JP3000432B2 - トイレットペーパーオートフィーダ - Google Patents

トイレットペーパーオートフィーダ

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JP3000432B2
JP3000432B2 JP8115227A JP11522796A JP3000432B2 JP 3000432 B2 JP3000432 B2 JP 3000432B2 JP 8115227 A JP8115227 A JP 8115227A JP 11522796 A JP11522796 A JP 11522796A JP 3000432 B2 JP3000432 B2 JP 3000432B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレットペーパ
ーをロールから自動的に繰り出して切断するトイレット
ペーパーオートフィーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特公平6−59268号公
報及び特開平3−264016号公報に開示されている
トイレットペーパーオートフィーダでは、ロールから繰
り出されて垂下するトイレットペーパーを切断する切断
部が、板状のナイフ型可動刃と固定刃とを用い、可動刃
を固定刃に向かって移動させてトイレットペーパーを挟
んで切断する構造になっている。その切断の際に、トイ
レットペーパーは単に垂れ下がっているだけで、可動刃
及び固定刃の周辺で自由に揺動できるようになってい
る。
【0003】しかし、トイレットペーパーは、薄く柔軟
で帯状に長く、通常の鋏により手操作で切ることでさえ
なかなか難しいのに、トイレットペーパーに向かってナ
イフ型可動刃を自動的に一方向に移動させて固定刃とで
挟み切ろうとしても、トイレットペーパーは垂れ下がっ
て自由に揺動できる状態になっているので、薄く柔軟な
トイレットペーパーをナイフ型可動刃で単に押すだけと
なったり、幅員の途中までしか切れなかったりすること
が多い。トイレットペーパーが複数枚重ねになっている
と、ペーパー同士が重なった状態でずれるため、切断不
良が一層多くなる。
【0004】また、上記特公平6−59268号公報に
開示のものでは、トイレットペーパー受け部を、垂直背
面と、該背面から所定長さまで前方へ延出する底面と、
該底面から所定高さまで上方へ延出する前面とで断面U
状に形成し、垂直に垂下してくるトイレットペーパー
を、トイレットペーパー受け部の底面で受け止めながら
前面と背面とで前後に拘束することにより、トイレット
ペーパーを自動的に折り畳めるようにしている。
【0005】しかし、トイレットペーパーを単に真っ直
ぐ垂下させ、そのまま受け止めながら前後に広がるのを
拘束するだけでは、一律に折り畳むことができなく、折
り畳みの前後長さが区々になったり、ある部分は折り畳
みの重ね枚数が極端に多いのに、他の部分は極端に少な
いというようなことになる。また、トイレットペーパー
受け部の前面が底面から立ち上がっているため、トイレ
ットペーパーの取り出しが面倒である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、トイ
レットペーパーの切断を確実に行えるトイレットペーパ
ーオートフィーダを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明のトイレットペーパーオートフィーダは、基
本構造として、本体1と、この本体1に開閉自在に装着
された前扉2と、トイレットペーパーロール10を着脱
自在に回転支承するため本体1に設けられたペーパーホ
ルダ11と、本体1側に設けられてモータ17により駆
動される駆動フィードローラ16と、前扉2に設けら
れ、これを閉じたとき駆動フィードローラ16とでトイ
レットペーパー15を挟んでトイレットペーパーロール
10からトイレットペーパー15を繰り出す従動フィー
ドローラ19と、駆動フィードローラ16と従動フィー
ドローラ19とによって繰り出されたトイレットペーパ
ー15を切断するため前後動可能に本体1内に設けられ
た横長のカッタ35とを有するトイレットペーパーオー
トフィーダにおいて、次のないしのような構成を採
用したことに特徴がある。
【0008】 上部部材23Aと下部部材23Bとか
らなる扉側ペーパー押さえ23を、上部部材23Aは固
定、下部部材23Bは上下動可能として前扉2に装着し
たこと。 同じく上部部材22Aと下部部材22Bと
からなる本体側ペーパー押さえ22を、扉側ペーパー押
