JPH0736751Y2 - アーマチュア付印字ワイヤ - Google Patents

アーマチュア付印字ワイヤ

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JPH0736751Y2
JPH0736751Y2 JP1990028816U JP2881690U JPH0736751Y2 JP H0736751 Y2 JPH0736751 Y2 JP H0736751Y2 JP 1990028816 U JP1990028816 U JP 1990028816U JP 2881690 U JP2881690 U JP 2881690U JP H0736751 Y2 JPH0736751 Y2 JP H0736751Y2
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armature
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JP1990028816U
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JPH03118637U (ja
Inventor
義夫 木森
Original Assignee
金井 宏之
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ドットプリンタ用印字ワイヤに関するもので
ある。
[従来の技術] 一般的なクラッパー式ドットプリンタの印字機構を第5
図に示す。
同図において、(6)は小径部(7)と大径部(8)と
からなる段付ワイヤであり、上記大径部(8)とアーマ
チュア(9)とがろう付けによて接合されてアーマチュ
ア付印字ワイヤが構成されている。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来技術における段付ワイヤ(6)の大径部(8)
はアーマチュア(9)とのろう付けを確実になすために
必要であり、スウェージング加工や芯なし研削加工によ
り成形されているが、その加工特性上大径部(8)の長
さを10mm以下にすることが困難である。したがって大径
部(8)が必要以上の長さとなるため、段付ワイヤの重
量が大となり、プリンタの高速化を阻害していた。
また、段付ワイヤ(6)とアーマチュア(9)との接合
時に銀ろう溶解(750℃×2sec加熱)によって段付ワイ
ヤ(6)の靱性が著しく劣化するため、使用中破損する
欠点があった。
さらに、上記スウェージング加工や芯なし研削加工を必
要とするため、製造コストが高くなる欠点があった。
本考案は上記課題に鑑みてなしたものであり、軽量かつ
耐久性に優れ、低コストで製造可能なアーマチュア付印
字ワイヤを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案のアーマチュア付印
字ワイヤは、印字ワイヤ端末とアーマチュアとを接合し
てなるアーマチュア付印字ワイヤにおいて、該印字ワイ
ヤには段部がなく長手にわたってワイヤ径が等しく、印
字ワイヤの一方の端末がアーマチュアの一部に設けた孔
又は金属管で以て構成されるワイヤ端末挿入部に挿入さ
れた後、上記ワイヤ端末の後端部と上記挿入部の後端部
とが一体溶融により融着されて成り、上記挿入部とワイ
ヤ間に生ずる隙間が2〜50μmであることを特徴とす
る。
上記構成において、ワイヤ端末の後端部と挿入部の後端
部とが一体溶融により融着されているので、従来のろう
付けによる接合に比べて靱性の劣下が小さい。
上記挿入部を構成する孔はアーマチュアのアーム部の端
部に穿設され、また金属管はアーム部一端にろう付け接
合により設けられる。
また、挿入部とワイヤ間に生ずる隙間は2〜50μmの範
囲に限定した。これは2μm未満であるとワイヤを挿入
し難く、50μmを越えると印字が行われる際、ワイヤに
生じる撓みが大きくなりすぎ、確実な印字が行い難くな
ることによる。
さらに、本願の構成によれば、印字によりワイヤに撓み
が生じた場合、ワイヤの曲がりは上記の孔または金属管
の内壁で以て確実に抑制することができる。この際、曲
げ方向の力の大部分は挿入部の入口から中間部の内壁で
支持され、挿入部の後端部にかかる力はごく小さい。こ
れらの物理的作用により、ワイヤ端末の後端部に加わる
曲げ力を小さく抑制することができ、耐久性を向上でき
るものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
[実施例] 粉末ハイス鋼によりなる線材をφ0.2mmまで伸線加工し
た後、焼入れ、焼戻しを行って硬度Hv850〜950とし、所
定寸法に切断して印字ワイヤ材料Aを得た。
また、外径φ0.5mm、内径φ0.24mmのステンレスチュー
ブを長さ3mmに切断して金属管Bを得た。
次に、上記金属管をアーム部(3a)の一端にろう付けに
よって接合して、一部にワイヤ端末挿入部(4)を有す
るアーマチュア(3)を成形した(第3図)後、上記ワ
イヤ端末挿入部(4)内に印字ワイヤ材料Aの端末
(2)を挿入して(第4図)、ワイヤ端末挿入部(4)
の後端より1mmの部位を光ビーム加熱装置を用いて溶融
して、ワイヤ端末(2)とワイヤ端末挿入部(4)の各
後端部を融着し、第1図に示す如きアーマチュア付印字
ワイヤ(1)を得た。
上記実施例におけるアーマチュア付印字ワイヤ(1)の
融着部(5)の強度試験(融着部からのワイヤの引抜試
験)を行ったところ、5kg以上の破断強度を示し、使用
に十分耐え得るものであった。
ところで、上記実施例においては、ワイヤ端末(2)を
金属管からなるワイヤ端末挿入部内へ挿入してそれらを
後端で融着したが、第2図に示すように、上記金属管に
換えてアーム部(3a)の端部に孔を穿設してワイヤ端末
挿入部(4)を形成し、その孔内にワイヤ端末を挿入し
た後、挿入側と反対側の部位でそれらを融着して、所定
のアーマチュア付印字ワイヤ(1)を構成することも可
能である。
[考案の効果] 本考案のアーマチュア付印字ワイヤは、上記構成になし
たので、従来のろう付けによる接合に比べて靱性の劣化
が小さいので耐久性を向上できる。また、ワイヤ端末の
後端部に加わる曲げ力を小さく抑制できるため、耐久性
を向上することができる。
また、従来の印字ワイヤに比べて質量減となることによ
り軽量化が可能となり、プリンタの高速化を促進でき
る。
さらに、スウェージング加工や芯なし研削加工を必要と
しないため、製造コストを低減できる等の優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案のアーマチュア付印字ワイ
ヤの一実施例を示す要部拡大図、第3図、第4図は溶融
前の状態を示す断面図、第5図は従来のアーマチュア付
印字ワイヤを備えたドットプリンタの印字機構を示す概
略構成図である。 (1)……アーマチュア付印字ワイヤ (2)……ワイヤ端末、(3)……アーマチュア (4)……ワイヤ端末挿入部、(5)……融着部 (3a)……アーム部 A……印字ワイヤ材料

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字ワイヤ端末とアーマチュアとを接合し
    てなるアーマチュア付印字ワイヤにおいて、該印字ワイ
    ヤには段部がなく長手にわたってワイヤ径が等しく、印
    字ワイヤの一方の端末がアーマチュアの一部に設けた孔
    又は金属管で以て構成されるワイヤ端末挿入部に挿入さ
    れ、かつ上記ワイヤ端末の後端部と上記挿入部の後端部
    とが一体溶融により融着されて成り、上記挿入部とワイ
    ヤ間に生ずる隙間が2〜50μmであることを特徴とする
    アーマチュア付印字ワイヤ。
JP1990028816U 1990-03-20 1990-03-20 アーマチュア付印字ワイヤ Expired - Lifetime JPH0736751Y2 (ja)

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JPH03118637U JPH03118637U (ja) 1991-12-06
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55158986A (en) * 1979-05-28 1980-12-10 Nec Corp Printing hammer for use in dot printer

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55158986A (en) * 1979-05-28 1980-12-10 Nec Corp Printing hammer for use in dot printer

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JPH03118637U (ja) 1991-12-06

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