JP2852163B2 - 情報表示制御装置 - Google Patents

情報表示制御装置

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JP2852163B2
JP2852163B2 JP4220912A JP22091292A JP2852163B2 JP 2852163 B2 JP2852163 B2 JP 2852163B2 JP 4220912 A JP4220912 A JP 4220912A JP 22091292 A JP22091292 A JP 22091292A JP 2852163 B2 JP2852163 B2 JP 2852163B2
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雄三 小口
栄家 丸山
克徳 二階
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報表示制御装置に関す
る。更に詳述すると、本発明は階層化されたデータの編
集作業を容易にした情報表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、情報処理システムを使用し、階
層化したデータを表示して編集を行う場合、CRTから
なるディスプレイの表示領域の限界から階層化したデー
タの全てを表示することができない。このため、従来の
情報処理システムでは、見たい部分のレベルを認識する
ために、画面スクロールを繰り返して実行するような情
報表示制御方法をとっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな情報表示制御方法にあっては、画面スクロールを繰
り返すことにより、階層化したデータをディスプレイ上
に表示し、その内容を一々確認する必要があるため、操
作性が悪く、特に同一内容のデータを各種の階層で認識
するときにはスクロール回数が増加して編集作業が甚だ
煩雑になるという欠点があった。
【0004】本発明は、上述した欠点を解消し、階層化
されたデータの編集作業を容易にできる情報表示制御装
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項記載の発明の情報表示制御装置は、階層化
したデータを表示し編集する際に使用される情報表示制
御装置であって、縮小表示するときには当該通常表示画
面の原点を認識し、且つ通常表示に再展開するときには
縮小表示画面の原点を認識する認識手段と、縮小表示す
るときに、通常表示画面中で指定された縮小表示の座標
原点と認識手段からの当該通常表示画面の原点とから縮
小表示画面の原点を算出し、且つ通常表示に再展開する
ときに、縮小表示画面中で指定された当該縮小画面上の
通常表示の座標原点と前記認識手段からの縮小表示画面
の原点とから前記通常画面の原点を算出する原点算出手
段と、前記原点算出手段で得た各原点データから、縮小
表示するときには所定の縮小比率分のデータを取り出し
て縮小表示用の座標データを算出し、且つ通常表示に再
展開するときには指定された座標原点が再展開された通
常画面中に含まれた状態でデータを取り出して通常表示
用の座標データを算出する表示座標計算手段とを備える
ようにしている。
【0006】また、請求項2記載の発明では、原点算出
手段は、縮小表示した画面から通常表示に再展開すると
きに、当該縮小画面上で通常表示のために指定された
標原点が、再展開される通常表示画面上の原点位置に一
致すべく通常表示画面の原点位置を求めるようにしてい
る。
【0007】更に、請求項3記載の発明では、原点算出
手段は、縮小表示した画面から通常表示に再展開すると
きに、当該縮小画面上で通常表示のために指定された
標原点が、再展開される通常表示画面上の原点位置から
入力されたオフセット値分だけずれるように通常表示画
面の原点位置を求めるようにしている。
【0008】加えて、請求項4記載の発明では、原点算
出手段は、縮小表示した画面から通常表示に再展開する
ときに、当該縮小画面上で通常表示のために指定された
座標原点が、再展開される通常表示画面の一画面分に入
通常表示画面の原点位置を求めるようにしている。
【0009】
【作用】したがって、情報表示制御装置では、縮小表示
するときには、認識手段により、当該通常表示画面の原
