JP2964778B2 - 図形データ処理装置 - Google Patents

図形データ処理装置

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JP2964778B2
JP2964778B2 JP4161010A JP16101092A JP2964778B2 JP 2964778 B2 JP2964778 B2 JP 2964778B2 JP 4161010 A JP4161010 A JP 4161010A JP 16101092 A JP16101092 A JP 16101092A JP 2964778 B2 JP2964778 B2 JP 2964778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータ支援設
計(CAD)装置等に用いられて二次元平面内での図形
作成や図形演算を行う図形データ処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】上述の如きCAD装置としては例えば、
図2に示すものがあり、この装置は、あらかじめ入力さ
れたプログラムに基づきデータの演算処理を行う中央処
理ユニット(CPU)1と、プログラムやデータを記憶
するメモリ2と、操作者のキー操作によってプログラム
やデータを入力されるキーボード3と、プログラムやデ
ータを印刷出力するプリンタ4と、プログラムやデータ
を磁気ディスク等に記憶する補助記憶装置5と、プログ
ラムやデータの他、図形や処理命令(コマンド)等を画
面上に表示出力する画像表示装置(CRT)6と、CR
T6の画面上の画像を見ながら操作者が行うローラ操作
に基づき画面上の標識の位置を移動させ、さらにその標
識の位置に対応するコマンドや点、図形等を操作者が選
択したことを操作者のキー操作によって入力されるマウ
ス7と、それらの機器を互いに接続するバスライン8と
を具えてなる。
【0003】ところでかかるCAD装置は通常、サブプ
ログラムで作動する当該CAD装置という形で構成され
る図形データ処理装置を有しており、その図形データ処
理装置は、例えば図3中10,20,30,40,50に示す如き
五種類のコマンドをCRT6の画面上に表示して選択可
能ならしめ、それらのコマンドの内の一つを操作者が選
択して入力するとそのコマンドに基づいて、操作者と対
話しながら、断面図や平面図、そして側面図等の二次元
座標系(部分座標系)内における、図形作成や図形演算
等の図形データ処理作業を行う。
【0004】すなわち、例えば図4に示すように、三次
元全体座標系のX,Y座標軸を含む入力平面であるX−
Y平面に対して傾斜した平面である、部分座標系のx−
y平面内にある断面A上でのx,y寸法が指定された図
形f1 を作成する場合には、先ず操作者が、ステップ20
で上記五種類のコマンドの内の二次元図形作成コマンド
を選択して、それを上記図形データ処理装置に入力し、
次いでステップ21でその図形f1 のx,y寸法(座標
値)を全体座標系のX−Y平面上でのX,Y寸法(座標
値)として入力し、これにより上記図形データ処理装置
が、次のステップ22でそのX,Y寸法を記憶するととも
にその寸法に基づく端点P1 およびP2 を図4に示すよ
うにCRT6の画面上のX−Y平面上に一時的に表示
し、次いでステップ23でキー操作等から入力終了か否か
を判断して、入力終了でなければステップ21へ戻るが、
入力終了の場合には、ステップ24でその記憶してある寸
法に基づき図形F1 を作成して、その図形F1 を図4に
示すようにCRT6の画面上のX−Y平面上に表示す
る。
【0005】次にここでは操作者が、ステップ10で上記
五種類のコマンドの内のマトリックス定義コマンドを選
択して、それを上記図形データ処理装置に入力し、次い
でステップ11で上記断面Aを含む部分座標系のx−y平
面の情報を入力し、これにより上記図形データ処理装置
が、次のステップ12で上記全体座標系からその部分座標
系への変換マトリックスMを計算して記憶し、その後操
作者が、ステップ30で上記五種類のコマンドの内の図形
コピーコマンドを選択して、それを上記図形データ処理
装置に入力し、次いでステップ31で対象図形として図形
1 を指示し、さらにステップ32で変換マトリックスと
して上記変換マトリックスMを指示し、これにより上記
