JPH0737590Y2 - シートペーパー自動供給便座 - Google Patents
シートペーパー自動供給便座Info
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- JPH0737590Y2 JPH0737590Y2 JP3347890U JP3347890U JPH0737590Y2 JP H0737590 Y2 JPH0737590 Y2 JP H0737590Y2 JP 3347890 U JP3347890 U JP 3347890U JP 3347890 U JP3347890 U JP 3347890U JP H0737590 Y2 JPH0737590 Y2 JP H0737590Y2
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- JP
- Japan
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- paper
- toilet seat
- sheet
- sheet paper
- feeding
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、便座本体上にシートペーパーを自動的に供給
するシートペーパー自動供給便座の改良に関する。
するシートペーパー自動供給便座の改良に関する。
近年、洋式便器の使用時、その衛生面を考慮して便座上
にシートペーパーを敷く装置として、例えば、実開昭60
−155399号公報に記載されている便座用カバー供給装置
が見受けられる。
にシートペーパーを敷く装置として、例えば、実開昭60
−155399号公報に記載されている便座用カバー供給装置
が見受けられる。
そして、前記装置は、便座本体の上面を覆うことができ
る大きさ及び形状に整形され、かつ、それがシート状に
連続したシートペーパーロール状に巻取って保護カバー
の中に収容するとともに、このシートペーパーロールを
連続繰出可能に載架支持するペーパーホルダーと、シー
トペーパーロールから繰出されたシートペーパーを便座
本体の上面近くにおいて前方に所定の長さ分繰出すため
の繰出ローラ装置と、前記便座本体上に所定量繰出され
たシートペーパーの後端を切断する切断刃を備えた切断
装置とによって構成されている。
る大きさ及び形状に整形され、かつ、それがシート状に
連続したシートペーパーロール状に巻取って保護カバー
の中に収容するとともに、このシートペーパーロールを
連続繰出可能に載架支持するペーパーホルダーと、シー
トペーパーロールから繰出されたシートペーパーを便座
本体の上面近くにおいて前方に所定の長さ分繰出すため
の繰出ローラ装置と、前記便座本体上に所定量繰出され
たシートペーパーの後端を切断する切断刃を備えた切断
装置とによって構成されている。
かかる従来の装置において、シートペーパーの繰出及び
切断動作は、操作スイッチを投入して電動機を起動し、
シートペーパーを前記繰出ローラ装置により便座本体を
覆う長さ繰出したあと、可動刃と固定刃とからなる切断
装置を別の電動機によって駆動させ、一枚分のシートペ
ーパーを切断していた。前記のように、洋式便器の使用
に際しは、便座本体上にシートペーパーを自動的に敷い
て着座することができるので、使用者は洋式便器を衛生
的に利用することができ至便である。
切断動作は、操作スイッチを投入して電動機を起動し、
シートペーパーを前記繰出ローラ装置により便座本体を
覆う長さ繰出したあと、可動刃と固定刃とからなる切断
装置を別の電動機によって駆動させ、一枚分のシートペ
ーパーを切断していた。前記のように、洋式便器の使用
に際しは、便座本体上にシートペーパーを自動的に敷い
て着座することができるので、使用者は洋式便器を衛生
的に利用することができ至便である。
しかし、前記構成の便座用カバー供給装置においては、
次のような問題があった。
次のような問題があった。
(1)便座本体上に繰出されるシートペーパーは、一般
に、水洗廃棄できるよう軟質薄葉で、かつ、便座本体上
を覆うために大判状に製作されているので非常に腰が弱
く、その上、吸水性に富んでいるため、例えば、小用
時、あるいは、便器の清掃等に際して、汚水とか洗浄水
が前記カバー供給装置のペーパー繰出口付近に付着して
いたりすると、前記ペーパー繰出口からシートペーパー
が繰出されたとき、前記汚水等の水滴がシートペーパー
に浸透して該浸透部分がペーパー繰出口付近に府着して
しまい、シートペーパーを繰出す場合の大きな障害とな
って、シートペーパーの繰出が円滑に行えなくなること
があった。この結果、シートペーパーは便座本体を完全
に覆うだけの長さ繰出すことができないばかりか、カバ
ー供給装置の繰出ローラ装置が駆動をつづけているた
め、ペーパー繰出口のところで紙詰りを起こしたり、繰
出ローラに巻付いたりしてしまい、その除去作業に相当
の手間と時間を必要とする問題があった。
に、水洗廃棄できるよう軟質薄葉で、かつ、便座本体上
を覆うために大判状に製作されているので非常に腰が弱
く、その上、吸水性に富んでいるため、例えば、小用
時、あるいは、便器の清掃等に際して、汚水とか洗浄水
が前記カバー供給装置のペーパー繰出口付近に付着して
いたりすると、前記ペーパー繰出口からシートペーパー
が繰出されたとき、前記汚水等の水滴がシートペーパー
に浸透して該浸透部分がペーパー繰出口付近に府着して
しまい、シートペーパーを繰出す場合の大きな障害とな
って、シートペーパーの繰出が円滑に行えなくなること
があった。この結果、シートペーパーは便座本体を完全
に覆うだけの長さ繰出すことができないばかりか、カバ
ー供給装置の繰出ローラ装置が駆動をつづけているた
め、ペーパー繰出口のところで紙詰りを起こしたり、繰
出ローラに巻付いたりしてしまい、その除去作業に相当
の手間と時間を必要とする問題があった。
(2)又、特に、便座本体を起立させて小用を行う場
合、便器内の汚水が跳ね返ってシートペーパーロールを
収容する保護カバーの表面に付着すると、汚水は保護カ
バーを伝ってそのまま、ペーパー繰出口に滴下されて付
着することがあり、前記付着部分が仮に乾燥したとして
も、染みとして残りシートペーパーはこの汚損部分を摺
接しながら繰出されることとなり、不衛生であるととも
に、便座本体の表面をも汚損する問題があった。
合、便器内の汚水が跳ね返ってシートペーパーロールを
収容する保護カバーの表面に付着すると、汚水は保護カ
バーを伝ってそのまま、ペーパー繰出口に滴下されて付
着することがあり、前記付着部分が仮に乾燥したとして
も、染みとして残りシートペーパーはこの汚損部分を摺
接しながら繰出されることとなり、不衛生であるととも
に、便座本体の表面をも汚損する問題があった。
(3)更に、シートペーパーの切断を行う切断装置は、
カバー供給装置の構成上、便座本体側に開口するペーパ
ー繰出口のすぐ内側に取付けられていることが多いた
め、汚水の跳ね返りが付着しやすく、不衛生であるとと
もに前記汚水の付着により刃部が発錆してシートペーパ
ーの円滑な切断ができなくなることがあった。
カバー供給装置の構成上、便座本体側に開口するペーパ
ー繰出口のすぐ内側に取付けられていることが多いた
め、汚水の跳ね返りが付着しやすく、不衛生であるとと
もに前記汚水の付着により刃部が発錆してシートペーパ
ーの円滑な切断ができなくなることがあった。
本考案は前記の問題点に鑑み、汚水の付着によって生ず
るシートペーパーの繰出し及び汚損等の弊害を極力抑制
