JPH0738492A - 移動体用通信装置 - Google Patents

移動体用通信装置

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JPH0738492A
JPH0738492A JP5180343A JP18034393A JPH0738492A JP H0738492 A JPH0738492 A JP H0738492A JP 5180343 A JP5180343 A JP 5180343A JP 18034393 A JP18034393 A JP 18034393A JP H0738492 A JPH0738492 A JP H0738492A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動体用通信装置に中継局としての機能を持
たせて、移動体用通信装置の使用範囲を拡大する。 【構成】 受信信号を通信部12で復調してスピーカ4
から音声として発生すると共に、マイク2から入力され
た音声を通信部12で変調して送信する移動体用通信装
置において、通常の通信を行っていないときに他の通信
装置から中継要求を受けると、その後中継終了要求を受
けるまでの間、スイッチSW1をオフして通信部12と
マイク2及びスピーカ4との経路を遮断すると共に、ス
イッチSW2をオンして通信部12と中継用RAM60
とを接続し、通信部12で復調した受信データを一旦中
継用RAM60に格納して、その受信データを所定の送
信タイミングで通信部12から再送信するように構成す
る。この結果、当該装置を用いれば、2つの通信装置間
の中継を行うことができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、任意の位置にて他の通
信装置との間で双方向に通話が可能な移動体用通信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、車両用の無線機,自
動車電話,コードレス電話等のように、任意の位置で移
動しながら他の通信装置と双方向に通話が可能な移動体
用の通信装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした移動体用通信
装置は、例えば自動車電話やコードレス電話のように、
予め電話回線に接続された通信装置(基地局)との間で
無線通信を行なうことによって、この基地局と電話回線
を介して他の通信装置との通話が可能となる基地局利用
型のもの、或は、トランシーバのように他の通信装置と
直接通信を行なうことによって、その通信装置との間で
直接通話が可能となる直接通話型のもの等、用途に応じ
て種々の使用形態があるが、いずれの装置においても、
通信相手となる相手側の通信装置が通信電波の届くエリ
ア内に存在しないと無線通信を実行できない。
【0004】従って、例えば自動車電話を使用する際、
車両位置が基地局から遠いために発信しても電話回線に
接続できず、車両を基地局近傍迄移動させてから再度発
信しなければならない、といように、従来の移動体用通
信装置では、その使用範囲に限界があり、無線通信機能
を充分発揮できないといった問題があった。
【0005】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、移動体用通信装置に中継局としての機能を持たせ
て、移動体用通信装置の使用範囲を拡大することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた本発明は、図1に例示する如く、通信用ア
ンテナと、該通信用アンテナから入力される他の通信装
置からの送信信号を復調してスピーカに出力する受信部
と、外部操作によって当該装置の動作モードを他の通信
装置と通信を行なう通信モードに設定するための操作部
と、該操作部を介して当該装置の動作モードが上記通信
モードに設定されているとき、マイクロフォンから入力
