JPH0738410A - 出力バッファ回路 - Google Patents

出力バッファ回路

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JPH0738410A
JPH0738410A JP5180364A JP18036493A JPH0738410A JP H0738410 A JPH0738410 A JP H0738410A JP 5180364 A JP5180364 A JP 5180364A JP 18036493 A JP18036493 A JP 18036493A JP H0738410 A JPH0738410 A JP H0738410A
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signal
delay
logic
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JP5180364A
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Naoyuki Kawaguchi
直之 川口
Kazunori Sekigahara
和▲範▼ 関ヶ原
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/02Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
    • H03K19/08Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices
    • H03K19/094Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices using field-effect transistors
    • H03K19/09425Multistate logic
    • H03K19/09429Multistate logic one of the states being the high impedance or floating state

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低ノイズで、リセット時間の速い出力バッフ
ァ回路を提供する。 【構成】 データ入力信号Dと出力イネーブル信号DE
を入力とし、それぞれの論理レベルに対応した信号を出
力する出力バッファ回路において、出力制御回路60の
遅延回路63によって回路動作における“L”レベル出
力時のGNDノイズの発生を抑制させると共に、回路リ
セット時での遅延回路63による遅延時間をキャンセル
する遅延キャンセル手段(検出回路64)を設けること
により、キャンセル時間相当分だけ速く回路出力を高イ
ンピーダンス状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置等に用
いられる出力バッファ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の出力バッファ回路の一構
成例を示す回路図である。この出力バッファ回路は、信
号入力端子1からのデータ信号D及び制御入力端子2か
らの出力イネーブル信号DEを入力とする出力制御回路
10と、信号入力端子1からのデータ信号Dをインバー
タ4によって反転したデータ入力信号DN及び制御入力
端子2からの出力イネーブル信号DEを入力とする出力
制御回路20とを備えている。さらに、出力制御回路1
0からの出力信号O1をゲート入力として、ドレインが
電源電位Vcc,ソースが信号出力端子3に接続された
出力用のNチャンネルMOSトランジスタ(以下、NM
OSという)31と、出力制御回路20からの各出力信
号O2,O3をゲート入力として、ドレインがグランド
(GND),ソースが信号出力端子3に接続された各N
MOS32,33とが設けられている。出力制御回路1
0は、NMOS31のゲートに与える出力信号O1を電
源電位Vcc以上に昇圧する回路であり、データ信号D
及び出力イネーブル信号DEを入力するNAND回路1
1と、NAND回路11の出力信号を入力する昇圧回路
