JPH07381B2 - 印刷機の胴逃し方法 - Google Patents
印刷機の胴逃し方法Info
- Publication number
- JPH07381B2 JPH07381B2 JP60029422A JP2942285A JPH07381B2 JP H07381 B2 JPH07381 B2 JP H07381B2 JP 60029422 A JP60029422 A JP 60029422A JP 2942285 A JP2942285 A JP 2942285A JP H07381 B2 JPH07381 B2 JP H07381B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- escape
- unit
- cylinder
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F33/00—Indicating, counting, warning, control or safety devices
- B41F33/04—Tripping devices or stop-motions
- B41F33/08—Tripping devices or stop-motions for starting or stopping operation of cylinders
Landscapes
- Rotary Presses (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 この発明は、印刷機の胴逃し方法に係り、特にオフセッ
ト輪転換におけるブランケット胴の自動逃し方法に関す
るものである。
ト輪転換におけるブランケット胴の自動逃し方法に関す
るものである。
従来、印刷機、特にオフセット輪転機のブランケット胴
における胴逃し方式は、ウエブの移動長さに対応したパ
ルス信号を基準パルス信号とし、胴逃し信号の発生毎に
基準パルス信号を計数するように設定し、予め設定した
計数値に達した時点で、次の胴逃し信号を発生するよう
に構成して胴逃しを行うものであった。従って、例えば
４色刷り輪転機の場合、４個の計数器を設けて各印刷色
の胴を順次逃すように構成している。
における胴逃し方式は、ウエブの移動長さに対応したパ
ルス信号を基準パルス信号とし、胴逃し信号の発生毎に
基準パルス信号を計数するように設定し、予め設定した
計数値に達した時点で、次の胴逃し信号を発生するよう
に構成して胴逃しを行うものであった。従って、例えば
４色刷り輪転機の場合、４個の計数器を設けて各印刷色
の胴を順次逃すように構成している。
しかしながら、このように構成される従来の胴逃し方式
は、印刷速度が変化した場合、アクチュエータの動作遅
れ時間に対する考慮が払われていないため、胴逃しのタ
イミングにずれが生じて、安定した印刷を行うことがで
きず、このため印刷速度は固定した状態のみで使用され
ている。
は、印刷速度が変化した場合、アクチュエータの動作遅
れ時間に対する考慮が払われていないため、胴逃しのタ
イミングにずれが生じて、安定した印刷を行うことがで
きず、このため印刷速度は固定した状態のみで使用され
ている。
本発明の目的は、印刷速度の変化に対して胴逃しのタイ
ミングのずれを生じることなく、常に安定した胴逃しを
達成することができる印刷機の胴逃し方法を提供するこ
とにある。
ミングのずれを生じることなく、常に安定した胴逃しを
達成することができる印刷機の胴逃し方法を提供するこ
とにある。
本発明に係る印刷機の胴逃し方法は、ウエブの移動距離
を表わすパルス信号を発生させ、このパルス信号を計数
することにより所定の胴逃し指令信号を得るように構成
した印刷機の胴逃し方法において、 ウエブの移動距離を表わすパルス信号を基準信号として
この基準信号により印刷機ライン速度TVを算出し、 この印刷機ライン速度TVに基づいて、紙継ぎ時等におけ
るその位置検出信号を胴逃し開始信号としてこの信号検
出位置と第１のユニットとの離間距離LOおよび前記第１
のユニット以降の各ユニット間の離間距離Ｌに対し、そ
れぞれ各区間の移動時間LOおよびＴを算出し、 次いで前記胴逃し開始信号の検出時点から任意（第Ｎ）
のユニットのアクチュエータに対する胴逃し出力信号を
発生するまでの時間TOT(N)を、次式 TOT(N)＝（TO−TDT）＋（Ｎ−１）・Ｔ−TDN 但し、Ｎ＝1,2,...整数 TDT:胴逃し開始信号動作遅れ時間 TDN（Ｎ＝1,2,...）：第１〜第Ｎユニットのアクチュエ
ータ動作遅れ時間 により算出することを特徴とする。
