JP2008297105A - リフト台車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前後に設けられた従動輪の滑りを減少させて路面や車輪の磨耗や損傷を防ぎ、塵埃の発生を防止する。
【解決手段】左右の従動輪24F,24Rを有する従動輪装置16と、駆動輪とを有する台車本体11に、リフト装置を介して荷受台18を昇降自在に配置し、従動輪装置16は、台車本体11の荷役部フレーム11Aに幅方向の支軸21を介して揺動自在に支持された揺動プレート22の前後にそれぞれ従動輪24F,24Rが配置され、リフト装置による荷受台18の上昇に連動して、揺動プレート22を支軸21を中心に揺動させ、前従動輪24Fを路面から浮き上がらせる片輪浮上装置41を設けた。
【選択図】図5

Description

本発明は、台車本体の左右両側に、複数の従動輪を前後位置に配置したリフト台車装置に関する。
従来の特許文献1には、ローリフトトラックなど呼ばれるリフト台車装置が開示されており、駆動部に、1個の操向可能な駆動輪と、この駆動輪の両側に配置された左右一対のキャスターとを具備し、駆動部から伸びるプラットホームに左右一対の従動輪を具備している。
このようなリフト台車装置には、プラットホームを昇降させるリフト装置が設けられている。このリフト装置は、プラットホームの底部に揺動自在な保持金具を介して従動輪を配設し、油圧シリンダによりリンク部材や連結ロッドを介して前記保持金具を前後に揺動させることにより、プラットホームの前部を上下に昇降させるように構成されている。このリフト装置により、プラットホームの前部を下降させた状態で、荷やパレットの底部にプラットホームを挿入した後、プラットホームを上昇して荷を受け取ることができる。このリフト台車装置は、荷の底部にプラットホームを挿入することから、プラットホームの高さが低いことが求められる。
特開平7−300300号公報
ところで、このようなリフト台車装置では、プラットホームの高さを低くすることが求められることから大型の車輪を設けることができないため、荷の最大荷重がたとえば4〜5ton積みのものでは、従動輪を前後に配置し、前後一対で左右2組の合計4個の従動輪を設けることで、荷の荷重を支持するように構成されている。
しかし、このように従動輪が前後に配置された場合、搬送経路のコーナー部や旋回半径の小さい湾曲部において、前後の従動輪が横滑りし、路面や従動輪が磨耗損傷しやすいという問題があった。またクリーンルーム内では、従動輪の横滑りによる塵埃の発生も問題となる。
本発明は上記問題点を解決して、搬送経路のコーナー部や旋回半径の小さい湾曲部における前後の従動輪の横滑りを減少させて、路面や車輪の磨耗や損傷を防ぎ、塵埃の発生を防止できるリフト台車装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、左右に配置された従動輪を有する従動輪装置と、駆動輪とを有する台車本体に、リフト装置を介して昇降自在な荷受台を設けたリフト台車装置であって、前記従動輪装置を、中間部が幅方向の支軸を介して揺動自在に支持された左右の揺動部材と、当該左右の揺動部材の前後位置に回転自在に支持された複数の従動輪とにより構成し、リフト装置による荷受台の上昇に連動して前記揺動部材を支軸を中心に揺動させ、前端の従動輪および後端の従動輪の一方が着地状態で他方を路面から浮き上がらせる片輪浮上装置を設けたものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、リフト装置は、台車本体と荷受台とを回動自在な複数のリンクアームを介して連結した平行リンク機構と、荷受台を昇降駆動するリフト駆動装置とからなり、片輪浮上装置は、前記平行リンク機構のリンクアームまたはそのリンクアームの連結部材に設けられてリフト駆動装置による作動力を伝達する駆動部と、支軸に設けられて前記駆動部から作動力が伝達される受動部とを有するものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の構成において、片輪浮上装置は、駆動輪から離れた従動輪を浮上させるように構成されたものである。