12とによって構成されている。出力制御回路20は、
低レベル(以下、“L”という)出力時のGNDノイズ
等の発生を抑制する機能を有しており、データ入力信号
DN 及び出力イネーブル信号DEを入力するNAND回
路21と、NAND回路21の出力信号を反転して出力
信号O2を出力するインバータ22とを備えている。さ
らに、インバータ22からの出力信号O2を所定の遅延
時間だけ遅らせる遅延回路23と、遅延回路23の出力
信号を反転して出力信号O3を出力する2段のインバー
タ24,25とが設けられている。
【0003】次に、図2の出力バッファ回路の動作につ
いて説明する。この従来回路において、信号入力端子1
から入力されるデータ信号Dと、制御入力端子2から入
力される出力イネーブル信号DEとが、共に高レベル
(以下、“H”という)のときに、出力制御回路10で
は、昇圧回路12によって電源電位Vcc以上に昇圧さ
せた出力信号O1をNMOS31のゲートに与える。そ
のため、NMOS31がオン状態となり、電源電位Vc
cが信号出力端子3から出力される。データ信号D及び
出力イネーブル信号DEが、共に“H”以外のときに
は、出力信号O1が“L”となり、NMOS31がオフ
状態となる。また、信号入力端子1から入力されるデー
タ信号Dをインバータ4によって反転したデータ入力信
号DN と、制御入力端子2から入力される出力イネーブ
ル信号DEとが共に“H”のときに、出力制御回路20
では、NMOS31のゲート入力信号O2と、遅延回路
23によって遅延されたNMOS32のゲート入力信号
O3とを“H”とし、かつそれ以外のときには、各ゲー
ト入力信号O2,O3が“L”となる。初期状態では、
出力イネーブル信号DEが“L”であって、データ信号
Dと、これを反転したデータ入力信号DN との各レベル
状態に関係なく、各出力信号O1,及びO2,O3が共
に“L”になっており、各NMOS31,及びNMOS
32,33が、それぞれにオフ状態にあるので、信号出
力端子3が高インピーダンスとなる。
【0004】ここで、出力イネーブル信号DEが“L”
から“H”になり、かつデータ信号Dが“H”のときに
は、出力制御回路10からの出力信号O1が昇圧回路1
2によって電源電位Vcc以上に昇圧されるため、NM
OS31がオン状態となる。このとき、データ入力信号
DN は、“L”であるから、出力制御回路20からの各
出力信号O2,O3が“L”を維持しており、それぞれ
の各NMOS22,23はオフ状態のままであって、信
号出力端子3の出力が“H”となる。また、出力イネー
ブル信号DEが“L”から“H”になり、かつデータ信
号Dが“L”のときには、出力制御回路10の出力信号
O1が“L”を維持しており、NMOS31がオフ状態
のままに維持される。このとき、データ入力信号DN
は、“H”であり、この状態では、先ず、出力制御回路
20の出力信号O2が“H”になるため、NMOS32
がオン状態になる。一方このとき、NMOS33には、
遅延された出力信号O3が入力されているため、この時
点では、出力信号O3が“L”を維持したままで、各N
MOS31,33がオフ状態、NMOS32がオン状態
であり、出力は、NMOS32によってGND側へ放電
を開始する。次いで、遅延回路23による遅延時間を経
て、出力信号O3が“L”から“H”になった時点で、
NMOS33がオン状態となり、これによって各NMO
S32,33の双方による放電が開始される。その後、
出力リセットに伴い、本回路は、再度、高インピーダン
スの初期状態に復帰する。以上述べたように、従来の出
力バッファ回路においては、回路の誤動作につながるG
NDノイズを極力抑制する必要上、NMOSを分割し、
かつこれらの分割された各NMOSの相互を所定の時間
差で駆動させることにより、出力の急激な放電を避ける
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
出力バッファ回路においては、次のような問題があっ
た。出力バッファ回路の出力リセット時、つまり、高イ
ンピーダンス状態への復帰時にあっても、相互に分割さ
れた各NMOS32,33のうち、一方の出力信号O2
によるNMOS32に対して、他方の遅延された出力信
