JP3684887B2 - ソリッドモデル生成方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パラメトリックCAD機能を有するコンピュータによってソリッドモデルを生成する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プレス金型などの各種部材の形状設計において、パラメトリックCAD(Computer Aided Design)機能を有するコンピュータが多用されている。パラメトリックCAD機能とは、中実のソリッドモデルを生成したり、中空のサーフェスモデルを生成したり、それ等のソリッドモデルとサーフェスモデルとの間で変換したりするCAD機能に加えて、ソリッドモデル生成の一連の手順および各パラメータの数値を記憶しておいて、一旦ソリッドモデルを生成した後は、パラメータの数値の変更時等に同じ手順で自動的にソリッドモデルを修正するものである。
【0003】
このようなパラメトリックCAD機能を有するコンピュータによってソリッドモデルを生成する方法として、未だ公知ではないが図14および図15に示すように、サブファイルにおいて複数のサブモデルを生成する(SS1)とともにサーフェス化し(SS2)、そのサーフェスモデルをメインファイルに取り込んで本体モデルを生成する(SS3)とともに、その後にサブモデルをソリッド化してそのソリッド部分を実体にしたりカットしたりする(SS4)ことが考えられている。例えば、図10に示すように胴付座12およびガイド穴14を有する金型モデル10を生成する場合、胴付座12についてはサブモデルとして図5に示すようにカット用サブモデル12aおよび実体用サブモデル12bを何れもソリッドモデルで生成する一方、ガイド穴14についてはサブモデルとして図6に示すように実体用サブモデル14aおよびカット用サブモデル14bを何れもソリッドモデルで生成する。この金型モデル10は、絞り加工等を行ったプレス成形品の周縁部をトリミングする際にワークを押圧するパッドで、下端面はワークと同一形状のワーク押え面10sとされている。図10の(a) は金型モデル10の斜視図で、(b) は(a) のB部拡大図、(c) は(a) のC部拡大図である。
【0004】
カット用サブモデル12aは、胴付座12を形成すべき部位に空間を形成するためのもので、実体用サブモデル12bの上端がその空間内に突き出すように設けられることによって目的とする胴付座12が形成される。また、実体用サブモデル14aは、ガイド穴14を形成すべき部位の周囲に実体を設けるためのもので、カット用サブモデル14bがその実体と重なるように設けられて重なり部分がカットされることにより目的とするガイド穴14が形成される。一般に、胴付座12のように実体を生成する場合、ガイド穴14のような空間を形成する場合の何れの場合も、上記のように実体用サブモデル12b、14aとカット用サブモデル12a、14bとの組合せで生成される。
【0005】
上記ソリッドモデル12a、12b、14a、14bは、何れも予め定められたワーク押え面10sを基準にして生成され、図8に示すような位置関係で設けられる。図8は、それ等のサブモデル12a、12b、14a、14bをそれぞれサーフェス化したサーフェスモデル16a、16b、18a、18bで、そのサーフェスモデル16a〜18bの状態でメインファイルに読み込まれるとともに、それ等のサーフェスモデル16a〜18bの位置に基づいてワーク押え面10s上にリブ等を設けるなどして図9に示す本体モデル20を生成する。サブモデルとしては、上記胴付座12やガイド穴14用のものの他、摺動座やストッパ、吊り具などプレス金型に必要な種々のものが生成され、より詳細には図12のように多数のサーフェスモデルが設けられる。
【0006】
