JP2002293496A - コンクリートブロックの搬送・据付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、構造を簡易化した前方走行部を油
圧シリンダにより回動させるように構成して前記油圧シ
リンダの使用数を削減し、後部の操縦部での操縦作業を
向上させることができるコンクリートブロックの搬送・
据付け装置を提供することを目的とするものである。 【解決手段】 本発明は、コンクリートブロックの搬送
・据付装置であって、荷台部は、コンクリートブロック
と係止自在な連結具を有する左・右基材と、載置基材が
固設された後部継ぎ材とで構成されており、前記左・右
基材の各々の先端部には第１前輪と前部横スライドシリ
ンダーを取り付けた第２前輪を軸支した前記前方走行部
が枢支され、かつ前記左・右基材の各々の中間部には前
記前方走行部に連結する油圧シリンダが枢支されてお
り、また、前記載置基材には、油圧駆動部と、後輪駆動
部と、操作部と、後部横スライドシリンダーと後輪と油
圧シリンダとリンクとを支持する側枠とからなる前記後
部駆動部が備えられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、トラッククレーン
が接近できないために施工が困難となる、例えば狭小
な、坑内、道路、鉄道の高架等の場所において、ボック
スカルバート、Ｕ字形ブロック等のコンクリートブロッ
クの搬送と据付けを行うことができる装置に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来から、ボックスカルバートやＵ字形
ブロック等のコンクリートブロックの搬送と据付けを行
うことができる装置を用いて暗渠を構築することが、例
えば、第２８９８４９２号特許、特開平６ー３３０５５
１号公報等において知られている。このような周知技術
においては、一対の後部車輪をブラケットを介して備え
る走行用駆動後部と、該荷台部の中間部の上面に備える
ユニット用ジャッキと、前記荷台部の先端部の下面に垂
直に並設した、一対のジャッキを介した一対の第１前部
車輪および一対のジャッキを介した一対の第２前部車
輪、から構成された搬送・据付け台車が使用されてい
る。暗渠を構築する際の、前記台車の作動は、初めに、
ジャッキにより一対の第１前部車輪を上昇させた状態で
台車を前進させてコンクリートブロックの底板部上に載
せてから、前記一対の第１前部車輪を下降させて一対の
第２前部車輪をジャッキにより浮かせ、該一対の第２前
部車輪を上昇させた状態下で、台車を前進させる。次い
で、第１前部車輪および第２前部車輪を共に底板部上に
載せて前進させる。さらに、第１前部車輪が底板部を越
えた位置で前記第１前部車輪をジャッキにより下降して
着地させる一方、第２前部車輪をジャッキにより浮かせ
た上で、台車を前進させる。そして、台車をさらに前進
させて第２前部車輪が底板部を越えた位置で前記第２前
部車輪をジャッキにより下降して着地させ、前記コンク
リートブロックの底板部を跨いだ状態にした上で、ユニ
ット用ジャッキを作動させてコンクリートブロックを持
ち上げて保持しながら既設のコンクリートブロックに向
けて台車を前進させる。この後、各ジャッキの操作と台
車の前進作動等により第１前部車輪と第２前部車輪を既
設のコンクリートブロックの底板部上に載せ、さらに既
設のコンクリートブロック後端面にコンクリートブロッ
クの先端面を位置合わせすべく、コンクリートブロック
の上下・左右の位置を調整しながら台車を前進させて、
コンクリートブロックの先端面を前記既設のコンクリー
トブロック後端面とを突き合わせた後、ユニット型ジャ
ッキを作動してコンクリートブロックを着地させるとと
もに前記ユニット型ジャッキをコンクリートブロックの
支持が解除される位置まで下降させる。この下降後、各
ジャッキの操作と台車の後進作動等により第１前部車輪
と第２前部車輪をコンクリートブロックおよび既設のコ
ンクリートブロックの各底板部から退避させて、コンク
リートブロック据え付け作業を終了させるものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記周知技術における
搬送・据付け台車は、その前方に、第１および第２の前
部車輪を端部に備えた各油圧シリンダ相互が一定の間隔
をおいて前後に並設されており、これらの各油圧シリン
ダを個別に操作しなければならないため、後部に位置す
る操縦部での操縦が煩雑となっている。