点を認識し、この認識手段からの通常画面の原点と、外
部より与えられた縮小表示の座標原点とを原点算出手段
に取込み、これらにより縮小表示画面の原点を算出して
いる。また、表示座標計算手段では、前記原点算出手段
で得た縮小表示画面の原点を基に、所定の縮小比率分の
データを取り出して縮小表示用の座標データを算出し、
縮小表示用データを得ている。この縮小表示用データで
縮小表示画面が表示されることになる。
【0010】さらに、情報表示制御装置では、通常表示
に再展開するときには、縮小表示画面の原点を認識手段
で認識し、この認識手段で認識された原点と外部より与
えられた当該縮小画面上の通常表示の座標原点とを原点
算出手段に取込み、この原点算出手段において前記各原
点データを基に通常表示画面の原点を算出している。前
記表示座標計算手段では、前記原点算出手段で得た再展
開される通常画面の原点を基に通常表示のデータを作成
し、その通常画面内に与えられた座標原点が含まれた状
態でデータを取り出して通常表示用の座標データを算出
し、通常表示用データを得ている。この通常表示用デー
タで再展開された通常画面が表示されることになる。
【0011】したがって、この情報表示制御装置では、
現在表示されている通常表示画面で指定した部分を原点
として通常表示画面内に一定量のデータ分の画像を縮小
表示し、多量のデータが表示されることから、階層化さ
れてデータの概要を把握することができる。
【0012】しかも、縮小表示された縮小画面のデータ
について指定すると、その指定された部分を原点として
新しい通常表示画面に再展開される。
【0013】この通常表示に再展開する際に、当該縮小
画面上で指定した通常表示の座標原点が、前記通常表示
画面上の原点に一致するように展開してもよく、当該縮
小画面上で指定した通常表示の座標原点が、前記通常表
示画面上の原点からオフセット値をもって展開されるよ
うにしてもよく、さらに当該縮小画面上で指定した通常
表示の座標原点が、前記通常表示画面の一画面分に入る
ように一画面毎に展開してもよい。
【0014】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0015】図1〜図10に本発明の情報表示制御装置
の一実施例を示す。ここで、本実施例は製品の設計に使
用する部品表等のデータベースに適用したものである。
【0016】図10に本発明の情報表示制御装置を具現
化する情報処理システムを示す。この図に示す情報処理
システムは、コンピュータ1と、増設メモリ2と、カラ
ーディスプレイ3と、キーボード4と、マウス5と、フ
ロッピーディスクドライブ6と、ページプリンタ7と、
ハードディク装置8とから構成されている。
【0017】上記コンピュータ1は、中央処理装置1
1、メインメモリ12、キャッシュメモリ13、シリア
ルボード14、仮想メモリ管理15等を備えており、か
つシリアルボード14にはページプリンタ7が、仮想メ
モリ管理15のバスにはハードディク装置8がそれぞれ
接続されている。また、キーボード4とマウス5とは入
力手段となり、増設メモリ2、ハードディク装置8、及
びフロッピーディスクドライブ6とフロッピーディスク
は、ファイルを格納する記憶手段となる。
【0018】このようなコンピュータ1において、メイ
ンメモリ12に格納されたプログラムに従って中央処理
装置11が作動することにより、図1の情報表示制御装
置が構成される。
【0019】次に図1に本発明の情報表示制御装置の実
施例を示す。
【0020】該図において、情報表示制御装置は、カラ
ーディスプレイ3に表示データを与える表示処理手段1
11と、縮小表示や通常表示を行うときの相対原点を算
出する原点算出手段112と、表示座標を算出する表示
座標計算手段113と、キーボード4から入力された文
字記号データの処理やマウス5で指示された入力データ
を座標データとして得る入力処理手段114と、階層化
したデータを格納するファイル115と、現在表示され
ている画面から次の画面に移行するとき現在表示されて
いる画面の原点を認識する認識手段116と、前記各手
段の動作を総合的に制御する制御手段117とを備え、
表示データの内で入力手段により指定されたデータ部分
から所定データ数分(縮小比率で決定される)のデータ
を縮小表示し、あるいは縮小表示された表示データの内
で入力手段で指定されたデータ部分から所定データ数分
(通常表示数分)を通常表示するようにしたものであ