号O3によるNMOS33が、該遅延時間に相当する分
だけ時間差駆動されてしまうことになり、結果的に、出
力のターンオフ時間が遅延されるという好ましくない問
題を生ずるものであった。本発明は、このような従来の
NMOSの分割時間差駆動によるリセット時間の遅延と
いう課題を解消するためになされたもので、その目的と
するところは、低ノイズであって、しかもリセット時間
の速い出力バッファ回路を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するため、データ入力信号を入力し、セット時に
第1の論理レベル(例えば、“H”)となり、かつリセ
ット時に第2の論理レベル(例えば、“L”)となる出
力イネーブル信号に基づき、開閉動作して該データ入力
信号の出力制御を行なう論理回路と、論理回路の出力を
所定時間遅延させる遅延回路と、出力端子と電源電位
(例えば、“GND”)との間に接続され、論理回路の
出力に基づき、オン・オフ動作してデータ入力信号の論
理レベルに応じた信号を出力端子から出力する第1の出
力トランジスタと、出力端子と電源電位との間に接続さ
れ、遅延回路の出力に基づきオン・オフ動作して第1の
出力トランジスタの出力と同一論理レベルの信号を該出
力端子から出力する第2の出力トランジスタとを備えた
出力バッファ回路において、次のような手段を設けてい
る。即ち、本第1の発明では、出力イネーブル信号の第
2の論理レベル状態を検出し、論理回路の出力に基づ
き、第2の出力トランジスタをオン・オフ動作する遅延
キャンセル手段を設けている。
【0007】第2の発明では、第1の発明の遅延キャン
セル手段が、論理回路の出力に基づき、出力イネーブル
信号の第2の論理レベル状態を検出して遅延回路を短絡
すると共に、論理回路の出力に基づき、第2の出力トラ
ンジスタをオン・オフ動作する検出回路を有している。
第3の発明では、第1又は第2の発明の論理回路、遅延
回路、第1の出力トランジスタ、第2の出力トランジス
タ及び遅延キャンセル手段と、データ入力信号と相補的
なデータ信号を入力し、出力イネーブル信号に基づき開
閉動作されてデータ信号の出力制御を行なうゲート回路
を備えている。さらに、ゲート回路の出力を他の電源電
位(例えば、Vcc)以上に昇圧する昇圧回路と、信号
出力端子と他の電源電位との間に接続され、昇圧回路の
出力に基づき、第1,第2の出力トランジスタに対し相
補的にオン・オフ動作してデータ入力信号の論理レベル
に応じた信号を信号出力端子から出力する第3の出力ト
ランジスタとが設けられている。
【0008】
【作用】第1の発明によれば、上記のように出力バッフ
ァ回路を構成したので、論理回路は、第1の論理レベル
の出力イネーブル信号により開いてデータ入力信号を出
力し、該出力信号が第1の出力トランジスタ及び遅延回
路へ送られる。すると、第1の出力トランジスタは、オ
ン状態となって、データ入力信号の論理レベルに応じた
出力信号を出力端子から出力する。また、遅延回路に送
られたデータ入力信号は、遅延回路で遅延されて第2の
出力トランジスタへ送られる。すると、第2の出力トラ
ンジスタは、オン状態となり、第1の出力トランジスタ
と共働してデータ入力信号の論理レベルに応じた出力信
号を出力端子から出力する。第2の論理レベルの出力イ
ネーブル信号が論理回路に入力されると、該論理回路が
閉じる。すると、第1の出力トランジスタがオフ状態に
なると共に、これと同時に、遅延キャンセル手段が第2
の出力トランジスタをオフ状態にさせる。第2の発明に
よれば、検出回路は、論理回路の出力に基づき、出力イ
ネーブル信号の第2の論理レベル状態を検出したとき、
遅延回路を短絡すると共に、論理回路の出力に基づき、
第2の出力トランジスタをオフ状態にさせる。
【0009】第3の発明によれば、論理回路は、第1の
論理レベルの出力イネーブル信号により開いてデータ入
力信号を出力し、該出力信号が第1の出力トランジスタ
及び遅延回路へ送られる。すると、第1の出力トランジ
スタは、オン状態となって、データ入力信号の論理レベ
ルに応じた出力信号を出力端子から出力する。また、遅
延回路に送られたデータ入力信号は、遅延回路で遅延さ
れて第2の出力トランジスタへ送られる。これにより、
第2の出力トランジスタは、オン状態となり、第1の出