して、シートペーパーを円滑に、かつ、衛生的に繰出可
能としたシートペーパー自動供給便座を提供することを
目的とする。
るシートペーパーの繰出し及び汚損等の弊害を極力抑制
して、シートペーパーを円滑に、かつ、衛生的に繰出可
能としたシートペーパー自動供給便座を提供することを
目的とする。
本考案は、シートペーパーの収納部を構成する上部ケー
シングと、シートペーパーロールから巻戻したシートペ
ーパーを便座本体上にこれを覆う長さ繰出しを行うため
のペーパー繰出機構及び便座本体上に繰出されたシート
ペーパーの便座本体を覆う長さを示す位置毎に、あらか
じめ設けたミシン目を破断してシートペーパーの切断を
行うペーパー切断機構とを収容配置した下部ケーシング
とによって構成したケーシングの、前記ペーパー繰出機
構によって繰出されるシートペーパーのペーパー繰出口
を、幅寸法を小さくしてペーパーの送出方向と直交する
方向に一定の間隔を保って複数個配設したペーパーガイ
ドと、前記ペーパーガイドと対応してその上部に、即
ち、上部ケーシング(保護カバー)のシートペーパー送
出方向(前面)側の下側縁をU字形に曲成した汚水の受
止樋とによって構成したことを特徴とする。
シングと、シートペーパーロールから巻戻したシートペ
ーパーを便座本体上にこれを覆う長さ繰出しを行うため
のペーパー繰出機構及び便座本体上に繰出されたシート
ペーパーの便座本体を覆う長さを示す位置毎に、あらか
じめ設けたミシン目を破断してシートペーパーの切断を
行うペーパー切断機構とを収容配置した下部ケーシング
とによって構成したケーシングの、前記ペーパー繰出機
構によって繰出されるシートペーパーのペーパー繰出口
を、幅寸法を小さくしてペーパーの送出方向と直交する
方向に一定の間隔を保って複数個配設したペーパーガイ
ドと、前記ペーパーガイドと対応してその上部に、即
ち、上部ケーシング(保護カバー)のシートペーパー送
出方向(前面)側の下側縁をU字形に曲成した汚水の受
止樋とによって構成したことを特徴とする。
本考案は、便座本体を起立させて小用を行う場合とか、
便座本体や便器の清掃等において、汚水が上部ケーシン
グに飛散して付着した場合、前記汚水はケーシングを伝
ってペーパー繰出口に滴下されようとするが、前記上部
ケーシングの下側縁にはU字形の受止樋が設けられて汚
水が滴下するのを受止めるようになっており、又、前記
受止樋の下縁側には、受止樋との間において一定の間隔
を有して狭幅のペーパーガイドを横方向に複数個配設
し、このペーパーガイドと受止樋とによってペーパー繰
出口を構成することにより、誤って前記ペーパー繰出口
に汚水が飛散したとき、汚水の一部はペーパーガイドの
表面に付着するものの、大部分は狭幅なペーパーガイド
間に存在する広幅な凹陥部に付着されることとなり、前
記上部ケーシングにU字形の受止樋を形成したことと相
まって、ペーパー繰出口、即ち、シートペーパーと摺接
する部分に汚水が付着すことが少なくなる。従って、ペ
ーパー繰出口の狭幅なペーパーガイドの一部に汚水が付
着しても、その付着面積は非常に少なくなるので、シー
トペーパーの繰出時、狭幅なペーパーガイドの一部に汚
水等の水分が付着していても、シートペーパーはその繰
出力によって停滞・停止することなく円滑に繰出すこと
ができる。又、ペーパー繰出口に狭幅なペーパーガイド
を複数個設けることによって、シートペーパーと摺接す
る部分の汚水の付着面積が少なくなり、ペーパー繰出口
から繰出されるシートペーパーを便座本体上に衛生的に
敷くことができる。
便座本体や便器の清掃等において、汚水が上部ケーシン
グに飛散して付着した場合、前記汚水はケーシングを伝
ってペーパー繰出口に滴下されようとするが、前記上部
ケーシングの下側縁にはU字形の受止樋が設けられて汚
水が滴下するのを受止めるようになっており、又、前記
受止樋の下縁側には、受止樋との間において一定の間隔
を有して狭幅のペーパーガイドを横方向に複数個配設
し、このペーパーガイドと受止樋とによってペーパー繰
出口を構成することにより、誤って前記ペーパー繰出口
に汚水が飛散したとき、汚水の一部はペーパーガイドの
表面に付着するものの、大部分は狭幅なペーパーガイド
間に存在する広幅な凹陥部に付着されることとなり、前
記上部ケーシングにU字形の受止樋を形成したことと相
まって、ペーパー繰出口、即ち、シートペーパーと摺接
する部分に汚水が付着すことが少なくなる。従って、ペ
ーパー繰出口の狭幅なペーパーガイドの一部に汚水が付
着しても、その付着面積は非常に少なくなるので、シー
トペーパーの繰出時、狭幅なペーパーガイドの一部に汚
水等の水分が付着していても、シートペーパーはその繰
出力によって停滞・停止することなく円滑に繰出すこと
ができる。又、ペーパー繰出口に狭幅なペーパーガイド
を複数個設けることによって、シートペーパーと摺接す
る部分の汚水の付着面積が少なくなり、ペーパー繰出口
から繰出されるシートペーパーを便座本体上に衛生的に
敷くことができる。
以下、本考案の実施例を第1図ないし第14図によって説
明する。
明する。
第1図ないし第3図において、1はシートペーパー自動
供給便座で、この便座1はトイレ装置2を構成する洋式
便器3上に載置されている。前記シートペーパー自動供
給便座1は、機構部4と、便座本体5とからなり、機構
部4は洋式便器3の後部に乗載固定され、便座本体5は
前記機構部4に設けた枢軸6,6aによって洋式便器3上に
起倒自在に、かつ、上下動自在に載置されている。
供給便座で、この便座1はトイレ装置2を構成する洋式
便器3上に載置されている。前記シートペーパー自動供
給便座1は、機構部4と、便座本体5とからなり、機構
部4は洋式便器3の後部に乗載固定され、便座本体5は
前記機構部4に設けた枢軸6,6aによって洋式便器3上に
起倒自在に、かつ、上下動自在に載置されている。
機構部4は第3図及び第4図に示すように、洋式便器3
に取付けられるケーシング7と同ケーシング7内に配設
されるペーパー繰出機構8と、ペーパー切断機構9と、
制御装置21(第14図参照)とによって構成され、以下、
その詳細構造を説明する。
に取付けられるケーシング7と同ケーシング7内に配設
されるペーパー繰出機構8と、ペーパー切断機構9と、
制御装置21(第14図参照)とによって構成され、以下、
その詳細構造を説明する。
ケーシング7は内部にペーパー繰出機構8等を収容する
下部ケーシング7aと、シートペーパーロールRを収納し
た状態で前記下部ケーシング7aの上部開口端に嵌合連結
される上部ケーシング(シートペーパーロールRの保護
カバーの役目を果す)7bとによって構成されており、前
記下部ケーシング7aは、その前壁左右側に第3図で示す
如く、枢支部11,11を一体に設け、これら各枢支部11,11
の内側壁11a,11aには、第8図で示すように、縦長のガ
イド溝11b,11bを穿設し、このガイド溝11b,11bには、便
座本体5の後部左右側に取付けられる枢軸6,6aが横方向
に向けて回動自在に、かつ、上下動自在に挿通されてい
る。そして、前記枢軸6,6aは前記各枢支部11,11内に形
成した昇降案内函12,12内に昇降可能に嵌合した可動軸
受13,13に回動自在に枢支されており、前記可動軸受13,
13は常時圧縮ばね14により上方に付勢されて、その上限
位置は規制プレート15により規制し、通常時(便座本体
5に着座していない場合)は第8図で示すように、上昇
位置に保持されて、便座本体5を第2図に示すように、
前低後高の傾斜状態に維持し、この状態で、便座本体5
を、枢軸6,6aを中心として起・倒できるようになってい
