JPH0737113A - 物体画像表示装置 - Google Patents

物体画像表示装置

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JPH0737113A
JPH0737113A JP5199062A JP19906293A JPH0737113A JP H0737113 A JPH0737113 A JP H0737113A JP 5199062 A JP5199062 A JP 5199062A JP 19906293 A JP19906293 A JP 19906293A JP H0737113 A JPH0737113 A JP H0737113A
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montage
object image
part pattern
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Yoshio Kawai
由男 川井
Eri Kakimoto
江里 柿本
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 選択された物体画像または選択された複数の
物体画像を時間の経過に従って変更表示するように制御
ことが可能な物体画像表示装置を提供することを目的と
する。 【構成】 物体画像の各部位それぞれに対応する部位デ
ータの組み合わせからなる組み合わせデータをRAMに
複数組記憶しておき、この記憶されている複数組の組み
合わせデータのなかから一組の組み合わせデータを選択
し、この選択された組み合わせデータに基づいて対応す
る物体画像を表示するが、この表示されている物体画像
を時間の経過に従って変更表示するように制御してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、顔や建造物などの物
体を表示する物体画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、最近、各部位毎のパーツ
パターンデータの組み合わせからなる人間の顔画像を作
成しそれを表示する似顔絵画像表示装置を提案してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の似顔
絵画像表示装置では、作成しようとする人間の顔の各部
位毎にその顔の特徴と一致するパーツパターンデータ
を、各部位毎に記憶されている複数種類のパーツパター
ンデータのなかから選択し、選択したパーツパターンデ
ータの組み合わせで顔画像を表示するようにしているも
のの、作成して表示された人間の顔は、その人間の顔の
一つの側面から見た特徴を表示しているにすぎない。こ
のため、作成してから、長時間の日時が経過した後にそ
の顔を表示した場合、その表示された顔がどの人の顔で
あるかを迅速かつ容易に把握することができないばかり
でなく、作成表示されている顔にはその表情の変化がな
いので、親しみが感じられないという問題点があった。
【0004】また、従来の似顔絵画像表示装置では、複
数の人間の顔を作成して表示できるようになっている
が、ある人間の顔を選択して表示した際に、その人間と
関係した他の複数の人間の顔を順番に表示することがで
きないので、当該他の複数の人間の顔をも見たい場合に
は、最初に選択した人間の顔を選択する場合の選択操作
と同様な方法を繰り返しながら再度選択して表示しなけ
ればならないという問題点があった。
【0005】この発明は、こうした従来の問題点に鑑み
てなされたものであり、作成してから長い日時が経過し
た後でも選択して表示された物体画像の特徴や特質を迅
速かつ容易に把握することができるとともに、変更しな
がら表示される物体画像から親しみが感じることができ
る物体画像表示装置を提供することを目的とする。
【0006】また、この発明は、ある物体画像を選択し
て表示した際に、その物体画像と関係した他の複数の物
体画像をも見たい場合でも、最初に選択した物体画像を
選択する場合の選択操作と同様な方法を繰り返えすこと
なく自動的に選択表示してくれる物体画像表示装置を提
供することを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、物体画像の各部位それぞれに対応する