された音声信号を送信信号に変調して、上記通信用アン
テナから他の通信装置に送信する送信部と、を備え、任
意の位置にて、他の通信装置との間で双方向に通話が可
能な移動体用通信装置において、当該装置の動作モード
が上記通信モードにないとき、上記受信部にて復調され
た受信信号の中から、再送信指令及び再送信停止指令を
検出する指令信号検出手段と、該指令信号検出手段にて
再送信指令が検出されると、その後上記指令信号検出手
段にて再送信停止指令が検出される迄の間、上記マイク
ロフォンと上記送信部との接続及び上記受信部と上記ス
ピーカとの接続をそれぞれ遮断し、上記受信部にて復調
された受信信号を上記送信部に入力して、該受信信号を
再送信させる再送信手段と、を設けたことを特徴として
いる。
【0007】
【作用】上記のように構成された本発明の移動体用通信
装置においては、操作部を介して当該装置の動作モード
が通信モードに設定されているとき、送信部が、マイク
ロフォンから入力された音声信号を送信信号に変調して
通信用アンテナから送信し、受信部が、通信用アンテナ
から入力される他の通信装置からの送信信号を復調して
スピーカに出力する。このため、使用者はマイクロフォ
ンから音声を入力し、スピーカから音声を聞くことによ
り、他の通信装置側の使用者と通話ができる。
【0008】また、当該装置の動作モードが通信モード
に設定されていないときには、受信部が他の通信装置か
らの送信信号を復調するが、この復調した受信信号中
に、再送信指令或は再送信停止指令があると、指令信号
検出手段がその旨を検出する。そして、この指令信号検
出手段にて再送信指令が検出されると、再送信手段が作
動し、その後指令信号検出手段にて再送信停止指令が検
出される迄の間、マイクロフォンと送信部との接続及び
受信部とスピーカとの接続をそれぞれ遮断し、受信部に
て復調された受信信号を送信部に入力して、その受信信
号を通信用アンテナから再送信させる。
【0009】従って、本発明の移動体用通信装置におい
ては、通常の通信装置として機能するだけでなく、他の
通信装置から再送信指令を送信することによって、受信
信号を再送信する中継局としても機能することとなり、
この移動体用通信装置を用いれば、通信電波を直接送受
信することのできない2つの通信装置を接続することが
できるようになり、移動体用通信装置の使用範囲を拡大
することが可能になる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図2は、本発明が適用された移動体用通信装置
の回路構成を表わすブロック図である。
【0011】本実施例の通信装置は、公衆或は私設の電
話回線網に接続された図示しない基地局や他の移動局と
の間で、π/4シフトQPSK方式にて変調した1.9
GHz帯の送信電波を送受信することにより、4チャネ
ル多重TDMA/TDD方式で双方向にデータ通信を行
なう、所謂第2世代コードレス電話機として周知のPH
Pシステム(パーソナルハンディホン)の移動局として
使用されるものであり、通話を行なうためのマイクロフ
ォン(以下単にマイクという。)2およびスピーカ4
や、装置の作動状態等を表示するためのLCD6、電話
番号や各種指令を入力するための各種入力キーを備えた
キーマトリクス8等を備えている。
【0012】また当該通信装置には、音声信号をADP
CM信号に変換した通話データや通信制御用の制御デー
タ等の送信データを1.9GHz帯の送信信号に変換し
て基地局或は他の移動局に送信すると共に、基地局或は
他の移動局から送信されてきた1.9GHz帯の送信信
号を受信して復調し受信データを生成する通信部12、
通信部12にて所定の送・受信チャネルでデータを送・
受信するために、送信データを所定の送信タイミングで
通信部12に入力すると共に、所定の受信タイミングで
通信部12から受信データを取り込むチャネルコーディ
ック14、マイク2から入力された音声信号を通話デー