る。なお、16は昇降案内函12,12に設けた枢軸6,6aの案
内溝である。
下部ケーシング7aと、シートペーパーロールRを収納し
た状態で前記下部ケーシング7aの上部開口端に嵌合連結
される上部ケーシング(シートペーパーロールRの保護
カバーの役目を果す)7bとによって構成されており、前
記下部ケーシング7aは、その前壁左右側に第3図で示す
如く、枢支部11,11を一体に設け、これら各枢支部11,11
の内側壁11a,11aには、第8図で示すように、縦長のガ
イド溝11b,11bを穿設し、このガイド溝11b,11bには、便
座本体5の後部左右側に取付けられる枢軸6,6aが横方向
に向けて回動自在に、かつ、上下動自在に挿通されてい
る。そして、前記枢軸6,6aは前記各枢支部11,11内に形
成した昇降案内函12,12内に昇降可能に嵌合した可動軸
受13,13に回動自在に枢支されており、前記可動軸受13,
13は常時圧縮ばね14により上方に付勢されて、その上限
位置は規制プレート15により規制し、通常時(便座本体
5に着座していない場合)は第8図で示すように、上昇
位置に保持されて、便座本体5を第2図に示すように、
前低後高の傾斜状態に維持し、この状態で、便座本体5
を、枢軸6,6aを中心として起・倒できるようになってい
る。なお、16は昇降案内函12,12に設けた枢軸6,6aの案
内溝である。
次に、下部ケーシング7aの内部構造について説明する。
第4図,第9図において、下部ケーシング7aは、その上
面に、後述するペーパー繰出機構8とペーパー切断機構
9のスライド部材17を配設するための配設空間aを備え
た傾斜天井壁17aを形成し、左右の両壁には軸受ボック
ス18,19が傾斜天井壁17aと一体に形成されており、右側
ボックス19には、電動機20,制御装置21,乾電池や蓄電池
等のバッテリ電源22が収容配設されている。そして、前
記ペーパー繰出機構8は、繰出ローラ23と押圧ローラ24
とからなり、繰出ローラ23は第10図に示すように、一方
を電動機20に減速装置25を介して駆動連結し、他方は下
部ケーシング7aに軸受ボックス18下側において立設した
軸受架台26に軸受部材を介して電動駆動可能に横架され
ており、この繰出ローラ23は、第10図で示すように、そ
の上方に配設した押圧ローラ24と摺接回転して、シート
ペーパーロールRから巻戻したシートペーパーPを挟持
して便座本体5上に繰出すように設けられている。又、
前記した押圧ローラ24は、第4図,第10図で示すよう
に、軸受ボックス18,19の上部に回動自在に枢支した揺
動アーム27,28と、これら揺動アーム27,28の下端同志を
連結するほぼ逆U字形の機枠29とからなる吊支機枠30の
前記揺動アーム27,28の下端部間に、前記繰出ローラ23
と摺接された状態で協働回転可能に横架されている。な
お、31は揺動アーム27,28に設けたシートペーパーロー
ルRを吊支機枠30に横架するためのペーパーホルダであ
る。
面に、後述するペーパー繰出機構8とペーパー切断機構
9のスライド部材17を配設するための配設空間aを備え
た傾斜天井壁17aを形成し、左右の両壁には軸受ボック
ス18,19が傾斜天井壁17aと一体に形成されており、右側
ボックス19には、電動機20,制御装置21,乾電池や蓄電池
等のバッテリ電源22が収容配設されている。そして、前
記ペーパー繰出機構8は、繰出ローラ23と押圧ローラ24
とからなり、繰出ローラ23は第10図に示すように、一方
を電動機20に減速装置25を介して駆動連結し、他方は下
部ケーシング7aに軸受ボックス18下側において立設した
軸受架台26に軸受部材を介して電動駆動可能に横架され
ており、この繰出ローラ23は、第10図で示すように、そ
の上方に配設した押圧ローラ24と摺接回転して、シート
ペーパーロールRから巻戻したシートペーパーPを挟持
して便座本体5上に繰出すように設けられている。又、
前記した押圧ローラ24は、第4図,第10図で示すよう
に、軸受ボックス18,19の上部に回動自在に枢支した揺
動アーム27,28と、これら揺動アーム27,28の下端同志を
連結するほぼ逆U字形の機枠29とからなる吊支機枠30の
前記揺動アーム27,28の下端部間に、前記繰出ローラ23
と摺接された状態で協働回転可能に横架されている。な
お、31は揺動アーム27,28に設けたシートペーパーロー
ルRを吊支機枠30に横架するためのペーパーホルダであ
る。
前記のように、ペーパー繰出機構8は、電動機20の駆動
により繰出ローラ23が回転すると、繰出ローラ23ととも
に押圧ローラ24も一体的に摺接回転し、シートペーパー
Pを挟持した状態で、これを、シートペーパーロールR
から巻戻しながら傾斜天井壁17aと吊支機枠30の機枠29
下面との間に形成したペーパー送出路32に繰出しなが
ら、便座本体5上に送出する。
により繰出ローラ23が回転すると、繰出ローラ23ととも
に押圧ローラ24も一体的に摺接回転し、シートペーパー
Pを挟持した状態で、これを、シートペーパーロールR
から巻戻しながら傾斜天井壁17aと吊支機枠30の機枠29
下面との間に形成したペーパー送出路32に繰出しなが
ら、便座本体5上に送出する。
次にペーパー切断機構9の構造について説明する。
第3図ないし第10図において、ペーパー切断機構9は、
繰出ローラ23が位置する傾斜天井壁17aの前部(第4図
の右方向)側の配説空間aに、前部上面を開口bして上
下動可能に嵌合した縦断面がコ字状をなす横長な収納枠
体33と、この収納枠体33内にばね34を介挿してシートペ
ーパーPの繰出方向に往復移動可能に収納した前述のス
ライド部材17と、収納枠体33の後部上面及びスライド部
材17の前部上面に開口bを貫通してそれぞれペーパー送
出路32側に向けて第3図,第9図のように一定の間隔を
保って複数個取付けたゴム製のペーパー挟持部材35,35a
と、更に、ペーパー送出路32を間にして前記収納枠体33
の上方に配設され、かつ、吊支機枠30の左右揺動アーム
27,28の下端部間に横架した機枠29内の空所内におい
て、揺動自在に横架した揺動プレート36とによって構成
されており、前記揺動プレート36は、第9図で示すよう
に、ペーパー挟持部材35と対応する部位は、ペーパー切
断機構9の駆動時、挟持部材35と当接することができる
よう突起36aを突設して機枠29内の長さ方向の端部に枢
軸36bを介して回動自在に枢着されている。なお、第9
図中、37は該枢軸36bに巻装されて該揺動プレート36を
第4図において常時反時計方向側に付勢するばね部材、
38は機枠29の両端部に設けた揺動プレート36の回動規制
部で、揺動プレート36はその不動作時、前記ばね部材37
により前記回動規制部38側に押圧されて、シートペーパ
ーPがペーパー送出路32内を通り抜ける際の防げとなら
ないように保持されている。
繰出ローラ23が位置する傾斜天井壁17aの前部(第4図
の右方向)側の配説空間aに、前部上面を開口bして上
下動可能に嵌合した縦断面がコ字状をなす横長な収納枠
体33と、この収納枠体33内にばね34を介挿してシートペ
ーパーPの繰出方向に往復移動可能に収納した前述のス
ライド部材17と、収納枠体33の後部上面及びスライド部
材17の前部上面に開口bを貫通してそれぞれペーパー送
出路32側に向けて第3図,第9図のように一定の間隔を
保って複数個取付けたゴム製のペーパー挟持部材35,35a
と、更に、ペーパー送出路32を間にして前記収納枠体33
の上方に配設され、かつ、吊支機枠30の左右揺動アーム
