JPH0738388U - バルコニー等における手摺子の固定構造 - Google Patents

バルコニー等における手摺子の固定構造

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JPH0738388U JP7404093U JP7404093U JPH0738388U JP H0738388 U JPH0738388 U JP H0738388U JP 7404093 U JP7404093 U JP 7404093U JP 7404093 U JP7404093 U JP 7404093U JP H0738388 U JPH0738388 U JP H0738388U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来手摺子の取付けは、取付穴の底部の鋼板
が小さく手摺子取付け用の鋼製角パイプを底部の鋼鈑に
溶接することが困難であり、取付穴を形成する発泡スチ
ロール樹脂の立方体を取り除いた空間に横方向に鉄筋が
配筋できず手摺子の取付け部分にクラックを生じ、取り
除いた発泡スチロール樹脂は廃棄物とされ資材が無駄に
なり、廃棄物の処理量が増加し環境を悪化する欠点を改
善する。 【構成】 周面に多数の孔3を設け、上面を開放し中央
部に水平方向にアンカー6を貫通させた截頭四角錘状の
多孔鋼板ボックス1をバルコニー等の上面より下方にあ
るようにコンクリート11で固設し、手摺子2の下方の
切欠き溝14に多孔鋼板ボックス1のアンカー6を挿通
させ、手摺子2の下方の内壁に水平方向に曲げてフック
17とした鋼板18を結着させ、手摺子内にグラウト注
入し固定した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、バルコニー等に施される手摺を固定するための手摺子の固定構造 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、バルコニー等において手摺を取付ける場合、バルコニー等に一定間隔を 置いて手摺子を固定するが、図3に示すように手摺子20を固定するには、バル コニー等21の上面22に10cm立方程度の取付用穴23を形成する必要があ るが、取付用穴23を形成するには型枠として下方にアンカー24を有する鋼板 25上に一辺が10cm程度の発泡スチロール樹脂の立方体を取付けたものが用 いられる。バルコニー等の本体の型枠(図示しない)内にコンクリート26を打 設し、コンクリート26が固化した後、発泡スチロール樹脂立方体を取り除き、 その底部の鋼板25に、アルミニウム角パイプ製等の手摺子20の内側面に貫入 する大きさの鋼製角パイプ27を溶接し、つぎに鋼製角パイプ27の上方からア ルミニウム製等の角パイプからなる手摺子20を嵌入した後、取付用穴23と手 摺子20との間隙にモルタル28を充填して固定するようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の手摺子20の取付け構造では、底部の鋼板25の大きさが10cm 平方程度しかないため手摺子20の下部を貫入する鋼製角パイプ27の溶接位置 がよく確認できず確実に溶接することが困難であり、また取付用穴23を形成す る際に発泡スチロール樹脂の立方体を使用するため、これを取り除いた空間部分 に横方向に鉄筋が配筋できないため、手摺子20の取付け部分にクラックを生じ る欠点があり、また型枠として使用した発泡スチロール樹脂を取り除いたものは 廃棄物として処理しなければならず、資材が無駄になるばかりでなく、廃棄物の 処理量が増加して環境の浄化に悪影響を与える欠点があった。
【0004】 この考案は、前記の欠点を解消するようにしたバルコニー等の手摺の取付に当 って改善された手摺子の固定構造を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するためにこの考案は、周面に多数の孔を設け、上面を開放 し高さのほぼ中央部に水平方向にアンカーを貫通させた多孔鋼板ボックスをバル コニー等の上部の表面より下方にあるようにコンクリートを打設して固設し、手 摺子の下方の切欠き溝に多孔鋼板ボックスのアンカーを挿通させ、手摺子の内部 にグラウトを注入し固結させ、多孔鋼板ボックスを上方に抜け出さないように截 頭四角錘状とし、手摺子の下方の内壁に水平方向に曲げてフックとした鋼板を結 着させ、その上方にグラウト注入孔を設け、多孔鋼板ボックスの上端縁に釘孔を 有する固定板を水平方向に取付けたバルコニー等における手摺子の固定構造から なる手段を講じるものである。
【0006】
【実施例】
この考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1は、図2に示す多孔鋼板ボックス1をバルコニーの手摺子2の取付けに使 用した状態を示すもので、図2において、多孔鋼板ボックス1は多数の孔3を開 けた底部の正方形状の鋼板4の上に、同じく多数の孔3を開けた側面の台形の鋼 板5を截頭四角錘状に、上面は開いたままの箱状に組立て、相対する側面の台形 の鋼板5の中央部分に両端を下向きに折り曲げた鉄筋からなるアンカー6を貫通 させ、各台形鋼板5の上端縁7には固定板8をほぼ水平に折り曲げ、固定板8に はコンクリート打設時にバルコニーの型枠に固定するための釘孔9が設けられて いる。
【0007】 図1において、バルコニーの型枠(図示しない)に多孔鋼板ボックス1の固定 板8を下面から釘10で固定し、コンクリート11を打設すると、コンクリート 11は多数の孔3から多孔鋼板ボックス1内にはみ出し部分12を出しながら型 枠内で固化する。その際、多孔鋼板ボックス1の上面には打設するコンクリート 11の一部が入り込まないように鎖線で示すガムテープその他の仮蓋13(図2 参照)を目張りしておくようにするのがよい。
【0008】 このコンクリート11が固化した後、下方に前記ボックス1のアンカー6を跨 ぐように切欠き溝14を設けた手摺子2を手摺が適当な高さになるように仮受し た後、手摺子2の下方のバルコニーより上方に設けたグラウト注入孔15からグ ラウト16を手摺子2の内部を通って、多孔鋼板ボックス1の内部に充満するよ うに注入する。この場合、手摺子2の内面の切欠き溝14付近の位置に、下端部 を水平方向に曲げてフック17とした細幅の鋼板18をビス止め、または鋼線等 19で結着させておくことにより、手摺子2の抜け出しを防止するとともに、バ ルコニー上部の横筋として作用し強度の増加に役立たすことができる。グラウト 16の注入を終了した後はグラウト注入孔15に化粧キャップを施すことにより 体裁よく手摺子2を固定することができる。
【0009】
【考案の効果】
この考案は、従来は手摺子取付け用の孔の底部の鋼板に鋼製角パイプを溶接し ていたため溶接が確実にできなかったが、この考案では溶接作業を必要とせず、 また従来は手摺子の取付け穴を開けるのに型枠として発泡スチロール樹脂の立方 体を用いていたため、使用後の発泡スチロール樹脂の塊は廃棄物として処理し資 材を無駄にするとともに、使用後の四角い空間には横方向に鉄筋が配筋されてい ないため手摺子の取付け部分にクラックが生じることが多かったが、、この考案 では発泡スチロール樹脂を使用せず、アンカーを有する截頭四角錘状の多孔鋼板 ボックスをバルコニー等の上部に埋設するので、多孔鋼板ボックスが抜け出すこ とがなく、また手摺子の内部にフック有する細幅の鋼板が結着されているので、 手摺子の抜け出しを防止でき、かつ横筋の作用があるので取付け部分にクラック を生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の1実施例を示すもので、手摺子固定
構造の縦断正面図である。
【図2】同じく多孔鋼板ボックスの斜視図である。
【図3】従来の手摺子固定構造の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 多孔鋼板ボックス 2 手摺子 3 孔 6 アンカー 7 上端縁 8 固定板 9 釘孔 11 コンクリート 14 切欠き溝 15 グラウト注入孔 16 グラウト 17 フック 18 鋼板

