JP2652179B2 - シートペーパーの自動繰出制御装置 - Google Patents
シートペーパーの自動繰出制御装置Info
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- JP2652179B2 JP2652179B2 JP62334204A JP33420487A JP2652179B2 JP 2652179 B2 JP2652179 B2 JP 2652179B2 JP 62334204 A JP62334204 A JP 62334204A JP 33420487 A JP33420487 A JP 33420487A JP 2652179 B2 JP2652179 B2 JP 2652179B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet paper
- circuit
- feeding
- paper
- toilet seat
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- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は洋式便器の便座上を衛生的に被う使い捨ての
シートペーパーを自動的に供給することができる便座に
係り、特に、シートペーパーを便座上に繰出す際、この
シートペーパーを常に定量繰出すことができる制御装置
に関する。
シートペーパーを自動的に供給することができる便座に
係り、特に、シートペーパーを便座上に繰出す際、この
シートペーパーを常に定量繰出すことができる制御装置
に関する。
近年、ホテルやレストランあるいは一般家庭等におい
て洋式便器が多数使用されるようになってきた。この洋
式便器は、便器に起伏自在に取付けた便座に座って使用
する関係上、便座は常に衛生的であることが望ましい。
このため、一般家庭では汚水等の飛沫が付着して不衛生
になりがちな便座に、布製カバーを定期的に交換しなが
ら取付けて便座が不衛生となるのを防いでいるが、布製
カバーは便座の衛生状態を良好に維持するというより、
むしろ便座に座ったとき、冷たいと感じるのを解消する
ために使用していることが多い。従って、布製カバーを
便座に取付けることは、逆に、汚水の付着を見過しやす
く、かえって不衛生状態を助長するおそれがあった。一
方、ホテルやレストラン、あるいは、各種交通機関等不
特定多数の人間が利用する公共的な場所に設置されてい
る洋式便器では、一般家庭と異なり便座カバーは全く使
用されていないのが通例であり、かつ、便座に汚水の飛
沫が直接付着するという点では、布製カバーを取付けた
ときと同様であり、しかも、このような便座を不特定多
数の人間が利用することは、公衆衛生上大きな問題であ
り、今日、公共的な場所に設置されている洋式便器を衛
生的に使用したいという願望が日増に高まっている。
て洋式便器が多数使用されるようになってきた。この洋
式便器は、便器に起伏自在に取付けた便座に座って使用
する関係上、便座は常に衛生的であることが望ましい。
このため、一般家庭では汚水等の飛沫が付着して不衛生
になりがちな便座に、布製カバーを定期的に交換しなが
ら取付けて便座が不衛生となるのを防いでいるが、布製
カバーは便座の衛生状態を良好に維持するというより、
むしろ便座に座ったとき、冷たいと感じるのを解消する
ために使用していることが多い。従って、布製カバーを
便座に取付けることは、逆に、汚水の付着を見過しやす
く、かえって不衛生状態を助長するおそれがあった。一
方、ホテルやレストラン、あるいは、各種交通機関等不
特定多数の人間が利用する公共的な場所に設置されてい
る洋式便器では、一般家庭と異なり便座カバーは全く使
用されていないのが通例であり、かつ、便座に汚水の飛
沫が直接付着するという点では、布製カバーを取付けた
ときと同様であり、しかも、このような便座を不特定多
数の人間が利用することは、公衆衛生上大きな問題であ
り、今日、公共的な場所に設置されている洋式便器を衛
生的に使用したいという願望が日増に高まっている。
前記問題に鑑み最近では、実開昭60-155399号公報に
見受けられるように、シートペーパーを電動駆動するロ
ーラによって便座上に定量繰出し、このシートペーパー
を介して便座に着座するようにしたものが提案されてお
り、その概略構造を第11図により説明する。1は便器
で、2は便器1上に起伏自在に取付けた便座、3は用紙
ホルダーで、便座2上面を被うシートペーパー4がロー
ル状に巻回されて回転可能に収納されている。5はホル
ダー3から繰出したシートペーパー4を便座2上に送出
して所定長さに切断する送出切断部で、取付ベース5a
に、ガイドローラ6と、シートペーパー4を挟持して送
出する1組の送出ローラ7a,7bと、シートペーパー4を
切断する切断刃8a,8bとを取付け、送出ローラ及び切断
刃を個別に図示しない電動機と駆動連結して構成されて
おり、シートペーパー4の繰出に際しては、電動機によ
り送出ローラ7a,7bを駆動してシートペーパー4を便座
2上に所定の長さ繰出したとき、これを例えば、光電的
に読取ってシートペーパーの繰出しを停止し、つづい
て、電動機により切断刃8aを駆動し、前記シートペーパ
ー4の切断をおこなっていた。
見受けられるように、シートペーパーを電動駆動するロ
ーラによって便座上に定量繰出し、このシートペーパー
を介して便座に着座するようにしたものが提案されてお
り、その概略構造を第11図により説明する。1は便器
で、2は便器1上に起伏自在に取付けた便座、3は用紙
ホルダーで、便座2上面を被うシートペーパー4がロー
ル状に巻回されて回転可能に収納されている。5はホル
ダー3から繰出したシートペーパー4を便座2上に送出
して所定長さに切断する送出切断部で、取付ベース5a
に、ガイドローラ6と、シートペーパー4を挟持して送
出する1組の送出ローラ7a,7bと、シートペーパー4を
切断する切断刃8a,8bとを取付け、送出ローラ及び切断
刃を個別に図示しない電動機と駆動連結して構成されて
おり、シートペーパー4の繰出に際しては、電動機によ
り送出ローラ7a,7bを駆動してシートペーパー4を便座
2上に所定の長さ繰出したとき、これを例えば、光電的
に読取ってシートペーパーの繰出しを停止し、つづい
て、電動機により切断刃8aを駆動し、前記シートペーパ
ー4の切断をおこなっていた。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、前記のシートペーパー繰出構造においては、
シートペーパーの繰出を、あらかじめ設定された長さ分
だけ繰出したとき、その長さを光電的に検出して送出ロ