27,28の下端部間に横架した機枠29内の空所内におい
て、揺動自在に横架した揺動プレート36とによって構成
されており、前記揺動プレート36は、第9図で示すよう
に、ペーパー挟持部材35と対応する部位は、ペーパー切
断機構9の駆動時、挟持部材35と当接することができる
よう突起36aを突設して機枠29内の長さ方向の端部に枢
軸36bを介して回動自在に枢着されている。なお、第9
図中、37は該枢軸36bに巻装されて該揺動プレート36を
第4図において常時反時計方向側に付勢するばね部材、
38は機枠29の両端部に設けた揺動プレート36の回動規制
部で、揺動プレート36はその不動作時、前記ばね部材37
により前記回動規制部38側に押圧されて、シートペーパ
ーPがペーパー送出路32内を通り抜ける際の防げとなら
ないように保持されている。
そして、前記ペーパー切断機構9は、第4図、第10図で
示すように、収納枠体33の下部に取付部材を介して回転
自在に設けた係合ローラ39により、下部ケーシング7aの
底面近くに支持架台40を介して回動自在に横架した軸杆
41に支着されたほぼだ円形のカム部材42と協働可能に駆
動結合されており、このカム部材42の係合ローラ39と対
応する部位には、その頂部側にかけて第4図に示すよう
に、第1,第2のカム溝d,eが係合ローラ39と係合できる
ように弧状に形成されている。一方、前記カム部材42を
支着した軸杆41は、第3図、第4図で示すように、便座
本体5を枢支部11,11に枢支する枢軸6,6aと作動レバー4
3により駆動連結されており、使用者が便座本体5に着
座すると、便座本体5の後部が第4図に1点鎖線で示す
ように、圧縮ばね14の付勢力に抗して下降動作し、前記
軸杆41を作動レバー43により回動させてペーパー切断機
構9を動作させる。
示すように、収納枠体33の下部に取付部材を介して回転
自在に設けた係合ローラ39により、下部ケーシング7aの
底面近くに支持架台40を介して回動自在に横架した軸杆
41に支着されたほぼだ円形のカム部材42と協働可能に駆
動結合されており、このカム部材42の係合ローラ39と対
応する部位には、その頂部側にかけて第4図に示すよう
に、第1,第2のカム溝d,eが係合ローラ39と係合できる
ように弧状に形成されている。一方、前記カム部材42を
支着した軸杆41は、第3図、第4図で示すように、便座
本体5を枢支部11,11に枢支する枢軸6,6aと作動レバー4
3により駆動連結されており、使用者が便座本体5に着
座すると、便座本体5の後部が第4図に1点鎖線で示す
ように、圧縮ばね14の付勢力に抗して下降動作し、前記
軸杆41を作動レバー43により回動させてペーパー切断機
構9を動作させる。
なお、第3図及び第4図において、44は収納枠体33を嵌
合した傾斜天井壁17aの配設空間a上に、ペーパー挟持
部材35,35aがペーパー送出路32内に出没できる空間を残
して配設したペーパーガイド板、45は吊支機枠30の機枠
29の下面開口部を揺動プレート36の突起36aが、その回
動時、通り抜けることができる間隔を保って配設した紙
詰り抑止板である。
合した傾斜天井壁17aの配設空間a上に、ペーパー挟持
部材35,35aがペーパー送出路32内に出没できる空間を残
して配設したペーパーガイド板、45は吊支機枠30の機枠
29の下面開口部を揺動プレート36の突起36aが、その回
動時、通り抜けることができる間隔を保って配設した紙
詰り抑止板である。
次に第4図及び第11図において、46は下部ケーシング7a
の便座本体5側の上縁と、この上縁と対応する上部ケー
シング7bの下側縁との間に、ペーパー送出路32と連通さ
せて開口した横長なペーパー繰出口で、その下端縁に
は、第11図で示すように、傾斜天井壁17aの前端(便座
本体側)上面側において、ほぼL形の狭幅なペーパーガ
イド46aを、傾斜天井壁17aの長さ方向と直交させて複数
個が一定の間隔を保ってペーパーガイド板44と同一高さ
位置で取付けることにより、前記ペーパーガイド46a間
に広幅が汚水排除用の凹陥部47を複数形成し、又、前記
ペーパー繰出口46の上端縁には、第4図,第12図で示す
ように、下部ケーシング7aの上縁に取外し可能に嵌合連
結されて、ペーパーホルダー31,31間に横架したシート
ペーパーロールRの収納部を構成する上部ケーシング7b
のシートペーパー送出側の下側縁をU字形に曲成して汚
水の受止樋46bが一体に設けられている。そして、前記
ペーパー繰出口46は、上部ケーシング7bに飛散した汚水
が受止樋46bにより受止められて繰出口46側への滴下を
防ぎ、又、繰出口46に直接飛散した汚水は、その大部分
が広幅な凹陥部47側に付着してシートペーパーPと摺接
する狭幅なペーパーガイド46aに付着するのを極力抑制
させてあるので、シートペーパーPの繰出中に、汚水が
ペーパー繰出口46側に点在していることによって繰出し
が阻害されるのを極力回避させることができる。
の便座本体5側の上縁と、この上縁と対応する上部ケー
シング7bの下側縁との間に、ペーパー送出路32と連通さ
せて開口した横長なペーパー繰出口で、その下端縁に
は、第11図で示すように、傾斜天井壁17aの前端(便座
本体側)上面側において、ほぼL形の狭幅なペーパーガ
イド46aを、傾斜天井壁17aの長さ方向と直交させて複数
個が一定の間隔を保ってペーパーガイド板44と同一高さ
位置で取付けることにより、前記ペーパーガイド46a間
に広幅が汚水排除用の凹陥部47を複数形成し、又、前記
ペーパー繰出口46の上端縁には、第4図,第12図で示す
ように、下部ケーシング7aの上縁に取外し可能に嵌合連
結されて、ペーパーホルダー31,31間に横架したシート
ペーパーロールRの収納部を構成する上部ケーシング7b
のシートペーパー送出側の下側縁をU字形に曲成して汚
水の受止樋46bが一体に設けられている。そして、前記
ペーパー繰出口46は、上部ケーシング7bに飛散した汚水
が受止樋46bにより受止められて繰出口46側への滴下を
防ぎ、又、繰出口46に直接飛散した汚水は、その大部分
が広幅な凹陥部47側に付着してシートペーパーPと摺接
する狭幅なペーパーガイド46aに付着するのを極力抑制
させてあるので、シートペーパーPの繰出中に、汚水が
ペーパー繰出口46側に点在していることによって繰出し
が阻害されるのを極力回避させることができる。
つづいて、ペーパー繰出機構8,センサ,検出手段の作動
を制御する制御装置21の構成を説明する。
を制御する制御装置21の構成を説明する。
第12図において、制御装置21は、マイクロプロセッサMP
Uと、シートペーパーPが便座本体5を覆う長さ繰出さ
れる位置毎に設けた位置検出用透孔50を検出して出力を
生ずるペーパー位置検出センサ51(第4図参照)や、ケ
ーシング7の操作部に設けたペーパー繰出スイッチ52
(第1図参照)、着座検出手段53等の制御出力発生手段
と接続した入力インターフェース54と、ペーパー繰出機
構8と接続する出力インターフェース55と、シートペー
パーPの繰出・停止等のプログラムを記憶するメモリ56
とタイマ57と、更に、出力インターフェース55とペーパ
ー繰出機構8との間に挿入した駆動回路58及びこの駆動
回路58と接続した電源回路59とによって構成されてい
る。
Uと、シートペーパーPが便座本体5を覆う長さ繰出さ
れる位置毎に設けた位置検出用透孔50を検出して出力を
生ずるペーパー位置検出センサ51(第4図参照)や、ケ
ーシング7の操作部に設けたペーパー繰出スイッチ52
(第1図参照)、着座検出手段53等の制御出力発生手段
