JPS591048B2 - 低風騒音架空送電線路 - Google Patents
低風騒音架空送電線路Info
- Publication number
- JPS591048B2 JPS591048B2 JP55114417A JP11441780A JPS591048B2 JP S591048 B2 JPS591048 B2 JP S591048B2 JP 55114417 A JP55114417 A JP 55114417A JP 11441780 A JP11441780 A JP 11441780A JP S591048 B2 JPS591048 B2 JP S591048B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power transmission
- transmission line
- conductor
- overhead power
- conductors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は風騒音を抑制した架空送電線路に関するもので
ある。
ある。
架空送電線に風が吹き当ると電線後方にカルマン渦が発
生し騒音を発する。
生し騒音を発する。
この風騒音を低減させるには、周期的に発生するカルマ
ン渦を乱せばよいことが知られている。従来、この種風
騒音を抑制する電線としては、電線外周にアーマーロツ
ド等の線状体を螺旋状に巻付け、その投影形状を長手方
向に沿つて異らせ、これによりカルマン渦を乱したもの
が知られている。
ン渦を乱せばよいことが知られている。従来、この種風
騒音を抑制する電線としては、電線外周にアーマーロツ
ド等の線状体を螺旋状に巻付け、その投影形状を長手方
向に沿つて異らせ、これによりカルマン渦を乱したもの
が知られている。
しかしながら、この種電線は線状体を巻付けるものであ
るから、電線外周に連続した突部が形成されるため風圧
が高くなる欠点があつた。
るから、電線外周に連続した突部が形成されるため風圧
が高くなる欠点があつた。
しかも、これを複数本の導体を架設した多導体送電線路
に適用した場合には、架空送電線路全体として受ける風
圧は井常に大きなものとなる。
に適用した場合には、架空送電線路全体として受ける風
圧は井常に大きなものとなる。
本発明はこのような事情に鑑み、風圧が少く、しかも風
騒音を低くし得る架空送電線路を提供するものである。
これを第1図に示した一実施例に基づき説明する。
騒音を低くし得る架空送電線路を提供するものである。
これを第1図に示した一実施例に基づき説明する。
図において1は本発明架空送電線路を示す。
この架空送電線路1は、撚線からなる2本の導体2を平
行配置して2導体送電線路を構成している。また2本の
導体2相互は略同一水平面内に位置している。2本の導
体2には、夫々リング体3を間隔を有して、例えば導体
2の撚ピッチの略1ピッチ長以下の範囲、実施例ではl
ピッチ長(約10cm)の間隔で取付けてなる。
行配置して2導体送電線路を構成している。また2本の
導体2相互は略同一水平面内に位置している。2本の導
体2には、夫々リング体3を間隔を有して、例えば導体
2の撚ピッチの略1ピッチ長以下の範囲、実施例ではl
ピッチ長(約10cm)の間隔で取付けてなる。
またこれら導体2相互に取付けたリング体3の取付位置
は、図示する如く、その長手方向において同一位置とな
らないように互いに異らせてある。リング体3は、第2
図に示すように一端が折曲げ自任に連結され、他端が嵌
着係合するように構成された電線把持溝付きのプラスチ
ックス製の半割体4、4’からなる。
は、図示する如く、その長手方向において同一位置とな
らないように互いに異らせてある。リング体3は、第2
図に示すように一端が折曲げ自任に連結され、他端が嵌
着係合するように構成された電線把持溝付きのプラスチ
ックス製の半割体4、4’からなる。
またこのリング体3の大きさは、導体2の最外層を構成
した素線の半径長以上の高さを有し、また幅は10mm
〜20!nmの範囲で決定してなる。
した素線の半径長以上の高さを有し、また幅は10mm
〜20!nmの範囲で決定してなる。
尚、本実施例では2導体送電線路に適用した例を示した
が、これは他の3導体、4導体、6導体等の送電線路に
も適用し得、また特定の導体に対し、これと略同一水平
面内に位置する導体が存圧しない場合には、その特定の
導体には単にリング体を適当間隔で取付けるのみでよい
。更に本発明にふ一ける略同一水平面内に位置している
とは、その対象の導体相互が、そのヨーク等の取付点に
}いて、略同一水平面に位置していればよく、中間部が
張力の差により段差が生じているような場合も含まれ、
このような場合もその効果は生じる。
が、これは他の3導体、4導体、6導体等の送電線路に
も適用し得、また特定の導体に対し、これと略同一水平
面内に位置する導体が存圧しない場合には、その特定の
導体には単にリング体を適当間隔で取付けるのみでよい
。更に本発明にふ一ける略同一水平面内に位置している
とは、その対象の導体相互が、そのヨーク等の取付点に
}いて、略同一水平面に位置していればよく、中間部が
張力の差により段差が生じているような場合も含まれ、
このような場合もその効果は生じる。
またリング体はプラスチツクス製に限らず金属製のもの
も使用でき、更にこのリング体は線状体を単に縛着した
ものでも差支えない。
も使用でき、更にこのリング体は線状体を単に縛着した
ものでも差支えない。
更に、リング体を導体に取付ける場合には、延線後に取
付けても或は地上で予め取付けたものを延線架設しても
よい。
付けても或は地上で予め取付けたものを延線架設しても
よい。
リング体を予め地上で取付ける場合には、全ての導体を
、そのリング取付間隔が同一なものとし、これを延線架
設する際、その引留位置を調整することによジ、リング
体の取付位置が互に異るようにすればよい。
、そのリング取付間隔が同一なものとし、これを延線架
設する際、その引留位置を調整することによジ、リング
体の取付位置が互に異るようにすればよい。