ーラの駆動を停止させるように構成されているので、送
出ローラを駆動する電動機は、一般に通電が断たれて
も、実際に停止するまでには慣性により数回転以上回転
している場合が多い。このため、シートペーパーの定量
繰出位置をたとえ検出しても、電動機は直ちに回転を停
止することができず、慣性によって使用者に苛立ちを与
えないような低速でしばらく回転してシートペーパーの
繰出しを完了するように作動しているため、前記シート
ペーパーは定量繰出位置をオーバーして繰出されること
が多く、シートペーパーの定量繰出しを正確に行うこと
が困難であった。
シートペーパーの繰出を、あらかじめ設定された長さ分
だけ繰出したとき、その長さを光電的に検出して送出ロ
ーラの駆動を停止させるように構成されているので、送
出ローラを駆動する電動機は、一般に通電が断たれて
も、実際に停止するまでには慣性により数回転以上回転
している場合が多い。このため、シートペーパーの定量
繰出位置をたとえ検出しても、電動機は直ちに回転を停
止することができず、慣性によって使用者に苛立ちを与
えないような低速でしばらく回転してシートペーパーの
繰出しを完了するように作動しているため、前記シート
ペーパーは定量繰出位置をオーバーして繰出されること
が多く、シートペーパーの定量繰出しを正確に行うこと
が困難であった。
本発明は前記の問題点に鑑み、シートペーパー繰出用
電動機の回転数を、シートペーパーが所定の長さ繰出さ
れる少し手前で減少させるとともに、前記ペーパーが所
定長さ繰出されたときは、電動機を完全に停止させるよ
うにしたことを目的とするシートペーパーの自動繰出制
御装置を提供するものである。
電動機の回転数を、シートペーパーが所定の長さ繰出さ
れる少し手前で減少させるとともに、前記ペーパーが所
定長さ繰出されたときは、電動機を完全に停止させるよ
うにしたことを目的とするシートペーパーの自動繰出制
御装置を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、ロール状のシートペーパーを便座上に所定
の長さ繰出すように制御する制御装置に、前記シートペ
ーパーが所定の長さ繰出される手前で繰出速度を減速す
る位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段か
らの出力信号によってシートペーパーの繰出速度を減速
させるための速度切換手段とを具備させたことにある。
の長さ繰出すように制御する制御装置に、前記シートペ
ーパーが所定の長さ繰出される手前で繰出速度を減速す
る位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段か
らの出力信号によってシートペーパーの繰出速度を減速
させるための速度切換手段とを具備させたことにある。
[作用] 本発明はシートペーパーに穿孔した第1の検出孔を位
置検出手段が検出すると、速度切換手段を切換えて出力
パルス数を減少させて電動機の回転数をシートペーパー
繰出時に比べ急激に減少させ、つづいてシートペーパー
に穿孔した第2の検出孔を前記位置検出手段が検出した
とき、速度切換手段からのパルスの出力を停止して電動
機の運転を止めることにより、シートペーパーをあらか
じめ設定した長さだけ正確に便座上に繰出すことができ
るようにしたことを特徴とする。
置検出手段が検出すると、速度切換手段を切換えて出力
パルス数を減少させて電動機の回転数をシートペーパー
繰出時に比べ急激に減少させ、つづいてシートペーパー
に穿孔した第2の検出孔を前記位置検出手段が検出した
とき、速度切換手段からのパルスの出力を停止して電動
機の運転を止めることにより、シートペーパーをあらか
じめ設定した長さだけ正確に便座上に繰出すことができ
るようにしたことを特徴とする。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第1図ないし第10図により説
明する。
明する。
第1図,第2図において、11は便器、12は便器11の上
面に乗せた便座で、便器11の上面後部に載置しコ字状を
なすシートペーパー自動供給装置(以下、供給装置とい
う)13の箱体14両端に便器11側に向けて突設した端子箱
14a,14bの壁体に擺動自在に取付けられている。次に第
3図,第4図において供給装置13の構造を説明する。
面に乗せた便座で、便器11の上面後部に載置しコ字状を
なすシートペーパー自動供給装置(以下、供給装置とい
う)13の箱体14両端に便器11側に向けて突設した端子箱
14a,14bの壁体に擺動自在に取付けられている。次に第
3図,第4図において供給装置13の構造を説明する。
15,15は箱体14の側壁16に枢支した支持板で、上部側
にはロール状のシートペーパー17が回転自在に載架さ
れ、下部にはコ型の回動プレート18が枢軸aを介して回
動自在に取付けられている。そして、この回動プレート
18の一方の下方端(第3図左側)には、緩衝材bが止着
され、他方の下方端には山形状の破断突起19がシートペ
ーパー17の幅方向に沿って突設されており、常時は枢軸
aに巻装したばねにて、支持板15,15に設けたストッパ
ーc側に付勢されている。20は繰出ローラで、一方の端
部箱14a内に設置したペーパー送出用電動機(以下単に
電動機という)21にて駆動する。22は支持板15,15間に
前記繰出ローラ20と摺接可能に設けた押圧ローラで、ロ
ール状のシートペーパー17を巻戻して前記押圧ローラ22
に巻掛けてから繰出ローラ20との間で挟持し、この繰出
ローラ20の駆動によりシートペーパー17を箱体14の繰出
口23側に送出するもので、前記繰出ローラ20と押圧ロー
ラ22とによってペーパー繰出手段を構成する。24は回動
プレート18の下側で、かつ、繰出ローラ20と繰出口23と
の間に枢支ピンdを介して側壁16間に回動自在に取付け
た可動プレートで、上面片側には回動プレート18の緩衝
材bと接離可能な位置に同種の緩衝材eを設け、この緩
衝材e直下の下面には可動プレート24の軸方向に沿って
複数のガイドローラ25が回転自在に取付けられる。26は
前記可動プレート24を駆動するカム部材で、第4図に示
すように、箱体14内に立設した軸受板27間に挿通した回
動軸28に前記可動プレート24のガイドローラ25と摺接可
能に取付け、この回動軸28を端部箱14a内に設置した制
動機構付電動機29にて駆動する。なお、可動プレート24
は枢支ピンdに巻装したばね部材によってガイドローラ
25が常にカム部材26と摺接する方向に付勢されている。
にはロール状のシートペーパー17が回転自在に載架さ
れ、下部にはコ型の回動プレート18が枢軸aを介して回
