JPH0467849B2 - - Google Patents

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JPH0467849B2
JPH0467849B2 JP3129688A JP3129688A JPH0467849B2 JP H0467849 B2 JPH0467849 B2 JP H0467849B2 JP 3129688 A JP3129688 A JP 3129688A JP 3129688 A JP3129688 A JP 3129688A JP H0467849 B2 JPH0467849 B2 JP H0467849B2
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JP
Japan
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circuit
sheet paper
paper
toilet seat
terminal
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JP3129688A
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JPH01207024A (ja
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Mitsuhiro Higuchi
Akio Fujii
Hisayoshi Oota
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AICHI DENKI KK
TOTO KIKI KK
Original Assignee
AICHI DENKI KK
TOTO KIKI KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は洋式便器の便座上を衛生的に被う使い
捨てのシートペーパーを自動的に供給することが
できる便座に係り、特に、シートペーパーロール
から巻戻されたシートペーパーを常に所定の長さ
だけ便座上に繰出すことができるようにしたシー
トペーパーの自動繰出制御装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、ホテルやレストランあるいは一般家庭等
において洋式便器が多数使用されるようになつて
きた。この洋式便器は、便器に起伏自在に取付け
た便座に座つて使用する関係上、便座は常に衛生
的であることが望ましい。このため、一般家庭で
は汚水等の飛沫が付着して不衛生になりがちな便
座に、布製カバーを定期的に交換しながら取付け
て便座が不衛生となるのを防いでいるが、布製カ
バーは便座の衛生状態を良好に維持するというよ
り、むしろ便座に座つたとき、冷たいと感じるの
を解消するために使用していることが多い。従つ
て、布製カバーを便座に取付けることは、逆に、
汚水の付着を見過しやすく、かえつて不衛生状態
を助長するおそれがあつた。一方、ホテルやレス
トラン、あるいは、各種交通機関等不特定多数の
人が利用する公共的な場所に設置されている洋式
便器は、一般家庭と異なり便座カバーは全く使用
されていないのが通例であり、かつ、便座に汚水
の飛沫が直接付着するという点では、布製カバー
を取付けたときと同様であり、しかも、このよう
な便座を不特定多数の人間が利用することは、公
衆衛生上大きな問題であり、今日、公共的な場所
に設置されている洋式便器を衛生的に使用したい
という願望が日増に高まつている。
前記問題点に鑑み最近では、実開昭60−155399
号公報に見受けられるように、シートベーパーを
電動駆動するローラによつて便座上に定量繰出
し、このシートペーパーを介して便座に着座する
ようにしたものが提案されており、その概略構造
を第11図により説明する。1は便器で、2は便
器1上に起伏自在に取付けた便座、3は用紙ホル
ダーで、便座2上面を被うシートペーパー4aを
繰出すシートペーパーロール4が回転可能に収納
されている。5はホルダー3から繰出したシート
ペーパー4aを便座2上に送出して所定長さに切
断する送出切断部で、取付ベース5aにガイドロ