タに変換してチャネルコーディック14に入力すると共
に、チャネルコーディック14から受信データ中の通話
データを取り込みPCM信号に変換するADPCMコー
ディック16、マイク2から入力された音声信号をPC
M信号に変換してADPCMコーディック16に入力す
ると共に、ADPCMコーディック16にてPCM信号
に変換された通話データを音声信号に変換してスピーカ
4に出力するオーディオインタフェース18、キーマト
リクス8からの入力信号や予め設定された通信手順に従
い送信すべき通信制御用の制御データを生成してチャネ
ルコーディック14に入力すると共に、チャネルコーデ
ィック14から受信データ中の制御データを読み込みそ
の制御データに従って送受信タイミング等を制御し、更
にその通信状態や当該装置の作動状態等をLCD6に表
示するための表示データを生成するコントロールCPU
20、キーマトリクス8からの入力信号をコントロール
CPU20に入力すると共にコントロールCPU20に
て生成された表示データに基づきLCD6に画像を表示
させるマンマシンインタフェース22等が備えられてお
り、これら各部の動作によって基地局や他の移動局との
間の双方向通信を可能としている。
【0013】次に、通信部12は、基地局や他の移動局
との間で1.9GHz帯の電波を送受信するための通信
用アンテナ30、この通信用アンテナ30から入力され
る1.9GHz帯の受信信号を増幅する受信増幅器3
2、受信増幅器32で増幅された受信信号をシンセサイ
ザ34から出力される局発信号により周波数変換する第
1受信ミキサ36、第1受信ミキサ36にて周波数変換
された受信信号を受信局部発振器38から出力される局
発信号により中間周波信号に変換する第2受信ミキサ4
0、第2受信ミキサ40にて周波数変換された受信信号
(中間周波信号)を増幅する中間周波増幅器42、中間
周波増幅器42にて増幅された中間周波信号を復調し、
受信データとしてチャネルコーディック14に出力する
と共に、チャネルコーディック14から入力される送信
データを変調するモデム44、モデム44からの出力信
号を送信局部発振器46から出力される局発信号により
更に変調してπ/4シフトQPSK変調された送信信号
を生成する直交変調器48、直交変調器48からの送信
信号をシンセサイザ34から出力される局発信号により
1.9GHz帯の送信信号に周波数変換する送信ミキサ
50、送信ミキサ50からの送信信号を増幅して通信用
アンテナ30に出力する送信増幅器52、及びこの送信
増幅器52及び受信増幅器32と通信用アンテナ30と
の接続をコントロールCPU20にて決定される送・受
信タイミングに応じて切り換えるアンテナスイッチ54
から構成されている。
【0014】ここで、アンテナスイッチ54は、通常、
通信用アンテナ30を受信増幅器32側に接続してお
り、基地局や他の移動局との通信を行なう際に、コント
ロールCPU20からのタイミング信号によって、その
接続を2.5msec.毎に受信増幅器32側と送信増幅器
52側とに交互に切り換える。またチャネルコーディッ
ク14は、コントロールCPU20からのタイミング信
号によって、その2.5msec.を4分割した4つのスロ
ットの内の1スロット内にて送信データの出力或は受信
データの入力を行なうことにより、上記4チャネル多重
TDMA/TDDを実現する。
【0015】つまり、4チャネル多重TDMA/TDD
方式でデータの送受信を行なうPHPシステムでは、図
3に示す如く、5msec.を1フレームとし、その1フレ
ーム内に8スロットを割り当て、その内の4スロットを
送信用、残りの4スロットを受信用とすることにより、
1周波数(キャリア)当たりに4種の情報を双方向に送
受信できるようになっており、各局が通信を行なう場合
(図3では移動局Aと移動局Bとが通信を行なう場合を
表わしている)には、4つの送信スロットTi(i:1
〜4の整数)及び受信スロットRiの内の2.5msec.
