JPH0736523A - 図形輪郭抽出方法及び装置 - Google Patents
図形輪郭抽出方法及び装置Info
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- JPH0736523A JPH0736523A JP18119193A JP18119193A JPH0736523A JP H0736523 A JPH0736523 A JP H0736523A JP 18119193 A JP18119193 A JP 18119193A JP 18119193 A JP18119193 A JP 18119193A JP H0736523 A JPH0736523 A JP H0736523A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 Gコードデータを再利用でき、またGコード
データを他の図形処理技術へ応用し得る形で出力し得る
図形輪郭装置を提供する。 【構成】 Gコードと称する加工データを読み込むデー
タ入力部1と、Gコードからパンチ穴情報を抽出する金
型情報抽出部2と、パンチ穴の外形を記憶するととも
に、金型の外形を少し拡大して、そのデータを記憶する
金型データ変換部3と、元のパンチ穴外形データと拡大
した外形データとから部品と母材の外枠をつなぐミクロ
ジョイントを判定するミクロジョイント判定部4と、パ
ンチ情報及びミクロジョイントより、部品の図形外形を
抽出する図形外形抽出部5と、抽出された図形外形をネ
スティング用データあるいは部品の復元データとして出
力する図形データ生成部6とから成る。
データを他の図形処理技術へ応用し得る形で出力し得る
図形輪郭装置を提供する。 【構成】 Gコードと称する加工データを読み込むデー
タ入力部1と、Gコードからパンチ穴情報を抽出する金
型情報抽出部2と、パンチ穴の外形を記憶するととも
に、金型の外形を少し拡大して、そのデータを記憶する
金型データ変換部3と、元のパンチ穴外形データと拡大
した外形データとから部品と母材の外枠をつなぐミクロ
ジョイントを判定するミクロジョイント判定部4と、パ
ンチ情報及びミクロジョイントより、部品の図形外形を
抽出する図形外形抽出部5と、抽出された図形外形をネ
スティング用データあるいは部品の復元データとして出
力する図形データ生成部6とから成る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加工分野において、
Gコード(NCコード)と呼ばれるファイルフォーマッ
トから任意の形状の図形を作成する図形輪郭抽出方法及
び装置に関する。
Gコード(NCコード)と呼ばれるファイルフォーマッ
トから任意の形状の図形を作成する図形輪郭抽出方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、NC工作機械は、数値と符号で
構成される数値情報で、機械の運転を自動制御するもの
である。そして、運転によりどのような工作処理を行う
かは、予め作成されたプログラム(NCプログラム)に
よる。このNCプログラムのコードの1つとして使用さ
れるのがGコードである。GコードはG機能、準備機能
と呼ばれるものであり、JIS規格では、Gの文字と2
ケタの数字で、G00からG97まであり、主として位
置決め、直線補間、円弧補間、放物線補間、穴開け、切
削、座標設定などを自動で行う場合に使用する。したが
って、従来はGコードは、加工機に送るためのデータで
あり、Gコードから直接その図形の形状を記憶し、図形
の輪郭を抽出したり、CADデータに落とすという装置
は存在しなかった。
構成される数値情報で、機械の運転を自動制御するもの
である。そして、運転によりどのような工作処理を行う
かは、予め作成されたプログラム(NCプログラム)に
よる。このNCプログラムのコードの1つとして使用さ
れるのがGコードである。GコードはG機能、準備機能
と呼ばれるものであり、JIS規格では、Gの文字と2
ケタの数字で、G00からG97まであり、主として位
置決め、直線補間、円弧補間、放物線補間、穴開け、切
削、座標設定などを自動で行う場合に使用する。したが
って、従来はGコードは、加工機に送るためのデータで
あり、Gコードから直接その図形の形状を記憶し、図形
の輪郭を抽出したり、CADデータに落とすという装置