動自在に取付けられている。そして、この回動プレート
18の一方の下方端(第3図左側)には、緩衝材bが止着
され、他方の下方端には山形状の破断突起19がシートペ
ーパー17の幅方向に沿って突設されており、常時は枢軸
aに巻装したばねにて、支持板15,15に設けたストッパ
ーc側に付勢されている。20は繰出ローラで、一方の端
部箱14a内に設置したペーパー送出用電動機(以下単に
電動機という)21にて駆動する。22は支持板15,15間に
前記繰出ローラ20と摺接可能に設けた押圧ローラで、ロ
ール状のシートペーパー17を巻戻して前記押圧ローラ22
に巻掛けてから繰出ローラ20との間で挟持し、この繰出
ローラ20の駆動によりシートペーパー17を箱体14の繰出
口23側に送出するもので、前記繰出ローラ20と押圧ロー
ラ22とによってペーパー繰出手段を構成する。24は回動
プレート18の下側で、かつ、繰出ローラ20と繰出口23と
の間に枢支ピンdを介して側壁16間に回動自在に取付け
た可動プレートで、上面片側には回動プレート18の緩衝
材bと接離可能な位置に同種の緩衝材eを設け、この緩
衝材e直下の下面には可動プレート24の軸方向に沿って
複数のガイドローラ25が回転自在に取付けられる。26は
前記可動プレート24を駆動するカム部材で、第4図に示
すように、箱体14内に立設した軸受板27間に挿通した回
動軸28に前記可動プレート24のガイドローラ25と摺接可
能に取付け、この回動軸28を端部箱14a内に設置した制
動機構付電動機29にて駆動する。なお、可動プレート24
は枢支ピンdに巻装したばね部材によってガイドローラ
25が常にカム部材26と摺接する方向に付勢されている。
なお、第3図の中で、30は箱体14のシートペーパー17
上を被うカバー、31は繰出ローラ20付近に取付けたシー
トペーパー17の有無を検出する例えば、発光及び受光素
子からなる光電的なセンサである。又、第8図に示すシ
ートペーパー17において、32は便座12の開口部12aと対
応して一部を切残して設けた打抜片、33,34はセンサ31
によって検出する第1及び第2の検出孔で本例では、セ
ンサ31と第1,第2の検出孔33,34とによってシートペー
パー17の位置検出手段を構成する。35は便座12上に敷く
ことができるシートペーパー17の一枚分の長さに相当す
る寸法毎に刻設したミシン目である。
上を被うカバー、31は繰出ローラ20付近に取付けたシー
トペーパー17の有無を検出する例えば、発光及び受光素
子からなる光電的なセンサである。又、第8図に示すシ
ートペーパー17において、32は便座12の開口部12aと対
応して一部を切残して設けた打抜片、33,34はセンサ31
によって検出する第1及び第2の検出孔で本例では、セ
ンサ31と第1,第2の検出孔33,34とによってシートペー
パー17の位置検出手段を構成する。35は便座12上に敷く
ことができるシートペーパー17の一枚分の長さに相当す
る寸法毎に刻設したミシン目である。
更に、第1図において、36は電源スイッチ、37は繰出
ローラ20と押圧ローラ22とからなるペーパー繰出手段を
駆動操作する手段としてのペーパー繰出スイッチであ
る。38は電源ランプであり、前記電源スイッチ36は使用
中は特に必要としないので、端部箱14a上に設ける代り
に、その裏面側に取付けるようにしてもよい。
ローラ20と押圧ローラ22とからなるペーパー繰出手段を
駆動操作する手段としてのペーパー繰出スイッチであ
る。38は電源ランプであり、前記電源スイッチ36は使用
中は特に必要としないので、端部箱14a上に設ける代り
に、その裏面側に取付けるようにしてもよい。
次に、シートペーパー17を常に所定の長さ繰出すこと
ができ、しかも、シートペーパー17のミシン目35を確実
に破断位置に設定することができるペーパー自動繰出制
御装置40(以下繰出制御装置という)の構成を第9図の
電気回路図によって説明する。第9図において、41は電
源回路で、電源スイッチ36を介して交流電源に接続した
変圧器Trと、変圧器Trの2次側に交流入力端子を接続し
た全波整流回路DBと、全波整流回路DBの直流出力端子に
直列接続したダイオードD1及び定電圧装置AVRと並列接
続した平滑コンデンサCとからなり、商用電源を降下し
全波整流を行なって定電圧化した定電圧電源Vccを後述
する各回路の動作電源として供給する。42はゼロクロス
検出回路で、エミッタ接地のトランジスタT1を備え、そ
のコレクタは抵抗R1を介して定電圧電源Vccと接続し、
ベースは抵抗R2を介して全波整流回路DBの直流出力端子
に接続されている。43はカウンタ回路で、そのクロック
パルス入力端子CP(以下CP端子という)はゼロクロス検
出回路42の出力端(トランジスタT1のコレクタと抵抗R1
との接続点)に接続し、クロックイネーブル入力端子CE
(以下CE端子という)は後述するフリップフロップ回路
44(以下FF回路という)の出力端Q2に接続され、クリア
入力端子CLはコンデンサC1を介して接地されている。そ
して、前記FF回路44はそのクリア入力端子CL1が、定電
圧電源Vccに一方の端子を接続したペーパー繰出スイッ
チ37の他方の端子と接地抵抗R6を介して接続し、又、ク
ロックパルス入力端子CP1はセンサ31の出力端に接続さ
れている。
ができ、しかも、シートペーパー17のミシン目35を確実
に破断位置に設定することができるペーパー自動繰出制
御装置40(以下繰出制御装置という)の構成を第9図の
電気回路図によって説明する。第9図において、41は電
源回路で、電源スイッチ36を介して交流電源に接続した
変圧器Trと、変圧器Trの2次側に交流入力端子を接続し
た全波整流回路DBと、全波整流回路DBの直流出力端子に
直列接続したダイオードD1及び定電圧装置AVRと並列接
続した平滑コンデンサCとからなり、商用電源を降下し
全波整流を行なって定電圧化した定電圧電源Vccを後述
する各回路の動作電源として供給する。42はゼロクロス
検出回路で、エミッタ接地のトランジスタT1を備え、そ
のコレクタは抵抗R1を介して定電圧電源Vccと接続し、
ベースは抵抗R2を介して全波整流回路DBの直流出力端子
に接続されている。43はカウンタ回路で、そのクロック
パルス入力端子CP(以下CP端子という)はゼロクロス検
出回路42の出力端(トランジスタT1のコレクタと抵抗R1
との接続点)に接続し、クロックイネーブル入力端子CE
(以下CE端子という)は後述するフリップフロップ回路
44(以下FF回路という)の出力端Q2に接続され、クリア
入力端子CLはコンデンサC1を介して接地されている。そ
して、前記FF回路44はそのクリア入力端子CL1が、定電
