JPH09259659A - 光ファイバ複合水底長尺体及びその製造方法 - Google Patents

光ファイバ複合水底長尺体及びその製造方法

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JPH09259659A
JPH09259659A JP8093616A JP9361696A JPH09259659A JP H09259659 A JPH09259659 A JP H09259659A JP 8093616 A JP8093616 A JP 8093616A JP 9361696 A JP9361696 A JP 9361696A JP H09259659 A JPH09259659 A JP H09259659A
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JP
Japan
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optical fiber
coating layer
plastic
layer
iron wire
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Pending
Application number
JP8093616A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sano
泰士 佐野
Ryosuke Hata
良輔 畑
Kazuto Mizunami
和人 水浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation

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  • Insulated Conductors (AREA)
  • Communication Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水底長尺体の外径を変えることがなく、又鎧
装機のケージを増加する必要のない光ファイバ複合水底
長尺体及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 電力ケーブル、送水管等長尺体本体の外
側に施した鉄線鎧装の鉄線の間に、少くとも1本の光フ
ァイバユニットを配置してなり、上記光ファイバユニッ
トは外周上にプラスチック被覆層を有する金属パイプ内
に光ファイバを収納したものであり、上記プラスチック
被覆層は2層構造を有し、外側の被覆層を内側の被覆層
より硬質とした光ファイバ複合水底長尺体、及びその製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水底布設の電力ケ
ーブルや送水管等に光ファイバを複合した光ファイバ複
合水底長尺体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の光ファイバ複合水底電力ケ
ーブルの一例の要部の横断面図である。図面に示すよう
に、電力ケーブル本体1の外周上に設けたプラスチック
シース2の外周上に、外側にプラスチック被覆層を有す
る金属パイプ内に光ファイバを収納した光ファイバユニ
ット6を、プラスチック紐等の介在紐7とともに巻付
け、その外側に座床8を介して鉄線鎧装3を施して構成
されている。
【0003】図5は従来の光ファイバ複合水底電力ケー
ブルの他の例の要部の横断面図である。図面に示すよう
に、電力ケーブル本体1の外周上に設けたプラスチック
シース2の外側に、通常の鎧装鉄線31と、そのうちのい
くつかは内部をくりぬいた中空状鉄線の中に光ファイバ
44を収納した鎧装鉄線32により鉄線鎧装3を施したもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光ファ
イバ複合水底電力ケーブルのような光ファイバ複合水底
長尺体においては次のような問題点がある。 (1)光ファイバユニットを配置した層の上に鉄線鎧装
が施されているので、光ファイバ複合水底長尺体の外径
が大きくなる。通常、水底長尺体を水底に布設する際、
水底長尺体がずり落ちることがないように、ブレーキを
かけながら長尺体を水底に沈めていくが、このブレーキ
の幅には限度があり、長尺体の外径が大きくなると布設
が困難になることがある。 (2)鎧装機において、鉄線鎧装用のケージの他に、光
ファイバユニットを介在紐とともに施すためのケージが
1段増加することになり、1重鉄線鎧装の場合は2段、
2重鉄線鎧装の場合は3段のケージが必要となる。又光
ファイバユニットと介在紐の本数が非常に多くなり、鉄
線鎧装機にその数だけのボビンを備えたケージが必要と
なって設備が大型化する。
【0005】(3)電力ケーブルの場合、導体に通電す
ることと絶縁体に課電するために、各々でロスによる発
熱を発生する。これはケーブルの半径方向に流れてケー
ブルの外部に放散されるので、ケーブルの外周上にはで
きるだけ熱的に絶縁となる保護層を少なくすることが必
要であり好ましい。図−4の構造では、光を複合しない
鎧装付きケーブルに比して熱的に絶縁となるプラスチッ