は存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
はGコードを含む加工データが、加工機に与えられ、例
えば母材に対する種々の金型(パンチ穴)による打抜き
で、部品取りを行っていたが、Gコードから直接、その
図形の形状を認識し、図形輪郭を抽出できなかったし、
又、今まで蓄積された加工データは、Gコードのみで
は、部品図形がどのようなものであるか、直接認識でき
ず、Gコードデータの再利用を阻げているという問題が
あった。
はGコードを含む加工データが、加工機に与えられ、例
えば母材に対する種々の金型(パンチ穴)による打抜き
で、部品取りを行っていたが、Gコードから直接、その
図形の形状を認識し、図形輪郭を抽出できなかったし、
又、今まで蓄積された加工データは、Gコードのみで
は、部品図形がどのようなものであるか、直接認識でき
ず、Gコードデータの再利用を阻げているという問題が
あった。
【0004】この発明は、上記問題点に着目してなされ
たものであって、Gコードデータを再利用でき、またG
コードデータを他の図形処理技術へ応用し得る形で出力
し得る図形輪郭抽出方法及び装置を提供することを目的
としている。
たものであって、Gコードデータを再利用でき、またG
コードデータを他の図形処理技術へ応用し得る形で出力
し得る図形輪郭抽出方法及び装置を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明の図形
輪郭抽出方法は、Gコードと称する加工用データを読み
込み、このGコードからパンチ穴情報を抽出し、パンチ
穴の外形を記憶手段に記憶するとともに、このパンチ穴
の外形を拡大して、そのデータも記憶手段に記憶し、元
のパンチ穴外形データと拡大した外形データとから部品
と母材の外枠をつなぐミクロジョイントを判定し、前記
パンチ穴情報及びミクロジョイントより、部品の図形外
形を抽出するようにしている。
輪郭抽出方法は、Gコードと称する加工用データを読み
込み、このGコードからパンチ穴情報を抽出し、パンチ
穴の外形を記憶手段に記憶するとともに、このパンチ穴
の外形を拡大して、そのデータも記憶手段に記憶し、元
のパンチ穴外形データと拡大した外形データとから部品
と母材の外枠をつなぐミクロジョイントを判定し、前記
パンチ穴情報及びミクロジョイントより、部品の図形外
形を抽出するようにしている。
【0006】この図形輪郭抽出方法では、例えばGコー
ドファイルより、部品毎の一連のGコードデータが入力
されると、各部品毎に、金型のパンチ情報が抽出され、
このパンチ情報の処理により、ミクロジョイントを求
め、これらパンチ情報とミクロポイントから各部品の図
形外形を抽出する。そして抽出された図形外形より、ネ
スティング用データ、あるいは部品図形の復元用データ
を生成し、出力する。
ドファイルより、部品毎の一連のGコードデータが入力
されると、各部品毎に、金型のパンチ情報が抽出され、
このパンチ情報の処理により、ミクロジョイントを求
め、これらパンチ情報とミクロポイントから各部品の図
形外形を抽出する。そして抽出された図形外形より、ネ
スティング用データ、あるいは部品図形の復元用データ
を生成し、出力する。
【0007】
【実施例】以下、実施例により、この発明をさらに詳細
に説明する。図1は、この発明の一実施例図形輪郭抽出
装置の機能構成を示すブロック図である。この図形輪郭
抽出装置は、データ入力部1と、金型情報抽出部2と、
金型情報変換部3と、ミクロジョイント判定部4と、図
形外形抽出部5と、図形データ生成部6とから構成され
ている。
に説明する。図1は、この発明の一実施例図形輪郭抽出
装置の機能構成を示すブロック図である。この図形輪郭
抽出装置は、データ入力部1と、金型情報抽出部2と、
金型情報変換部3と、ミクロジョイント判定部4と、図
形外形抽出部5と、図形データ生成部6とから構成され
ている。
【0008】図2は、実施例図形輪郭抽出装置の、上記
機能構成を実現するためのハードウェア構成を示すブロ
ック図である。この実施例図形輪郭抽出装置は、部品コ
ード等を記憶するハードディスク11と、演算データや
部品コード等の記憶に使用されるRAM12と、図形輪
郭抽出処理、データの入出力処理等を実行するCPU1
3と、CPU13用のプログラムを記憶するROM14
と、種々のデータ、指令を手動入力するキーボード15
と、Gコードや、復元図形を表示するCRTディスプレ
イ16と、CAD装置18とデータの授受を行い、ある