る。
【0021】ここで、ファイル115には階層化したデ
ータが格納されており、この階層化されたデータは、デ
ータ入力編集処理方法(図示せず)により、予めファイ
ル115内の図3に示す記憶グリッド(X軸30グリッ
ド、Y軸1000グリッド)MG上に作成され格納され
ている。この記憶グリッドMGのデータは、上記制御手
段117の制御下に、図3に示すように、表示処理手段
111に与えられる。この表示処理手段111に与えら
れるデータは、入力手段からの指定データに基づいて決
定したデータポイントDPから一定数(例えばX軸3
個、Y軸30個)の表示データである。
【0022】この表示処理手段111は、カラーディス
プレイ3を表示制御し、通常画面のときには、前記ファ
イル115から送られてきた表示データを、図3に示す
ように表示画面31としてカラーディスプレイ3上に表
示し、あるいは、縮小画面のときには、図6に示すよう
に表示画面31上に縮小画面35をウインド表示する。
なお、通常画面表示される表示画面31は、図4に示す
ように、例えば横(X軸)方向に3区画、縦(X軸)方
向に30区画に分割されており、各区画の境界に境界線
32x,32yを表示して仮想グリッド33を形成して
いる。
【0023】入力処理手段114は、キーボード4から
入力された文字記号データを処理し、かつマウス5でカ
ラーディスプレイ3上に指示されたポイントを座標デー
タとして得る処理を施し、しかも表示処理手段111、
原点算出手段112、表示座標計算手段113に必要な
データを供給するように設けられている。
【0024】認識手段116は、通常表示から縮小表示
のときには現在表示されている通常表示画面の座標原点
を、縮小表示から通常表示のときには現在表示されてい
る縮小表示画面の座標原点を、それぞれ認識する。
【0025】表示座標計算手段113は、入力処理手段
114で処理した入力手段からの指示データと、上記認
識手段116で認識した原点を基に相対原点を計算して
記憶し、その計算結果をファイル115に格納する。
【0026】表示座標計算手段113は、前記原点算出
手段112からデータの相対座標位置が与えられると、
表示データの各座標位置を算出し、縮小表示画面として
表示処理手段111に与える。
【0027】制御手段117は、上記表示処理手段11
1、原点算出手段112、表示座標計算手段113、入
力処理手段114、ファイル115、認識手段116を
統括的に制御するとともに、各手段で処理できない処理
を実行する。
【0028】このように構成された実施例について説明
する。
【0029】<縮小表示動作> 図2に示すフローチャート及び図3〜図6で示される参
考図を参照しながら説明する。図2は本発明の情報表示
制御方法における縮小表示の処理のフローチャート、図
3は記憶グリッドMG内の記憶データと表示画面との関
係の説明図、図4は通常画面の表示例の説明図、図5は
ファイル内のデータとカラーディスプレイ上の通常画面
と縮小画面との表示の関係を示す説明図、図6は通常画
面と縮小表示画面との関係の説明図である。
【0030】まず、通常表示がされているものとし、そ
の表示されている通常画面31から縮小画面35を表示
する動作について説明する。
【0031】コンピュータ1の電源を投入し、あるいは
リセットボタンを押下すると、コンピュータ1が動作
し、制御手段117、表示処理手段111が所定の動作
をして、図示しないメニュー画面が表示される。ここ
で、図示しないメニュー画面で例えば「ブロック図編集
→更新(仕掛製品)」と順を追って選択すると、制御手
段117の制御下に、その更新(仕掛製品)のメニュー
画面が表示される。ここで、所望の仕掛製品名をマウス
5等で指定すると、制御手段117の制御下に、その製
品名の原点位置がデータポイントDPとして記憶グリッ
ドMG上で指定されて、このデータポイントDPから一
定量(X軸3データ分、Y軸30データ分)のデータが
記憶グリッドMGから取り出される。このデータは、表
示処理手段111に与えられる。これにより、カラーデ
ィスプレイ3上に表示画面31が表示されることになる
(図2のステップS200、図5のステップS30
0)。なお、表示画面31の上面には、図4に示すよう
に、例えば「縮小」、「編集」、「保存」、「印刷」、
「終了」等が表示されているので、マウス5で「縮小」