請求項1記載の発明によれば、片輪浮上装置により、リフト装置による荷受台の上昇に連動して揺動部材を揺動させ、前端の従動輪または後端の従動輪の一方を路面に着地させた状態で、他方の従動輪を路面から浮き上がらせることにより、従動4輪走行から従動2輪走行に移行させ、搬送経路のコーナー部や旋回半径の小さい湾曲部であっても、従動輪の横滑りを防止して、路面や従動輪の磨耗や損傷を防止することができる。また従動輪の横滑りによる塵埃の発生を防止することができるので、クリーンルームに好適となる。さらに従動輪を浮き上がらせるために、リフト装置による荷受台の昇降動作の作動力を利用するので、別途、片輪浮上装置を駆動するための駆動装置が不要となる。
請求項2記載の発明によれば、片輪浮上装置に、平行リンク機構のリンクアームまたは連結部材から作動力を伝達する駆動部と、前記支軸に取り付けられた受動部とからなるので、簡単な構成で、従動輪の一方を路面から浮上させることができる。
請求項3記載の発明によれば、駆動輪から離れた従動輪を浮上させるので、旋回半径を小さくすることができ、幅の狭い搬送経路の路面で有効となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[実施の形態1]
本発明に係るリフト台車装置の実施の形態1を説明する。図1に示すように、台車本体11は荷役部フレーム11Aと操作部フレーム11Bからなり、操作部フレーム11Bには、単独の駆動輪12を操向および回転駆動する操向駆動ユニット14と、蓄電池や制御装置などを備えた機器ボックス13と、ロッド付き操作部15とが設けられている。
図2,図3に示すように、荷役部フレーム11Aには、左右両側に従動輪24F,24Rを有する従動輪装置16が配置され、さらに上面部にリフト装置17を介して荷役台18が昇降自在に配置されている。
従動輪装置16は、荷役部フレーム11Aを幅方向に貫通して回転自在に支持された1本の支軸21の両端部に、略三角形の揺動プレート(揺動部材)22がその中間位置頂部近傍で固定され、これら左右の揺動プレート22の前後位置に突設された前車軸23Fと後車軸23Rに、前従動輪(前端の従動輪)24Fと後従動輪(後端の従動輪)24Rがそれぞれ回転自在に支持されている。したがって、路面の凹凸に従って、前従動輪24Fおよび後従動輪24Rが上下動して揺動プレート22が支軸21を中心に揺動され、路面の凹凸を吸収してスムーズに乗り越えることができる。
リフト装置17は、荷役部フレーム11Aと荷受台18との間に設けられた平行リンク機構31とリフト駆動装置32とで構成されている。
平行リンク機構31は、図4に示すように、荷役部フレーム11Aの前部で幅方向に配設された前支持軸33Fに筒部33aが回転自在に外嵌され、この筒部33aに左右一対の前リンクアーム34Fがそれぞれ固定されている。そして、これら前リンクアーム34Fの遊端部が荷受台18の底面の前ブラケット35Fに連結軸36Fを介して回動自在に連結されている。また荷役部フレーム11Aの後部に幅方向に配設された後支持軸33Rに筒部(連結部材)33bが回転自在に外嵌され、この筒部33bに左右一対の後リンクアーム34Rがそれぞれ固定されている。そしてこれら後リンクアーム34Rの遊端部が荷受台18の底面の前ブラケット35Fに連結軸36Fを介して回動自在に連結されている。
リフト駆動装置32は、左右一対の油圧式のリフトシリンダ37からなり、チューブ本体が荷役部フレーム11Aに支持軸38を介して回動自在に支持され、ピストンロッドが荷受台18の底面の駆動ブラケット39にピン39aを介して回動自在に連結されている。したがって、リフトシリンダ37を伸縮することにより、平行リンク機構31を介して荷受台18を低位置と最大高位置との間で平行に昇降させることができる。