いは工作機械19にパンチ用のデータを出力するための
入出力インタフェース17とを備えている。
機能構成を実現するためのハードウェア構成を示すブロ
ック図である。この実施例図形輪郭抽出装置は、部品コ
ード等を記憶するハードディスク11と、演算データや
部品コード等の記憶に使用されるRAM12と、図形輪
郭抽出処理、データの入出力処理等を実行するCPU1
3と、CPU13用のプログラムを記憶するROM14
と、種々のデータ、指令を手動入力するキーボード15
と、Gコードや、復元図形を表示するCRTディスプレ
イ16と、CAD装置18とデータの授受を行い、ある
いは工作機械19にパンチ用のデータを出力するための
入出力インタフェース17とを備えている。
【0009】次に、上記実施例装置の、ベクトルデータ
形式での板金の部品取りの実行時の動作を、図3、図
4、図5に示すフロー図により説明する。先ず、データ
入力部1での、Gコードで記述された部品データの入力
を説明する。図3に示すように、最初、ハードディスク
11あるいはCAD装置18に記憶さた部品データ(G
コード)を読み込む(ST1)。同様に、ハードディス
ク11あるいはCAD装置18に記憶された金型データ
を読み込み(ST2)、同じくハードディスク11ある
いはCAD装置18に記憶されている母材データを読み
込む(ST3)。
形式での板金の部品取りの実行時の動作を、図3、図
4、図5に示すフロー図により説明する。先ず、データ
入力部1での、Gコードで記述された部品データの入力
を説明する。図3に示すように、最初、ハードディスク
11あるいはCAD装置18に記憶さた部品データ(G
コード)を読み込む(ST1)。同様に、ハードディス
ク11あるいはCAD装置18に記憶された金型データ
を読み込み(ST2)、同じくハードディスク11ある
いはCAD装置18に記憶されている母材データを読み
込む(ST3)。
【0010】ここで部品データは、部品に関する情報で
あり、部品名、加工機名、NCプログラム名、材質、板
厚図形などの情報が含まれる。金型データは、金型に関
する情報であり、タレットパンチプレスと呼ばれるパン
チを集めたものとレーザを情報として持つ。母材データ
は、部品を打ち抜く時に用いる情報であり、母材の名
称、材質、板厚、寸法、枚数などを含む。また、ここで
部品とは、いくつかのパンチによって加工で作られる物
(例:図6の母材dを打抜いて得た部品a)のことであ
り、部品1つに対して1つのGコードが存在する。
あり、部品名、加工機名、NCプログラム名、材質、板
厚図形などの情報が含まれる。金型データは、金型に関
する情報であり、タレットパンチプレスと呼ばれるパン
チを集めたものとレーザを情報として持つ。母材データ
は、部品を打ち抜く時に用いる情報であり、母材の名
称、材質、板厚、寸法、枚数などを含む。また、ここで
部品とは、いくつかのパンチによって加工で作られる物
(例:図6の母材dを打抜いて得た部品a)のことであ
り、部品1つに対して1つのGコードが存在する。
【0011】データの読み込みに続いて、図形輪郭抽出
処理に移る。輪郭情報の抽出には、ミクロジョイントが
重要となる。ミクロジョイントとは、部品が落ちてしま
わないように部品の何箇所かを残して打ち抜く時に、何
mmかの部分だけ残しておく部分のことである。例え
ば、図6の(B)に示すC部分である。したがって、部
品のどの部分がミクロジョイントであるかを認識する必
要がある。それゆえ、以下にミクロジョイントを認識
し、部品の輪郭を抽出する手順について説明する。
処理に移る。輪郭情報の抽出には、ミクロジョイントが
重要となる。ミクロジョイントとは、部品が落ちてしま
わないように部品の何箇所かを残して打ち抜く時に、何
mmかの部分だけ残しておく部分のことである。例え
ば、図6の(B)に示すC部分である。したがって、部
品のどの部分がミクロジョイントであるかを認識する必
要がある。それゆえ、以下にミクロジョイントを認識
し、部品の輪郭を抽出する手順について説明する。
【0012】先ずステップST11において、金型情報
抽出部12で、Gコードからの金型輪郭情報を抽出す
る。これは、各部品ではなくて、それをなすパンチ穴の
情報である。例えば縦4cm、横3cmの長方形型のパ
ンチを座標(X、Y)=(120、200)の位置にパ
ンチする、などの情報である。図6の(B)の例示で、
パンチ穴b1 、b2 、b3 、b4 に相当する。次に、入