圧電源Vccに一方の端子を接続したペーパー繰出スイッ
チ37の他方の端子と接地抵抗R6を介して接続し、又、ク
ロックパルス入力端子CP1はセンサ31の出力端に接続さ
れている。
一方、前記カウンタ回路43の出力端Q1,Q3は、3個の
ナンド回路N1〜N3からなる速度切換回路45の第1,第2ナ
ンド回路N1,N2の各入力端と接続されており、又、前記
ナンド回路N1の他方の入力端は後述するスローモード回
路46の出力端Q4と、ナンド回路N2の他方の入力端はノッ
ト回路Nを介してスローモード回路46の出力端Q4とFF回
路44のデータ入力端子Dにそれぞれ接続している。そし
て、これら第1,第2のナンド回路N1,N2の各出力端は第
3のナンド回路N3の入力端と接続する。前記したスロー
モード回路(以下SN回路という)46は、速度切換回路45
と組合せて速度切換手段を構成し、そのクロックパルス
入力端子CP2がFF回路44のCP1端子と接続して一方を定電
圧電源Vccと接続するセンサ31の出力端に接地抵抗R7を
介して接続されている。又、SN回路46の入力端子Dは同
回路46の出力端Qと接続している。次に前記した速度切
換回路45の出力端は、抵抗R4を介してコンデンサC1に接
続するとともに、トリガ回路47と接続する。この回路47
は発光素子LEと受光素子PEとを有するホトカプラPCと、
エミッタ接地のトランジスタT2とからなり、トランジス
タT2のベースは抵抗R4を介して速度切換回路45の出力端
と接続し、又、トランジスタT2のコレクタと定電圧電源
Vccとの間には、抵抗R5を介して発光ダイオード等の発
光素子LEを挿入接続する。更に、スイッチング素子Thの
ゲートとアノードとの間には、抵抗R6を介してホトサイ
リスタ等からなる受光素子PEを挿入接続する。
ナンド回路N1〜N3からなる速度切換回路45の第1,第2ナ
ンド回路N1,N2の各入力端と接続されており、又、前記
ナンド回路N1の他方の入力端は後述するスローモード回
路46の出力端Q4と、ナンド回路N2の他方の入力端はノッ
ト回路Nを介してスローモード回路46の出力端Q4とFF回
路44のデータ入力端子Dにそれぞれ接続している。そし
て、これら第1,第2のナンド回路N1,N2の各出力端は第
3のナンド回路N3の入力端と接続する。前記したスロー
モード回路(以下SN回路という)46は、速度切換回路45
と組合せて速度切換手段を構成し、そのクロックパルス
入力端子CP2がFF回路44のCP1端子と接続して一方を定電
圧電源Vccと接続するセンサ31の出力端に接地抵抗R7を
介して接続されている。又、SN回路46の入力端子Dは同
回路46の出力端Qと接続している。次に前記した速度切
換回路45の出力端は、抵抗R4を介してコンデンサC1に接
続するとともに、トリガ回路47と接続する。この回路47
は発光素子LEと受光素子PEとを有するホトカプラPCと、
エミッタ接地のトランジスタT2とからなり、トランジス
タT2のベースは抵抗R4を介して速度切換回路45の出力端
と接続し、又、トランジスタT2のコレクタと定電圧電源
Vccとの間には、抵抗R5を介して発光ダイオード等の発
光素子LEを挿入接続する。更に、スイッチング素子Thの
ゲートとアノードとの間には、抵抗R6を介してホトサイ
リスタ等からなる受光素子PEを挿入接続する。
なお、電動機29の運転制御はペーパー自動繰出制御装
置40とは別の制御装置Sによってシーケンス制御され
る。
置40とは別の制御装置Sによってシーケンス制御され
る。
又、FF回路44とSN回路46はともに本実施例において、
Dフリップフロップを使用しており、更に、センサ31の
出力端は、本例において、ペーパー17「有」の場合“L"
レベル、「無」の場合は“H"レベルとなっている。
Dフリップフロップを使用しており、更に、センサ31の
出力端は、本例において、ペーパー17「有」の場合“L"
レベル、「無」の場合は“H"レベルとなっている。
次に、動作について説明する。
シートペーパー17の繰出しを行なうときは、第5図に
示すように、可動プレート24にて繰出口23を閉鎖して汚
水等が箱体14内に侵入するのを防ぐ。シートペーパー17
を繰出するときは、まず、電源スイッチ36を投入して電
源ランプ38が点灯しているか確認する。確認後シートペ
ーパー繰出スイッチ37を投入する。スイッチ37の投入に
より、最初は制御装置Sからの指令により電動機29を起
動すると同時に、前記制御装置Sにより、FF回路44のCL
端子が“H"レベルとならないように制御している。この
ため、電動機29の運転中はペーパー送出用電動機21の起
動を阻止する。電動機29の起動によりカム部材26が回動
し、可動プレート24を第5図の状態から第3図に示すよ
うに、繰出口23を開放してペーパー送出路48と平行とな
るまで回動させると、電動機29は制御装置Sからの指令
により一旦停止するとともに、FF回路44のCL端子を“H"
レベルに立上げる。なお、電源スイッチ36の投入時に
は、図示しない微分回路により、FF回路44の出力端Q2は
“H"レベルに、SN回路46の出力端Q4は“L"レベルに設定
されているので、これにより、FF回路44の出力端Q2、即
ち、カウンタ回路43のCE端子は“L"レベルとなるため、
カウンタ回路43の出力端Q1あるいはQ3からは、ゼロクロ
ス検出回路42の出力端から前記カウンタ回路43のCP端子
に入力されるゼロクロス信号のパルス数に対応して1定
周期毎にパルスが出力される。本例では10進カウンタを
使用しており、その出力端Q1からはCP入力端子に1番目
のパルスが入力すると出力し、出力端Q3からは3番目の
パルスが入力すると出力するように設定されている。な
お、カウンタ回路43の出力端Q3から出力されるパルスは
前記の入力パルス数に限定することなく任意に変更する
ことが可能である。
示すように、可動プレート24にて繰出口23を閉鎖して汚
水等が箱体14内に侵入するのを防ぐ。シートペーパー17
を繰出するときは、まず、電源スイッチ36を投入して電
源ランプ38が点灯しているか確認する。確認後シートペ
ーパー繰出スイッチ37を投入する。スイッチ37の投入に
より、最初は制御装置Sからの指令により電動機29を起
動すると同時に、前記制御装置Sにより、FF回路44のCL
端子が“H"レベルとならないように制御している。この
ため、電動機29の運転中はペーパー送出用電動機21の起
動を阻止する。電動機29の起動によりカム部材26が回動
し、可動プレート24を第5図の状態から第3図に示すよ
うに、繰出口23を開放してペーパー送出路48と平行とな
るまで回動させると、電動機29は制御装置Sからの指令
