JP2657297B2 - シートペーパー供給装置 - Google Patents

シートペーパー供給装置

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JP2657297B2
JP2657297B2 JP62278958A JP27895887A JP2657297B2 JP 2657297 B2 JP2657297 B2 JP 2657297B2 JP 62278958 A JP62278958 A JP 62278958A JP 27895887 A JP27895887 A JP 27895887A JP 2657297 B2 JP2657297 B2 JP 2657297B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は洋式便器の使用にあたり、便座上をシートペ
ーパーで自動的に被い、洋式便器を衛生的に使用可能と
したシートペーパー供給装置に関する。
〔従来技術〕
近年、生活の洋風化に伴い、レストラン,ホテルや一
般家庭において洋式便器が多数使用されるようになって
きた。しかし、洋式便器はその使用に際して直接お尻を
のせる、即ち、肌が直接便座に触れるため、潔癖性の強
い日本人にはある種の異和感がある。このため、例え
ば、一般家庭においては、布製,毛糸編のシートカバー
を用いて前記問題を解決している。しかしながら、ホテ
ルやレストラン,列車,旅客機等不特定多数の人間が使
用する場所においては、前記カバーを便座に被せたとし
ても、一般家庭と異なり、見ず知らずの他人が使用した
便座に触れることは強い抵抗感がある。このため、多数
の人が利用するホテル等においては、利用者が前記の点
に鑑み、トイレットペーパーを便座に載せて使用してい
るのが多々あるが、これでは利用者にとって非常に不便
を被ることとなり、今日、便座が常に新鮮なカバー等で
被われ、衛生的に利用できることへの願望が日増しに高
まっている。
〔発明が解決しようとする問題〕
このため、例えば、特開昭60−225529号公報で示され
ているように、洋式便器の使用に際して便座に座る前
に、便座上を充分にカバーし得る大きさで、かつ、中央
部には便座開口部と対応する大きさの長円形の打ち抜部
が、その一部を外縁と連結させて設けた水溶性でシート
状の便座カバーを、収納ボックスから一枚づつ取出して
便座上に被わせることにより、洋式便器を衛生的に使用
することができるシートカバー付便座が提案されてい
る。そして、前記シート状の便座カバーを使用する場合
は、カバーを便座に被わせてから着座し、つづいて、打
ち抜部の連結を切り離してこの打ち抜部のみを便器内に
垂らしてその一部を水没させ、用足し後は洗浄水の流出
により便座カバーも便器内に引きずり込んで排便等とと
もに便器外に排出させるものである。
このように、洋式便器を利用するとき、トイレットペ
ーパーあるいは専用の便座カバーを便座上に載せて便座
に着座すれば、非常に衛生的ではある。しかし、前述し
たように、便座上を衛生的に保つために、トイレットペ
ーパーや便座カバーをその都度便座上に敷いて用足を行
うことは、非常に面倒であった。即ち、トイレットペー
パーの場合、非常に狭幅であり、便座上に旨く載せて
も、いざ着座したとき、あるいは、着座の途中で体を移
動させたりすると、ペーパー自体も一緒に移動してお尻
の一部が直接便座に触れることがあり、この場合は再度
適量のトイレットペーパーを継ぎ足して使用しなければ
ならず、衛生的であるとはいえなかった。又、シート状
の便座カバーを用いる場合は、便座の上面を被う関係
上、約40〜50cmの大きな紙であり、しかも、紙質はトイ
レットペーパーと同様、水洗廃棄が可能なように軟質薄
葉なものであり、従って、非常に腰が弱く、このような
大きな薄葉紙を収納ボックスから必要に応じて1枚づつ
取出すことはむつかしく、特に、便座カバーの中央部と
対応する打ち抜部が設けられているので、収納ボックス
から引き出す際、打ち抜部から便座カバーの外縁部に向
けて破断しやすく、使いものにならない場合が多く、そ
