JP2001237686A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2001237686A
JP2001237686A JP2000049122A JP2000049122A JP2001237686A JP 2001237686 A JP2001237686 A JP 2001237686A JP 2000049122 A JP2000049122 A JP 2000049122A JP 2000049122 A JP2000049122 A JP 2000049122A JP 2001237686 A JP2001237686 A JP 2001237686A
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Hiroyoshi Koga
裕喜 古賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通常のハイレベルより更に高い第2のハイレベ
ルが入力されることのある半導体集積回路において、第
2のハイレベルの入力のために通常の信号処理の動作速
度まで悪化させず、回路の動作条件に制約を加えず、第
2のハイレベル入力時の動作速度を低下させずに、入力
のMOSトランジスタを保護する。 【解決手段】入力INが第2のハイレベルであることを
検出する高電位検出回路8と、NORゲート回路10の
出力と高電位検出回路の出力S1とを入力とするNAN
Dゲート回路50と、NORゲート回路の出力点N1を
電源電圧VDDにプルアップするpMOSトランジスタ
TP4とを設ける。入力INが第2のハイレベルである
と、高電位検出回路の出力S1が”L”になり、出力O
UTはNORゲート回路10の出力によらなくなる。そ
こで、NORゲート回路10の出力点N1を、高電位検
出回路の出力S1により直接、電源電圧にプルアップす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常の信号処理に
用いられる第1のハイレベルとこれより高い第2のハイ
レベルの2種類のハイレベルをもつ信号が入力されるこ
とのある半導体集積回路に関し、特に、入力信号のハイ
レベルが第1及び第2のいずれのハイレベルであるかを
判定する手段を備える半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路に入力されるディジタル
信号は、ロウレベルとハイレベルの2つのレベルをもつ
信号であることが多いが、ときには、ハイレベルに、通
常の信号処理に用いられる第1のハイレベルとそれより
更に電位の高い第2のハイレベルという、2種類のハイ
レベルをもつ信号であることもある。
【0003】例えば、フラッシュメモリのような半導体
集積回路で実現されたプログラマブルROM(PRO
M)集積回路にあっては、メモリセルへの書込みは、セ
ルを構成するMOSトランジスタのドレイン電極に例え
ば10〜12Vというような、読出しなどの信号処理に
おける信号のハイレベルよりずっと高い電圧を加え、フ
ローティングゲートにチャネルホットエレクトロンを注
入することによって行われる。上述の書込みのための高
い電圧は、通常は、集積回路に与えられる電源電圧を集
積回路内部で昇圧することによって得ているが、書込み
スピードを向上させるために、外部から直接、高い電位
の信号を入力して書込みを行うようにすることもある。
このような構成の集積回路は、外部から通常の信号処理
に用いられるハイレベル(第1のハイレベル)よりもっ
と電位の高い信号が入力されたことを検出して集積回路
内部での昇圧を停止させたり、集積回路のモードを切り
替えたりするために、入力信号のハイレベルが通常の信
号処理における第1のハイレベルであるか又は、書込み
のためのより電位の高い第2のハイレベルであるかを判
定して、判定結果を二値信号に変換する高電位検出回路
を備えている。
【0004】一方で、一例としてのPROM集積回路の
ような、第1のハイレベルより更に高い第2のハイレベ
ルの信号が入力されることのある集積回路にあっては、
入力信号をMOSトランジスタで受けるようにした場
合、入力信号を直接ゲート電極に受けるMOSトランジ
スタに対して、入力信号が第2のハイレベルにあるとき
の高い電位によってゲート絶縁膜が破壊されることを防
ぐために、何らかの保護対策を講じなければならない。
図3に、従来の半導体集積回路における入力保護手段付
きの入力回路の一例の回路図を示す。図3を参照して、
この図に示す集積回路の入力回路は、縦積みの2つのp
チャネル型MOSトランジスタ(pMOSトランジス
タ)TP1,TP2と並列の2つのnチャネル型MOS
トランジスタ(nMOSトランジスタ)TN1,TN2
とからなる良く知られた2入力のNORゲート回路10
の出力信号を、インバータ20で反転させて出力する構
成になっている。2入力のNORゲート回路10には、