部位データの組み合わせからなる組み合わせデータを複
数組記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されてい
る複数組の組み合わせデータのなかから一組の組み合わ
せデータを選択する選択手段と、この選択手段により選
択された組み合わせデータに基づいて対応する物体画像
を表示する表示手段と、この表示手段により表示されて
いる物体画像を時間の経過に従って変更表示するように
制御する制御手段とを備えている。
【0008】また、この発明は、物体画像の各部位それ
ぞれに対応する部位データの組み合わせからなる組み合
わせデータを多数組記憶する記憶手段と、この記憶手段
に記憶されている多数組の組み合わせデータのなかから
任意の複数組の組み合わせデータを選択する選択手段
と、この選択手段により選択された複数組の組み合わせ
データに基づいて対応する物体画像を表示する表示手段
と、前記選択手段により選択された複数組の物体画像を
時間の経過に従って選択的に変更表示するように制御す
る制御手段とを備えている。
【0009】前記制御手段は、例えば前記選択手段によ
り選択された物体画像を時間の経過に従って時間情報と
ともに変更表示するように制御する。
【0010】前記制御手段は、例えば前記選択手段によ
り選択された物体画像を時間の経過に従って当該物体の
名前または名称に関するデータとともに変更表示するよ
うに制御する。
【0011】前記制御手段は、例えば前記選択手段によ
り選択された物体画像を1秒間隔で変更表示するように
制御する。
【0012】
【作用】この発明によれば、物体画像の各部位それぞれ
に対応する部位データの組み合わせからなる組み合わせ
データを記憶手段に複数組記憶しておき、この記憶手段
に記憶されている複数組の組み合わせデータのなかから
一組の組み合わせデータを選択手段により選択し、この
選択手段により選択された組み合わせデータに基づいて
対応する物体画像を表示手段にて表示するが、この表示
手段により表示されている物体画像を時間の経過に従っ
て制御手段にて変更表示するように制御している。この
ため、物体画像を一つの側面だけでなく多面的に観察す
ることができ、その特徴や特質を迅速かつ容易に把握す
ることができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明を図示する実施例に基づいて
説明する。
【0014】図1はこの発明の一実施例に係る物体画像
表示装置の外観図である。
【0015】図1において、物体画像表示装置10は連
結部11を介して開閉可能に連結された表示・入力パネ
ル12と入力パネル13とを備えている。表示・入力パ
ネル12及び入力パネル13には、表示部14、キー入
力部15が配置されている。
【0016】キー入力部15には、モンタージュモード
キー16、モンタージュデータ入力キー17、個人・家
族データモードキー18、モンタージュ選択・表示モー
ドキー19、第1の時計表示モードキー20、第2の時
計表示モードキー21、登録キー22、電源オンオフキ
ー23のほかに、カーソルキー22Aなどが配設されて
いる。
【0017】モンタージュモードキー16はモンタージ
ュモードを設定する際に使用されるモードキー、モンタ
ージュデータ入力キー17はこのモンタージュモードキ
ー16によるモンタージュモードの下でモンタージュを
作成する際に操作される入力キー、個人・家族データモ
ードキー18は、モンタージュの名前、電話番号などの
個人データ及び家族データを入力するためのモードを設
定する際に使用されるキー、モンタージュ選択・表示モ
ードキー19はモンタージュデータ及び個人データなど
をモンタージュ選択・表示するためのモードを設定する
際に使用されるキー、第1の時計表示モードキー20は
選択されたモンタージュを現在時刻とともに表示するた
めのモードを設定する際に使用されるキー、第2の時計
表示モードキー21は選択された複数のモンタージュを
現在時刻とともに表示するためのモードを設定する際に
使用されるキー、登録キー22はデータを登録するかし
ないかを選択する際に操作されるキー、電源オンオフキ
ー23は電源のオンオフ操作の際に使用されるキーであ
る。なお、前記モンタージュデータ入力キー17は、図
2に示すように、モンタージュの全身を構成する各部位
に対応する位置に配置された複数の部位キー(輪郭キー