と接続した入力インターフェース54と、ペーパー繰出機
構8と接続する出力インターフェース55と、シートペー
パーPの繰出・停止等のプログラムを記憶するメモリ56
とタイマ57と、更に、出力インターフェース55とペーパ
ー繰出機構8との間に挿入した駆動回路58及びこの駆動
回路58と接続した電源回路59とによって構成されてい
る。
そして、前記ペーパー位置検出センサ51は、例えば、ホ
トトランジスタとホトダイオードとを組合せてなり、ペ
ーパー繰出口46の内側において機枠29に取付けられ、そ
の取付位置と対応する傾斜天井壁17a側には、センサ51
の光が通過するための通過口60が穿孔されている。
トトランジスタとホトダイオードとを組合せてなり、ペ
ーパー繰出口46の内側において機枠29に取付けられ、そ
の取付位置と対応する傾斜天井壁17a側には、センサ51
の光が通過するための通過口60が穿孔されている。
又、シートペーパーPは第13図に示すように、透孔50に
近接してシートペーパーPの1枚目の境界となるミシン
目61が設けられているとともに、ペーパーの中央には便
座本体5の開口部5aと対応して一部に切り残しを有して
打抜舌片62が設けられている。
近接してシートペーパーPの1枚目の境界となるミシン
目61が設けられているとともに、ペーパーの中央には便
座本体5の開口部5aと対応して一部に切り残しを有して
打抜舌片62が設けられている。
次に、動作について説明する。
シートペーパーPの繰出しに際しては、ペーパー繰出ス
イッチ52を押して電動機20をバッテリ電源22により駆動
する。電動機20が駆動すると減速装置25を介して操作ロ
ーラ23が減速回転し、押圧ローラ24との間に挟持したシ
ートペーパーPを、シートペーパーロールRより巻戻し
ながらペーパー送出路32→ペーパー繰出口46より便座本
体5上に繰出し、シートペーパーPが便座本体5上をほ
ぼ覆う長さ、即ち、一枚分の長さに相当するシートペー
パーPの繰出しが行われると、位置検出用透孔50がペー
パー位置検出センサ5位置の位置に達し、該センサ51に
より検出されると、検出信号は制御装置21に送出され、
この信号により制御装置からはマイクロプロセッサMPU
にプログラムされた停止信号が駆動回路58に送出されて
電動機20を停止する。このため、ペーパー繰出機構8は
シートペーパーPの繰出しを中止する。この際、シート
ペーパーPのミシン目61はペーパー切断機構9のペーパ
ー挟持部材35,35a間に位置するように設定されている。
イッチ52を押して電動機20をバッテリ電源22により駆動
する。電動機20が駆動すると減速装置25を介して操作ロ
ーラ23が減速回転し、押圧ローラ24との間に挟持したシ
ートペーパーPを、シートペーパーロールRより巻戻し
ながらペーパー送出路32→ペーパー繰出口46より便座本
体5上に繰出し、シートペーパーPが便座本体5上をほ
ぼ覆う長さ、即ち、一枚分の長さに相当するシートペー
パーPの繰出しが行われると、位置検出用透孔50がペー
パー位置検出センサ5位置の位置に達し、該センサ51に
より検出されると、検出信号は制御装置21に送出され、
この信号により制御装置からはマイクロプロセッサMPU
にプログラムされた停止信号が駆動回路58に送出されて
電動機20を停止する。このため、ペーパー繰出機構8は
シートペーパーPの繰出しを中止する。この際、シート
ペーパーPのミシン目61はペーパー切断機構9のペーパ
ー挟持部材35,35a間に位置するように設定されている。
ついで、前記便座本体5上に繰出されたシートペーパー
PをシートペーパーロールRから切り離す場合について
説明する。
PをシートペーパーロールRから切り離す場合について
説明する。
使用者が便座本体5上に着座すると、第5図,第6図で
示すように、便座本体5の後部が圧縮ばね14の力に抗し
て下降動作し、ペーパー切断機構9を動作させる。即
ち、枢軸6,6aが、下部ケーシング7aの内側壁11aのガイ
ド溝11b及び昇降案内函12,12の案内溝16,16に沿って下
降する。前記切断機構9の動作内容を詳述すると、使用
者の体重により便座本体5と同時に、作動レバー43も軸
杆41を支点として枢軸6,6a側が下降する。そして、作動
レバー43が第4図において、枢軸6のt1地点まで下降す
ると、前記作動レバー43の支点側を固定している軸杆41
は第4図の反時計方向に回動し、軸杆41に支着したカム
部材42を同方向に作動レバー43の下降分に相当する角度
だけ回動して第1のカム溝dに係合しているスライド部
材17の係合ローラ39を、第5図に示すように、第2のカ
ム溝eに移動させる。係合ローラ39がカム部材42の回動
により押上げられて第2のカム溝eに移動すると、スラ
イド部材17は係合ローラ39の上動範囲で収納枠体33とと
もに、配設空間a内を第5図で示すように、ペーパー送
出路32側に向って押動され、ペーパー送出路32内に繰出
されているシートペーパーPを第5図で示すように、ペ
ーパー送出路32内に突出するペーパー挟持部材35,35a
と、該ペーパー挟持部材35,35aに対応して吊支機枠30の
下端に設けた機枠29の下端面及び揺動プレート36の突起
36aとの間で挟持する。そして、便座本体5が更に下降
し、作動レバー43が第4図において、枢軸6のt2地点ま
で下降すると、前記作動レバー43が枢軸6のt1地点から
t2地点までの下降に伴い、軸杆41に支着したカム部材42
を作動レバー43の下降分に相当する角度だけ更に回動さ
せる。従ってスライド部材17は、第5図に示す位置から
第6図に示すように、ばね34の力に抗して収納枠体33に
沿ってペーパー繰出口46側に係合ローラ39を介して直線
的にスライドする。前記スライド部材17のスライドに伴
い、スライド部材17上に設けたペーパー挟持部材35は、
揺動プレート36の突起36aにシートペーパーPを介して
当接しているため、前記揺動プレート36を、枢軸36bを
中心として、第5図において時計方向に回動させる。一
方、収納枠体33はカム部材42の回動にもかかわらず、ス
ライド部材17を介して吊支機枠30の機枠29側に付勢され
ているため、即ち、スライド部材17はそのスライド動作
が収納枠体33の押圧が解除されない範囲でカム部材42を
回動させることにより、収納枠体33側に設けたペーパー
挟持部材35aは、機枠29下端面との間でシートペーパー
Pを挟持しつづけている。
示すように、便座本体5の後部が圧縮ばね14の力に抗し
て下降動作し、ペーパー切断機構9を動作させる。即
ち、枢軸6,6aが、下部ケーシング7aの内側壁11aのガイ
ド溝11b及び昇降案内函12,12の案内溝16,16に沿って下
降する。前記切断機構9の動作内容を詳述すると、使用
者の体重により便座本体5と同時に、作動レバー43も軸
杆41を支点として枢軸6,6a側が下降する。そして、作動
レバー43が第4図において、枢軸6のt1地点まで下降す
ると、前記作動レバー43の支点側を固定している軸杆41
は第4図の反時計方向に回動し、軸杆41に支着したカム
部材42を同方向に作動レバー43の下降分に相当する角度
だけ回動して第1のカム溝dに係合しているスライド部
材17の係合ローラ39を、第5図に示すように、第2のカ
ム溝eに移動させる。係合ローラ39がカム部材42の回動
により押上げられて第2のカム溝eに移動すると、スラ
イド部材17は係合ローラ39の上動範囲で収納枠体33とと
もに、配設空間a内を第5図で示すように、ペーパー送
出路32側に向って押動され、ペーパー送出路32内に繰出