外部からの入力信号INと制御信号であるスタンバイ信
号STBYの2つの信号が入力されている。
【0005】この入力回路では、スタンバイ信号STB
Yがロウレベル(”L”)のとき、pMOSトランジス
タTP1はオン状態になり、nMOSトランジスタTN
1はオフ状態になる。従って、NORゲート回路10の
出力点N1の電位は、pMOSトランジスタTP2とn
MOSトランジスタTN2の導通状態どのようであるか
によって決るようになり、NORゲート回路10の出力
信号の論理は、入力信号INの反転論理と同じものにな
る。一方、スタンバイ信号STBYがハイレベル(”
H”)のときは、pMOSトランジスタTP1はオフ状
態になりnMOSトランジスタTN1はオン状態になる
ので、NORゲート回路10の出力点は、入力信号IN
の如何にかかわらず”L”になる。つまり、図3に示す
入力回路は、ロウアクティブのスタンバイ信号STBY
によって活性または非活性を制御されるCMOS構成の
インバータと等価である。
【0006】この入力回路において、入力信号INは、
pMOSトランジスタTP2とnMOSトランジスタT
N2のゲート電極に直接入力されている。ここで、入力
信号INは、通常の信号処理のときは接地電位(=GN
D)のロウレベルと集積回路の電源電圧VDDに等しい
第1のハイレベルの2つの状態のいずれかをとり、例え
ばメモリセルへの書込み時には電源電圧VDDより高い
電位(=VHH)の第2のハイレベルになるものとする
と、入力信号INが第2のハイレベルVHHであるとき
は、MOSトランジスタTP2,TN2のゲート・ソー
ス間、ゲート・ドレイン間及びゲート・基板間には通常
の信号処理におけるより高い電界が加わるので、何らか
の保護対策を施さない限り、それらMOSトランジスタ
TP2,TN2のゲート絶縁膜が破壊されることにな
る。
【0007】図3に示した入力回路の場合、最も簡単に
は、2つのMOSトランジスタTP2,TN2のゲート
絶縁膜の厚さを他のMOSトランジスタのものより厚く
することで、ゲート絶縁膜の破壊を防止することができ
る。しかし、よく知られているように、MOSトランジ
スタのドレイン・ソース間の電流はゲート絶縁膜の容量
に比例するので、MOSトランジスタTP2,TN2の
ゲート絶縁膜を厚くすることは、そのままそれらのトラ
ンジスタTP2,TN2の電流駆動能力を低下させるこ
とになる。つまり、MOSトランジスタTP2,TN2
のゲート絶縁膜を厚くすることでこれらのトランジスタ
が破壊されないようにすることはできるものの、メモリ
セルへの書込みのための第2のハイレベルの入力という
特定の条件下における破壊防止のために、通常の信号処
理における動作速度までも低下させてしまうことにな
る。
【0008】そこで、入力信号INにおける第2のハイ
レベルVHHの電位を、入力端子1から入力初段のMO
Sトランジスタのゲート電極までの間に、何らかの手段
で低下させ或いは制限することが考えられる。そのよう
な入力保護手段の一例が、本発明の譲受人と同一の譲受
人による特開平4−343518号公報に開示されてい
る。図4に、上記公報の図1に記載された図を再掲して
示す。尚、図4は、説明の都合上、図中の一部の符号及
び名称を、上記公報で用いられているものから変更して
示す。図4を参照して、この図に示す入力回路は、入力
バッファ30と、入力端子1と入力バッファ30の入力
点N4との間に電流経路をなすように挿入されたnMO
SトランジスタTN5と、電源電圧供給線と入力バッフ
ァ30の入力点との間に接続されたpMOSトランジス
タTP5と、制御信号であるスタンバイ信号STBYの
反転信号をpMOSトランジスタTP5のゲート電極に
伝えるインバータとからなる。
【0009】入力バッファ30は、並列の2つのpMO
Sトランジスタと縦積みの2つのnMOSトランジスタ
とからなる良く知られた2入力のNANDゲート回路2
1の出力信号を、インバータ20で反転させて出力する
構成なっている。2入力NANDゲート回路21には、
外部からの入力信号INがnMOSトランジスタTN5
を介して入力され、また、もう一つの入力として、スタ
ンバイ信号STBYが直接入力されている。nMOSト
ランジスタTN5のゲート電極には、直流の電源電圧V
DDが与えられている。
【0010】入力バッファ30は、スタンバイ信号ST
BYが”H”のときNANDゲート回路21が活性化さ
れて、入力信号INの入力が許可される。このとき、N
ANDゲート回路21の出力の論理は、pMOSトラン
ジスタTP2及びnMOSトランジスタTN2の導通状
態がどのようであるかによって決り、入力信号INの反
転論理と同じものになる。一方、スタンバイ信号STB
Yが”L”のとき、入力バッファ30は非活性化され
る。つまり、図4に示す入力回路は、ハイアクティブの
スタンバイ信号STBYによって活性または非活性を制
御されるCMOS構成のインバータと等価である。
【0011】この入力回路において、入力信号INは、
