JPH0736558Y2 - 自動車シートの表皮部材構造 - Google Patents

自動車シートの表皮部材構造

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JPH0736558Y2
JPH0736558Y2 JP11432189U JP11432189U JPH0736558Y2 JP H0736558 Y2 JPH0736558 Y2 JP H0736558Y2 JP 11432189 U JP11432189 U JP 11432189U JP 11432189 U JP11432189 U JP 11432189U JP H0736558 Y2 JPH0736558 Y2 JP H0736558Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車シートの表皮部材構造、詳しくは、天然
皮革製表皮、発泡体製ワディング、ワディングカバーを
積層した第1の表皮部材及び人工皮革製表皮、発泡体製
ワディング、ワディングカバーを積層した第2の表皮部
材の各端部を夫々内側に折り返し、この折り返しのコー
ナー部を互いに縫着すると共に、内側に折り返した前記
第1の表皮部材及び第2の表皮部材を夫々縫着してダブ
ルステッチ部を形成してなる表皮部材構造に関する。
(従来の技術) この種、自動車シートの表皮部材構造を第5図に基づい
て説明する。
第5図に示す表皮部材はシートバック用の表皮部材で、
シートバックの背もたれ面と側面を被覆している。
この表皮部材はシートバックの背もたれ面を被覆する第
1の表皮部材(1)とシートバックの側面を被覆する第
2の表皮部材(2)からなり、第1の表皮部材(1)及
び第2の表皮部材(2)の各端部を夫々内側に折り返
し、折り返しの各コーナー部(3)、(4)を互いに縫
着すると共に、折り返しの端末部(5)、(6)を縫着
してダブルステッチ部(7)、(8)を形成してなる。
なお、第1の表皮部材(1)のコーナー部(3)と第2
の表皮部材(2)のコーナー部(4)を縫着した縫着部
(9)がシートバックの背もたれ面と側面との角部に位
置する。
前記第1の表皮部材(1)及び第2の表皮部材(2)は
表皮(10)、(11)、発泡体製ワディング(12)、(1
2)、ワディングカバー(13)、(13)が積層して形成
され、シートバックのクッション材(図示せず)を被覆
している。
第1の表皮部材(1)及び第2の表皮部材の表皮(1
0)、(11)はシートの外観品質を向上するため皮革か
ら形成されているが、第1の表皮部材(1)の表皮(1
0)はシートバックの背もたれ面となるので天然皮革
(例えば牛皮、馬皮)を使用し、第2の表皮部材(2)
の表皮(11)はシートバックの側面となるので、合成皮
革(例えばPVCレザー)を使用している。
(考案が解決しようとする課題) 斯様に、第1の表皮部材(1)の表皮(10)と第2の表
皮部材(2)の表皮(11)には硬さの異なる天然皮革と
合成皮革とを用いているため、折り返しの端末部
(5)、(6)を縫着してダブルステッチ部(7)、
(8)を形成する際、合成皮革製表皮(11)が天然皮革
製表皮(10)よりも軟かいから、第2の表皮部材(2)
のダブルステッチ部(8)が第1の表皮部材(1)のダ
ブルステッチ部(7)と同形状とならなかった。
これは、縫製作業上、同一の縫針を使用してミシン加工
するからである。
その為、第2の表皮部材(2)のダブルステッチ部
(8)の見栄えが悪く、外観品質が劣るという不具合が
生じていた。
そこで、第1の表皮部材(1)のダブルステッチ部
(7)と第2の表皮部材(2)のダブルステッチ部
(8)を異なる糸針によって縫着形成することも考えら
れるが、これでは生産性が低下する虞れがある。
本考案は、かかる点に鑑みなされたもので、第1の表皮
部材と第2の表皮部材の硬さを同一とし、生産性を低下
させることなく、同形状のダブルステッチ部が形成でき
る表皮部材構造を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案に係る自動車シートの表皮部材構造は、第2の表
皮部材の発泡体製ワディング、ワディングカバーを第1
の表皮部材の発泡体製ワディング、ワディングカバーよ
りも硬くしたものである。
(作用) 人工皮革を表皮とする第2の表皮部材は発泡体製ワディ
ング、ワディングカバーが天然皮革を表皮とする第1の
表皮部材の発泡体製ワディング、ワディングカバーより
も硬いので、ダブルステッチ部を形成する際、第2の表
皮部材は第1の表皮部材に硬さが近づく。
その為、第1の表皮部材と第2の表皮部材とは同一の
糸、針により縫合しても、ダブルステッチ部の形状が同
一化する。
(実施例) 本考案に係る一実施例を第1図乃至第4図に基づいて説