ーラ6と、シートペーパー4aを挟持して送出す
る1組の送出ローラ7a、7bと、シートペーパ
ー4aを切断する切断刃8a、8bとを取付け、
送出ローラ及び切断刃を個別に図示しない電動機
と駆動連結して構成されており、シートペーパー
4の繰出に際しては、電動機により送出ローラ7
a,7bを駆動してシートペーパー4を便座2上
に所定の長さ繰出したとき、これを例えば、光電
的に読取つてシートペーパーの繰出しを停止し、
つづいて、電動機により切断刃8aを駆動し、前
記シートペーパー4を切断していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記のシートペーパー繰出構造においては、シ
ートペーパー4aが便座2上にあらかじめ設定さ
れた長さ分だけ繰出された時点で、その長さを、
例えば、光電的な検出手段で検出し、送出ローラ
7a,7bの駆動を停止させてシートペーパー4
aの繰出しを終えていた。しかし、シートペーパ
ー4aをある程度の速度で繰出すために、それに
相当する回転数で回転している電動機の通電を急
に断つたとしても、電動機は特別な制動手段が講
じられていない限り、慣性によつてしばらく回転
を続けることが多い。
従つて、例え、シートペーパー4aの繰出し長
を定位置で検出したとしても、電動機は直ちに回
転を停止することができず、シートペーパー4a
は必要以上の長さ繰出されてしまい、非常に不経
済であつた。この場合、シートペーパー4aの繰
出し長を定位置の手前で検出するようにしたり、
あるいは、電動機を機械的な制動手段で急停止さ
せることによつてシートペーパーの定量繰出しを
行うことも考えられる。しかし、前者は電動機の
慣性を正確に把握してシートペーパー4aの繰出
し長さを設定しなければならず、又、後者は制動
手段の取付スペースや経済性に難点がある等、シ
ートペーパーの定量繰出しに際しては種々の問題
点があつた。
本発明は前記の問題点に鑑み、シートペーパー
が所定の長さ繰出されたことをセンサにて検出す
るとほぼ同時に、シートペーパーの繰出ローラを
駆動する電動機を電気的に急停止させて、シート
ペーパーを所定の長さ自動的に繰出すようにした
ことを目的とするシートペーパーの自動繰出制御
装置を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、シートペーパーの繰出ローラを駆動
する電動機への通電を制御する運転制御回路と、
前記運転制御回路に電動機の駆動を制御する信号
を送出する駆動信号回路と、シートペーパーに設
けた検出孔をセンサが検出すると同時に前記駆動
信号の送出を中止させて、制動信号を前記運転制
御回路に送出する制動信号回路とを備え、ペーパ
ー検出センサがシートペーパーの検出孔を検出し
たとき、前記繰出ローラ駆動用の電動機に、運転
制御回路から交流の正の半波の一部を通電させる
ことにより直流制動をかけて、前記電動機を急停
止させるようにしたことにある。
〔作用〕
本発明は、シートペーパーが便座上に所定の長
さ繰出されたことをセンサが検出すると、直ち
に、制動信号によりシートペーパーの繰出しを行
う繰出ローラ駆動用電動機の通電制御を行つて、
この電動機に直流制動をかけて急停止させること
により、シートペーパーを便座上にあらかじめ設
定した長さだけ確実に繰出すことができるように
したことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図ないし第10図
より説明する。
第1図、第2図において、11は便器、12は
便器11の上面に載せた便座で、便器11の上面
後部に載置しコ字状をなすシートペーパー自動供
給装置(以下、供給装置という)13の箱体14
両端に便器11側に向けて突設した端子箱14
a,14bの壁体に擺動自在に取付けられてい
る。次に第3図、第4図において供給装置13の
構造を説明する。
15,15は箱体14の側壁16に枢支した支
持板で、上部側にはシートペーパーロール17が
回転自在に横架され、下部にはコ型の回動プレー
ト18が枢軸aを介して回動自在に取付けられて
いる。そして、この回動プレート18の一方の下
方端(第3図左側)には、緩衝材bを止着し、他
方の下方端には、山形状の破断突起19がシート
