JPH0540798Y2 - - Google Patents

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JPH0540798Y2
JPH0540798Y2 JP1990001958U JP195890U JPH0540798Y2 JP H0540798 Y2 JPH0540798 Y2 JP H0540798Y2 JP 1990001958 U JP1990001958 U JP 1990001958U JP 195890 U JP195890 U JP 195890U JP H0540798 Y2 JPH0540798 Y2 JP H0540798Y2
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skin
core material
sewn
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basic core
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車輌用シートに覆い被せた場合に、
十分な立体感、及び深い陰影感を持たせることの
できる車輌用シートに使用される縫製表皮カバー
に関するものである。
〔従来の技術〕
車輌用シート(以下、単に「シート」という)
に覆い被せて使用される縫製表皮カバーとして
は、第4図ないし第6図に示されるものが知られ
ている。
例えば、第4図に示される縫製表皮カバー10
は、裏面にスラブウレタンがラミネートされた一
枚物の表皮材11に縫い線を走らせるキルテイン
グ方法によつて縫製されたものである。この縫製
方法は、表皮カバー10に立体感を出すことを目
的としたものではなく、縫い線のみを強調するも
のである。
また、第5図に示される縫製表皮カバー20
は、縫い部に多少の風合いを持たせたものであ
り、上記と同一構造の複数の表皮材11a,11
b,11cの各端部を裏面側に折り返して、互い
に縫着したものである。この縫製表皮カバー20
は、上記した表皮カバー10よりも立体感は増す
が、表皮材11a,11b,11cの裏面にラミ
ネートしてあるスラブウレタンの厚さを増して
も、溝部21がわん曲して形成されているので、
陰影感はそれ程増さない。
更に、第6図に示される縫製表皮カバー30
は、表皮材11の裏面にラミネートするスラブウ
レタンに予め溝31を形成しておいて、この溝3
1の部分をキルテイングするスリツトキルト法に
よつて縫製されたものである。この方法によれ
ば、上記縫製表皮カバー20よりも立体感、陰影
感は出るが、長期間の使用によつて、スラブウレ
タンの角部32が潰れて、奥深い陰影感を出すこ
とはできない。
なお、第4図ないし第6図において、12は、
縫糸を示す。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、縫製方法の工夫によつて、車輌用シ
ートに覆い被せた場合に、十分な立体感、及び深
い陰影感を持たせることのできる縫製表皮カバー
を提供することを課題としてなされたものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る縫製表皮カバーは、帯板状の基礎
芯材と、同じく帯板状の補助芯材と、表皮材とで
構成され、基礎芯材と補助芯材との間に表皮材の
端部を挟み込んで、これらを基礎芯材の幅方向の
両端部に縫着して、表皮材を該基礎芯材に対して
外側に折り返すことにより、基礎芯材が底部とな
つて、相対向する表皮材の折り返し部分の間に深
い溝部を形成したことを特徴としている。
〔考案の作用〕
折り返された表皮材の間に補助芯材が介装され
て、表皮材の折り返し部分が厚くなり、しかも補
助芯材の介装によつて、折り返し形状が崩れない
ために、相対向する表皮材の折り返し部分の間に
深い溝部が形成されて、この溝部に奥行感が生ず
る。このため、本考案に係る縫製表皮カバーをシ
ートに覆い被せると、十分な立体感と、深い陰影
感を持たせることができる。
また、折り返された表皮材の間に補助芯材が介
装され、しかも溝部の内側壁は、相対向する表皮
材を折り返して形成されて、わん曲しているの
で、長時間の使用によつても、溝形状が潰れるこ
とはない。このため、本考案に係わる縫製表皮カ
バーをシートに覆い被せると、十分な立体感と、
深い陰影感を持たせることができる。
また、相対向する表皮材の折り返し部分の間に
溝部が形成されて、溝部の内側壁の部分がわん曲
しているので、長時間の使用によつて溝形状が潰
れることはない。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて、本考案を更に詳細に説
明する。第1図は、本考案に係わる縫製表皮カバ
ーCを覆い被せたシートSの背持たれ部の斜視
図、第2図は、縫製表皮カバーCの縫製途中の拡
