JPS63252754A - 印字ワイヤアセンブリ及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ドツトプリンタ用印字ワイヤアセンブリに関
し、特に印字の高速化の向上及び剛性を高め得るコンパ
クトに構成された印字ワイヤアセンブリに関する。

〈従来の技術〉 従来、ワイヤドツトプリンタとして、板ばねにより磁気
キヤ・ツブ内にて支持されたアーマチュアと、そのアー
マチュアの遊端部に支持部としてのアームを介して固着
された印字ワイヤとを有する所謂ばねチャージ式のもの
がある。このようなドラ１ヘプリンタの印字ワイヤア１
Ｚンブリにあっては、板ばねと、アーマデユア及びアー
ムと、印字ワイヤとが、それぞれ互いにろう付は等によ
り同容されていた。

ところで、近年の高速印字化の要求等に対しては、比較
的運動量の大きいアーム及び印字ワイＡ７を軽量化する
ことか望ましいか、一方、ろう付けによるろう材の重量
も大きな要素であると考えられる。しかしながら、ろう
付は部の十分な剛性を確保するためには、ろう材の量を
低減することは困難でおり、ろう（オの重量が軽量化に
於て問題となっている。また、印字ワイヤ基端部とアー
ムとのろう付は部の肉厚が比較的大きく、各印字ワイヤ
基端部を亙いに干渉しないように大きな間隔をもって配
設しなければならない。そのため、印字ワイＡ７に大き
な曲げ応力が生じないように、その曲率を大きくすると
、印字ワイＡ７の長さが長くなると云う問題もある。更
に、繰返し応力によるろうイ４け部の耐久性の低下や、
ろう付けによる製造コストの高騰、及びろう付しプする
際の不良品の発生による歩どまりの悪化等の問題もある
。

そこで、例えば実開昭５８−１４５７３６号明細書に、
弾性体部材の−Ｇｉを折曲げてその折曲先端を所定の印
字形状として印字部を形成するようにしたものが開示さ
れているが、同様に、印字ワイヤ部とアーム部とを一本
の部材により形成して、互いの中間部を折曲することに
より、ろう付（プ部をなくすことが考えられる。このよ
うにすることにより、印字ワイヤアセンブリの各部をろ
う付（プする必要がなく、ろう材の重吊分を軽減し得る
効果が生じる。

しかしながら、このような印字ワイＡ７アセンブリにあ
っては、弾性体部材等を単に折曲げただけであり、高ｊ
＊印字化に対する折曲げ部の十分な強度の確保が困難で
あると云う問題かある。

〈発明が解決しようとする問題点〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的
は、高速印字化を可能にするために、印字ワイヤアセン
ブリの剛性を高めると共に、軽量化し得る印字ワイヤア
センブリを提供することにある。

〈問題点を解決するだめの手段〉 このような目的は、本発明によれば、磁気回路の磁気ギ
ャップ内にてばね手段により支持されたアーマチュアに
より印字ワイヤを駆動する形式のドツトプリンタのため
の印字ワイヤアセンブリであって、印字ワイヤ部と、前
記印字ワイヤ部に接続する折曲部と、該折曲部に接続す
る支持部と、該支持部に接続するアーマチュアとを有し
、前記折曲部及び前記支持部か前記折曲部を含む面内に
て拡幅されていることを特徴とする印字ワイヤアセンブ
リ、或いは、柱状部材の一部をスェージング加工するこ
とにより針状の印字ワイヤ部と該印字９１１７部から連
続して拡径されたテーパ部とを形成する過程と、前記デ
ーパ部を折曲する過程と、前記折曲部及び前記柱状部の
少なくとも一部を前〜　５− 屈折曲部を含む面内にて拡幅する過程とを有することを
特徴とする印字ワイヤアセンブリの製造方法を提供する
ことにより達成される。特に、前記折曲部の少なくとも
内側角部が弧状に形成されていると良い。

〈作用〉 このようにすれば、印字ワイヤと支持部とを一体化する
ため、少なくともろう材の重量分を軽量化し得ると共に
、両者の間の折曲部の内側角部を弧状に形成することに
より、折曲部に於ける応力集中が軽減されて、印字ワイ
ヤアセンブリの強度を高めることができる。

〈実施例〉 以下本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく説
明する。

第１図は本発明に基づくワイヤドツトプリンタのプリン
タヘッドの全体を一部切除して示している。磁性体から
なるヨーク１と、周方向に間隔をおいて所要数のコア２
ａを有する同じく磁性体からなるコア部材２とが、環状
の永久磁Ｕｉ３を挟持するようにねじ４により互いに螺
着されている。

