JPH0670116U - 多導体送電線 - Google Patents

多導体送電線

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JPH0670116U
JPH0670116U JP1160493U JP1160493U JPH0670116U JP H0670116 U JPH0670116 U JP H0670116U JP 1160493 U JP1160493 U JP 1160493U JP 1160493 U JP1160493 U JP 1160493U JP H0670116 U JPH0670116 U JP H0670116U
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JP
Japan
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transmission line
wire
conductor
potential gradient
fin
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Pending
Application number
JP1160493U
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English (en)
Inventor
研 阿部
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電界を緩和するための添線にひれ部を設ける
ことにより、送電線架線時又は架設後の捻じれにより、
送電線より発生する風騒音、コロナ騒音等の増大を防止
する。 【構成】 本考案の多導体送電線は正8角形に架線され
た8導体送電線の下部に短尺の添線5が配置されてい
る。2本の素導体2の中心やや下方にスペーサに端部が
固定されているこの添線5は長さが10m程度の短尺の
もので電位傾度が低い部分3にひれ部4が設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、多導体送電線で発生する風騒音、コロナ騒音の防止に関するもので ある。
【0002】
【従来技術】
従来、UHV送電線等のように電圧の高い送電線では、該電線表面に潤滑油等 が残留し、はっ水性があると降雨によって電線の下面だけでなく、上面、側面に も水滴が付着し、コロナ騒音レベルが上昇する。このようなコロナ対策として、 電線に親水処理を施したり、水滴がついてコロナが発生しやすい電線下部の電界 を緩和するために添線を配している。
【0003】 また、強風時には電線周囲に形成される周期的な気流変動によって風騒音が発 生する。その対策として、電線にスパイラル線を巻付けたり、撚線の素線の何本 かの形状を変え電線に突起を設けたりして、ひれ部を構成している。
【0004】 しかし、電線にスパイラル線を巻付けたり、突起を設けることは表面電位傾度 を増加させ、さらに降雨時に電線下部のスパイラル線や突起に水滴が付着すると 表面電位傾度が増加し、コロナ放電の原因になるという問題があった。
【0005】 そこで、図4に示されるように多導体送電線の素導体2の電位傾度が低い部分 3に、例えば素導体2の一部を撤去し、前記素導体2の一部を撤去した溝内に入 るようにスパイラル線を巻いてひれ部4を設け、電位傾度が低い部分3にひれ部 4が位置するように架線がなされていた(特開昭57−95121号参照)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成では送電線は長尺であるため架線時に又は架設後に 送電線が捻じれ、ひれ部が電位傾度が大きい部分に位置してしまう場合があり、 このような状態になると十分なコロナ放電の増大防止が図れないという問題があ った。また、架設後に塔上でひれ部を設ける方法は困難で、作業性が悪いという 問題があった。
【0007】
【考案の目的】
本考案は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、コロナ対策とし て電線下部に配置される電界を緩和するための添線にひれ部を設けることにより 送電線架線時又は架設後の捻じれによりひれ部が電位傾度が大きい部分に位置す るのを避け、コロナ騒音、風騒音等の増大を防止できる多導体送電線を提供する ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の目的を達成するため、下部に短尺の添線が配置される多導体送 電線において、前記多導体送電線の下方に配置される短尺の添線の表面電位傾度 が低い部分にひれ部を設けたことを特徴とする多導体送電線。
【0009】
【作用】
短尺の添線の表面電位の低い部分にひれ部を設けたので、架線時又は架設後に 捻じれることなく、強いコロナの発生を抑制してコロナ騒音の増大を防止できる 。
【0010】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面により詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例を示す断面図、図2は本考案の架設状態を示す説明図 、図3は図2の添線の要部拡大図である。この多導体送電線は正8角形に架設さ れた8導体送電線の下部に短尺の添線5が配置されている。2本の素導体2の中 心やや下方にスペーサ6に端部が固定されているこの添線5は、長さが10m程 度の短尺のもので電位傾度の低い部分3にひれ部4が設けてある。
【0011】 コロナの発生は導体最大表面電位傾度に依存し、突起等によって大きくなるた め、前述のようなひれ部4は、例えば2本の素導体2の下方の短尺の添線5の上 部、すなわち電位傾度小が低い部分3に接着材を盛り上げたり、また従来より存 在するひれ付き電線の下部を削り取って構成される。
【0012】 ひれ部4を設けた添線5は短尺であるので電位傾度が低い部分3にひれ部4が 位置するように架線することが容易である。なお、ひれ部4の間隔、数等は特に 限られるものではない。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の多導体送電線は該多導体送電線の下方に配置さ れる短尺の添線の表面電位傾度が低い部分にひれ部を設けたので、架線時に捻じ れを起こすことなく、水滴の付着等による強いコロナの発生をおさえることがで きる。従って、添線による電界緩和の効果を十分発揮できる。また、予め短尺の 添線にひれ部を設けたものが容易に架線できるので作業性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図。
【図2】本考案の架設状態を示す説明図。
【図3】図2の添線の要部拡大図。
【図4】従来の多導体送電線を示す断面図。
【符号の説明】
2 素導体 3 電位傾度が低い部分 4 ひれ部 5 添線 6 スペーサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に短尺の添線が配置される多導体送
    電線において、前記多導体送電線の下方に配置される短
    尺の添線の表面電位傾度が低い部分にひれ部を設けたこ
    とを特徴とする多導体送電線。
JP1160493U 1993-03-16 1993-03-16 多導体送電線 Pending JPH0670116U (ja)

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JP1160493U JPH0670116U (ja) 1993-03-16 1993-03-16 多導体送電線

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JP1160493U JPH0670116U (ja) 1993-03-16 1993-03-16 多導体送電線

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JPH0670116U true JPH0670116U (ja) 1994-09-30

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