上記本体モデル20は、多数の実体用のソリッドモデルやカット用のソリッドモデルを生成することによって形成されるが、サーフェスモデル16a、16b、18a、18bは実体がないため、カット用のソリッドモデルと一部が重なっても重なり部分がカットされることはないし、実体用のソリッドモデルと重なっても一体化されることはないなど、本体モデル20の生成や修正作業によって影響を受けることはない。そして、本体モデル20を生成した後、前記サーフェスモデル16aをソリッドモデル12aに戻してその部分をカットした後、サーフェスモデル16bをソリッドモデル12bに戻して実体化することにより、図10の(b) に示す胴付座12が形成される。また、前記サーフェスモデル18aをソリッドモデル14aに戻して実体化した後、サーフェスモデル18bをソリッドモデル14bに戻してその部分をカットすることにより、図10の(c) に示すガイド穴14が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のソリッドモデル生成方法においては、手順の削除や追加、順番の変更等を行って目的形状を生成するため、サブモデルの実体用サーフェスモデルとカット用サーフェスモデルのソリッド化の順序が逆になると、全く別形状のソリッドモデルが生成されることがあった。特に、多数のサブモデルを用いる場合には、サーフェスモデルのソリッド化の際に個々のサブモデル毎に手順を確認する必要があるなど、作業が面倒で時間が掛かる。具体的には、前記胴付座12の場合に、サーフェスモデル16bをソリッドモデル12bに戻して実体化した後、サーフェスモデル16aをソリッドモデル12aに戻してその部分をカットすると、図16の(a) に示すように胴付座12が形成されない。また、ガイド穴14の場合、サーフェスモデル18bをソリッドモデル14bに戻してその部分をカットした後、サーフェスモデル18aをソリッドモデル14aに戻して実体化すると、図16の(b) に示すようにガイド穴14が形成されない。
【0008】
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、多数のサブモデルがサーフェスモデルの状態で本体モデルを生成した後にそのサーフェスモデルをソリッド化する場合に、実体用サーフェスモデルとカット用サーフェスモデルのソリッド化の順序を間違えることなく、迅速に目的とするソリッドモデルを生成できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明は、中実のソリッドモデルを生成できるとともに、そのソリッドモデルと中空のサーフェスモデルとを変換可能で、且つ処理手順およびパラメータの数値を記憶していてパラメータ等の変更時には同じ手順で自動的にソリッドモデルを修正するパラメトリックCAD機能を有するコンピュータによってソリッドモデルを生成する方法であって、(a) 実体になる第1実体用サブモデル、およびその実体と部分的に重なるように配置されてその実体に所定の空間を形成する第1カット用サブモデルを、作業者の指令操作に従って生成する第1サブモデル生成工程と、(b) 所定の空間を形成する第2カット用サブモデル、およびその空間と部分的に重なるように配置されてその空間内に所定の実体を設ける第2実体用サブモデルを、作業者の指令操作に従って生成する第2サブモデル生成工程と、(c) カット用サブモデルの先にソリッド化する必要がある実体用サブモデルを第1グループとし、カット用サブモデルの後にソリッド化する必要がある実体用サブモデルを第3グループとし、カット用サブモデルを第2グループとすべきグループ分け基準を表示装置に表示するグループ分け指示工程と、 (d) 前記グループ分け基準に従って作業者により行われるグループ分けの指令操作に応じて、前記第1実体用サブモデルを第1グループに、前記第1カット用サブモデルおよび前記第2カット用サブモデルを第2グループに、前記第2実体用サブモデルを第3グループにグループ分けすることにより、各グループ毎にサーフェス化およびソリッド化を同時に行うことができるように関連付けするグループ分け工程と、(e) 前記サブモデルが何れもサーフェスモデルの状態で、そのサーフェスモデルと同じファイル内において、作業者の指令操作に従ってそのサーフェスモデルと関連して本体ソリッドモデルを生成する本体モデル生成工程と、(f) その本体モデル生成工程の後に、作業者の指令操作に従ってまたはコンピュータにより自動的に、前記第1グループのサーフェスモデルをソリッド化して実体にし、その後に前記第2グループのサーフェスモデルをソリッド化するとともにそのソリッド部分をカットして空間を形成し、その後に前記第3グループのサーフェスモデルをソリッド化して実体にするソリッド化工程とを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の効果】