により一旦停止するとともに、FF回路44のCL端子を“H"
レベルに立上げる。なお、電源スイッチ36の投入時に
は、図示しない微分回路により、FF回路44の出力端Q2は
“H"レベルに、SN回路46の出力端Q4は“L"レベルに設定
されているので、これにより、FF回路44の出力端Q2、即
ち、カウンタ回路43のCE端子は“L"レベルとなるため、
カウンタ回路43の出力端Q1あるいはQ3からは、ゼロクロ
ス検出回路42の出力端から前記カウンタ回路43のCP端子
に入力されるゼロクロス信号のパルス数に対応して1定
周期毎にパルスが出力される。本例では10進カウンタを
使用しており、その出力端Q1からはCP入力端子に1番目
のパルスが入力すると出力し、出力端Q3からは3番目の
パルスが入力すると出力するように設定されている。な
お、カウンタ回路43の出力端Q3から出力されるパルスは
前記の入力パルス数に限定することなく任意に変更する
ことが可能である。
しかし、シートペーパー17の繰出時は、前述したよう
に、SN回路46の出力端Q4が“L"レベルに設定されるので
(第10図46参照)、ナンド回路N1の一方の入力は“L"レ
ベル、ナンド回路N2の一方の入力は“H"レベルとなって
いる。これにより、速度切換回路45のナンド回路N1から
は出力せず、第2のナンド回路N2のみがカウンタ回路43
の出力端Q1からの入力を受けて出力し、この出力により
第3のナンド回路N3からの出力パルスは、カウンタ回路
43の出力端Q1と同位相で立上ってトリガ回路47に入力さ
れると同時に、抵抗R3を介してコンデンサC1を充電す
る。前記コンデンサC1が充電されて“H"レベルに達する
と、カウンタ回路43のCL端子も“H"レベルとなる。この
ため、カウンタ回路43がクリアされて出力端Q1は“L"レ
ベルとなり、速度切換回路45の出力端も“L"レベルとな
るので、コンデンサC1は抵抗R3を介して放電され、カウ
ンタ回路43のCL端子を“L"レベルとなして、再度、出力
端Q1からパルスを出力する。このように、コンデンサC1
と抵抗R3との時定数を小さくすることにより、ゼロクロ
ス検出回路42から入力するクロックパルス毎に前記CL端
子のレベルを“H"←→“L"というように交互に繰返すこ
とによって、速度切換回路45からは、第10図に示すよう
に、ゼロクロス検出信号パルスに同期したパルス(第10
図45参照)が出力され、これをトリガ回路47に入力させ
る。そして、前記トリガ回路47にパルスが入力される毎
にホトカプラPCをドライブさせてスイッチング素子Thの
ゲートにゲート信号を送出してスイッチング素子Thをオ
ンさせ、電動機21に商用周波数の電源を通電させてこれ
を起動する(第10図21参照)。
に、SN回路46の出力端Q4が“L"レベルに設定されるので
(第10図46参照)、ナンド回路N1の一方の入力は“L"レ
ベル、ナンド回路N2の一方の入力は“H"レベルとなって
いる。これにより、速度切換回路45のナンド回路N1から
は出力せず、第2のナンド回路N2のみがカウンタ回路43
の出力端Q1からの入力を受けて出力し、この出力により
第3のナンド回路N3からの出力パルスは、カウンタ回路
43の出力端Q1と同位相で立上ってトリガ回路47に入力さ
れると同時に、抵抗R3を介してコンデンサC1を充電す
る。前記コンデンサC1が充電されて“H"レベルに達する
と、カウンタ回路43のCL端子も“H"レベルとなる。この
ため、カウンタ回路43がクリアされて出力端Q1は“L"レ
ベルとなり、速度切換回路45の出力端も“L"レベルとな
るので、コンデンサC1は抵抗R3を介して放電され、カウ
ンタ回路43のCL端子を“L"レベルとなして、再度、出力
端Q1からパルスを出力する。このように、コンデンサC1
と抵抗R3との時定数を小さくすることにより、ゼロクロ
ス検出回路42から入力するクロックパルス毎に前記CL端
子のレベルを“H"←→“L"というように交互に繰返すこ
とによって、速度切換回路45からは、第10図に示すよう
に、ゼロクロス検出信号パルスに同期したパルス(第10
図45参照)が出力され、これをトリガ回路47に入力させ
る。そして、前記トリガ回路47にパルスが入力される毎
にホトカプラPCをドライブさせてスイッチング素子Thの
ゲートにゲート信号を送出してスイッチング素子Thをオ
ンさせ、電動機21に商用周波数の電源を通電させてこれ
を起動する(第10図21参照)。
電動機21の起動により繰出ローラー20が駆動し、繰出
ローラー20と押圧ローラー22とに挟持されているシート
ペーパー17は、ロール状のペーパーを巻戻しながら、第
3図に示すように、可動プレート24上を移動しながら繰
出口23から便座12上に順次繰出される。そして、シート
ペーパー17の第1の検出孔33がセンサ31に検出される
と、センサ31は前記検出孔33によってパルスを出力す
る。SN回路46のCP2端子にパルスが入力されると、出力
端Q4は“H"レベルに反転し、ナンド回路N1の一方の入力
は“H"レベル、ナンド回路N2の一方の入力は“L"レベル
となる(第10図31,46参照)。この結果、前記とは逆
に、ナンド回路N1のみがカウンタ回路43の出力端Q3から
出力するパルスによって動作(ナンド回路N2からの出力
は“L"レベル)し、ナンド回路N3からの出力は、前記出
力端Q3からの出力と同位相で立上り(第10図45参照)、
トリガ回路47に入力されると同時に、コンデンサC1を充
電する。そして、前記と同様にカウンタ回路43の出力端
Q3からパルスを出力する。そして、前記出力端Q3からの
出力パルスは、CL端子を“H"レベルにしてクリアした後
CP端子に入力する3番目のパルス毎に出力されることと
なる。従って、速度切換回路45から出力されるパルス、
スイッチング素子Thに送出されるゲート信号も間隔を拡
くして出力され、電動機21に印加される電源の周波数が
低下したときと同様となり、回転数は通常の約1/3に減
少する(第10図21参照)、即ち、電動機21は今までの連
続運転から、例えばフイルムをコマ送りする程度の速度
に切換える。即ち、シートペーパー17の繰出速度をダウ
ンさせる。このような状態でセンサ31がシートペーパー
17の第2の検出孔34を検出すると、FF回路44のCP1端子
にパルスが入力されるので、同回路44のデータ入力端子
Dが“H"レベルとなっているため、出力端Q2は“H"レベ
ルとなり、カウンタ回路43のCE端子を“H"レベルとす
る。これにより、カウンタ回路43の出力端Q1,Q3は直ち
に“L"レベルとなり、速度切換回路45から出力が止ま
り、電動機21への通電を断つ、この結果、電動機21はシ
ートペーパー17の第1の検出孔33を検出した以降は、回
