JPH0738673Y2 - オイルパンの補強装置 - Google Patents

オイルパンの補強装置

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JPH0738673Y2
JPH0738673Y2 JP11957889U JP11957889U JPH0738673Y2 JP H0738673 Y2 JPH0738673 Y2 JP H0738673Y2 JP 11957889 U JP11957889 U JP 11957889U JP 11957889 U JP11957889 U JP 11957889U JP H0738673 Y2 JPH0738673 Y2 JP H0738673Y2
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JP
Japan
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oil pan
reinforcing member
reinforcing
connecting end
flange
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JP11957889U
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JPH0359455U (ja
Inventor
正明 中村
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Publication date
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、複数の補強材を互いに連続してオイルパンに
固着することによってそのオイルパンを補強すると同時
にシールを確実にするオイルパンの補強装置に関する。
[従来の技術] オイルパンはエンジンケースの下部に取り付けられるも
のであって、例えば第5図に示すような形状をしてい
る。同図において、オイルパン1はその上部にフランジ
2を有しており、そのフランジ2には多数の穴3が開け
られている。これらの穴3にボルト(図示せず)を通
し、そのボルトをエンジンケース(図示せず)の底面に
締め付けることによって、オイルパン1がそのエンジン
ケースの下部に取り付けられる。
上記のフランジ2の下面には通常、第6図に示すよう
に、スティフナと呼ばれる補強材34が固着される。この
補強材34は、オイルパン1の強度を強めると同時にフラ
ンジ面のシール機能を満足させるものであって、スポッ
ト溶接等といった接合方法によってフランジ2に固着さ
れる。補強材34はフランジ2の全域に固着されるもので
あるが、これを1本の連続した部材で構成することは困
難である。従って通常は、補強材34を比較的短い部材に
よって作り、これを多数本つなぎ合わせることによって
フランジ2の下面全周を囲うようにしている。この場
合、第7図に示すように、各補強材34にもボルト貫通用
の穴5が設けられており、これらの穴5とオイルパン・
フランジ2の穴3とが一致するように各補強材34がフラ
ンジ2に固着される。
ところで従来の補強材34は、第7図に示すように、その
両端、すなわち連接端34a及び34bが長手方向(図面の左
右方向)に対して直角になっていた。よって、その補強
材34の上下及び左右は対称であって、さらに表裏同形に
なっていた。
[考案が解決しようとする課題] 従来の補強材34は上記のような形状になっていたので、
1つの補強材34を左右間違えても、あるいは表裏反対に
してもフランジ2に取り付けることができた。
一般に補強材34には、その一面にプレスダレがあった
り、あるいは長手方向に沿った幅が微妙に変えられるこ
とがある。このような場合、上記のように補強材34が誤
って組み付けられると、オイルパン1について目標とす
る強度が得られなかった。
本考案は、従来の補強材における上記の欠点に鑑みてな
されたものであって、補強材が誤った配置状態でオイル
パンに取り付けられること、いわゆる誤組を防止して、
常に目標とする強度をオイルパンに与えることのできる
補強装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本考案に係る補強装置にお
いて各補強材の連接端は、ある1つの補強材が表裏反転
あるいは左右間違えてオイルパン上に置かれるときに、
その補強材の隣りにある他の補強材である隣接補強材の
連接端とぶつかる形状になっている。これにより、上記
1つの補強材が正常でない状態でオイルパン上に組み付
けられることが防止される。
上記の構成において、各補強材の連接端についての具体
的な形状は、特別のものに限定されることはない。要
は、1つの補強材が表裏あるいは左右間違えて組み付け
られるときに、その連接端が他の補強材の連接端とぶつ
かるようになっていれば良い。
[作用] 1つの補強材(4)が左右あるいは表裏誤ってオイルパ
ン(2)に組み付けられようとすると、その1つの補強
材(4)の連接端(4a,4b)が、隣接補強材(14,24)の
それぞれの連接端(14b,24a)にぶつかる。これによ
り、その補強材(4)の誤組が防止される。