さえ23の上部部材23A及び下部部材23Bとで上下
それぞれトイレットペーパー15を挟圧するため上下両
部材22A・22Bとも同時に前後動可能とし、また下
部部材22Bは上部部材22Aに対して上下動可能とし
て本体1に装着したこと。 本体側ペーパー押さえ2
2の上部部材22A及び下部部材22Bは、それぞれ弾
性材44により前板43に弾性をもたせ、トイレットペ
ーパー15の挟圧時に弾性材44が圧縮して前板43で
トイレットペーパー15を扉側ペーパー押さえ23の上
部部材23A及び下部部材23Bに押し付ける構造とし
たこと。 カッタ35を鋸歯状として、本体側ペーパ
ー押さえ22の上部部材22Aと下部部材22Bとの間
で上部部材22Aに固定し、トイレットペーパー15の
挟圧時に弾性材44が圧縮することにより、該鋸歯状カ
ッタ35が、本体側及び扉側の上部部材22A・23A
と本体側及び扉側の下部部材22B・23Bとの間でト
イレットペーパー15に食い込むようにしたこと。
本体側ペーパー押さえ22の上部部材22A及び下部部
材22Bを同時に前後動させ、前進時には、本体側ペー
パー押さえ22の上部部材22A及び下部部材22Bを
扉側ペーパー押さえ23の上部部材23A及び下部部材
23Bに圧接させて、鋸歯状カッタ35をトイレットペ
ーパー15に食い込ませた後、本体側ペーパー押さえ2
2の下部部材22Bを下降させ、これに随伴して扉側ペ
ーパー押さえ23の下部部材23Bも下降させることに
より、トイレットペーパー15を引き裂いて上下に分離
するカッタ駆動機構を本体1に装着したこと。
【0009】
【作用】本発明のトイレットペーパーオートフィーダに
よると、トイレットペーパーが、本体側の駆動フィード
ローラと扉側の従動フィードローラとに挟まれてトイレ
ットペーパーロールから繰り出された後、カッタ駆動機
構が駆動すると、鋸歯状カッタと本体側ペーパー押さえ
とが前進し、本体側ペーパー押さえと扉側ペーパー押さ
えとでトイレットペーパーを挟圧した状態で、鋸歯状カ
ッタが更に前進してトイレットペーパーに食い込みなが
らこれを切断する。その際、本体側及び扉側のペーパー
押さえの下部部材が、トイレットペーパーを挟圧したま
まカッタ駆動機構により下降されると、鋸歯状カッタに
よる切断が不完全でも、トイレットペーパーは強制的に
引き裂かれるように上下に分離される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。
【0011】図1及び図2に示すように、本実施例のト
イレットペーパーオートフィーダは、箱状の本体1に、
その前面の一部を開閉する前扉2と、上面から前面の一
部までを開閉する上扉3とを蝶着し、また本体1の後部
に垂設した左右のガイドロッド4に、ペーパートレイ5
を上下位置調整自在に架設している。本体1の前面に
は、ペーパーフィードスイッチ6、カッタスイッチ7が
設けられているほか、芳香吹き出し口8が形成され、ま
た芳香剤交換蓋9が着脱自在に取り付けられている。前
扉2は、本体1に対して閉じた状態をロック機構2aで
ロックできるようになっている。本トイレットペーパー
オートフィーダは、電源として、家庭の屋内配線のコン
セントからの交流電源、又は内蔵電池のいずれも使用可
能になっている。また、本体1の背板を利用してトイレ
の壁面等に取り付ける(例えばネジ止め)ことができ
る。
【0012】本体1内の上部は、図3に示すように、ト
イレットペーパーロール10を着脱自在に回転支承して
収納するペーパーホルダ11となっている。すなわち、
本体1内には、トイレットペーパーロール10の最大巻
取り径に合わせた曲率で湾曲するペーパー案内板12が
設けられ、このペーパー案内板12と本体1の左右内壁
面と上扉3とでペーパー収納室13が形成される。ま
た、このペーパー収納室13の左右内壁面には、トイレ
ットペーパーロール10を回転支承する1本又は左右2
本の軸14が装着されている。この軸14は、トイレッ
トペーパーロール10を公知の構造により着脱自在に支
承できるようになっている。トイレットペーパーロール
10から引き出されたトイレットペーパー15は、ペー
パー案内板12に案内されてその前縁12aから垂下す
る。その垂下位置は、トイレットペーパーロール10の
径が小さくなっても一定である。上扉3は、ペーパー収
容室13内を外部から透視できるように半透明樹脂製と
なっている。
【0013】本体1の内部には、ペーパー案内板12の
前縁12aの下方において横長の駆動フィードローラ1
6が水平に軸支されている。この駆動フィードローラ1