転数が急速にスローダウンしているため、前記第2の検
出孔34を検出した時点で通電を断つことにより、繰出ロ
ーラ22を回転させてペーパー17を繰出すだけのトルクが
ないので、第2の検出孔34がセンサ31上を通過した直後
に停止する(第10図31,44,45,46参照)。又、SN回路46
の出力端は“L"レベルにもどる。即ち、ペーパー自動繰
出制御装置40は初期状態に復帰する。このようにしてシ
ートペーパー17の繰出しを行なうことにより、第1図に
示すように、便座12上に所定長さのシートペーパー17を
敷くことができるとともに、ミシン目35を繰出ローラ20
と、破断突起19との間において正確に設定することがで
きる。
ローラー20と押圧ローラー22とに挟持されているシート
ペーパー17は、ロール状のペーパーを巻戻しながら、第
3図に示すように、可動プレート24上を移動しながら繰
出口23から便座12上に順次繰出される。そして、シート
ペーパー17の第1の検出孔33がセンサ31に検出される
と、センサ31は前記検出孔33によってパルスを出力す
る。SN回路46のCP2端子にパルスが入力されると、出力
端Q4は“H"レベルに反転し、ナンド回路N1の一方の入力
は“H"レベル、ナンド回路N2の一方の入力は“L"レベル
となる(第10図31,46参照)。この結果、前記とは逆
に、ナンド回路N1のみがカウンタ回路43の出力端Q3から
出力するパルスによって動作(ナンド回路N2からの出力
は“L"レベル)し、ナンド回路N3からの出力は、前記出
力端Q3からの出力と同位相で立上り(第10図45参照)、
トリガ回路47に入力されると同時に、コンデンサC1を充
電する。そして、前記と同様にカウンタ回路43の出力端
Q3からパルスを出力する。そして、前記出力端Q3からの
出力パルスは、CL端子を“H"レベルにしてクリアした後
CP端子に入力する3番目のパルス毎に出力されることと
なる。従って、速度切換回路45から出力されるパルス、
スイッチング素子Thに送出されるゲート信号も間隔を拡
くして出力され、電動機21に印加される電源の周波数が
低下したときと同様となり、回転数は通常の約1/3に減
少する(第10図21参照)、即ち、電動機21は今までの連
続運転から、例えばフイルムをコマ送りする程度の速度
に切換える。即ち、シートペーパー17の繰出速度をダウ
ンさせる。このような状態でセンサ31がシートペーパー
17の第2の検出孔34を検出すると、FF回路44のCP1端子
にパルスが入力されるので、同回路44のデータ入力端子
Dが“H"レベルとなっているため、出力端Q2は“H"レベ
ルとなり、カウンタ回路43のCE端子を“H"レベルとす
る。これにより、カウンタ回路43の出力端Q1,Q3は直ち
に“L"レベルとなり、速度切換回路45から出力が止ま
り、電動機21への通電を断つ、この結果、電動機21はシ
ートペーパー17の第1の検出孔33を検出した以降は、回
転数が急速にスローダウンしているため、前記第2の検
出孔34を検出した時点で通電を断つことにより、繰出ロ
ーラ22を回転させてペーパー17を繰出すだけのトルクが
ないので、第2の検出孔34がセンサ31上を通過した直後
に停止する(第10図31,44,45,46参照)。又、SN回路46
の出力端は“L"レベルにもどる。即ち、ペーパー自動繰
出制御装置40は初期状態に復帰する。このようにしてシ
ートペーパー17の繰出しを行なうことにより、第1図に
示すように、便座12上に所定長さのシートペーパー17を
敷くことができるとともに、ミシン目35を繰出ローラ20
と、破断突起19との間において正確に設定することがで
きる。
前記のようにしてシートペーパー17が便座12上に繰出
されると、再度制御装置Sがシートペーパー17の繰出が
完了したことを検出して電動機29を起動し、カム部材26
を第3図において時計方向に回動させて可動プレート24
を、ガイドローラ25を介して枢支ピンdを中心にして反
時計方向に回動する。可動プレート24の回動に伴い、緩
衝材e側に位置するシートペーパー17を、第6図のよう
に持ち上げて、可動プレート24の緩衝材eと回動プレー
ト18の緩衝材bとの間で挟持する。この状態で可動プレ
ート24はカム材26により更に回動し、回動プレート18を
枢軸aを中心として第6図の時計方向に押動させて破断
突起19によりシートペーパー17を部分的に押圧する。そ
して、カム部材26が最も上昇する位置近くまで回動する
と、シートペーパー17は繰出ローラ20と可動プレート24
との間で大きなテンションが与えられると同時に、可動
プレート24の回動により回動プレート18は前記可動プレ
ート24側に更に押動され、これにより破断突起19がシー
トペーパー17を部分的に強く押圧するため、シートペー
パー17は大きなテンションが加えられていることと相ま
って破断突起19近くのミシン目35が、破断突起21の押圧
力に耐えきれず、その部分から順次引裂かれる。これに
より、シートペーパー17はミシン目35の位置から円滑に
破断することができる。破断後は制御装置Sの指令によ
り電動機29は一旦停止し、シートペーパー17は第7図の
ように、可動,回動プレート24,18間で破断部の端部を
挟持した状態で便座12上に敷くことができる。
されると、再度制御装置Sがシートペーパー17の繰出が
完了したことを検出して電動機29を起動し、カム部材26
を第3図において時計方向に回動させて可動プレート24
を、ガイドローラ25を介して枢支ピンdを中心にして反
時計方向に回動する。可動プレート24の回動に伴い、緩
衝材e側に位置するシートペーパー17を、第6図のよう
に持ち上げて、可動プレート24の緩衝材eと回動プレー
ト18の緩衝材bとの間で挟持する。この状態で可動プレ
ート24はカム材26により更に回動し、回動プレート18を
枢軸aを中心として第6図の時計方向に押動させて破断
突起19によりシートペーパー17を部分的に押圧する。そ
して、カム部材26が最も上昇する位置近くまで回動する
と、シートペーパー17は繰出ローラ20と可動プレート24
との間で大きなテンションが与えられると同時に、可動
プレート24の回動により回動プレート18は前記可動プレ
ート24側に更に押動され、これにより破断突起19がシー
トペーパー17を部分的に強く押圧するため、シートペー
パー17は大きなテンションが加えられていることと相ま
って破断突起19近くのミシン目35が、破断突起21の押圧
力に耐えきれず、その部分から順次引裂かれる。これに
より、シートペーパー17はミシン目35の位置から円滑に
破断することができる。破断後は制御装置Sの指令によ
