JPH1166978A - 複合海底ケーブル - Google Patents

複合海底ケーブル

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JPH1166978A
JPH1166978A JP9225350A JP22535097A JPH1166978A JP H1166978 A JPH1166978 A JP H1166978A JP 9225350 A JP9225350 A JP 9225350A JP 22535097 A JP22535097 A JP 22535097A JP H1166978 A JPH1166978 A JP H1166978A
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JP
Japan
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sheath
layer
optical fiber
grooves
power line
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Withdrawn
Application number
JP9225350A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisaharu Onishi
久晴 大西
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で、しかも、優れた遮水性能が安
定して得られる複合海底ケーブルを提供する。 【解決手段】 電力線心21上に、外周面に複数の溝2
8を有するシース27を設け、これらの溝に光ファイバ
心線をルーズに収納するとともに、その外側に、遮水層
31、座床33、金属がい装34および外層35を順に
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海底電力ケーブル
に光ファイバを複合化した複合海底ケーブルに係り、さ
らに詳しくは、光ファイバをユニット化することなく海
底電力ケーブルに収容させた複合海底ケーブルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、海底電力ケーブルに光ファイバ
を複合化させた複合海底ケーブルにおいては、光ファイ
バへの海水の影響を防止するため、光ファイバ心線を金
属管に収容するなどしてユニット化したものをケーブル
内に挿入するようにしている。すなわち、図3はこのよ
うな従来の複合海底ケーブルの一例を示したもので、導
体1上に内部半導電層2、絶縁層3、外部半導電層4、
鉛シース5、ポリエチレンシース6を順に施してなるケ
ーブル線心7の外周に、光ファイバユニット8をらせん
状に巻付け、さらに、その外側に、押え巻き9、鉄線が
い装10、外層11を順に設けた構造となっている。
【0003】また、図示は省略するが、ポリエチレンシ
ース6の外周面に複数の溝をらせん状に設け、これらの
各溝に光ファイバユニット8を収容させたものも知られ
ている。
【0004】そして、上記光ファイバユニット8には、
図4(a)に示すような、光ファイバ心線12を金属管
13に収容するとともに、その外周に防食層14を設け
たもの、あるいは図4(b)に示すような、光ファイバ
15をテンションメンバ16の外周に撚合わせ、その外
周に遮水性の保護被覆17を設けたものなどが用いられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の複合海底ケーブルにおいては、光ファイバを
個々に、あるいは少数の単位でユニット化したものを用
いているため、製造が困難で、製造コストが高くなる難
点があった。特に、図4(a)に示すような光ファイバ
ユニット8を用いた場合には、金属管13の溶接工程が
必要なうえ、場合によって金属管13にピンホールが生
ずるおそれがあった。また、複合海底ケーブルは、常
時、海底に水圧がかかった状態におかれるため、光ファ
イバユニット8には一般のケーブルよりさらに信頼性の
高い遮水性が要求される。しかるに、光ファイバユニッ
ト8自身の遮水性の向上、安定化には技術的に限度があ
った。本発明は、このような従来の事情に対処してなさ
れたもので、製造が容易で、しかも、優れた遮水性能が
安定して得られる複合海底ケーブルを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の複合海底ケーブ
ルは、電力線心上に、外周面に複数の溝を有するシース
を設け、これらの溝に光ファイバ心線を収納するととも
に、その外側に、遮水層、座床、金属がい装および外層
を順に設けてなることを特徴とする。
【0007】本発明の複合海底ケーブルにおいては、電
力線心上に設けたシースの溝に光ファイバ心線をそのま
ま収納させ、その外側に、遮水層を設けているので、製
造が容易で、しかも、優れた遮水効果が安定して得られ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0009】図1は、本発明の複合海底ケーブルの一例
を示す横断面図である。
【0010】図1において、21は、導体22上に内部
半導電層23、絶縁層24、外部半導電層25および鉛
被26を順に施してなる電力線心、27は、電力線心2
1上に設けられたポリエチレン等からなる内シースを示
している。内シース27の外周面には複数の溝28がケ
ーブル軸にらせん状もしくはほぼ平行に設けられてお
り、これらの各溝28には、光ファイバ心線29が蛇行
した状態でルーズに収納されている。
【0011】また、このように光ファイバ心線29が収
納された内シース27の外側には、押え巻き30を介し
て、アルミ、鉛等からなる金属テープの片面もしくは両
面にプラスチックをラミネートしてなるラミネートテー
プをプラスチック面を外側にして両端縁を重ね合わせつ
つ縦添被覆することにより形成される遮水層31と、ポ