大断面図、第3図は、第1図の−線拡大断面
図である。
この縫製表皮カバーCは、合成樹脂発泡体など
のような弾性材から成る帯板状の基礎芯材1と、
同様の弾性材から成る同じく帯板状の補助芯材2
と、裏面にスラブウレタンがラミネートさた表皮
材3とで構成される。
第2図に示されるように、表皮材3を裏返した
状態にして、この表皮材3の端部を基礎芯材1の
幅方向の端部に接着すると共に、この表皮材3の
上に補助芯材2を重ねることにより、基礎芯材1
と補助芯材2との間で表皮材3の端部を挟み込ん
で、これらを縫糸4によつて基礎芯材1の幅方向
の端部に縫着して、同図で二点鎖線から実線で示
されるようにして表皮材3を折り返す。縫糸4に
よる縫着位置は、同図でL1とL2で示される長さ
の比を(1/2)程度とすると、縫着位置が奥に
入り込むことにより、深い陰影感を出すことがで
きる。
基礎芯材1の幅方向の他方の端部にも全く同様
にして、表皮材3を縫着して折り返すと、第3図
に示されるように、基礎芯材1が底部となつて、
相対向する表皮材3の折り返し部分の間に、十分
な立体感と深い陰影感とを有する深い溝部5が形
成される。
表皮材3の折り返し部分の間に補助芯材2を介
装して縫着することにより、上記溝部5の間隔を
一定に保持できると共に、溝部5を形成している
稜線6の蛇行を防止でき、これと弾性材から成る
帯板状の基礎芯材1が溝部5の間隔を安定化させ
る役目を果たすこととが相俟つて、縫製表皮カバ
ーCに形成される溝部5が真つ直ぐとなり、ひい
ては縫製表皮カバーCの意匠性が高まる。また、
相対向する表皮材3の折り返し部分の間に溝部5
が形成されて、溝部5の内側壁の部分がわん曲し
ているので、長期間の使用によつても溝形状が潰
れることはない。
更に、立体感を一層大きくしたい場合には、表
皮材3の裏面にラミネートされているスラブウレ
タンを厚くすればよい。
〔考案の効果〕
本考案に係わる縫製表皮カバーは、帯板状の基
礎芯材と、同じく帯板状の補助芯材と、表皮材と
で構成され、基礎芯材と補助芯材との間で表皮材
の端部を挟み込んで、これらを基礎芯材の幅方向
の端部に縫着して表皮材を折り返すことにより、
基礎芯材が底部となつて、相対向する表皮材の折
り返し部分の間に深い溝部が形成されるので、縫
製方法の工夫のみによつて、車輌用シートに覆い
被せた場合に、十分な立体感、及び深い陰影感を
持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本考案を説明するため
の図であつて、第1図は、本考案に係わる縫製表
皮カバーCを覆い被せたシートSの背持たれ部の
斜視図、第2図は、縫製表皮カバーCの縫製途中
の拡大断面図、第3図は、第1図の−線拡大
断面図である。第4図ないし第6図は、いずれも
従来の縫製表皮カバー10,20,30の拡大断
面図である。本考案を構成している主要部分の符
号の説明は以下の通りである。 C……縫製表皮カバー、S……車輌用シート、
1……基礎芯材、2……補助芯材、3……表皮
材、4……縫糸、5……溝部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車輌用シートに覆い被せて使用される縫製表皮
    カバーであつて、 帯板状の基礎芯材と、同じく帯板状の補助芯材
    と、表皮材とで構成され、基礎芯材と補助芯材と
    の間に表皮材の端部を挟み込んで、これらを基礎
    芯材の幅方向の両端部に縫着して、表皮材を該基
    礎芯材に対して外側に折り返すことにより、基礎
    芯材が底部となつて、相対向する表皮材の折り返
    し部分の間に深い溝部を形成したことを特徴とす
    る車輌用シートに使用される縫製表皮カバー。
JP1990001958U 1990-01-12 1990-01-12 Expired - Lifetime JPH0540798Y2 (ja)

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JPH0394200U JPH0394200U (ja) 1991-09-25
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US10378137B2 (en) 2015-10-26 2019-08-13 Tachi-S Co., Ltd. Method of sewing process for trim cover of vehicle seat and vehicle seat using same

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JPH0394200U (ja) 1991-09-25

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