ペーパーロール17から繰出されたシートペーパ
ー17aの幅方向に沿つて突設されており、常時
は枢軸aに巻装したばねにより支持板15,15
に設けたストツパーc側に付勢されている。20
は繰出ローラで、一方の端部箱14a内に設置し
たペーパー送出用の電動機(以下単に電動機とい
う)21にて駆動する。22は支持板15,15
間に前記繰出ローラ20と摺接可能に横設した押
圧ローラで、シートペーパーロール17より巻戻
したシートペーパー17aを前記押圧ローラ22
に巻掛けてから繰出ローラ20との間で狭持し、
この繰出ローラ20の駆動によりシートペーパー
17aを順次箱体14の繰出口23側に送出す
る。24は回動プレート18の下側で、しかも、
繰出ローラ20と繰出口23との間に枢支軸dを
介して側壁16,16間に回動自在に取付けた可
動プレートで、上面片側には回動プレート18の
緩衝材bと接離する位置に同種の緩衝材eを設
け、この緩衝材e直下の下面には可動プレート2
4の軸方向に沿つて複数のガイドローラ25が回
転自在に取付けられる。26は前記可動プレート
24を駆動するカム部材で、第4図に示すよう
に、箱体14内に立設した軸受板27間に挿通し
た回動軸28に前記可動プレート24のガイドロ
ーラ25と摺接するように取付け、この回動軸2
8と端部箱14a内に設置した制動機構付電動機
29にて駆動する。なお、可動プレート24は枢
支軸dに巻装したばね部材によつてガイドローラ
25が常にカム部材26と摺接する方向に付勢さ
れている。
なお、第3図の中で、30は箱体14内に収容
したシートペーパーロール17上を被うカバー、
31は箱体14内の繰出口23近傍において、支
持板15,15間に横設した補強板34に取付け
たシートペーパー17aの有、無を検出する、例
えば、発光及び受光素子からなるペーパ検出セン
サである。なお、前記可動プレート24には第3
図、第5図に示すように、センサ31の発光素子
と対向する位置に光を透過させる透孔24aが穿
孔されており、シートペーパー17aが便座12
に繰出されているときは、発光素子の光がペーパ
ーにより反射して受光素子により検出されてお
り、又、繰出しが行われない場合は、光は透孔2
4aを通過して受光素子に検出されないようにな
つている。更に、便器12上にシートペーパー1
7aが繰出されたとき、そのペーパー17aを最
後部の切断端は、箱体14内において挟持された
状態で残つているので、ペーパー繰出口23の内
側に設置した前記センサ31にて便座12上に繰
出されているシートペーパー17aの検出が確実
に行える。又、第8図で示すシートペーパー17
aにおいて、32は便座12の開口部12aに匹
敵する大きさで一部を切残して設けた打抜片、3
3はセンサ31によつて検出される検出孔で、シ
ートペーパー17aが便座12を被う長さに繰出
されたとき、前記センサ31が検出孔33を検出
すると、シートペーパー17aは繰出しを中止し
て、切断位置毎に設けたミシン目35を破断突起
19と繰出ローラ20との間に設定する。
更に、第1図において、36は電源スイツチ、
37はペーパー繰出スイツチ、38は電源ランプ
であり、前記電源スイツチ36は使用中は特に必
要としないので、端部箱14a上に設ける代り
に、その裏面側に取付けるようにしてもよい。
又、第2図に示す39は便座12に設けた着座
検出センサで、便座12を便器11上に乗載した
状態のときはオンし、利用者が便座12に着座し
たとき、あるいは便座12を起立させたときはオ
フする、例えば、マイクロスイツチのような通電
回路開閉手段を用いる。
次に、シートペーパー17aを常に所定の長さ
繰出すことができ、しかも、シートペーパー17
aのミシン目35を確実に破断位置に設定するペ
ーパー自動繰出制御装置40(以下繰出制御装置
という)の構成を第9図の電気回路図によつて説
明する。第9図において、41は電源回路で、電
源スイツチ36を介して交流電源に接続した変圧
器Trと、変圧器Trの2次側に交流入力端子を接
続した全波整流回路DBと、全波整流回路DBの
全波整流出力端子に接続した定電圧装置AVRと、
この定電圧装置AVRの入力端子に並列接続した
平滑コンデンサC1,C2とからなり、商用電源を
降圧させ全波整流を行つて定電圧化した定電圧電
源Vccを後述する各回路の動作電源として供給す
