JP3866682B2 - 鉄筋工事用ウォールスペーサー - Google Patents
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- E04C—STRUCTURAL ELEMENTS; BUILDING MATERIALS
- E04C5/00—Reinforcing elements, e.g. for concrete; Auxiliary elements therefor
- E04C5/16—Auxiliary parts for reinforcements, e.g. connectors, spacers, stirrups
- E04C5/20—Auxiliary parts for reinforcements, e.g. connectors, spacers, stirrups of material other than metal or with only additional metal parts, e.g. concrete or plastics spacers with metal binding wires
- E04C5/201—Spacer blocks with embedded separate holding wire or clips
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に、ウォールスペーサーに関する。より詳細には、本発明は、取付け易く、外れにくい鉄筋工事用のウォールスペーサーに関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄筋コンクリートは、鉄筋に引張力を負担させ、コンクリートに圧縮力を負担させることにより、双方の短所を補い、長所を際立たせる優れた複合材料である。このように、鉄筋は、鉄筋コンクリート構造物を構成する構造材料の1つであり、鉄筋コンクリート構造物における鉄筋の配置個所は、設計図や施工図で定められている。鉄筋コンクリート構造物の施工に際しては、型枠を設置した後に型枠内の所定個所に鉄筋を組み立てたり、或いは、所定個所に鉄筋を組み立てた後に型枠を設置したりするが、型枠内面と鉄筋との間隔(通常、「かぶり」と呼ばれている)を設計図や施工図通りに保持するため、スペーサー(間隔保持具)が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のスペーサーは、鉄筋に引っ掛けるだけのものであるため、型枠の組立作業時に外れてしまったり、型枠内へのコンクリートの打設時に流されてしまったりして、所定のかぶりが確保されないという課題があった。そして、このように所定のかぶりが確保されないことにより、鉄筋コンクリート構造物が設計どおりに施工されず、構造的に問題を生ずるおそれがあるという不都合があった。
【0004】
したがって、本発明は、取付け易く、外れにくい鉄筋工事用のウォールスペーサーを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に記載の鉄筋工事用ウォールスペーサーは、鉄筋部を備え、前記鉄筋部の一端にフックが設けられ、他端に前記フックを含む平面に対してほぼ直交方向に折り曲げられた係止部分が設けられており、先端部と前記鉄筋部との間の距離が所要のかぶりにほぼ等しくなるように、前記フックに固定された本体を更に備えていることを特徴とするものである。
【0006】
本願請求項2に記載の鉄筋工事用ウォールスペーサーは、前記請求項1のウォールスペーサーにおいて、前記本体が、コンクリート又はモルタルで形成されていることを特徴とするものである。
【0007】
本願請求項3に記載の鉄筋工事用ウォールスペーサーは、前記請求項1又は2のウォールスペーサーにおいて、前記本体の前記先端部の領域が最小になるように形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
本願請求項4に記載の鉄筋工事用ウォールスペーサーは、前記請求項3のウォールスペーサーにおいて、前記本体が、半円板形、切頭円錐形、又は半円板形の上部を切除した形状のいずれかの形状であることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る鉄筋工事用ウォールスペーサーについて詳細に説明する。図1において全体として参照符号10で示される本発明の第1の実施の形態に係るウォールスペーサーは、鉄筋部12を備えている。
【0010】
鉄筋部12の一端には、フック12aが設けられている。また、鉄筋部12の他端には、フック12aを含む平面(図2(a)では紙面を含む平面、図2(b)では紙面に直交する平面)に対してほぼ直交方向に折り曲げられた係止部分12bが設けられている。なお、鉄筋部12は、異形鉄筋で形成してもよく、丸鋼で形成してもよい。