り電動機29は一旦停止し、シートペーパー17は第7図の
ように、可動,回動プレート24,18間で破断部の端部を
挟持した状態で便座12上に敷くことができる。
利用者はシートペーパー17の打抜片32を便器11内に垂
下させて着座し、用足しを行う。この場合、シートペー
パー17は前記のように箱体14内に保持されているので、
体を少しばかり動かしても移動しない。
下させて着座し、用足しを行う。この場合、シートペー
パー17は前記のように箱体14内に保持されているので、
体を少しばかり動かしても移動しない。
用足し後、利用者が便座12から離れると、図示しない
着座検出手段にて利用者が離座したことを検出し、これ
により制御装置Sから電動機29を起動させる指令によっ
てカム部材26が回動し、可動プレート24を原位置、即
ち、第5図のように繰出口23を閉鎖させる方向に回動さ
せる。又可動プレート24の原位置側への移動に伴い回動
プレート18もばねの付勢力によりストッパーCと当接す
る位置まで戻る。なお利用者が便座12から離れるとき、
シートペーパー17は箱体14内で挟持されているので、臀
部にまっわりつくことはない。しかし、可動プレート24
の原位置復帰により挟持が触けると、洗浄装置の操作に
よって便器11内を洗浄する洗浄水の水勢により、シート
ペーパー17の打抜片32を便器11内に引きずり込み汚水と
ともにシートペーパー17を排出する。
着座検出手段にて利用者が離座したことを検出し、これ
により制御装置Sから電動機29を起動させる指令によっ
てカム部材26が回動し、可動プレート24を原位置、即
ち、第5図のように繰出口23を閉鎖させる方向に回動さ
せる。又可動プレート24の原位置側への移動に伴い回動
プレート18もばねの付勢力によりストッパーCと当接す
る位置まで戻る。なお利用者が便座12から離れるとき、
シートペーパー17は箱体14内で挟持されているので、臀
部にまっわりつくことはない。しかし、可動プレート24
の原位置復帰により挟持が触けると、洗浄装置の操作に
よって便器11内を洗浄する洗浄水の水勢により、シート
ペーパー17の打抜片32を便器11内に引きずり込み汚水と
ともにシートペーパー17を排出する。
可動プレート24が原位置に戻ると制御装置Sの指令に
て電動機29は停止する。
て電動機29は停止する。
引続いてシートペーパー17の繰出しを行う場合は、前
記と同様の操作を行うことにより、便座12上に常に所定
長さのシートペーパー17を自動的に繰出すことができ
る。
記と同様の操作を行うことにより、便座12上に常に所定
長さのシートペーパー17を自動的に繰出すことができ
る。
なお、本実施例では、センサ31を繰出ローラ20付近に
設けたが、これに限らず箱体14の繰出口23付近に設けて
もよい。又、本実施例は、電動機21の回転数を、センサ
31が第1の検出孔33を検出した以降は通常の約1/3以下
に減速する例について説明したが、これに限定せず、減
速を開始した時点から回転数を徐々に減少させるように
してもよい。
設けたが、これに限らず箱体14の繰出口23付近に設けて
もよい。又、本実施例は、電動機21の回転数を、センサ
31が第1の検出孔33を検出した以降は通常の約1/3以下
に減速する例について説明したが、これに限定せず、減
速を開始した時点から回転数を徐々に減少させるように
してもよい。
更に、シートペーパー17にテンションを与える場合、
押圧ローラ22が空転してテンションが与えにくくなるよ
うなときは、押圧及び繰出ローラ22,20のそれぞれのロ
ーラ軸に歯車を取付けてこれを互いに噛合させたり、あ
るいは、繰出ローラ側の歯車に電動機21に設けたウォー
ムを噛合させることにより、押圧ローラ22の空転を防ぐ
ようにしてもよい。
押圧ローラ22が空転してテンションが与えにくくなるよ
うなときは、押圧及び繰出ローラ22,20のそれぞれのロ
ーラ軸に歯車を取付けてこれを互いに噛合させたり、あ
るいは、繰出ローラ側の歯車に電動機21に設けたウォー
ムを噛合させることにより、押圧ローラ22の空転を防ぐ
ようにしてもよい。
[発明の効果] 本発明は以上説明したように、シートペーパーを便座
上に繰出す際、最初は速く繰出し、位置検出手段によっ
て、シートペーパーに設けた第1の検出孔を検出した以
降は、繰出速度を著しく減少させて繰出し、第2の検出
孔が検出されたときはシートペーパーの便座への繰出し
が終了するように構成したので、即ち、ペーパー繰出手
段によりシートペーパーが所定の長さ繰出される手前に
おいて、シートペーパーの繰出位置を検出する位置検出
手段により、シートペーパーが所定の長さ繰出される手
前の位置に達したことを検出すると、前記ペーパー繰出
手段はその動作が実質的に電動機の慣性の影響を受けな
い速度に可変されてシートペーパーを便座上に所定の長
さ繰出すように構成されているので、シートペーパーの
繰出しに際しては、ペーパー繰出手段の慣性に妨げられ
ることなく、シートペーパーを常に一定の長さだけ正確
に繰出すことができる。又、シートペーパーには、その
切断位置(ミシン目の位置)をはさんで第1,第2の検出
孔を設けたので、これら検出孔を検出する位置検出手段
は1ケ所設ければよいため、利便である。又、前記ペー
パー繰出手段を駆動する電動機には、特別な制動手段を
必要としないので、シートペーパー自動供給装置の構造
を簡素化することができる。
上に繰出す際、最初は速く繰出し、位置検出手段によっ
て、シートペーパーに設けた第1の検出孔を検出した以
降は、繰出速度を著しく減少させて繰出し、第2の検出
孔が検出されたときはシートペーパーの便座への繰出し
が終了するように構成したので、即ち、ペーパー繰出手
段によりシートペーパーが所定の長さ繰出される手前に
おいて、シートペーパーの繰出位置を検出する位置検出
手段により、シートペーパーが所定の長さ繰出される手
前の位置に達したことを検出すると、前記ペーパー繰出
手段はその動作が実質的に電動機の慣性の影響を受けな
い速度に可変されてシートペーパーを便座上に所定の長
さ繰出すように構成されているので、シートペーパーの
繰出しに際しては、ペーパー繰出手段の慣性に妨げられ
ることなく、シートペーパーを常に一定の長さだけ正確
に繰出すことができる。又、シートペーパーには、その
切断位置(ミシン目の位置)をはさんで第1,第2の検出
孔を設けたので、これら検出孔を検出する位置検出手段
は1ケ所設ければよいため、利便である。又、前記ペー
パー繰出手段を駆動する電動機には、特別な制動手段を
必要としないので、シートペーパー自動供給装置の構造
を簡素化することができる。
第1図は本発明の制御装置を備えたシートペーパー自動
供給便座の斜視図、第2図は側面図、第3図は要部の縦
