JPH10257560A

JPH10257560A - 無線通信装置

Info

Publication number: JPH10257560A
Application number: JP9059448A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Tanaka; 宏志田中; Hisayuki Ogura; 久幸小倉
Original assignee: Tokyo Sanyo Electric Co Ltd; Tottori Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Tokyo Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1997-03-13
Filing date: 1997-03-13
Publication date: 1998-09-25

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明は、混信により親機が他の無線通信装
置の無線キャリアを受信している場合においても、親機
を受信待機状態に戻すことができる無線通信装置を提供
するものである。【解決手段】本発明の無線通信装置は、送受信回路を
有した親機（１）と、親機と無線回線により接続される
子機（２）とからなり、親機は、受信信号レベルが所定
時間所定値未満であるとき、受信待機状態に復帰するも
のにおいて、親機は、受信信号レベルが所定値以上のと
きに、所定時間音声信号がないと子機に所定の制御信号
を送信し、それに対して子機から応答がないと受信待機
状態に復帰することを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電話回線に
接続されるコードレス電話装置の如く親機と子機からな
る無線通信装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えば特公平７−５０９０５号公
報に開示されているコードレス電話装置においては、通
話中、親機で受信信号レベルを監視し、所定時間所定値
未満の状態が継続すると、親機を受信待機状態に復帰さ
せることによって、子機が親機から遠ざかっていき、無
線通信が不可能となった場合に、子機自体で通信を終了
させても親機は通信状態のままになってしまうのを防止
するようにしている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、昨今の
ように無線通信装置の台数が増加し、無線通信装置同志
の混信が発生する状況を考えると、次のような問題があ
る。

【０００４】例えば、子機が親機から遠ざかって行き、
無線通信不可能となった場合に、子機で通信を切ったと
き、混信が発生している状況であったならば親機側は子
機の無線キャリアでない別の無線キャリアを検出してい
る可能性もある。このような場合には、親機は所定値以
上の受信レベルを検出しているが、それが子機のキャリ
アによるものなのか、また別の無線装置によるものなの
か識別できず、親機側だけが通信状態のままになってし
まうということが発生する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の無線通信装置
は、送受信回路を有した親機と、該親機と無線回線によ
り接続される子機とからなり、前記親機は、受信信号レ
ベルが所定時間所定値未満であるとき、受信待機状態に
復帰するものにおいて、前記親機は、受信信号レベルが
所定値以上のときに、所定時間音声信号がないと受信待
機状態に復帰することを特徴とするものである。

【０００６】また、更に本発明の無線通信装置は、送受
信回路を有した親機と、該親機と無線回線により接続さ
れる子機とからなり、前記親機は、受信信号レベルが所
定時間所定値未満であるとき、受信待機状態に復帰する
ものにおいて、前記親機は、受信信号レベルが所定値以
上のときに、所定時間音声信号がないと前記子機に所定
の制御信号を送信し、それに対して前記子機から応答が
ないと受信待機状態に復帰することを特徴とするもので
ある。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。

【０００８】図１は、本発明のコードレス電話装置の親
機（１）のブロック図で、（３）はアンテナ（４）を介
して子機（２）からの信号を受信し復調する受信回路、
（５）はアンテナ（４）を介して入力した信号を変調し
て子機（２）に送信する送信回路、（６）は回線接続回
路で、電話回線（Ｌ）の解放、閉結を行うものである。
（７）はハイブリッド回路で、２線−４線変換を行うも
のである。尚、受信回路（３）及び送信回路（５）は、
ハイブリッド回路（７）に接続され、電話回線（Ｌ）を
介して信号の授受を行うことになる。（８）は着信を検
出する着信検出回路、（９）は受信回路（４）の受信信
号をＡＭ検波して受信信号レベルを検出する受信信号検
出回路で、受信信号をＡ／Ｄ変換して出力する。（１
０）は受信回路（３）の出力信号を入力し、音声信号の
有無を検出するＶＯＸ回路、（１１）はマイクロプロセ
ッサからなる制御回路で、ＲＯＭ（１１）に書き込まれ
たプログラムに従ってＲＡＭ（１２）とデータの授受を
行うと共に、各回路を制御するものである。

【０００９】図２は、本発明のコードレス電話装置の子
機（２）のブロック図で、（１３）はアンテナ（１４）
を介して親機（１）からの信号を受信し復調する受信回
路、（１５）は受信回路（１３）からの信号を増幅して
スピーカ（１６）を介して再生する出力アンプ、（１
７）は入力アンプ（１８）を介してマイクロフォン（１
９）からの信号を入力し変調する送信回路で、アンテナ
（１４）を介して親機（１）に変調した信号を送信する
ものである。（２０）は着信音を放音するベル、（２
１）はテンキー、通話開始キー、通話終了キー等を含む
キー回路、（２２）はマイクロプロセッサからなる制御
回路で、ＲＯＭ（２３）に書き込まれたプログラムに従
ってＲＡＭ（２４）とデータの授受を行うと共に、各回
路を制御するものである。尚、子機（２）の制御回路
（２２）は、通話開始キーが操作されると、通話要求コ
マンドを、通話終了キーが操作されると、通話終了コマ
ンドを、テンキーが操作されると、番号データを、そし
て親機（１）から通話終了要求コマンドの受信すると通
話継続コマンドを送信するように制御することになる。

【００１０】図３は、親機（１）のＲＯＭ（１１）に書
き込まれた要部のプログラムのフローチャートで、着信
を着信検出回路（８）により検出し、親機（１）の制御
回路（１０）にて子機（２）に着信検出コマンドを送信
した以後の処理に係わるものであり、これに基づいて動
作を説明する。