更に、ヨーク１と環状永久磁石３との間には板ばね５が
挾持されており、該板ばね５の遊端には印字ワイヤアセ
ンブリ６のアーマチュア７が支持されている。

アーマデユア７の他端側にはアーム部８が一体的に形成
されており、アーム部８の遊端側には針状の印字ワイヤ
部９が、アーム部８から略直角に曲折されて延出するよ
うに一体的に形成されている。更に、印字端としての印
字ワイヤ部９の先端が、ヨーク１にねじ１０により螺着
されたヘッドノーズ１１の内部を通過して、ヘッドノー
ズの遊端部１２に達している。

前記したコア２ａにはそれぞれソレノイド１３が巻回さ
れており、該」ア２ａの遊端に対向するヨーク１の部分
には前記アーマチュア７を受容するように溝１４が凹設
されている。従って、アーマチュア７が、コア２ａの遊
端部の吸引面１５と溝１４の山内側面とにより郭定され
る磁気ギャップ内に置かれている。尚、吸引面１５には
緩衝材としノでのシー１〜状部材１６が、図示されない
係止手段により脱落することのないにうに載置されてい
る。

ソレノイド１３が励磁されていない時には、アーマデユ
ア７は永久磁石３の吸引力により吸引面１５に向（プて
付勢されている。このとき永久磁石３の作用を相殺する
向きにソレノイド１３を励磁すると、アーマチュア７が
板ばね５の復元力により吸引面１５側から弾発的に離反
する。ぞして、アーム部８を介してアーマチュア７と一
体をなす印字ワイヤ部９の先端かへラドノーズ１１の遊
端面１２から突出し、図示されていないインクリボン及
び紙面を叩くことにより所要の印字を行なう。

ところで、コア部材２の外周にはリング部（Δ１７が固
着されているが、このリング部材１７は、永久磁石３を
幾分磁気的に橋絡することににり永久磁石３の磁気的内
部抵抗を小さくし、アーマチュア７をコア２ａの遊端部
から離反させるべくソレノイド１３を励磁するときに、
比較的小電力により永久磁？５３の磁力を相殺し得るよ
うにするためのものである。尚、リング部材１７とヨー
ク１の外周部との間隙を適宜調節することにより、ソレ
ノイド１３に供給すべき電力を調整することができる。

第２図は、このようにして構成されたワイヤドツトプリ
ンタの印字ワイヤアセンブリ６を示す部分斜視図である
。この印字ワイヤアセンブリ６にあっては、印字ワイヤ
部９及びアーム部８が、互いに略直角の折曲部１８を介
して同一部材により形成されており、かつ折曲部１８及
びアーム部８か、折曲部１８を含む面内にて拡幅されて
、所謂偏平状に形成されている。更に、印字する際の折
曲部１８に於ける応力集中が低減するように、折曲部１
Ｂの内側角部１９が弧状に形成されている。

次に、この印字ワイヤアセンブリ６の製造工程を第３図
〜第６図を参照して示す。まず、第３図に示されるよう
に、例えば直径りが約０．５面の柱状の部材２１を用意
し、部材２１の一部をスェージング加工することにより
、直径ｄが約０．２Ｍの釘状の印字ワイヤ部９を形成す
る（第４図）。

次に、スェージング加工する際に、印字ワイヤ部９から
連続して拡径するように、形成されたデーパ部２２を略
直角に折曲する（第５図）。そして、折曲されたテーパ
部２２及び柱状の部材２１側を、第６図に示されるよう
に、その折曲部１８を含む面内にて、例えば幅Ａか約１
．５＃どなるように、圧延加工により拡幅する。このよ
うにして、前記した折曲部１８及びアーム部８が連続し
て厚さ約０．２Ｍの偏平状に形成される。更に、第６図
に示される２点鎖線の部分で切除して、折曲部１８を仕
上げ加工する。

このようにして印字ワイヤ部９と一体に形成されたアー
ム部８の基端部を、第２図に示されるように、アーマチ
ュア７の端部に穿設された縦溝２３内に差込み、固着す
ることにより、印字ワイヤアセンブリ６が形成される。

この印字ワイヤアセンブリ６にあっては、アーム部８に
印字ワイヤ部９をろう付けする必要がないため、ろう材
による印字ワイヤアセンブリ６の重量増加を生じること
かないばかりでなく、ろうイ」けの工程をなくＪこ−　
１０　＝ とができる。