離れた一対のスロットTi,Ri(図では第1スロット
T1,R1)を用いて、データの送受信を行なうように
定められているため、本実施例では、コントロールCP
U20がアンテナスイッチ54及びチャネルコーディッ
ク14の動作タイミングを制御することによって、こう
した通信を実現するのである。
【0016】なお、PHPシステムでは、基地局−移動
局間での制御データの送受信に使用する制御用キャリ
ア、基地局−移動局での通話データの送受信に使用する
通信用キャリア、及び、移動局−移動局間でのデータ通
信に使用する移動局間用キャリアがそれぞれ設定されて
おり、しかも各キャリアは300kHz間隔で各々複数
設定されているため、コントロールCPU20は、通信
を開始する際には、シンセサイザ34の発振周波数を所
定値に設定することにより特定のキャリアでデータ通信
を行ない相手局との間で通信に使用するキャリアを決定
し、その後、その決定したキャリアでデータ通信を行な
うために、シンセサイザ34の発振周波数を変更する。
【0017】このように本実施例の通信装置において
は、基地局や他の移動局との間で双方向に通信を行なう
ことができるのであるが、その通信相手となる基地局や
他の移動局が、キャリアが届く範囲内になければ、通信
を行なうことができない。つまりPHPシステムの場
合、送信出力が10mW以下に設定されており、キャリ
アの届く範囲は100m程度であることから、例えば、
図4に示す如く、移動局Aと移動局Bとが通信を行なう
場合に、その離隔距離が100m以上離れているような
ときには、通信を実行できない。
【0018】そこで、本実施例の通信装置は、このよう
な場合に、移動局Aと移動局Bとの間に位置する移動局
Cが中継局として動作することによって、移動局Aと移
動局Bとの間の通信を実現できるようにされている。す
なわち、本実施例の通信装置には、図2に示す如く、チ
ャネルコーディック14とADPCMコーディック16
との間のデータ信号線を遮断し、その代わりに、データ
信号線のチャネルコーディック14側に中継用RAM6
0を接続するスイッチSW1,SW2が設けられ、コン
トロールCPU20が、このスイッチSW1,SW2を
駆動することにより、チャネルコーディック14から出
力される受信データ中の通話データを中継用RAM60
に一旦書込み、その書込んだ通話データを所定の送信タ
イミングで再度チャネルコーディック14に入力するよ
うにされている。
【0019】以下、このようにコントロールCPU20
によって実行される中継処理について、図5に示すフロ
ーチャートに沿って説明する。この中継処理は、使用者
により操作されるキーマトリクス8上の通話スイッチが
オフ状態で、当該通信装置の動作モードが他の局と通信
を行なう通信モードに設定されていないときに、コント
ロールCPU20において繰返し実行される処理であ
り、処理が開始されると、まずステップ110にて、通
信用アンテナ30にて他局からの送信信号が受信され、
その受信信号を復調した受信データがチャネルコーディ
ック14に入力されたか否かを判断することにより、チ
ャネルコーディック14に受信データが入力されるのを
待つ。
【0020】そして、チャネルコーディック14に受信
データが入力されると、今度は続くステップ120に
て、その受信データが当該通信装置に対する中継開始要
求であるか否かを判断し、受信データが中継開始要求で
なければ、再度ステップ110に移行し、逆に受信デー
タが中継開始要求であれば、続くステップ130にて、
当該通信装置が中継動作を実行可能な状態であるか否か
を判断する。
【0021】この判断は、例えば、バッテリが中継動作
を実行するのに充分な電力を蓄えているかを判断し、バ
ッテリ電力が充分であれば、中継要求してきた他局との
間で制御データのやり取りを行なうことによって、この
局との間で正常な通信を実行できるかを判断し、更にこ
の中継要求局との通信が正常に行なえる場合には、中継
相手となるもう一つの局を呼び出し、この局との間で制
御データのやり取りを行なって、この局との間で正常な