nMOSトランジスタTN5を介してNANDゲート回
路21に入力される。従って、入力信号INがハイレベ
ルにあるときのNANDゲート回路21の入力点N4の
電位は、nMOSトランジスタTN5のゲート電圧より
そのトランジスタのしきい値電圧の分だけ下がったもの
になる。上記公報の場合、nMOSトランジスタTN5
のゲート電極には電源電圧VDDが与えられているの
で、NANDゲート回路21の入力点N4の最高電位
は、電源電圧VDD以下に制限される。そのため、入力
信号INがゲート電極に直接入力されるMOSトランジ
スタTP2,TN2のゲート酸化膜厚を格別厚くする必
要はなく、図3に示す第1例目の保護対策とは違って、
第2のハイレベルをもつ入力信号INのために通常の信
号処理における動作速度まで悪化させてしまうことはな
い。
【0012】しかしながら、この第2例目の従来の入力
回路は、入力信号INのハイレベルを制限するために挿
入したnMOSトランジスタTN5のゲート電位がnM
OSトランジスタのしきい値電圧以下では動作せず、回
路の動作条件に制限が加わってしまう。
【0013】第3番目の保護対策として、上述の第2例
目の集積回路とは違って入力信号INのハイレベルの制
限はせず、入力信号INが第2のハイレベルVHHに変
化したときに入力初段のMOSトランジスタのドレイン
電位を変化させて、実質的にゲート電位との差を小さく
する方法がある。この保護対策を施した集積回路では、
前述の高電位検出回路の出力を利用して、入力信号IN
が第2のハイレベルVHHに変化したことを検出する。
図5に、このような保護対策を施した集積回路に搭載さ
れる入力回路の一例の回路図を示す。図5を参照して、
この第3例目の入力回路では、入力信号INのハイレベ
ルが、第1のハイレベルVDDであるかこれより高い第
2のハイレベルVHHであるかを、高電位検出回路8で
検出している。図5中に一例の回路図を示す高電位検出
回路8はよく知られたものであって、入力端子1と接地
線との間に、ゲート電極とドレイン電極とを接続してダ
イオード接続にしたnMOSトランジスタと、ゲート電
極を電源電圧VDDに固定したnMOSトランジスタの
二つをこの順に直列接続し、直列接続点からの信号をイ
ンバータ6で反転させて出力信号S1として取り出す構
成のものである。この高電位検出回路の出力信号S1
は、入力信号INがロウレベルGNDと第1のハイレベ
ルVDDのときは”H”になり、入力信号が第2のハイ
レベルVHHのときに限って”L”になる。
【0014】この第3例目の入力回路では、図3に示す
第1例目の入力回路に対して、pMOSトランジスタT
P3とnMOSトランジスタTN3とからなるCMOS
インバータ40を設け、そのインバータ40の入力点に
高電位検出回路の出力信号S1を入力する。それと同時
に、2入力NORゲート回路10を構成する並列のnM
OSトランジスタTN1,TN2の中、ゲート電極に入
力信号INが直接入力される方のトランジスタTN2の
ソース電極(節点N3)に、それまで固定の接地電位G
NDを与えていたのに替えて、上記のCMOSインバー
タ40の出力点からの信号を入力する。更に、これまで
NORゲート回路10の出力信号をインバータ20(図
3及び図4参照)を介して出力信号OUTとして出力し
ていたのに替えて、2入力のNANDゲート回路50を
設けて、NORゲート回路10の出力信号と高電位検出
回路の出力信号S1とのNAND論理信号を出力信号O
UTとして出力している。
【0015】この第3例目の入力回路中のNORゲート
回路10は、後述するように、スタンバイ信号STBY
が”L”のとき、pMOSトランジスタTP2及びnM
OSトランジスタTN2からなるCMOS構成のインバ
ータと等価になり、スタンバイ信号STBYが”H”の
とき、非活性化されて入力禁止となる。
【0016】第3例目の入力回路が動作するときのタイ
ミングチャートを示す図6を参照して、時刻t0以前
は、スタンバイ信号STBYが”H”にあって、回路は
初期状態にあるとする。このとき、入力許可制御用のN
ORゲート回路4の出力点N2の状態は、高電位検出回
路の出力信号S1の反転信号THVによって決ることに
なるが、この場合、入力信号INはロウレベルGNDと
第1のハイレベルVDD以外は入力禁止であるものとす
る。つまり、高電位検出回路の出力信号S1は常に”
H”であり、その反転信号THVは常に”L”である。
従って、入力許可制御用のNORゲート回路4の出力信
号は”H”になって、NORゲート回路10では、pM
OSトランジスタTP1はオフ状態になりnMOSトラ
ンジスタTN1はオン状態になる。その結果、このNO
Rゲート回路10の出力点N1の電位は接地電位GND
になって、出力段のNANDゲート回路50からの出力
信号OUTは、常に電源電位VDDの”H”となる。
【0017】次に、時刻t0にスタンバイ信号STBY
が”H”から”L”に変化すると、入力許可制御用のN
ORゲート回路4の出力点N2は、もう一方の入力であ