を選択すると(ステップS201;Y)、縮小動作に入
る。
【0032】縮小動作に入ると、制御手段117の制御
下に、認識手段116により、通常表示座標(グリッ
ド)の原点(x1 ,y1 )を認識する(ステップS20
2)。この通常表示座標(グリッド)の原点(x1 ,y
1 )は、ポイントデータDPと同じである。
【0033】ついで、表示画面31のどの部分を縮小表
示させるかを表示画面31を見ながらマウス5等で指示
すると(ステップS203、ステップS301)、これ
が入力処理手段114により処理されて、縮小表示のた
めの座標原点(x2 ,y2 )のデータが入手できたこと
になる(ステップS302)。この通常表示の原点(x
1 ,y1 )と縮小表示のための座標原点(x2 ,y2
のデータが得られると、これらは原点算出手段112に
渡される。原点算出手段112は、そのデータを基に、
X=x1 +x2 ,Y=y1 +y2 の計算をして縮小画面
の原点座標(X,Y)を出力する(ステップS20
4)。
【0034】次に、表示座標計算手段113は、制御手
段117の制御下に、原点座標(X,Y)を基に縮小す
べきデータDTを取り出し、各表示座標データからX,
Yを減算して縮小表示の各座標データを算出して表示処
理手段111に与える(ステップS205)。これによ
り、カラーディスプレイ3には、図5に示すように、表
示画面31の一部に縮小画面35がウインド表示される
(ステップS206、ステップS303)。
【0035】この後、制御手段117の制御下に通常表
示への再展開であるかを判定し(ステップS207)、
再展開でなければ(ステップS207;N)、縮小表示
解除かの判定に移行し(ステップS208)、再展開で
あれば(ステップS207;Y)、通常表示再展開ルー
チンに移行する(ステップS209)。また、縮小表示
解除の判定において縮小表示解除でなければ(ステップ
S208;N)、縮小表示のための座標原点を入手のス
テップに移行し、縮小表示解除であれば(ステップS2
08;Y)、縮小表示を終了する(ステップS21
0)。
【0036】次に、図7に示す情報表示制御方法の通常
画面への再展開の動作のフローチャート、図8に示す縮
小画面から通常画面への展開の説明図及び図9に示す縮
小画面から通常画面への展開の説明図を参照し、縮小画
面から通常画面へ再展開する動作について説明する。
尚、この動作説明では図5も併せて参照する。
【0037】<通常画面への再展開動作1> まず、通常画面への再展開動作1について説明する。
【0038】通常表示への再展開が図2のフローチャー
トで選択されると(ステップS207;Y)、通常表示
再展開の動作に移行する(ステップS400)。
【0039】まず、制御手段117の制御下に、認識手
段116により縮小表示座標(グリッド)の原点Q(x
1 ,y1 )を認識する(ステップS401)。次に、図
5に示すように、マウス5等を使用し、表示画面31ま
たは縮小表示画面35に表示されているカーソルKを移
動させ、通常表示のための座標原点R(x2 ,y2 )を
ピックする(ステップS304)。これが入力処理手段
114で処理され、通常表示のための座標原点が入手で
きることになる(図5のステップS305)。
【0040】ついで、制御手段117の制御下に、ペー
ジ単位による処理か否かを判定し(ステップS40
3)、ページ単位の表示でなければ(ステップS40
3;N)、オフセットによる再展開か否かを判定する
(ステップS404)。ここで、オフセットによる再展
開でない場合には(ステップS404;N)、オフセッ
ト値(x3 =0,y3 =0)とし(ステップS40
5)、それら得られた値を原点算出手段112に供給す
る。
【0041】原点算出手段112では、上述の縮小表示
座標原点Q(x1 ,y1 )、通常表示のための座標原点
R(x2 ,y2 )から通常画面の原点位置を計算する
(ステップS406)。この場合の原点位置は、X=x
1 +x2 ,Y=y1 +y2 で求めることができる。この
ようにして求めた原点位置S(X,Y)は、制御手段1
17の制御下に、表示座標計算手段113に渡される。
【0042】表示座標計算手段113は、制御手段11
7の制御下に、原点座標S(X,Y)を基に通常表示す
べきデータDTb分(この実施例ではx軸3データ分、
y軸30データ分)について各座標データを算出する
(ステップS407、図5のステップS306)。この