されているシートペーパーPを第5図で示すように、ペ
ーパー送出路32内に突出するペーパー挟持部材35,35a
と、該ペーパー挟持部材35,35aに対応して吊支機枠30の
下端に設けた機枠29の下端面及び揺動プレート36の突起
36aとの間で挟持する。そして、便座本体5が更に下降
し、作動レバー43が第4図において、枢軸6のt2地点ま
で下降すると、前記作動レバー43が枢軸6のt1地点から
t2地点までの下降に伴い、軸杆41に支着したカム部材42
を作動レバー43の下降分に相当する角度だけ更に回動さ
せる。従ってスライド部材17は、第5図に示す位置から
第6図に示すように、ばね34の力に抗して収納枠体33に
沿ってペーパー繰出口46側に係合ローラ39を介して直線
的にスライドする。前記スライド部材17のスライドに伴
い、スライド部材17上に設けたペーパー挟持部材35は、
揺動プレート36の突起36aにシートペーパーPを介して
当接しているため、前記揺動プレート36を、枢軸36bを
中心として、第5図において時計方向に回動させる。一
方、収納枠体33はカム部材42の回動にもかかわらず、ス
ライド部材17を介して吊支機枠30の機枠29側に付勢され
ているため、即ち、スライド部材17はそのスライド動作
が収納枠体33の押圧が解除されない範囲でカム部材42を
回動させることにより、収納枠体33側に設けたペーパー
挟持部材35aは、機枠29下端面との間でシートペーパー
Pを挟持しつづけている。
前記のように、使用者が便座本体5に着座することによ
り、作動レバー43を介してカム部材42を一定角度回動さ
せると、ペーパー送出路32内のシートペーパーPは、ミ
シン目61を中心としてその一方の挟持点はペーパー挟持
部材35aと機枠29とによって挟持され、他方の挟持点は
スライド部材17に設けたペーパー挟持部材35と揺動プレ
ート36の突起36aとにより挟持(2点挟持)し、かつ、
前記スライド部材17の移動に伴い、前記ペーパー挟持部
材35と突起36aとの挟持部分がペーパー繰出口46側に強
く引っ張られることになる。この際、揺動プレート36
は、突起36aがペーパー挟持部材35と当接してスライド
部材17の移動により回動してペーパー挟持部材35を強く
圧迫するため、スリップを生じることなくシートペーパ
ーPを強く引っ張ることができる。この結果、シートペ
ーパーPはペーパー挟持部材35,35a間において大きなテ
ンションが加えられることとなり、前記挟持部材35,35a
間に存在するミシン目61は、前記テンションが加えられ
ることにより引裂れて強制的に破断されて、シートペー
パーPを切断する。
り、作動レバー43を介してカム部材42を一定角度回動さ
せると、ペーパー送出路32内のシートペーパーPは、ミ
シン目61を中心としてその一方の挟持点はペーパー挟持
部材35aと機枠29とによって挟持され、他方の挟持点は
スライド部材17に設けたペーパー挟持部材35と揺動プレ
ート36の突起36aとにより挟持(2点挟持)し、かつ、
前記スライド部材17の移動に伴い、前記ペーパー挟持部
材35と突起36aとの挟持部分がペーパー繰出口46側に強
く引っ張られることになる。この際、揺動プレート36
は、突起36aがペーパー挟持部材35と当接してスライド
部材17の移動により回動してペーパー挟持部材35を強く
圧迫するため、スリップを生じることなくシートペーパ
ーPを強く引っ張ることができる。この結果、シートペ
ーパーPはペーパー挟持部材35,35a間において大きなテ
ンションが加えられることとなり、前記挟持部材35,35a
間に存在するミシン目61は、前記テンションが加えられ
ることにより引裂れて強制的に破断されて、シートペー
パーPを切断する。
前記シートペーパーPの切断後、第6図に示すように、
シートペーパーPは揺動プレート36とペーパー挟持部材
35とによって挟持されているので、使用者が便座本体5
上で体を少々移動させても、位置ずれを起こすことはな
い。このあと、使用者はシートペーパーPの打抜舌片62
を、シートペーパーPから一部を第13図のように残して
洋式便器3内に垂下させてから用足しを行う。なお、打
抜舌片62はシートペーパーPが便座本体5上に繰出され
た時点で便器3内に垂下させるようにしてもよい。
シートペーパーPは揺動プレート36とペーパー挟持部材
35とによって挟持されているので、使用者が便座本体5
上で体を少々移動させても、位置ずれを起こすことはな
い。このあと、使用者はシートペーパーPの打抜舌片62
を、シートペーパーPから一部を第13図のように残して
洋式便器3内に垂下させてから用足しを行う。なお、打
抜舌片62はシートペーパーPが便座本体5上に繰出され
た時点で便器3内に垂下させるようにしてもよい。
使用者が用足しを終えて便座本体5から離れると、便座
本体5は枢支部11,11内の圧縮ばね14による付勢力によ
り、枢軸6,6aが第8図で示すように、規制プレート15に
当接するまで押しあげられ、第4図に実線で示す如く、
便座本体5を原位置に復帰させる。便座本体5の原位置
復帰に伴い、作動レバー43の枢軸6,6a側の枢支点も上昇
し、この作動レバー43の他方端に支着した軸杆41を時計
方向に回動し、カム部材42を第6図の位置、即ち、スラ
イド部材17をスライドさせて便座本体5上に繰出された
シートペーパーPを挟持している位置から、第4図に示
すシートペーパーPを挟持する前の位置(原位置)に復
帰させてシートペーパーPの挟持を解く。この際、スラ
イド部材17の係合ローラ39は、カム部材42の第2のカム
溝eから第1のカム溝d側に移動して係合し、スライド
部材17をばね34により後退させ、かつ、収納枠体33の押
上げを解き、ペーパー挟持部材35,35aをペーパー送出路
32か傾斜天井壁17aの配設空間aに投入させて、次のシ
ートペーパーPの繰出しに支承がないようにする。又、
揺動プレート36もスライド部材17の後退により、ペーパ
ー挟持部材35との当接が解消されるため、ばね部材37の
力により原位置側に回動して機枠29の規制部38に保持さ
せて、ペーパー送出路32を、シートペーパーPの通り抜
けの妨げとならないように開放する。
本体5は枢支部11,11内の圧縮ばね14による付勢力によ
り、枢軸6,6aが第8図で示すように、規制プレート15に
当接するまで押しあげられ、第4図に実線で示す如く、
便座本体5を原位置に復帰させる。便座本体5の原位置
復帰に伴い、作動レバー43の枢軸6,6a側の枢支点も上昇
し、この作動レバー43の他方端に支着した軸杆41を時計
方向に回動し、カム部材42を第6図の位置、即ち、スラ
イド部材17をスライドさせて便座本体5上に繰出された
シートペーパーPを挟持している位置から、第4図に示
すシートペーパーPを挟持する前の位置(原位置)に復
帰させてシートペーパーPの挟持を解く。この際、スラ
イド部材17の係合ローラ39は、カム部材42の第2のカム
溝eから第1のカム溝d側に移動して係合し、スライド
部材17をばね34により後退させ、かつ、収納枠体33の押
上げを解き、ペーパー挟持部材35,35aをペーパー送出路
32か傾斜天井壁17aの配設空間aに投入させて、次のシ
ートペーパーPの繰出しに支承がないようにする。又、
揺動プレート36もスライド部材17の後退により、ペーパ
ー挟持部材35との当接が解消されるため、ばね部材37の
力により原位置側に回動して機枠29の規制部38に保持さ
せて、ペーパー送出路32を、シートペーパーPの通り抜
けの妨げとならないように開放する。
なお、便座本体5上に繰出されたシートペーパーPは便