る。42は半波ゼロクロス回路で、エミツタ接地
のトランジスタT1と、そのベースにアノードを
接続した定電圧ダイオードZDとにより構成され、
前記定電圧ダイオードZDはカソードを抵抗R1
介してダイオードブリツジDBの半波整流出力端
子と接続し、又、トランジスタT1のコレクタは
抵抗R2を介して定電圧電源Vccに接続され、電源
回路41から入力される半波整流波が、ゼロクロ
スする点より定電圧ダイオードZDのツエナ電圧
分だけ高い位置で立上がり・立下るパルス波形の
ゼロクロス信号を、トランジスタT1のコレクタ
と抵抗R2の接続点から出力する。43は駆動信
号回路で、アンド回路Aと、Dタイプの二つのフ
リツプフロツプ回路(以下、FF回路という)F1
F2とによつて構成され、アンド回路Aの入力端
の一方は、別に設けた電動機29の駆動制御装置
47を介して着座検出センサ39を備えた着座検
出回路39a及びペーパー繰出スイツチ37に接
続し、他方はペーパー検出センサ31を内蔵した
後述するペーパー検出回路44の出力端にノツト
回路Nを介して接続されている。又、アンド回路
Aの出力端はFF回路F1のクロツク端子CP1と接
続し、又、この回路F1のデータ端子D1は定電圧
電源Vccに接続し、かつ、プリセツト端子PR1
接地され、更に、FF回路F1の出力端Q1はFF回路
F2のクロツク端子CP2と接続し、前記FF回路F2
のデータ端子D2と、プリセツト端子PR2は、前記
FF回路F1のCL1,PR1端子と同様に接続されてい
る。次に前記したペーパー検出回路44は、定電
圧電源Vccと接地間に抵抗R3、R4を介して発光
ダイオードと、このダイオードの光を受けて導通
するホトトランジスタとからなるホトカプラ(ペ
ーパー検出センサ31)にて構成され、このペー
パー検出回路44の出力端となるホトトランジス
タのエミツタと抵抗R4との接続端を、次に説明
する制御信号回路45及び前記ノツト回路Nの介
して駆動信号回路43にそれぞれ接続する。つづ
いて、前記した制動信号回路45は、3個のDタ
イプのFF回路F3,F4,F5と、これら各FF回路
F3,F4,F5と接続した抵抗R5,R6,R7とコンデ
ンサC3,C4,C5とにより構成されており、これ
ら回路F3,F4,F5は各プリセツト端子PR3
PR4,PR5を接地するとともに、FF回路F3のデ
ータ端子Dを定電圧電源Vccに接続し、クロツク
端子CP3はペーパー検出回路44の出力端に接続
し、又、クリア端子CL3をFF回路F1の出力端
と接地間に挿入接続した抵抗R5とコンデンサC3
との間に接続し、更に、出力端Q3をFF回路F1
F2のクリア端子CL1,CL2とFF回路F4のクロツク
端子CP4とにそれぞれ接続する。そして、前記
FF回路F4のデータ端子D4は定電圧電源Vccに接
続され、クリア端子CL4は、出力端Q4と接地間に
挿入接続した抵抗R6とコンデンサC4との間に接
続するとともに、FF回路F5のデータ端子D5と接
続している。又、FF回路F5のクロツク端子CP5
は半波ゼロクロス回路42の出力端に接続し、ク
リア端子CL5は、出力端Q5と接地間に挿入接続し
た抵抗R7とコンデンサC5との間で接続し、更に、
出力端Q5は次に説明する運転制御回路46を要
部を構成するオア回路ORの一方の入力端に接続
される。そして、前記運転制御回路46は、入力
端をFF回路F2,F5の各出力端Q2,Q5にそれぞれ
接続したオア回路ORと、このオア回路ORの出
力端に抵抗R8を介してベースを接続したエミツ
タ接地のトランジスタT2と、このトランジスタ
T2のコレクタにカソードを接続してアノード側
を、抵抗R9を介して定電圧電源Vccに接続した発
光ダイオードD及び交流電源と電動機21間に直
列に挿入接続したホトサイリスタThからなるホ
トカプラPCとによつて構成される。
次に、動作について説明する。
シートペーパー17aの繰出しを行う前は、第
5図に示すように、箱体14の繰出口23を可動
プレート24にて閉鎖し、汚水が箱体14なに浸
入するのを防ぐ。このような状態で電源スイツチ
36を投入すると、電源回路41の出力端から定
電圧電源Vccが各回路に供給されて、又、半波ゼ
ロクロス回路42の出力端からは、ゼロクロス点
よりわずかに高い位置で立上り・立下るパルス波