表示座標計算手段113で算出されたデータは、表示処
理手段111に渡されてカラーディスプレイ3の上に新
しい表示画面31’として表示される(ステップS40
8)。この場合、新しい表示画面31’は、図8及び図
9の(A)に示すように、ピック点(この場合、図5
ディスプレイ3側の表示画面31上ではR(x2
2 )、図5のファイル115側及び図9では原点座標
S(X,Y)に相当する)がカラーディスプレイ3の左
上隅部になるように表示される。
【0043】そして、所定の編集等を行って処理を終了
する(ステップS409)。
【0044】この実施例によれば、通常表示画面31か
ら指定した部分を原点として縮小表示し、かつ縮小表示
された縮小画面35のデータについて指定すると、その
指定された部分を原点として新しい通常表示画面31’
に再展開されるため、認識したい表示データの階層が視
覚的に短時間で認識でき、通常画面へのデータを連携さ
せながら瞬間的に移行でき、表示データの編集作業が容
易になり、作業効率が上昇することになる。
【0045】<通常画面への再展開動作2> 次に、通常画面への再展開動作2について説明する。
【0046】まず、制御手段117の制御下に、認識手
段116により縮小表示座標の原点Q(x1 ,y1 )を
認識し(ステップS401)、図5に示すようにマウス
5等を使用して表示画面31に表示されているカーソル
Kを移動させ、通常表示のための座標原点R(x2 ,y
2 )をピックする(図5のステップS304)。ここ
で、ピック点をrとする。これが入力処理手段114で
処理され、通常表示のための座標原点の内の2つのデー
タ{Q(x1 ,y1 )、R(x2 ,y2 )}が入手でき
ることになる(図5のステップS305)。
【0047】ついで、制御手段117の制御下に、ペー
ジ単位による処理か否かを判定し(ステップS40
3)、この場合ページ単位の表示でないので(ステップ
S403;N)、オフセットによる再展開か否かを判定
する(ステップS404)。ここでは、オフセットによ
る再展開であるので(ステップS404;Y)、オフセ
ット値T(x3 ,y3 )をキーボード4から入力する
(ステップS410)、それら得られた値を原点算出手
段112に供給する。
【0048】原点算出手段112では、上述したように
得ることができた縮小表示座標原点Q(x1 ,y1
常表示のための座標原点R(x2 ,y2 )とにより、
基原点r(x1 +x2 ,y1 +y2 )を求め、ついで基
原点r(x1 +x2 ,y1 +y2 )からオフセット値T
(x3 ,y3 )を減算する処理を行うことにより通常画
面の原点位置Sの計算をする(ステップS406)。即
ち、この場合の原点位置Sは、X=x1 +x2 −x3
Y=y1 +y2 −y3 の如く演算をすることで得ること
ができる。このようにして求めた原点位置S(X,Y)
は、制御手段117の制御下に、表示座標計算手段11
3に渡される。
【0049】表示座標計算手段113は、制御手段11
7の制御下に、原点座標S(X,Y)を基に通常表示す
べきデータDTb分(この実施例ではx軸3データ分、
y軸30データ分)について各座標データを算出する
(ステップS407)。この表示座標計算手段113で
算出されたデータは、表示処理手段111に渡されてカ
ラーディスプレイ3の上に新しい表示画面31’として
表示される(ステップS408)。この場合、表示画面
31’は、図9の(B)に示すように、カラーディスプ
レイ3の左上隅を原点座標S(X,Y)として表示され
ることになり、かつこの場合には、ピック点rは、オフ
セット値T(x3 ,y3 )分だけ表示画面31’内に移
動してしまうことになる。そして、所定の編集等を行っ
て処理を終了する(ステップS409)。
【0050】この実施例によれば、通常表示画面31か
ら指定した部分を原点として縮小表示し、かつ縮小表示
された縮小画面35のデータについて指定すると、その
指定された部分にオフセット値分だけずれた位置を原点
として新しい通常表示画面31’に再展開されるため、
認識したい表示データの階層が視覚的に短時間で認識で
きるとともに通常画面へのデータの移行をデータを連携
させながら瞬間的にでき、表示データの編集作業が容易
になり、作業効率が上昇することになる。
【0051】<通常画面への再展開動作3> 次に、通常画面への再展開動作3について説明する。