【0011】
ウォールスペーサー10は又、鉄筋部12のフック12aに固定された本体14を備えている。本体14は、図1に示されるように、半円板形状を有している。本体14は、弧状部分が鉄筋部12と反対側に位置し、かつ、弧状部分の先端部14aと鉄筋部12との間の距離d(図2(a)参照)が所要のかぶりにほぼ等しくなるように、鉄筋部12のフック12aに固定されている。
【0012】
本体14は、コンクリート、モルタル、金属材料、合成樹脂材料で形成されるが、後述するように、ウォールスペーサー10自体が鉄筋コンクリート構造物中に埋め込まれるため、異物とならず且つ錆びないように、コンクリート又はモルタルで形成するのが好ましい。
【0013】
次に、以上のように構成されたウォールスペーサー10の使用法について説明する。型枠を設置した後に型枠内の所定個所に鉄筋を設置しようとする場合には、まず、設置しようとする鉄筋を組み立てて、横鉄筋にウォールスペーサー10の鉄筋部12のフック12aを引っ掛ける。すると、本体14の重みにより、鉄筋部12の係止部分12bが縦鉄筋に係止され、ウォールスペーサー10が鉄筋に堅固に取付けられることになる(図3(b)参照)。次いで、ウォールスペーサー10の本体14を型枠内面に接触させ、その位置に鉄筋を設置する(図3(a)参照)。
【0014】
一方、所定個所に鉄筋を設置した後に型枠を設置しようとする場合には、上述と同様にして、所定個所に設置された鉄筋に、ウォールスペーサー10を堅固に取付ける。次いで、ウォールスペーサー10の本体14に接触するように型枠を配置し、その位置に型枠を設置する。
【0015】
なお、上述の例では、ウォールスペーサー10が鉄筋に結束されていないが、鉄筋へのウォールスペーサー10の取付けをより強固にするため、クリップや番線(図示せず)等を用いて、ウォールスペーサー10の鉄筋部12を縦鉄筋に結束してもよい。
【0016】
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0017】
例えば、前記実施の形態において、本体14の形状は、半円板形であるが、他の形状、例えば、図4に示されるように、半円板形の上部を切除した形状(図4(a))や切頭円錐形(図4(c))でもよい。なお、型枠を取り外した後における本体14の露出部分を極力小さくするために、本体14の先端部14aが最小になるように選定するのが好ましい。
【0018】
【発明の効果】
本発明により、型枠工事や鉄筋工事において、容易に取付けることができ、しかも外れにくい鉄筋工事用ウォールスペーサーが提供される。また、本発明の鉄筋工事用ウォールスペーサーは、構造が簡単であるので、廉価に供給することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る鉄筋工事用ウォールスペーサーの斜視図である。
【図2】 (a)は図1のウォールスペーサーの正面図、(b)は(a)の線2b−2bに沿って見た側面図である。
【図3】 (a)は図1のウォールスペーサーの使用法を示した図、(b)は(a)の線3b−3bに沿って見た側面図である。
【図4】 ウォールスペーサーの本体の変形形態を示した斜視図である。
【符号の説明】
10 鉄筋工事用ウォールスペーサー
12 鉄筋部
12a フック
12b 係止部分
14 本体
Claims (4)
- 鉄筋部を備え、前記鉄筋部の一端にフックが設けられ、他端に前記フックを含む平面に対してほぼ直交方向に折り曲げられた係止部分が設けられており、
先端部と前記鉄筋部との間の距離が所要のかぶりにほぼ等しくなるように、前記フックに固定された本体を更に備えていることを特徴とする鉄筋工事用ウォールスペーサー。 - 前記本体が、コンクリート又はモルタルで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の鉄筋工事用ウォールスペーサー。
- 前記本体の前記先端部の領域が最小になるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄筋工事用ウォールスペーサー。
- 前記本体が、半円板形、切頭円錐形、又は半円板形の上部を切除した形状のいずれかの形状であることを特徴とする請求項3に記載の鉄筋工事用ウォールスペーサー。
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- 2003-04-30 JP JP2003124634A patent/JP3866682B2/ja not_active Expired - Lifetime
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