【０００４】本発明は、このような従来のコンクリート
ブロックの搬送・据付け装置の有する問題に鑑みてなさ
れたもので、第１、第２の各前部車輪が回転自在に軸支
された前方走行部を荷台部の先端部に枢着し、該前方走
行部を油圧シリンダにより回動させるように構成して、
油圧シリンダの使用数を削減し、後部の操縦部での操縦
作業を向上させることができるコンクリートブロックの
搬送・据付け装置を提供することであり、また、前記コ
ンクリートブロックの搬送・据付け装置における荷台部
の左・右基材とコンクリートブロックとを係止自在にす
る連結具を備えて、これらの連結を容易にしたコンクリ
ートブロックの搬送・据付け装置を提供することを目的
とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図ったもので、請求項１記載の発明は、荷台部と、
該荷台部に固設される後部駆動部と、前記該荷台部に枢
支される前方走行部とから構成されるコンクリートブロ
ックの搬送・据付装置であって、前記荷台部を、コンク
リートブロックと係止自在な連結具を有する左・右基材
と、載置基材が固設された後部継ぎ材とで構成し、前記
左・右基材の各々の先端部には第１前輪と前部横スライ
ドシリンダーを取り付けた第２前輪を軸支した前記前方
走行部が枢支され、かつ前記左・右基材の各々の中間部
には前記前方走行部に連結する油圧シリンダが枢支され
ており、また、前記載置基材には、油圧駆動部と、後輪
駆動部と、後部横スライドシリンダーと、操作部と、後
輪と油圧シリンダとリンクとを支持する側枠とからなる
前記後部駆動部が備えられた構造を採用したものであ
り、また、請求項２記載の発明は、請求項１記載の発明
において、下面にＵ字状溝孔と端部の両側に小孔が形成
された筒体である結合金具と、インサートナットに螺合
する螺子部と前記結合金具のＵ字状溝孔に嵌挿する嵌合
部と該嵌合部の両端の頭部鍔部および中間鍔部とから構
成されたボルトと、前記結合金具の小孔に挿入すること
により、前記結合金具のＵ字状溝孔に嵌入された前記ボ
ルトが前記Ｕ字状溝孔から離脱するのを防止するストッ
プバーから構成された係止自在な連結具を採用したこと
を特徴とするものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、添付し
た図面に基づいて詳細に説明する。

【０００７】図１は、自走式のコンクリートブロック搬
送・据付け装置Ａに係る平面図であって、荷台部３と、
該荷台部３に固設される後部駆動部２と、前記該荷台部
３に枢支される前方走行部１とから構成されている。前
記荷台部３は、左・右基材３１、３１と、中間継ぎ材３
２と、載置基材３３が固設された後部継ぎ材３４とで構
成されており、前記左・右基材３１、３１の各々の先端
部３１１、３１１には第１前輪１１と前部横スライドシ
リンダー１２１を取り付けた第２前輪１２を軸支した前
方走行部１が枢支され、かつ前記左・右基材３１、３１
の各々の中間部には前方走行部に連結する一対の油圧シ
リンダ４、４が枢支されており、また、前記載置基材３
３には、油圧駆動部２１と、後輪駆動部２２と、後部横
スライドシリンダー２４１と前・後輪の作動操作をな
し、自在な運転を可能とする操作部２３と、後輪２４と
油圧シリンダ２５とリンク２６とを支持する側枠２７と
からなる後部駆動部２が構成されている。

【０００８】図２は、図１に示した自走式のコンクリー
トブロック搬送・据付け装置Ａに係る側面図であって、
前記荷台部３の左・右基材３１、３１は、下部にはコン
クリートブロック（一点鎖線部参照）Ｂと連結するため
の結合金具３１２を間隔をおいて備え、かつ上部には支
持部材３１３を介して前方走行部１を回動するための油
圧シリンダ４、４を枢着している。また前記後部駆動部
２は、後輪２４を上下動可能に支持する油圧シリンダ２
５とリンク２６とを備えた側枠２７と、該側枠２７が固
定され、油圧駆動部２１と後輪駆動部２２と後部横スラ
イドシリンダー２４１と前記油圧駆動部２１および後輪
駆動部２２を作動する操作部２３等が固設された載置基
材３３とが後部継ぎ材３４に固設されて構成されてお
り、さらに前記前方走行部１は、下端には所要の間隔で
第１前輪１１と前部横スライドシリンダー１２１を取り
付けた第２前輪１２とを回動可能に軸支１３、１４し、
上端には前方走行部作動用の前記油圧シリンダ４と連結
する結合部１５を有し、かつこれらの中間には前記荷台
部３の先端部３１１に回動可能に連結する枢着部３１４
を備えている。

