JP3007333U - プレキャスト壁板に用いるコンクリート製アンカーキャップ - Google Patents

プレキャスト壁板に用いるコンクリート製アンカーキャップ

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JP3007333U
JP3007333U JP1994010374U JP1037494U JP3007333U JP 3007333 U JP3007333 U JP 3007333U JP 1994010374 U JP1994010374 U JP 1994010374U JP 1037494 U JP1037494 U JP 1037494U JP 3007333 U JP3007333 U JP 3007333U
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JP
Japan
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cap
mounting recess
anchor
recess
wall
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Application number
JP1994010374U
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辰巳 落合
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Yahagi Construction Co Ltd
Original Assignee
Yahagi Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PC壁板のアンカー取付凹部に簡単に被着で
き、PC壁板の全体的に統一された模様に形成できるコ
ンクリート製アンカーキャップを提供する。 【構成】 表面を立体的な石垣模様とし、取付凹部25
の周囲前端面に欠設された係合段部27に係合する大径
のキャップ本体50の裏面に、取付凹部25に収容する
挿着突部51を突設すると共に、挿着突部51にナット
31を配置する逃げ凹部52を欠設して端面に開口させ
たアンカーキャップ5であり、取付凹部25と係合段部
27にモルタル6を注入し、キャップ本体50を係合段
部27に当接させることで挿着突部51が取付凹部25
に収容挿着し、ナット31及び異形鉄筋3の頭部が逃げ
凹部52に収容された状態でモルタル6に接着してアン
カーキャップ5が装着される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、切土法面や擁壁等に固着して壁部を形成するプレキャスト壁板のア ンカー取付凹部に被着するコンクリート製のアンカーキャップに関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
コンクリートプレキャスト壁板(以下、単にPC壁板という)を用いて切土法 面や擁壁等に壁部を形成する場合、PC壁板のアンカー取付凹部の透孔から切土 面に異形鉄筋を打ち込んでグラウトを施し、異形鉄筋の頭部にナットを螺着する 等してPC壁板を安定設置し、これを連続させることで壁部を形成することが有 効であり、特願平4−233122号でその補強土工法を提供した。
【0003】 しかしながら、従来では、固着したPC壁板のアンカー取付凹部にモルタルを 充填して閉塞するため面倒であり、また表面に石垣等の立体模様を施す場合は、 アンカー取付凹部のモルタルに模様がなく、それが通常中央部で且つ広いため、 全体的に統一された模様とならず見苦しくなることが推定される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、PC壁板のアンカー取付凹部に簡単に被着でき、またPC壁 板の全体的に統一された模様に形成できるコンクリート製アンカーキャップを提 供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、切土法面等に固着して壁部を形成するPC壁板のアンカー 取付凹部に被着するものであり、該取付凹部に収容する挿着突部を、該取付凹部 の周囲前端面に係合するキャップ本体の裏面に突設すると共に、挿着突部にナッ ト等の固定用金具を配置する逃げ凹部を欠設して端面に開口させた構成としてい る。なお、表面を該壁板の立体模様と統一性のある立体模様としてもよい。
【0006】
【作用】
PC壁板を固定挿着した後、アンカー取付凹部にモルタルを注入し、アンカー キャップを挿着することにより、キャップ本体の外周裏面が該取付凹部の周囲前 端面に当接して挿着突部が取付凹部に挿着し、アンカーやナット等の固定用金具 が逃げ凹部に収容された状態でモルタルに接着し装着されるのである。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の図示実施例について説明する。図1は、切土法面1に、図4で 示すPC壁板2を固着設置して擁壁としたものであり、PC壁板2のアンカー取 付凹部25に図2及び図3で示すアンカーキャップ5を挿着したものである。