170、髪型キー171、目キー172、鼻キー17
3、口キー174、眉毛キー175、耳キー176、胴
キー177、両手キー178、両足キー179)から構
成されている。
【0018】図2はこの発明の一実施例に係る物体画像
表示装置の回路構成を示すブロック図である。 図2に
おいて、物体画像表示装置の各部を制御するCPU24
には、キー入力部15、表示部14、表示ドライバ回路
25、パーツパターンROM26、RAM27および合
成RAM28の他、発振部29に接続されている時計回
路30が接続されている。
【0019】前記パーツパターンROM26には、図4
に示すように、顔及び体形を構成する各パーツごとの複
数の異なる形状をしたパーツパターンデータがビットマ
ップデータの形で格納されている。すなわち、「輪郭」
のパーツエリアの「1」には、輪郭の形状の異なったパ
ーツパターンデータがそれぞれに「01」〜「20」の
パーツパターンNO.を対応づけて記憶されている。
「髪型」のパーツエリアの「2」には、髪型の形状の異
なったパーツパターンデータがそれぞれに「01」〜
「20」のパーツパターンNO.を対応づけて記憶され
ている。同様に、「眉と目」、「鼻」、「口」〜「両
足」のパーツエリアには、目、鼻、口〜両足のパーツの
形状の異なったパーツパターンデータがそれぞれに「0
1」〜「20」のパーツパターンNO.を対応づけて記
憶されている。
【0020】前記パーツパターンROM26には、更
に、図5に示すように、喜怒哀楽の顔を表現するために
「眉と目」および「口」の各パーツごとに異なる形状を
したパーツパターンデータがビットマップデータの形で
格納されている。すなわち、「眉と目」のパーツエリア
の「01」には、笑ったときの眉と目の形状をしたパー
ツパターンデータが、「02」には、怒ったときの眉と
目の形状をしたパーツパターンデータが、「03」に
は、泣いたときの眉と目の形状をしたパーツパターンデ
ータが、「04」には、驚いたときの眉と目の形状をし
たパーツパターンデータがそれぞれ記憶されている。同
様に、「口」のパーツエリアの「01」には、笑ったと
きの口の形状をしたパーツパターンデータが、「02」
には、怒ったときの口の形状をしたパーツパターンデー
タが、「03」には、泣いたときの口の形状をしたパー
ツパターンデータが、「04」には、驚いたときの口の
形状をしたパーツパターンデータがそれぞれ記憶されて
いる。
【0021】一方、前記RAM12は、図6に示すよう
に、前記キー入力部15内の個人データ入力キー31
(数値キー31A及びアルファベットキー31Bなどか
らなる。)の操作により入力された個人データ(名前、
住所、電話番号、年齢、身長、趣味等の文書などのデー
タ)、家族データ(名前、住所、電話番号、年齢、身
長、趣味等の文書などのデータ)、モンタージュデータ
入力キー17の操作により入力されたモンタージュデー
タ(各部位毎のパーツパターンNO.の組み合わせデー
タ)、現在の日付・時刻データを記憶するものである。
【0022】また、前記合成RAM28には、表示部1
4で表示される顔及び体形の各部位ごとのパーツパター
ンデータを合成するためのRAMであり、パーツパター
ンROM26から読み出された各パーツパターンデータ
が一時的に記憶されるようになっている。
【0023】さらに、表示部14は液晶ドットマトリク
ス表示装置などで構成されており、この表示部14には
合成RAM28にて合成された各パーツパターンデータ
からなる顔や個人データなどに基づいて駆動される表示
ドライバ回路25を介して顔及び体形や個人データなど
が表示されるようになっている。
【0024】次に、この実施例に係る物体画像表示装置
の動作について図7〜図15に示すフローチャートに従
って説明する。
【0025】まず、図7に示す本実施例のゼネラルフロ
ーについて説明する。
【0026】最初に、個人・家族データモードキー18
が操作されたか否かが判別されその個人・家族データモ
ードキー18の操作がなされたならば(ステップSA
1)、個人データ・家族データの入力モードに設定され
てそのモード下で個人データ、家族データの入力・登録
処理を実行する(ステップSA2)。次に、モンタージ
ュモードキー16が操作されたか否かが判別されそのモ
ンタージュモードキー16の操作がなされたならば(ス
テップSA3)、モンタージュ作成モードに設定されて