る高電位検出回路の反転出力信号THVの如何に関ら
ず”L”になる。従って、NORゲート回路10では、
pMOSトランジスタTP1はオン状態になりnMOS
トランジスタTN1はオフ状態になり、出力点N1の電
位は、pMOSトランジスタTP2とnMOSトランジ
スタTN2の導通状態がどのようであるかによって決ま
るようになる。このとき、入力信号INはロウレベルG
NDであるので、NORゲート回路10内では、pMO
SトランジスタTP2はオン状態であり、nMOSトラ
ンジスタTN2はオフ状態にある。従って、NORゲー
ト回路10の出力点N1は電源電圧供給線から2つのp
MOSトランジスタTP1,TP2を通して電荷を供給
されて、接地電位GNDからハイレベルVDDに変化す
る。その結果、出力段のNANDゲート回路50は2つ
の入力信号が共に”H”になるので、接地電位GND
の”L”の出力信号OUTを出力する。
【0018】次いで、時刻t1に、入力信号INがロウ
レベルGNDから第1のハイレベルVDDに変化する
と、NORゲート回路10ではpMOSトランジスタT
P2がオフ状態に切り替り、nMOSトランジスタTN
2はオン状態に変化する。このとき、インバータ40で
は、入力点に高電位検出回路の”H”の出力信号S1を
与えられているので、nMOSトランジスタTN3がオ
ン状態になっている。その結果、NORゲート回路10
の出力点N1は、2つのnMOSトランジスタTN2,
TN3を通して接地線へ電荷を引き抜かれて接地電位G
NDに変化する。これにより、出力段のNANDゲート
回路50では、一方の入力である高電位検出回路の出力
信号S1は”H”であったのに対し、もう一方の入力で
あるNORゲート回路10の出力信号は”L”に変化す
るので、出力信号OUTは”L”から”H”に遷移す
る。
【0019】更にその後、時刻t2に入力信号INが第
1のハイレベルVDDから第2のハイレベルVHHに上
昇し始め、時刻t3に高電位検出回路8の検出レベルを
越えると、高電位検出回路8の出力信号S1が”H”か
ら”L”に変化する。その結果、出力段のNANDゲー
ト回路50は、一方の入力である信号S1が”L”にな
るので、NORゲート回路10の出力信号の如何に関ら
ず、”H”の出力信号OUTを出力する。
【0020】これまでの動作の結果得られる真理値表
を、図7に示す。図7から明らかなように、図5に示す
第3例目の入力回路は、スタンバイ信号STBYがロウ
レベルのとき活性化されて、入力信号INが”L”のと
きは出力信号OUTも”L”となり、入力信号INが第
1のハイレベルVDDのときと第2のハイレベルVHH
のときは出力信号OUTも”H”となる、非反転ゲート
として動作することが分かる。
【0021】ここで、時刻t2に入力信号INが第1の
ハイレベルVDDから第2のハイレベルVHHに上昇す
るときの、NORゲート回路10の出力点N1の電位の
変化を考察する。上述したように、時刻t2の時点で
は、節点N1の電位は接地電位GNDになっている。従
って、nMOSトランジスタTN2のゲート電極とドレ
イン電極(節点N1)との間及び、pMOSトランジス
タTP2のゲート電極とドレイン電極(節点N1)との
間には、時刻t2以降、通常加わるVDD以上の電圧が
加わることになる。ところが、時刻t3に至ると、高電
位検出回路の出力信号S1がそれまでの”H”から”
L”に切り替るので、インバータ40の出力点N3が電
源電圧供給線からpMOSトランジスタTP3を通して
電荷を供給され、上昇し始める。一方、このとき、NO
Rゲート回路10のnMOSトランジスタTN2は、入
力信号INが第1のハイレベルVDD以上の電位になっ
ているので、オン状態になっている。結局、NORゲー
ト回路10の出力点N1は、電源電圧供給線からpMO
SトランジスタTP3→nMOSトランジスタTN2を
通して電荷を供給されて、時刻t3以降、時間の経過に
伴って電位が上昇して行く。その結果、NORゲート回
路10中のpMOSトランジスタTP2及びnMOSト
ランジスタTN2におけるゲート・ドレイン間の実質的
な電圧差は、保護対策を施さない場合に比べ次第に小さ
くなり、MOSトランジスタTP2,TN2は、第2の
ハイレベルVHH入力時の高電圧から保護される。
【0022】この第3例目の出力回路は、出力段をそれ
までのインバータ20(図3及び図4参照)に替えてN
ANDゲート回路50で構成し、これに高電位検出回路
の出力信号S1を流用して入力することで、第2のハイ
レベルVHHが入力されたときの出力信号OUTの論理
が、NORゲート回路10の出力点N1のレベル、換言
すればNORゲート回路10での論理動作に関りなく”
H”になるようにしていることになる。そして、そのよ
うにした上で、インバータ40のpMOSトランジスタ
TP3からnMOSトランジスタTN2を通してNOR
ゲート回路10の出力点N1の電位を高め、入力段のM
OSトランジスタTP2、TN2のゲート・ドレイン間