通信を実行できるかを判断する、といった手順で実行さ
れる。
【0022】なお、この処理において、中継対象となる
2局間でそれぞれ制御データのやり取りを行なうことに
より、通信が正常に行なうことができる場合には、中継
時に通信データを送受信するための通信チャネルやスロ
ット等が設定される。そして、ステップ130にて、中
継動作を実行可能であると判断されると、続くステップ
140に移行し、中継動作を実行できないと判断される
と、再度ステップ110に移行する。
【0023】次にステップ140では、スイッチSW1
をオフしてチャネルコーディック14とADPCMコー
ディック16とを遮断し、スイッチSW2をオンしてチ
ャネルコーディック14と中継用RAM60とを接続す
ることにより、当該通信装置の動作モードを中継モード
に設定する。
【0024】そして続くステップ150では、チャネル
コーディック14から出力される各局からの通話データ
を中継用RAM60に一旦書込み、その通話データを所
定の送信タイミングで再度チャネルコーディック14に
入力することにより、各局からの通話データを再送信す
る中継制御を実行する。
【0025】このステップ150の処理は、続くステッ
プ160にて、いずれかの局から中継終了要求が入力さ
れたと判断されるまで繰返し実行され、ステップ160
にて中継終了要求が入力されたと判断されると、続くス
テップ170に移行して、スイッチSW1をオンしてチ
ャネルコーディック14とADPCMコーディック16
とを接続し、スイッチSW2をオフしてチャネルコーデ
ィック14と中継用RAM60との接続を遮断すること
により、上記設定した中継モードを解除して、再度ステ
ップ110に移行する。
【0026】ここで、例えば図4に示す移動局Cが移動
局Aと移動局Bとの間の通信を中継する場合、上記ステ
ップ130にて、図7に示す如く、移動局Aとの間の通
信を、所定の移動局間用キャリア上の第1スロットR
1,T1を使用して行ない、移動局Bとの間の通信を、
移動局Aとの通信と同じ移動局間用キャリア上の第3ス
ロットR3,T3を使用して行なうことが設定されてい
るとすると、上記ステップ150の中継制御では、図6
に示す如きデータの記録・再生動作を繰返し実行する。
【0027】すなわち、まず移動局Aからは第1受信ス
ロットR1のタイミングで移動局Bへの送信データDAB
が送信されて来るため、その間、そのデータDABの受信
及び復調を行ない、その後、チャネルコーディック14
に蓄えられたデータDABを、中継用RAM60に格納す
る。
【0028】また、次に移動局Bからは第3受信スロッ
トR3のタイミングで移動局Aへの送信データDBAが送
信されて来るため、その間、そのデータDBAの受信及び
復調を行ない、その後、チャネルコーディック14に蓄
えられたデータDBAを、中継用RAM60に格納する。
【0029】こうして、各移動局A,Bからの送信デー
タDAB,DBAを中継用RAM60に格納すると、今度
は、次の第1送信スロットT1にて、移動局Bからの送
信データDBAを移動局Aに送信するために、このデータ
DBAを中継用RAM60から読出し、送信データとして
チャネルコーディック14に入力する。そして、このデ
ータDBAを、次の第1送信スロットT1のタイミング
で、チャネルコーディック14からモデム44に出力さ
せることにより、通信部12内でデータDBAの変調及び
送信を実行させる。
【0030】また第1送信スロットT1でのデータDBA
の送信が完了すると、今度は、次の第3送信スロットT
3にて、移動局Aからの送信データDABを移動局Bに送
信するために、このデータDABを中継用RAM60から
読出し、送信データとしてチャネルコーディック14に
入力する。そして、このデータDABを、次の第3送信ス
ロットT3のタイミングで、チャネルコーディック14
からモデム44に出力させることにより、通信部12内
でデータDABの変調及び送信を実行させる。
【0031】なお、この中継制御実行時には、受信スロ
ットR1〜R4までの受信タイミング(2.5msec.
