JPH0636922Y2 - ワイヤドット印字ヘッドのアーマチュア - Google Patents

ワイヤドット印字ヘッドのアーマチュア

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JPH0636922Y2
JPH0636922Y2 JP13670988U JP13670988U JPH0636922Y2 JP H0636922 Y2 JPH0636922 Y2 JP H0636922Y2 JP 13670988 U JP13670988 U JP 13670988U JP 13670988 U JP13670988 U JP 13670988U JP H0636922 Y2 JPH0636922 Y2 JP H0636922Y2
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JP
Japan
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armature
body portion
wire dot
sectional area
print head
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JP13670988U
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達也 小山
竜彦 下村
潔是 池田
紘一 安藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、シリアルプリンタにおけるワイヤドット印字
ヘッドの構造、特に、ワイヤドット印字ヘッドのアーマ
チュアに関するものである。
(従来の技術) 従来、印字ワイヤを駆動することによってインクリボン
を介して印字媒体を打撃し、その力で印字媒体に印字を
行うインパクトプリンタは、比較的廉価であり、多種類
の印字媒体に印字を行うことが可能なことから、情報処
理システム等の出力装置を始め多方面に使用されてい
る。
前記インパクトプリンタは、ワイヤドット印字ヘッドの
型によって、プランジャ型、ばねチャージ型、クラッパ
型に分けられる。
このうち、ばねチャージ型のワイヤドット印字ヘッド
は、印字ワイヤが固定されたアーマチュアをバイアス用
板ばねによって揺動自在に支持し、該アーマチュアをあ
らかじめ前記バイアス用板ばねの弾性力に抗して永久磁
石によってコアに吸引させておき、印字を行う際に、前
記コアに巻装されたコイルを励磁させて前記永久磁石の
磁束と逆方向の磁束を発生させ、前記アーマチュアを解
放するようになっている。そして、近年、印字の高速化
が求められてきていることから、応答性が良好なこのば
ねチャージ型のワイヤドット印字ヘッドが多く採用され
ている。
第3図は従来のばねチャージ型のワイヤドット印字ヘッ
ドの断面図である。
図において、アーマチュア1の先端には印字ワイヤ2が
固着され、前記アーマチュア1はバイアス用板ばね3に
よって揺動自在に支持される。また、4は永久磁石、5
は該永久磁石4の磁束回路を構成するために配設された
ヨーク、6はコア、7は該コア6に巻装され前記永久磁
石4の磁束と逆方向の磁束を発生させるコイルである。
ここで、前記コイル7を励磁させない状態においては、
永久磁石4の磁束がヨーク5、アーマチュア1、コア6
を通って磁束回路を形成する。そして、該磁束回路によ
り派生した磁気吸引力によって、アーマチュア1がバイ
アス用板ばね3を偏倚(へんい)させながらコア6に吸
引される。この時、アーマチュア1を支持するバイアス
用板ばね3が撓(たわ)み、弾性エネルギを蓄える。
この状態において、前記コイル7を励磁させると、該コ
イル7によって発生させられた磁束により永久磁石4の
磁束が打ち消され、偏倚させられていたバイアス用板ば
ね3が解放されるので、アーマチュア1の先端に固着さ
れた印字ワイヤ2が駆動され、図示しない印字媒体に印
字を行うことができる。
ところで、この印字動作3〔kHz〕を超える高速で行わ
れるようになっていて、ワイヤドット印字ヘッドのこの
ような高速動作を追求するために、永久磁石4によって
発生させられる吸引用の磁束やコイル7によって発生さ
せられる消磁用の磁束を通す部品、すなわちコア6、ヨ
ーク5、アーマチュア1に使用される磁性材料を磁気特
性の良いものに変更したり、磁路形状を変更したりして
磁束回路の最適化を図る方法が採られている。その中で
も、実際に駆動される部分、すなわちアーマチュア1を
軽量化して慣性を小さくすることが最も効果が大きい。
第2図は従来のワイヤドット印字ヘッドのアーマチュア
の斜視図である。
図において、1aは磁束を通しコア6に吸引されるアーマ
チュア本体部分、1bは印字ワイヤ2(図3)が固着され
るレバー部分であり、印字ワイヤ2に適当なストローク
を与えるためにアーマチュア本体部分1aから突出して形
成される。該レバー部分1bは磁束を通す必要はないの