【００１１】まず、子機（２）の制御回路（２２）は、
着信検出コマンドを検出すると、ベル（２０）を駆動し
て着信を報知する。これに応答して、ユーザーが子機
（２）の通話開始キーを操作し、この操作を検出する
と、子機（２）の制御回路（２２）は、通話要求コマン
ドが送信する。それを親機（１）において受信すると、
親機（１）の制御回路（２２）は、回線接続回路（６）
を制御して電話回線（Ｌ）を閉結し子機（２）を無線回
線を介して電話回線（Ｌ）に接続する（Ｓ１，２）。こ
れにより、子機（２）にて発呼者と通話を行うことがで
きる。この後、子機（２）の通話終了キーが操作され、
子機（２）より通話終了コマンドが送信され、それを親
機（１）において受信すると、親機（１）の制御回路
（１０）は、電話回線（Ｌ）を解放すると共に受信待機
状態に復帰する（Ｓ３，１２，１３）。このとき、子機
（２）も勿論受信待機状態に復帰している。ところで、
子機（２）における通話中、子機（２）を持っている使
用者が親機（１）から離れ、親機（１）における受信レ
ベルが低下して所定値未満になったことを親機（１）の
制御回路（１０）が検出すると、この制御回路（１０）
は、内部に設けた第１タイマーをスタートさせる（Ｓ
４，６）。そして、この状態が３０秒継続すると、親機
（１）の制御回路（１０）は、子機（２）が通話不能な
状態になったと判断し、電話回線（Ｌ）を解放すると共
に、受信待機状態に復帰する（Ｓ７，１２，１３）。
尚、３０秒内に、受信レベルが所定値以上になると、親
機（１）の制御回路（１０）は、第１タイマーをリセッ
トする（Ｓ５）。

【００１２】ところで、親機（１）において、受信信号
が所定値以上であっても、混信により、他の無線通信装
置の無線キャリアを受信している可能性がある。そこ
で、本発明にあっては、混信による無線キャリアが無変
調であることが多いことから、親機（１）の制御回路
（１０）は、受信信号が所定値以上の場合であっても、
ＶＯＸ回路（９）の出力信号に基づいて音声の有無を判
定し（Ｓ８）、音声信号がなければ内部に設けた第１タ
イマーとは別の第２タイマーをスタートさせる（Ｓ１
０）。そして、音声の無い状態が１分継続すると、親機
（１）の制御回路（１０）は、無線キャリアの相手は対
応する子機（２）以外であると判断し、電話回線（Ｌ）
を解放すると共に、受信待機状態に復帰する（Ｓ１２，
１３）。尚、１分以内に、音声信号を検出すると、親機
（１）の制御回路（１０）は、第２タイマーをリセット
することになる（Ｓ９）。

【００１３】次に、図４は、親機（１）のＲＯＭ（１
１）に書き込まれた要部のプログラムのフローチャート
他の実施例で、図３と同様、着信を着信検出回路（８）
により検出し、親機（１）の制御回路（１０）にて子機
（２）に着信検出コマンドを送信した以後の処理を示す
ものである。

【００１４】図４において、音声の無い状態が１分継続
すると、親機（１）の制御回路（１０）は、通話終了要
求コマンドを送信し、これに対して通話継続コマンドを
受信しなければ、無線キャリアの相手は対応する子機
（２）以外であると判断し、電話回線（Ｌ）を解放する
と共に、受信待機状態に復帰する（Ｓ１２〜１５）。

【００１５】即ち、音声信号を１分間検出できないこと
については、例えば、使用者がハンドセットのマイクロ
フォンを覆っていたことを原因とする等の通常の状態で
も発生することが考えられるため、上記の様に通話終了
要求コマンドの送信に対して通話継続コマンドを受信で
きない場合に、他の無線通信装置の無線キャリアを受信
していると判断するようにし、確実性を高めている。

【００１６】尚、上記各々の実施例では、着信があった
場合についてのみ説明したが、ダイヤル発信して通話状
態になった場合も同様である。

【００１７】

【発明の効果】本発明は、上記の様に構成したものであ
るから、混信により親機が他の無線通信装置の無線キャ
リアを受信している場合、親機を受信待機状態に戻すこ
とができ、子機が受信待機状態に復帰しても親機が無線
通信状態のままに放置されることを防止することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のコードレス電話装置の親機のブロック
図である。

【図２】本発明のコードレス電話装置の子機のブロック
図である。

【図３】本発明のコードレス電話装置の親機のＲＯＭに
書き込まれた要部のプログラムのフローチャートであ
る。

【図４】本発明の他の実施例で、コードレス電話装置の
親機のＲＯＭに書き込まれた要部のプログラムのフロー
チャートである。

【符号の説明】

１親機２子機８受信信号検出回路９ＶＯＸ回路１０制御回路２２制御回路

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】送受信回路を有した親機と、該親機と無
線回線により接続される子機とからなり、前記親機は、
受信信号レベルが所定時間所定値未満であるとき、受信
待機状態に復帰する無線通信装置において、前記親機
は、受信信号レベルが所定値以上のときに、所定時間音
声信号がないと受信待機状態に復帰することを特徴とす
る無線通信装置。
【請求項２】送受信回路を有した親機と、該親機と無
線回線により接続される子機とからなり、前記親機は、
受信信号レベルが所定時間所定値未満であるとき、受信
待機状態に復帰する無線通信装置において、前記親機
は、受信信号レベルが所定値以上のときに、所定時間音
声信号がないと前記子機に所定の制御信号を送信し、そ
れに対して前記子機から応答がないと受信待機状態に復
帰することを特徴とする無線通信装置。