【０００９】図３〜図５は、図１および図２に示した自
走式のコンクリートブロック搬送・据付け装置Ａを使用
し、例えば、Ｕ字型コンクリートブロックＢを、搬送・
据付けして暗渠を構築する手順の説明図である。

【００１０】図３は、コンクリートブロック搬送・据付
け装置Ａの荷台部３をＵ字型コンクリートブロックＢに
位置させるための手順図である。図３の（１）では、操
作部２３のレバー操作により油圧シリンダ４を短縮さ
せ、前方走行部１を右旋回して第１前輪１１を所要高さ
に引き上げ、次いで、この状態を維持しながら、操作部
２３のレバー操作により後輪２４を駆動して装置Ａを前
進させて、第１前輪１１をＵ字型コンクリートブロック
Ｂの底版上に載せる。図３の（２）では、油圧シリンダ
４を伸長させて前方走行部１を左旋回し、第２前輪１２
を所要高さに引き上げ、次いで、この状態を維持しなが
ら、後輪２４を駆動して装置Ａを前進させて、第１前輪
１１と同様に第２前輪１２をもＵ字型コンクリートブロ
ックＢの底版上に載せ、更に後輪２４を駆動して装置Ａ
を前進させる。図３の（３）では、油圧シリンダ４を伸
長させて前方走行部１を左旋回し、Ｕ字型コンクリート
ブロックＢの底版上から外れた位置に達した第１前輪１
１を基盤Ｃ上に下降・接地させる。図３の（４）では、
後輪２４を駆動して装置Ａを更に前進させて、第２前輪
１２をＵ字型コンクリートブロックＢの底版上から外れ
た位置に移動させた後、前方走行部１を右旋回して第２
前輪１２をも下降・接地させるもので、ここで、荷台部
３がＵ字型コンクリートブロックＢに位置することとな
る。

【００１１】図４は、図３の（４）の状態に引き続く手
順であって、コンクリートブロック搬送・据付け装置Ａ
の荷台部３にＵ字型コンクリートブロックＢを連結する
ことから既設のＵ字型コンクリートブロック（後述の符
号Ｂ１を参照のこと）に搬送するまでの作業手順を示
す。図４の（１）では、油圧シリンダ４を短縮させて前
方走行部１を右回動して第２前輪１２のみを接地させ、
かつ油圧シリンダ２５を短縮させて後部駆動部２を低下
させて、装置Ａの荷台部３をＵ字型コンクリートブロッ
クＢの底版に近接させる。この後、Ｕ字型コンクリート
ブロックＢの底版に植設されたインサートナット５とボ
ルト６によりＵ字型コンクリートブロックＢと荷台部３
を連結する。図４の（２）では、油圧シリンダ４を伸長
させて前方走行部１を左旋回して第２前輪１２のみを起
立・接地させ、かつ油圧シリンダ２５を伸長させて後部
駆動部２を上昇させて、装置Ａの荷台部３によりＵ字型
コンクリートブロックＢを引き上げる。図４の（３）で
は、Ｕ字型コンクリートブロックＢを荷台部３に保持し
た装置Ａを前進させて、既設のＵ字型コンクリートブロ
ックＢ１の設置位置に移動させた後、操作部２３のレバ
ー操作により油圧シリンダ４を短縮させ、前方走行部１
を右旋回して第１前輪１１を所要高さに引き上げ、次い
で、この状態を維持しながら、操作部２３のレバー操作
により後輪２４を駆動して装置Ａを前進させて、第１前
輪１１を既設のＵ字型コンクリートブロックＢ１の底版
上に載せる。図４の（４）では、油圧シリンダ４を伸長
させて前方走行部１を左旋回し、第２前輪１２を所要高
さに引き上げ、次いで、この状態を維持しながら、後輪
２４を駆動して装置Ａを前進させて、第１前輪１１と同
様に第２前輪１２をも既設のＵ字型コンクリートブロッ
クＢ１の底版上に載せ、更に後輪２４を駆動して装置Ａ
を前進させて、荷台部３に保持されたＵ字型コンクリー
トブロックＢを既設のＵ字型コンクリートブロックＢ１
に近接させる。

