JP2792764B2 - 数値制御データ編集装置 - Google Patents

数値制御データ編集装置

Info

Publication number
JP2792764B2
JP2792764B2 JP21156591A JP21156591A JP2792764B2 JP 2792764 B2 JP2792764 B2 JP 2792764B2 JP 21156591 A JP21156591 A JP 21156591A JP 21156591 A JP21156591 A JP 21156591A JP 2792764 B2 JP2792764 B2 JP 2792764B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digitized data
roughing
data
data representing
tool path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP21156591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0535324A (ja
Inventor
喜照 岩田
拓博 田中
幸夫 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OOKUMA KK
Original Assignee
OOKUMA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OOKUMA KK filed Critical OOKUMA KK
Priority to JP21156591A priority Critical patent/JP2792764B2/ja
Publication of JPH0535324A publication Critical patent/JPH0535324A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2792764B2 publication Critical patent/JP2792764B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスターモデル形状を
スキャニングすることにより得られるデジタイズデータ
を変換してNC(数値制御)加工プログラムを作成する
デジタイズデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自由曲面形状を含む金型を作成す
る場合、金型と同一形状のマスターモデルを予め作成
し、このマスターモデルを利用して倣い加工機による倣
い加工を行っていた。しかしながら、金型のオス、メス
型を作成する為には精度維持の困難な石膏による反転モ
デルが必要であり、また倣い加工機の倣い速度が十分得
られないという欠点があった。
【0003】そこで、NC工作機械の普及により認識さ
れ出した高速かつ再現性の高いNC加工を金型作成に適
用しようという試みがなされ、そのためのデジタイザ装
置が開発された。このデジタイザ装置は、測定子である
スタイラスでマスターモデル形状をスキャニングしてス
タイラスの座標値であるデジタイズデータを得、このデ
ジタイズデータを変換してNC加工プログラムを作成す
るものである。ところが、このNC加工プログラムでは
スタイラスの形状と同形状の工具での加工のみが可能で
あり、従来の倣い加工をNC加工プログラムを介して2
工程に分離したにすぎなかった。
【0004】そこで、スタイラスの形状と異なる形状の
工具での加工を可能とするためのデジタイズデータの変
換処理やデジタイズデータにおける加工部位の抽出処
理、さらには反転モデルのデジタイズデータを利用せず
マスターモデルより測定したデジタイズデータにより反
転形状のNC加工プログラムを作成する処理等を行なう
ことが可能なデジタイズデータ処理装置が開発された。
このようなデジタイズデータ処理装置によれば、スタイ
ラスの形状を所望の工具の形状に一致させ、スキャニン
グ範囲を特定してデジタイザ装置を稼動させるのと同等
のデジタイズデータを計算処理にて作成することができ
る。
【0005】図3は上述したデジタイズデータ処理装置
の一例を示すブロック図であり、デジタイザ装置(図示
していない)からのマスターモデル形状を表現するデジ
タイズデータ(以下、測定デジタイズデータという)D
Dがデジタイズデータ入力手段1を介してデジタイズデ
ータ記憶手段2に格納される。測定デジタイズデータD
Dがデジタイズデータ記憶手段2からデジタイズデータ
オフセット手段3に読出され、工具形状入力手段4を介
して入力されたスタイラスの形状データDSに従ってオ
フセットされてマスターモデルの表面形状を表現するデ
ジタイズデータ(以下、オフセットデジタイズデータと
いう)DOとされ、さらにこのオフセットデジタイズデ
ータDOが工具形状入力手段4を介して入力された工具
の形状データDTに従ってオフセットされて工具の移動
軌跡を表現するデジタイズデータ(以下、加工デジタイ
ズデータという)DPとされ、オフセットデジタイズデ
ータDOと加工デジタイズデータDPとがデジタイズデ
ータ記憶手段2に格納される。加工デジタイズデータD
Pがデジタイズデータ記憶手段2からデジタイズデータ
抽出手段5に読出され、範囲指定入力手段6を介して入
力された加工指定範囲SAに従って加工デジタイズデー
タDPから加工指定範囲を表現するデジタイズデータ
(以下、抽出デジタイズデータという)DSが抽出され
てデジタイズデータ記憶手段2に格納される。そして、
加工デジタイズデータDP及び抽出デジタイズデータD
Sがデジタイズデータ記憶手段2からデジタイズデータ
NCプログラム変換手段7に読出されて変換され、NC
加工プログラムが作成されて出力されるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したデジタイズデ
ータ処理装置は、その入力データとしてマスターモデル
形状が充分高精度に表現されている測定デジタイズデー
タを必要とするので、デジタイザ装置により例えば図4
に示すようなマスターモデル形状を測定する場合、マス
ターモデル形状を構成する形状面の溝に対して直角方向
にスキャニングし、溝に沿ってピックフイードすること
で上述した入力データを得ている。この様な測定デジタ
イズデータを変換してワークを加工する為の加工デジタ
イズデータをデジタイズデータ処理装置にて作成する場
合、例えば鋳造又は鋳造素材から仕上げ加工が可能な状
態に素材を加工する荒取り加工の加工デジタイズデータ
は形状面を削りだすこと以上に加工時の工具負荷変動が
少なく、かつ加工効率の高いものが望ましいが、測定方
向と同一方向で加工する形状面が溝形状を有するので、
溝近傍での余肉が多く、工具負荷変動が大きくなる(図
5の斜線部)。従って、この形状部における荒取り加工
の加工デジタイズデータは図6に示すように溝に沿って
スキャニングし、溝に対して直角方向にピックフイード
しながら加工する方がよい。ところが溝といっても、深
