JPH0736817Y2 - ウエザーストリップの接続構造 - Google Patents

ウエザーストリップの接続構造

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JPH0736817Y2
JPH0736817Y2 JP1988105405U JP10540588U JPH0736817Y2 JP H0736817 Y2 JPH0736817 Y2 JP H0736817Y2 JP 1988105405 U JP1988105405 U JP 1988105405U JP 10540588 U JP10540588 U JP 10540588U JP H0736817 Y2 JPH0736817 Y2 JP H0736817Y2
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JP
Japan
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weather strip
molding
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cut
door
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JP1988105405U
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政博 野崎
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用のウエザーストリップの接続構造に
関するものである。
〔従来の技術〕 自動車のドアフレームには、車体のドア開口との間をシ
ールするドアウエザーストリップが装着されている。
第3図は、通常の自動車ドアを閉めた状態に於ける第4
図の線III-III断面を示しており、図から明らかな如
く、ドアフレーム21のリテーナ22にウエザーストリップ
3が嵌着してあり、ウエザーストリップ3は、取付基部
31と、中空シール部32とシールリップ部33とから成る形
態に押出し成形されたものであり、ドア2を閉めた際に
は、シールリップ部33が車体側のドリップモール4に当
接シールすると共に、中空シール部32が車体1のドア開
口側縁10に当接シールするようになっている。
そしてこのウエザーストリップは、第4図のX部分では
大きく折曲する必要があるので、該折曲部では、ドアフ
レーム21の上部の水平部に装着するウエザーストリップ
3と、側部の垂直部に装着するウエザーストリップ30と
の端部を型成形により一体化して接続している。またド
ア上部のウエザーストリップ3では第4図の如くシール
リップ部33が外部より露見するので、意匠上の観点から
型成形による接続部が露見しないように、シールリップ
部33のみを端部まで延長した形態に、押出し成形部を角
形に切落して、切落し部に型成形を付与して、両ウエザ
ーストリップ3,30を接続している。
第5図は、従来の押出し成形部の角形に切落した状態を
示すものであり、図から明らかな如く、シールリップ部
33の延長部Lを残した押出し成形品の切落し部は、直線
状の切断刃でC1線切断及びC2線切断を2工程で実施する
か、直線状の2枚の切断刃を2方向に組合せて刃型セッ
トし、C1線とC2線の切断を同時に1度で実施するかのい
ずれかにより行うため、その切落し部の角隅Pは、いわ
ゆるピン角と称される直線C1と直線C2との交わったとが
った真の角であった。
第6図は、この出願前公知となった特開昭63-46943号に
開示されたウエザーストリップの端末を示すものであ
り、このウエザーストリップ6にあっても押出し成形部
Aに型成形部Bを成形一体化するに際して、成形部Aに
線C1及びC2の交わったとがった角隅Pを有する角形の切
落し部を形成している。
即ち、従来のウエザーストリップにあっては、押出し成
形部に対する型成形用の角形切落しは、全てとがったピ
ン角Pを角隅に有する形態であった。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の、例えば第5図及び第6図に示す如き直角カット
のとがった角隅Pを有する角形のカットでは、2方向か
らカットする場合には2工程切断の手間がかかり、ま
た、直線切断刃の2枚を角形に組んで一工程切断をする
場合には、切断刃の組付けに複雑な構造と高い精度とを
要し、手間とコストがかかっている。
また、切落し部のとがった角隅Pには、型成形時に材料
の流れ込みが悪く、角隅Pには、空隙やピンホールが出
来たり、くぼみが出来て、ウエザーストリップにシール
性の低下をもたらし、且つ意匠上の欠陥を生じていた。
本考案は、押出し成形部と型成形部との接合構造を改善
して、角形切落しを容易にすると共に、ウエザーストリ
ップの意匠上の欠陥、及びシール性を改善するものであ
る。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案を自動車のドアウエザーストリップに適用する際
には、例えば第1図に示す如く、押出し成形により製造
されたドアの上縁のフレームに装着するウエザーストリ
ップ3と、ドアの側縁のフレームに装着する押出し成形
により製造されたウエザーストリップ30との端部を直角
状の折曲状態で接続するものに於て、押出し成形部A端
部に、シールリップ部33の延出部Lを残して、角隅がア
ールRを有し、長手方向切断線C1と幅方向切断線C2とで
形成される角形の切落し部を形成し、該切落し部を備え
たウエザーストリップ3の端部と他のウエザーストリッ
プ30の端部とを型成形部Bによって成形一体化した接続
構造とする。
切落し部の角隅にはアールRが形成されているため、型
成形時に流動材料が角隅まで均一に流れ込み、押出し成
形部Aと型成形Bとの境界接続状態が一様になり、角隅
部に窪みやピンホールの無い接続構造となった。
また、角隅にアールRを有する角形の切落しは、カット