前記片輪浮上装置41は、搬送経路のコーナー部や旋回半径の小さい湾曲部において、リフトシリンダ37により荷受台18を昇降駆動した作動力を平行リンク機構31から従動輪装置16に伝達して、駆動輪12から遠い前従動輪24Fを浮上させ、後従動輪24Rのみで従動2輪走行させるものである。ここで、駆動輪12から近い後従動輪24Rを着地させ、駆動輪12から遠い前従動輪24Fを浮上させるのは、旋回半径を小さくするためである。
すなわち、この片輪浮上装置41はカム機構を採用したもので、図4に示すように、前記前支持軸33Fに外嵌された筒部33aに押下げカムレバー(駆動部)42が固定されている。また支軸21が中間部で所定間隔をあけて2分割され、それぞれの分離端部に取り付けられたクランクアーム(受動部)43と、両クランクアーム43の遊端部を連結する受動ロッド(受動部)44とにより、支軸21が一体に連結され、押下げカムレバー42の遊端部が受動ロッド44に当接して押し下げ可能に配置されている。
したがって、図5(a)に示す実線位置から、リフトシリンダ37が進展されて荷受台18が上昇され、平行リンク機構31の前後リンクアーム34F,34Rが矢a印方向に回動されると、前支持軸33Fの筒部33aを介して押下げカムレバー42が同一方向に回動される。そして図5(a)に仮想線で示すように、押下げカムレバー42の遊端部が受動ロッド44に当接されると、クランクアーム43を押し下げて支軸21を矢印b方向に回動させ、これにより揺動プレート22が矢印c方向に揺動されて左右の前従動輪24Fが路面から所定の浮上量Δhだけ浮き上り、荷役部フレーム11Aが左右の後従動輪24Rのみにより支持される。
前記操作部15には、リフトシリンダ37を進展して低位置→中間停止位置→最大高位置に順次操作可能な上昇ボタン(図示せず)と、最大高位置→低位置に操作可能な下降ボタン(図示せず)が設けられており、最初に上昇ボタンを押すと、図5(a)に示すように、リフトシリンダ37が所定量進展されて低位置の荷受台18が中間停止位置まで上昇され停止される。次いで上昇ボタンを押すと、図5(b)に示すように、リフトシリンダ37がさらに進展されて荷受台18が中間停止位置から最大高位置まで上昇される。また下降ボタンを押すと、荷受台18が最大高位置から低位置からまで下降される。そして、荷受台18が中間停止位置と最大高位置の間で昇降される時に、平行リンク機構31の作動力が押下カムレバー42から従動ロッド44、クランクアーム43に伝達され、左右の前従動輪24Fが路面から浮上量Δhだけ昇降されて従動4輪走行⇔従動2輪走行に切り替えられる。
上記構成において、荷受台18が低位置となる走行姿勢で、リフト台車装置を前進させて荷の底部空間に荷役部フレーム11Aおよび荷受台18を差し入れ、操作部15の上昇ボタンによりリフト装置17を操作してリフトシリンダ37を進展させ、荷受台18を最大高位置まで持ち上げて荷受台18上に荷を受け取った後、リフト台車装置を後退させる。そして、操作部15の下降ボタンによりリフト装置17を操作してリフトシリンダ37を収縮させ、荷受台18を低位置まで下降して走行姿勢とし、操作部15の操作により駆動輪12を回転駆動するとともに操舵してリフト台車装置を所定の搬送経路に沿って走行させる。
リフト台車装置が搬送経路のコーナー部R1や旋回半径の小さい湾曲部の入口に差し掛かると、図6に示すように、操作部15の上昇ボタンを押して(STEP1)リフト装置17を操作し、低位置の荷受台18を中間停止位置まで上昇させ(STEP2)た後、さらに上昇ボタンを押して(STEP3)荷受台18を最大高位置まで上昇させる(STEP4)。これにより片輪浮上装置41を作動して前従動輪24Fを路面から浮上させ(STEP5)、前後従動輪24F,24Rの従動4輪走行から後従動輪24Rのみの従動2輪走行に移行する。搬送経路のコーナー部や旋回半径の小さい湾曲部の出口になると、操作部15の下降ボタンを押して(STEP6)リフト装置17により荷受台18を低位置まで下降させ(STEP7)、片輪浮上装置41により前従動輪24Fを着地させて(STEP8)、従動2輪走行から従動4輪走行に復帰させる。なお、コーナー部や旋回半径の小さい湾曲部では、従動2輪走行を行い、駆動輪12と左右の後従動輪24Rのみで荷役台18上の荷と荷役部フレーム11Bの荷重とを支持することになるが、短時間で走行距離も短いことから、リフト台車装置の搬送に悪影響を及ぼすことはない。