力トランジスタと共働してデータ入力信号の論理レベル
に応じた出力信号を出力端子から出力する。第2の論理
レベルの出力イネーブル信号が論理回路に入力される
と、該論理回路が閉じる。そして、第1の出力トランジ
スタがオフ状態になると共に、これと同時に、遅延キャ
ンセル手段が第2の出力トランジスタをオフ状態にさせ
る。一方、ゲート回路は、第1の論理レベルの出力イネ
ーブル信号と相補的なデータ信号により開いてデータ入
力信号を出力し、該出力信号が昇圧回路へ送られる。昇
圧回路では、出力信号を他の電源電位以上に昇圧して出
力し、該昇圧された出力信号が第3の出力トランジスタ
へ送られる。そのため、第3の出力トランジスタがオン
状態となって、データ入力信号の論理レベルに応じた出
力信号を出力端子から出力する。また、第2の論理レベ
ルの出力イネーブル信号と相補的なデータ信号がゲート
回路に入力されると、該ゲート回路が閉じる。すると、
第3の出力トランジスタがオフ状態になり、出力端子が
高インピーダンスになる。従って、前記課題を解決でき
るのである。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す出力バッフ
ァ回路の回路図である。この出力バッファ回路は、信号
入力端子41からのデータ信号D及び制御入力端子42
からの出力イネーブル信号DEを入力とする出力制御回
路50と、信号入力端子41からのデータ信号Dをイン
バータ44によって反転したデータ入力信号DN 及び制
御入力端子42からの出力イネーブル信号DEを入力と
する出力制御回路60とを備えている。さらに、出力制
御回路50からの出力信号O1をゲート入力として、ド
レインが電源電位Vcc,ソースが信号出力端子43に
接続されたNMOS(第3の出力トランジスタ)71
と、出力制御回路60からの各出力信号O2,O3をゲ
ート入力として、ドレインがGND,ソースが信号出力
端子43に接続された各NMOS(第1,第2の出力ト
ランジスタ)72,73とが設けられている。出力制御
回路50は、NMOS71のゲートに与える出力信号O
1を電源電位Vcc以上に昇圧する回路であり、データ
信号D及び出力イネーブル信号DEを入力するNAND
回路51と、NAND回路51の出力信号を入力する昇
圧回路52とによって構成されている。出力制御回路6
0は、例えば、“L”出力時のGNDノイズ等の発生を
抑制する機能を有しており、データ入力信号DN 及び出
力イネーブル信号DEを入力するNAND回路61と、
NAND回路61の出力信号を反転して出力信号O2を
出力するインバータ62を備えて論理回路を構成する。
さらに、論理回路の出力信号O2を所定の遅延時間だけ
遅らせる遅延回路63と、論理回路の出力信号O2及び
遅延回路63の遅らされた出力信号を入力とし、遅延回
路63によるリセット時の時間遅延をキャンセルする機
能を与えた手段、本実施例の場合はNAND回路64a
を用いた検出回路64と、検出回路64の出力信号を反
転して出力信号O3を出力するインバータ65とが設け
られている。
【0011】図3は、図1の昇圧回路52の一構成例を
示す回路図である。この昇圧回路52は、NAND回路
51の出力に順次に接続された偶数段のインバータ列8
1と、最終段インバータの出力に接続されて電源電位V
cc以上に蓄積された電荷を出力信号O1として出力す
るキャパシタ82と、NAND回路51の出力に接続さ
れたインバータ83及びインバータ83の出力に接続さ
れたインバータ84と、これらの各インバータ83,8
4の出力を入力とするNOR回路85と、NOR回路8
5の出力をゲート入力とし、ドレインがNMOS71の
ゲート,ソースがVccに接続されたPチャンネルMO
Sトランジスタ(以下、PMOSという)86及び所定
の制御信号をゲート入力とし、ドレインがNMOS71
のゲート,ソースがGNDに接続されたNMOS86と
によって構成されている。
【0012】図4は、図1の遅延回路63の一構成例を
示す回路図である。この遅延回路63は、論理回路を構
成しているインバータ62の出力を各ゲートの共通入力
とし、ドレインがVcc,ソースが出力側に接続される
PMOS91a及びドレインが出力側,ソースがGND