そのモード下でモンタージュデータの入力・登録処理を
実行する(ステップSA4)。引き続いて、モンタージ
ュ選択・表示モードキー19が操作されたか否かが判別
されそのモンタージュ選択・表示モードキー19の操作
がなされたならば(ステップSA5)、個人データ・家
族データのモンタージュ選択・表示モードに設定されて
そのモード下で個人データなどのモンタージュ選択・表
示処理を実行する(ステップSA6)。最後に、第1の
時計表示モードキー20が操作されたか否かが判別され
その第1の時計表示モードキー20の操作がなされたな
らば(ステップSA7)、第1時計モードに設定されて
そのモード下で第1の時計表示とモンタージュの表示処
理を実行する(ステップSA8)。また第2の時計表示
モードキー21が操作されたか否かが判別されその第2
の時計表示モードキー21の操作がなされたならば(ス
テップSA7)、第2時計モードに設定されてそのモー
ド下で第2の時計表示とモンタージュの表示処理を実行
する(ステップSA9)。第1の時計表示モードキー2
0、第2の時計表示モードキー21以外の他のキーが操
作された場合は「その他の処理」を実行する。
【0027】次に、このゼネラルフローにおける各処理
について説明をする。
【0028】まず、図8に示す個人データ、家族データ
の入力・登録処理は、前述したように最初に個人・家族
データモードキー18が操作された場合に実行されるが
この個人・家族データモードキー18が操作されたなら
ば、表示部14に「名前、住所、電話?」の表示を行な
い(ステップSB2)、個人データの入力を促した上
で、これら名前等が入力されたか否かを判別する(ステ
ップSB3)。この入力の完了がなされたと判別された
ならば、次に、「年齢、身長?」の表示を行ない(ステ
ップSB4)、これら年齢等が入力されたか否かを判別
する(ステップSB5)。この入力の完了がなされたと
判別されたならば、さらに、その他のデータを示す「文
書?」の表示を行ない(ステップSB6)、この文書が
入力されたか否かを判別する(ステップSB7)。この
入力の完了がなされたと判別されたならば、さらに、表
示部14に「家族1の名前、年齢、身長?」の表示を行
ない(ステップSB8)、家族データの入力を促した上
で、家族1の名前等が入力されたか否かを判別する(ス
テップSB9)。この入力の完了がなされたと判別され
たならば、さらに、家族2、家族3等の家族データ入力
を行ない(ステップS10)。このようにして複数の個
人データと当該個人以外の家族データのすべての入力の
完了がなされたならば、次にモンタージュデータ入力キ
ー17が操作されたのかの判別を行なう。モンタージュ
データ入力キー17の操作がなされたと判別された場合
は、いままで入力されたデータが図6に示すようにRA
M27の個人・家族データエリア270に記憶されてこ
の処理フローは終了する。なお、この場合、個人・家族
データエリア270に記憶される個人データおよび当該
個人の家族データと他の個人データおよび当該個人の家
族データとは区別された形となるように個人・家族デー
タエリア270内の同一の項目「1」、「2」・・・毎
に分類して記憶される。
【0029】次に、図9に示すモンタージュの作成・登
録処理は、最初にあらかじめ定められている基本型のモ
ンタージュデータ(ステップ各部位ごとのパーツパター
ンNO.の組み合わせデータ)が読み出されてRAM2
7の図示しない記憶エリアに一旦記憶設定される(ステ
ップSC2)。次に、この記憶された各パーツパターン
NO.に対応するパーツパターンROM26の各パーツ
パターンデータのデータ合成処理が合成RAM28にて
なされる(ステップSC3)。このデータ合成処理は、
図10に示す合成処理フローチャートに従ってなされ
る。
【0030】すなわち、前述した方法でRAM27に記
憶されたモンタージュデータを構成している各パーツパ
ターンNO.のなかから,まず輪郭のパーツパターンN
O.をRAM27から読み取り(ステップSD1)、こ
の輪郭のパーツパターンNO.に対応する輪郭のパーツ
パターンデータをパーツパターンROM26から読み出
してこの輪郭のパーツパターンデータを合成RAM28
の合成エリアに格納する(ステップSD2)。次に、髪
型のパーツパターンNO.をRAM27から読み取り
(ステップSD3)、この髪型のパーツパターンNO.