上記実施の形態1によれば、リフト台車装置が搬送経路のコーナー部や旋回半径の小さい湾曲部では、リフト装置17により片輪浮上装置41を作動して前従動輪24Fを路面から浮き上がらせ、後従動輪24Rのみの従動2輪走行にするので、従来の従動4輪走行と比較して、後従動輪24Rの横滑りが無くなり、走行経路の路面を傷付けることがない。また前後従動輪24F,24Rに欠けなどの損傷が生じることがなく、これによりタイヤの剥離を防止できる。また横滑りによる塵埃の発生を防止することができ、クリーンルームでの使用に好適となる。さらに片輪浮上装置41により、前従動輪24Fを路面から浮上させ、後従動輪24Rを着地させるので、旋回半径を小さくすることができ、幅の狭い路面での作業性が向上される。
図7,図8は、カム機構を使用した片輪浮上装置の変形例1を示すもので、先の実施の形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
この片輪浮上装置51は、平行リンク機構31の前支持軸33Rの筒部33aに取り付けられた押上げカム(駆動部)52と、支軸21に設けられて押上げカム52が当接される受動カムホロワ(受動部)53とで構成されており、先の片輪浮上装置41と同様の作用効果を奏することができる。
図9はギヤ機構を使用した片輪浮上装置の変形例2を示し、先の実施の形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
この片輪浮上装置61は、前支持軸33Fの筒部33aに取り付けられた駆動用の扇形ギヤ(駆動部)62と、支軸21に固定された受動ギヤ(受動部)63と、前支持軸33Fと支軸21の間に配設された中間軸65に回転自在に支持された中間ギヤ(中間伝動部材)64とで構成され、中間ギヤ64と扇形ギヤ62とが互いに噛合可能で、かつ中間ギヤ64と受動ギヤ63が互いに噛合されている。
したがって、搬送経路のコーナー部や旋回半径の小さい湾曲部の入口になると、操作部15の上昇ボタンを押して、リフトシリンダ37により低位置の荷受台18を中間停止位置まで上昇させた後、さらに上昇ボタンを再度押して中間停止位置の荷受台18を最大高位置まで上昇させる。これにより、前リンクアーム33Fを介して扇形ギヤ62が矢印e方向に回動されて中間ギヤ64に噛み合い、さらに中間ギヤ64を矢印f方向に回動させ、受動ギヤ63を介して支軸21を矢印g方向に回動させ、これにより揺動プレート22がh方向に揺動されて前従動輪24Fが路面から浮上量Δhだけ浮き上る。
上記片輪浮上装置61の変形例2によれば、先の片輪浮上装置41と同様の作用効果を奏することができる。
図10は片輪浮上装置の変形例3を示し、ギヤ機構とカム機構を組み合わせたものである。
この片輪浮上装置71は、前支持軸33Fの筒部33aに取り付けられた駆動ギヤ(駆動部)72と、前支持軸33Fと支軸21の間に配設された中間軸73に回転自在に外嵌された筒部73aと、この筒部73aに取り付けられて駆動ギヤ72に噛み合う中間ギヤ74(中間伝動部材)と、中間軸73の筒部73aに固定された押上げカム(中間伝動部材)75と、支軸21に設けられて押上げカム75が当接される受動カムホロワ(受動部)76とで構成されている。
したがって、コーナー部や旋回半径の小さい湾曲部の入口で、操作部15の上昇ボタンを押してリフト装置17を操作し、低位置の荷受台18を中間停止位置まで上昇させた後、さらに上昇ボタンを押して中間停止位置の荷受台18を最大高位置まで上昇させる。これにより、前リンクアーム33Fにより回動される前支持軸33Fの軸筒33aを介して駆動ギヤ72を矢印i方向に回転させ、駆動ギヤ72により中間ギヤ74を介して押上げカム75を矢印j方向に回動させる。さらに押上げカム75により、受動カムホロワ76を介して支軸21を矢印k方向に回動させ、これにより揺動プレート22が矢印l方向に揺動されて前従動輪24Fが路面から浮上量Δhだけ浮き上る。