に接続されるNMOS92aによるインバータと、NM
OS92a側に介在される抵抗93a及び抵抗93aの
出力側とGNDとに接続されるキャパシタ94aによる
遅延時間設定用の時定数設定回路との第1段遅延回路が
設けられている。また、第1段遅延回路での時定数設定
回路の遅延出力を各ゲートの共通入力とし、ドレインが
出力側,ソースがVccに接続されるPMOS91b及
びドレインがGND,ソースが出力側に接続されるNM
OS92bによるインバータと、PMOS91b側に介
在される抵抗93b及び抵抗93bの出力側とVccと
に接続されるキャパシタ94bによる遅延時間設定用の
時定数設定回路との第2段遅延回路が設けられている。
さらに、第2段遅延回路での時定数設定回路の遅延出力
を各ゲートの共通入力とし、ドレインがVcc,ソース
が出力側に接続されるPMOS91c及びドレインが出
力側,ソースがGNDに接続されるNMOS92cによ
るインバータと、NMOS92c側に介在される抵抗9
3c及び抵抗93cの出力側とGNDとに接続されるキ
ャパシタ94cによる遅延時間設定用の時定数設定回路
との第3段遅延回路が設けられている。これらの複数段
の遅延手段から、遅延回路63が構成されている。
【0013】次に、図1の出力バッファ回路の動作につ
き、図5に示す図1の動作波形図、及び図6に示す図3
の昇圧回路の動作波形図を参照して説明する。この実施
例回路において、信号入力端子41から入力されるデー
タ信号Dと、制御入力端子42から入力される出力イネ
ーブル信号DEとが、共に“H”のときに、出力制御回
路50では、昇圧回路52のキャパシタ82にNMOS
71を通してVcc側から蓄積された電荷がインバータ
列81の出力によって押し出され、電源電位Vcc以上
に昇圧された出力信号O1として立ち上げられ、該出力
信号O1がNMOS71のゲートに与えられる。そのた
め、NMOS31がオン状態となり、電源電位Vccが
信号出力端子3から出力される。そして、データ信号D
及び出力イネーブル信号DEが、共に“H”以外のとき
には、出力信号O1が“L”となり、NMOS31がオ
フ状態となる。また、信号入力端子41から入力される
データ信号Dをインバータ44によって反転したデータ
入力信号DN と、制御入力端子42から入力される出力
イネーブル信号DEとが共に“H”のときに、出力制御
回路60では、NAND回路61及びインバータ62の
論理回路の出力信号O2と、遅延回路63での各段の遅
延手段で遅らされ、かつ検出回路64及びインバータ6
5を経た出力信号O3とを“H”とし、それ以外のとき
には、各出力信号O2,O3が“L”となる。
【0014】初期状態では、出力イネーブル信号DEが
“L”であって、データ信号Dと、これを反転したデー
タ入力信号DN との各レベル状態に関係なく、各出力信
号O1,及びO2,O3が共に“L”になっており、各
NMOS71,及びNMOS72,73が、それぞれに
オフ状態にあるので、信号出力端子43が高インピーダ
ンスとなる。ここで、出力イネーブル信号DEが“L”
から“H”になり、かつデータ信号Dが“H”のときに
は、出力制御回路50からの出力信号O1が昇圧回路5
2によって電源電位Vcc以上に昇圧されるため、NM
OS71がオン状態となる。このとき、データ入力信号
DN は、“L”であるから、出力制御回路60からの各
出力信号O2,O3が“L”を維持しており、それぞれ
の各NMOS72,73はオフ状態のままであって、信
号出力端子43の出力が“H”となる。また、出力イネ
ーブル信号DEが“L”から“H”になり、かつデータ
信号Dが“L”のときには、出力制御回路50からの出
力信号O1が“L”を維持しており、NMOS71がオ
フ状態にされる。一方、このとき、データ入力信号DN
は、“H”であり、この状態では、先ず、出力制御回路
60からの出力信号O2が“H”になるため、先ず最初
に、NMOS72がオン状態になる。そして、このと
き、NMOS73には、遅延された出力信号O3が入力
されているため、この時点では、出力信号O3が“L”
を維持したままで、各NMOS71,73がオフ状態、
NMOS72がオン状態であり、出力は、NMOS72
によってGND側へ放電を開始する。そして、遅延回路
63による遅延時間を経た後に、出力信号O3が“L”