図形データ処理装置が、次のステップ33でその変換マト
リックスMと端点P1 ,P2 とに基づきx−y平面上で
の端点Q1 ,Q2 を計算して、図4に示すようにコピー
図形f1 を作成する。
【0006】また例えば図5に示すように、上記断面A
上の図形f1 と上記全体座標系上のもう一つの図形F2
とのx−y平面上での交点CPを求める場合には、先ず
操作者が、ステップ40で上記五種類のコマンドの内の図
形投影コマンドを選択してそれを上記図形データ処理装
置に入力し、次いでステップ41で対象図形として全体座
標系上の図形F2 を指示し、さらにステップ42で投影平
面として上記x−y平面を指示し、これにより上記図形
データ処理装置が、次のステップ43で図5に示すように
そのx−y平面上へ上記図形F2 を投影した図形f2
作成する。
【0007】次にここでは操作者が、ステップ50で上記
五種類のコマンドの内の二次元交点計算コマンドを選択
して、それを上記図形データ処理装置に入力し、次いで
ステップ51で演算対象の第1の図形として上記図形f1
を指示し、さらにステップ52で演算対象の第2の図形と
して上記図形f2 を指示し、これにより上記図形データ
処理装置が、次のステップ53で図5に示すようにそれら
の図形f1 ,f2 の交点を計算して、x−y平面上での
交点CPの座標を求める。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来の図
形データ処理装置にあっては、同一の部分座標系につい
て図形作成や図形演算を連続的に行う場合に、図形作成
の場合には、一旦X−Y平面上で図形を作成した後それ
を座標変換して所要の座標系上へコピーするという作業
を行い、また図形演算の場合には、一旦投影を行った後
その投影図形を指示されて演算を実行するという作業を
行っているため、コピー作業や投影作業が数多く発生す
るという問題があった。
【0009】また上記従来の図形データ処理装置にあっ
ては、全体座標系上で作成中の図形が本来の部分座標系
上でどのような状態にあるのか把握しずらいため、その
部分座標系上へコピーして初めてミスが判明する場合が
あるという問題もあり、さらに、投影等によって余分な
図形が多数発生するため、その余分な図形の削除に多く
の工数を要するという問題もあった。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
有利に解決した図形データ処理装置を提供することを目
的とするものであり、この発明の図形データ処理装置
は、三次元全体座標系の二本の座標軸を含む入力平面に
対して傾斜した平面に含まれる二本の座標軸を持つ複数
の部分座標系をそれぞれ定義した座標系情報を記憶する
とともに、作業用座標系を前記複数の部分座標系中から
選択された一つの部分座標系に切り換える作業用座標系
切換え手段と、前記全体座標系内の指示された図形を前
記作業用座標系の前記二本の座標軸を含む傾斜した平面
上へ自動的に投影して記憶する図形記憶手段と、前記記
憶した図形に基づき図形演算を行う図形演算手段と、を
具えてなるものである。
【0011】なお、この発明の装置にあっては、前記入
力平面上で入力された点の前記全体座標系での二次元座
標値を、前記作業用座標系の前記二本の座標軸上での同
じ二次元座標値に自動的に座標変換して記憶する座標値
記憶手段と、前記作業用座標系での前記記憶した点の二
次元座標値に基づき前記全体座標系内で三次元図形作成
を行う図形作成手段と、をさらに具えていても良い。
【0012】
【作用】かかるこの発明の図形データ処理装置にあって
は、最初に作業用座標系切換え手段が作業用座標系を、
座標系情報によって定義された複数の部分座標系の内か
ら選択された一つの部分座標系に切り換えれば、その後
は図形記憶手段が、全体座標系内の指示された図形を、
全体座標系の入力平面に対して傾斜した平面である、そ
の作業用座標系の二本の座標軸を含む平面上へ自動的に
投影して記憶し、その記憶した図形に基づき図形演算手
段が図形演算を行う。
【0013】従ってこの発明の図形データ処理装置によ
れば、全体座標系の入力平面に対して傾斜した、同一の
部分座標系の平面上で図形演算を連続的に行う場合に、
投影等によって余分な図形が多数発生するのを防止し得
て、その削除に要していた工数を省くことができる。
【0014】なお、この発明の装置が、前記入力平面上