力としてGコードが与えられた時に、金型情報変換部1
3で、Gコードと金型情報からパンチ穴の外形を直線と
円のベクトル表現する(ST12)。(レーザの場合も
細長いパンチ穴として表現する。)次に、初めて使用さ
れた金型は、ハードディスク11あるいはRAM12の
記憶領域に、ベクトルデータとして保有する(ST1
3)。続いて、金型の外形を1mm程度大きくし、その
ベクトルデータも記憶する(ST14)。そして、パン
チ穴が他のパンチ穴とつながっているか否か判断する
(ST15)。最初のパンチ穴の場合は、つながる他の
パンチ穴がないので、そのままST16に移り、つなが
っていれば、つながったパンチ穴の新たな外形を求め
る。しかし、最初のパンチ穴の場合は、やはり、そのま
ま次に移る。
抽出部12で、Gコードからの金型輪郭情報を抽出す
る。これは、各部品ではなくて、それをなすパンチ穴の
情報である。例えば縦4cm、横3cmの長方形型のパ
ンチを座標(X、Y)=(120、200)の位置にパ
ンチする、などの情報である。図6の(B)の例示で、
パンチ穴b1 、b2 、b3 、b4 に相当する。次に、入
力としてGコードが与えられた時に、金型情報変換部1
3で、Gコードと金型情報からパンチ穴の外形を直線と
円のベクトル表現する(ST12)。(レーザの場合も
細長いパンチ穴として表現する。)次に、初めて使用さ
れた金型は、ハードディスク11あるいはRAM12の
記憶領域に、ベクトルデータとして保有する(ST1
3)。続いて、金型の外形を1mm程度大きくし、その
ベクトルデータも記憶する(ST14)。そして、パン
チ穴が他のパンチ穴とつながっているか否か判断する
(ST15)。最初のパンチ穴の場合は、つながる他の
パンチ穴がないので、そのままST16に移り、つなが
っていれば、つながったパンチ穴の新たな外形を求め
る。しかし、最初のパンチ穴の場合は、やはり、そのま
ま次に移る。
【0013】ステップST17では、全てのパンチ穴
〔図6の(B)ではb1 、…、b4 の4個〕に対して、
ST11、…、ST17の処理を終了したか判別し、そ
うでなければST11に戻り、パンチ穴毎に、ST1
1、…、ST17の処理を繰り返す。そのGコードにつ
いて、全てのパンチ穴の処理が終了すると、ST17の
判定がYESとなり、次にGコードのファイル数だけ、
ST11、…、ST18の処理がなされたか判定し、全
ファイル数について、処理が終了するとステップST1
9に移る。
〔図6の(B)ではb1 、…、b4 の4個〕に対して、
ST11、…、ST17の処理を終了したか判別し、そ
うでなければST11に戻り、パンチ穴毎に、ST1
1、…、ST17の処理を繰り返す。そのGコードにつ
いて、全てのパンチ穴の処理が終了すると、ST17の
判定がYESとなり、次にGコードのファイル数だけ、
ST11、…、ST18の処理がなされたか判定し、全
ファイル数について、処理が終了するとステップST1
9に移る。
【0014】ステップST16において、パンチ穴が他
のパンチ穴と重なっているかどうかは、ST14のベク
トルデータを基に判断する。この時、他のパンチ穴全て
と比較しなければならないが、判断の方法は、パンチ穴
の外形をなすベクトルデータ同士が交差しているか、ど
うかを見るだけでよい。もし、2つのパンチ穴の関係が
ミクロジョイントであれば、この動作でつながっている
はずである。なお、ステップST16では、各パンチ穴
外形のX、Yの最大、最小点も記憶しておく。
のパンチ穴と重なっているかどうかは、ST14のベク
トルデータを基に判断する。この時、他のパンチ穴全て
と比較しなければならないが、判断の方法は、パンチ穴
の外形をなすベクトルデータ同士が交差しているか、ど
うかを見るだけでよい。もし、2つのパンチ穴の関係が
ミクロジョイントであれば、この動作でつながっている
はずである。なお、ステップST16では、各パンチ穴
外形のX、Yの最大、最小点も記憶しておく。
【0015】ステップST19において、図形生成部6
で、部品の輪郭情報をネスティング用データか、部品の
外形の復元か?どうかを決定する。決定は、例えば、キ
ー操作による設定によりなされる。ネスティング用デー
タを作成するのであれば、全パンチ穴外形の最大、最小
点より、最も多くの範囲をカバーしているパンチ穴を部
品外形とみなす(ST20)。そして、部品外形をベク
トルデータとして求め(ST21)、部品中に、さらに