に対応する髪型のパーツパターンデータをパーツパター
ンROM26から読み出してこの輪郭のパーツパターン
データを合成RAM28の合成エリアに格納する(ステ
ップSD4)。さらに、目、鼻、口などの他の部位につ
いても同様な処理を行なった後(ステップSD5)、合
成RAM28にて合成されたモンタージュデータを表示
ドライバ回路25に送り、このモンタージュデータに基
づいて対応する基本型のモンタージュを表示部14にて
表示する(ステップSD6)。
【0031】次に、この表示された基本型のモンタージ
ュデータに変更があればこの変更のための処理がなされ
る。すなわち、まず、輪郭キー170が操作されたか否
かを判別し(ステップSC4)、この輪郭キー170が
操作されたならば現在設定されているパーツパターンN
O.に「1」を加えたパーツパターンNO.に変更した
後(ステップSC5)、変更されたパーツパターンN
O.はRAM27の「甲」の輪郭エリアに記憶されると
ともに、その変更されたパーツパターンNO.に対応す
る輪郭のパーツパターンデータをパーツパターンROM
26から読み出してこの輪郭のパーツパターンデータが
合成RAM28の合成エリアに格納され、合成RAM2
8にてこの変更後の輪郭のパーツパターンデータが他の
髪型、鼻などのパーツパターンと合成される。このた
め、輪郭の形状のみが変更されたモンタージュが表示部
14にて表示される。したがって、この輪郭キー170
を順次操作すれば、その都度、輪郭の形状のみが変更さ
れたモンタージュが表示部14にて表示されることとな
る。
【0032】同様に、必要に応じて髪型キー171、目
キー172、鼻キー173、口キー174、眉毛キー1
75、耳キー176、胴キー177、両手キー178、
両足キー179を操作して作成しようとする人間の髪
型、目、鼻、口、眉毛、耳、胴、両手、両足の各部位の
形状に似たパーツパターンデータに対応するパーツパタ
ーンNO.に変更していく(ステップSC6〜ステップ
SC15)。
【0033】この変更操作が完了した後に、作成しよう
とする顔および体形と似ているモンタージュが作成表示
されたことを表示部14の表示上で確認できたならば登
録キー22を操作する(ステップSC16)。これによ
り表示部14の表示上で確認されている「甲」のモンタ
ージュに対応するモンタージュデータ(各パーツパター
ンNO.)がRAM27内の「甲」のモンタージュデー
タエリア271に記憶登録されて(ステップSC17)
この「甲」のモンタージュの作成登録処理が完了する。
【0034】次に、「甲」の家族のモンタージュデータ
も上述の「甲」のモンタージュデータの作成方法の場合
と同様な方法で「家族1」、「家族2」・・・の各記憶
エリアに順次記憶していく。これが完了したならば、
「乙」、「丙」などの二人目以降の個人のモンタージュ
データとその個人の家族のモンタージュデータも同様な
モンタージュの方法にて各記憶エリアに記憶していく。
このような方法を経てモンタージュデータの作成・登録
処理が完了する。
【0035】次に、図11に示すモンタージュ選択・表
示処理は、前述したモンタージュ選択・表示モードキー
19の操作によるモンタージュ選択・表示モードの後に
行なわれるがこのモンタージュ選択・表示モードキー1
9が操作されたならば、表示部14に「検索語?」の表
示を行ない(ステップSE2)、個人データの検索のた
めの入力を促す。これに応じて、「甲」、「乙」などの
名前が検索データとして入力されたならば(ステップS
E3)、この入力された検索データが記憶されている個
人データエリアの個人の名前と一致しているのか否かを
判別する(ステップSE4)。一致していると判別され
たならば、次に、この一致に係る個人データに対応する
モンタージュデータ(各パーツパターンNO.)をRA
M27のモンタージュデータエリア271から読み出し
て(ステップSE5)それに対応する各パーツパターン
データをパーツパターンROM26から読み出してその
各パーツパターンデータを合成RAM28にて合成する
(ステップSE6)。
【0036】次に、現在検索中の個人データに関係する
家族データがRAM27のモンタージュデータエリア2
71に記憶されているか否かを判別し(ステップSE
7)、記憶されていると判別されたならば、個人の検索
の場合と同様に、この一致に係る家族データに対応する
モンタージュデータをRAM27のモンタージュデータ
