JPH054990U - トイレツトペーパーの自動給紙切断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙切り板に手を触れることなく、必要な量の
トイレットペーパーが自動的に送り出され必要寸法で切
断されて自由に取出し使用することができるので、衛生
的で、且つ快適な気分で使用することができる。 【構成】 ホルダーケース２の前面にセンサー１を設け
る。センサー１からの出力信号で作動するモーター５と
モーター５で回動するローラー３、３を上下に平行に設
けたペーパーの送り出し機構部を設ける。センサー１か
らの信号で作動するカッター８を設ける。送り出しロー
ラー３の下側にカットペーパー溜り１１を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、トイレットペーパーの自動給紙切断装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のトイレットペーパーのホルダーは、使用者は片手でペーパーを必要量引 き出した後、他方の手で紙切り板を押さえてペーパーを引き裂き使用していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のものは、片方の手で紙切り板を押さえないとペーパーを切断することが できず、非衛生的であり、しかも鋼板の冷たい感触があたかも濡れているような 不快感をも生じる問題点を有していた。

【０００４】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、手を触れずに使用時に必要な量のペーパーが送り出 され、自動的に給紙、切断が行なわれ衛生的で且つ快適な気分で使用することの できるトイレットペーパーの自動給紙切断装置を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案におけるトイレットペーパーの自動給紙切 断装置は、ペーパーの先端側を挾持して送り出すモーターと回転ローラーとで形 成するペーパーの送り出し機構部と励磁石で作動するカッターと、送り出し機構 部およびカッター部に作動、停止用の出力信号を発信するセンサーと、ペーパー が切断後一時的に溜めるカットペーパー溜りとを設ける。

【０００６】

【作用】

センサーの前に手指をかざすと、センサーからの出力信号によりモーターが作 動し、手をかざしている間、送り出しローラーがペーパーを挾持しながら回転し てトイレットペーパーをカットペーパー溜りに必要量送り出し、センサーの感知 領域より手指を遠ざけると、モーターも停止し、カッターがソレノイドの作用で 作動し、トイレットペーパーの必要量を送り出した停止位置で切断する。 また、さらにセンサーとモーターとの回転中にカウンター回路を設けると、カ ウンターの設定値での出力信号で、モーターの回動を停止することができ、無駄 なトイレットペーパーの送り出しが防止できる。

【０００７】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 図１および図２においてセンサー１は、例えば光電スイッチを採用し、ホルダ ーケース２の前面に取付ける。 トイレットペーパーの送り出しローラー３、３…は、トイレットペーパーのロ ール４の前方に横方向に平行に２本ずつトイレットペーパーのロール４から送り 出したペーパーを挾みながら通過さす間隔をあけて上下二段に回転すべく軸受す る。 モーター５は前記センサーと結線し、センサー１からの検知出力により起動停 止を行なうモーターで、ベルト６を介して前記トイレットペーパーの送り出しロ ーラー３、３…の回転軸７に巻掛けしてトイレットペーパーの送り出しローラー ３、３…を回動する。 カッター８は例えば上下のトイレットペーパーの送り出しローラー３、３…の 略中間位置にトイレットペーパーの送り出しローラー３、３…によって下向きに 送り出されるトイレットペーパー９と直角な直方向に前記センサー１からの信号 を受けるソレノイド１０により作動させてトイレットペーパー９を切断するよう にしてもよく、また、ローラーカッターを採用してもよい。 カットペーパー溜り１１は下側のトイレットペーパーの送り出しローラー３、 ３から送り出されるペーパー９が溜る位置に前方に向かって縦断面略Ｌ字形状に 形成する。 心棒１２はホルダーケース２の側面に横方向に挿通して設ける。

【０００８】 また、図３および図４において、トイレットペーパーの送り出しローラー３、 ３…のうち前面側の送り出しローラー３、３の保持カバー１３を蝶番１４で開閉 できるように枢着するとトイレットペーパーの取換え時にトイレットペーパーの ロール４から送り出したトイレットペーパー９をローラー間に狭み易くなり、さ らに、センサー１やカッター８も保持カバー１３内に取付けてもよい。さらにト イレットペーパーの無駄な送り出しを防止するためモーター５の回路中にカウン ター回路を設けることが望ましい。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 トイレ使用時に全ての人の手が触れる非衛生的で、しかも冷たくて濡れた感触 の不快感を伴う紙切り板に一切手を触れずとも、センサーの前に手指をかざすの みで、必要量のトイレットペーパーがカットペーパー溜りに送り出され、カッタ ーで切断されて必要な長さ分のトイレットペーパーの使用が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】トイレットペーパーの自動給紙切断装置の正面
図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線上の右側面図である。

【図３】トイレットペーパーの送り出しローラー部を前
開き型とした一実施例を示す主要部の正面略図である。

【図４】図３の左側面図である。

【符号の説明】

１ センサー ２ ホルダーケース ３ 送り出しローラー ４ トイレットペーパーのロール ５ モーター ６ ベルト ７ 回転軸 ８ カッター ９ トイレットペーパー １０ ソレノイド １１ カットペーパー溜り １２ 心棒 １３ 保持カバー １４ 蝶番

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 ホルダーケース２の前面に設けたセンサ
   ー１と、センサー１からの出力信号で作動するモーター
   ５により回動する送り出しローラー３、３を上下に平行
   に設けたぺーパーの送り出し機構部と、センサー１から
   の信号で作動するカッター８と、送り出しローラー３の
   下側に設けたカットペーパー溜り１１とよりなるトイレ
   ットペーパーの自動給紙切断装置。