座本体5から使用者が離れることによって挟持が解かれ
るため、この状態で洗浄水を洋式便器3内に流すと、既
に便器3内に水没している打抜舌片62が洗浄水の水勢に
より便器3内に引きずり込まれ、便座本体の5上のシー
トペーパーPを自動的に便器3内に引っ張り込み、汚水
と一緒に排出させる。
座本体5から使用者が離れることによって挟持が解かれ
るため、この状態で洗浄水を洋式便器3内に流すと、既
に便器3内に水没している打抜舌片62が洗浄水の水勢に
より便器3内に引きずり込まれ、便座本体の5上のシー
トペーパーPを自動的に便器3内に引っ張り込み、汚水
と一緒に排出させる。
次に、シートペーパーPを使用しないとき、例えば、便
座本体5を便器3上に起立させて用足しを行う場合と
か、便器3の清掃中において、汚水等の水分がシートペ
ーパーロールRと収容する上部ケーシング7bの前面側や
ケーシング7のペーパー繰出口46に直接飛散して付着し
たとき、即ち、前者の場合、汚水は上部ケーシング7bの
前壁に沿ってペーパー繰出口46側に降下する。しかし、
上部ケーシング7bのペーパー繰出口46側の下側縁にはU
字形に曲成されて受止樋46bが設けられているので、前
記流下する汚水は受止樋46bに確実に受止められて、ペ
ーパー繰出口46側に滴下するとはない。又、後者の場合
のように、汚水が直接ペーパー繰出口46に飛散しても、
ペーパー繰出口46に配設したシートペーパーPと摺接す
るペーパーガイド46aは,狭幅に製せられたものが複数
個配設されているため、汚水は大部分がペーパーガイド
46a間に存在する広幅な凹陥部47に付着することとな
る。従って、仮にペーパーガイド46aのいくつかの表面
に汚水が付着しても、汚水はペーパーガイド46aの傾斜
面を伝ってペーパー繰出口46の下側、あるいは、凹陥部
47側に大部分が流下してしまい、シートペーパーPの繰
出中に、たとえ、2〜3のペーパーガイド46a表面に汚
水が付着していたとしても、個々のペーパーガイド46a
とシートペーパーPとの接触面積は非常に少なくなって
いるので、汚水の部分でシートペーパーPとペーパーガ
イド46aとの付着現象が生じても、シートペーパーPの
繰出力が勝ってシートペーパーPを便座本体5上に、紙
詰りや絡まりを生じさせることなく円滑に繰出すことが
できる。
座本体5を便器3上に起立させて用足しを行う場合と
か、便器3の清掃中において、汚水等の水分がシートペ
ーパーロールRと収容する上部ケーシング7bの前面側や
ケーシング7のペーパー繰出口46に直接飛散して付着し
たとき、即ち、前者の場合、汚水は上部ケーシング7bの
前壁に沿ってペーパー繰出口46側に降下する。しかし、
上部ケーシング7bのペーパー繰出口46側の下側縁にはU
字形に曲成されて受止樋46bが設けられているので、前
記流下する汚水は受止樋46bに確実に受止められて、ペ
ーパー繰出口46側に滴下するとはない。又、後者の場合
のように、汚水が直接ペーパー繰出口46に飛散しても、
ペーパー繰出口46に配設したシートペーパーPと摺接す
るペーパーガイド46aは,狭幅に製せられたものが複数
個配設されているため、汚水は大部分がペーパーガイド
46a間に存在する広幅な凹陥部47に付着することとな
る。従って、仮にペーパーガイド46aのいくつかの表面
に汚水が付着しても、汚水はペーパーガイド46aの傾斜
面を伝ってペーパー繰出口46の下側、あるいは、凹陥部
47側に大部分が流下してしまい、シートペーパーPの繰
出中に、たとえ、2〜3のペーパーガイド46a表面に汚
水が付着していたとしても、個々のペーパーガイド46a
とシートペーパーPとの接触面積は非常に少なくなって
いるので、汚水の部分でシートペーパーPとペーパーガ
イド46aとの付着現象が生じても、シートペーパーPの
繰出力が勝ってシートペーパーPを便座本体5上に、紙
詰りや絡まりを生じさせることなく円滑に繰出すことが
できる。
次の使用者が再度シートペーパーPを必要とするとき
は、前記と同様のペーパー繰出操作を行ってシートペー
パーPの繰出を行えばよい。
は、前記と同様のペーパー繰出操作を行ってシートペー
パーPの繰出を行えばよい。
又、着座中に、誤ってペーパー繰出スイッチ52を投入し
た場合、着座検出手段53が着座を検出している間、電動
機20に駆動指令が送出されないように、メモリ56にプロ
グラムが設定されているので、着座中に次のシートペー
パーPが不意に繰出されてペーパー送出路32内で紙詰ま
りを起すという事故を未然に回避することができる。
た場合、着座検出手段53が着座を検出している間、電動
機20に駆動指令が送出されないように、メモリ56にプロ
グラムが設定されているので、着座中に次のシートペー
パーPが不意に繰出されてペーパー送出路32内で紙詰ま
りを起すという事故を未然に回避することができる。
更に、シートペーパーPの繰出時、傾斜天井壁17aの配
設空間a上面のペーパー挟持部材35,35aが存在しない個
所はペーパーガイド板44により閉鎖されており、又、吊
支機枠30の機枠29下面には、揺動プレート36の突起36a
が通り抜けできる部分を除いて紙詰り抑止板45が貼設さ
れているので、ペーパー送出路32に繰出されたシートペ
ーパーPは、前記ペーパーガイド44板及び紙詰り抑止板
45により円滑に案内されて紙詰りを起こすことなく繰出
すことができる。
設空間a上面のペーパー挟持部材35,35aが存在しない個
所はペーパーガイド板44により閉鎖されており、又、吊
支機枠30の機枠29下面には、揺動プレート36の突起36a
が通り抜けできる部分を除いて紙詰り抑止板45が貼設さ
れているので、ペーパー送出路32に繰出されたシートペ
ーパーPは、前記ペーパーガイド44板及び紙詰り抑止板
45により円滑に案内されて紙詰りを起こすことなく繰出
すことができる。
その上、シートペーパーPの繰出中に、ペーパー送出路
32内で紙詰りが生じた場合、本実施例ではシートペーパ
ーPの繰出に要する時間がタイマ57により設定されてい
るので、この設定時間が過ぎても、ペーパー位置検出セ
ンサ51がシートペーパーPの透孔50を検出しないと、紙
詰り、あるいは、ペーパー無しと判断し、第1図に示す
紙トラブルランプ64が点灯して使用者に紙詰り等が生じ
たことを知らせることができるように構成されている。
32内で紙詰りが生じた場合、本実施例ではシートペーパ
ーPの繰出に要する時間がタイマ57により設定されてい
るので、この設定時間が過ぎても、ペーパー位置検出セ
ンサ51がシートペーパーPの透孔50を検出しないと、紙
詰り、あるいは、ペーパー無しと判断し、第1図に示す
紙トラブルランプ64が点灯して使用者に紙詰り等が生じ
たことを知らせることができるように構成されている。
本考案は以上説明したように構成されているので、シー
トペーパーの繰出口に汚水が飛散しても、汚水の大部分
はケーシングの上部ケーシング側に設けられている受止
樋に受止められてペーパー繰出口への滴下が阻止でき、
又、ペーパー繰出口のシートペーパーと摺接するペーパ
ーガイドを狭幅となし、かつ、間隔を広くして配設する
ことによって、前記汚水がペーパー繰出口に直接飛散し
ても、大部分は狭幅なペーパーガイド間に存在する広幅
な凹陥部に付着してしまい、前記ペーパーガイドに付着
することが少ないため、ペーパー繰出機構によりケーシ
ング内を移動するシートペーパーを前記ペーパー繰出口
から円滑・良好に便座本体上に繰出すことができる。
トペーパーの繰出口に汚水が飛散しても、汚水の大部分
はケーシングの上部ケーシング側に設けられている受止