で、大きい断面積を必要とはせず、また、アーマチュア
1の揺動運動の支点から離れた位置にあるので揺動運動
における実効質量が大きく、前記アーマチュア本体部分
1aと比較して幅が狭くされる。さらに、レバー部分1bは
磁気特性を必要としないので、剛性が高く軽い材料によ
って作り、それをアーマチュア本体部分1aに接合するも
のも多く提供されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来のワイヤドット印字ヘッドのア
ーマチュア1においては、レバー部分1bを別に形成した
後にアーマチュア本体部分1aに接合する場合、軽量化は
容易になるが、製造工程が複雑になり製造コストが高く
なってしまう。
また、レバー部分1bとアーマチュア本体部分1aとを一体
に形成する場合、製造コストを低くすることは可能であ
るが、レバー部分1bもアーマチュア本体部分1aと同じ磁
性材料によって形成しなければならない。ところが、磁
性材料によって剛性を確保するためにはある程度の断面
積が必要になり、その結果、アーマチュア1の軽量化が
難しくなる。
本考案は、前記従来のワイヤドット印字ヘッドのアーマ
チュアの問題点を解決し、製造コストが低く、アーマチ
ュア本体部分とレバー部分とが一体になったワイヤドッ
ト印字ヘッドのアーマチュアを提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) そのために、本考案は、先端に印字ワイヤを固着したア
ーマチュアと、該アーマチュアと対向して配設されるコ
アと、前記アーマチュアを固定するとともに片持ち梁
(ばり)式に支持されるバイアス用板ばねと、前記コア
に巻装され、励磁時に磁束を発生させて前記アーマチュ
アを揺動するコイルとから成るワイヤドット印字ヘッド
のアーマチュアにおいて、アーマチュア本体部分と、レ
バー部分とを有する。
該レバー部分は、アーマチュア本体部分より先端型にお
いてアーマチュア本体部分と一体に形成され、アーマチ
ュア本体部分より幅が狭い。そして、前記アーマチュア
本体部分とレバー部分との間に、幅が変化する段付き部
が形成される。
また、前記アーマチュア本体部分において、アーマチュ
アの揺動運動の支点となる部分の断面積、及び前記段付
き部に隣接する境界部分の断面積が、他の部分の断面積
より拡大される。
(作用) 本考案によれば、前記のように、先端に印字ワイヤを固
着したアーマチュアと、該アーマチュアと対向して配設
されたコアと、前記アーマチュアを固定するとともに片
持ち梁式に支持されるバイアス用板ばねと、前記コアに
巻装され、励磁時に磁束を発生させて前記アーマチュア
を揺動するコイルとから成るワイヤドット印字ヘッドの
アーマチュアにおいて、アーマチュア本体部分と、レバ
ー部分とを有する。
該レバー部分は、アーマチュア本体部分より先端型にお
いてアーマチュア本体部分と一体に形成され、アーマチ
ュア本体部分より幅が狭い。そして、前記アーマチュア
本体部分とレバー部分との間に、幅が変化する段付き部
が形成される。この場合、前記レバー部分は、アーマチ
ュアの揺動運動の支点から離れた位置にあるので、アー
マチュア本体部分より幅が狭くても揺動運動における実
効質量は大きい。
また、前記アーマチュア本体部分において、アーマチュ
アの揺動運動の支点となる部分の断面積、及び前記段付
き部に隣接する境界部分の断面積が、他の部分の断面積
より拡大される。
この場合、アーマチュアの揺動運動の支点となる部分
は、アーマチュアの実効質量にはほとんど寄与していな
いので、慣性を大きくすることはない。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図は本考案の実施例におけるワイヤドット印字ヘッ
ドのアーマチュアの斜視図である。
図において、アーマチュア1(図2参照)は、アーマチ
ュア本体部分1aと一体に形成されたレバー部分1bとから
成り、アーマチュア本体部分1aとレバー部分1bとの間
に、幅が変化する段付き部が形成される。
前記アーマチュア本体部分1aにおいて、前記段付き部に
隣接する境界部分1c、すなわちレバー部分1bの根元の断
面積は、アーマチュア1の揺動運動による衝撃が最もか
かる部分であるので、他の部分の断面積よりも拡大され
る。したがって、境界部分1cによってアーマチュア1の
剛性を確保することができる。
また、アーマチュア1の揺動運動の支点となる部分1dの
断面積も、前記アーマチュア本体部分1a及びレバー部分
1bの境界部分1cと同様に拡大される。したがって、支点
となる部分1dによってアーマチュア1の剛性を確保する
こともできる。
このように、アーマチュア1の剛性を確保することがで
きるので、アーマチュア1の幅をその分狭くすることが
でき、40〔%〕程度軽量化することができる。また、高
速化により衝撃力が大きくなっても、それに十分耐える
ことができるだけ剛性が確保され、アーマチュア1の耐
久性を向上させることができる。