打抜き部がある場合等、部品外形に含まれないパンチ穴
を部品外形に連結する(ST22)。最後に部品外形を
求め、ネスティング用データをハードディスク11に保
有する(ST23)。ここで、ネスティングとは、決め
られた母材に、ある決められた部品を、決められた枚数
だけ母材のむだが少なくなるように、できるだけ効率良
く収める処理をいう。
で、部品の輪郭情報をネスティング用データか、部品の
外形の復元か?どうかを決定する。決定は、例えば、キ
ー操作による設定によりなされる。ネスティング用デー
タを作成するのであれば、全パンチ穴外形の最大、最小
点より、最も多くの範囲をカバーしているパンチ穴を部
品外形とみなす(ST20)。そして、部品外形をベク
トルデータとして求め(ST21)、部品中に、さらに
打抜き部がある場合等、部品外形に含まれないパンチ穴
を部品外形に連結する(ST22)。最後に部品外形を
求め、ネスティング用データをハードディスク11に保
有する(ST23)。ここで、ネスティングとは、決め
られた母材に、ある決められた部品を、決められた枚数
だけ母材のむだが少なくなるように、できるだけ効率良
く収める処理をいう。
【0016】部品の復元を行うのであれば、パンチ穴外
形の最大、最小点より最も小さい範囲をカバーしている
パンチ穴を部品外形とみなす(ST24)。そして、や
はり、部品外形をベクトルデータとして求め(ST2
1)、部品外形に含まれないパンチ穴を部品外形に連結
する(ST22)。最後に、部品外形を求め、復元用デ
ータをハードディスク11に保存する(ST27)。
形の最大、最小点より最も小さい範囲をカバーしている
パンチ穴を部品外形とみなす(ST24)。そして、や
はり、部品外形をベクトルデータとして求め(ST2
1)、部品外形に含まれないパンチ穴を部品外形に連結
する(ST22)。最後に、部品外形を求め、復元用デ
ータをハードディスク11に保存する(ST27)。
【0017】上記ステップST11〜ST17の処理
を、パンチ穴の図で説明すると、図7に例示する通りで
あり、先ず最初にGコードと金型情報からパンチ穴の外
形をベクトル表現で表現し〔図7の(a)〕、次に金型
の外形を1mm程度大きくし〔図7の(b)の実線〕、
パンチ穴が他のパンチ穴と重なっているかどうかを判断
する〔図7の(c)〕。そして、パンチ穴がつながって
いれば、つながったパンチ穴の新たな外形を求める〔図
7の(d)〕。なお、図7の(e)以降は、抽出した図
形の復元を示している。
を、パンチ穴の図で説明すると、図7に例示する通りで
あり、先ず最初にGコードと金型情報からパンチ穴の外
形をベクトル表現で表現し〔図7の(a)〕、次に金型
の外形を1mm程度大きくし〔図7の(b)の実線〕、
パンチ穴が他のパンチ穴と重なっているかどうかを判断
する〔図7の(c)〕。そして、パンチ穴がつながって
いれば、つながったパンチ穴の新たな外形を求める〔図
7の(d)〕。なお、図7の(e)以降は、抽出した図
形の復元を示している。
【0018】次に、上記実施例装置のランレングスデー
タ形式での板金の部品取りの実行時の動作を、図8、図
9に示すフロー図により説明する。ここで、ランレング
スは、例えば図10に示すデータ配列があったとき、d
ata〔1〕=white、…、data〔3〕=bl
ack、…、data〔16〕=whiteとは、デー
タを取らないで、データの変わり目だけに着目して、d
ataの配列を2、1、2、3、8というふうにする。
これによってデータの情報量を大きく減らすことがで
き、メモリの節約と、計算の高速化がはかられるもので
ある。
タ形式での板金の部品取りの実行時の動作を、図8、図
9に示すフロー図により説明する。ここで、ランレング
スは、例えば図10に示すデータ配列があったとき、d
ata〔1〕=white、…、data〔3〕=bl
ack、…、data〔16〕=whiteとは、デー
タを取らないで、データの変わり目だけに着目して、d
ataの配列を2、1、2、3、8というふうにする。
これによってデータの情報量を大きく減らすことがで
き、メモリの節約と、計算の高速化がはかられるもので
ある。
【0019】データ入力部1でのGコードで記述された
部品のデータ入力は、図3に示すベクトルデータ方式の
時と同様に、ハードディスク11あるいはCAD装置1
8に記憶された部品データと、金型データと、母材デー
タを読み込む。次に、各部品の図形の輪郭を抽出するた
