーサ部とを設けることも可能である。棒状固定部は、例
えば、底部に埋設されたインサートナットにボルト部材
を用いて締結固定することができ、また、上方に突出し
ているアンカーボルトに固定することも可能である。か
かる構成によって、スペーサ部材のL型ブロックからの
取り外しは、鉛直方向上側に行なわれる。また、スペー
サ部を両底部の内側端に当接させるので、打設するコン
クリートの幅方向のずれは直接規制される。
【0012】また、前記棒状固定部に、この棒状固定部
の長手方向に長い長孔を形成することも可能である。L
型ブロックと棒状固定部をボルト部材等で締結する場合
には、L型ブロックが長孔の範囲内で水路の幅方向に移
動でき、両側のL型ブロックの水路の長手方向の相対位
置を変えずに幅方向の位置ずれが吸収される。
【0013】さらに、前記L型ブロックの上端部を補助
支持部材で連結し、前記搬送経路に前記走行部が走行可
能なレールを敷設することも可能である。L型ブロック
の上端部を連結するので、移動時や施工時の変形が確実
に防止される。
【0014】また、対となる前記L型ブロックに、前記
底部の厚みの厚い大型ブロックと、厚みの薄い小型ブロ
ックを設け、前記搬送台車に、前記小型ブロックの前記
底部の下側に配置されるスペーサ板を設けることも可能
である。スペーサ板を配置することによって、大型ブロ
ックおよび小型ブロックの両底部の上面高さが合わせら
れる。
【0015】本発明の水路構造物の構築方法は、搬送経
路上で、水路構造物の両側部を構成する対となるL型ブ
ロックの間に打設するコンクリートの幅に合わせて隙間
を形成し、それぞれの底部をスペーサ部材で連結固定す
る工程と、前記L型ブロックの下側の搬送経路に沿って
移動可能な走行部を備えた搬送台車で、連結された前記
L型ブロックを上昇させて設置位置まで走行する工程
と、前記L型ブロックを下降させて所定位置に載置し、
前記搬送台車を退避させて前記スペーサ部材を撤去する
工程と、前記L型ブロックの間の隙間に配筋を行い、コ
ンクリートを打設して両側のL型ブロックを一体的に接
続し水路構造物を構築する工程とを有している。
【0016】搬送経路は、通常は断面コ字溝状に形成さ
れるが、平地でもよい。対となるL型ブロックは搬送経
路内にそれぞれ降ろされてから連結される。搬送台車を
退避させた後にスペーサ部材を撤去するので、L型ブロ
ック間の相対距離は一定に保持されており、L型ブロッ
クの位置の微調整を行わずに配筋作業がすぐに行われ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の水路構造物の構築装置の使
用状態を示す正断面図、図2は同水路構造物の構築装置
の搬送台車を示す斜視図、図3は同水路構造物の構築装
置の搬送台車の側断面図、図4は同水路構造物の正断面
図、図5は同水路構造物の構築装置のスペーサ部材の側
断面図である。
【0018】水路構造物の構築装置1は、スペーサ部材
12と搬送台車20によって構成されている。スペーサ
部材12は、水路構造物19の両側部を構成する対とな
るL型ブロック19a,19bを連結固定している。L
型ブロック19a,19bは、打設するコンクリートの
幅26に合わせて隙間を形成した状態で、それぞれの底
部15a,15bを連結されている。スペーサ部材12
は、溝形鋼からなる棒状固定部13と、棒状固定部13
の中間部の下側に溶接固定されたH形鋼からなるスペー
サ部14とを有している。
【0019】棒状固定部13は、両L型ブロック19
a,19bのそれぞれの底部15a,15bに2本ずつ
埋設され上方に開口しているインサートナット16に対
し、ボルト16aにより締結固定されている。また、ス
ペーサ部14の両端は、対向配置された底部15a,1
5bのそれぞれの内側端に当接している。L型ブロック
19a,19bの上端部は、パイプ材をテレスコープ形
に組み合わせた伸縮可能な補助支持部材17で連結され
ている。補助支持部材17の端部は、L型ブロック19
a,19bに図示しない鉤状爪により掛止されている。
【0020】次に、L型ブロック19a,19bの下側
の搬送経路18に配置された搬送台車20について説明
する。搬送台車20は、平行に配置された一対の走行部
1a,1bを備え、走行部1a,1bはそれぞれ断面が
矩形で内部に中空部が形成されるとともにホイール2が