【0052】まず、制御手段117の制御下に、認識手
段116により縮小表示座標(グリッド)の原点Q(x
1 ,y1 )を認識し(ステップS401)、図5に示す
ように、マウス5等を使用して縮小表示画面35に表示
されているカーソルKを移動させ、通常表示のための座
標原点R(x2 ,y2 )をピックする(ステップS30
4)。これが入力処理手段114で処理され、通常表示
のための座標原点が入手できることになる(ステップS
305)。
【0053】ついで、制御手段117の制御下に、ペー
ジ単位による処理か否かを判定し(ステップS40
3)、ベージ単位の表示である場合には(ステップS4
03;Y)、原点算出手段112に処理が移行する。
【0054】原点算出手段112では、原点Q(x1
1 )、座標原点R(x2 ,y2 )から通常画面の原点
位置S(X,Y)を計算する(ステップS411)。こ
の場合の原点位置S(X,Y)は、下記の数式1及び数
式2から算出できることになる。
【0055】
【数1】 x=x1 +x2 y=y1 +y2
【0056】
【数2】 X=Cx ×{xをCx で割った整数解} Y=Cy ×{yをCy で割った整数解} ただし、Cx :通常枠のx桁 Cy :通常枠のy桁 このようにして原点算出手段112で算出された原点位
置S(X,Y)は、制御手段117の制御下に、ファイ
ル115及び表示座標計算手段113に渡される。
【0057】表示座標計算手段113は、制御手段11
7の制御下に、原点座標S(X,Y)を基に通常表示す
べきデータDTb分(x軸3データ分、y軸30データ
分)について各座標データを算出する(ステップS40
7)。この表示座標計算手段113で算出されたデータ
は、表示処理手段111に渡されてカラーディスプレイ
3の上に新しい表示画面31’として表示される(ステ
ップS408)。この場合、図9の(C)に示すよう
に、ピック点(座標原点R(x2 ,y2 ))を含むペー
ジ単位(一画面分のデータ単位)で新しい通常表示画面
31’へ再展開されることになる。
【0058】そして、当該画面31’を使用して所定の
編集等を行って処理を終了する(ステップS409)。
【0059】この実施例によれば、通常表示画面31か
ら指定した部分を原点として縮小表示し、かつ縮小表示
された縮小画面35のデータについて指定すると、その
指定された部分を基にページ単位(一画面分のデータ単
位)で新たな通常表示画面31’に再展開されるため、
認識したい表示データの階層が視覚的に短時間で認識で
きるとともに通常画面へのデータの移行をデータを連携
させながら瞬間的にでき、表示データの編集作業が容易
になり、作業効率が向上することになる。
【0060】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例では、製品の設計時に使用する部
品表、設計図書のデータベースの如き階層化したデータ
を編集する例でついて主に説明したが、これに特に限定
されるものではなく、会社の組織別の経営分析、建築工
事や製造・組立てなどの工程管理及び施工管理、その他
の階層の関係が複雑な部門や処理などに適用できること
はいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
記載の情報表示制御装置によれば、縮小表示して認識
したい階層データが視覚的に短時間で認識可能となり、
かつ通常表示へデータを連携させながら瞬間的に移行さ
せることができるので、階層データの編集作業が著しく
容易となり、かつ編集効率が高い装置とすることができ
る。
【0062】また、請求項2記載の情報表示制御装置に
よると、認識したい表示データの階層が視覚的に短時間
で認識できると共にその座標原点以降のデータを連携さ
ながら瞬間的に移行でき、表示データの編集作業が容
易となり、作業効率も向上する。
【0063】さらに、請求項3記載の情報表示制御装置
によると、当該座標原点以前のデータ及び当該座標原点
以降のデータを連携させることができる。
【0064】加えて、請求項4記載の情報表示制御装置
によると、当該座標原点のデータを含む1画面分として
データ連携させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報表示制御装置の実施例を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の情報表示制御装置の縮小表示動作を説