で入力された点の前記全体座標系での二次元座標値を、
前記作業用座標系の前記二本の座標軸上での同じ二次元
座標値に自動的に座標変換して記憶する座標値記憶手段
と、前記作業用座標系での前記記憶した点の二次元座標
値に基づき前記全体座標系内で三次元図形作成を行う図
形作成手段と、をさらに具えてる場合には、最初に作業
用座標系切換え手段が作業用座標系を、座標系情報によ
って定義された複数の部分座標系の内から選択された一
つの部分座標系に切り換えた後は、座標値記憶手段が、
三次元全体座標系の二本の座標軸を含む入力平面上で入
力された点のその全体座標系での二次元座標値を、上記
作業用座標系の、全体座標系の入力平面に対して傾斜し
た平面に含まれる二本の座標軸上での同じ二次元座標値
に自動的に座標変換して記憶し、その記憶した点の上記
作業用座標系での二次元座標値に基づき図形作成手段が
全体座標系内で三次元図形作成を行う。
【0015】従って上記構成の装置によれば、先に記し
た投影の際の工数を削減する作用・効果をもたらすこと
ができるのに加えて、全体座標系の入力平面に対して傾
斜した、同一の部分座標系の平面上で図形作成を連続的
に行う場合に、いちいちコピー作業を行う必要をなくす
ことができ、また作成中の図形が本来の部分座標系の傾
斜した平面上ひいては全体座標系内でどのような状態に
あるのか容易に把握し得るようにすることができる。
【0016】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図1は、この発明の図形データ処理装置
の一実施例における処理の手順を示すフローチャートで
あり、この実施例の装置も従来装置と同様に、CPU1
と、メモリ2と、キーボード3と、プリンタ4と、補助
記憶装置5と、CRT6と、マウス7と、バスライン8
と、を具えてなるCAD装置であってサブプログラムで
動作するもの、という形で構成されている。
【0017】しかしてこの実施例の装置は、あらかじめ
入力されたプログラムに基づいて、図1のステップ60,
70, 80, 90に示す如き、部分座標系定義コマンドと、作
業座標系指示コマンドと、二次元図形作成コマンドと、
二次元交点計算コマンドと、の四種類のコマンドを、例
えばCRT6の画面上に表示して選択可能ならしめ、作
業者が、例えばマウス7のローラを操作して画面上の標
識をそれらのコマンドの表示の一つの上に移動させた後
マウス7のキーを操作することにて、上記四種類のコマ
ンドの内から選択した実行させるコマンドを入力する
と、その入力されたコマンドに基づいて、操作者と対話
しながら、断面図や平面図、そして側面図等の二次元座
標系(部分座標系)内における、図形作成や図形演算等
の図形データ処理作業を行う。
【0018】ここで、操作者がステップ60で部分座標系
定義コマンドを選択してそれを入力した場合には、操作
者はさらに次のステップ61で、一つの部分座標系を定義
した情報を入力し、これにより上記実施例の装置は、次
のステップ62で、その部分座標系の座標軸を所定の全体
座標系の座標軸に重ねて表示するとともに、その全体座
標系から上記部分座標系への変換マトリックスを計算し
て、上記部分座標系の定義情報と併せてその変換マトリ
ックスを記憶し、その後コマンド待ちの状態となる。従
って、かかる部分座標系定義コマンドを繰り返し選択す
れば、上記実施例の装置に、複数の部分座標系α,β,
γ等をそれぞれ定義した情報と、全体座標系からそれら
の部分座標系への変換マトリックスMα,Mβ,Mγ等
とを記憶させることができる。
【0019】また、操作者がステップ70で作業座標系指
示コマンドを選択してそれを入力した場合には、操作者
はさらに次のステップ71で、上記装置が既に記憶してい
る部分座標系、例えば上記座標系α,β,γ等の内の一
つを作業座標系Aとして指示し、これにより上記実施例
の装置は、次のステップ72で、その指示された作業座標
系A、例えば座標系αを記憶し、その後コマンド待ちの
状態となる。従って、上述したステップ60〜62および70
〜72は作業用座標系切換え手段に相当する。
【0020】そして、操作者がステップ80で二次元図形
作成コマンドを選択してそれを入力した場合には、操作
者はさらに次のステップ81で、上記全体座標系における
二次元寸法を入力し、これにより上記実施例の装置は、
次のステップ82で、その入力された二次元寸法を、先に