の上、複数枚が同時に随伴して引き出されることがある
等、非常に不経済であった。更に、大判なシートペーパ
ーからなる便座カバーは、ティシュペーパーのように1
枚づつ折畳んで収納ボックスに納めていたが、大きな薄
葉紙であり、しかも、中央部に垂下しやすい打ち抜部が
設けられているシート状の便座カバーを折畳むことは、
実際上難しく、又、機械化も困難で結局は、熟練した人
手により畳むこととなるため生産性が非常に悪く、コス
トも高くなる欠点があった。
本発明は、前記の種々な問題点に鑑み、便座の上面を
被うシートペーパーを、人手によって引き出すことな
く、電動操作により破損することなく確実に便座上に繰
り出して便座を被覆し、洋式便器をその使用時、衛生上
安心して便座に座って用足しを行うことのできるシート
ペーパー供給装置を提供することにある。
〔問題点を解決する手段〕
本発明は前記の問題点に鑑み、便座の上面を被うシー
ト状の便座カバーを、人手により引き出すことなく、電
動操作によって便座に敷くことができる長さ分づつ破損
することなく確実に便座上に繰出させて便座を被覆し、
洋式便器の使用に際して、衛生上安心して便座に座って
用足しが行えるようにしたことを特徴とする。
〔作 用〕
本発明は軟質薄葉のシートペーパーをロール状に巻回
し、このシートペーパーの使用に際しては、給紙ローラ
にて便座上に定量導出させ、このあと、前記シートペー
パーを、その長さ方向において、一定の間隔をあけて押
圧部材により2ケ所押圧挟持し、つづいて、前記一対の
押圧部材間において切断部材により切断、又は破断する
ことにより、便座上に一定長さのシートペーパーを確実
に敷設することができるので、洋式便器を衛生的に使用
でき至便である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図ないし第10図によって
説明する。第1図及び第2図において、1は洋式便器
で、2は前記便器1上面の後背部に載置固定した平面形
状がコ字状をなした給紙箱、3は便器1上に乗載した便
座で、その上部を被覆する蓋体4とともに、給紙箱2の
両側に延設した延出部2a,2bに枢支ピン等によって擺動
自在に取付けられている。5は給紙箱2内に収納設置し
たシートペーパー繰出機構部で、このシートペーパー繰
出機構部5は、第3図に示すように、給紙ローラ6と、
押圧部材10と、受圧部材15と、切断部材20と、押圧及び
切断の両部材10,20を駆動するための駆動部材30とによ
って構成されている。そして、前記給紙機構5を収納す
る給紙箱2はその中央部分で給紙ガイド35を兼ねた弧状
壁体によって上,下2室a,bに区画され、上室aには受
圧部材15が、下室bには給紙ローラ6をはじめ、押圧,
切断,駆動の各部材10,15,20が設けられている。つづい
て前記各部材の構造を説明する。
最初に給紙ローラ6は、第3図及び第10図に示すよう
に、水洗廃棄が可能な軟質薄葉のシートペーパー40の両
端部のみを押えローラ7とによって挟持すべく、中央部
は刳り貫いて形成され、給紙箱2の一方の延出部2a内に
設置した電動機45に減速装置を介して駆動結合されてお
り、前記給紙ローラ6と押えローラ7とによってシート
ペーパー40繰出し用の供給ローラを構成する。一方、前
記シートペーパー40の中央部は第10図に2点鎖線で示す
ように、便座3の中央開口部3Aと対応すべく、杓文字状
の打ち抜部41が、その後背部と前部の一部のみを切り残
して形成されており、給紙ローラ6によるシートペーパ
ー40の便座3への繰出しに当たっては、シートペーパー
40の打ち抜部41が、給紙及びローラ6,7とからなる供給
ローラと接触しないように、シートペーパー40の両端部
のみを給紙ガイド35から露出する前記供給ローラに挟持
・給送させて、給紙ガイド35上を何等の障害もなく円滑
に滑りながら移動し、給紙箱2の引出口47から円滑に導
出される。
次に押圧部材10について説明すると、第5図,第7図
に示すように、図の左側に位置する押圧板11と、図の右
側に位置する段()状の押圧板12とからなり、両押圧