さ、幅、形状もさまざまで、溝に沿ったスキャニング経
路を特定し変換する方法がなかった。
【0007】本発明は上述した事情からなされたもので
あり、本発明の目的は、形状の荒取り加工に適応する加
工デジタイズデータを測定デジタイズデータの変換によ
り作成し得る数値制御データ編集装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はマスターモデル
形状をスキャニングすることにより得られる前記マスタ
ーモデル形状を表現するデジタイズデータを入力し、変
換してワークを加工するための工具軌跡を表現するデジ
タイズデータとし、このワークを加工するための工具軌
跡を表現するデジタイズデータを変換して数値制御加工
プログラムを作成するデジタイズデータ処理装置に関す
るものであり、本発明の上記目的は、前記工具軌跡を表
現するデジタイズデータを、工具の移動方向が異なり、
前記マスターモデル表面形状に沿う工具軌跡を表現する
デジタイズデータに変換する荒取り加工用変換手段を備
え、前記荒取り加工用変換手段は、入力した前記工具軌
跡を表現するデジタイズデータをグラフィック表示画面
へ表示する手段と、画面上のカーソルを任意位置へ移動
することにより画面上でのカーソルの移動曲線が入力で
きる入力手段とを有する荒取り加工指示曲線入力手段に
より、前記画面上のカーソルを表面形状に沿って移動さ
せることにより作成したカーソルの移動軌跡である荒取
り加工指示曲線を、前記グラィック表示画面に表示され
た前記工具軌跡を表現するデジタイズデータ上へ投影
し、投影された加工指示曲線と前記工具軌跡を表現する
デジタイズデータとの交点を求め、この交点を基に荒取
り加工データを作成するようにした数値制御データ編集
装置によって達成される。
【0009】
【作用】本発明の数値制御データ編集装置は、マスター
モデルに溝が存在する場合、一旦作成した加工デジタイ
ズデータを溝に沿う様に作成された荒取り加工指示曲線
に沿う様に変換するので、加工する際に溝近傍にて余肉
が多くなることや、工具の負荷変動が大きくなることを
回避することができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の数値制御データ編集装置の一
例を図3に対応させて示すブロック図であり、同一構成
箇所は同符号を付す。デジタイザ装置からの測定デジタ
イズデータDDが、デジタイズデータ入力手段1を介し
てデジタイズデータ記憶手段2に格納され、デジタイズ
データオフセツト手段3、デジタイズデータ抽出手段5
に読出されて変換され、溝に対して直角方向にスキャニ
ングし、溝に沿ってピックフイードしながら荒取り加工
する加工デジタイズデータ(以下、従来荒取り加工用デ
ジタイズデータという)DIが作成され、デジタイズデ
ータ記憶手段2に格納される。そして従来荒取り加工用
デジタイズデータDIがデジタイズデータ記憶手段2か
ら荒取り加工用変換手段9に読出されると共に、所定の
荒取り加工指示曲線が荒取り加工指示曲線入力手段8か
ら荒取り加工用変換手段9に入力され、溝に沿ってスキ
ャニングしながら荒取り加工する加工デジタイズデータ
(以下、新荒取り加工用デジタイズデータという)DN
に変換され、デジタイズデータ記憶手段2に格納され
る。荒取り加工指示曲線入力手段8は図7に示す様に、
表示画面上に従来荒取り加工用デジタイズデータDIを
表示し、オペレータがこれを見ながら画面上のカーソル
を任意位置へ移動し、前記表示装置上に表示してある前
記従来荒取り加工用デジタイズデータDI上の溝形状に
沿ったカーソルの移動曲線を荒取り加工指示曲線として
入力することができる。
【0011】このような構成において、その動作例を図
2のフローチャートで説明すると、荒取り加工指示曲線
入力手段8にて荒取り加工指示曲線を入力する(ステッ
プS1)。荒取り加工用変換手段9では従来荒取り加工
用デジタイズデータDIより1スキャン分のデータを順
次入力し(ステップS2)、表示画面の表示面をXY平
面とし従来荒取り加工用デジタイズデータDIを前記X
Y平面上へ投影する(ステップS3)。全スキャンデー
タの処理が完了したら(ステップS4)、投影されたi
番目のスキャンデータと荒取り加工指示曲線の交点Xi
を求め(ステップS5)、全投影スキャンデータが終了
したら(ステップS6)、交点Xiを順次結合し、デジ
タイズデータDXを作成する(ステップS7)。デジタ
イズデータDXを、従来荒取り加工用デジタイズデータ
DIと同一座標系へ変換し、新荒取り加工用デジタイズ
データDNを作成する(ステップS8)。荒取り加工指
示曲線の入力が終了したら、全処理を終了する(ステッ
プS9)。
【0012】また交点Xiを指定された精度内で間引い
た交点群を、順次結合し、新荒取り加工用デジタイズデ
ータを作成することもできる。
【0013】さらに投影されたi番目のスキャンデータ
と荒取り加工指示曲線の交点Xiを求める際に指定本数
毎のスキャンデータとの交点のみを求め、これらを滑ら
かな曲線にて結び、この曲線を指定精度内に分割し、新
荒取り加工用デジタイズデータとして作成することもで
きる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明の数値制御データ編
集装置によれば、素材を荒加工する際に溝近傍において
切削すべき取り代が大きくても、溝に沿ってマスターモ
デル形状に沿う切削負荷変動の少ない加工デジタイズデ
ータを作成することができるので、効率的な荒取り加工
を実現することができる。また、溝に限らず、視方向か
らの従来荒取り加工用デジタイズデータの形状に影響さ
れない任意動作の加工データを作成することができるの
で、効率的な荒取り加工を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の数値制御データ編集装置の一例を示す
ブロック図である。
【図2】その動作を説明するフローチャートである。
【図3】従来のデジタイズデータ処理装置の一例を示す
ブロック図である。
【図4】問題となる加工例を説明するための図である。
【図5】問題となる加工例を説明するための図である。
【図6】問題となる加工例を説明するための図である。
【図7】荒取り加工指示曲線の指示例を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 デジタイズデータ入力手段 2 デジタイズデータ記憶手段 3 デジタイズデータオフセット手段 4 工具形状入力手段 5 デジタイズデータ抽出手段 6 範囲指定入力手段 7 デジタイズデータNCプログラム変換手段 8 荒取り加工指示曲線入力手段 9 荒取り加工用変換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−301806(JP,A) 特開 昭63−59604(JP,A) 特開 昭63−52204(JP,A) 特公 平7−32981(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 19/4097 G05B 19/409 G05B 19/4093