記憶した作業座標系Aでの寸法に自動的に座標変換し
て、その寸法を表す点を一時的に画面上に表示し、次い
でステップ83で、入力された二次元寸法が良好(OK)
か否かを操作者のキー操作等から判断し、OKでなけれ
ばステップ81へ戻るが、OKの場合にはステップ84へ進
んで上記変換した寸法を記憶し、次いでステップ85で、
入力が終了したか否かをキー操作等から判断し、入力終
了でなければステップ81へ戻るが、入力終了の場合には
ステップ86へ進んで上記記憶した寸法で図形を作成し、
その後コマンド待ちの状態となる。従って、上述したス
テップ80〜84は座標値記憶手段に相当し、ステップ86は
図形作成手段に相当する。
【0021】この一方、操作者がステップ90で二次元交
点計算コマンドを選択してそれを入力した場合には、操
作者はさらに次のステップ91で、演算対象とする上記全
体座標系における第2の図形を指示し、これにより上記
実施例の装置は、次のステップ92で、その指示された図
形を、先に記憶した作業座標系A上に自動的に投影し
て、その投影図形を一時的に画面上に表示し、次いでス
テップ93で、指示された図形の投影図形が良好(OK)
か否かを操作者のキー操作等から判断し、OKでなけれ
ばステップ91へ戻るが、OKの場合にはステップ94へ進
んで上記投影した図形を記憶し、次いで操作者はステッ
プ95で、演算対象とする上記作業座標系Aにおける第1
の図形を指示し、これにより上記実施例の装置は、次の
ステップ96で、上記記憶した第2の図形の投影図形と上
記指示された第1の図形との交点の座標を演算で求め、
その後コマンド待ちの状態となる。従って、上述したス
テップ90〜94は図形記憶手段に相当し、ステップ96は図
形演算手段に相当する。
【0022】かかる実施例の装置を用いて、例えば図4
に示すように部分座標系のx−y平面内にある断面A上
でのx,y寸法が指定された図形f1 を作成する場合に
は、先ず操作者が、ステップ60で上記四種類のコマンド
の内の部分座標系定義コマンドを選択してそれをその実
施例の装置に入力し、次いでステップ61でその断面Aを
含む例えば部分座標系αを定義した情報を入力し、これ
によりその実施例の装置が、次のステップ62でその部分
座標系αの座標軸を所定の全体座標系の座標軸に重ねて
表示するとともに、その全体座標系から上記部分座標系
αへの変換マトリックスMαを計算して、その変換マト
リックスMαを上記部分座標系αの定義情報と併せて記
憶する。なお、一旦かかる部分座標系αについてステッ
プ60の部分座標系定義コマンドの選択を行い、上記装置
に部分座標系αの定義情報と変換マトリックスMαとを
記憶させた後は、その記憶を消去しない限り、この手順
を行う必要はなくなる。
【0023】次いでここでは操作者が、ステップ70で上
記四種類のコマンドの内の作業用座標系指示コマンドを
選択してそれをその実施例の装置に入力し、次のステッ
プ71で上記装置が既に記憶している部分座標系の内の部
分座標系αを作業座標系Aとして指示し、これにより上
記実施例の装置は、次のステップ72で、その指示された
部分座標系αを作業座標系Aとして記憶する。なお、こ
のステップ70の作業用座標系指示コマンドを選択して記
憶させた作業座標系Aは、再度このステップ70を選択し
て作業座標系Aとする部分座標系を変更しない限り、最
後に記憶させた部分座標系、すなわちここでは上記部分
座標系αに維持される。
【0024】次いでここでは操作者が、ステップ80で上
記四種類のコマンドの内の二次元図形作成コマンドを選
択してそれを入力し、次のステップ81で上記図形f1
寸法を全体座標系のX−Y平面上でのX,Y寸法として
入力し、これにより上記実施例の装置は、次のステップ
82で、その入力された二次元寸法を、先に記憶した作業
座標系Aとしての部分座標系αのx−y平面上でのx,
y寸法に、これも先に記憶した変換マトリックスMαを
用いて自動的に座標変換して、その寸法を表す点を一時
的に画面上に表示し、次いでステップ83で、入力された
二次元寸法が良好(OK)か否かを操作者のキー操作等
から判断し、OKでなければステップ81へ戻るが、OK
の場合にはステップ84へ進んで上記変換した寸法を記憶
し、次いでステップ85で、入力が終了したか否かをキー
操作等から判断し、入力終了でなければステップ81へ戻