板11,12は後述する切断部材20が上下動できるように挟
持した状態で止ねじ13にて一体的に止着されており、双
方の上端にはそれぞれゴム等からなる緩衝材が取り付け
られている。つづいて、前記押圧板11,12間に挟持され
る切断部材20は金属又は樹脂製のカッター21が使用さ
れ、その刃先となる上端部は、シートペーパー40にミシ
ン目42が設けられているときは、第5図のように丸みを
有しており、ミシン目がないペーパーのときは、ペーパ
ーを切断するためにペーパーナイフのような鋭敏な刃部
あるいは、鋸刃状の刃部がそれぞれ設けられる(本実施
例は、ミシン目のあるシートペーパーを使用した例につ
いて説明するがこれに限定するものではない。)。そし
て、前記カッター21は第4図で示すように、押圧板11の
係止片14が挿入される係止孔22を両側端近くに開口し、
その係止孔22のやや内方側には四角形状のカム孔23が設
けられており、前記係止孔22には、その上方端側に押圧
板11の係止片14をもう一方の押圧板12(第3図参照)側
に向けて挿入し、この係止片14には更に、前記カッター
21下端より嵌合されて係止孔22を貫通する支持ねじ24
が、係止孔22内においてばね25を介挿して螺着されてい
る。又、前記係止孔22横のカム孔23には、第4図及び第
5図のように、駆動部材30の駆動軸31先端に偏心状態で
取り付けられてカムの役割を果たすことができる駆動円
板32(又は半円状の駆動板でもよい)が回転可能に、か
つ、カム孔23と摺接可能に挿入されており、前記カッタ
ー21は、カム孔23に駆動円板32を回動自在に収容した状
態で押圧板11,12にて狭持し、第4図、第7図のよう
に、止ねじ13を、前記係止孔22及びカッター21の真中付
近に設けた縦孔26を貫通させて一方の押圧板12から他方
の押圧板11にまたがって螺合すると、カッター21は、第
3図,第4図に示すように、係止片14に乗載され、しか
も、押圧板11,12間に挟持された状態で係止孔22の縦寸
法の範囲内において、給紙箱2の内壁8に縦設したガイ
ド溝27に遊合されて上下動可能に支持されている。
次に前記駆動部材30は第3図,第6図に示すように、
給紙箱2の一方の延出部2a内において給紙ローラ6駆動
用の電動機45と取付位置を異にして収容設置した電動機
46と、給紙箱2内の内壁8,8間にまたがって前記電動機4
6と減速駆動回転可能に連結された回転軸に設けたウオ
ーム33と、このウオームと噛合するウオームホイール34
にて駆動する前記駆動軸31とにより構成されており、駆
動軸31にて駆動円板32がカム孔23内において回転する
と、即ち、駆動円板32が第4図において、右回りに90゜
回動した場合、切断部材20は駆動円板32の回転により、
又、押圧部材10はばね25の付勢力によってそれぞれ次に
説明する受圧部材15と当接する位置まで上昇し(第7図
参照)、更に、駆動円板32が右方向に90゜回動すると、
第8図のように、切断部材20のみがばね25の力に抗して
最大限上昇し、このあと、更に180゜回動することによ
り、切断部材20,押圧部材10は原位置に戻るようになっ
ている。
次に受圧部材15は前述したように、押圧部材10及び切
断部材20と対応して前記各部材10,20の上方にシートペ
ーパー40を導出する導出孔16の間隔をあけて内壁8,8間
に横設されており、第5図に示すように、押圧板11,12
と対向する位置には浅い嵌合溝17が、又、カッター21と
対向する部位には深い溝孔18がそれぞれ形成されてい
る。更に、第3図において、50はロール状に巻回された
シートペーパー40を回転自在に支持するペーパーホルダ
ーで、内壁8,8に併設した支持壁9,9間に取付溝51を通し
て軸架される。又、52は同じく支持壁9,9に斜設して給
紙ローラ7を案内するための案内溝である。更に、53は
シートペーパー40の引出口47側に位置する給紙ガイド35
にペーパー供給路16内に露呈する状態で取付けた発光素
子であり、54は受圧部材15側に発光素子53と対向させて
取付けた受光素子で、これらの素子53,54は、第10図に