回転自在に装着され、駆動モータ3は走行部1a,1b
の一端に、それぞれ減速機4とともに固定され、減速機
4からチェーン5を介してホイール2を回転駆動する駆
動系を構成している。走行部1a,1bの制御は、駆動
モータ3に接続されたリモートコントロールスイッチ
(図示せず)を用いて、遠隔操作によって行うことがで
きる。
【0021】また、走行部1a,1bの中空部内には油
圧ジャッキ6が固定され、この油圧ジャッキ6の動作は
前記リモートコントロールスイッチによって行う。一対
の走行部1a,1bの基端部同士を連結するブリッジ7
上には、油圧ジャッキ6を駆動するための電動式の油圧
ポンプ8が設けられている。
【0022】さらに、走行部1a,1bには、それぞ
れ、連結されたL型ブロック19a,19bを積載する
ためのブロック積載部9が設けられ、これらのブロック
積載部9は、走行部1a,1bの上面および両側面を被
覆するような断面コ字状に形成されている。これらのブ
ロック積載部9は、油圧ジャッキ6のアップ・ダウン動
作によって、連結されたL型ブロック19a,19bを
積載した状態で上下方向に昇降可能である。
【0023】一方、走行部1aには、横送り装置10が
設けられ、スライドベース10aの下に設けられたハン
ドル取付け部10bにハンドル(図示せず)をセット
し、このハンドルを手動で回転させることにより、走行
部1a,1bの走行方向と直角方向にスライドベース1
0aを移動させることができる。また、走行部1bに
は、横送り装置10を作動させた場合に、積載されたL
型ブロック19a,19bをスムーズに移動させるため
のローラ11が、横送り装置10と対応する位置に設け
られている。
【0024】このように、搬送台車20は、搬送経路で
あるコンクリート路床21の中央に形成された凸部の両
側部22に沿って走行可能な走行部1a,1bと、走行
部1a,1bに設けられた昇降可能なブロック積載部9
とを備えているため、ブロック積載部9を上昇させた状
態で連結されたL型ブロック19a,19bを積載し
て、走行部1a,1bを両側部22に沿って走行させる
ことによって、L型ブロック19a,19bを搬送する
ことができる。また、搬送台車20が設置予定場所に到
着した後、ブロック積載部9を下降させれば、積載中の
L型ブロック19a,19bを設置面上に設置すること
ができる。
【0025】なお、図1、図7に示すように、両側部2
2の走行部1a,1bのそれぞれの外側には、設置面2
1aのレベルに合わせて調整用ブロック33を配置して
いる。かかる構成によって、L型ブロック19a,19
bの荷重を安定して支持することができる。また、調整
用ブロック33の代わりにコンクリートを打設すること
も可能である。このように、最初に凸部を形成してお
き、搬送前に調整用ブロック33を設置するので、搬送
台車の幅を自由に変えることができ、また、使用するL
型擁壁の選定の自由度を上げることができる。
【0026】また、コンクリート路床21の両側部22
は、L型ブロック19a,19bの側壁19cの内面間
距離23より狭い範囲内に形成されているため、設置面
21aにL型ブロック19a,19bを設置した場合、
L型ブロック19a,19bの側壁19cの直下部分に
両側部22が位置することがない。なお、図1、図8に
示すように、両L型ブロック19a,19bの両側壁1
9cの下部にブラケット27を取付け、このブラケット
27の下方位置の設置面21a上に敷設したレール28
上に幅方向位置を変更した走行部1a,1bを走行させ
ることも可能である。
【0027】次に、水路構造物の構築方法について説明
する。 (準備工程)水路に沿って地盤を掘削し、底部にコンク
リート路床21と2本の走行用段部22を形成する。
【0028】(第1工程)まず、対となるL型ブロック
19a,19bをクレーン等を用いて、設置位置とは異
なる位置からそれぞれ搬送経路18内に搬入する。搬送
経路18内には、搬送台車20が待機しており、L型ブ
ロック19a,19bは、下降した状態の両走行部1
a,1bの上側に少しの隙間をあけてコンクリート路床
21上に配置される。
【0029】次に、搬送経路18上で、両L型ブロック
19a,19bのそれぞれの底部15a,15bをスペ
ーサ部材12およびボルト16aで連結固定する。この
とき、搬送台車20の横送り装置10を利用してL型ブ