すなわち、表示装置に表示されるグループ分け基準に従って、多数の実体用サブモデルのうち、カット用サブモデルの先にソリッド化する必要がある第1実体用サブモデルを第1グループに纏め、カット用サブモデルの後にソリッド化する必要がある第2実体用サブモデルを第3グループに纏め、カット用サブモデル(第1カット用サブモデルおよび第2カット用サブモデル)を第2グループに纏める一方、ソリッド化工程では第1グループ、第2グループ、第3グループの順にソリッド化するようにしたのであり、これにより実体用サーフェスモデルとカット用サーフェスモデルのソリッド化の順序を間違えることが可及的に防止される。また、グループ毎にサーフェス化およびソリッド化を同時に行うことができるように関連付けされるため、多数のサブモデルを用いる場合でもサーフェス化やソリッド化工程におけるソリッド化を容易且つ迅速に行うことができる。
【0011】
一方、本体モデル生成工程では、サーフェスモデルの位置等に基づいて実体用のソリッドモデルやカット用のソリッドモデルを生成するなどして本体モデルが形成されるが、サーフェスモデルは実体がないため、カット用のソリッドモデルと一部が重なっても重なり部分がカットされることはないし、実体用のソリッドモデルと重なっても一体化されることはないなど、本体モデルの生成や修正作業によって影響を受けることがないため、本体モデルの生成作業を容易且つ簡便に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
ここで、第1モデル生成工程および第2モデル生成工程は、何れが先でも後でも良いし、第1実体用サブモデルおよび第2実体用サブモデルを生成した後に第2カット用サブモデルおよび第2カット用サブモデルを生成するなど、並行して行うことも可能である。これ等のサブモデルの数が多い程、本発明は効果的である。
【0013】
第1実体用サブモデル、第1カット用サブモデル、第2実体用サブモデル、第2カット用サブモデルは、作業の容易さから何れもソリッドモデルで生成することが望ましいが、サーフェスモデルなどで生成するようにしても良い。ソリッドモデルで生成した場合は、本体モデル生成工程に先立って例えばグループ毎にサーフェス化するようにすれば良い。これらのサブモデルは本体モデルの生成の際に必要なもので、例えばプレス金型のソリッドモデルを生成する場合には、前記胴付座やガイド穴、摺動座、ストッパ、吊り具など、プレス金型に必要なものである。
【0014】
グループ分け工程は、必ずしも総てのサブモデルを生成した後に纏めて行う必要はなく、第1実体用サブモデル、第2実体用サブモデル等のサブモデルを生成しながら3つのグループに分けるようにしても良いし、各サブモデルに何れのグループに入るかの識別子などを付与するだけでも良い。
【0015】
グループ分け工程における各グループ内のサブモデルの関連付けは、例えば1つのキー操作でグループ内の総てのサブモデルを選択するなどして同時にサーフェス化やソリッド化を行うことができるものであれば良く、個々のサブモデルは部分的に重なっている場合でも必ずしも一体化(和)されている必要はないが、和によって一体化するようにしても良い。
【0016】
また、第1サブモデル生成工程および第2サブモデル生成工程は共通のサブファイル(作業場所)等で行い、グループ分け工程およびサーフェス化工程は別のコントロールファイル等で行い、本体モデル生成工程およびソリッド化工程は更に別のメインファイル等で行うことが望ましいが、可能であれば単一のファイル内で総ての作業を行うようにしても良い。サーフェス化工程をメインファイル内で行うようにしても良い。
【0017】
前記各工程を総て作業者の選択操作や入力操作などによる指令操作に従って行うようにしても良いが、例えばソリッド化工程は容易に自動化することが可能である。他の工程についても、一連の操作手順や入力すべき内容等を画像表示することにより、作業の容易化を図ることができる。
【0018】