めに、ランレングスデータを用いた場合について説明す
る。ミクロジョイントを解釈し、パンチ穴をつなげてい
き、外形を形成するという点では、ベクトルデータの場
合と同じである。
部品のデータ入力は、図3に示すベクトルデータ方式の
時と同様に、ハードディスク11あるいはCAD装置1
8に記憶された部品データと、金型データと、母材デー
タを読み込む。次に、各部品の図形の輪郭を抽出するた
めに、ランレングスデータを用いた場合について説明す
る。ミクロジョイントを解釈し、パンチ穴をつなげてい
き、外形を形成するという点では、ベクトルデータの場
合と同じである。
【0020】先ず、ステップST31において、金型情
報抽出部で、Gコードからパンチ穴の金型輪郭情報を抽
出する。これは、各部品でなくて、それをなすパンチ穴
の情報である。次にステップST32において、入力と
してGコードが与えられた時、金型データ変換部13で
Gコードと金型情報からパンチ穴の外形をランレングス
データで表現する。
報抽出部で、Gコードからパンチ穴の金型輪郭情報を抽
出する。これは、各部品でなくて、それをなすパンチ穴
の情報である。次にステップST32において、入力と
してGコードが与えられた時、金型データ変換部13で
Gコードと金型情報からパンチ穴の外形をランレングス
データで表現する。
【0021】続いて、新たにパンチ穴の情報を入力し、
母材に対して左、上方向から見たときの最大、最小値を
ハードディスク11、もしくはRAM12に記憶する
(ST33)。次にステップST34において、仮想的
に、先の新たなパンチ穴の外形を1mm程度大きくした
新しいパンチ穴を作り、そのデータもハードディスク1
1もしくはRAM12に記憶する。続いて、ステップS
T35において、ミクロジョイント判定部14で、パン
チ穴が他のパンチ穴(大きくしてあるパンチ穴)とつな
がっているかどうか判断し、ミクロジョイントかどうか
判定する。
母材に対して左、上方向から見たときの最大、最小値を
ハードディスク11、もしくはRAM12に記憶する
(ST33)。次にステップST34において、仮想的
に、先の新たなパンチ穴の外形を1mm程度大きくした
新しいパンチ穴を作り、そのデータもハードディスク1
1もしくはRAM12に記憶する。続いて、ステップS
T35において、ミクロジョイント判定部14で、パン
チ穴が他のパンチ穴(大きくしてあるパンチ穴)とつな
がっているかどうか判断し、ミクロジョイントかどうか
判定する。
【0022】次に、ステップST36において、図形外
形抽出部15で、元のパンチ穴と仮想的なパンチ穴との
交差を調べ、そのとき交わっていたら、その交点の値を
保持しておき、後で、元々のパンチ穴と、大きくする前
のパンチ穴とをその交点で連結する。以上のST31か
らST36の処理を全てのパンチ穴に対して行う(ST
37)。そして、さらに、そのST31、…、ST37
の処理をファイルされている全Gコードについて、繰り
返し行う(ST38)。
形抽出部15で、元のパンチ穴と仮想的なパンチ穴との
交差を調べ、そのとき交わっていたら、その交点の値を
保持しておき、後で、元々のパンチ穴と、大きくする前
のパンチ穴とをその交点で連結する。以上のST31か
らST36の処理を全てのパンチ穴に対して行う(ST
37)。そして、さらに、そのST31、…、ST37
の処理をファイルされている全Gコードについて、繰り
返し行う(ST38)。
【0023】次に、ステップST39において、図形デ
ータ生成部6で、部品の輪郭情報をネスティング用デー
タか?部品の外形の復元か?どうかを決定する。ネステ
ィングに必要な部品の情報を抽出する時は、前述の仮想
的なパンチ穴を基に、パンチ穴外形の最大、最小点より
最も多くの範囲をカバーしているパンチ穴を部品外形と
みなし、それぞれのパンチ穴の最も左側(外側)の値を
たどり、つないでゆく(ST40)。次に部品外形に含
まれないパンチ穴を部品外形に連結し(ST41)、最
後に部品外形を求め、ネスティング用データをハードデ
ィスク11に保有する(ST42)。
ータ生成部6で、部品の輪郭情報をネスティング用デー
タか?部品の外形の復元か?どうかを決定する。ネステ
ィングに必要な部品の情報を抽出する時は、前述の仮想
的なパンチ穴を基に、パンチ穴外形の最大、最小点より
最も多くの範囲をカバーしているパンチ穴を部品外形と
みなし、それぞれのパンチ穴の最も左側(外側)の値を
