JPH0737361U - 容器のシール栓 - Google Patents

容器のシール栓

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JPH0737361U
JPH0737361U JP6938493U JP6938493U JPH0737361U JP H0737361 U JPH0737361 U JP H0737361U JP 6938493 U JP6938493 U JP 6938493U JP 6938493 U JP6938493 U JP 6938493U JP H0737361 U JPH0737361 U JP H0737361U
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hole
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器の開口部を確実にシールするシール栓
の、開口部への取り付けを容易にする。 【構成】 タンク1の開口部2の外形と略同一の大きさ
の外形を有する栓体12を、弾性材料から形成する。栓
体12の中心に孔部13を形成する。栓体12の孔部1
3に固定ピン14を挿通する。固定ピン14の後端部側
を、孔部13よりも大径に形成した大径部18とする。
固定ピン14の先端部を、孔部13よりも小径に形成し
た小径部16とする。固定ピン14の中間部を、先端部
側から後端部側へ向かって次第に拡径されたテーパ部1
7とする。固定ピン14の大径部18を栓体12の孔部
13へ押し込むことにより、栓体12の外形を拡大させ
て、栓体12の外周面を開口部2の内周面へ密着させて
確実なシール状態を確保する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動二輪車等の車両の燃料タンク等の容器に適応される容器のシ ール栓に係り、特に、塗装工程時等に用いられる容器のシール栓に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
一般に、図5〜図7に示すように、自動二輪車等の車両の燃料タンク1には、 その上部に、燃料の給油口等の開口部2が設けられている。 ところで、この種の燃料タンク1は、車両の製造工程時において、その内部に 、水、油、塗料、特に塗装工程時に使用する前処理液等が侵入しないように、開 口部2をシールしておく必要があり、このため、従来より、この開口部2に、図 8に示すようなシール栓3を取り付けていた。 このシール栓3は、開口部2よりも大きな外形に形成した弾性材料からなる栓 体4と、この栓体4に一体的に埋め込まれたT字型の把持部5とから構成された もので、このシール栓3の栓体4を、開口部2へ押し込むことにより、この開口 部2のシールを行なっていた。 なお、図8中符号6は、栓体4に一体に形成されたフランジ部であり、このフ ランジ部6によって、栓体4が開口部2へ入りすぎないようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記のようなシール栓3にあっては、栓体4が開口部2の径よりも 大きな外形に形成されているので、この栓体4の開口部2への押し込み作業及び 開口部2からの抜き出し作業に多大な労力を要していた。 また、開口部2への押し込み及び開口部2からの抜き出しを繰り返し行なうこ とにより、開口部2との摩擦によって栓体4が損傷してしまい、良好なシール状 態が確保されなくなる恐れがあった。 また、栓体4の開口部2への押し込み力及び開口部2からの抜き取り力を低減 させるべく、栓体4の外形を小さくすると、栓体4と開口部2の周面とのシール 性が低下してしまい、開口部2の確実なシール状態の確保ができなくなってしま うという問題があった。
【0004】 この考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、容器の開口部への取り付け及 び開口部からの取り外しが極めて容易に行なえるとともに、開口部の確実なシー ル状態を確保することが可能な容器のシール栓を提供することを目的としている 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の容器のシール栓は、開口部を有する容器 の前記開口部をシールするシール栓であって、前記開口部と略同一の大きさの外 形を有し、かつ中心に孔部が形成された弾性材料からなる栓体と、該栓体の前記 孔部よりも大径に形成され、前記開口部へ嵌合させた前記栓体の孔部へ挿入され る大径部を有する固定ピンとから構成されてなることを特徴としている。
【0006】
【作用】
そして、本考案の容器のシール栓によれば、容器の開口部に栓体を嵌め込んだ 状態にて、この栓体の孔部へ固定ピンの大径部を挿入すると、この大径部によっ て栓体が外周方向へ拡大するように弾性変形され、この栓体の外周面と開口部の 内周面とが密着されて、確実なシール状態が確保される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の容器のシール栓の一実施例を図によって説明する。 図1及び図2において、符号11は、本実施例のシール栓である。シール栓1 1は、タンク(容器)1の開口部2と略同一外形に形成された栓体12と、この 栓体12の中心に形成された上下方向へ貫通する孔部13に挿通された固定ピン 14とから構成されている。 栓体12は、ゴム等の弾性材料から形成されたもので、その上部側にフランジ 部15が一体に形成されている。 固定ピン14は、金属等から形成された硬質なもので、その先端部は、栓体1 2の孔部13よりも小径に形成されかつおねじ部が形成された小径部16とされ ており、さらに、中間部は、先端部側から後端部側へ向かって次第に拡径された テーパ部17とされている。
【0008】 また、この固定ピン14の後端部側は、大径部18とされており、この大径部 18は、その径が、前記栓体12に形成された孔部13よりも僅かに大きな径に 形成されている。 具体的には、栓体12に形成された孔部13の径が直径10mmであるのに対 して、固定ピン14の大径部18は、直径13mmとされている。 また、この固定ピン14の後端部には、側面視ロ字状に形成された把持部19 が設けられており、この固定ピン14の先端部の小径部16には、前記栓体12 に形成された孔部13よりも大きな径を有する平ワッシャ21が挿通され、さら に、この平ワッシャ21を介してナット22が小径部16のおねじ部にねじ込ま れて所定位置にて固定されている。 なお、図2中符号23は、栓体12のフランジ部15に一体に形成された栓体 把持部で、開口部2へ差し込む時に凹部2aに栓体12の凸部を合わせる目印に もなっている。