示すように、シートペーパー40の打ち抜部41後方に開口
する透孔40aが発光素子53の位置まで移動すると、発光
素子53からの光が受光素子54に受光され、これにより給
紙箱2の他方の延出部2b内に収容した図示しない制御装
置からの指令にて電動機45の回転を停止させ、シートペ
ーパー40の給紙を止めるもので、前記シートペーパー40
は定量給紙することが可能になるとともに、給紙が停止
すると、シートペーパー40のミシン目42が押圧板11,12
間に位置するように設定されている。55は給紙箱2の上
室2aに被冠した蓋体、56は内壁8の一方と給紙ガイド35
の押圧板12と近接する付近に開口した空気孔で、電動機
45,46の冷却フアン60によって生じる冷却風をペーパー
導出孔16に排出させ、とかく腰の弱いシートペーパー40
を導出孔16内において、給紙ガイド35上に少し浮上させ
た状態で給紙ローラ6にて円滑に引出口47まで給送させ
る。57は電源スイッチで、これを投入すると、本発明の
便座は最初に給紙ローラ6が駆動してシートペーパー40
を定量便座3上に導出させて停止し、次に駆動部材30が
動作してシートペーパー40を破断するように図示しない
制御装置にてシーケンス制御されている。58は電源ラン
プである。
次に動作について説明する。
洋式便器1の使用に際しては、はじめに電源スイッチ
57を投入すると、電源ランプ58が点灯して電動機45が起
動し、給紙ローラ6を回転させ、この給紙ローラ6及び
押えローラ7からなるシートペーパー40繰出用の給紙ロ
ーラにより両端部が挟持されているシートペーパー40
を、第10図の下方側、即ち、ペーパー供給路16内を給紙
箱2の引出口47側に向けて移動させる。この際、シート
ペーパー40の打ち抜部41はその一部がシートペーパー40
と連結されているだけであるが、給紙ガイド35上には給
紙ローラ6が存在して給紙ガイド35から押圧部材10→切
断部材20上を何等の障害もなく、円滑に滑動して引出口
47から便座3上に送出される。そして、シートペーパー
40に設けた透孔40aが第3図において、発光素子53、受
光素子54と対応する位置に達すると、発光素子53の光が
透光40aを通過して受光素子54に検出され、その検出信
号が図示しない制御装置に送られ、これによって、制御
装置からの指令信号が出力されて電動機45の運転を停止
して給紙をストップする。シートペーパー40の移動を止
めた場合、その停止位置はシートペーパ40のミシン目42
が押圧板11、12のほぼ中間に位置するように設定されて
いる。つづいて、図示しない制御装置からの指令信号に
て電動機46が始動し、駆動部材30を駆動させる。この結
果、カッター21のカム孔23内に収容した駆動円板32が、
第4図において右方向に回動し、前記カッター21をカム
作用にて上動させるとともに、カッター21の上動に伴い
押圧板11、12もばね25の付勢力によって同時に上動し、
第7図に示すように、各押圧板11、12の緩衝材が受圧部
材15の嵌合溝17に嵌合押圧され、シートペーパー40をミ
シン目42の両側において受圧部材15に押圧する(駆動円
板32が90゜回動した時点)。つづいて、駆動円板32が更
に右方向に90゜回動すると、カッター21のみが駆動円板
32のカム作用にて第8図及び第9図に示すように、受圧
部材15の溝孔18内に進入し、押圧板11、12間に存在する
シートペーパー40を溝孔18内に押圧し、前記シートペー
パー40をそのミシン目42から破断して、ロール状のシー
トペーパー40から切り離す。シートペーパー40の切り離
しが終了すると、駆動円板32が更に右方向に回動し、カ
ッター21を溝孔18から降下させ、つづいて前記カッター
21とともに押圧板11、12を下降させ、第4図、第5図に
示すように原位置に戻す。即ち、駆動円板32をカム孔23
内において、1回転させることによって、電動機46は制
御装置からの指示により一旦停止し1枚のシートペーパ
ー40の破断(切断)作業を終了する。次にシートペーパ
ー40を再度必要とするときは、前述と同様の操作によっ