6は、本体1内に設置されたモータ17の回転を、図4
及び第4図に示すようにベルト18を介して伝達され
る。一方、前扉2の背面には、横長の従動フィードロー
ラ19が回転自在に軸支され、前扉2を閉じるとこの従
動フィードローラ19が駆動フィードローラ16に圧接
して上記のように垂下しているトイレットペーパー15
を挟む。
【0014】従って、駆動フィードローラ16がモータ
17により回転されると、従動フィードローラ19も回
転して駆動フィードローラ16とでトイレットペーパー
15を挟んだまま下方へ繰り出す。その繰り出しは、ペ
ーパーフィードスイッチ6を手で押してオン状態を継続
した時間だけモータ17を駆動させることにより、任意
の長さだけ繰り出すようにしても、またペーパーフィー
ドスイッチ6を押すとタイマの働きにより所定時間だけ
モータ17が駆動して所定長さだけ繰り出されようにし
てもよい。
【0015】このように繰り出されるトイレットペーパ
ー15は、本体1側の機構と前扉2側の機構との協働に
よって上下二個所において前後両側から挟圧した状態で
切断されるもので、次にその機構について説明する。図
2、図3及び図4にその概要を示すように、本体1内に
は、カッタ駆動機構として、電磁石20と、この電磁石
20により回動されるカム21とが装着されているとと
もに、上部部材22Aと上部部材22Bとに分割した横
長の本体側ペーパー押さえ22が装着されている。ま
た、前扉2の背面には、上部部材23Aと上部部材23
Bとに分割した横長の扉側ペーパー押さえ23が装着さ
れている。図6から図10にこれらの詳細を示す。
【0016】図6、図7(平面図)及び図9に示すよう
に、電磁石20は本体1内のフレーム24に設置されて
いるが、カム21は2個有って、フレーム24に軸受け
された共通の軸25に左右に間隔おいて固定されてい
る。この軸25と電磁石20のプランジャ26とはリン
ク27とレバー28とを介して連結され、電磁石20の
オン・オフにより左右のカム21が同時に回動される。
【0017】本体側ペーパー押さえ22は、その背面に
水平に固定された左右のガイドロッド29を、フレーム
24に水平に固定された左右のガイドパイプ30に摺動
自在に貫通させることによって前後動可能に装着されて
いる。この本体側ペーパー押さえ22を自動的に定位置
に後退復帰させるため、ガイドロッド29の外周でその
後端とガイドパイプ30の後端との間には、ガイドロッ
ド29を後方へ推進するコイルスプリング31が配置さ
れている。
【0018】カッタスイッチ7を押して電磁石20がオ
ンにするとカム21が回動し、このカム21により本体
側ペーパー押さえ22の上部部材22Aが背後から押さ
れ、上部部材22Aが下部部材22Bと共にコイルスプ
リング31のバネ力に抗して前進される。
【0019】本体側ペーパー押さえ22の下部部材22
Bは、上部部材22Aに対して垂直な複数本のガイドロ
ッド32により上下動可能に装着されている。このガイ
ドロッド32の外周にも、下部部材22Bを上方へ復帰
させるためコイルスプリング33が設けられている。ま
た、下部部材22Bの背面にはカム受けブラケット34
が設けられており、上部部材22Aが上記のようにカム
21により押された後にカム受けブラケット34がカム
21により下方へ押され、下部部材22Bが押し下げら
れて上部部材22Aから離れる(図10参照)。
【0020】また、上部部材22Aの下面には一枚の板
による鋸歯状カッタ35が水平に固定されている。この
鋸歯状カッタ35は、上部部材22Aと下部部材22B
との間で上部部材22Aと一体に前後動する。図8に示
すように鋸歯状カッタ35の歯は鋭角をなし、その尖端
は、本体側ペーパー押さえ22が図6及び図7に示すよ
うに後退しているときには、上部部材22Aと下部部材
22Bとの間でそれらの前面より突出しないようになっ
ている。
【0021】一方、扉側ペーパー押さえ23の上部部材
23Aは前扉2の背面に固定され、下部部材23Bは、
垂直なガイドプレート36とガイドローラ37とにより
上部部材23Aに対して上下動可能に装着されている。
この下部部材23Bは、スプリング38により上部部材
23Aに対する上限位置まで上方へ引き上げられるよう
になっている。この上限位置でも、上部部材23Aと下
部部材23Bとの間に本体側の鋸歯状カッタ35の歯を
受け入れることができるように、上部部材23Aの下面
には水平な溝状部39が設けられている。
【0022】図6に示すように、本体側ペーパー押さえ
22の上部部材22A及び下部部材22Bの前面と、扉