【0009】 次に、上記形状及び構成のシール栓11によってタンク1の開口部2をシール する場合について説明する。 まず、固定ピン14を、栓体12に対して後方へ移動させておく(図1に示す 状態)。 このようにすると、この固定ピン14の小径部16が栓体12の孔部13に位 置した状態とされる。また、このとき、ナット22によって先端部方向への移動 が規制された平ワッシャ21が栓体12に当接するので、栓体12の後方側へ固 定ピン14が脱落することはない。
【0010】 そして、この状態において、図3に示すように、シール栓11の栓体12を、 タンク1の開口部2へフランジ部15が開口部2の縁部に当接する程度まで差し 込む。 このとき、栓体12の外形が、開口部2と略同一の大きさに形成されているの で、この栓体12の開口部2への差し込み力は極めて小さく、したがって、この 栓体12を開口部2へ差し込む作業を容易に行なうことができる。
【0011】 次に、固定ピン14の把持部19を把持して、この固定ピン14を、栓体12 の孔部13へ押し込む。 そして、この固定ピン14のテーパ部17が孔部13に差しかかると、このテ ーパ部17によって、栓体12の孔部13が押し拡げられる。 さらに、図4に示すように、この固定ピン14を孔部13へ押し込んで、この 固定ピン14の大径部18を完全に孔部13へ嵌合させると、この固定ピン14 の大径部18によって栓体12の孔部13が押し拡げられた状態となる。 これにより、この栓体12が弾性変形して外周方向へ拡大され、この拡大され た栓体12の外周面が開口部2の内周面へ押し付けられて、この栓体12の外周 面と開口部2の内周面とが確実に密着された状態となり、この開口部2の確実な シール状態が確保される。
【0012】 次に、シール栓11をタンク1の開口部2から取り外す場合について説明する 。 まず、このシール栓11の固定ピン14に設けられた把持部19を把持して、 この固定ピン14を栓体12の孔部13から引き抜く。 このようにすると、固定ピン14の大径部18によって拡大されていた栓体1 2が、元の大きさの外形に復元することにより、この栓体12が極めて容易に開 口部2から抜き取り可能な状態となり、栓体12が開口部2から容易に取り外さ れる。
【0013】 このように、上記実施例のシール栓11によれば、栓体12の外形が、開口部 2の外形と略同一の大きさに形成されているので、開口部2への栓体12の差し 込み力を大幅に低減させることができ、さらに、この開口部2へ差し込んだ栓体 12の孔部13へ固定ピン14を押し込むだけで、極めて容易に、栓体12を拡 大させてその外周面を、開口部2の内周面へ押し付けて密着させ、開口部2の確 実なシールを行なうことができる。 なお、上記実施例では、シール栓11を、自動二輪車の燃料タンク1の開口部 2に用いた例を説明したが、本実施例のシール栓11は、この燃料タンク1の開 口部2に限らず、あらゆる容器の開口部に取り付けて、その開口部のシールを行 なうことができるのは勿論である。また、この場合、栓体12の形状は、容器の 開口部の形状に合わせて適宜変更される。
【0014】
【考案の効果】
以上、説明したように、本考案の容器のシール栓によれば、下記の効果を得る ことができる。 栓体の外形が、容器の開口部の外形と略同一の大きさの外形に形成されている ので、この栓体の開口部への差し込み力を大幅に低減させて、その差し込み作業 を極めて容易なものとすることができる。 そして、この栓体を開口部へ差し込んだ状態にて、固定ピンを栓体の孔部へ押 し込むだけで、極めて容易に、栓体の外形を拡大させて、この栓体の外周面を開 口部の内周面へ押し付けて密着させ、栓体による開口部の確実なシールを行なう ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のシール栓の構造及び形状を
説明するタンクを断面視したシール栓の側面図である。
【図2】本考案の一実施例のシール栓の構造及び形状を
説明するシール栓の他の方向からの側面図である。
【図3】本考案の一実施例のシール栓によるシール作業
を説明するシール栓及びタンクの断面図である。
【図4】本考案の一実施例のシール栓によるシール作業
を説明するシール栓及びタンクの断面図である。
【図5】自動二輪車の燃料タンクの概略構造を説明する
燃料タンクの斜視図である。
【図6】自動二輪車の燃料タンクの概略構造を説明する
燃料タンクの側面図である。
【図7】自動二輪車の燃料タンクの開口部を説明する燃
料タンクの一部の平面図である。
【図8】従来のシール栓の構成及び形状を説明するシー
ル栓及び燃料タンクの断面図である。
【符号の説明】
1 タンク(容器) 2 開口部 11 シール栓 12 栓体 13 孔部 14 固定ピン 18 大径部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有する容器の前記開口部をシー
    ルするシール栓であって、 前記開口部と略同一の大きさの外形を有し、かつ中心に
    孔部が形成された弾性材料からなる栓体と、 該栓体の前記孔部よりも大径に形成され、前記開口部へ
    嵌合させた前記栓体の孔部へ挿入される大径部を有する
    固定ピンとから構成されてなることを特徴とする容器の
    シール栓。
JP1993069384U 1993-12-24 1993-12-24 容器のシール栓 Expired - Fee Related JP2572079Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4315348Y1 (ja) * 1965-12-22 1968-06-26
JPH0610432U (ja) * 1992-07-17 1994-02-10 鐘淵化学工業株式会社 樹脂発泡体と樹脂部材の取付構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4315348Y1 (ja) * 1965-12-22 1968-06-26
JPH0610432U (ja) * 1992-07-17 1994-02-10 鐘淵化学工業株式会社 樹脂発泡体と樹脂部材の取付構造

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