明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の実施例で使用するメモリと表示画面の
関係を示す説明図である。
【図4】本発明の実施例で表示される通常表示画面の説
明図である。
【図5】本発明の実施例の動作の説明図である。
【図6】本発明の実施例で表示される縮小画面の例を示
す説明図である。
【図7】本発明の情報表示制御装置の通常表示画面に展
開する動作のフローチャートである。
【図8】本発明の情報表示制御装置の通常表示画面に展
開した際に表示される画面の例を示す図である。
【図9】本発明の情報表示制御装置による通常表示画面
への展開動作の説明図である。
【図10】本発明の他の実施例を実現する装置を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 増設メモリ 3 カラーディスプレイ 4 キーボード 5 マウス 6 フロッピーディスクドライブ 7 ページプリンタ 8 ハードディク装置 11 中央処理装置 12 メインメモリ 13 キャッシュメモリ 14 シリアルボード 15 仮想メモリ管理 111 表示処理手段 112 原点算出手段 113 表示座標計算手段 114 入力処理手段 115 ファイル 116 認識手段 117 制御手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−221830(JP,A) 特開 昭61−103190(JP,A) 特開 昭60−257493(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/50 G06F 3/153 320

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階層化したデータを表示し編集する際に
    使用される情報表示制御装置であって、縮小表示すると
    きには当該通常表示画面の原点を認識し、且つ通常表示
    に再展開するときには縮小表示画面の原点を認識する認
    識手段と、縮小表示するときに、通常表示画面中で指定
    された縮小表示の座標原点と認識手段からの当該通常表
    示画面の原点とから縮小表示画面の原点を算出し、且つ
    通常表示に再展開するときに、縮小表示画面中で指定さ
    れた当該縮小画面上の通常表示の座標原点と前記認識手
    段からの縮小表示画面の原点とから前記通常画面の原点
    を算出する原点算出手段と、前記原点算出手段で得た各
    原点データから、縮小表示するときには所定の縮小比率
    分のデータを取り出して縮小表示用の座標データを算出
    し、且つ通常表示に再展開するときには指定された座標
    原点が再展開された通常画面中に含まれた状態でデータ
    を取り出して通常表示用の座標データを算出する表示座
    標計算手段とを備えたことを特徴とする情報表示制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記原点算出手段は、縮小表示した画面
    から通常表示に再展開するときに、当該縮小画面上で
    常表示のために指定された座標原点が、再展開される
    常表示画面上の原点位置に一致すべく前記通常表示画面
    の原点位置を求めることを特徴とする請求項1記載の情
    報表示制御装置
  3. 【請求項3】 前記原点算出手段は、縮小表示した画面
    から通常表示に再展開するときに、当該縮小画面上で
    常表示のために指定された座標原点が、再展開される
    常表示画面上の原点位置から入力されたオフセット値分
    だけずれるように前記通常表示画面の原点位置を求める
    ことを特徴とする請求項1記載の情報表示制御装置
  4. 【請求項4】 前記原点算出手段は、縮小表示した画面
    から通常表示に再展開するときに、当該縮小画面上で
    常表示のために指定された座標原点が、再展開される
    常表示画面の一画面分に入る前記通常表示画面の原点位
    置を求めることを特徴とする請求項1記載の情報表示制
    装置
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