ク被覆の光ファイバユニットとプラスチック等によりな
る介在紐の1層が増えているので、これが絶縁層とな
り、ロスによる熱をケーブル外部に流しにくくするから
許容電流が減ずるために好ましくない。
【0006】(4)第5図の鎧装鉄線のうちのいくつか
の中をくりぬいて、そこへ光ファイバーを挿入してなる
光複合ケーブルでは、外装もふえず熱的絶縁層もなく
て、これらの面からは好ましいが、通常第4図の6及び
7の光ファイバユニットと介在紐の外径が3〜5mmにと
られるのに対して、鎧装鉄線は6〜8mmにとられること
も多く、鎧装鉄線機の鉄線装着ボビンでは長尺に巻き取
れず接続部が例えば8mm鉄線の場合 0.5〜2.5 km毎に多
数必要となる。この場合、光ファイバの接続も困難で、
そこでの伝送ロスが増えるばかりか、中の光ファイバを
痛めずに鉄線を接続することも極めて困難かつ長時間か
かって不経済であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、水底長尺体の外径を変えることがなく、又鎧装
機のケージの数を増加する必要のない上に、光ファイバ
の一連長も極めて長くとれてその接続数を増加すること
のない光ファイバ複合水底長尺体及びその製造方法を提
供するもので、その第1の特徴は、電力ケーブル、送水
管等長尺体本体の外側に施した鉄線鎧装の鉄線の間に、
少くとも1本の光ファイバユニットを配置してなり、上
記光ファイバユニットは外周上にプラスチック被覆層を
有する金属パイプ内に光ファイバを収納したものであ
り、上記プラスチック被覆層は2層構造を有し、外側の
被覆層を内側の被覆層より硬質とした光ファイバ複合水
底長尺体にある。
【0008】又本発明の第2の特徴は、電力ケーブル送
水管等長尺体本体の外側に鉄線鎧装を施す工程におい
て、鉄線とともに、外周上にプラスチック被覆層の第1
層を施した金属パイプ内に光ファイバを収納した光ファ
イバユニットを供給し、前記長尺体本体の外側に巻付け
る直前に、上記第1層のプラスチック被覆層の上にプラ
スチック板を成形するか、内径が第1層のプラスチック
被覆層の外径に略等しいプラスチックパイプの長手方向
に1条スリットを入れこれを押し広げた状態のプラスチ
ックパイプあるいは半割プラスチック管を装着して第2
層のプラスチック被覆層を形成する光ファイバ複合水底
長尺体の製造方法にある。
【0009】
【発明の実施の形態】図1(イ)は本発明の光ファイバ
複合水底電力ケーブルの具体例の要部の横断面をあらわ
した説明図、図1(ロ)は本発明における光ファイバユ
ニットの横断面図である。図面に示すように、電力ケー
ブル本体1の外周上に設けたプラスチックシース2の外
側には鉄線鎧装3が施されており、上記鉄線鎧装3の鉄
線31の間には少くとも1本の光ファイバユニット4を配
置して構成されている。
【0010】上記光ファイバユニット4は図1(ロ)に
示すように、外周上に2層構造のプラスチック被覆層4
2,43を具えた金属パイプ41内に光ファイバ44を収納し
て構成されている。上記2層構造のプラスチック被覆層
は、内層42にはポリエチレン等が使用されており、外層
43には内層42の外径と略等しい内径及び鎧装鉄線31の外
径と略等しい外径をもつプラスチックが被覆され、内層
42より硬質の例えばハイデンシティポリエチレン、ポリ
エチレンテレフタレート、ナイロン等が使用される。こ
のような2層構造のプラスチック被覆層42,43はともに
押出しにより形成してもよく、後述するように、あらか
じめ金属パイプ41上に押出し等により内層42を被覆して
おき、鎧装工程において、電力ケーブル上に巻付ける直
前にプラスチック板を成形するか、プラスチックパイプ
の長手方向にスリットを入れこれを押し広げた状態のプ
ラスチックパイプあるいは半割プラスチック管を装着す
る等して外層43を形成するようにしてもよい。
【0011】図2は本発明を適用した光ファイバ複合水
底送水管の具体例の要部の横断面をあらわした説明図で
ある。内部に流体通路51を形成したプラスチック管5の
外周上に、鉄線鎧装3が施されており、上記鉄線鎧装3
の鉄線31の間には、図1(ロ)に示す構造を有する光フ
ァイバユニット4の少くとも1本を配置して構成されて
いる。
【0012】上述の構成を有する本発明の光ファイバ複
合水底長尺体においては、光ファイバユニットが鉄線鎧
装の鉄線と同一層に配置されていることにより、光ファ
イバ複合による外径の増大がなく、又鎧装機のケージの
増加の必要もなくなる。
【0013】又内部に光ファイバを収納した金属パイプ
外周上のプラスチック被覆層を2層構造とし、外層の被
覆層を内層の被覆層より硬質とすることにより、外圧を
受けても外層被覆層が硬質のため光ファイバユニットが
変形することなく、又隣接する鉄線から受ける側圧を内
層の軟質被覆層が吸収し、金属パイプ内の光ファイバに
影響を与えることがない。
【0014】図3(イ)、(ロ)及び(ハ)はいずれ
も、本発明の光ファイバ複合水底長尺体の製造における
光ファイバユニットの形成方法の説明図である。電力ケ
ーブル送水管等の長尺体本体の外側に鉄線鎧装を施す工
程において、鎧装用の鉄線31とともに光ファイバユニッ
ト4を同時に供給するが、光ファイバユニット4は光フ