側ペーパー押さえ23の上部部材23A及び下部部材2
3Bの後面とは垂直で、本体側ペーパー押さえ22が後
退した通常の状態では、これら前面と後面とが所定の間
隔をおいて対向し、上記のように繰り出されて垂下する
トイレットペーパー15を案内できるようになってい
る。その案内をスムーズに行えるように、本体側ペーパ
ー押さえ22の上部部材22Aの上縁部40は後方へ傾
斜し、扉側ペーパー押さえ23の上部部材23Aの上縁
部41は前方へ傾斜している。
【0023】本体側の上部部材22Aが、上記のように
カム21により押されて下部部材22Bと共に前進する
と、この上部部材22Aの前面が扉側の上部部材23A
の後面に当たると同時に、本体側の下部部材22Aの前
面が扉側の下部部材23Bの後面に当たり、これらによ
りトイレットペーパー15が前後から挟圧される。この
後も上部部材22Aがカム21により更に前方へ押され
ることに利用して、トイレットペーパー15の切断を行
う構造になっている。
【0024】すなわち、本体側の上部部材22A及び下
部部材22Bは、中板42と前板43との間にゴムやス
ポンジ等の弾性材44を介在させることにより、前後に
伸縮できる構造になっている。このため、図9に示すよ
うに、これら上部部材22A及び下部部材22Bの前面
が扉側ペーパー押さえ23の上部部材23A及び下部部
材23Bに当たった後もカム21により前方へ押される
と、弾性材44が圧縮するので、鋸歯状カッタ35の歯
が、本体側の上部部材22Aの前面及び下部部材22B
の前面から突出して扉側ペーパー押さえ23の溝状部3
9に入り込む。このような動作により、トイレットペー
パー15は、前後両側から挟圧されたまま鋸歯状カッタ
35の歯の食い込みを受けて切断される。
【0025】また、この後、本体側の下部部材22B
が、図10に示すようにカム21により押し下げられる
と、この下部部材22Bと扉側の下部部材23Bとはト
イレットペーパー15を挟んで圧接しているので、扉側
の下部部材23Bも本体側の下部部材22Bに随伴して
下降する。これに対して、本体側の上部部材22A及び
扉側の上部部材22Bは、トイレットペーパー15を挟
圧したまま固定しているので、鋸歯状カッタ35により
切断されたトイレットペーパー15は強制的に引き裂か
れて上下に分離される。
【0026】電磁石20がオフになってカム21が復帰
回動すると、本体側の下部部材22Bがコイルスプリン
グ33により復帰上昇するとともに、扉側の下部部材2
3Bもスプリング38により復帰上昇する。続いて、本
体側の上部部材22A及び下部部材22Bがコイルスプ
リング31により後退し、これらの前面と扉側の上部部
材23A及び下部部材23Bの後面との間が開いて、新
たに繰り出されるトイレットペーパー15の通過を許容
できるようになる。
【0027】上記のような挟圧しながらの切断及び引き
裂きは、駆動フィードローラ16の回転を停止してトイ
レットペーパー15の繰り出しを中断した状態で行われ
る。すなわち、フィードスイッチ6を押してもトイレッ
トペーパー15の繰り出しは禁止される。なお、ペーパ
ーフィードスイッチ6とカッタスイッチ7とは1個のス
イッチで共用することもできる。
【0028】本体側ペーパー押さえ22と扉側ペーパー
押さえ23との間を通って繰り出されてくるトイレット
ペーパー15をペーパートレイ5上で折り畳むため、本
体1内に、図3から図7に示すように、板による折り畳
み部材45と、これをモータ17によって前後に揺動す
る揺動機構とが次のように装着されている。
【0029】折り畳み部材45は、本体1内の前壁近く
に軸46によって前後揺動自在に垂設されている。ま
た、本体1内にはディスククランク47が装着されてお
り、このディスククランク47と軸46とはリンク48
とレバー49とを介して連結されている。ディスククラ
ンク47にはモータ17の回転がベルト50を介して伝
達され、モータ17が回転すると折り畳み部材45は、
所定の振幅角度、つまり図3においてトイレットペーパ
ー15の垂下位置よりも少し前方で垂下する実線の状態
と後方へ傾く鎖線の状態との間を反復して前後揺動され
る。
【0030】このような折り畳み部材45の前後の反復
揺動は、駆動フィードローラ16の回転によるトイレッ
トペーパー15の繰り出しと同時に行われるので、本体
側ペーパー押さえ22と扉側ペーパー押さえ23との間
を通って垂下してくるトイレットペーパー15は、折り
畳み部材45によって前後に反復揺動されながらペーパ
ートレイ5上に落ち、このペーパートレイ5上で折り畳
み状態となる。この場合、その折り畳み長さは、折り畳