上記変形例3によれば、他の片輪浮上装置41,51,71と同様の作用効果を奏することができるとともに、ギヤ機構とカム機構との組合せにより、支軸21と前支持軸33Fとの任意の距離に対応することができ、設計の自由度が高い。
次に所定の搬送経路に沿って自動的に走行して荷を搬送する自動走行式のリフト台車装置に片輪浮上装置41を設けた実施の形態2を、図11〜図13に基づいて説明する。
なお、実施の形態1と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。またリフト台車装置81は、たとえば操作部フレーム11Bが前部となり、荷役部フレーム11Aが後部となる姿勢で前後逆方向に走行するものとして説明するが、荷役部フレーム11Aが前部となる走行姿勢であってもよい。
このリフト台車装置81は、操作部フレーム11Bに基地局から無線通信により発信された搬送指令信号を受信する受信機82と、搬送経路の路面に敷設された磁気テープなどからなる誘導路からアドレス等を読み取る誘導検出センサ83を具備し、受信機82で受信した搬送指令信号に基づいて、誘導検出センサ83により誘導路からアドレス等を読み取りつつ走行し、荷Mを目的地に自動搬送するものである。
この誘導路には、図11に示すコーナー部R1の入口R1iや、図12に示す旋回半径の小さい湾曲部R2の入口R2iに、それぞれ荷受台18の最大高位置までの上昇指令信号を記録した磁気媒体と、2速・低速走行に移行する減速指令信号を記録した磁気媒体とが敷設されている。またコーナー部R1の出口R1oや湾曲部R2の出口R2oに、それぞれ荷受台18の低位置への下降指令信号を記録した磁気媒体と、4速・高速走行に移行する増速指令信号を記録した磁気媒体とが敷設されている。
したがって、図13に示すように、自動リフト台車装置81が誘導路に沿って走行し、直線部からコーナー部R1の入口R1iや湾曲部R2の入口R2iで、誘導検出センサ83によりアドレスを読み取る(STEP11)と、一旦停止し(STEP12)、さらに下降指令信号と減速指令信号とに基づいてリフト装置17を駆動し、荷受台18を最大高位置まで上昇させる(STEP13)。これにより片輪浮上装置41を作動して前従動輪24Fを路面から浮上させ、従動4輪走行から従動2輪走行に切り替える(STEP14)。さらに4速・高速走行から2速・低速走行に減速して走行を開始し(STEP15)、コーナー部R1や湾曲部R2を走行する。
さらに誘導検出センサ83により、コーナー部R1や湾曲部R2の出口R1o,R2oでアドレスを読み取る(STEP16)と、走行を停止し(STEP17)、誘導路R1,R2の下降指令信号と増速指令信号に基づいて、リフト装置17を駆動して荷受台18を低位置まで下降させる(STEP18)。これにより片輪浮上装置41を作動して前従動輪24Fを路面に着地させ、従動2輪走行から従動4輪走行に切り替える(STEP19)。そして2速・低速走行から4速・高速走行に増速して走行を開始し(STEP20)、直線部を走行させる。
上記実施の形態2によれば、コーナー部R1や湾曲部R2の走行時に、その入口R1i,R2iで誘導検出センサ83により誘導路の磁気テープからアドレスや指令信号を読み取り、コーナー部R1や湾曲部R2の出入口で、リフト装置17を介して片輪浮上装置41を作動し、前従動輪24Fを自動的に浮上させて従動4輪走行→従動2輪走行に切り替えるとともに、4速・高速走行→2速・低速走行に切り替えることができる。さらに出口R1o,R2oで前従動輪24Fを自動的に着地させて従動2輪走行→従動4輪走行に切り替えるとともに、2速・低速走行→4速・高速走行に切り替えることができる。したがって、コーナー部R1や湾曲部R2における前後従動輪24F,24Rの横滑りを無くして路面や前後従動輪24F,24Rの磨耗を防止でき、横滑りによる塵埃の発生を防止することができる。もちろん、片輪浮上装置41に他の片輪浮上装置51,61,71を採用してもよい。