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスターモデル形状をスキャニングする
    ことにより得られる前記マスターモデル形状を表現する
    デジタイズデータを入力し、変換してワークを加工する
    ための工具軌跡を表現するデジタイズデータとし、この
    ワークを加工するための工具軌跡を表現するデジタイズ
    データを変換して数値制御加工プログラムを作成するデ
    ジタイズデータ処理装置において、前記工具軌跡を表現
    するデジタイズデータを、工具の移動方向が異なり、前
    記マスターモデル表面形状に沿う工具軌跡を表現するデ
    ジタイズデータに変換する荒取り加工用変換手段を備
    え、前記荒取り加工用変換手段は、入力した前記工具軌
    跡を表現するデジタイズデータをグラフィック表示画面
    へ表示する手段と、画面上のカーソルを任意位置へ移動
    することにより画面上でのカーソルの移動曲線が入力で
    きる入力手段とを有する荒取り加工指示曲線入力手段に
    より、前記画面上のカーソルを表面形状に沿って移動さ
    せることにより作成したカーソルの移動軌跡である荒取
    り加工指示曲線を、前記グラィック表示画面に表示され
    た前記工具軌跡を表現するデジタイズデータ上へ投影
    し、投影された加工指示曲線と前記工具軌跡を表現する
    デジタイズデータとの交点を求め、この交点を基に荒取
    り加工データを作成するようにしたことを特徴とする数
    値制御データ編集装置。
JP21156591A 1991-07-29 1991-07-29 数値制御データ編集装置 Expired - Lifetime JP2792764B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21156591A JP2792764B2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 数値制御データ編集装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21156591A JP2792764B2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 数値制御データ編集装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0535324A JPH0535324A (ja) 1993-02-12
JP2792764B2 true JP2792764B2 (ja) 1998-09-03