て便座3上に引出す。以上説明したシートペーパー40の
送出、切断作業は利用者が電源スイッチ57を投入するだ
けで、便座3上を被うシートペーパー40を給紙箱2から
便座3上に容易に導出することができる。このあと、利
用者は便座3に座り、シートペーパー40の打ち抜部41の
前部側を軽く下に押し、打ち抜部41とシートペーパー40
本体部分との図示しない連結部を切断すると、第2図に
示すように、打ち抜部41は便座3の中央開口部3aから便
器1内に垂れ下がる。そして、用足しが完了し洗浄水を
便器1内に流すと、シートペーパー40の打ち抜部41は洗
浄水により引張られ、それにより、便座3に載せてある
シートペーパー40の本体部分も便器1内に引きずり込ま
れて排便等とともに排出される。
次に、第11図、第12図に示す概略構造は、切断部材20
を昇降させるための他の実施例を示すもので、第11図に
おいてはカッター21の一方のカム孔23aにはだ円形の駆
動円板32aを収容し、他方のカム孔23bには卵形に近い駆
動円板32bを収容し、カッター21を上動させる場合、最
初は駆動円板32bの回動によりカッター21の右端を上動
させ、つづいて駆動円板32aの回動によってカッター21
の左端を上動させてシートペーパーを切断したり、ある
いは、第12図のように、電磁石60を用いてカッター21を
昇降させるようにしても本発明は成立する。
又、切断部材20は、ミシン目のないシートペーパーを
切断するときは、ペーパーナイフ型の刃部を備えたもの
か、あるいは、刃部を山形状に設けたカッターを使用
し、これを前記した各駆動方式にて昇降させて、シート
ペーパーを切断するようにしてもよいことは勿論であ
る。
更に、本発明はシートペーパー40の打ち抜部41がその
前部側において一部連結している例で説明したが、打ち
抜部はその後背部のみを残して便座3の開口部3aにあわ
せて打ち抜いたものを使用してもよい。これはシートペ
ーパー40を引出口47に送出する場合、打ち抜部の前部が
たとえシートペーパー40の本体部分と切り離されていた
としても、給紙ガイド35によって紙づまりを起すことな
く、円滑に送出できるからであり、便座3上にシートペ
ーパー40が送出されたそのときは、前記打ち抜部41はそ
のまま便器1内に垂れさがるので、利用者は電源スイッ
チ57を投入するのみで、手間を要することなく、シート
ペーパー40の引出しを行うことが可能となる。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明したように構成されているので、シ
ートペーパーを便座に載せる場合、電源スイッチの投入
により、ロール状のシートペーパーを定量便座上に給紙
して切断する構造となっているため、便座には常にシー
トペーパーを敷いて洋式便器を使用することができ、不
特定多数の人が使用する洋式便器を利用者は安心して衛
生的に利用することが可能となる。特に、シートペーパ
ーの繰出しに際してはシートペーパー繰出機構部に、シ
ートペーパーの両端部のみを挟持してシートペーパーの
繰出しを行う供給ローラを具備させて、シートペーパー
を前記供給ローラにより両端部を挟持して便座上に円滑
に繰出すことができるように構成したので、シートペー
パーはその中央部に形成した打ち抜部を前記供給ローラ
により挟持することなく、便座上に繰出すことが可能と
なり、この結果、前記シートペーパーの繰出中に、打ち
抜部が供給ローラとからまったりして、紙づまりを起す
という問題は全くなく、シートペーパーを紙づまりやし
わ等を生じさせることなく、便座上に良好に繰出すこと
ができる。又、切断部材はシートペーパーを押出部材に
よって確実に押圧した状態で切断する構造となっている
ため、切断(破断)個所は美れいとなり、使用者に不快
感や衛生上の疑問をいだかせることなく、確実に便座上
に導出させ、便座を衛生的に利用できるようにする利点
もある。更に、切断部材は刃物等を用いることなくシー
トペーパーのミシン目を破断する方式を採用しているの
で、切断部材の交換が不要となり、メンテナンフリで使