以下、本発明を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明方法に従ってソリッドモデルを生成する際に好適に用いられるソリッドモデル生成支援装置30の基本構成を説明するブロック線図で、データバスラインで接続された中央演算処理装置32、ハードディスクやROMなどの主記憶装置34、RAMなどの補助記憶装置36を有するマイクロコンピュータにて構成されている。中央演算処理装置32は、補助記憶装置36の一時記憶機能などを利用しつつ主記憶装置34に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行い、図2に示す各種の機能を実行する。
【0019】
図2のソリッドモデル生成手段30aは、予め定められた円柱や四角柱、三角柱、球、円すい等の基本モデルを用いてパラメータの変更、拡大、縮小、移動、回転等により中実のソリッドモデルを生成したり、和、差、積などの論理演算を用いて複数のソリッドモデルを一体化(合成)するなどの処理を行うもので、見える部分のみの外形線で表示する。複数のソリッドモデルを一体化した場合、その境界面は消滅して一体になる。サーフェスモデル生成手段30bは、同じく予め定められた円柱や四角柱、三角柱等の基本中空モデルを用いてパラメータの変更、拡大、縮小、移動、回転等により中空のサーフェスモデルを生成したり、複数のサーフェスモデルを一体化(組合せ)したりするもので、稜線などの外形線(影の部分を含む)で表示する。この場合の一体化は、単に複数のサーフェスモデルを組み合わせただけで、境界面はそのまま残る。モデル変換手段30cは、上記ソリッドモデルとサーフェスモデルとを変換するもので、一体化された複数のサーフェスモデルがソリッドモデルに変換されると、境界面が消滅して一体化(合成)される。また、ソリッドモデルがサーフェスモデルに変換されると、複数の基本モデルを合成した複雑な形状であっても単一の中空体となり、その中空体を構成している外形線が表示される。自動修正手段30dは、モデル生成時の手順および各パラメータの数値を記憶しておき、一旦ソリッドモデルやサーフェスモデルを生成したり、一体化や変換、修正などを行った後は、途中の段階のモデルの位置を変更したりパラメータの数値を変更したりした場合、同じ手順で自動的に最終モデルを修正するものである。これ等のソリッドモデル生成手段30a、サーフェスモデル生成手段30b、モデル変換手段30c、自動修正手段30dは、パラメトリックCAD機能に相当する。
【0020】
生成手順指示手段30eは、図3に示す手順に従ってソリッドモデルを生成するように、一連の操作手順や入力すべき内容を画像表示しながら、作業者の指令操作に従って上記ソリッドモデル生成手段30a、サーフェスモデル生成手段30b、モデル変換手段30c、自動修正手段30dを利用してソリッドモデルを生成するもので、作業者の選択操作に従って起動する。すなわち、作業者は、ソリッドモデル生成手段30a、サーフェスモデル生成手段30b、モデル変換手段30c、自動修正手段30dを利用して、図3に示す手順で順次操作を行ってソリッドモデルを生成することもできるが、生成手順指示手段30eを起動することにより、画像表示される操作手順や操作内容などを確認しながら簡便にソリッドモデル生成作業を行うこともできるのである。これ等の各手段30a〜30eを実行させるためのプログラムが記録された主記憶装置34は、ソリッドモデル生成プログラムの記録媒体に相当する。
【0021】
図1に戻って、表示装置38はブラウン管や液晶パネルなどの画像表示を行うもので、前記ソリッドモデル生成手段30aによるソリッドモデルの生成過程やサーフェスモデル生成手段30bによるサーフェスモデルの生成過程等の3次元表示の他、操作手順や選択メニューなどが表示される。キーボード40、タブレット42、ダイヤル44は入力操作装置で、作業者はソリッドモデルの生成に必要な各種の情報を入力したり、ソリッドモデルやサーフェスモデルの生成指令、一体化指令、ソリッドモデルのサーフェス化、サーフェスモデルのソリッド化、パラメータなどの変更指令などの種々の指令を入力したりすることができる。また、プリンター46は、表示装置38の表示内容や生成されたソリッドモデルの形状データなどを印刷するためのもので、ネットワークコントローラ48は、ワークステーションや工作機械などと接続されて情報伝達を行うためのものである。