刃を一枚の刃を曲げた形態として一度切りで達成出来る
ため容易である。
〔実施例〕
(例1) 本考案を第3図及び第4図に示す自動車ドアのウエザー
ストリップに適用した。ドアの上縁フレーム21に装着す
るウエザーストリップ3は、第1図に示す如く取付基部
31、中空シール部32、及びシールリップ部33から成る従
来の押出し成形品を用い、ドアの側縁フレーム21に装着
するウエザーストリップ30は、第1図に示す如く、取付
基部31と中空シール部32から成る従来の押出し成形品を
用いた。
第1図に示す如く、押出し成形品のウエザーストリップ
3の端部は、長手方向切断線C1及び幅方向切断線C2によ
る角形に、シールリップ部33の延長部Lが出来、且つ角
隅には2〜3mmの曲率半径から成るアールRを有する形
態に切落した。
角隅にアールRを有する角形の切断は、いわゆるトムソ
ン刃と称されている先端に片刃を有する帯鋼を型に曲げ
てセットした刃で一度切りにより実施した。
ウエザーストリップ片3と30との接合は、従来同様に、
ストリップ片3の端部とストリップ片30の端部とを成形
型にセットして両端部間に型成形キヤビテイを形成し、
押出し成形部Aと同一材料をキヤビテイ内に注入して型
成形部Bを成形し、従来同様の折曲形態で接続されたウ
エザーストリップを形成した。
得られたウエザーストリップの接続構造にあっては、角
形切落し部の角隅には半径2〜3mmのアールRがあり、
型成形時に材料の角隅への流動充填が十分に達成された
ため、押出し成形部Aと型成形部Bとの境界の段差は、
境界線全長にわたる一様な段差となり、シール性を阻害
する窪みやピンホールの無い、外観の均一な接続境界と
なった。
また、角隅にアールRを形成する切落し構造としたた
め、切断刃として可撓性の帯鋼刃を曲げてセットした刃
を使用することが可能となり、簡単な構造のセット刃に
よる一度切断が可能となった。
(例2) 第2A、2B図は、自動車のボデーフランジに装着されるク
オータウインドウエザーストリップと称されているもの
に本考案を適用した例であり、ウエザーストリップの形
態は、インサート鉄板52を有し、且つ保持リップ54を有
するソリッドゴムから成る取付基部51とスポンジゴムか
ら成るシールリップ部53とを備えている。
ウエザーストリップのコーナ部を接続するための型成形
は1種類の材料で達成するが、クオータウインドウエザ
ーストリップにあっては、取付基部51がソリッドゴム、
シールリップ部53がスポンジゴムであり、ウエザーリッ
プはシール機能を重視する必要があるため型成形部Bは
スポンジゴム材を適用することになる。この場合にウエ
ザーストリップの折曲接続部にも剛性を有し、十分な保
持力を備えた組付基部を形成するために、本考案を適用
して押出し成形部の端部を段カットして、インサート鉄
板を内在するソリッドゴムの組付基部51に延長部Lを形
成し、段カットの角隅部に2〜3mmの半径のアールRを
付与し、両側のウエザーストリップ端部を型セットして
成形用キヤビテイを形成した後、キヤビテイ内にシール
リップ部53と同一のスポンジゴムを注入し、型成形部B
によってウエザーストリップを屈曲状態に接続した。
得られた接続構造に関しては、インサート鉄板を内在す
るソリッドゴムの取付基部が延長部として折曲部に存在
するため折曲接続部が十分な剛性を有すると共に、切落
されたシールリップ部は、角隅でのアールRの存在によ
って、また角形切落し部で拡大された比較的に広い範囲
の型成形部Bであるために、同質材料のスポンジゴムが
角隅まで良く流動して均斉な接続となり、例1と同様に
所期の目的を達成した。
〔考案の効果〕 押出し成形品の角形切落し部と型成形部とは、接続線の
角隅がアールRを有する形態であり、且つ型成形部は角
形切落し部の存在によって広くなるために、成形用材料
が良く流動し、角隅へのまわり込みがスムーズに行なわ
れて、型成形による窪みやピンホール、或いは空隙のな
い接続構造が容易に得られる。
また、接続構造を得るための押出し成形品の角形切落し
作業も、角隅部にアールRが存在する形状であるため、
長尺帯鋼の一枚刃の折り曲げセットで簡単に形成出来る
刃によって、1度の切断工程で達成出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を実施したドアウエザーストリップの
斜視図である。 第2A図は、本考案を実施したクオータウインドウエザー
ストリップの斜視図であり、第2B図はその正面図であ
る。 第3図はドアウエザーストリップの使用状態説明図であ
って、第4図のIII-III線断面図である。 第4図は、自動車ドア略示平面図である。 第5図及び第6図は、それぞれ従来のウエザーストリッ
プの角形切落し形態斜視図である。 1……車体、2……ドア、3,30,5,6……ウエザーストリ
ップ、4……ドリップモール、21……ドアフレーム、22
……リテーナ、31,51……取付基部、32……中空シール
部、33,53,63……シールリップ部、52……インサート鉄
板、54……保持リップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付基部(31,51)に少くともシールリッ
    プ(33,53)を備えたウエザーストリップ(3,30)の押
    出し成形部(A)の端部に対し、長手方向切断線(C1
    と幅方向切断線(C2)によって角隅にアール(R)を形
    成して長手方向の延長部(L)を残した角形の切落し部
    を形成し、該切落し部を備えた押出し成形部端と他の押
    出し成形部端とを型成形部(B)によって成形一体化し
    た自動車のドア又はボデーに装着するためのウエザース
    トリップの接続構造。
JP1988105405U 1988-08-11 1988-08-11 ウエザーストリップの接続構造 Expired - Lifetime JPH0736817Y2 (ja)

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