なお、上記実施の形態1,2では、前後位置に2つの従動輪24F,24Rを配置したが、揺動プレート22にそれぞれ前後位置に3つ以上の従動輪を設けることもできる。
本発明に係るリフト台車装置の実施の形態1を示す斜視図である。 リフト台車装置の部分縦断面図である。 リフト台車装置の平面視の部分断面図である。 図3の部分拡大断面図である。 片輪浮上動作装置の動作を示す側面断面図で、(a)は荷受台の低位置および中間停止位置を示し、(b)は荷受台の最大高位置を示す。 片輪浮上装置の動作を示すフロー図である。 片輪浮上装置の変形例1を示し、平面視の拡大断面図である。 片輪浮上動作装置の動作を示す側面断面図で、(a)は荷受台の低位置および中間停止位置を示し、(b)は荷受台の最大高位置を示す。 片輪浮上装置の変形例2の動作を示す側面断面図で、(a)は荷受台の低位置および中間停止位置を示し、(b)は荷受台の最大高位置を示す。 片輪浮上動作装置の変形例3の動作を示す側面断面図で、(a)は荷受台の低位置および中間停止位置を示し、(b)は荷受台の最大高位置を示す。 本発明に係る自動走行式のリフト台車装置の実施の形態2を示し、搬送経路のコーナー部の走行を説明する概略平面図である。 自動走行式のリフト台車装置による搬送経路の旋回半径の小さい湾曲部の走行を説明する概略平面図である。 自動走行式のリフト台車装置における片輪浮上装置の動作を示すフロー図である。
符号の説明
11 台車本体
11A 荷役部フレーム
11B 操作部フレーム
12 駆動輪
13 機器ボックス
14 走行駆動ユニット
15 操作部
16 従動車輪装置
17 リフト装置
18 荷役台
21 支軸
22 揺動プレート
23F,23R 前後車軸
24F,24R 前後従動輪
31 平行リンク機構
32 リフト駆動装置
33F,33R 前後支持軸
34F,34R 前後リンクアーム
37 リフトシリンダ
41 片輪浮上装置
42 押下レバー(駆動部)
43 クランクアーム(受動部)
44 受動ロッド(受動部)
51 片輪浮上装置
52 押上カム(駆動部)
53 受動レバー(受動部)
61 片輪浮上装置
62 扇形ギヤ(駆動部)
63 受動ギヤ(受動部)
64 中間ギヤ(中間伝動部)
71 片輪浮上装置
72 駆動ギヤ(駆動部)
73 中間軸
73a 筒部
74 中間ギヤ(中間伝動部)
75 押上げカム(中間伝動部)
76 受動カムホロワ(受動部)
81 台車本体
82 受信機
83 誘導検出センサ
R1 コーナー部
R2 湾曲部
R1i コーナー部入口
R1o コーナー部出口
R2i 湾曲部入口
R2o 湾曲部出口

Claims (3)

  1. 左右に配置された従動輪を有する従動輪装置と、駆動輪とを有する台車本体に、リフト装置を介して昇降自在な荷受台を設けたリフト台車装置であって、
    前記従動輪装置を、中間部が幅方向の支軸を介して揺動自在に支持された左右の揺動部材と、当該左右の揺動部材の前後位置に回転自在に支持された複数の従動輪とにより構成し、
    リフト装置による荷受台の上昇に連動して前記揺動部材を支軸を中心に揺動させ、前端の従動輪および後端の従動輪の一方が着地状態で他方を路面から浮き上がらせる片輪浮上装置を設けた
    ことを特徴とするリフト台車装置。
  2. リフト装置は、台車本体と荷受台とを回動自在な複数のリンクアームを介して連結した平行リンク機構と、荷受台を昇降駆動するリフト駆動装置とからなり、
    片輪浮上装置は、前記平行リンク機構のリンクアームまたはそのリンクアームの連結部材に設けられてリフト駆動装置による作動力を伝達する駆動部と、支軸に設けられて前記駆動部から作動力が伝達される受動部とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載のリフト台車装置。
  3. 片輪浮上装置は、駆動輪から離れた従動輪を浮上させるように構成された
    ことを特徴とする請求項1または2記載のリフト台車装置。
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