断側面図、第4図は同じく縦断背面図、第5図ないし第
7図はシートペーパーの繰出・破断動作を説明する説明
図、第8図はシートペーパーの斜視図、第9図はペーパ
ー自動繰出制御装置の電気回路図、第10図は制御装置の
動作を説明するタイミングチャート図、第11図は従来の
シートペーパー自動供給便座の概略構成図である。 12……便座、17……シートペーパー 42……ゼロクロス検出回路 43……カウンタ回路、45……速度切換回路 46……スローモード回路、47……トリガ回路
供給便座の斜視図、第2図は側面図、第3図は要部の縦
断側面図、第4図は同じく縦断背面図、第5図ないし第
7図はシートペーパーの繰出・破断動作を説明する説明
図、第8図はシートペーパーの斜視図、第9図はペーパ
ー自動繰出制御装置の電気回路図、第10図は制御装置の
動作を説明するタイミングチャート図、第11図は従来の
シートペーパー自動供給便座の概略構成図である。 12……便座、17……シートペーパー 42……ゼロクロス検出回路 43……カウンタ回路、45……速度切換回路 46……スローモード回路、47……トリガ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 久義 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機 株式会社内 (72)発明者 藤井 庄吉 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機 株式会社内 審査官 三輪 学 (56)参考文献 特開 昭60−3668(JP,A) 実開 昭60−155399(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】シートペーパーを便座上に所定の長さ繰出
すように制御する制御装置に、前記シートペーパーに穿
孔された検出孔を検出する位置検出手段と、前記位置検
出手段の検出結果に応じてシートペーパーの繰出速度を
減速させる速度切換手段とを具備させ、前記速度切換手
段は、前記位置検出手段が第1の検出孔を検出するとシ
ートペーパーの繰出速度を低下させ、前記位置検出手段
がシートペーパーの切断位置を超えて穿孔した第2の検
出孔を検出するとシートペーパーの繰出しを停止するよ
うに構成したことを特徴とするシートペーパーの自動繰
出制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62334204A JP2652179B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | シートペーパーの自動繰出制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62334204A JP2652179B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | シートペーパーの自動繰出制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01175820A JPH01175820A (ja) | 1989-07-12 |
JP2652179B2 true JP2652179B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=18274704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62334204A Expired - Lifetime JP2652179B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | シートペーパーの自動繰出制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2652179B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12064063B2 (en) | 2019-09-23 | 2024-08-20 | Gpcp Ip Holdings Llc | Automated toilet seat cover dispenser |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5691919A (en) * | 1995-02-28 | 1997-11-25 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | System and method for collecting data on tissue consumption |
CA2380190C (en) * | 2001-07-05 | 2005-09-13 | Yen Sun Technology Corp. | Tissue paper dispenser with a device for separating a roll of tissue paper and method thereof |
JP2006236257A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-07 | Casio Comput Co Ltd | 投影装置、投影システム、投影装置の制御方法及びプログラム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60155399U (ja) * | 1984-03-28 | 1985-10-16 | 株式会社 前川製作所 | 便座用カバ−供給装置 |
-
1987
- 1987-12-29 JP JP62334204A patent/JP2652179B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12064063B2 (en) | 2019-09-23 | 2024-08-20 | Gpcp Ip Holdings Llc | Automated toilet seat cover dispenser |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01175820A (ja) | 1989-07-12 |
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---|---|---|
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