【0022】
以下、図3および図4を参照しつつ具体的に説明する。なお、以下の説明では、前記図10の金型モデル10を生成する場合について説明し、前述した説明と重複する部分は詳しい説明を省略する。
【0023】
図3のステップS1では、生成手順指示手段30eによりサブファイル内においてサブモデルを生成すべき指示が表示装置38に表示され、作業者の入力操作や選択操作などの指令操作に従ってソリッドモデル生成手段30aの機能を利用しつつ図4の(a) に示すように胴付座やガイド穴、摺動座、ストッパ、吊り具など金型モデル10に必要な部位のサブモデルがソリッドモデルによって生成される。図5、図6は、このステップS1で生成されるサブモデルの一例で、図5のカット用サブモデル12aおよび実体用サブモデル12bは胴付座12を形成するためのものであり、図6の実体用サブモデル14aおよびカット用サブモデル14bはガイド穴14を形成するためのものである。ステップS1は第1サブモデル生成工程および第2サブモデル生成工程に相当する。
【0024】
ステップS2では、生成手順指示手段30eにより上記ステップS1で生成された多数のサブモデルをコントロールファイル内に読み込んで第1グループG1、第2グループG2、第3グループG3にグループ分けすべき指示が表示装置38に表示され、作業者の指令操作に従って図4の(b) に示すようにグループ分けが行われる。グループ分けの基準は、カット用サブモデルの先にソリッド化する必要がある実体用サブモデルが第1グループG1で、カット用サブモデルの後にソリッド化する必要がある実体用サブモデルが第3グループG3で、カット用サブモデルが第2グループG2で、このようなグループ分けの基準も表示装置38に表示される。例えば、図5の実体用サブモデル12bはカット用サブモデル12aにより所定の空間を形成した後にソリッド化する必要があるため第3グループG3で、図6の実体用サブモデル14aはカット用サブモデル14bにより空間(ガイド穴14)が形成される前にソリッド化する必要があるため第1グループG1であり、カット用サブモデル12a、14bは何れも第2グループG2である。カット用サブモデル12aは第2カット用サブモデルに相当し、実体用サブモデル12bは第2実体用サブモデルに相当し、実体用サブモデル14aは第1実体用サブモデルに相当し、カット用サブモデル14bは第1カット用サブモデルに相当する。
【0025】
また、グループG1〜G3毎にソリッドモデル生成手段30a、サーフェスモデル生成手段30bの機能で一体化されることにより、1つのキー操作で各グループG1〜G3内のサブモデルがそれぞれ一度に選択されてソリッド化およびサーフェス化が同時に行われるように関連付けされる。図7は、グループG1〜G3毎のサブモデル(ソリッドモデル)を示す図で、(a) は第1グループG1、(b) は第2グループG2、(c) は第3グループG3である。ステップS2はグループ分け指示工程およびグループ分け工程に相当する。
【0026】
次のステップS3では、生成手順指示手段30eによりグループG1〜G3毎にサーフェス化して一体化すべき指示が表示装置38に表示され、作業者の指令操作に従って前記モデル変換手段30cの機能により例えば図8に示すようにサーフェスモデル16a、16b、18a、18bが生成されて一体化される。サーフェスモデル16a〜18bの一体化は、予め定められた共通の空間内の所定位置にそれ等のサーフェスモデル16a〜18bを配置したもので、重なり部分が存在しても境界面が残っていて個々の形状が維持される。このステップS3はサーフェス化工程であるが、特に作業者の判断を必要としないため、1個のキー操作などで自動的に行われるようにすることもできる。
【0027】