ロック19a,19bを幅方向に移動させ、スペーサ部
14を、対向配置された底部15a,15bのそれぞれ
の内側端に当接させた状態で固定し、両底部15a,1
5bの間に、打設するコンクリートの幅26に合わせて
隙間を形成する。また、L型ブロック19a,19bの
上端部を補助支持部材17で連結する。両底部15a,
15bのボルト16aが挿通される部分には図示しない
長孔が形成されており、幅方向の位置ずれや配置位置の
誤差を吸収することができる。
【0030】(第2工程)搬送台車20の走行部1a,
1bでL型ブロック19a,19bを同時に上昇させて
コンクリート路床から離反させ、設置位置まで走行させ
る。
【0031】(第3工程)L型ブロック19a,19b
を下降させて設置面21a(所定位置)に載置し、搬送
台車20を退避させ、ボルト16aを外してスペーサ部
材12を撤去する。対となるL型ブロック19a,19
bをスペーサ部材12で連結して移動させるので、スペ
ーサ部材12を外したときには、打設するコンクリート
の幅26に合わせた隙間が形成されており、再度の位置
合わせの必要がなく、作業を迅速に進行することができ
る。
【0032】(第4工程)第1〜第3工程を繰り返して
複数台のL型ブロック19a,19bをそれぞれの設置
面21aに配置した後、L型ブロック19a,19bの
間の隙間に配筋を行い、コンクリートを打設して両側の
L型ブロックを一体的に接続し、また、両側部22にも
コンクリートを流し込み固化させる。このような手順に
より水路構造物19を構築する。
【0033】なお、両側部22にそれぞれレールを敷設
して、これらのレールに沿って搬送台車を走行させるよ
うにすることもできる。側部22にレールを敷設した場
合、比較的大きな重量を支持することが可能となるた
め、重量の大きなL型ブロックを搬送する場合などに好
適となる。また、図6に示すように、L型ブロックの底
部が傾斜している場合には、スペーサ部材12との間に
補助スペーサ24,25を介して取付けることによっ
て、容易にガタを吸収することができる。
【0034】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。図9は、本発明の他の実施の形態に係る水路構
造物の構築装置29の使用状態を示す説明図である。構
築装置29は、底部の厚みの厚い大型ブロック31と、
厚みの薄い小型ブロック32を連結して移動、設置およ
び一体化を行う装置で、構築装置1の搬送台車20にス
ペーサ板30を追加したものである。スペーサ板30
は、小型ブロック32に固定してもよく、また、搬送台
車20に固定してもよい。さらに、スペーサ部材12に
締結することも可能である。かかる構成によって、対と
なるL型ブロックの大きさが異なる場合でも、完成時の
水路構造物の底面レベルに予め合わせて搬送でき、その
ままコンクリートを打設することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば次の効果を奏する。 (1)スペーサ部材を有しているので、移送時や設置時
の両L型ブロックの間隔は一定に保持され、移動後の配
置位置の微調整を行う必要がなく、配筋の取付けやコン
クリートの打設等の作業を迅速に行うことができる。ま
た、両側のL型ブロックが連結されるので、幅方向の安
定性がよくなり、移送時の傾斜や転倒が防止される。
【0036】(2)スペーサ部を両底部の内側端に当接
させるので、打設するコンクリートの幅は直接規制さ
れ、正確に施工することができる。
【0037】(3)棒状固定部に、長孔を形成するの
で、L型ブロックが長孔の範囲内で水路の幅方向に移動
でき、両側のL型ブロックの水路の長手方向の相対位置
を変えずに幅方向の位置ずれを吸収できる。また、長孔
に取り付ける締結部材を上方から固定できるので、作業
性をよくすることができる。
【0038】(4)L型ブロックの上端部を連結するの
で、移動時や施工時の変形が確実に防止され、安定した
作業を行うことができる。
【0039】(5)搬送台車を退避させた後にスペーサ
部材を撤去するので、L型ブロック間の相対距離は一定
に保持されており、L型ブロックの位置の微調整を行わ
ずに配筋作業がすぐに行われ、水路構造物を精度良く製
造でき、また、工期を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の水路構造物の構築装置の使用状態を