ることにより、図形f1 を画成する複数の点について上
記手順を繰り返し、入力が終了するとステップ86へ進ん
で、上記記憶した寸法で図形f1 を作成してCRT6の
画面上のx−y平面上に表示する。
【0025】この一方上記実施例の装置を用いて、例え
ば図5に示すように上記断面A上の図形f1 と上記全体
座標系上のもう一つの図形F2 とのx−y平面上での交
点CPを求める場合には、先ず操作者が、ステップ60で
上記四種類のコマンドの内の部分座標系定義コマンドを
選択してそれをその実施例の装置に入力し、次いでステ
ップ61でその断面Aを含む例えば部分座標系αを定義し
た情報を入力し、これによりその実施例の装置が、次の
ステップ62でその部分座標系αの座標軸を所定の全体座
標系の座標軸に重ねて表示するとともに、その全体座標
系から上記部分座標系αへの変換マトリックスMαを計
算して、その変換マトリックスMαを上記部分座標系α
の定義情報と併せて記憶する。
【0026】次いでここでは操作者が、ステップ70で上
記四種類のコマンドの内の作業用座標系指示コマンドを
選択してそれをその実施例の装置に入力し、次のステッ
プ71で上記装置が既に記憶している部分座標系の内の部
分座標系αを作業座標系Aとして指示し、これにより上
記実施例の装置は、次のステップ72で、その指示された
部分座標系αを作業座標系Aとして記憶する。
【0027】なお、先に記した図形f1 の作成に続けて
この交点CPの演算を行わせる場合には、上記実施例の
装置が既に上記部分座標系αの定義情報と変換マトリッ
クスMαとを記憶し、しかも部分座標系αを作業座標系
Aとして記憶しているので、上記部分座標系定義コマン
ドおよび作業用座標系指示コマンドの選択とそれらに基
づく一連の手順とは不要となる。
【0028】次にここでは操作者が、ステップ90で上記
四種類のコマンドの内の二次元交点計算コマンドを選択
してそれを入力し、次のステップ91で、演算対象とする
上記全体座標系における第2の図形F2 を指示し、これ
により上記実施例の装置は、次のステップ92で、その指
示された図形F2 を、先に記憶した作業座標系Aとして
の部分座標系α上に自動的に投影して、その投影図形f
2 を一時的に画面上に表示し、次いでステップ93で、指
示された図形の投影図形f2 が良好(OK)か否かを操
作者のキー操作等から判断し、OKでなければステップ
91へ戻って再度指示を受けるが、OKの場合にはステッ
プ94へ進んで上記投影した図形f2 を記憶し、次いで操
作者はステップ95で、演算対象とする上記作業座標系A
における第1の図形f1 を指示し、これにより上記実施
例の装置は、次のステップ96で、上記記憶した第2の図
形F2 の投影図形f2 と上記指示された第1の図形f1
との交点CPの座標を演算で求め、その座標値をCRT
6の画面上に表示する。
【0029】なお、他の部分座標系、例えば部分座標系
β上で図形データ処理を行う場合には、上記実施例の装
置が既にその部分座標系βの定義情報と変換マトリック
スMβとを記憶しているが、作業用座標系は部分座標系
αとなっている時は、上記作業用座標系指示コマンドに
基づく手順と、上記二次元図形作成コマンドまたは二次
元交点計算コマンドに基づく手順とを行えば良く、また
上記実施例の装置が既にその部分座標系βの定義情報と
変換マトリックスMβとを記憶しておりかつ作業用座標
系も部分座標系βとなっている時は、上記二次元図形作
成コマンドまたは二次元交点計算コマンドに基づく手順
のみを行えば足りる。
【0030】従ってこの実施例の装置によれば、最初に
ステップ60とステップ70とを選択して作業用座標系を所
要の部分座標系に切り換えれば、その後は、ステップ80
〜86で、入力した二次元座標値をその作業用座標系内の
寸法に自動的に座標変換させて記憶させ、その記憶させ
た値に基づき図形作成を行わせることができるので、同
一の部分座標系上で図形作成を連続的に行う場合に、い
ちいちコピー作業を行う必要をなくすことができ、また
作成中の図形が本来の部分座標系上でどのような状態に
あるのか容易に把握することができる。
【0031】またこの実施例の装置によれば、最初にス
テップ60とステップ70とを用いて作業用座標系を所要の
部分座標系に切り換えれば、その後は、ステップ90〜96
で、指示した図形をその作業用座標系上へ自動的に投影
させて記憶させ、その記憶させた図形に基づき図形演算