電圧を圧縮していることになる。
【0023】この第3例目の入力保護対策によれば、入
力段のMOSトランジスタTP2,TN2のゲート絶縁
膜を厚くする必要がないので、第1例目の保護対策とは
違って、第2のハイレベルVHHを入力するという特定
の目的のために、通常の信号処理における動作速度まで
も悪化させてしまうことはない。また、図4に示す第2
例目の保護対策とは違って、入力保護のために挿入した
nMOSトランジスタTN5のゲート電圧を、その保護
用MOSトランジスタTN5のしきい値電圧以上の電圧
にしなければならないという動作上の制限もない。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述した第3例目の入
力保護対策によれば、通常の信号処理における動作速度
を悪化させることなく、しかも、動作条件に対する制約
もなしに、入力信号の通常より高いハイレベルから入力
段のMOSトランジスタを保護できる。しかしながら、
図5に示す第3例目の入力回路には、第2のハイレベル
VHHの信号が入力されるとき、その第2のハイレベル
VHHに達するまでの時間を長くしなければならない、
言い換えれば、第2のハイレベルVHHを入力するとき
の回路の動作速度を高速化できないという問題が残って
いる。以下に、その説明をする。
【0025】第3例目の入力回路のタイミングチャート
を示す図6を参照して、時刻t2に入力信号が第1のハ
イレベルVDDから第2のハイレベルに上昇し始め、時
刻t3に高電位検出回路8の検出レベルを越えると、そ
れまで”H”であった高電位検出回路8の出力信号が”
L”に変化する。これにより、インバータ40が反転
し、それまで接地電位であったインバータ40の出力点
N3の電位が電源電圧VDDに向かって上昇し始め、時
刻t4に至って電圧VDDにプルアップされる。このと
き、NORゲート回路10のnMOSトランジスタTN
2は、既にゲート電極にしきい値電圧以上の電圧(=第
1のハイレベルVDD+α)が与えられていてオン状態
になっているので、論理ゲート回路10の出力点N1の
電位も、インバータ40の出力点N3の電位の上昇に伴
って上昇し始める。その場合、pMOSトランジスタT
P3のドレイン・ソース間電流はnMOSトランジスタ
TN2のオン抵抗を通して、NANDゲート回路50の
入力容量と、MOSトランジスタTP2、TN2、TN
1のドレインの接合容量或いは配線容量などの浮遊容量
とからなる負荷容量を充電しながら節点N1の電位を上
昇させて行くので、NORゲート回路10の出力点N1
の電位は、インバータ40の出力点N3の電位の上昇に
遅れて、時刻t5に漸く電位VDDに達する。
【0026】すなわち、時刻t2に入力信号INが第2
のハイレベルVHHに上昇し始めてから、NORゲート
回路10の出力点N1の電位が時刻t5にVDDに達す
るまでに、入力信号INの電位が高電位検出回路8の検
出レベルに達し、その結果インバータ40が反転してそ
の出力点N3を電圧VDDにプルアップし、更にこれに
よりNORゲート回路10の出力点N1が電圧VDDに
プルアップされるという一連の動作に伴う遅れ時間があ
ることになる。従って、時刻t2から時刻t5までの間
に、pMOSトランジスタTP2及びnMOSトランジ
スタTN2のゲート絶縁膜を破壊するに足る電圧が、入
力信号INのハイレベルと節点N1との間に加わる可能
性が生じる。特に、入力信号INにおける第1のハイレ
ベルVDDから第2のハイレベルへの立上り速度が速
く、時刻t3にNORゲート回路10の出力点N1の電
位が上昇し始める前に、入力信号INのハイレベルが最
高電位のVHHに達するような場合には、ゲート絶縁膜
破壊の可能性が大である。そこで、上述の時間遅れに起
因するMOSトランジスタTP2,TN2の破壊を防止
するために、入力信号INにおける第1のハイレベルV
DDから第2のハイレベルVHHへの上昇速度を、図中
の第2段目に破線の波形で示すように、ゆっくりとさせ
なければならない。つまり、入力信号INのハイレベル
として第2のハイレベルを入力するときの動作速度を遅
くしなければならない。
【0027】従って、本発明は、通常の信号処理に用い
られるハイレベルよりさらに電位の高い第2のハイレベ
ルが入力されることのある半導体集積回路であって、入
力回路にMOSトランジスタをゲート絶縁膜の破壊から
保護する手段を設けた半導体集積回路において、第2の
ハイレベルの入力という特定の条件のために通常の信号
処理における動作速度まで悪化させることなく、また、
回路の動作条件に格別の制約を与えることなく、第2の
ハイレベル入力時の動作速度を向上させることを目的と
するものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
は、ロウレベル、第1のハイレベル及び第1のハイレベ
ルより高位の第2のハイレベルのいずれかの状態をとる
入力信号を入力される半導体集積回路であって、前記入