この場合、アーマチュア1の揺動運動の支点となる部分
1dは、アーマチュア1の実効質量にはほとんど寄与して
いないので、慣性を大きくすることはない。
前述したような断面積を拡大した境界部分1c及び部分1d
は、図に示すように、高さが増すようにして形成すると
よい。このようにして、アーマチュア1の強度を高くす
ることができる。また、アーマチュア1とバイアス用板
ばね3をレーザ溶接によって接合するに当たってアーマ
チュア1の底面1eを研削仕上げする必要があるが、その
際に、前記境界部分1c及び部分1dを受けとしてアーマチ
ュア1を研削台の上に置くことが可能になる。そして、
部分1dはアーマチュア1の揺動運動の支点上に位置して
いるので、アーマチュア1の実効質量にはほとんど寄与
せず、慣性を大きくすることはない。
しかも、アーマチュア本体部分1aとレバー部分1bとが一
体に形成されるので、レバー部分1bを別に形成して接合
するものと比較して、製造コストを低くすることもでき
る。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であ
り、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
(考案の効果) 以上詳細に述べたように、本考案によれば、先端に印字
ワイヤを固着したアーマチュアと、該アーマチュアと対
向して配設されたコアと、前記アーマチュアを固定する
とともに片持ち梁式に支持されるバイアス用板ばねと、
前記コアに巻装され、励磁時に磁束を発生させて前記ア
ーマチュアを揺動するコイルとから成るワイヤドット印
字ヘッドのアーマチュアにおいて、アーマチュア本体部
分と、レバー部分とを有する。
該レバー部分は、アーマチュア本体部分より先端側にお
いてアーマチュア本体部分と一体に形成され、アーマチ
ュア本体部分より幅が狭い。そして、前記アーマチュア
本体部分とレバー部分との間に、幅が変化する段付き部
が形成される。
また、前記アーマチュア本体部分において、アーマチュ
アの揺動運動の支点となる部分の断面積、及び前記段付
き部に隣接する境界部分の断面積が、他の部分の断面積
より拡大される。
したがって、アーマチュアの揺動運動の支点となる部
分、及び前記段付き部に隣接する境界部分によってアー
マチュアの剛性を高くすることができ、アーマチュアの
幅をその分狭くすることができる。この場合、アーマチ
ュアの揺動運動の支点となる部分は、アーマチュアの実
効質量にはほとんど寄与していないので、慣性を大きく
することはない。
また、高速化によって衝撃力が大きくなっても、それに
十分耐えることができるだけの剛性が確保され、アーマ
チュアの耐久性を向上させることができる。
さらに、断面積が拡大された部分をアーマチュアの高さ
が増すように突出部とすることによって、アーマチュア
の底面を研削する際の受けとすることができ、実効質量
を増加させることなく製造の際の作業性を改良すること
ができる。
しかも、アーマチュア本体部分とレバー部とが一体に形
成されるので、レバー部分を別に形成して接合するもの
と比較して、製造コストを低くすることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例におけるワイヤドット印字ヘッ
ドのアーマチュアの斜視図、第2図は従来のワイヤドッ
ト印字ヘッドのアーマチュアの斜視図、第3図は従来の
ばねチャージ型のワイヤドット印字ヘッドの断面図であ
る。 1……アーマチュア、1a……アーマチュア本体部分、1b
……レバー部分、1c……境界部分、1d……支点となる部
分、2……印字ワイヤ、3……バイアス用板ばね、4…
…永久磁石、5……ヨーク、6……コア、7……コイ
ル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に印字ワイヤを固着したアーマチュア
    と、該アーマチュアと対向して配設されたコアと、前記
    アーマチュアを固定するとともに片持ち梁式に支持され
    るバイアス用板ばねと、前記コアに巻装され、励磁時に
    磁束を発生させて前記アーマチュアを揺動するコイルと
    から成るワイヤドット印字ヘッドのアーマチュアにおい
    て、 (a)アーマチュア本体部分と、 (b)該アーマチュア本体部分より先端側においてアー
    マチュア本体部分と一体に形成され、アーマチュア本体
    部分より幅が狭いレバー部分とを有するとともに、 (c)前記アーマチュア本体部分とレバー部分との間
    に、幅が変化する段付き部が形成され、 (d)前記アーマチュア本体部分において、アーマチュ
    アの揺動運動の支点となる部分の断面積、及び前記段付
    き部に隣接する境界部分の断面積を、他の部分の断面積
    より拡大したことを特徴とするワイヤドット印字ヘッド
    のアーマチュア。
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