明する。
第1図は本案構造を用いたシート(A)の斜視図で、表
皮部材(21)がシートバック(B)の発泡体製クッショ
ン体(C)を被覆している。
この表皮部材(21)は第2図に示す様に、シートバック
(B)の背もたれ面(B1)を被覆する第1の表皮部材
(1)とシートバック(B)の側面(B2)を被覆する第
2の表皮部材(22)からなり、第3、4図に示す様に、
第1の表皮部材(1)及び第2の表皮部材(22)の各端
部を夫々内側に折り返し、折り返しの各コーナー部
(3)、(4)を互いに縫着すると共に、折り返しの各
端末部(5)、(6)を縫着してダブルステッチ部
(7)、(8)を形成してなる。
なお、第1の表皮部材(1)のコーナー部(3)と第2
の表皮部材(22)のコーナー部(4)を縫着した縫着部
(9)がシートバック(B)の背もたれ面(B1)と側面
(B2)との角部(B3)に位置する。
前記第1の表皮部材(1)及び第2の表皮部材(22)は
表皮(10)、(11)、発泡体製ワディング(12)、(11
2)、ワディングカバー(13)、(113)が積層して形成
され、シートバック(B)の発泡体製クッション体
(C)を被覆している。
第1の表皮部材(1)及び第2の表皮部材(22)の表皮
(10)、(11)は車内の雰囲気を豪華にするため皮革か
ら形成されているが、第1の表皮部材(1)の表皮(1
0)はシートバック(B)の背もたれ面(B1)となるの
で天然皮革(例えば牛皮、馬皮)からなり、第2の表皮
部材(22)の表皮(11)はシートバック(B)の側面
(B2)となるので、合成皮革(例えばPVCレザー)から
なっている。
更に、第2の表皮部材(22)の発泡体製ワディング(11
2)は第1の表皮部材(1)の発泡体製ワディング(1
2)に比較して硬くしており、例えば、密度と厚さが大
で、第2の表皮部材(22)のワディングカバー(113)
は第1の表皮部材(1)のワディングカバー(13)より
も目付量、剛性が大に形成され硬くなっている。
第2の表皮部材(22)は表皮(11)は第1の表皮部材
(1)の表皮(10)と比較し、合成皮革から形成されて
いるので、軟いが、第2の表皮部材(22)の発泡体製ワ
ディング(112)、ワディングカバー(113)が第1の表
皮部材(1)の発泡体製ワディング(12)、ワディング
カバー(13)よりも硬い。
なお、上記ではシートバック(B)の表皮部材について
説明したが、シートクッションの表皮部材にも用いるこ
ともできる。
(考案の効果) 本考案によれば、第2の表皮部材の発泡体製ワディン
グ、ワディングカバーを第1の表皮部材の発泡体製ワデ
ィング、ワディングカバーよりも硬くしたことにより、
第1の表皮部材と第2の表皮部材とは近似した硬さとな
り、同一の針、糸によってダブルステッチ部を形成して
も第1の表皮部材と第2の表皮部材のダブルステッチ部
の形状が同一となるので、外観品質が向上する。
また、従来と同一の縫針糸を使用できるため、異なる
針、糸によりダブルステッチ部を形成する縫合作業が不
要となり、生産性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案構造を用いたシートの斜視図、第2図は第
1図のII−II線に沿う部分断面図、第3図は第2図要部
の拡大断面図、第4図は第3図に示す表皮部材の一部断
面にした斜視図、第5図は従来構造を示し、第4図相当
の斜視図である。 図中、1は第1の表皮部材、2、22は第2の表皮部材、
3、4は端末部、7、8はダブルステッチ部、10、11は
表皮、12、112は発泡体製ワディング、13、113はワディ
ングカバーである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天然皮革製表皮、発泡体製ワディング、ワ
    ディングカバーを積層した第1の表皮部材及び人工皮革
    製表皮、発泡体製ワディング、ワディングカバーを積層
    した第2の表皮部材の各端部を夫々内側に折り返し、こ
    の折り返しのコーナー部を互いに縫着すると共に、内側
    に折り返した前記第1の表皮部材及び第2の表皮部材を
    夫々縫着してダブルステッチ部を形成してなる自動車シ
    ートの表皮部材構造において、前記第2の表皮部材の発
    泡体製ワディング、ワディングカバーを前記第1の表皮
    部材の発泡体製ワディング、ワディングカバーよりも硬
    くしたことを特徴とする自動車シートの表皮部材構造。
JP11432189U 1989-09-29 1989-09-29 自動車シートの表皮部材構造 Expired - Fee Related JPH0736558Y2 (ja)

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