形の信号(第10図42参照)が制御信号回路4
5に入力される。そして、前記通電によりペーパ
ー繰出スイツチ37を投入しない場合は、ペーパ
ー自動繰出制御装置40における駆動信号回路4
3を構成するアンド回路Aの前記繰出スイツチ3
7と接続する一方の入力端は、他方の入力端と接
続するペーパー検出回路44からの出力(“H”
又は“L”)レベルに関係なく、“L”レベルであ
り、これにより、アンド回路Aの出力端も“L”
レベルとなつている。このとき、FF回路F1のク
ロツク端子CP1及び出力端Q1は“L”レベル、
又、FF回路F2の出力端Q2も“L”レベルとなつ
ており、駆動信号回路43から運転制御回路46
には駆動信号が出力されない。(なお、本実施例
では、ペーパー繰出スイツチ37を投入した場
合、駆動制御装置47によつて一定時間アンド回
路Aの出力端が“H”レベルとならないように設
定されている。) 前記FF回路F1の出力端Q1が“L”の場合、Q
は“H”レベルであり、抵抗R5を介してコンデ
ンサC3を充電し、FF回路F3のクリア端子CL3
“H”レベルに維持している関係上、このFF回路
F3のクロツク端子CP3にペーパー検出回路44か
らの出力が入力されても、出力端子Q3は“L”
レベルとなつている。又、FF回路F4のクロツク
端子CP4、出力端Q4、FF回路F5のデータ端子D5
はすべて“L”レベルになつており、前記FF回
路F5のクロツク端子CP5に、半波ゼロクロス回路
42よりパルス信号が常時入力されていても、デ
ータ端子D5が“L”レベルになつているので、
出力端Q5は“L”レベルのままであり、運転制
御回路46に制御信号は出力されない。このた
め、運転制御回路46のトランジスタT2はオフ
しており、従つて、電動機21の通電回路もオフ
し、電動機21駆動しない。
次にシートペーパー17aの繰出しにあたり、
ペーパー繰出スイツチ37を投入すると、着座検
出回路39aは、便座12を起立したり、着座し
ない限り閉路(着座検出センサ39がオンしてい
る)しており、スイツチ37(第10図37参
照)の出力は、駆動制御装置47に入力されて、
最初に電動機29を起動すると同時に、前記制御
装置47にて、これと接続するアンド回路Aの入
力端を“H”レベルとならないよう制御してい
る。前記電動機29の起動によりカム部材26が
回動し、可動プレート24を第5図の状態から第
3図に示すように、繰出口23を開放してペーパ
ー送出路48と平行となるまで回動させると、電
動機29は制御装置47からの指令により一旦停
止して、アンド回路Aの入力端を“H”レベルに
立上げる。この際、シートペーパー17aは第5
図に示すように、繰出ローラ20から少しペーパ
ー送出路48内に入つたところに位置しているた
め、ペーパー検出センサ31の発光ダイオードの
光が可動プレート24の透孔24aを通過し、ホ
トトランジスタに受光されない。このため、ペー
パー検出回路44の出力端は“L”レベルである
が、ノツト回路Nにて反転し、“H”レベルの信
号がアンド回路Aに入力される。これにより、ア
ンド回路Aの出力端は“H”レベルとなり(第1
0図A参照)、FF回路F1のCP1端子にパルスの立
上り信号が入力されて、その出力端Q1→FF回路
F2のCP2端子→出力端Q2を経て駆動信号回路43
から運転制御回路46に“H”レベルの信号を出
力する(第10図43参照)、一方、FF回路F1
出力端は、“L”レベルとなり、コンデンサC3
は抵抗R5を介して放電を開始する。放電時間は
C3R5定数で設定する。そして、前記運転制御回
路46に“H”レベルの信号が入力されると、オ
ア回路ORの出力端から“H”レベルの信号が抵
抗R8を介してトランジスタT2のベースに流れて
これをオン状態にする。ことため、トランジスタ
T2のコレクタに接続した発光ダイオードDが発
光してホトサイリスタThを導通させる。即ち、
ホトカプラPCがオン状態となり、商用周波数の
交流電源が電動機21に通電されてこれを起動す
る(第10図21の入力参照)。
電動機21の起動により繰出ローラ20が駆動
すると、シートペーパーロール17から巻戻され
て前記繰出ローラ20と押圧ローラ22とに挟持
されているシートペーパー17aは、第3図に示
すように、可動プレート24上に移動しながら繰