を行わせることができるので、同一の部分座標系上で図
形演算を連続的に行う場合に、投影等によって余分な図
形が多数発生するのを防止し得て、その削除に要してい
た工数を省くことができる。
【0032】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば上記実施
例において、ステップ80〜86の処理とステップ90〜96の
処理との何れか一方を所要に応じて省略しても良く、あ
るいは、さらに他の種類の二次元図形データ処理コマン
ドを追加しても良い。また、この発明を構成するCAD
装置も、図2に示すものに限られず、入出力装置等を所
要に応じて適宜変更し得ることはもちろんである。
【0033】
【発明の効果】かくしてこの発明の図形データ処理装置
によれば、全体座標系の入力平面に対して傾斜した、同
一の部分座標系の平面上で図形演算を連続的に行う場合
に、投影等によって余分な図形が多数発生するのを防止
し得て、その削除に要していた工数を省くことができ
る。
【0034】なお、この発明の装置が、前記入力平面上
で入力された点の前記全体座標系での二次元座標値を、
前記作業用座標系の前記二本の座標軸上での同じ二次元
座標値に自動的に座標変換して記憶する座標値記憶手段
と、前記作業用座標系での前記記憶した点の二次元座標
値に基づき前記全体座標系内で三次元図形作成を行う図
形作成手段と、をさらに具えてる場合には、先に記した
投影の際の工数削減効果をもたらし得るのに加えて、全
体座標系の入力平面に対して傾斜した、同一の部分座標
系の平面上で図形作成を連続的に行う場合に、いちいち
コピー作業を行う必要をなくすことができ、また作成中
の図形が本来の部分座標系の傾斜した平面上ひいては全
体座標系内でどのような状態にあるのか容易に把握し得
るようにすることができる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の図形データ処理装置の一実施例にお
ける処理手順を示すフローチャートである。
【図2】従来装置および上記実施例の装置を構成するC
AD装置の一例を示す構成図である。
【図3】従来の図形データ処理装置における処理手順を
示すフローチャートである。
【図4】図形データ処理の一例として図形作成の例を示
す説明図である。
【図5】図形データ処理の一例として図形演算の例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 メモリ 3 キーボード 4 プリンタ 5 補助記憶装置 6 CRT 7 マウス 8 バスライン 60 部分座標系定義コマンド選択ステップ 70 作業用座標系指示コマンド選択ステップ 80 二次元図形作成コマンド選択ステップ 86 図形作成ステップ 90 二次元交点計算コマンド選択ステップ 96 交点計算ステップ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三次元全体座標系の二本の座標軸を含む
    入力平面に対して傾斜した平面に含まれる二本の座標軸
    を持つ複数の部分座標系をそれぞれ定義した座標系情報
    を記憶するとともに、作業用座標系を前記複数の部分座
    標系中から選択された一つの部分座標系に切り換える作
    業用座標系切換え手段(60〜62, 70〜72)と、 前記全体座標系内の指示された図形を前記作業用座標系
    の前記二本の座標軸を含む傾斜した平面上へ自動的に投
    影して記憶する図形記憶手段(90〜94)と、 前記記憶した図形に基づき図形演算を行う図形演算手段
    (96)と、 を具えてなる、図形データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記入力平面上で入力された点の前記全
    体座標系での二次元座標値を、前記作業用座標系の前記
    二本の座標軸上での同じ二次元座標値に自動的に座標変
    換して記憶する座標値記憶手段(80〜84)と、 前記作業用座標系での前記記憶した点の二次元座標値に
    基づき前記全体座標系内で三次元図形作成を行う図形作
    成手段(86) と、 を具えてなる、請求項1記載の図形データ処理装置。
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