用できる。しかも、切断に際してはシートペーパーの挟
持と切断とを分離して行うように構成されているので、
シートペーパーの切断を確実に行うことができる。更
に、本発明はシートペーパーの収容部とシートペーパー
を切断する部材を駆動する機構とが給紙ガイドによって
上,下に区画されて収容されているので、シートペーパ
ーの交換等に際し、誤って駆動機構に手等が触れてケガ
をしたり、異物が侵入して駆動機構が損傷するのを良好
に防ぐことができる。
このように本発明のシートペーパー供給装置は、利用
者が電源スイッチを投入するのみで、ロール状のシート
ペーパーを自動的に定量送出し、これを切断して便座上
に敷くことができるので、不特定多数の人が出入する場
所に設置されている洋式便器を衛生的に利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のシートペーパー供給装置を備えた洋式
便器の斜視図、第2図は同じく側面図、第3図は要部の
縦断側面図、第4図は第3図のX−X線における断面
図、第5図は第4図のA−A線における断面図、第6図
は駆動部材の概略構成示す要部横断平面図、第7図は第
4図のB−B線における断面図で、押圧部材が動作して
いる状態を示す、第8図は同じく第4図のB−B線にお
ける断面図で、切断部材の動作状態を示す、第9図は第
8図のC−C線における断面図、第10図は第3図のY−
Y線における断面図、第11図及び第12図はそれぞれ切断
部材を駆動するための他の実施例を示す概略図である。 2……給紙箱、3……便座、6……給紙ローラ、10……
押圧部材 20……切断部材、30……駆動部材、35……給紙ガイド、
40……シートペーパー 47……引出口、a……上室、b……下室

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便座を起伏自在に取付けた洋式便座の上面
    後背部に、便座が位置する方向に引出口を開口した給紙
    箱を取付けてその内部を前記引出口の位置で給紙ガイド
    により上,下2室に区画し、上室にはロール状に巻回し
    たシートペーパーを収容し、下室にはシートペーパーの
    切断時これを上室下面との間で挟持する一対の押圧部材
    と、この押圧部材間において上下動可能に挟入した切断
    部材と、これら押圧及び切断部材を昇降させる駆動部材
    とを収容設置し、前記上室と下室とを区画する給紙ガイ
    ドの両端部には、シートペーパーの端部のみを挟持して
    これを引出口に移動させる供給ローラを上室内に臨ませ
    て取付けたことを特徴とするシートペーパー供給装置。
  2. 【請求項2】便座上にシートペーパーを繰出すためのペ
    ーパー供給路に押圧部材を備えたシートペーパー供給装
    置において、前記押圧部材は、シートペーパーをミシン
    目の両側において上室内に設けた受圧部材との間で挟持
    できるように一対形成し、この押圧部材の間に切断部材
    を昇降可能に取付けたことを特徴とするシートペーパー
    供給装置。
  3. 【請求項3】前記押圧部材と切断部材とを段階的に昇降
    させる駆動部材を備えたことを特徴とする特許請求の範
    囲第2項記載のシートペーパー供給装置。
  4. 【請求項4】給紙ローラと押えローラからなる供給ロー
    ラを配設したことを特徴とする特許請求の範囲第2項記
    載のシートペーパー供給装置。
  5. 【請求項5】シートペーパーの収容部と押圧部材等機構
    部の収容部との2室に区画する給紙ガイドを備えたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第2項記載のシートペーパ
    ー供給装置。
JP62278958A 1987-11-04 1987-11-04 シートペーパー供給装置 Expired - Lifetime JP2657297B2 (ja)

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