出口23から順次便座12上に繰出される。シー
トペーパー17aの繰出開始後、シートペーパー
17aの先端がペーパー検出センサ31の下側を
通ると、前記センサ31はこれを検出してオン
し、ペーパー検出回路44の出力が“H”レベル
に立上り、制動信号回路45のFF回路F3のクロ
ツク端子CP3に入力される(第10図44参照)。
しかし、この時点ではコンデンサC3が充分放電
されていないので(コンデンサC3の放電時間は、
シートペーパー17aの繰出時からセンサ31に
よつてシートペーパー17aの先端部を検出する
までの間に放電が終了しないようにC3R5定数を
設定する)、FF回路F3のクリア端子CL3は“H”
レベルに維持されて、出力端Q3が“L”レベル
となつており、制動信号回路45は作動しない
(第10図F4参照)。従つて、電動機21は駆動
を続け、繰出ローラ20によつてシートペーパー
17aの繰出しを継続する。そして、シートペー
パー17aが所定の長さ便座12上に繰出され
て、ペーパー検出センサ31によりシートペーパ
ー17aの検出孔33を検出すると(第10図4
4参照)、再度パルスの立上り信号が、ペーパー
検出回路44から制動信号回路45のFF回路F3
のクロツク端子CP3に出力される(第10図44
参照)。この時点ではコンデンサC3は放電を終
え、FF回路F3のクリア端子CL3は“L”レベル
となつている。この結果、FF回路F3の出力端Q3
は“H”レベルになり、FF回路F2のクリア端子
CL2を“H”レベルとするため、出力端Q2
“L”レベルとなつて駆動信号の送出を中止する。
この際、クリア端子CL1も“H”レベルなり、こ
の時点で駆動信号回路43を構成するFF回路F1
F2は初期状態にリセツトされる。一方FF回路F3
の出力端Q3が“H”レベルとなるため、FF回路
F4のクロツク端子CP4にはパルスの立上り信号が
入力されて、その出力端Q4“H”レベルにする
(第10図F4参照)。そして、FF回路F4の出力端
Q4から出力される信号によつてFF回路F5のデー
タ端子D5が“H”レベルのとき、半波ゼロクロ
ス回路42からのパルスの立上り信号が、FF回
路F5のクロツク端子CP5に入力すると、出力端Q5
が“H”レベルとなつて制動信号を運転制御回路
46に出力する(第10図の45参照)。この際、
コンデンサC5は小さなC5R7定数で充放電するよ
うに設定されているので、直ちにFF回路F5のク
リア端子CL5を“H”レベルにして出力端Q5
“L”レベルに戻す。前記出力端Q5が“L”レベ
ルになると、コンデンサC5は抵抗R7を介して放
電され、クリア端子CL5を“L”レベルに戻す。
そして、クロツク端子CP5に半波ゼロクロス回路
42から次のパルス信号が入力されると、出力端
子Q5を“H”レベルにして制御信号を出力する
という動作を順次繰返す。制御信号の出力時間
は、出力端Q4が“H”レベルとなつてからコン
デンサC4が抵抗R6を介して充電されて、クリア
端子CL4を“H”レベルとするまでの時間であ
る。
このように、ペーパー検出センサ31により検
出孔33を検出すると、駆動信号の送出が中止さ
れ、逆に、制動信号が運転制御回路46に入力さ
れる。運転制御回路46のトランジスタT2は間
欠的にオン状態となる。このため、電動機21に
は交流電源が間欠的に通電される。この場合、制
動信号が運転制御回路46に出力されるタイミン
グは、半波ゼロクロス回路42から出力するパル
ス信号と同期して出力されるため、電動機21に
は、正弦波の性の半波の一部が通電されるのみで
(第10図21の入力参照)あたかも、電動機2
1のコイルに直流を通電させたような状態となつ
て電動機21に制動がかかり、電動機21は急停
止する。即ち、電動機21はシートペーパー17
aの検出孔33を検出した直後に停止する(検出
孔33がペーパー検出センサ31の検出地点を通
過した直後)。前記のように、駆動中の電動機2
1に正弦波の正の半波が通電されると、コイルに
直流が通電された状態となつて電動機21の回転
子側に交流電圧が発生して交流(渦電流)が流れ
ることとなるが、この発生電力は前記回転子側で
熱として消費され、大きな制動トルクが生じ、こ
れにより、電動機21は直流制動がかけられた状
態となつて急停止する。