示す正断面図である。
【図2】 同水路構造物の構築装置の搬送台車を示す斜
視図である。
【図3】 同水路構造物の構築装置の搬送台車の側断面
図である。
【図4】 同水路構造物の正断面図である。
【図5】 同水路構造物の構築装置のスペーサ部材の側
断面図である。
【図6】 同水路構造物の構築装置を底部が傾斜したL
型ブロックに使用する場合の説明図である。
【図7】 同類路構造物の構築装置の搬送台車の配置位
置を示す説明図である。
【図8】 本発明の他の水路構造物の構築装置の使用状
態を示す説明図である。
【図9】 本発明の他の水路構造物の構築装置の使用状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 構築装置 1a,1b 走行部 2 ホイール 3 駆動モータ 4 減速機 5 チェーン 6 油圧ジャッキ 7 ブリッジ 8 油圧ポンプ 9 ブロック積載部 10 横送り装置 10a スライドベース 10b ハンドル取付け部 11 ローラ 12 スペーサ部材 13 棒状固定部 14 スペーサ部 15a,15b 底部 16 インサートナット 16a ボルト 17 補助支持部材 18 搬送経路 19 水路構造物 19a,19b L型ブロック 19c 側壁 20 搬送台車 21 コンクリート路床 21a 設置面 22 側部 23 内面間距離 24,25 補助スペーサ 26 幅 27 ブラケット 28 レール 29 構築装置 30 スペーサ板 31 大型ブロック 32 小型ブロック 33 調整用ブロック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路構造物の両側部を構成する対となる
    L型ブロックの間に、打設するコンクリートの幅に合わ
    せて隙間を形成した状態で、それぞれの底部を連結固定
    するスペーサ部材と、 前記L型ブロックを昇降可能に支持して搬送経路に沿っ
    て移動可能な走行部を備えた搬送台車とを有することを
    特徴とする水路構造物の構築装置。
  2. 【請求項2】 前記スペーサ部材は、両前記L型ブロッ
    クのそれぞれの前記底部に両端部を固定される棒状固定
    部と、この棒状固定部の中間部に取付けられ、対向配置
    された前記底部のそれぞれの内側端に当接するスペーサ
    部とを有していることを特徴とする請求項1記載の水路
    構造物の構築装置。
  3. 【請求項3】 前記棒状固定部には、この棒状固定部の
    長手方向に長い長孔が形成されていることを特徴とする
    請求項2記載の水路構造物の構築装置。
  4. 【請求項4】 前記L型ブロックの上端部は、補助支持
    部材で連結され、前記搬送経路には、前記走行部が走行
    可能なレールが敷設されていることを特徴とする請求項
    1から3のいずれかの項に記載の水路構造物の構築装
    置。
  5. 【請求項5】 対となる前記L型ブロックは、前記底部
    の厚みの厚い大型ブロックと、厚みの薄い小型ブロック
    からなり、前記搬送台車は、前記小型ブロックの前記底
    部の下側に配置されるスペーサ板が設けられていること
    を特徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載の水
    路構造物の構築装置。
  6. 【請求項6】 搬送経路上で、水路構造物の両側部を構
    成する対となるL型ブロックの間に打設するコンクリー
    トの幅に合わせて隙間を形成し、それぞれの底部をスペ
    ーサ部材で連結固定する工程と、 前記L型ブロックの下側の搬送経路に沿って移動可能な
    走行部を備えた搬送台車で、連結された前記L型ブロッ
    クを上昇させて設置位置まで走行する工程と、 前記L型ブロックを下降させて所定位置に載置し、前記
    搬送台車を退避させて前記スペーサ部材を撤去する工程
    と、 前記L型ブロックの間の隙間に配筋を行い、コンクリー
    トを打設して両側のL型ブロックを一体的に接続し水路
    構造物を構築する工程とを有することを特徴とする水路
    構造物の構築方法。
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