を表わすパルス信号を発生させ、このパルス信号を計数
することにより所定の胴逃し指令信号を得るように構成
した印刷機の胴逃し方法において、 ウエブの移動距離を表わすパルス信号を基準信号として
この基準信号により印刷機ライン速度TVを算出し、 この印刷機ライン速度TVに基づいて、紙継ぎ時等におけ
るその位置検出信号を胴逃し開始信号としてこの信号検
出位置と第１のユニットとの離間距離LOおよび前記第１
のユニット以降の各ユニット間の離間距離Ｌに対し、そ
れぞれ各区間の移動時間LOおよびＴを算出し、 次いで前記胴逃し開始信号の検出時点から任意（第Ｎ）
のユニットのアクチュエータに対する胴逃し出力信号を
発生するまでの時間TOT(N)を、次式 TOT(N)＝（TO−TDT）＋（Ｎ−１）・Ｔ−TDN 但し、Ｎ＝1,2,...整数 TDT:胴逃し開始信号動作遅れ時間 TDN（Ｎ＝1,2,...）：第１〜第Ｎユニットのアクチュエ
ータ動作遅れ時間 により算出することを特徴とする。
なお、本発明における胴逃し方法は、オフセット輪転機
のブランケット胴の胴逃し機構に対して好適に応用する
ことができる。
のブランケット胴の胴逃し機構に対して好適に応用する
ことができる。
次に、本発明に係る印刷機の胴逃し方法の実施例とし
て、オフセット輪転機のブランケット胴についての胴逃
し方法を例示して、以下詳細に説明する。
て、オフセット輪転機のブランケット胴についての胴逃
し方法を例示して、以下詳細に説明する。
まず、本実施例において必要とする信号の種類は、次の
通りである。
通りである。
（１）基準信号 ウエブの移動距離を表わすパルス信号で、１パルス/0.1
mと定める。信号源は、近接スイッチとし、近接片によ
り１パルス/mの信号を作成する。
mと定める。信号源は、近接スイッチとし、近接片によ
り１パルス/mの信号を作成する。
（２）胴逃し開始信号 ブランケット胴の上流側におけるウエブの自動紙継ぎ時
に、前記ブランケット胴の胴逃しを行う場合、この自動
紙継ぎ時におけるノリ付け位置またはカッタ作動位置を
検出するセンサにより得られる信号を、胴逃し開始信号
とする。従って、第１図に示すような、自動紙継ぎ時に
前記センサにより検出される位置検出信号を胴逃し開始
信号として、この検出信号の立上り時に、後述する胴逃
し出力信号の演算を開始する。
に、前記ブランケット胴の胴逃しを行う場合、この自動
紙継ぎ時におけるノリ付け位置またはカッタ作動位置を
検出するセンサにより得られる信号を、胴逃し開始信号
とする。従って、第１図に示すような、自動紙継ぎ時に
前記センサにより検出される位置検出信号を胴逃し開始
信号として、この検出信号の立上り時に、後述する胴逃
し出力信号の演算を開始する。
（３）胴逃し出力信号 ブランケット胴逃し信号である。
次に、演算要素の構成につき、第２図に基づいて説明す
る。第２図は、本実施例の概要を示す。ブランケット胴
の上流側におけるウエブの自動紙継ぎ時におけるノリ付
け位置またはカッタ作動位置を胴逃し開始信号の検出位
置とし、各印刷部のブランケット胴とウエブが接触する
位置を各印刷部位置とする。
る。第２図は、本実施例の概要を示す。ブランケット胴
の上流側におけるウエブの自動紙継ぎ時におけるノリ付
け位置またはカッタ作動位置を胴逃し開始信号の検出位
置とし、各印刷部のブランケット胴とウエブが接触する
位置を各印刷部位置とする。
（ａ）LO:胴逃し開始信号の検出位置と1U（第１ユニッ
ト）との離間距離（ｍ） （ｂ）L:各ユニット間の離間距離（ｍ） （ｃ）TD1:1U（第１ユニット）のブランケット胴用アク
チュエータ動作遅れ時間（m sec） TDN:1U〜NU（第１〜第Ｎユニット）のブランケット胴用
アクチュエータ動作遅れ時間（m sec） （ｄ）TDT:胴逃し開始信号動作遅れ時間（m sec） （ｅ）LON:胴逃し時のウエブ長（ｍ） これらの（ａ）〜（ｅ）項は、システムパラメータとし
て設定し、不揮発性メモリに記憶させる。なお、第２図
における実施例では、Ｎ＝３となる。
ト）との離間距離（ｍ） （ｂ）L:各ユニット間の離間距離（ｍ） （ｃ）TD1:1U（第１ユニット）のブランケット胴用アク
チュエータ動作遅れ時間（m sec） TDN:1U〜NU（第１〜第Ｎユニット）のブランケット胴用
アクチュエータ動作遅れ時間（m sec） （ｄ）TDT:胴逃し開始信号動作遅れ時間（m sec） （ｅ）LON:胴逃し時のウエブ長（ｍ） これらの（ａ）〜（ｅ）項は、システムパラメータとし
て設定し、不揮発性メモリに記憶させる。なお、第２図
における実施例では、Ｎ＝３となる。