み部材45の振幅角度によって決定される。折り畳み部
材45は板であるため、駆動フィードローラ16による
トイレットペーパー15の繰り出し停止と同時に折り畳
み部材45も停止し、その停止時の角度が図3の実線で
示す垂下状態ではなく、後方へ傾いた状態であっても、
次の繰り出し時にはトイレットペーパー15が折り畳み
部材45上を滑りながら垂下するため、トイレットペー
パー15が折り畳み部材45に絡まったり、トイレット
ペーパー15が折り畳み部材45の前方へ位置して次の
折り畳みができなくなるようなことはない。
【0031】ペーパートレイ5は、図1から図3に示す
ように、底面5aと後面5bと左右側面5cとはあるが
前面及び上面が解放した塵取り状で、その底面5aの中
央をやや山形に湾曲させてある。これは、トイレットペ
ーパー15の折り畳みがスムーズに行われるようにする
とともに、折り畳まれたトイレットペーパー15の前方
からの取り出しを容易にするためである。また、ペーパ
ートレイ5は、その後壁のパイプ状部を本体1に垂設さ
れた左右のガイドロッド4に摺動自在に嵌合させ、その
摺動を止めネジ51で規制することにより、高さ調整可
能になっている。ガイドロッド4の下端には、ペーパー
トレイ5の落下を防止するストッパ4aが設けられてい
る。
【0032】本体1内の一角には、図7及び図11に示
すように、芳香室52が本体1内の他の部分とは気密に
区画形成され、更にこの芳香室52内は、通気孔53a
を有する隔壁53によって下側の芳香剤収容室52Aと
上側のファン室52Bとに分かれている。このファン室
52Bは、前出の芳香吹き出し口8から排気でき、芳香
剤収容室52Aは、芳香剤54(容器入りのものでも、
容器に入っていないもののどちらでもよい)を交換して
収容できるように、前出の芳香剤交換蓋9により開閉で
きるようになっている。ファン室52B内にはファン5
5が回転可能に装着されている。このファン55は、駆
動フィードローラ16の軸からの回転をベルト56を介
して伝達される。
【0033】よって、駆動フィードローラ16が回転し
てトイレットペーパー15が繰り出されると、同時にフ
ァン55も回転するため、芳香剤収容室52A内に溜ま
っている香気がファン室52B内に一旦吸気されてか
ら、芳香吹き出し口8より吹き出される。その吹き出し
は、駆動フィードローラ16によりトイレットペーパー
15が繰り出されている間だけ行われる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明のトイレット
ペーパーオートフィーダによれば、鋸歯状カッタと共に
本体側ペーパー押さえを前進させて、この本体側ペーパ
ー押さえの上部部材及び下部部材と扉側ペーパー押さえ
上部部材及び下部部材とで上下それぞれトイレットペー
パーを挟圧し、この上下の挟圧状態を維持したまま、鋸
歯状カッタを本体側及び扉側の上部部材と本体側及び扉
側の下部部材との間でトイレットペーパーに食い込ませ
ながら切断するので、トイレットペーパーの切断を確実
に行うことができる。本体側及び扉側のペーパー押さえ
でトイレットペーパーを上下両側で挟圧したまま、これ
らペーパー押さえの下部部材をカッタ駆動機構により同
時に下降させて上部部材から離すので、鋸歯状カッタに
よる切断が不完全でも、トイレットペーパーを強制的に
引き裂くように上下に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトイレットペーパーオートフィー
ダの一例の斜視図である。
【図2】同上において前扉と上扉とを開いた状態の斜視
図である。
【図3】本体内部の全体の概要構成図である。
【図4】本体内部の機構の一部の簡略斜視図である。
【図5】同じく側面図である。
【図6】本体側及び扉側のペーパー押さえとカッタ駆動
機構とを、一部切欠して示す側面図である。
【図7】同じく平面図である。
【図8】同じく斜視図である。
【図9】本体側及び扉側のペーパー押さえによるトイレ
ットペーパーの挟圧と鋸歯状カッタによる切断動作とを
示す側面図である。
【図10】同上におけるトイレットペーパーの引き裂き
動作を示す側面図である。
【図11】芳香発生部の概要構成図である。
【符号の説明】