そして、前記したように、FF回路F3の出力端
Q3が“H”レベルとなると、FF回路F1のクリア
端子CL1が“H”レベルとなり、出力端も
“H”レベル(Q1は“L”レベル)となつて、抵
抗R5を介してコンデンサC3を充電する。これに
より、FF回路F3のクリア端子CL3が“H”レベ
ルに達すると、出力端Q3は“L”レベルにかわ
る。この結果、制動信号回路45の各FF回路F3
〜F5はすべて初期状態にリセツトされる。即ち、
ペーパー自動繰出制御装置40をリセツトする。
このようにしてシートペーパー17aの繰出し
を行なうことにより、第2図のように、便座12
上に所定長さのシートペーパー17aを敷くこと
ができるとともに、ミシン目35を繰出ローラ2
0と、破断突起19との間において正確に設定す
ることができる。
シートペーパー17aが便座12上に繰出され
ると、再度、駆動制御装置47からの指令により
電動機29を起動し、カム部材26を第3図にお
いて時計方向に回動させて可動プレート24を、
ガイドローラ25を介して枢支軸dを中心にして
反時計方向に回動する。可動プレート24の回動
に伴い、緩衝材e側に位置するシートペーパー1
7aを、第6図のように持ち上げて、可動プレー
ト24の緩衝材eと回動プレート18の緩衝材b
との間で挟持する。この状態で可動プレート24
はカム材26により更に回動し、回動プレート1
8を枢軸aを中心として第6図の時計方向に回動
させて破断突起19によりシートペーパー17a
を部分的に押圧する。そして、カム部材26が最
も上昇する位置近くまで回動すると、シートペー
パー17aは繰出ローラ20と可動プレート24
との間において大きなテンシヨンが与えられると
同時に、可動プレート24の回動により回動プレ
ート18は前記可動プレート24側に更に回動
し、これにより破断突起19がシートペーパー1
7aを部分的に強く押圧するため、シートペーパ
ー17aは大きなテンシヨンが加えられているこ
とと相まつて、破断突起19近くのミシン目35
が、破断突起21の押圧力に耐えきれず、その部
分から順次引裂かれる。これにより、シートペー
パー17aはミシン目35の位置から円滑に破断
することができる。破断後は駆動制御装置47の
指令により電動機29は一旦停止する。このた
め、シートペーパー17aは第7図のように、可
動、回動プレート24、18により破断した端部
が箱体14内において挟持された状態で便座12
上に繰出されることとなる。
このあと、利用者はシートペーパー17aの打
抜片32を便器11内に垂下させて着座し、用足
しを行う。この場合、シートペーパー17aは前
記のように箱体14内で挟持されているので、体
を少しばかり動かしても移動しない。
又、利用者が便座12に座つて用足しを行なつ
ているときは、着座検出回路39aに設けた着座
検出センサ39がオフしているため、誤つて、ペ
ーパー繰出スイツチ37を押しても、ペーパー自
動繰出制御装置40は作動せず、シートペーパー
17aが不意に繰出されることはない。
用足し後、利用者が便座12から離れると、着
座検出センサ39にて利用者が離座したことを検
出し、これにより駆動制御装置47から電動機2
9を起動させる指令によつてカム部材26が回動
し、可動プレート24を原位置、即ち、第5図の
ように繰出口23を閉鎖させる方向に回動させ
る。又可動プレート24の原位置側への移動に伴
い回動プレート18もばねの付勢力によりストツ
パーcと当接する位置まで戻る。なお利用者が便
座12から離れるとき、シートペーパー17aは
箱体14内で挟持されているので、臀部にまつわ
りつくことはない。しかし、可動プレート24の
原位置復帰により挟持が解けると、洗浄装置の操
作によつて便器11内を洗浄する洗浄水の水勢に
より、シートペーパー17aの打抜片32を便器
11内に引きずり込み汚水とともにシートペーパ
ー17aを排水する。可動プレート24が原位置
に戻ると駆動制御装置47の指令にて電動機29
は停止する。
引続いてシートペーパー17aの繰出しを行う
場合は、前記と同様の操作を行うことにより、便
座12上に常に所定長さのシートペーパー17a
を自動的に繰出すことができる。
なお、便座12上に繰出されたシートペーパー
17aが汚損していたり、破れていたりして使用