力信号を受ける入力回路と、入力信号が前記第2のハイ
レベルであるか否かを判定し、判定結果が第2のハイレ
ベルのときは第1の状態をとり、第2のハイレベル以外
のときは第2の状態をとる二値信号を出力する高電位検
出手段とを含み、前記入力回路は、ゲート電極に前記入
力信号が与えられドレイン電極を出力点とするMOS電
界効果トランジスタを有する入力段の論理ゲート回路
と、前記入力段の論理ゲート回路の出力信号と前記高電
位検出手段の出力信号とを入力して、前記高電位検出手
段の出力信号が第1の状態のとき、前記入力段の論理ゲ
ート回路の出力信号によらず一定の状態の信号を出力す
る出力段の論理ゲート回路と、前記入力信号のロウレベ
ルより高い直流電位を有する直流電位点と前記入力段の
論理ゲート回路の出力点との間に接続され、開閉を前記
高電位検出手段の出力信号によって直接制御されるアナ
ログスイッチとを備え、前記高電位検出手段の出力信号
が前記第1の状態のとき、前記入力段の論理ゲート回路
の出力点を、前記高電位検出手段の出力信号により直
接、前記直流電位点の電位に強制する構成であることを
特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施
の形態に係る半導体集積回路の、入力回路の回路図を示
す図である。図1と図5とを比較すると、本実施の形態
に係る入力回路は、NORゲート回路10の出力点N1
と電源電圧供給線との間に電流経路をなすようにpMO
SトランジスタTP4を設け、そのゲート電極に高電位
検出回路の出力信号S1を入力している点と、NORゲ
ート回路10にあって入力信号INを直接ゲート電極に
受けるnMOSトランジスタTN2のソース電極(節点
N3)と接地線との間に、従来、インバータ40が接続
されていたのに替えて、nMOSトランジスタTN4を
接続し、そのゲート電極に高電位検出回路の出力信号S
1を入力している点が、従来の第3例目の入力回路と異
なっている。
【0030】本実施の形態に係る入力回路は、以下のよ
うに動作する。図1に示す回路の動作時のタイミングチ
ャートを示す図2を参照して、時刻t0以前には、スタ
ンバイ信号STBYがハイレベルで、回路は初期状態に
あるとする。このとき、入力許可制御用のNORゲート
回路4の出力点N2の状態は、高電位検出回路の出力信
号S1の反転信号THVによって決ることになるが、本
実施の形態においても、入力信号INはロウレベルGN
Dと第1のハイレベルVDD以外は入力禁止であるもの
とする。そうすると、図5に示す従来の第3例目の入力
回路におけると同様に、NORゲート回路10の出力点
N1の電位は接地電位GNDになって、出力段のNAN
Dゲート回路50は常に電源電位VDDのハイレベルの
出力信号OUTを出力する。
【0031】次に、時刻t0にスタンバイ信号STBY
が”H”から”L”に変化すると、前述した第3例目の
入力回路におけると同様に、NORゲート回路10の出
力点N1は電源電圧供給線から2つのpMOSトランジ
スタTP1,TP2を通して電荷を供給されて、接地電
位GNDからハイレベルVDDに変化する。その結果、
出力段のNANDゲート回路50は2つの入力信号が共
に”H”になるので、接地電位の”L”の出力信号OU
Tを出力する。
【0032】次いで、時刻t1に、入力信号INがロウ
レベルGNDから第1のハイレベルVDDに変化する
と、NORゲート回路10ではpMOSトランジスタT
P2がオフ状態に切り替り、nMOSトランジスタTN
2はオン状態に変化する。このとき、nMOSトランジ
スタTN2のソース電極(節点N3)と接地線との間に
挿入されているnMOSトランジスタTN4は、ゲート
電極に高電位検出回路8の”H”の出力信号S1を与え
られているので、オン状態になっている。その結果、N
ORゲート回路10の出力点N1は、2つのnMOSト
ランジスタTN2,TN4を通して接地線へ電荷を引き
抜かれて、接地電位GNDに変化する。これにより、出
力段のNANDゲート回路50では、一方の入力である
高電位検出回路の出力信号S1は”H”であったのに対
し、もう一方の入力であるNORゲート回路10の出力
信号が”L”に変化するので、出力信号OUTは”L”
から”H”に遷移する。
【0033】更にその後、時刻t2に入力信号INが第
1のハイレベルVDDから第2のハイレベルVHHに上
昇し始め、時刻t3に高電位検出回路8の検出レベルを
越えると、高電位検出回路8の出力信号S1が”H”か
ら”L”に変化する。その結果、出力段のNANDゲー
ト回路50は、従来の第3例目の入力回路におけると同
様に、NORゲート回路10の出力信号の如何に関ら
ず、電圧VDDの”H”の出力信号OUTを出力する。
【0034】これまでの動作の結果、図7に示す真理値
表が得られ、本実施の形態に係る入力回路は、スタンバ
イ信号STBYがロウレベルのとき活性化されて、入力
信号INが”L”のときは出力信号OUTも”L”とな
り、入力信号INが第1のハイレベルVDDのときと第