から“H”になった時点で、NMOS73がオン状態と
なり、これによって各NMOS72,73の双方による
共働した放電が開始される。
【0015】引き続いて、出力が“H”または“L”状
態でのリセット動作について説明する。先に述べた
“H”レベルの出力状態で、出力イネーブル信号DEが
“L”から“H”になったとき、出力O1は、電源電圧
以上の昇圧レベルから一旦、GNDレベルまで落ちてN
MOS71をオフ状態とし、また、このとき、出力O
2,O3は“L”のままであり、NMOS72がオフ状
態にされると共に、これと同時に、検出回路64が該出
力信号O2の“L”状態を検出して、その遅延された出
力信号O3が“L”になるため、該遅延された出力信号
O3の残り遅延相当分がキャンセルされてNMOS73
もまたオフ状態にされ、信号出力端子43が、再度、高
インピーダンスの初期状態に復帰する。即ち、図5に示
す本出力バッファ回路の動作波形図を参照して、本実施
例回路の場合には、開始時間t0 で“H”状態に立ち上
げられた出力イネーブル信号DEが、リセット時に、終
了時間t1 で“H”から“L”にされると、出力信号O
2は、NAND回路62及びインバータ63による論理
回路での多少の遅延時間を経た後に“L”状態になっ
て、NMOS72をオフ状態とし、また一方で、出力信
号O3は、出力信号O2からNAND回路64aを用い
た検出回路64及びインバータ65による遅延時間ta
相当分を経た後に、時間tc で“L”状態になって、N
MOS73をオフ状態とするのに対して、先に述べた従
来回路の場合には、出力O3が時間tb 相当分だけ遅延
されてからNMOS33をオフ状態とするもので、この
結果として、本実施例回路では、従来回路に比較すると
き、リセット時に遅延回路63による遅延時間を時間t
b 相当分だけキャンセルすることができ、該当時間分だ
け速くに信号出力端子43を高インピーダンスにし得る
のである。
【0016】なお、本発明は上記実施例にのみ限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。その変形例
として、例えば次のようなものがある。 (a) NAND回路61とインバータ62とによる論理回
路について、これを同等に作用する別の公知素子の構成
等に置き換えてもよい。 (b) 遅延回路63として、図4に示した構成以外の回路
を用いてもよい。 (c) 遅延キャンセル手段としての検出回路64につい
て、これをNAND回路64a以外の同等に作用する別
の公知素子の構成等に置き換えてもよい。 (d) 昇圧回路52として、図3に示した構成以外の回路
を用いてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、データ入力信号を入力し、セット時に第1の
論理レベルとなり、かつリセット時に第2の論理レベル
となる出力イネーブル信号に基づき、開閉動作して該デ
ータ入力信号の出力制御を行なう論理回路と、論理回路
の出力を所定時間遅延させる遅延回路と、論理回路の出
力に基づき、オン・オフ動作してデータ入力信号の論理
レベルに応じた信号を出力する第1の出力トランジスタ
と、遅延回路の出力に基づきオン・オフ動作して第1の
出力トランジスタの出力と同一論理レベルの信号を出力
する第2の出力トランジスタとを備えた出力バッファ回
路において、遅延回路によるリセット時の遅延をキャン
セルする遅延キャンセル手段を設けている。そのため、
回路のリセット時に、第1の出力トランジスタに合わせ
て第2の出力トランジスタの遅延時間を遅延キャンセル
手段によってキャンセルでき、キャンセル時間相当分だ
け速く回路出力を高インピーダンスにできる。その結
果、回路構成での低ノイズを維持したまま、リセットを
迅速に行なうことができる。第2の発明によれば、検出
回路を設けたので、論理回路の出力に基づき、出力イネ
ーブル信号の第2の論理レベル状態を検出したとき、遅
延回路を短絡して遅延時間をキャンセルすると共に、論
理回路の出力に基づき、第2の出力トランジスタをオフ
状態にしてキャンセル時間相当分だけ速く、回路出力を
高インピーダンスにできる。第3の発明によれば、出力
イネーブル信号に基づき開閉動作されてデータ信号の出