エリア271から読み出してそれに対応する各パーツパ
ターンデータをパーツパターンROM26から読み出し
てその各パーツパターンデータを合成RAM28にて合
成した上で、前述のようにして合成されている個人のモ
ンタージュとともに各家族のモンタージュを表示部14
にて一覧表示する(ステップSE8)。これにより、個
人データを検索すると、当該個人のモンタージュのほか
にその家族のモンタージュをも併わせて表示部14にて
一覧表示することができる。
【0037】次に、図12に示す第1の時計表示処理に
ついて説明する・この第1の時計表示処理は、前述した
第1の時計表示モードキー20の操作よる時計表示モー
ドにした後に行なわれる。
【0038】このモード(登録済みの複数のモンタージ
ュのなかから一人のモンタージュの表情を時間の経過に
従って変更させるモード)が設定されると、前述したモ
ンタージュ選択・表示処理にて選択された一つのモンタ
ージュが再度表示部14にて表示される(ステップSF
1)。すなわち、前述したモンタージュ選択・表示処理
にて選択されたモンタージュデータに対応する各パーツ
パターンデータがパーツパターンROM26から読み出
されてこの各パーツパターンデータが合成RAM28に
て合成されてこの合成済みのモンタージュが表示され
る。この場合、それの家族のモンタージュは表示しな
い。
【0039】すると、時計回路30で計時されている現
在の日付データである「2月25日」及び「ごご(午
後)」と現在時刻データである「10:10 00(1
0時10分00秒」がRAM27内の現在日付・時刻デ
ータエリア273に順次記憶されているので、このモン
タージュは、図13(a)に示すように、この記憶され
た現在日付・時刻データとともに表示部14にて表示さ
れる(ステップSF2)。
【0040】その後は、その時点から1秒の時間が経過
する(ステップSF3)と、それに同期して、選択され
ているモンタージュデータを構成している目および口の
パーツパターンNO.を、笑っている場合の目および口
のパーツパターンNO.に変更する。このため、変更さ
れた目および口のパーツパターンNO.に対応する笑っ
ている目および口のパーツパターンデータが図5に示す
パーツパターンROM26から読み出されてその笑って
いる目および口のパーツパターンデータが既存の他のパ
ーツパターンデータと合成RAM28にて合成されて、
図13(b)に示すように、その笑っている目および口
のモンタージュが1秒の時間が経過した後の「10:1
0 01(10時10分01秒」とともに表示部14に
て表示される(ステップSF4)。
【0041】このようにして1秒の時間が経過する都
度、選択されているモンタージュデータを構成している
目および口のパーツパターンNO.を、怒った場合の目
および口のパーツパターンNO.、泣いた場合の目およ
び口のパーツパターンNO.、驚いた場合のパーツパタ
ーンNO.に変更する。このため、変更された目および
口のパーツパターンNO.に対応する怒った場合の目お
よび口のパーツパターンNO.、泣いた場合の目および
口のパーツパターンNO.、驚いた場合のパーツパター
ンデータがパーツパターンROM26から読み出されて
それらの目および口のパーツパターンデータと他のパー
ツパターンデータとが合成RAM28にて合成されてそ
の怒った顔(図13(c))、泣いた顔(図13
(d)),驚いた顔(図13(e))のモンタージュが
1秒の時間が経過を示す時間データとともに表示部14
にて順次表示される(ステップSF5〜ステップSF
8)。なお、図13(e)に示す驚いた顔のモンタージ
ュが表示された後の1秒後は図13(f)に示すように
元の顔のモンタージュに変更される(ステップSF
2)。
【0042】このように元の顔のモンタージュから喜怒
哀楽の表情をもつ顔のモンタージュに時間の経過に従っ
て順次変更される(ステップSF2〜ステップSF
8)。この動作を繰り返す。したがって、選択して表示
された顔がどのような内容の顔であるかを迅速かつ容易
に多面的に把握することができるとともに、その表情の
変化から親しみを感じることができる。
【0043】次に、図14に示す第2の時計表示処理に
ついて説明する・この第2の時計表示処理は、前述した
第2の時計表示モードキー21の操作よる時計表示モー
ドにした後に行なわれる。このモード(登録済みの個人
のモンタージュとその家族のモンタージュを時間の経過
に従って変更させるモード)が設定されると、前述した