たどり、つないでゆく(ST40)。次に部品外形に含
まれないパンチ穴を部品外形に連結し(ST41)、最
後に部品外形を求め、ネスティング用データをハードデ
ィスク11に保有する(ST42)。
【0024】部品の外形を復元する時は、パンチ穴外形
の最大、最小点より、最も小さい範囲をカバーしている
パンチ穴を部品外形とみなす(ST43)。すなわち、
部品の連結の際に、求めた交点とそれぞれ元のパンチ穴
(大きくする前のパンチ穴)の最も内側の値をたどり、
つないでゆく。そして、部品外形に含まれないパンチ穴
を部品外形に連結し(ST44)、最後に、部品外形を
求め、復元用データをハードディスク11に保存する
(ST45)。
の最大、最小点より、最も小さい範囲をカバーしている
パンチ穴を部品外形とみなす(ST43)。すなわち、
部品の連結の際に、求めた交点とそれぞれ元のパンチ穴
(大きくする前のパンチ穴)の最も内側の値をたどり、
つないでゆく。そして、部品外形に含まれないパンチ穴
を部品外形に連結し(ST44)、最後に、部品外形を
求め、復元用データをハードディスク11に保存する
(ST45)。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、入力としてGコード
と呼ばれる加工用データを読取り、そこから母材を打ち
抜く部分の情報を認識し、部品と材料母材の外枠をつな
ぐミクロジョイントを判断し、打ち抜き部分とミクロジ
ョイントの情報より、部品の外形形状を抽出しており、
多くのGコードで表現された部品コードより、その部品
図形を比較的高速処理で再現でき、したがってGコード
データを有効に再利用することができる。
と呼ばれる加工用データを読取り、そこから母材を打ち
抜く部分の情報を認識し、部品と材料母材の外枠をつな
ぐミクロジョイントを判断し、打ち抜き部分とミクロジ
ョイントの情報より、部品の外形形状を抽出しており、
多くのGコードで表現された部品コードより、その部品
図形を比較的高速処理で再現でき、したがってGコード
データを有効に再利用することができる。
【図1】この発明の一実施例図形輪郭抽出装置の機能構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】同実施例図形輪郭抽出装置のハードウェア構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】同実施例図形輪郭抽出装置の動作を説明するた
めのフロー図である。
めのフロー図である。
【図4】図3とともに、同実施例図形輪郭抽出装置の動
作を説明するためのフロー図である。
作を説明するためのフロー図である。
【図5】図3、図4とともに、同実施例図形輪郭抽出装
置の動作を説明するためのフロー図である。
置の動作を説明するためのフロー図である。
【図6】母材への打ち抜き部品と、ミクロジョイントを
説明する図である。
説明する図である。
【図7】パンチ穴の外形を求めるための過程を説明する
図である。
図である。
【図8】他の実施例を示す図形輪郭抽出装置の動作を説
明するためのフロー図である。
明するためのフロー図である。
【図9】図8とともに、他の実施例図形輪郭抽出装置の
動作を説明するためのフロー図である。
動作を説明するためのフロー図である。
【図10】ランレングスデータを説明するためのデータ
配列例を示す図である。
配列例を示す図である。
1 データ入力部 2 金型情報抽出部 3 金型データ変換部 4 ミクロジョイント判定部 5 図形外形抽出部 6 図形データ生成部
Claims (4)
- 【請求項1】Gコードと称する加工用データを読み込
み、このGコードからパンチ穴情報を抽出し、パンチ穴
の外形を記憶手段に記憶するとともに、このパンチ穴の
外形を拡大して、そのデータも記憶手段に記憶し、元の
パンチ穴外形データと拡大した外形データとから部品と
母材の外枠をつなぐミクロジョイントを判定し、前記パ
ンチ穴情報及びミクロジョイントより、部品の図形外形
を抽出するようにしたことを特徴とする図形輪郭抽出方
法。 - 【請求項2】Gコードと称する加工用データを読み込
み、このGコードからパンチ穴情報を抽出し、パンチ穴
の外形を記憶手段に記憶するとともに、このパンチ穴の
外形を拡大して、そのデータも記憶手段に記憶し、元の
パンチ穴外形データと拡大した外形データとから部品と
母材の外枠をつなぐミクロジョイントを判定し、前記パ