第3図は本発明架空送電線路の実証例を示すものである
。
。
図にむいて横軸は、その架空送電線路の発する音を周波
数分析器で分析した周波数HZを、縦軸はその周波数に
おける音圧レベルSPL(Db)を示す。
数分析器で分析した周波数HZを、縦軸はその周波数に
おける音圧レベルSPL(Db)を示す。
実線Aは、リング体を取付けない通常の2導体送電線路
に、風速15m/sの風を吹き当てたときの騒音の状態
を示し、鎖線Bは同一の送電線路に本発明を適用し、リ
ング体を各導体の長手方向に沿つて導体の撚ピツチのV
ピツチに相当する間隔で取付けると共に、各導体に取付
けたリング体の取付位置を、相互に半分長づつずらした
もの ,に、同様の風速15m/sの風を吹き当てたと
きの騒音の状態を示すものである。
に、風速15m/sの風を吹き当てたときの騒音の状態
を示し、鎖線Bは同一の送電線路に本発明を適用し、リ
ング体を各導体の長手方向に沿つて導体の撚ピツチのV
ピツチに相当する間隔で取付けると共に、各導体に取付
けたリング体の取付位置を、相互に半分長づつずらした
もの ,に、同様の風速15m/sの風を吹き当てたと
きの騒音の状態を示すものである。
一点鎖線cは比較例を示すもので、各導体に取付けたリ
ング体の位置を略同一とした時の状態を示す。
ング体の位置を略同一とした時の状態を示す。
この図から明らかなように、本発明低風騒音送電線路に
よると、その発する風,騒音は格段と低くなる。
よると、その発する風,騒音は格段と低くなる。
しかして、本発明低風1騒音架空送電線路によれば、各
導体には間隔を有してリング体を取付けたから、その導
体に卦けるリング体の取付部の投影形を他部と異らせ得
、従つてその部分でのカルマン渦が乱れ、各々の導体に
ふ・いて風騒音を抑止、低減し得る。更に、略同一水平
面内に位置した導体相互に}けるリング体の取付位置を
長手方向において同一位置にならないように互いに異ら
せたので、風上にある導体のリング体間を通つた風に基
づく風下の導体後方に生じるカルマン渦を、該風下の導
体に取付けたリング体によジ乱し得(複数本の導体を架
設した架空送電線路に}いては、風上の導体部分で乱さ
れた空気の流れは風下の導体後方でカルマン渦を発生す
ることは殆んどない)、従つて効果的に風1騒音を抑止
低減し得る。
導体には間隔を有してリング体を取付けたから、その導
体に卦けるリング体の取付部の投影形を他部と異らせ得
、従つてその部分でのカルマン渦が乱れ、各々の導体に
ふ・いて風騒音を抑止、低減し得る。更に、略同一水平
面内に位置した導体相互に}けるリング体の取付位置を
長手方向において同一位置にならないように互いに異ら
せたので、風上にある導体のリング体間を通つた風に基
づく風下の導体後方に生じるカルマン渦を、該風下の導
体に取付けたリング体によジ乱し得(複数本の導体を架
設した架空送電線路に}いては、風上の導体部分で乱さ
れた空気の流れは風下の導体後方でカルマン渦を発生す
ることは殆んどない)、従つて効果的に風1騒音を抑止
低減し得る。
しかもリング体を電線に間隔を有して取付けるものであ
るから、電線外周に突出する部分は、間欠的なリング体
の幅長のみであるから、線状体を電線に螺旋状で巻付け
た従来品に比し、その風圧を低くし得る。
るから、電線外周に突出する部分は、間欠的なリング体
の幅長のみであるから、線状体を電線に螺旋状で巻付け
た従来品に比し、その風圧を低くし得る。
第1図は本発明低風騒音送電線路の一実施例を示す平面
問、第2図はその要部拡大断面図、第3図は本発明低風
騒音送電線路の実証例を説明する線図である。 2・・・導体、3・・・リング体。
問、第2図はその要部拡大断面図、第3図は本発明低風
騒音送電線路の実証例を説明する線図である。 2・・・導体、3・・・リング体。
Claims (1)
- 1 複数本の導体を架設してなる架空送電線路において
、前記導体にはリング体を間隔を有して取付けると共に
、略同一水平面内に位置した導体相互におけるリング体
の取付位置を、長手方向において同一位置とならないよ
うに互いに異らせたことを特徴とする低風騒音架空送電
線路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55114417A JPS591048B2 (ja) | 1980-08-20 | 1980-08-20 | 低風騒音架空送電線路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55114417A JPS591048B2 (ja) | 1980-08-20 | 1980-08-20 | 低風騒音架空送電線路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5740316A JPS5740316A (en) | 1982-03-05 |
JPS591048B2 true JPS591048B2 (ja) | 1984-01-10 |
Family
ID=14637172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55114417A Expired JPS591048B2 (ja) | 1980-08-20 | 1980-08-20 | 低風騒音架空送電線路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591048B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101029315B1 (ko) | 2010-11-01 | 2011-04-13 | 영인기술(주) | 송전선의 풍소음 저감장치 |
-
1980
- 1980-08-20 JP JP55114417A patent/JPS591048B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5740316A (en) | 1982-03-05 |
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