できない場合に、次のシートペーパー17aを繰
出すときは、ペーパー繰出スイツチ37を再投入
すると駆動制御装置47からの指令で電動機29
が起動し、可動プレート24を、第7図で示す状
態(シートペーパー17aの端部を回動プレート
18との間で挟持している状態)から第5図で示
すように、繰出口23を閉鎖する方向に回動して
シートペーパー17aの挟持を解く(原位置に復
帰する)。この状態で、汚損したシートペーパー
17aを便座12から除去し、再度ペーパー繰出
スイツチ37を投入すると、ペーパー検出センサ
31は便座12上にシートペーパー17aが繰出
されていないことを検出しているため、ペーパー
自動繰出制御装置40は作動して次のシートペー
パー17aを前記同様、便座12上に繰出す。
又、便座12上に繰出されているシートペーパ
ー17aを便座12から除去しないで、ペーパー
繰出スイツチ37を投入しても、ペーパー検出セ
ンサ31は、便座12上に繰出されたシートペー
パー17aの箱体14内に残つている部分を検出
して、駆動信号回路43の入力端を“L”レベル
に保持しているので、電動機21は起動せず、こ
れにより、シートペーパー17aが不意、不要に
繰出されたりする無駄や悪戯を防止することがで
きる。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明したように、シートペーパー
の繰出中は、ペーパー繰出ローラ駆動用の電動機
を通常のペーパー繰出速度で運転制御させるため
の駆動制御手段と、シートペーパーが所定の長さ
繰出されたことをセンサが検出すると、直ちに、
電動機に交流の正の半波の一部を通電させて、電
動機自体に直流制動(電磁制動)をかけて急停止
させるための制動制御手段とを備えて構成されて
いるだけであるため、ペーパー自動繰出制御装置
の構成が簡素化できるとともに、シートペーパー
の繰出し長さを常に一定に維持することが可能と
なり、シートペーパーの無駄な繰出しを確実に阻
止することができる。又、前記電動機は、シート
ペーパーが所定の長さ繰出されると、ほとんど間
髪を入れることなく瞬間的に停止させることがで
きるので、電動機の停止時に慣性が生じることは
ほとんどなく、シートペーパーの繰出し作業を迅
速、確実に行うことができる。更に、シートペー
パーの繰出量を定量化することにより、シートペ
ーパーを破断するためのミシン目を確実に破断位
置に設定することができるので、シートペーパー
の破断作業を円滑、良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のシートペーパー自動供給便座
の斜視図、第2図は側面図、第3図は要部の縦断
側面図、第4図は同じく縦断背面図、第5図ない
し第7図はシートペーパーの繰出・破断動作を説
明する説明図、第8図はシートペーパーの斜視
図、第9図はペーパー自動繰出制御装置の電気回
路図、第10図はペーパー自動繰出制御装置の動
作を説明するタイミングチヤート図、第11図は
従来のシートペーパー自動供給便座の概略構成図
である。 12……便座、17a……シートペーパー、2
0……ペーパー繰出ローラ、21……電動機、4
0……ペーパー自動繰出制御装置、43……駆動
信号回路、45……制動信号回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シートペーパーロールより巻戻しされたシー
    トペーパーを、便座上に所定の長さ繰出すように
    制御する制御装置に、シートペーパーが所定の長
    さ繰出されたとき、繰出ローラ駆動用電動機に交
    流の正の半波の一部を通電させる制動制御手段を
    具備させたことを特徴とするシートペーパーの自
    動繰出制御装置。
JP3129688A 1988-02-13 1988-02-13 シートペーパーの自動繰出制御装置 Granted JPH01207024A (ja)

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JPH01207024A JPH01207024A (ja) 1989-08-21
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