○ 演算方法について I.印刷機のライン速度の検出 近接スイッチからの信号に基づき、パルス間隔の時間計
測によりライン速度の検出を行う。例えば、時間計測用
基準クロック周波数を1KHzとし、パルス期間に基準クロ
ックの発生数をカウントする（この結果をTVとする）。
測によりライン速度の検出を行う。例えば、時間計測用
基準クロック周波数を1KHzとし、パルス期間に基準クロ
ックの発生数をカウントする（この結果をTVとする）。
そこで、第２図に示すLO,L区間の移動時間〔TO,T〕の演
算を次式により行う。
算を次式により行う。
TO＝LO×TV Ｔ＝Ｌ×TV …（１） II.各ユニットの胴逃し出力までの時間の検出 従って、胴逃し開始信号の検出位置（基準信号による演
算開始位置）からNU（第Ｎユニット）用出力までの時間
〔TOT〕は、次式で求められる。
算開始位置）からNU（第Ｎユニット）用出力までの時間
〔TOT〕は、次式で求められる。
TOT(N)＝（TO−TDT）＋（Ｎ−１）・Ｔ−TDN …（２） 但し、Ｎ＝1,2,...整数 TDT:胴逃し開始信号動作遅れ時間 TDN（Ｎ＝1,2,...）：第１〜第Ｎユニットのアクチュエ
ータ動作遅れ時間 III.胴逃し出力信号のアクティブ時間の検出 また、胴逃し出力信号のアクティブ時間〔TON〕は、次
式で求められる。
ータ動作遅れ時間 III.胴逃し出力信号のアクティブ時間の検出 また、胴逃し出力信号のアクティブ時間〔TON〕は、次
式で求められる。
TON＝LON×TV …（３） 但し、LON:胴逃し時のウエブ長 そこで、前記式（２）、（３）により求められる時間T
OTおよびTONのタイムチャートを示せば、第３図に示す
通りである。
OTおよびTONのタイムチャートを示せば、第３図に示す
通りである。
前述した各種の設定信号、演算要素および演算式に基づ
いて、CPUによる演算処理を行い、適正な胴逃し出力信
号を得るためのシステム構成を示せば、第４図に示す通
りである。すなわち、第４図において、前述したシステ
ムパラメータとしての各種演算要素および演算式を、メ
モリの一部を構成するROMに記憶させ、基準信号および
胴逃し開始信号を入力インタフェースを介してCPUに入
力し、ROMに記憶された演算式に基づいて、前記TV、
TO、Ｔ、TOT(N)、TONの演算を行い、この演算結果をメ
モリの一部を構成するRAMに一時記憶させると共に、適
宜出力インタフェースを介して各ユニットに対する胴逃
し出力信号OUT（Ｎ）（但し、Ｎ＝1,2,...整数）を得る
ことができる。
いて、CPUによる演算処理を行い、適正な胴逃し出力信
号を得るためのシステム構成を示せば、第４図に示す通
りである。すなわち、第４図において、前述したシステ
ムパラメータとしての各種演算要素および演算式を、メ
モリの一部を構成するROMに記憶させ、基準信号および
胴逃し開始信号を入力インタフェースを介してCPUに入
力し、ROMに記憶された演算式に基づいて、前記TV、
TO、Ｔ、TOT(N)、TONの演算を行い、この演算結果をメ
モリの一部を構成するRAMに一時記憶させると共に、適
宜出力インタフェースを介して各ユニットに対する胴逃
し出力信号OUT（Ｎ）（但し、Ｎ＝1,2,...整数）を得る
ことができる。
前述した実施例から明らかなように、本発明によれば、
ウエブの移動距離を表わすパルス信号（基準信号）によ
り印刷ライン速度を算出し、この印刷ライン速度に基づ
いて適宜胴逃し開始信号に対し、それぞれアクチュエー
タの動作遅れ時間を補償する演算処理を行って、胴逃し
タイミングのずれを発生することなく、常に安定した胴
逃しを達成することができる。
ウエブの移動距離を表わすパルス信号（基準信号）によ
り印刷ライン速度を算出し、この印刷ライン速度に基づ
いて適宜胴逃し開始信号に対し、それぞれアクチュエー
タの動作遅れ時間を補償する演算処理を行って、胴逃し
タイミングのずれを発生することなく、常に安定した胴
逃しを達成することができる。
特に、本発明においては、複数の胴逃し機構に対しても
高精度に応答可能であり、しかも印刷速度の変化に対し
ても適確に追従し、オフセット輪転機におけるブランケ
ット胴の胴逃し機構の性能の向上と共に、自動化による
精度の向上も可能となる等多くの利点を有する。
高精度に応答可能であり、しかも印刷速度の変化に対し
ても適確に追従し、オフセット輪転機におけるブランケ
ット胴の胴逃し機構の性能の向上と共に、自動化による
精度の向上も可能となる等多くの利点を有する。
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発