力制御を行なうゲート回路と、ゲート回路の出力を電源
電位以上に昇圧する昇圧回路と、昇圧回路の出力に基づ
き、第1,第2の出力トランジスタに対し相補的にオン
・オフ動作してデータ入力信号の論理レベルに応じた信
号を出力する第3の出力トランジスタとを設けている。
そのため、論理回路の開閉に対応して、昇圧回路により
出力信号を電源電位以上に昇圧して第3の出力トランジ
スタをオン・オフ制御でき、オン時にデータ入力信号の
論理レベルに応じた出力信号を出力し、オフ時に回路出
力を高インピーダンスにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す出力バッファ回路の回路
図である。
【図2】従来の出力バッファ回路の回路図である。
【図3】図1の昇圧回路の構成例を示す回路図である。
【図4】図1の遅延回路の構成例を示す回路図である。
【図5】図1の出力バッファ回路の動作波形図である。
【図6】図3の昇圧回路の動作波形図である。
【符号の説明】
41 信号入力端子 42 制御入力端子 43 信号出力端子 44 インバータ 50 出力制御回路 51 NAND回路 52 昇圧回路 60 出力制御回路 61 NAND回路 62 インバータ 63 遅延回路 64 検出回路 64a NAND回路 65 インバータ 71,72,73 NMOS DE 出力イネーブル信号 D データ入力信号 DN データ入力信号の反転信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 17/16 H 9184−5J 17/687 19/017 8321−5J 8321−5J H03K 19/00 101 F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ入力信号を入力し、セット時に第
    1の論理レベルとなり、かつリセット時に第2の論理レ
    ベルとなる出力イネーブル信号に基づき、開閉動作して
    該データ入力信号の出力制御を行なう論理回路と、 前記論理回路の出力を所定時間遅延させる遅延回路と、 出力端子と電源電位との間に接続され、前記論理回路の
    出力に基づきオン・オフ動作して前記データ入力信号の
    論理レベルに応じた信号を該出力端子から出力する第1
    の出力トランジスタと、 前記出力端子と前記電源電位との間に接続され、前記遅
    延回路の出力に基づきオン・オフ動作して前記第1の出
    力トランジスタの出力と同一論理レベルの信号を該出力
    端子から出力する第2の出力トランジスタとを、 備えた出力バッファ回路において、 前記出力イネーブル信号の第2の論理レベル状態を検出
    し、前記論理回路の出力に基づき前記第2の出力トラン
    ジスタをオン・オフ動作させる遅延キャンセル手段を、 設けたことを特徴とする出力バッファ回路。
  2. 【請求項2】 前記遅延キャンセル手段は、前記論理回
    路の出力に基づき前記出力イネーブル信号の第2の論理
    レベル状態を検出して前記遅延回路を短絡し、前記論理
    回路の出力に基づき、前記第2の出力トランジスタをオ
    ン・オフ動作させる検出回路を有することを特徴とする
    請求項1記載の出力バッファ回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の論理回路、遅延回
    路、第1の出力トランジスタ、第2の出力トランジスタ
    及び遅延キャンセル手段と、 前記データ入力信号と相補的なデータ信号を入力し、前
    記出力イネーブル信号に基づき開閉動作して該データ信
    号の出力制御を行なうゲート回路と、 前記ゲート回路の出力を他の電源電位以上に昇圧する昇
    圧回路と、 前記出力端子と前記他の電源電位との間に接続され、前
    記昇圧回路の出力に基づき、前記第1,第2の出力トラ
    ンジスタに対し相補的にオン・オフ動作して前記データ
    入力信号の論理レベルに応じた信号を該出力端子から出
    力する第3の出力トランジスタとを、 備えたことを特徴とする出力バッファ回路。
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