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に多数の孔(3)を設け、上面を開
    放し高さのほぼ中央部に水平方向にアンカー(6)を貫
    通させた多孔鋼板ボックス(1)をバルコニー等の上部
    の表面より下方にあるようにコンクリート(11)を打
    設して固設し、手摺子(2)の下方の切欠き溝(14)
    に多孔鋼板ボックス(1)のアンカー(6)を挿通さ
    せ、手摺子(2)の内部にグラウト(16)を注入し固
    結させたバルコニー等における手摺子の固定構造。
  2. 【請求項2】 多孔鋼板ボックス(1)を截頭四角錘状
    とした請求項1のバルコニー等における手摺子の固定構
    造。
  3. 【請求項3】 手摺子(2)の下方の内壁に水平方向に
    曲げてフック(17)とした鋼板(18)を結着させ、
    その上方にグラウト注入孔(15)を設けた請求項1ま
    たは請求項2のバルコニー等における手摺子の固定構
    造。
  4. 【請求項4】 多孔鋼板ボックス(1)の上端縁(7)
    に釘孔(9)を有する固定板(8)を水平方向に取付け
    た請求項3のバルコニー等における手摺子の固定構造。
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JP2009270401A (ja) * 2008-05-12 2009-11-19 Konishi Co Ltd 金属製中空支柱の補強方法

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JP3506379B2 (ja) * 2000-12-18 2004-03-15 株式会社東亜商事 コンクリート建造物用防護柵の取付方法及び取付装置
JP6637722B2 (ja) * 2015-10-23 2020-01-29 矢崎エナジーシステム株式会社 充電スタンド用支柱の施工方法および支持構造

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