1 本体 2 前扉 3 上扉 5 ペーパートレイ 10 トイレットペーパーロール 11 ペーパーホルダ 15 トイレットペーパー 16 駆動フィードローラ 17 モータ 19 従動フィードローラ 20 電磁石 21 カム 22 本体側ペーパー押さえ 23 扉側ペーパー押さえ 22A 本体側ペーパー押さえの上部部材 22B 本体側ペーパー押さえの下部部材 23A 扉側ペーパー押さえの上部部材 23B 扉側ペーパー押さえの下部部材 35 鋸歯状カッタ 45 折り畳み部材 52 芳香室 55 ファン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−220620(JP,A) 特開 平2−295526(JP,A) 特開 平2−102624(JP,A) 特開 昭54−156727(JP,A) 特開 平3−264016(JP,A) 特開 平9−206237(JP,A) 特開 昭46−17842(JP,A) 特開 平1−242019(JP,A) 特開 昭62−74324(JP,A) 実開 平5−4990(JP,U) 実開 平2−102624(JP,U) 実開 平3−101289(JP,U) 実開 昭61−100294(JP,U) 実開 昭55−16701(JP,U) 実開 平6−36492(JP,U) 実開 平2−76994(JP,U) 実開 昭47−36197(JP,U) 実開 平9−75258(JP,U) 実用新案登録3036311(JP,U) 実公 平4−19010(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 10/34 A47K 10/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体1と、この本体1に開閉自在に装着さ
    れた前扉2と、トイレットペーパーロール10を着脱自
    在に回転支承するため本体1に設けられたペーパーホル
    ダ11と、本体1側に設けられてモータ17により駆動
    される駆動フィードローラ16と、前記前扉2に設けら
    れ、これを閉じたとき前記駆動フィードローラ16とで
    トイレットペーパー15を挟んでトイレットペーパーロ
    ール10からトイレットペーパー15を繰り出す従動フ
    ィードローラ19と、前記駆動フィードローラ16と従
    動フィードローラ19とによって繰り出されたトイレッ
    トペーパー15を切断するため前後動可能に本体1内に
    設けられた横長のカッタ35とを有するトイレットペー
    パーオートフィーダにおいて、 上部部材23Aと下部部材23Bとからなる扉側ペーパ
    ー押さえ23を、上部部材23Aは固定、下部部材23
    Bは上下動可能として前記前扉2に装着したこと、 同じく上部部材22Aと下部部材22Bとからなる本体
    側ペーパー押さえ22を、扉側ペーパー押さえ23の上
    部部材23A及び下部部材23Bとで上下それぞれトイ
    レットペーパー15を挟圧するため上下両部材22A・
    22Bとも同時に前後動可能とし、また下部部材22B
    は上部部材22Aに対して上下動可能として本体1に装
    着したこと、 前記本体側ペーパー押さえ22の上部部材22A及び下
    部部材22Bは、それぞれ弾性材44により前板43に
    弾性をもたせ、トイレットペーパー15の挟圧時に弾性
    材44が圧縮して前板43でトイレットペーパー15を
    扉側ペーパー押さえ23の上部部材23A及び下部部材
    23Bに押し付ける構造としたこと、 前記カッタ35を鋸歯状として、本体側ペーパー押さえ
    22の上部部材22Aと下部部材22Bとの間で上部部
    材22Aに固定し、トイレットペーパー15の挟圧時に
    弾性材44が圧縮することにより、該鋸歯状カッタ35
    が、本体側及び扉側の上部部材22A・23Aと本体側
    及び扉側の下部部材22B・23Bとの間でトイレット
    ペーパー15に食い込むようにしたこと、 本体側ペーパー押さえ22の上部部材22A及び下部部
    材22Bを同時に前後動させ、前進時には、本体側ペー
    パー押さえ22の上部部材22A及び下部部材22Bを
    扉側ペーパー押さえ23の上部部材23A及び下部部材
    23Bに圧接させて、鋸歯状カッタ35をトイレットペ
    ーパー15に食い込ませた後、本体側ペーパー押さえ2
    2の下部部材22Bを下降させ、これに随伴して扉側ペ
    ーパー押さえ23の下部部材23Bも下降させることに
    より、トイレットペーパー15を引き裂いて上下に分離
    するカッタ駆動機構を本体1に装着したこと、 を特徴とするトイレットペーパーオートフィーダ。
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