2のハイレベルVHHのときは出力信号OUTもハイレ
ベルVDDとなって、非反転ゲートとして動作すること
が分かる。
【0035】ここで、時刻t2に入力信号INが第1の
ハイレベルVDDから第2のハイレベルVHHに上昇す
るときの、NORゲート回路10の出力点N1の電位の
変化を考察する。上述したように、時刻t2の時点で
は、節点N1の電位は接地電位GNDになっている。と
ころが、時刻t3に至ると、高電位検出回路の出力信号
S1がそれまでの”H”から”L”に切り替るので、n
MOSトランジスタTN4がオン状態からオフ状態に変
化し、これにより、節点N3(nMOSトランジスタT
N2のソース電極)が接地電位から切り離される。同時
に、電源電圧供給線と節点N1との間に新たに設けたp
MOSトランジスタTP4がオン状態になって、時刻t
40までの間にNORゲート回路10の出力点N1を急
速に電源電圧VDDにプルアップし、更に、節点N3
(nMOSトランジスタTN2のソース電極)を電圧V
DDにプルアップする。その結果、NORゲート回路1
0中のpMOSトランジスタTP2及びnMOSトラン
ジスタTN2におけるゲート・ドレイン間の電圧差は小
さくなり、トランジスタTP2,TN2は、第2のハイ
レベルVHH入力時の高電圧から保護される。
【0036】上述の回路動作から明らかなように、本実
施の形態に係る入力回路は、前述の第3例目の出力回路
と同様に、出力段をNANDゲート回路50で構成し、
これに高電位検出回路の出力信号S1を流用して入力す
ることで、第2のハイレベルVHHが入力されたときの
出力信号OUTの論理がNORゲート回路10での論理
動作に関りなく”H”になるようにした上で、NORゲ
ート回路10の出力点N1を電源電圧VDDにプルアッ
プし、入力段のMOSトランジスタTP2、TN2のゲ
ート・ドレイン間電圧を圧縮していることになる。
【0037】その場合、本実施の形態に係る入力回路に
おいては、NORゲート回路10の出力点N1のプルア
ップは、高電位検出回路の出力信号S1を直接ゲート電
極に受けるpMOSトランジスタTP4によって行われ
ることになる。一方、図5に示す第3例目の入力回路で
は、高電位検出回路の出力信号S1でインバータ40を
反転させ、更にnMOSトランジスタTN2を通してプ
ルアップして行くことになる。つまり、単純化して言え
ば、高電位検出回路の出力信号S1に対して、本実施の
形態の場合は1段(pMOSトランジスタTP4)でプ
ルアップするのに対し、第3例目の従来の入力回路では
2段(インバータ40とnMOSトランジスタTN2)
でプルアップしていることになるので、NORゲート回
路10の出力点N1の電位は、段数の少ない分、本実施
の形態に係る入力回路のほうが速く電源電圧VDDにプ
ルアップされることになる。すなわち、入力信号INを
第1のハイレベルVDDから第2のハイレベルVHHへ
上昇させるときの速度を、従来より早めることができ
る。
【0038】尚、これまでは、入力の第1段目に2入力
のNORゲート回路10を用い、スタンバイ信号STB
Yで活性、非活性を制御できるようにした入力回路につ
いて説明したが、これに限らず、pMOSトランジスタ
とnMOSトランジスタとを電源電圧供給線と接地線と
の間に直列接続し、ゲートを共通に接続した単純なCM
OS構成のインバータであっても、実施の形態における
と同様の作用効果が得られることは、明らかであろう。
また、CMOS構成ではなく、負荷にデプレッション型
MOSトランジスタを用い駆動素子にエンハンスメント
型のMOSトランジスタを用いた、いわゆるE/D構成
のインバータであってもよいし、更には負荷を抵抗で構
成したものであっても構わない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通常の信号処理に用いられるハイレベルよりさらに電位
の高い第2のハイレベルが入力されることのある半導体
集積回路であって、入力回路にMOSトランジスタに対
する入力保護手段を設けた半導体集積回路において、第
2のハイレベルの入力という特定の条件のために通常の
信号処理における動作速度まで悪化させることなく、ま
た、回路の動作条件に格別の制約を与えることなく、第
2のハイレベル入力時の動作速度を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る半導体集積回路
の、入力回路の回路図を示す図である。
【図2】図1に示す入力回路の動作時のタイミングチャ
ートを示す図である。
【図3】従来の半導体集積回路における入力保護手段付
きの入力回路の一例の回路図を示す図である。
【図4】従来の半導体集積回路における入力保護手段付
きの入力回路の第2例目の回路図を示す図である。
【図5】従来の半導体集積回路における入力保護手段付
きの入力回路の第3例目の回路図を示す図である。
【図6】図5に示す入力回路の動作時のタイミングチャ
ートを示す図である。