間)では、アンテナスイッチ54を受信増幅器32側に
切り換えて、通信用アンテナ30を受信増幅器32に接
続し、次の送信スロットT1〜T4までの送信タイミン
グ(2.5msec.間)では、アンテナスイッチ54を送
信増幅器52側に切り換え、通信用アンテナ30を送信
増幅器52に接続する、といったアンテナ切換制御も同
時に実行する。
【0032】以上説明したように、本実施例の移動体用
通信装置では、通常の通信動作を行なっていない場合
に、他の通信装置からもう一つの通信装置との間の中継
要求を受けると、中継動作を実行可能かどうかを確認
し、中継動作を実行可能であれば、その後中継終了要求
を受けるまでの間、通話用のマイク及びスピーカの経路
を遮断して、各通信装置からの送信データを他方の通信
装置に対して再送信するようにされている。
【0033】このため、本実施例の移動体用通信装置を
用いれば、通信電波を直接送受信することのできない2
つの移動局或は移動局と基地局との間の通信を実現する
ことができるようになり、移動体用通信装置の使用範囲
を拡大することが可能になる。
【0034】ここで、本実施例では、本発明を、TDM
A/TDD方式でデータ通信を行なうPHPシステムの
移動局に適用した場合について説明したが、従来のアナ
ログコードレス電話のように、異なる周波数(キャリ
ア)を使用して双方向通信を行なうFDMA/FDD方
式の通信装置であっても、本発明を適用して上記実施例
と同様の効果を得ることができる。
【0035】なお、FDMA/FDD方式の通信装置の
場合、本実施例のように特定キャリアを時分割して使用
するものではないので、受信信号を再送信する場合に受
信データをRAMに一旦格納する必要はなく、受信信号
をそのまま周波数変換して再送信するようにすればよ
い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動体用
通信装置においては、動作モードが、通常の通信を行な
う通信モードに設定されていないときに、他の通信装置
からの再送信指令を受けると、その後他の通信装置から
再送信停止指令が入力される迄の間、マイクロフォンと
送信部との接続及び受信部とスピーカとの接続をそれぞ
れ遮断し、受信部にて復調された受信信号を送信部に入
力して、その受信信号を通信用アンテナから再送信する
ようにされている。このため、本発明の移動体用通信装
置は、通信電波を直接送受信することのできない2つの
通信装置の中継局としても動作することができ、移動体
用通信装置の使用範囲を拡大することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を例示するブロック図である。
【図2】実施例の通信装置の回路構成を表わすブロック
図である。
【図3】実施例の通信装置における通信方式を説明する
説明図である。
【図4】移動局A,B及び移動局A,Bを中継する移動
局Cの配置図である。
【図5】実施例の通信装置にて実行される中継処理を表
わすフローチャートである。
【図6】実施例の通信装置の中継制御実行時の動作手順
を表わす動作説明図である。
【図7】移動局A,B間の通信を移動局Cにて中継する
場合のデータの流れを説明する説明図である。
【符号の説明】
2…マイク 4…スピーカ 8…キーマトリクス
12…通信部 14…チャネルコーディック 16…ADPCMコー
ディック 18…オーディオインタフェース 20…コントロー
ルCPU 30…通信用アンテナ 32…受信増幅器 34…
シンセサイザ 36…第1受信ミキサ 38…受信局部発振器 4
0…第2受信ミキサ 42…中間周波増幅器 44…モデム 46…送信
局部発振器 48…直交変調器 50…送信ミキサ 52…送信
増幅器 54…アンテナスイッチ 60…中継用RAM SW1,SW2…スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信用アンテナと、 該通信用アンテナから入力される他の通信装置からの送
    信信号を復調してスピーカに出力する受信部と、 外部操作によって当該装置の動作モードを他の通信装置
    と通信を行なう通信モードに設定するための操作部と、 該操作部を介して当該装置の動作モードが上記通信モー
    ドに設定されているとき、マイクロフォンから入力され
    た音声信号を送信信号に変調して、上記通信用アンテナ
    から他の通信装置に送信する送信部と、 を備え、任意の位置にて、他の通信装置との間で双方向
    に通話が可能な移動体用通信装置において、 当該装置の動作モードが上記通信モードにないとき、上
    記受信部にて復調された受信信号の中から、再送信指令
    及び再送信停止指令を検出する指令信号検出手段と、 該指令信号検出手段にて再送信指令が検出されると、そ
    の後上記指令信号検出手段にて再送信停止指令が検出さ
    れる迄の間、上記マイクロフォンと上記送信部との接続
    及び上記受信部と上記スピーカとの接続をそれぞれ遮断
    し、上記受信部にて復調された受信信号を上記送信部に
    入力して、該受信信号を再送信させる再送信手段と、 を設けたことを特徴とする移動体用通信装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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