ンチ穴情報及びミクロジョイントより、部品の図形外形
を抽出し、この図形外形より、ネスティング用データ、
及びもしくは、復元用の図形形状データを生成するよう
にしたことを特徴とする図形輪郭抽出方法。 - 【請求項3】Gコードと称する加工用データを読み込む
データ入力手段と、Gコードからパンチ穴情報を抽出す
る金型情報抽出手段と、パンチ穴の外形を記憶するとと
もに、金型の外形を拡大して、そのデータを記憶する金
型データ変換手段と、元のパンチ穴外形データと拡大し
た外形データとから部品と母材の外枠をつなぐミクロジ
ョイントを判定するミクロジョイント判定手段と、前記
パンチ穴情報及びミクロジョイントより、部品の図形外
形を抽出する図形外形抽出手段とを備えたことを特徴と
する図形輪郭抽出装置。 - 【請求項4】Gコードと称する加工用データを読み込む
データ入力手段と、Gコードからパンチ穴情報を抽出す
る金型情報抽出手段と、パンチ穴の外形を記憶するとと
もに、金型の外形を拡大して、そのデータを記憶する金
型データ変換手段と、元のパンチ穴外形データと拡大し
た外形データとから部品と母材の外枠をつなぐミクロジ
ョイントを判定するミクロジョイント判定手段と、前記
パンチ穴情報及びミクロジョイントより、部品の図形外
形を抽出する図形外形抽出手段と、抽出した図形外形よ
り、ネスティング用データ及びもしくは復元用の図形形
状データを生成する図形データ生成手段とを備えたこと
を特徴とする図形輪郭抽出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18119193A JPH0736523A (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 図形輪郭抽出方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18119193A JPH0736523A (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 図形輪郭抽出方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736523A true JPH0736523A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16096449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18119193A Pending JPH0736523A (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 図形輪郭抽出方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736523A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0944221A (ja) * | 1995-08-02 | 1997-02-14 | Tokunaga:Kk | Gコードプロセッサー |
WO2012127849A1 (en) | 2011-03-22 | 2012-09-27 | Japan Tobacco Inc. | Magazine unit |
JP2014211896A (ja) * | 2014-07-01 | 2014-11-13 | 株式会社アマダ | 板取データ生成装置及び板取データ生成方法 |
-
1993
- 1993-07-22 JP JP18119193A patent/JPH0736523A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0944221A (ja) * | 1995-08-02 | 1997-02-14 | Tokunaga:Kk | Gコードプロセッサー |
WO2012127849A1 (en) | 2011-03-22 | 2012-09-27 | Japan Tobacco Inc. | Magazine unit |
JP2014211896A (ja) * | 2014-07-01 | 2014-11-13 | 株式会社アマダ | 板取データ生成装置及び板取データ生成方法 |
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