【図7】図5に示す入力回路の真理値表を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 入力端子 4 NORゲート回路 6 インバータ 8 高電位検出回路 10 NORゲート回路 20 インバータ 21 NANDゲート回路 30 入力バッファ 50 NANDゲート回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロウレベル、第1のハイレベル及び第1
    のハイレベルより高位の第2のハイレベルのいずれかの
    状態をとる入力信号を入力される半導体集積回路であっ
    て、前記入力信号を受ける入力回路と、入力信号が前記
    第2のハイレベルであるか否かを判定し、判定結果が第
    2のハイレベルのときは第1の状態をとり、第2のハイ
    レベル以外のときは第2の状態をとる二値信号を出力す
    る高電位検出手段とを含み、 前記入力回路は、ゲート電極に前記入力信号が与えられ
    ドレイン電極を出力点とするMOS電界効果トランジス
    タを有する入力段の論理ゲート回路と、 前記入力段の論理ゲート回路の出力信号と前記高電位検
    出手段の出力信号とを入力して、前記高電位検出手段の
    出力信号が第1の状態のとき、前記入力段の論理ゲート
    回路の出力信号によらず一定の状態の信号を出力する出
    力段の論理ゲート回路と、 前記入力信号のロウレベルより高い直流電位を有する直
    流電位点と前記入力段の論理ゲート回路の出力点との間
    に接続され、開閉を前記高電位検出手段の出力信号によ
    って直接制御されるアナログスイッチとを備え、 前記高電位検出手段の出力信号が前記第1の状態のと
    き、前記入力段の論理ゲート回路の出力点を、前記高電
    位検出手段の出力信号により直接、前記直流電位点の電
    位に強制する構成であることを特徴とする半導体集積回
    路。
  2. 【請求項2】 前記入力段の論理ゲート回路が、互いの
    ドレイン電極が出力点を介して接続され各々のゲート電
    極に前記入力信号が与えられるpチャネル型MOS電界
    効果トランジスタとnチャネル型電界効果トランジスタ
    とを有するCMOSトランジスタ構成のものであること
    を特徴とする、請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記直流電位点の電位が前記入力信号の
    第1のハイレベルと同一の電位であることを特徴とす
    る、請求項1又は請求項2に記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記アナログスイッチがpチャネル型M
    OS電界効果トランジスタであることを特徴とする、請
    求項1乃至3のいずれかに記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 前記入力信号の第1のハイレベルが半導
    体集積回路の高位電源電圧に等しい電位であることを特
    徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体集
    積回路。
  6. 【請求項6】 外部からの入力信号を受ける入力回路
    と、 前記入力信号のハイレベルが第1のハイレベルであるか
    又は前記第1のハイレベルより高い電位の第2のハイレ
    ベルであるか否かを判定し、判定結果が第2のハイレベ
    ルであるときはロウレベルとなり、第2のハイレベル以
    外のときはハイレベルとなる二値信号を出力する高電位
    検出手段とを含み、 前記入力回路は、互いのドレイン電極が出力点を介して
    接続され各々のゲート電極に前記入力信号が与えられる
    pチャネル型MOS電界効果トランジスタ及びnチャネ
    ル型電界効果トランジスタと、前記nチャネル型MOS
    電界効果トランジスタのソース電極と基準電位点との間
    に電流経路をなすように接続された第2のnチャネル型
    MOS電界効果トランジスタとを有するCMOSトラン
    ジスタ構成の入力段の論理ゲート回路と、 前記入力段の論理ゲート回路の出力信号と前記高電位検
    出手段の出力信号とを 入力とする2入力のNANDゲート回路と、 高位電源電圧供給点と前記入力段の論理ゲート回路の出
    力点との間に電流経路をなすように接続された第2のp
    チャネル型MOS電界効果トランジスタとを備え、 前記高電位検出手段の出力信号を前記第2のnチャネル
    型MOS電界効果トランジスタ及び前記第2のpチャネ
    ル型MOS電界効果トランジスタのゲート電極に入力す
    る構成であることを特徴とする半導体集積回路。
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