更に、前記したように折曲部１８の内側角部１９か、圧
延工程により好適に弧状に形成されるため、印字する際
に折曲部１８に対する応力集中を軽減することができる
。

また、第７図に示されるように、印字ワイヤ部９の基部
に相当する折曲部１８の遊端部にはろう付Ｃプによる肉
厚部がないため、各折曲部１８の遊端部を比較的密に配
設することができる。従って、各折曲部１８の遊端部の
図に一点鎖線により示されるピッチ円の径を比較的小さ
くでき、印字ワイヤ部８の印字端を、ろう付は部を有す
る従来形式のドツトプリンタと同一に配設した場合には
、従来形式に対して、第２図に示ず印字ワイヤ部９の長
さ１を短くすることができる。従って、印字ワイヤアセ
ンブリをコンパクト化し得る。

尚、本実施例にあっては、アーム部８とアーマデユア７
とが別体に形成されているが、予め部材２１にアーマチ
ュア７部を形成可能なように大径部を設けておくことに
より、第８図に示されるように、印字ワイヤ部９、アー
ム部８、及びアーマ１１フフ部を一体に形成することも
できる。この場合には、更に印字ワイヤアセンブリの部
品点数の減少、及び製造工程の短縮化が向上することと
なる。

更に、第１の実施例にあっては、折曲部１８を仕上加工
する際に、その外側角部を第６図に示す２点鎖線のよう
に切除したが、特に切除しなくとも良いものである。

〈発明の効果〉 このように本発明によれば、基端部側に折曲された支持
部を一体的に有する印字ワイヤと支持部とを、互いにろ
う付けすることなく一体結合するため、ろう材を必要と
せず、印字ワイヤアセンブリを軽量化することができる
。更に、印字ワイヤと支持部との間の折曲部の内側角部
を弧状に形成することにより、折曲部の強度を高めるこ
とができるため、印字ワイヤアセンブリの高速印字化及
び耐久性を向上することができる。また、ろう材による
肉厚部が生じないことから、印字ワイヤの基部に相当す
る支持部の遊端部を比較的密に配設することができ、印
字ワイヤの長さを短くすることかてぎるため、プリンタ
ヘッドをコンパクト化し得る等、その効果は極めて人で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に基づくワイヤドツトプリンタのプリ
ンタヘッドの全体を一部切除して示す側面図でおる。 第２図は、本発明に基づく印字ワイヤアセンブリを示す
部分斜視図である。 第３図〜第６図は本発明に基づく印字ワイヤアセンブリ
の加工工程を示す図である。 第７図は、第１図の矢印ｖ■について見た矢視図である
。 第８図は、第２の実施例を示す斜視図である。 １・・・ヨーク　　　　　２・・・コア部材２ａ・・・
］コア　　　　３・・・永久磁石４・・・ねじ　　　　
　　５・・・板ばね６・・・印字ワイヤアセンブリ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気回路の磁気ギャップ内にてばね手段により支
   持されたアーマチュアにより印字ワイヤを駆動する形式
   のドットプリンタのための印字ワイヤアセンブリであつ
   て、 印字ワイヤ部と、前記印字ワイヤ部に接続する折曲部と
   、該折曲部に接続する支持部と、該支持部に接続するア
   ーマチュアとを有し、前記折曲部及び前記支持部が前記
   折曲部を含む面内にて拡幅されていることを特徴とする
   印字ワイヤアセンブリ。
2. （２）前記折曲部の少なくとも内側角部が弧状に形成さ
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載
   の印字ワイヤアセンブリ。
3. （３）前記支持部と前記アーマチュアとが一体的に形成
   されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項若し
   くは第２項に記載の印字ワイヤアセンブリ。
4. （４）磁気回路の磁気ギャップ内にてばね手段により支
   持されたアーマチュアにより印字ワイヤを駆動する形式
   のドットプリンタのための印字ワイヤアセンブリの製造
   方法であって、 柱状部材の一部をスエージング加工することにより針状
   の印字ワイヤ部と該印字ワイヤ部から連続して拡径され
   たテーパ部とを形成する過程と、前記テーパ部を折曲す
   る過程と、前記折曲部及び前記柱状部の少なくとも一部
   を前記折曲部を含む面内にて拡幅する過程とを有するこ
   とを特徴とする印字ワイヤアセンブリの製造方法。