【００１２】図５は、図４の（４）の状態に引き続く手
順であって、コンクリートブロックＢを下降させて接地
することから搬送・据付け装置Ａをコンクリートブロッ
クＢから退避させるまでの作業手順を示す。図５の
（１）では、操作部２３のレバー操作により油圧シリン
ダ４を短縮させ、既設Ｕ字型コンクリートブロックＢ１
の底版上の前方走行部１を右旋回して第１前輪１１を引
き上げ、かつ操作部２３のレバー操作により後輪２４を
駆動して装置Ａを前進させて、各Ｕ字型コンクリートブ
ロックＢ、Ｂ１の端面同士を接触させる。この時、操作
部２３のレバーにて、前部横スライドシリンダー及び後
部横スライドシリンダーを同時に作動させ荷台部に連結
されたＵ字型コンクリートブロックＢの左右の微調整を
行う。図５の（２）では、操作部２３のレバー操作によ
り油圧シリンダ４を更に短縮させ、かつ油圧シリンダ２
５を短縮させて後部駆動部２を低下させ、装置Ａの荷台
部３を下降させる。この荷台部３の下降により、Ｕ字型
コンクリートブロックＢは既設Ｕ字型コンクリートブロ
ックＢ１に接して基盤Ｃ上に設置され、この後、インサ
ートナット５とボルト６の結合を解除する。図５の
（３）では、油圧シリンダ４を伸長させて前方走行部１
を左旋回して第１および第２の前輪１１、１２を既設Ｕ
字型コンクリートブロックＢ１の底版に設置させ、かつ
油圧シリンダ２５を伸長させて後部駆動部２を上昇さ
せ、装置Ａの荷台部３をＵ字型コンクリートブロックＢ
から引き離す。図５の（４）では、既設Ｕ字型コンクリ
ートブロックＢ１に連設されたＵ字型コンクリートブロ
ックＢから自由となった装置Ａを後部駆動部２の駆動に
よって後退させ、第２前輪１２がＵ字型コンクリートブ
ロックＢから脱した際に装置Ａを一時停止させ、次い
で、操作部２３のレバー操作により油圧シリンダ４を短
縮させて前方走行部１を右旋回して第２前輪１２を基盤
Ｃに接地させた後、装置Ａを後退させる。

【００１３】上記の手順においては、第１および第２の
前輪１１、１２を共に保持した前方走行部１が荷台部３
の先端部に枢支され、かつ前方走行部１の一部に連結し
た油圧シリンダ４により前記前方走行部１が作動される
構造からなるコンクリートブロック搬送・据付け装置Ａ
を採用され、油圧駆動部２１および操作部２３の構造が
簡略化されるため、操作部２３の操作が簡易となり、作
業性の向上が図られた。

【００１４】図６は、Ｕ字型コンクリートブロックＢの
インサートナット５に螺合するボルト６と荷台部３の左
・右基材３１、３１に固設された結合金具３１２との組
み合わせ構造の連結具Ｄを表す斜視図である。前記基材
（点線部参照）３１の下面に固着された結合金具３１２
は下面にＵ字状溝孔３１４と端部の両側に小孔３１５、
３１５が形成された筒体であり、他方、インサートナッ
ト５に螺合するボルト６は螺子部６１と嵌合部６２と該
嵌合部６２の両端の頭部鍔部６３および中間鍔部６４と
から構成されており、これら３１２、６の結合はストッ
プバー７により維持される。すなわち、ボルト６の嵌合
部６２が結合金具３１２のＵ字状溝孔３１４に納入され
た後にストップバー７が結合金具３１２の両側の小孔３
１５、３１５に嵌挿されて、ストップバー７がボルト６
の頭部鍔部６３の離脱を防止する。このような連結金具
Ｄは、コンクリートブロック内での荷台部３の移動に際
して連結できるものである。