モンタージュ選択・表示処理にて選択された個人のモン
タージュとその家族のモンタージュのうちの個人のモン
タージュが最初に再度表示部14にて表示される(ステ
ップSG1)。なお、最初の表示段階では1家族の全員
のモンタージュが同時に表示されないで、検索された最
初の人物のみが表示される。
【0044】すなわち、前述したモンタージュ選択・表
示処理にて選択された個人のモンタージュデータに対応
する各パーツパターンデータがパーツパターンROM2
6から読み出されてこの各パーツパターンデータが合成
RAM28にて合成される。そしてこの合成済みのモン
タージュは、図15(a)に示すように、時計回路30
で計時されている現在の日付データである「2月25
日」及び「ごご(午後)」と現在時刻データである「1
0:10 00(10時10分00秒」が現在日付・時
刻データエリア273に順次記憶されているので、この
記憶された現在日付・時刻データとともに表示部14に
て表示される(ステップSG2)。
【0045】その後は、その時点から1秒の時間が経過
する(ステップSG3)と、それに同期して、選択され
ている最初の個人のモンタージュデータ(それを構成し
ている各パーツパターンNO.)が家族1のモンタージ
ュデータ(それを構成している各パーツパターンN
O.)に変更される。このため、変更された各パーツパ
ターンNO.に対応する家族1の各パーツパターンデー
タがパーツパターンROM26から読み出されてその家
族1の各パーツパターンデータが合成RAM28にて合
成されてその家族1のモンタージュ(本実施例の場合は
「父」のモンタージュ)が、図15(b)に示すよう
に、1秒の時間が経過後の「10:10 01(10時
10分01秒」とともに表示部14にて表示される(ス
テップSG4)。
【0046】このようにして1秒の時間が経過する都
度、選択されている個人のモンタージュデータ(各パー
ツパターンNO.)が家族1のパーツパターンNO.、
家族2のパーツパターンNO.、家族3のパーツパター
ンNO.のように順次変更される。このため、変更され
た家族1のパーツパターンNO.、家族2のパーツパタ
ーンNO.、家族3のパーツパターンNO.にそれぞれ
対応する各パーツパターンデータがパーツパターンRO
M26から読み出されてそれらのパーツパターンデータ
が合成RAM28にて合成されてその合成された各家族
のモンタージュ(家族2のモンタージュは本実施例の場
合「母」のモンタージュ)が1秒の時間が経過を示す時
間データとともに表示部14にて順次表示される(ステ
ップSG5〜ステップSG6)。なお、最後の家族のモ
ンタージュが表示された後の1秒後は元の個人のモンタ
ージュに変更される(ステップSG7〜ステップSG
1)。したがって、選択して表示された個人はどのよう
な家族の一員であるかを迅速かつ容易に把握することが
できるとともに、個人のみでなくその家族全員が順次表
示されるので親しみを感じることができる。なお、この
実施例のように、個人とその家族のモンタージュを時間
の経過に従って表示しているが、これに限られず、現在
RAM227のモンタージュデータエリア272に記憶
されている全部のモンタージュデータを順次読み出して
そのモンタージュデータに基づいてモンタージュを時間
の経過に従って表示しても、また、そのモンタージュデ
ータエリア272に記憶されているモンタージュデータ
のうちの特定のモンタージュデータ(例えば友人のモン
タージュデータ)のみを順次読み出してそのモンタージ
ュデータに基づいてモンタージュを時間の経過に従って
表示してもよい。
【0047】また、本実施例では、モンタージュを人間
の顔を対象としているが、動物の顔のほかに、車、建造
物などの物体を対象としてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、選択された物体画像または選択された複数
の物体画像を時間の経過に従って変更表示するように制
御しているので、選択された物体画像を一つの側面だけ
でなく多面的に観察することができる、また選択された
複数の物体画像を時間の経過に従って選択的に順次見る
ことができる。このため、その物体画像の特徴や特質を
迅速かつ容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る物体画像表示装置の
外観を示す図である。