リエチレン等のプラスチックを押出被覆することにより
形成される外シース32とが順に設けられている。そし
て、これらの遮水層31と外シース32は、外シース3
2形成時の熱で一体に融着した構造となっている。
【0012】また、押え巻き30には、吸水テープある
いはステンレステープや銅テープ等の金属テープが使用
されるが、水圧による外層の溝内への落ち込みを防止す
るため、いわゆる二層巻き、すなわち、一層目をギャッ
プ巻きし、二層目を一層目のギャップを埋めるようにギ
ャップ巻きすることが望ましい。特に、水圧が 1気圧程
度より高い所に布設されるものにあっては、金属テープ
もしくは金属テープと吸水テープの併用が望ましい。金
属テープと吸水テープを併用する場合、一層目に金属テ
ープを、二層目に吸水テープを巻き付けるようにするこ
とが望ましい。さらに、外シース32の外側には、ポリ
プロピレン紐やジュート紐等からなる座床33、亜鉛め
っき鉄線等からなる金属がい装34、ポリプロピレン紐
やジュート等の横巻きからなる外層35が順に設けられ
ている。
【0013】このように構成される複合海底ケーブルに
おいては、光ファイバ心線29が内シース27外周面に
設けられた溝28にルーズに収納されているので、ケー
ブル製造時や延線時の引張り応力や曲げ応力、あるいは
使用時の熱伸縮による応力が光ファイバに加わることが
なく、また、マイクロベンディングロスの原因となる側
圧などの外力が加わることもないので、光ファイバ心線
29の寿命の低下や伝送特性の劣化が防止される。
【0014】また、遮水層31および外シース32によ
って溝28内部への海水の侵入が防止されるため、光フ
ァイバの特性が海水によって低下することもない。
【0015】さらに、従来のように光ファイバユニット
を用いる必要がないので、製造も容易で、製造コストの
低減、品質の安定化を図ることかできる。すなわち、特
性の良いケーブルを安価にかつ安定して製造することが
できる。
【0016】またさらに、溝28がケーブル軸に平行に
設けられており、かかる溝はらせん状の溝を形成する場
合のように、押出しダイスやニップルを回転させる必要
がないので、形成が容易なうえ、寸法精度の高い溝を形
成することができ、光ファイバ心線挿入時の心線の損傷
を防止することができる。
【0017】なお、このような溝28に光ファイバ心線
29をルーズに挿入するには、図2(a)に示すような
治具を用いることができる。
【0018】すなわち、この治具は、楕円ローラ37と
その両側面に同軸的に固設された一対の真円ローラ36
からなり、真円ローラ36を溝28両側の外表面に押し
付けながら回転させたとき楕円ローラ37も同時に回転
してその周面が溝28内を上下するようになっている。
【0019】したがって、内シース27の溝28に光フ
ァイバ心線29を挿入させる際、その挿入点近傍にこの
ような治具を配置し、ケーブルの進行に合わせて真円ロ
ーラ36を回転させることにより、光ファイバ心線29
は楕円ローラ37の周面に案内されてその軌道に一致し
た蛇行が付与されることになる。図2(b)は、このよ
うな治具により光ファイバ心線29に蛇行が付与される
様子を示したものである。
【0020】なお、本発明においては、光ファイバ心線
29の蛇行状態を保持するため、ジェリー状の混和物を
溝28内に充填したり、あるいは、押え巻き30を構成
するテープの内面や光ファイバ心線29の表面に粘着剤
や接着剤を塗布して光ファイバ心線29が間欠的に溝2
8もしくは押え巻き30に固定されるようにしてもよ
い。
【0021】また、以上説明した例では、電力線心が、
導体上に内部半導電層、絶縁層、外部半導電層および鉛
被を順に施した構造とされているが、本発明はこのよう
な例に限定されるものではなく、例えば導体の中心に油
通路を設けたいわゆる油絶縁タイプのものであってもよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複合海底
ケーブルによれば、従来のように光ファイバユニットを
用いる必要がないので、製造が容易で、製造コストを低
減することができるうえ、光ファイバの海水に対する遮
水性の信頼性をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合海底ケーブルの一例を示す横断面
図。
【図2】本発明の複合海底ケーブルを製造する際に使用
される治具およびその使用状態を示す図。
【図3】従来の複合海底ケーブルの一例を示す横断面
図。
【図4】従来の複合海底ケーブルに使用される光ファイ
バユニットの例を示す横断面図。
【符号の説明】
21………電力線心 27………内シース 28………溝 29………光ファイバ心線 30………押え巻き 31………遮水層 32………外シース 33………座床 34………金属がい装 35………外層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力線心上に、外周面に複数の溝を有す
    るシースを設け、これらの溝に光ファイバ心線を収納す
    るとともに、その外側に、遮水層、座床、金属がい装お
    よび外層を順に設けてなることを特徴とする複合海底ケ
    ーブル。
  2. 【請求項2】 遮水層上にプラスチックシースが設けら
    れ、このプラスチックシース上に座床が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
  3. 【請求項3】 遮水層が、金属テープの少なくとも片面
    にプラスチックをラミネートしてなるラミネートテープ
    で構成されていることを特徴とする請求項1または2記
    載の光ファイバケーブル。
JP9225350A 1997-08-21 1997-08-21 複合海底ケーブル Withdrawn JPH1166978A (ja)

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Effective date: 20041102