JPH0737204Y2 - 難着雪化低風音電線 - Google Patents

難着雪化低風音電線

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JPH0737204Y2
JPH0737204Y2 JP1987116644U JP11664487U JPH0737204Y2 JP H0737204 Y2 JPH0737204 Y2 JP H0737204Y2 JP 1987116644 U JP1987116644 U JP 1987116644U JP 11664487 U JP11664487 U JP 11664487U JP H0737204 Y2 JPH0737204 Y2 JP H0737204Y2
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JP
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electric wire
wire
wind noise
spiral
spiral rod
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JP1987116644U
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JPS6421918U (ja
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武男 宗像
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、難着雪化構造の低風音電線に関するものであ
る。
〔従来技術とその問題点〕 送電線に比較的高速の風(10〜15m/s以上)が吹きつけ
ると、風は電線の表面に沿って流れ、ある点で電線から
剥離し、このとき激しい圧力変動を生ずると共に、電線
の風下側に種々の渦を形成する。この圧力変動と渦の変
動が空気中を伝わり電線風音となる。この電線風音の周
波数fは、風速U(m/s)、電線直径D(m)とする
と、次式で示すことができる。
f=0.2U/D(Hz) そこで特定の卓越周波数fを生じにくくするためには、
長さ方向に沿って電線直径Dを変化させればよいことと
なる。
このような見地から最近、最外層の1本または複数本の
素線を他の素線より直径または高さを大きくして、長さ
方向に周期的に直径を変化させた電線が提案されている
(特開昭60−1705号公報など)。
しかしこのような構造の電線は、直径または高さの大き
い素線が外周面にらせん状に突出するため、着雪が撚り
目に沿って回転し易くなり、着雪が生じやすいという難
点がある。また一部の素線だけがらせん状に突出してい
ると、延線の際、金車を通過する時に電線の回転が生じ
易くなること、緊線の際、電線の把持が難しくなること
等のため、突出高さはそれほど大きくできず、このため
十分な風音防止効果が得にくいという問題もある。
〔問題点の解決手段とその作用〕
本考案の目的は、上記のような従来技術の問題点を解決
した難着雪化低風音電線を提供することにある。
この目的を達成するため本考案は、最外層の一部の素線
を他の素線より突出させて外周面にらせん状の突条を形
成した低風音電線において、その外周に上記最外層素線
の撚り方向と逆向きにスパイラルロッドを巻きつけ、ス
パイラルロッドの両端をらせん状の突条の間に位置させ
たことを特徴とするものである。
上記のスパイラルロッドは、着雪の回転を抑制する作用
と、電線の外径変化をさらに大きく複雑にして風音防止
効果を高める作用をなす。またスパイラルロッドの両端
をらせん状の突条の間に位置させるのは、スパイラルロ
ッドの両端を突条の間に落ち込ませて、コロナ放電を発
生し難くすると共に、電線上を宙乗り機が通過するとき
にスパイラルロッドの端部からのほぐれを防止するため
である。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す。1は従
来と同じ低風音電線で、対称位置にある2本の最外層素
線2を、他の最外層素線3より高さを高くして、外周に
らせん状の突条を形成したものである。本考案は、この
ような低風音電線1の外周に、最外層素線2、3の撚り
方向と逆向きにスパイラルロッド4を巻きつけたもので
ある。スパイラルロッド4は長さ1〜3m程度のもので、
電線1の長手方向に適当な間隔で巻きつけられる。この
スパイラルロッド4の作用は、電線1に付着した雪が撚
り目に沿って回転するのを阻止し、筒雪に成長するのを
防止することと、電線1の外形変化を大きくして風音防
止効果をさらに高めることにある。
スパイラルロッド4のピッチは、電線1の最外層の撚り
ピッチより長くすることが好ましい。これは、降雨時に
電線の下部に雨水の水滴が形成されるが、スパイラルロ
ッド4のピッチが長ければ、その分スパイラルロッド4
の電線下部に位置する部分の数が少なくなり、水滴も減
少し、コロナ騒音が軽減できるからである。
またスパイラルロッド4の端部は、第2図に示すように
高さの高い素線2よりなるらせん状の突条と突条の間に
位置させてある。これはコロナ特性の悪化防止と宙乗り
機通過によるほぐれ防止などのためである。
第3図は水平二導体送電線に本考案を適用した例を示す
もので、1は低風音電線、4はスパイラルロッド、5は
スペーサ、6は支持装置である。スパイラルロッド4は
径間の中央部で密に、支持装置6に近い方で粗になるよ
うに巻きつけられている。その理由は、電線1は支持装
置6に近い方より径間中央部の方が捻じれ易く、着雪も
大きく発達しやすいので、径間中央部にスパイラルロッ
ド4を密に巻くことにより、効率よく難着雪化するため
である。なおスパイラルロッドを密に巻くという意味
は、長手方向に密に巻くことだけでなく、同一位置に複
数本巻きつけることをも意味するものとする。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、低風音電線の外周
に最外層素線の撚り方向と逆向きにスパイラルロッドを
巻きつけたので、着雪が撚り目に沿って回転することが
なくなり大きな筒雪に発達するのを防止できると共に、
電線の外径変化が大きく複雑になって風音防止効果が高
められる利点がある。またスパイラルロッドの両端をら
せん状の突条の間に位置させたことにより、スパイラル
ロッドの両端が突条の間に落ち込み、コロナ放電が発生
し難くなると共に、電線上を宙乗り機が通過するときに
スパイラルロッドの端部からのほぐれを防止できる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る難着雪化低風音電線の
斜視図、第2図は第1図の電線におけるスパイラルロッ
ドの端部付近を示す斜視図、第3図は本考案の他の実施
例を示す平面図である。 1〜低風音電線、2・3〜最外層素線、4〜スパイラル
ロッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−171407(JP,A) 実開 昭59−43008(JP,U) 実公 昭55−43605(JP,Y2) 実願昭59−60182号(実開昭60−172235 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】最外層の一部の素線を他の素線より突出さ
    せて外周面にらせん状の突条を形成した低風音電線にお
    いて、その外周に上記最外層素線の撚り方向と逆向きに
    スパイラルロッドを巻きつけ、スパイラルロッドの両端
    をらせん状の突条の間に位置させたことを特徴とする難
    着雪化低風音電線。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項記載の電線
    であって、スパイラルロッドは径間の中央部で密に、支
    持点に近い方で粗に巻きつけられているもの。
JP1987116644U 1987-07-31 1987-07-31 難着雪化低風音電線 Expired - Lifetime JPH0737204Y2 (ja)

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JPS6421918U JPS6421918U (ja) 1989-02-03
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JP4615082B2 (ja) * 1999-04-27 2011-01-19 古河電気工業株式会社 低風騒音低風圧電線

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JPS5929775Y2 (ja) * 1978-09-09 1984-08-27 アイダエンジニアリング株式会社 上型クランパ−
JPS58152712U (ja) * 1982-04-07 1983-10-13 昭和電線電纜株式会社 着雪防止電線
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JPS60172235U (ja) * 1984-04-23 1985-11-14 朝日金属精工株式会社 難着雪形電線用フイラ−

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JPS6421918U (ja) 1989-02-03

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