ァイバ44を収納した金属パイプ41の外周上に、内層のプ
ラスチック被覆層42のみを施した状態で供給し、長尺体
本体に巻付ける直前に、その上に図3(イ)に示すよう
に、プラスチック薄板 431を縦添えして円筒状に成形し
て外層の被覆層43を形成するか、あるいは図3(ロ)に
示すように、半割れのプラスチック管432A、432Bを縦添
え装置するか、あるいは図3(ハ)に示すようにプラス
チックパイプ 433の長手方向に1条のスリット 434を入
れておき、これを押し広げてその中に挿入して外層の被
覆層43を形成する。
【0015】このように、内層のプラスチック被覆層の
みを施した光ファイバユニットを供給し、長尺体本体に
巻付ける直前に外層のプラスチック被覆層を形成するこ
とにより、鎧装機のリールに巻付ける光ファイバユニッ
トの外径を通常使用される6〜8mm外径の鎧装鉄線に比
して、例えば3〜5mmというように小さくできる。従っ
て鎧装機のリールに巻付ける光ファイバユニットの長さ
が長くなり、光ファイバの一連長の製造可能長さを長く
することができ、光ファイバの接続数が減少し、光ファ
イバユニットの信頼性が向上するとともに、接続に要す
る高度な技術による長時間の作業が著しく減少し、経済
性も向上する。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下記に列記するような効果を奏するものである。 (1)光ファイバユニットが鉄線鎧装の鉄線と同一層に
配置されていることにより、光ファイバの複合による外
径の増大及び熱抵抗の増加がなく、又鎧装機のケージの
増加の必要もなくなる。 (2)光ファイバユニットは金属パイプの外周上に2層
構造のプラスチック被覆層を有し、外層の被覆層を内層
の被覆層より硬質とすることにより、隣接する鉄線から
受ける側圧を内層の被覆層が吸収し、金属パイプ内の光
ファイバに影響を与えることがない。 (3)鉄線鎧装の工程において、内層のプラスチック被
覆層のみを施した光ファイバユニットを供給し、長尺体
本体に巻付ける直前に外層のプラスチック被覆層を形成
することにより、鎧装機のリールに巻付ける光ファイバ
ユニットの長さが長くなり、光ファイバの一連長の長さ
も長くなって接続数が減少し、信頼性及び経済性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は本発明の光ファイバ複合水底電力ケー
ブルの具体例の要部の横断面をあらわした説明図、
(ロ)は本発明における光ファイバユニットの横断面図
である。
【図2】本発明を適用した光ファイバ複合水底送水管の
具体例の要部の横断面をあらわした説明図である。
【図3】(イ)、(ロ)及び(ハ)は本発明の光ファイ
バ複合水底長尺体の製造における光ファイバユニットの
形成方法の説明図である。
【図4】従来の光ファイバ複合水底電力ケーブルの一例
の要部の横断面図である。
【図5】従来の光ファイバ複合水底電力ケーブルの他の
例の要部の横断面図である。
【符号の説明】
1 電力ケーブル本体 2 プラスチックシース 3 鉄線鎧装 4 光ファイバユニット 41 金属パイプ 42 内層被覆層 43 外層被覆層 44 光ファイバ 5 プラスチック管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブル、送水管等長尺体本体の外
    側に施した鉄線鎧装の鉄線の間に、少くとも1本の光フ
    ァイバユニットを配置してなり、上記光ファイバユニッ
    トは外周上にプラスチック被覆層を有する金属パイプ内
    に光ファイバを収納したものであり、上記プラスチック
    被覆層は2層構造を有し、外側の被覆層を内側の被覆層
    より硬質としたことを特徴とする光ファイバ複合水底長
    尺体。
  2. 【請求項2】 電力ケーブル、送水管等長尺体本体の外
    側に鉄線鎧装を施す工程において、鉄線とともに、外周
    上にプラスチック被覆層の第1層を施した金属パイプ内
    に光ファイバを収納した光ファイバユニットを供給し、
    前記長尺体本体の外側に巻付ける直前に、上記第1層の
    プラスチック被覆層の上にプラスチック板を成形する
    か、内径が第1層のプラスチック被覆層の外径に略等し
    いプラスチックパイプの長手方向に一条スリットを入れ
    てこれを押し広げた状態のプラスチックパイプ、あるい
    は半割プラスチック管を装着して第2層のプラスチック
    被覆層を形成することを特徴とする光ファイバ複合水底
    長尺体の製造方法。
JP8093616A 1996-03-22 1996-03-22 光ファイバ複合水底長尺体及びその製造方法 Pending JPH09259659A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2016162653A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 住友電気工業株式会社 光ファイバ複合電力ケーブル、スペーサ、および光ファイバ複合電力ケーブルの製造方法

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