【００１５】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、本発明は前記実施形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱す
ることなく設計において種々の変更ができるものであ
る。例えば、本発明の搬送・据え付け対象であるコンク
リートブロックをＵ字型のもので記載したが、ボックス
カルバートでも搬送・据え付けが可能であり、また、本
発明の荷台部に中間継ぎ材を採用した記載としたが、こ
の中間継ぎ材を排除してコ字型の荷台部となし、Ｌ字型
や逆Ｔ字型コンクリートブロックを搬送・据え付け対象
とすることも可能である。更に、結合金具の設置部位
を、本発明の荷台部における左・右基材の下面に固着と
記載したが、左・右基材の側部に設置しても同様の機能
が達成されるものであって、これらの事項は設計上変更
可能である。

【００１６】

【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明は、コンクリートブロック搬送・据付装置において、
簡易な構造からなる前方走行部と該前方走行部を回動す
る簡素化された油圧シリンダを採用するもので、操作装
置も単純化されて前方走行部の操作が簡易化され、製造
コストの低減を図ることができた。また、本発明は、特
殊な連結具の採用により、コンクリートブロックと荷台
部の係止作業が簡単に行うことができるようになり、作
業性の向上が図られた。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例で、自走式のコンクリートブ
ロック搬送・据付け装置の平面図である。

【図２】図１に示した自走式のコンクリートブロック搬
送・据付け装置の側面図である。

【図３】図１に示した自走式のコンクリートブロック搬
送・据付け装置の荷台部をＵ字型コンクリートブロック
に位置させるための手順図である。

【図４】図３に引き続いて、コンクリートブロック搬送
・据付け装置の荷台部にＵ字型コンクリートブロックを
連結することから既設のＵ字型コンクリートブロックに
搬送するまでの手順図である。

【図５】図４に引き続いて、コンクリートブロックを下
降させて接地することから搬送・据付け装置をコンクリ
ートブロックから退避させるまでの手順図である。

【図６】本発明の自走式のコンクリートブロック搬送・
据付け装置に採用される連結具の斜視図である。

【符号の説明】

Ａ 自走式のコンクリートブロック搬送・据付け装置 Ｂ、Ｂ１ コンクリートブロック Ｃ 基盤 Ｄ 連結金具 １ 前方走行部 ２ 後部駆動部 ３ 荷台部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 荷台部と、該荷台部に固設される後部駆
   動部と、前記該荷台部に枢支される前方走行部とから構
   成されるコンクリートブロックの搬送・据付装置であっ
   て、前記荷台部は、コンクリートブロックと係止自在な
   連結具を有する左・右基材と、載置基材が固設された後
   部継ぎ材とで構成されており、前記左・右基材の各々の
   先端部には第１前輪と前部横スライドシリンダーを取り
   付けた第２前輪を軸支した前記前方走行部が枢支され、
   かつ前記左・右基材の各々の中間部には前記前方走行部
   に連結する油圧シリンダが枢支されており、また、前記
   載置基材には、油圧駆動部と、後輪駆動部と、後部横ス
   ライドシリンダーと、操作部と、後輪と油圧シリンダと
   リンクとを支持する側枠とからなる前記後部駆動部が備
   えられていることを特徴とするコンクリートブロックの
   搬送・据付装置。
2. 【請求項２】 前記係止自在な連結具は、下面にＵ字状
   溝孔と端部の両側に小孔が形成された筒体である結合金
   具と、インサートナットに螺合する螺子部と前記結合金
   具のＵ字状溝孔に嵌挿する嵌合部と該嵌合部の両端の頭
   部鍔部および中間鍔部とから構成されたボルトと、前記
   結合金具の小孔に挿入することにより、前記結合金具の
   Ｕ字状溝孔に嵌入された前記ボルトが前記Ｕ字状溝孔か
   ら離脱するのを防止するストップバーから構成されたこ
   とを特徴とする請求項１記載のコンクリートブロックの
   搬送・据付装置。