Family

ID=16607894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21156591A Expired - Lifetime JP2792764B2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 数値制御データ編集装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2792764B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0303270D0 (en) 2003-02-13 2003-03-19 Renishaw Plc A machine tool control process and apparatus therefor

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0535324A (ja) 1993-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0736191B2 (ja) 構造物のグラフィック表示方法
JP2634911B2 (ja) デジタイズデータ処理装置
JPS61125754A (ja) 金型加工用ncデ−タ作成装置
JP2792764B2 (ja) 数値制御データ編集装置
CN116851930A (zh) 一种三维五轴曲面激光切割轨迹生成方法及装置
JP2675200B2 (ja) ロボット
JPH06100929B2 (ja) Ncデータ作成装置における削り残し部加工のncデータ作成方法
JPS60191305A (ja) 数値制御装置
JPH06119031A (ja) 削り残し部加工のncデータ作成方法
JPH0631591A (ja) Nc加工用工具移動経路の作成方法
JPH069007B2 (ja) 複合曲面のncデ−タ作成方法
JP2622303B2 (ja) デジタイズデータ処理装置
JP2918192B2 (ja) 加工データ作成方法
JPH03121747A (ja) 金型加工方法および装置
JPH02217134A (ja) Cad―camによる金型の製造方法
JPH07219614A (ja) デジタイズデータ処理装置
JPS61105615A (ja) Ncデ−タ作成装置における加工領域指定方式
JP2554757B2 (ja) 三次元加工プログラム作成方法
JP3372582B2 (ja) Ncデータ作成装置、及び方法
JP3048020B2 (ja) デジタイズデータ処理装置
JPH0639676A (ja) Nc工作機械による金型の逃がし部加工用データ生成装置
JPH01137308A (ja) 自動プログラミング装置
CN1319201A (zh) 通过数控机床加工工件的方法与系统
JPH0362204A (ja) デジタイズデータ処理装置
JPS61105614A (ja) Ncデ−タ作成装置における加工領域指定方式