[実施例] 第1図は、本考案に係る補強装置の一例の要部を示して
いる。同図では、1つの補強材4とそれに隣接する他の
2つの隣接補強材14及び24のみを示してあるが、実際に
は、オイルパン・フランジ2(第5図)の下面全周にわ
たってこれらの補強材と同様な補強材が連続して組み付
けられる。符号5は、第7図と同様に、ボルト穴を示し
ている。
第1図において、補強材4の右側の連接端4bは、長手方
向に対して直角でなくて、適宜の傾斜が付けられてい
る。そして、これに対向する右側の隣接補強材24の連接
端24aも、その傾斜に対応する傾斜が付けられている。
一方、補強材4の左側の連接端4aは、第7図の従来例と
同様に、長手方向に対して直角になっている。これに対
向する左側の隣接補強材14の連接端14bも、長手方向に
対して直角になっている。
本実施例に係る補強材4及び隣接補強材14,24は以上の
ように構成されているので、補強材4が第1図の正常状
態にあるときには、その補強材4は、何等の支障もなく
両隣接補強材14及び24に連続した状態でオイルパン・フ
ランジ2(第5図)に固着される。
ところが、補強材4が左右間違ってオイルパン・フラン
ジ2に置かれたときには、第2図に示すように、左側連
接端4a(正常状態時の右側連接端4bに相当)が左隣りの
隣接補強材14の連接端14bにぶつかる。さらに、右側連
接端4b(正常状態時の左側連接端4aに相当)が右隣りの
隣接補強材24の連接端24aにぶつかる。その結果、補強
材4が左右誤った状態で組み付けられること、いわゆる
誤組が防止される。
また、補強材4が表裏間違ってオイルパン・フランジ2
に置かれたときには、第3図に示すように、その連接端
4bが右隣りの隣接補強材24の連接端24aにぶつかって、
補強材4の表裏反対の誤組が防止される。
さらに、補強材4が左右及び表裏の両方が間違ってオイ
ルパン・フランジ2に置かれたときには、第4図に示す
ように、その両連接端4a及び4bがそれぞれ左側補強材14
の連接端14b及び右側補強材24の連接端24aにぶつかっ
て、補強材4の誤組が防止される。
以上、1つの実施例を挙げて本考案を説明したが、本考
案はその実施例に限定されることなく、種々に改変する
ことができる。
例えば、上記の実施例では、補強材4の連接端4a及び4b
をボルト穴5が開けられる位置に対応させていたが、ボ
ルト穴5とは無関係に各連接端4a及び4bを設けることも
できる。
上記の実施例では第1図に示すように、一方の連接端4b
に傾斜を付け、他方の連接端4aは傾斜を付けないことと
したが、各連接端の形状はこれに限らず、任意の形状と
することができる。
[考案の効果] 本考案によれば、補強材(4)を左右あるいは表裏間違
えてオイルパン(2)に組み付けようとすると、その補
強材(4)の連接端(4a,4b)が隣接補強材(14,24)の
連接端(14b,24a)にぶつかり、これによってその補強
材(4)がオイルパン(2)に誤った状態で組み付けら
れることが防止される。この結果、補強材(4)は、常
に正常状態でオイルパン(2)に固着されるので、常に
目標とするオイルパンの強度及びシール性を得ることが
可能になった。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例に係る補強装置の要部を示す
平面図、第2図から第4図は第1図の実施例において補
強材を誤った状態で固着しようとする場合を示す平面
図、第5図は補強装置が用いられるオイルパンの一例を
示す斜視図、第6図は第5図のVI−VI線に従った断面
図、第7図は従来の補強装置の一例を示す平面図であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の補強材を有しており、各補強材を個
    々の連接端を介して互いに連続してオイルパンに固着さ
    せることにより、そのオイルパンのシール性及び強度を
    高める補強装置において、 各補強材の連接端は、1つの補強材が正常状態に対して
    表裏あるいは左右を入れ換えてオイルパン上に置かれる
    とき、その補強材の隣りにある隣接補強材の連接端とぶ
    つかる形状となっており、これにより上記1つの補強材
    がオイルパン上に置かれるのが妨げられることを特徴と
    するオイルパンの補強装置。
JP11957889U 1989-10-12 1989-10-12 オイルパンの補強装置 Expired - Lifetime JPH0738673Y2 (ja)

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JP11957889U JPH0738673Y2 (ja) 1989-10-12 1989-10-12 オイルパンの補強装置

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Publication Number Publication Date
JPH0359455U JPH0359455U (ja) 1991-06-12
JPH0738673Y2 true JPH0738673Y2 (ja) 1995-09-06

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