【0008】 まずPC壁板2は、上下に係合用の段部21を形成すると共に、該段部21に 吊り下げ用の係合フック22,23を突設し、中央部に取付板24を露呈させて コンクリートのない取付凹部25を形成している。なお、取付板24には取付孔 26が透設され、取付凹部25の周囲前端面に係合段部27が欠設されている。 また、表面は立体的な石垣模様となっている。
【0009】 このPC壁板2を、吊り下げて切土法面1に設置し、取付孔26から切土法面 1にグラウト孔11を掘削して異形鉄筋3を挿入し、取付孔26から突出した異 形鉄筋3の頭部にナット31を螺着すると共に、モルタル4をグラウト孔11及 び切土法面1との間に注入してPC壁板2を固着するのである。
【0010】 本例のアンカーキャップ5はコンクリート製であり、図2及び図3で示すよう に、表面を立体的な石垣模様とし、取付凹部25の周囲前端面に欠設された係合 段部27に係合する大径のキャップ本体50の裏面に、取付凹部25に収容する 挿着突部51を突設すると共に、挿着突部51にナット31を配置する逃げ凹部 52を欠設して端面に開口させた構成としている。
【0011】 そして、図1のように、取付凹部25と係合段部27にモルタル6を注入し、 キャップ本体50を係合段部27に当接させることで挿着突部51が取付凹部2 5に収容挿着し、ナット31及び異形鉄筋3の頭部が逃げ凹部52に収容された 状態でモルタル6に接着しアンカーキャップ5が装着されるのである。
【0012】 本例によると、PC壁板2の取付凹部25に簡単に被着でき、取付凹部25の 表面側周囲に欠設された係合段部27に係合させるためアンカーキャップ5が安 定装着でき、また図5のように、PC壁板2の模様と全体的に統一された模様に 形成できるのである。
【0013】 本例は前記のように構成したが、本考案においてはこれに限定されない。例え ば、アンカーキャップ本体の形状は問わず、表面の模様に合わせた形状で取付凹 部の周囲前端面に係合すればよく、図6のように形成し、本例のような係合段部 27を設けることなく、図7のように、アンカーキャップ本体を取付凹部25の 周囲前端面に係合させてもよい。
【0014】 また、アンカーキャップ本体の裏部に突設する挿着突部の形状も適宜であり、 アンカー取付凹部に挿着できればよい。さらに挿着突部に欠設する逃げ凹部の形 状ゃ大きさも問わず、ナット等の固定用金具を収容配置できればよい。なお、P C壁板の表面模様は任意であり、PC壁板の構成も限定されない。
【0015】
【考案の効果】
本考案の請求項1によると、PC壁板のアンカー取付凹部に簡単に被着できて 該取付凹部の閉塞が容易にできるのである。また請求項2ではPC壁板の模様と 全体的に統一された模様に形成でき違和感のない擁壁外観となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使用状態の一実施例を示す要部縦断面
図である。
【図2】本例の一実施例を示す斜視図である。
【図3】その縦断側面図である。
【図4】PC壁板の一例を示す要部を縦断面した側面図
である。
【図5】本例を用いた擁壁部の正面図である。
【図6】別例の斜視図である。
【図7】その別例の使用状態における要部縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 切土法面 2 PC壁板 24 取付板 25 取付凹部 26 取付孔 27 係合段部 3 異形鉄筋 31 異形鉄筋の頭部 31 ナット 4,6 モルタル 5 アンカーキャップ 50 キャップ本体 51 挿着突部 52 逃げ凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切土法面等に固着して壁部を形成するコ
    ンクリートプレキャスト壁板のアンカー取付凹部に被着
    するものであり、該取付凹部に収容する挿着突部を、該
    取付凹部の周囲前端面に係合するキャップ本体の裏面に
    突設すると共に、挿着突部にナット等の固定用金具を配
    置する逃げ凹部を欠設して端面に開口させたことを特徴
    とするプレキャスト壁板に用いるコンクリート製アンカ
    ーキャップ。
  2. 【請求項2】 表面を該壁板の立体模様と統一性のある
    立体模様とした請求項1のアンカーキャップ。
JP1994010374U 1994-07-29 1994-07-29 プレキャスト壁板に用いるコンクリート製アンカーキャップ Expired - Lifetime JP3007333U (ja)

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