明は前記実施例に限定されることなく、本発明の精神を
逸脱しない範囲内において種々の設計変更をなし得るこ
とは勿論である。
明は前記実施例に限定されることなく、本発明の精神を
逸脱しない範囲内において種々の設計変更をなし得るこ
とは勿論である。
第１図は本発明に係る印刷機の胴逃し方法において使用
する胴逃し開始信号のパルス波形図、第２図は本発明方
法を実施するための演算要素の構成を示す説明図、第３
図は本発明方法において得られる複数の胴逃し出力信号
の位相関係を示す波形図、第４図は本発明方法を実施す
る演算処理を行うためのシステム構成図である。
する胴逃し開始信号のパルス波形図、第２図は本発明方
法を実施するための演算要素の構成を示す説明図、第３
図は本発明方法において得られる複数の胴逃し出力信号
の位相関係を示す波形図、第４図は本発明方法を実施す
る演算処理を行うためのシステム構成図である。
Claims (1)
- 【請求項１】ウエブの移動距離を表わすパルス信号を発
生させ、このパルス信号を計数することにより所定の胴
逃し指令信号を得るように構成した印刷機の胴逃し方法
において、 ウエブの移動距離を表わすパルス信号を基準信号として
この基準信号により印刷機ライン速度TVを算出し、 この印刷機ライン速度TVに基づいて、紙継ぎ時等におけ
るその位置検出信号を胴逃し開始信号としてこの信号検
出位置と第１のユニットとの離間距離LOおよび前記第１
のユニット以降の各ユニット間の離間距離Ｌに対し、そ
れぞれ各区間の移動時間TOおよびＴを算出し、 次いで前記胴逃し開始信号の検出時点から任意（第Ｎ）
のユニットのアクチュエータに対する胴逃し出力信号を
発生するまでの時間TOT(N)を、次式 TOT(N)＝（TO−TDT）＋（Ｎ−１）・Ｔ−TDN 但し、Ｎ＝1,2,...整数 TDT:胴逃し開始信号動作遅れ時間 TDN（Ｎ＝1,2,...）：第１〜第Ｎユニットのアクチュエ
ータ動作遅れ時間 により算出することを特徴とする印刷機の胴逃し方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60029422A JPH07381B2 (ja) | 1985-02-19 | 1985-02-19 | 印刷機の胴逃し方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60029422A JPH07381B2 (ja) | 1985-02-19 | 1985-02-19 | 印刷機の胴逃し方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61189941A JPS61189941A (ja) | 1986-08-23 |
| JPH07381B2 true JPH07381B2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=12275691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60029422A Expired - Lifetime JPH07381B2 (ja) | 1985-02-19 | 1985-02-19 | 印刷機の胴逃し方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07381B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4013106C1 (ja) * | 1990-04-25 | 1991-12-12 | Man Roland Druckmaschinen Ag, 6050 Offenbach, De | |
| JP4669271B2 (ja) * | 2004-12-10 | 2011-04-13 | 三菱重工印刷紙工機械株式会社 | 輪転印刷機の運転方法及び制御装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5037563A (ja) * | 1973-08-09 | 1975-04-08 |
-
1985
- 1985-02-19 JP JP60029422A patent/JPH07381B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61189941A (ja) | 1986-08-23 |
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