ステップS4では、生成手順指示手段30eによりメインファイル内にサーフェスモデル16a〜18bを読み込んで本体モデルを生成すべき指示が表示装置38に表示され、作業者の指令操作に従って図4の(c) に示すようにコントロールファイルからメインファイル内にサーフェスモデル16a〜18b等が読み込まれるとともに、そのサーフェスモデル16a〜18b等の位置や予め作成されたワーク押え面10sなどに基づいてソリッドモデル生成手段30aの機能を利用しつつ、図9に示すようにサーフェスモデル16a〜18b等と部分的に重なるように本体モデル20が生成される。ステップS4は本体モデル生成工程である。なお、図9ではサーフェスモデル16a〜18bが省略されている。
【0028】
そして、最後のステップS5では、生成手順指示手段30eにより第1グループG1から順番にソリッド化すべき指示が表示装置38に表示され、作業者の指令操作に従って第1グループG1のサーフェスモデル18a等をソリッド化して実体にし、その後に第2グループG2のサーフェスモデル16a、18b等をソリッド化するとともにそのソリッド部分をカットして空間を形成し、その後に第3グループG3のサーフェスモデル16b等をソリッド化して実体にする。これにより、図10に示すように胴付座12およびガイド穴14等を有する金型モデル10が生成される。ステップS5はソリッド化工程であるが、特に作業者の判断を必要としないため、1個のキー操作などで自動的に行われるようにすることもできる。
【0029】
ここで、本実施例ではステップS1で多数のサブモデル12a〜14b等を生成した後、ステップS2で、表示装置38に表示されるグループ分け基準に従って、その多数のサブモデル(ソリッドモデル)12a〜14b等のうち、カット用サブモデルの先にソリッド化する必要がある実体用サブモデル14a等を第1グループG1に纏め、カット用サブモデルの後にソリッド化する必要がある実体用サブモデル12b等を第3グループG3に纏め、カット用サブモデル12a、14b等を第2グループG2に纏める一方、ステップS5のソリッド化工程では第1グループG1、第2グループG2、第3グループG3の順にソリッド化するため、実体用サーフェスモデル16b、18a等とカット用サーフェスモデル16a、18b等のソリッド化の順序を間違えることが可及的に防止される。また、グループG1〜G3毎にサーフェス化およびソリッド化を同時に行うことができるように関連付けされるため、多数のサブモデルを用いる場合でもサーフェス化工程(ステップS3)におけるサーフェス化やソリッド化工程(ステップS5)におけるソリッド化を容易且つ迅速に行うことができる。
【0030】
一方、ステップS4の本体モデル生成工程では、サーフェスモデル16a〜18b等の位置などに基づいて実体用のソリッドモデルやカット用のソリッドモデルを生成するなどして本体モデル20が形成されるが、サーフェスモデル16a〜18b等は実体がないため、カット用のソリッドモデルと一部が重なっても重なり部分がカットされることはないし、実体用のソリッドモデルと重なっても一体化されることはないなど、本体モデル20の生成や修正作業によって影響を受けることがなく、本体モデル20の生成作業を容易且つ簡便に行うことができる。
【0031】
なお、図11、図12、図13は、それぞれ図7、図8、図10に相当する図で、サブモデルの数が多く、より実際の金型設計に近いものである。
【0032】
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、例えば上例ではソリッドモデル生成支援装置30について説明したが、パラメトリックCAD機能を備えたコンピュータであれば種々の汎用機を用いることができるなど、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に従ってソリッドモデルを生成できるソリッドモデル生成支援装置の構成を説明するブロック線図である。
【図2】図1の装置が備えている機能を説明するブロック線図である。
【図3】図1の装置を用いてソリッドモデルを生成する際の手順を説明するフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートに従ってソリッドモデルを生成する際の具体的な作業の流れを示す図である。
【図5】図3のステップS1で生成されるサブモデルの一例を示す図である。
【図6】図3のステップS1で生成されるサブモデルの別の例を示す図である。
【図7】図3のステップS2でグループ分けされたサブモデルの一例を示す図である。