【図2】モンタージュデータ入力キーを示す拡大平面図
である。
【図3】図1に示す物体画像表示装置の回路構成を示す
全体ブロック図である。
【図4】パーツパターンROMの基本的なパーツパター
ンデータの記憶例を示す図である。
【図5】パーツパターンROMの表情をもつパーツパタ
ーンデータの記憶例を示す図である。
【図6】RAMの記憶例を示す図である。
【図7】本実施例のゼネラルフローチャートである。
【図8】個人データ・家族データの入力・登録の処理を
示すフローチャートである。
【図9】モンタージュの作成・登録の処理を示すフロー
チャートである。
【図10】各パーツパターンデータのデータ合成の処理
を示すフローチャートである。
【図11】モンタージュの選択・表示処理のためのフロ
ーチャートである。
【図12】第1の時計表示処理を示すフローチャートで
ある。
【図13】(a)〜(f)は第1の時計表示処理におけ
る一連の表示例を示す図である。
【図14】第2の時計表示処理を示すフローチャートで
ある。
【図15】(a)〜(c)は第2の時計表示処理におけ
る一連の表示例を示す図である。
【符号の説明】
10 物体画像表示装置 14 表示部 15 キー入力部 16 モンタージュモードキー 17 モンタージュデータ入力キー 18 個人・家族データモードキー 19 モンタージュ選択・表示モードキー 20 第1の時計表示モードキー 21 第2の時計表示モードキー 22 登録キー 24 CPU 25 表示ドライバ回路 26 パーツパターンROM 27 RAM 28 合成RAM 30 時計回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体画像の各部位それぞれに対応する部位
    データの組み合わせからなる組み合わせデータを複数組
    記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている複数組の組み合わせデー
    タのなかから一組の組み合わせデータを選択する選択手
    段と、 この選択手段により選択された組み合わせデータに基づ
    いて対応する物体画像を表示する表示手段と、 この表示手段により表示されている物体画像を時間の経
    過に従って変更表示するように制御する制御手段と、 を備えていることを特徴とする物体画像表示装置。
  2. 【請求項2】物体画像の各部位それぞれに対応する部位
    データの組み合わせからなる組み合わせデータを多数組
    記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている多数組の組み合わせデー
    タのなかから任意の複数組の組み合わせデータを選択す
    る選択手段と、 この選択手段により選択された複数組の組み合わせデー
    タに基づいて対応する物体画像を表示する表示手段と、 前記選択手段により選択された複数組の物体画像を時間
    の経過に従って選択的に変更表示するように制御する制
    御手段と、 を備えていることを特徴とする物体画像表示装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記選択手段により選択
    された物体画像を時間の経過に従って時間情報とともに
    変更表示するように制御することを特徴とする請求項1
    または2記載の物体画像表示装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、前記選択手段により選択
    された物体画像を時間の経過に従って当該物体の名前ま
    たは名称に関するデータとともに変更表示するように制
    御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の物体画像表示装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、前記選択手段により選択
    された物体画像を1秒間隔で変更表示するように制御す
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の物
    体画像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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