JPS59219888A - 融雪用加熱線 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加熱線に関し、特に融雪用加熱線に関するもの
である。

従来、鉄鋼材等の構造物への着雪、積雪防止を図るため
第１図（ａ’）　、　（ｂ）、　（ｃ）に示す如く単心
抵抗形、２心抵抗形、自己制御形等の加熱線を構造物に
それぞれ第３図（ａ）、　（ｂ）　、　（ｃ）のように
数句は布設されるが、空中に設置された加熱線は放熱が
太きく着雪、積雪防止のために昇温するのに大電力が要
求され、且つ大容量の加熱線を用いないと所望の効果を
得ることが出来ないので電力損失も犬きく、寸だ大電力
を供給する必要から設備容量の点でも大きいものが必要
となる。

因みに、従来の加熱線を使用した場合には、周囲温度Ｏ
Ｃす、下で無風の状態でも加熱電力の３０％以下しか構
造物の昇温に寄与しない。殊に加熱線は温度上昇が構造
物より大きく月つ外部との温度差が大となり、放熱量は
温度差に比例して大きくなるだめ構造物からの放熱量よ
り大きくなる。。

本発明は前記した従来技術の欠点を解消し、小容量で融
雪効果が得られる加熱線を提供することにある。

即ち、本発明の要旨は発熱部番包囲した絶縁層の外周面
に断熱層を前記絶縁層の一部が露呈するように施し、最
外層にシース、又は金属編組を介した７−スを被覆しだ
融雪用加熱線にある。

以下に本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。

第２図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）はそれぞれ本発明の融雪
用加熱線の断面図を示す。第２図（ａ）は単心形加熱線
であり、発熱部となる抵抗線４に絶縁層５が包囲されて
おり、この絶縁層５の外周面には一部絶縁層５が露呈す
る如くして、例えば発泡ポリエチレン、ゴム等の断熱層
１３を施し、最外°層にシース６で被覆して加熱線１０
を構成している。

第２図（ｂ）は２心抵抗形加熱線の例で、それぞれの抵
抗線（発熱部）４，４を覆う絶縁層５，５の外周面に、
それぞれの抵抗線を包み込むように、ｂつ絶縁層の一部
が露呈するように断熱層１３が施してあり、最外層にシ
ース６を被覆してなる。

尚、露呈部分は２本の抵抗線からの発熱量が均等になる
ようにすることが望ましい。

第２図（ｃ）は自己制御形加熱線の例で、発熱部となる
発熱体８には２本の導体７１，７を有しており、この発
熱体８に絶縁層５を包囲し、この絶縁層の外周面にそれ
ぞれの導線７，７が包み込まれるように、且つ絶縁層５
の一部が露呈するように断熱層１３が施してあり、続い
て金属編組９を全周に亘り、さらに最外層に７−ス６を
被覆して加熱線１２を形成している構成である。尚露呈
部分は第２図（ｂ）と同様発熱量が均等になるようにす
るのが良い。

第４図（ａ）　、　（ｂ）　、　（ｃ）及び第５図（ａ
）　、　（ｂ）　、　（ｃ）は本発明の加熱線を鉄鋼材
構造物１４に布設する例を示し、前者は構造物１４に伺
着する雪を全体的に融解する為、構造物の取付面に対し
て加熱線１０゜］、　１　、１２！等はそれぞれ加熱線
内に施された断熱層１３の無積層部側が位置するように
配置されろ。

このように配置することにより、加熱線自体の放熱量は
断熱層のため小さく、構造物への熱流を大きくして構造
物の昇温を積極的に１１ない得ることが出来る。後者は
前者と逆の布設方法を行なったもので、第５図（ａ）、
　（ｌ））、　（ｃ）の）如く、断熱層１３側が構造物
１４の取付面１５に位置するようにし、断熱層が施こさ
れてない無積層部側は空間に位置させたもので、この例
では構造物に伝達される熱流を小さくし、加熱線自体の
昇温を図るものである。このように布設することにより
、構造物の着雪全体を融解するのではなく、部分的に融
雪を行ない、雪を切断するもので、例えばポストや斜材
等の縦布設に近い状態で設置されている高低差のある構
造物に対し有効である。

冑、本発明では加熱線に断熱層を施すことにより一体と
したが、従来構造の加熱線を使用し、その加熱線の外周
面に断熱材を添わせて取付けても効果を得るとりが可能
である。

以上詳述した如く１本発明にあっては高〆昌物体からの
損失となる大きな熱量を軽減出来るので有効熱量が大き
くなり、加熱線内に断熱層を有するので取付は施工性が
容易となる。また自己制御形加熱線にあっては低温、風
速のある場合には発熱Ｈ１が増々大きくなり放熱が増加
するので有効安定、運転が出来る。さらに断熱側を取付
面にした場合には雪切断効果により構造物全体加熱に比
し小さい電力で着雪防止が可能になるなど幾多の利点を
有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）　、　（ｂ）　、　（ｃ）はそれぞれ従来
構造の単心抵抗形、２心抵抗形、自己制御形加熱線の断
面図、第２図（ａ）　、　（ｂ）　、　（ｃ）は内部に
断熱層を有してなる本発明の単心抵抗形、２心抵抗形、
自己制御形加熱線の断面図、 第３図（ａ）　、　（ｂ）　、　（ｃ）は従来構造加熱
線の鋼材構造物への取付例の断面図、 第４図（、）　、　（ｂ）　、　（ｃ）は本発明に係る
構造物への取付適用例の断面図、 第５図＜＝）　、　（ｂ）　、　（ｃ）は本発明に係る
さらなる構造物への取付適用例の断面図。 図中符号 ■・・単心抵抗形部熱線、２・・・２心抵抗形加熱線。 ３　・自己制御形加熱線、４・・抵抗線、５・・絶縁層
、６・ソース、７・・・導体、８・発熱体、９・・・金
属編組、１０・・・単心抵抗形部熱線、１１・・２心抵
抗形加熱線、１２・・自己制御形加熱線、１３・・断熱
層、算３　図 爾　４　図 （α＋　　　　　　　ｆｂｌ　　　　　　　　　（ｃ）
茅　５ｆｊＪ 第１頁の続き ■出　願　人　日立電線株式会社 東京都千代田区丸の内２丁目１ 番２号

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　発熱部を包囲した絶縁層の外周面に断熱層を
   前記絶縁層の一部が露呈するように施し、最外層に７−
   ス、又は金属編組を介したブースを被覆したことを特徴
   とする融雪用加熱線。
2. （２）　　ｉ’ｉｉｉ記断熱層の無積層部側が構造物の
   取付面に位置するように布設されることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の融雪用加熱線。
3. （３）　　前記断熱層側が構造物の取付面に位置するよ
   うに布設されることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の融雪用加熱線。