【図8】図7のサブモデルをサーフェス化して一体化したものを示す図である。
【図9】図8のサーフェスモデル等に基づいて生成された本体モデルの一例を示す図である。
【図10】図9の本体モデルに含まれているサーフェスモデルをソリッド化した最終形状を示す図である。
【図11】図7に相当する図で、サブモデルの数が多く、より実際の金型設計に近いものを示した図である。
【図12】図8に相当する図で、図11のサブモデルをサーフェス化して一体化したものを示す図である。
【図13】図10に相当する図で、図12のサーフェスモデル等に基づいて本体モデルを生成した後に、そのサーフェスモデルをソリッド化した最終形状を示す図である。
【図14】本発明の前提となるソリッドモデル生成方法を説明するフローチャートである。
【図15】図14のフローチャートに従ってソリッドモデルを生成する際の具体的な作業の流れを示す図である。
【図16】図14のステップSS4において実体用サブモデルおよびカット用サブモデルをソリッド化する際の順序を間違えた場合のモデル形状の一例を示す図である。
【符号の説明】
10:金型モデル(ソリッドモデル)
12a:カット用サブモデル(第2カット用サブモデル)
12b:実体用サブモデル(第2実体用サブモデル)
14a:実体用サブモデル(第1実体用サブモデル)
14b:カット用サブモデル(第1カット用サブモデル)
16a、16b、18a、18b:サーフェスモデル
20:本体モデル
30:ソリッドモデル生成支援装置(コンピュータ)
G1:第1グループ
G2:第2グループ
G3:第3グループ
ステップS1:第1サブモデル生成工程、第2サブモデル生成工程
ステップS2:グループ分け指示工程、グループ分け工程
ステップS4:本体モデル生成工程
ステップS5:ソリッド化工程

Claims (1)

  1. 中実のソリッドモデルを生成できるとともに、該ソリッドモデルと中空のサーフェスモデルとを変換可能で、且つ処理手順およびパラメータの数値を記憶していてパラメータ等の変更時には同じ手順で自動的にソリッドモデルを修正するパラメトリックCAD機能を有するコンピュータによってソリッドモデルを生成する方法であって、
    実体になる第1実体用サブモデル、および該実体と部分的に重なるように配置されて該実体に所定の空間を形成する第1カット用サブモデルを、作業者の指令操作に従って生成する第1サブモデル生成工程と、
    所定の空間を形成する第2カット用サブモデル、および該空間と部分的に重なるように配置されて該空間内に所定の実体を設ける第2実体用サブモデルを、作業者の指令操作に従って生成する第2サブモデル生成工程と、
    カット用サブモデルの先にソリッド化する必要がある実体用サブモデルを第1グループとし、カット用サブモデルの後にソリッド化する必要がある実体用サブモデルを第3グループとし、カット用サブモデルを第2グループとすべきグループ分け基準を表示装置に表示するグループ分け指示工程と、
    前記グループ分け基準に従って作業者により行われるグループ分けの指令操作に応じて、前記第1実体用サブモデルを第1グループに、前記第1カット用サブモデルおよび前記第2カット用サブモデルを第2グループに、前記第2実体用サブモデルを第3グループにグループ分けすることにより、各グループ毎にサーフェス化およびソリッド化を同時に行うことができるように関連付けするグループ分け工程と、
    前記サブモデルが何れもサーフェスモデルの状態で、該サーフェスモデルと同じファイル内において、作業者の指令操作に従って該サーフェスモデルと関連して本体ソリッドモデルを生成する本体モデル生成工程と、
    該本体モデル生成工程の後に、作業者の指令操作に従ってまたはコンピュータにより自動的に、前記第1グループのサーフェスモデルをソリッド化して実体にし、その後に前記第2グループのサーフェスモデルをソリッド化するとともに該ソリッド部分をカットして空間を形成し、その後に前記第3グループのサーフェスモデルをソリッド化して実体にするソリッド化工程と
    を有することを特徴とするソリッドモデル生成方法。
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