樋に受止められてペーパー繰出口への滴下が阻止でき、
又、ペーパー繰出口のシートペーパーと摺接するペーパ
ーガイドを狭幅となし、かつ、間隔を広くして配設する
ことによって、前記汚水がペーパー繰出口に直接飛散し
ても、大部分は狭幅なペーパーガイド間に存在する広幅
な凹陥部に付着してしまい、前記ペーパーガイドに付着
することが少ないため、ペーパー繰出機構によりケーシ
ング内を移動するシートペーパーを前記ペーパー繰出口
から円滑・良好に便座本体上に繰出すことができる。
又、上部ケーシングの受止樋に滞留する汚水等の水分
は、前記上部ケーシングを下部ケーシングとの結合を解
くことにより容易に水洗いを行うことができるので、上
部ケーシングを衛生的に保持することができる。
は、前記上部ケーシングを下部ケーシングとの結合を解
くことにより容易に水洗いを行うことができるので、上
部ケーシングを衛生的に保持することができる。
更に、ペーパーガイドは狭幅に製作されて、しかも、間
隔を広く保って配設されているので、汚水等の水分が比
較的付着しにくく、又、万一付着してもペーパーガイド
間の間隔が広くなっているため、通風性が良好となり、
付着水分を比較的早く排除させることが可能となる。そ
の上、シートペーパーの繰出中に、ペーパーガイド上の
水分がシートペーパーに付着しても、ペーパーガイドは
狭幅となっているので、シートペーパーに侵造した水分
のすべてによってシートペーパーとペーパーガイドとが
付着することはほとんどなく、むしろ、水分の浸透部分
が拡がっても、ペーパーガイドとの付着面積が少なくな
るため、前記シートペーパーがペーパーガイドに付着す
ることによって生ずる抵抗より、ペーパー繰出力が勝っ
て、前記シートペーパーを便座本体上に迅速・容易に繰
出すことができる。
隔を広く保って配設されているので、汚水等の水分が比
較的付着しにくく、又、万一付着してもペーパーガイド
間の間隔が広くなっているため、通風性が良好となり、
付着水分を比較的早く排除させることが可能となる。そ
の上、シートペーパーの繰出中に、ペーパーガイド上の
水分がシートペーパーに付着しても、ペーパーガイドは
狭幅となっているので、シートペーパーに侵造した水分
のすべてによってシートペーパーとペーパーガイドとが
付着することはほとんどなく、むしろ、水分の浸透部分
が拡がっても、ペーパーガイドとの付着面積が少なくな
るため、前記シートペーパーがペーパーガイドに付着す
ることによって生ずる抵抗より、ペーパー繰出力が勝っ
て、前記シートペーパーを便座本体上に迅速・容易に繰
出すことができる。
第1図は本考案に係るシートペーパー自動供給便座を具
備する洋式便座の斜視図、第2図は同上の側面図、第3
図は同じく一部切欠平面図、第4図はシートペーパー自
動供給便座の縦断側面図、第5図及び第6図はシートペ
ーパーの切断状態を示す動作説明図、第7図は便座本体
の枢支部の平面説明図、第8図は同正面縦断説明図、第
9図は第4図のA−A線における断面図、第10図は同じ
くB−B線における断面図、第11図はペーパー繰出口の
説明図、第12図は上部ケーシングの一部切欠斜視図、第
13図はシートペーパー及びシートペーパーロールの斜視
図、第14図は制御装置のブロック図である。 4……機構部、5……便座本体、7……ケーシング、8
……ペーパー繰出機構、9……ペーパー切断機構、32…
…ペーパー送出路、46……ペーパー繰出口、46a……ペ
ーパーガイド、46b……受止樋
備する洋式便座の斜視図、第2図は同上の側面図、第3
図は同じく一部切欠平面図、第4図はシートペーパー自
動供給便座の縦断側面図、第5図及び第6図はシートペ
ーパーの切断状態を示す動作説明図、第7図は便座本体
の枢支部の平面説明図、第8図は同正面縦断説明図、第
9図は第4図のA−A線における断面図、第10図は同じ
くB−B線における断面図、第11図はペーパー繰出口の
説明図、第12図は上部ケーシングの一部切欠斜視図、第
13図はシートペーパー及びシートペーパーロールの斜視
図、第14図は制御装置のブロック図である。 4……機構部、5……便座本体、7……ケーシング、8
……ペーパー繰出機構、9……ペーパー切断機構、32…
…ペーパー送出路、46……ペーパー繰出口、46a……ペ
ーパーガイド、46b……受止樋
フロントページの続き (72)考案者 山下 直治 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 審査官 三輪 学 (56)参考文献 実開 平2−6595(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】便器本体上に便座本体を開閉自在に配置
し、この便座本体のすぐ後背部に、ペーパー繰出機構と
ペーパー切断機構とからなる機構部を上・下一対のケー
シング内に収納設置し、ペーパー繰出機構により、前記
ケーシング内に収納して巻戻しされたシートペーパー
を、上・下一対のケーシングにより形成されたペーパー
送出路より便座本体上に繰出すようにしたシートペーパ
ー自動供給便座において、前記下部ケーシングのペーパ
ー送出側の上縁に傾斜天井壁の幅方向と直交して狭幅な
ペーパーガイドを複数個配設したことを特徴とするシー
トペーパー自動供給便座。 - 【請求項2】前記ペーパーガイドと対応する上部ケーシ
ングの下側縁に汚水受止用の樋を一体に形成したことを
特徴とする請求項1記載のシートペーパー自動供給便
座。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3347890U JPH0737590Y2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | シートペーパー自動供給便座 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3347890U JPH0737590Y2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | シートペーパー自動供給便座 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03125498U JPH03125498U (ja) | 1991-12-18 |
JPH0737590Y2 true JPH0737590Y2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=31537172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3347890U Expired - Fee Related JPH0737590Y2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | シートペーパー自動供給便座 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737590Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-29 JP JP3347890U patent/JPH0737590Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03125498U (ja) | 1991-12-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |