JPH10536A - Ncデータ作成方法および加工機制御装置 - Google Patents

Ncデータ作成方法および加工機制御装置

Info

Publication number
JPH10536A
JPH10536A JP15195896A JP15195896A JPH10536A JP H10536 A JPH10536 A JP H10536A JP 15195896 A JP15195896 A JP 15195896A JP 15195896 A JP15195896 A JP 15195896A JP H10536 A JPH10536 A JP H10536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
processing
graphic
machining
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15195896A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumimasa Yamada
文正 山田
Muneaki Kaga
宗明 加賀
Takanori Yoneda
隆則 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippei Toyama Corp filed Critical Nippei Toyama Corp
Priority to JP15195896A priority Critical patent/JPH10536A/ja
Publication of JPH10536A publication Critical patent/JPH10536A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】NCデータの作成が簡単にでき、その変更も容
易なNCデータ作成方法および加工機制御装置を提供す
る。 【解決手段】加工機制御装置41は図形データを記憶す
る図形データメモリ20と、ワーク種別ごとに加工条件
番号を記憶するとともに各加工条件番号に対応する加工
条件制御データを記憶する加工条件データメモリ22
と、図形データの加工種別を求めるためのしきい値が記
憶される線長判別データメモリ23と、これらの加工条
件データメモリ22と線長判別データメモリ23に記憶
されるデータと図形データ24とに基づいて求められる
NCデータを記憶するNCデータメモリ24とを備え、
レーザ加工機60に対して上記NCデータが出力され
る。レーザ加工機60では、ワーク種別入力部を備え、
入力されたワーク種別データを図形データと加工条件デ
ータメモリを選択するためのデータとして加工機制御装
置41に送る。また、レーザ加工機60は加工機制御装
置41から送られてくるNCデータ中に含まれる加工条
件制御データに基づいて加工制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工機等の
熱切断加工機のNCデータを作成する方法、および該デ
ータを作成する加工機制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工機等の熱切断加工機では、ノ
ズルを加工形状に沿って移動させるためのNCデータが
必要であり、通常、このNCデータはCAD装置によっ
て作成されたCADデータに基づいて作成される。従来
は、このNCデータを作成するのにCAD/CAM装置
を用い、このCAD/CAM装置内でCADデータから
NCデータを作成し加工機制御装置に出力し、さらにこ
の加工機制御装置からレーザ加工機に対して、加工に必
要なNCデータを出力するようにしていた。
【0003】従来のCAD/CAM装置でのNCデータ
の作成方法について、図9ないし図12を参照して以下
に説明する。図9は、上記のCAD/CAM装置を示
し、図12は加工機制御装置を示している。
【0004】CAD/CAM装置1は、中央演算処理を
行うCPU46と、システムプログラムが格納されたR
OM47と、作成されたデータを格納したり、加工条件
データを格納するRAM8と、数値データ等を入力する
キーボードやマウス等の入力装置9と、作図図形やデー
タを表示する表示装置10と、フロッピーディスク等で
データの入出力を行う入出力装置13とで構成され、そ
れらが共通バス49で接続されている。
【0005】ROM47には、作図機能を有するCAD
部6と作図データをNCデータに変換するCAM部4が
あり、また、各種データを格納するRAM8は、CAD
データメモリ7、加工条件データメモリ11、およびN
Cデータメモリ12を有している。
【0006】CADデータは、たとえば図の表示装置1
0上に図10に示す長方形Rをキーボードやマウス等を
使って描くことにより作成する。このようにして作成さ
れたCADデータは、複数の図形要素データからなって
いる。例えば、長方形Rの1つの辺Lは、始点S1の座
標と、終点S2の座標と、始点および終点間が直線で結
ばれることを表す属性データからなる直線要素データで
表される。
【0007】したがって、この長方形RのCADデータ
は、合計4つの辺の各々の独立した直線要素データで構
成される。このように、複数の図形要素データからなる
CADデータは、作業者によって順次作成されるが、そ
のCADデータはワーク種別毎に一旦CADデータメモ
リ7に記憶される。そして、その記憶されたCADデー
タの中から作業者によって選択されたCADデータが読
み出されて、CAM部4でNCデータに変換され、つい
で、NCデータメモリ12に記憶される。
【0008】ところで、CADデータがNCデータに変
換される時には、該NCデータに対して、加工速度やレ
ーザ出力等のレーザ加工機を制御するための加工条件番
号が付加される。図11は、加工条件データメモリ11
を示し、ワーク種毎に対応する加工条件番号が記憶され
ている。すなわち、NCデータ作成時に、ワーク種別に
応じた加工条件番号が記憶されている加工条件データメ
モリ11が参照され、その加工条件データメモリ11に
記憶されている加工条件番号が読み出されてNCデータ
に付加される。図12に示すように、加工機制御装置2
には、上記加工条件番号に対応した加工条件制御データ
が記憶されている加工条件制御データメモリ30が設け
られており、該メモリ30を参照して、NCデータ中の
加工条件番号に対応する加工条件制御データが読み取ら
れ、該加工条件制御データに基づいてレーザ加工機の加
工制御が行われるようになっている。
【0009】上記のようにしてCAD/CAM装置1に
おいて作成されたNCデータは、入出力装置13を介し
て加工機制御装置2に出力される。加工機制御装置2は
中央演算処理を行うCPU27と、加工データを作成す
るシステムプログラムが格納されたROM15、NCデ
ータや加工速度等を制御するデータを格納するRAM6
1、数値データ等を入力するキーボード、データを表示
する表示装置63、ワーク種を入力するインターフェイ
ス18、そしてレーザ加工機を駆動する軸駆動部64で
構成され、それらが共通バス65で接続されている。各
種データを格納するRAM61は、NCデータメモリ1
7と加工制御データメモリ30を有している。
【0010】加工機制御装置2においては、CAD/C
AM装置1から入力されるNCデータをNCデータメモ
リ17に順次記憶していく。この状態で、入出力インタ
ーフェース18から加工ワークのワーク種別が入力され
ると、そのワーク種別に対応するNCデータがNCデー
タメモリ17より読み出される。この時NCデータ中に
含まれる上記加工条件番号に対応する加工条件制御デー
タを加工条件制御データメモリ30から読み出すことに
よって、加工速度やレーザ出力等の具体的な加工条件を
設定する。
【0011】以上のように、従来のシステムでは、CA
D/CAM装置1において加工条件番号が付加されたN
Cデータを直接作成し、このNCデータを加工機制御装
置2に出力してさらに加工機3を制御するようにしてい
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
NCデータ作成方法では、図形要素(直線要素や円弧要
素等)単位で構成されているCADデータに基づいてN
Cデータを作成しているために、多数のCADデータの
中から図形ごとにその図形を構成する複数のCADデー
タ(図形要素データ)を収集しなければならず、そのた
めの演算が非常に煩雑となり、また、加工形状を変更す
るに際にはCADデータを変更する必要があるが、その
変更をCAD/CAM装置側で行うには上記演算を再度
行う必要があり、また、加工機制御装置側で行おうとす
るとNCデータを直接変更する必要が生じて非常にやっ
かいとなり、いずれもNCデータの作成効率が悪いとい
う不都合があった。
【0013】また、CAD/CAM装置から加工機制御
装置に対して直接NCデータを転送するために、データ
量が多く、そのため転送時間が長くかかるという不都合
もあった。
【0014】本発明の目的は、NCデータの作成が簡単
にでき、その変更も容易なNCデータ作成方法および加
工機制御装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明に係るN
Cデータ作成方法が適用されるシステムのCAD装置の
構成図を示している。
【0016】CAD装置28は中央演算処理を行うCP
U48と、システムプログラムが格納されたROM3
4、作図データや図形データを格納するRAM35、数
値データ等を入力するキーボードやマウス等の入力装置
33、作図図形やデータを表示する表示装置32、そし
てフロッピーディスク等でデータの入出力を行う入出力
装置40で構成され、それらが共通バス66で接続され
ている。ROM34には、作図機能を有するCAD部2
9(プログラム)と作図されたデータをコード化された
図形データに変換する図形データ作成部(プログラム)
37があり、また、RAM35は、CADデータメモリ
36と図形データメモリ38を有している。
【0017】CAD装置28は、従来のCAD/CAM
装置のCAD部と同様にCADデータを作成し、またそ
のCADデータをCADデータメモリ36に順次記憶し
ていく。作成されたCADデータは、加工機制御装置4
1に対して出力される前に図形データ作成部37で所定
の形式の図形データに変換される。図4に示すように、
この図形データ21は、円、長方形等の予め定めた加工
形状を表す加工区分データと、該加工形状の加工開始座
標、中心点座標等の加工位置座標データと、直線、円弧
等の図形要素の寸法データとから構成される。加工区分
データは、たとえば加工形状が円であるならアルファベ
ットのHを、トラック形状であればアルファベットのC
として表される。また、加工位置座標データは、加工開
始の為のXおよびY座標として表される。また、寸法デ
ータは、たとえば長方形やトラック形状であれば、X方
向およびY方向の直線長さと円弧半径、円であれば、中
心座標と半径として表される。このような図形データ2
1で加工形状を表しておくことにより、1つの加工形状
を表すデータ量はそれをCADデータの集合で表すのに
比べて極めて少なくてよい。したがって、CAD装置2
8から加工機制御装置2に対して出力するデータ量は非
常に少なくなる。また、CADデータを変更する場合に
は、従来と同様に表示装置33上で変更することになる
が、その変更に際しては、変更されたCADデータがデ
ータ量の多いNCデータではなく、データ量の少ない図
形データに変換されるため、その変換のための演算は簡
単である。
【0018】図2は、本発明に係るNCデータ作成方法
が適用される加工機制御装置の構成図を示している。加
工機制御装置41は中央演算処理を行うCPU51と、
図形データやNCデータの入出力、及び加工データを作
成するシステムプログラムが格納されたROM52、図
形データやNCデータ、及び加工速度等を制御するデー
タを格納するRAM58、数値データ等を入力する入力
装置54、データを表示する表示装置55、ワーク種の
入力及びレーザ発振器の入出力インターフェース56、
そしてレーザ加工機を駆動する軸駆動部67で構成さ
れ、それらが共通バス68で接続されている。ROM5
2は、加工データ作成部43(プログラム)を有し、各
種データを格納するRAM58は、図形データメモリ2
0、加工条件データメモリ22、線長判別データメモリ
23、そしてNCデータメモリを有している。
【0019】加工機制御装置41は、上記の図形データ
を受け入れる入出力装置53を有し、フロッピーディス
クを介して入力される図形データ21を記憶する図形デ
ータメモリ20を備えている。図形データ21は、前述
のように、円、長方形等の予め定めた加工形状を表す加
工区分データと、該加工形状の加工開始座標、中心座標
等の加工位置座標データと、線分、円弧等の図形要素の
寸法データとで構成されており、加工区分データには、
たとえば加工形状が長方形の場合にはH、トラック形状
の場合にはC等のようにアルファベットの1文字が使用
され、加工位置座標データには加工の開始座標データを
表す数値データが使用され、寸法データにはX、Y方向
の加工長さや半径等を表す数値データが使用される。
【0020】加工機制御装置41には、上記図形データ
記憶部20の他、ワーク種別毎に加工速度やレーザ出力
等の加工条件を制御する加工条件データが記憶された加
工条件データメモリ22と、図形要素の長短の直線長さ
の区別や、長短の円弧長の区別を行うためのしきい値を
記憶する線長判別データメモリ23が設けられている。
前記加工条件データメモリ22には、ワーク種別毎に直
線や円弧の長さ毎に加工条件番号に対応した加工条件制
御データが設定された加工条件番号データメモリと該加
工条件番号に対応した加工条件制御データメモリとを備
えている。線長判別メモリ23には、これらの加工条件
番号のうちどの番号を実際に割り当てるかを決めるため
の、すなわち線長を判別するための、しきい値が設定さ
れている。この加工条件データメモリ22と線長判別メ
モリ23は加工条件データベースとして、作業者により
任意に編集できるように記憶されている。
【0021】加工機制御装置41では、上記の図形デー
タメモリ20に記憶されている図形データ21を、加工
条件データメモリ22に記憶されている各データに基づ
いて加工条件制御データが付加されたNCデータに変換
し、このNCデータをNCデータメモリ24に順次記憶
する。この状態で、加工ワークのワーク種別が入出力イ
ンターフェース56から入力されると、そのワーク種別
に対応するNCデータがNCデータメモリ24より読み
出され、レーザ加工機60は軸制御部67で駆動され、
また、インターフェース56を介して図示しないレーザ
発振器の出力指令が行われる。
【0022】以上の構成において、加工機制御装置41
においては、加工区分データ、加工位置座標データ、寸
法データからなる図形データ21がCAD装置28から
入力されると、その図形データ21は図形データメモリ
20に順次記憶されていく。この場合、各図形データ2
1は、CADデータのように図形要素データの塊ではな
く、加工形状を表す1文字データの加工区分データと、
その加工形状の加工位置座標データと、寸法データとか
らなっているために、そのデータ量はCADデータやN
Cデータに比べてかなり少ない。このため、大量のデー
タを加工機制御装置41に入力する場合であっても、そ
の入力時間は短くてすむ。また、加工機制御装置41に
入力される図形データ21は、CAD装置28において
CADデータ作成後に変換して得られるものであっても
よいが、加工機制御装置41において図形データを直接
作成することも容易である。すなわち、図形データ21
は、円や長方形等を識別するための加工区分データと、
その加工位置座標データと寸法データを含んでいればよ
いために、これらのデータを表示装置54と入力装置5
5を用いて直接入力するようにすれば、必ずしもCAD
装置側でCADデータを作成する必要がない。このた
め、図形データの作成が容易で且つ短時間で処理できる
という利点がある。さらに、ワーク種別の変更等があっ
た場合、従来ではCAD/CAM装置でそのワーク種別
に対応するように加工条件番号を一々修正しなければな
らなかったが、本発明では、加工機制御装置41の加工
条件データメモリ22がワーク種別毎に設けられている
ために、変更したワーク種別を入力するだけで変更した
新たなワーク種別の加工条件データメモリが選択され、
自動的に、その新たな加工条件番号の加工条件制御デー
タが付与されるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】図13は、本発明に係る加工機制
御装置41のRAM58の構成図を示している。
【0024】RAM58には、図形データメモリ20、
NCデータメモリ24、加工条件データメモリ22およ
び線長判別データメモリ23が記憶されている。加工条
件データメモリ22および線長判別データメモリ23で
加工条件データベースを構成している。CAD装置28
から入力される図形データ等は入力順に図形データメモ
リ20に記憶されていく。また、表示装置54と入力装
置55を使って、この図形データメモリ20のデータを
任意に抽出して、内容の編集を行うことが可能である。
加工条件データメモリ22のデータファイルは、加工材
料、すなわちワーク種別ごとに複数設けられており、各
加工条件データファイルの内容は必要な時に表示装置5
4上に呼び出され、編集が可能である。また、線長判別
データメモリ23は、この加工機制御装置に1つだけ設
けられており、その内容は加工条件データメモリ22と
同様に表示装置54上に呼び出して編集を自由に行うこ
とができる。
【0025】加工機制御装置41は、NCデータを作成
するときに、図形データを図形データメモリ20に記憶
するとともに、その図形データが示すワーク種別に対応
する加工条件データメモリ22のデータおよび線長判別
データメモリ23のデータに基づいて1組のNCデータ
を作成し、そのNCデータをNCデータメモリ24に記
憶する。そして、入出力インターフェース56からワー
ク種別が入力されると、該ワーク種別に対応するNCデ
ータをNCデータメモリ24から読み出してレーザ加工
機60を制御する。
【0026】図3は、CAD装置28から加工機制御装
置41に対して入力される図形データ及び管理データの
内容を示している。加工管理データは、図に示すよう
に、たとえば「ABC001」として表されるワーク種
別データと、加工枚数データと、データ作成日付データ
と、素材寸法データとを含んでいる。また、図形データ
は、円、トラック形状、長方形等を識別するための加工
区分データと、加工開始X及びY座標データと、図形要
素の寸法データであるX及びY値及びパラメータとを含
んでいる。ここで、加工開始XおよびY座標データは、
加工形状の加工開始座標点を表している。また、加工寸
法X及びY値は、加工区分が例えば長方形の場合には、
図に示すようにX方向の長さとY方向の長さを表す。ま
た、パラメータは素材に対する加工配置を示す位置情報
を表している。加工形状が円の場合には、このパラメー
タは半径となる。この例では、加工開始X及びY座標デ
ータが本発明の加工位置座標データであり、加工寸法X
及びY値およびパラメータは本発明の寸法データであ
る。なお、加工枚数データとデータ作成日付データは、
管理用のデータであり、NCデータ作成には直接関係が
ない。
【0027】図4は、図形データの説明図である。この
実施形態では、加工区分データを、円、トラック形状、
長方形、梁欠、直線、及び斜線の6種類としているが、
これ以外の加工形状を付け加えることも勿論可能であ
る。各加工形状は、1バイトの加工区分データで識別さ
れる。すなわち、円はH、トラック形状はC、長方形は
R、梁欠はB、直線はL、斜線はDのアルファベット1
文字で表されるようになっている。各加工形状の加工開
始X及びY座標データは、各々6バイトで構成され、加
工寸法X及びY値とパラメータはそれぞれ6バイトで表
される。1つの加工形状データは、合計、1+6×5=
31バイトで構成されるようになっている。ここで、加
工形状を従来のようにCADデータで表す場合を考えて
みると、CADデータは図形要素データの組み合わせで
あるから、たとえば加工形状が長方形の場合、4本の直
線要素に対応するデータが必要となる。さらに各直線要
素のデータは始点及び終点の座標データと直線を表す属
性データを含むから、結局、1つの長方形を表すCAD
データはかなりのバイト数(70バイト以上)を必要と
する。また、CADデータの場合、加工形状によって座
標データが増減するのでデータ量が一定しないが、本実
施例に示す形状データは、加工形状に係わらず、全て3
1バイトで表現することができる。
【0028】次に、加工条件データメモリ22及び線長
判別データメモリ23について説明する。図5、図6は
加工条件データメモリ22、線長判別データメモリ23
にそれぞれ記憶されているデータを示している。図5
は、加工条件データメモリ22に記憶されている加工条
件番号データを示す。すなわち、ワーク種別及び板厚毎
に、加工種別に対応する加工条件番号を記憶している。
加工種別としては、線長を区別した長線、短線、長円、
短円、その他がある。図6は、線長判別データメモリ2
3に記憶されているデータを示す。しきい値は、長線し
きい値及び長円しきい値を含む加工条件番号を決定する
しきい値と、ミクロジョイントのX及びY長さを含み、
さらに本実施形態では、ピアッシング条件とミクロジョ
イントの巾及び箇数とNCプログラムの番号(ONO
(オーナンバー))を含んでいる。上記加工条件番号を
決定するしきい値の中の長線しきい値は、図形データの
線長が長線か短線かを区別するためのしきい値であり、
このしきい値以上であれば長線と判定され、そうでない
線長の場合は短線と判定される。また、長円しきい値
は、円弧の長さによって長円か短円かを判別するもので
あり、円弧の長さがこのしきい値以上であれば長円であ
ると判定し、しきい値未満であれば短円であると判定さ
れる。
【0029】以上の線長判別によって、加工形状の判定
が行われ、図5に示す加工条件番号データを参照するこ
とにより、各加工種別に対応する加工条件番号が読み出
される。また、図7は、加工条件データメモリ22に、
加工条件番号データとともに記憶される加工条件制御デ
ータの詳細を示す図であり、加工条件番号に対応して加
工速度や、ピァッシング時間等の具体的な加工条件制御
データを記憶するものであるが、上記読み出された加工
条件番号に対応する加工条件制御データがさらに読み出
されて、NCデータに付加される。この加工条件制御デ
ータが、レーザ加工制御のための設定単位に基づいて加
工速度やピァッシング等の加工制御を行うデータとな
る。
【0030】図8は、上記加工機制御装置の動作を示す
フローチャートである。同図(A)は加工機制御装置4
1の全体の動作を示し、同図(B)は編集モードでの動
作を示している。
【0031】ステップST1において、上位CADより
図形データが入力されると、図形データファイルM1
に、その図形データが入力順に記憶されていく(ST
2)。同時に、図形データ中のワーク種別により加工条
件データメモリが検索され(ST3)、加工条件番号デ
ータが抽出される。この後、上記抽出した加工条件番号
データおよび線長判別データと、図形データとから加工
形状の座標演算が行われる。すなわち、レーザ加工機に
おいて、ノズルの軌跡を描くのに必要な座標位置、たと
えばピァッシング位置、加工形状が長方形の場合の各頂
点の座標位置等の演算が行われる(ST4)。続いて、
ST5において上記加工条件番号に対応した加工条件制
御データが付加された最終的なNCデータの作成が行わ
れてNCデータメモリ24に記憶される。次にST6
で、入出力インターフェース56からワーク種別が入力
されると、加工機制御装置内にそのワーク種別データが
取り込まれ、対応するNCデータが読み出されて、この
NCデータからワークに対する加工を行う。
【0032】上記のようにして、加工機制御装置41
は、NCデータの作成を行うとともに、レーザ加工機6
0の加工制御を行うことができる。また、加工機制御装
置41においては、各データメモリのデータの変更を編
集モードにおいて行うことができる。すなわち、図8
(B)に示すように、加工機制御装置41を編集モード
に設定すると、作業者は表示装置54と入力装置55を
使用することによって、図形データメモリ20、加工条
件データメモリ22または線長判別データメモリ23の
内の任意のものを表示装置54上に呼び出し(ST1
0)、任意のデータを編集し(ST11)、再び記憶さ
せることによって(ST12)簡単に加工データの変更
ができる。したがって、たとえば、長方形の図形データ
の開始座標位置データを変えたい場合には、その長方形
の図形データを表示装置54上に呼び出して該当する加
工開始X及びY座標データを変更し、再記録すればよ
く、また、加工条件データメモリ22の長線の加工条件
番号を他の番号に変えたい場合には、該当のワーク種別
に対応する加工条件番号テーブルのデータを表示装置5
4上に呼び出し、該当の加工条件番号を変更し再記録さ
せればよい。
【0033】
【発明の効果】本発明では、加工機制御装置に対して入
力するデータがNCデータではなく、データ量の少ない
図形データであるために、多量の加工形状のデータを入
力する場合であってもその入力に要する時間が短くてよ
い利点がある。また、加工機制御装置に対して入力する
データは加工区分データ、加工位置座標データ及び寸法
データの組み合わせであればよいために、データ入力や
その修正が極めて容易であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るNCデータ作成方法が適用される
システムのCAD装置の構成図を示す。
【図2】本発明に係るNCデータ作成方法が適用される
加工機制御装置の構成図を示す。
【図3】上位CADから加工機制御装置に対して入力す
るデータの種類とその例を示す図。
【図4】図形データの説明図。
【図5】加工条件番号データの例を示す図。
【図6】線長判別データの例を示す図。
【図7】加工条件制御データの例を示す図。
【図8】(A)、(B)加工機制御装置の概略動作を示
すフローチャート。
【図9】従来のCAD/CAM装置の構成図。
【図10】表示装置での表示例を示す図。
【図11】加工条件データメモリの記憶内容を示す図。
【図12】従来の加工制御装置の構成図。
【図13】加工機制御装置内のRAMの構成図。
【符号の説明】
1−CAD/CAM装置 2−加工機制御装置 3−レーザ加工機 20−図形データメモリ 21−図形データ 22−加工条件データメモリ 23−線長判別データメモリ 24−NCデータメモリ 30−加工条件制御データメモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワーク種別毎に予め定めた加工形状を表す
    加工区分データと、該加工形状の加工位置座標データ
    と、該加工形状を構成する図形要素の寸法データ等を含
    む図形データに基づいて、レーザ加工機用のNCデータ
    を作成することを特徴とするNCデータ作成方法。
  2. 【請求項2】加工速度やレーザ出力を含む加工条件の制
    御のための加工条件制御データを識別する加工条件番号
    を、ワーク種別毎に予め加工条件番号テーブルに記憶し
    ておき、加工ワークのワーク種別に対応する加工条件番
    号を該加工条件番号テーブルから読出して前記NCデー
    タに付加することを特徴とする、請求項1記載のNCデ
    ータ作成方法。
  3. 【請求項3】ワーク種別毎に予め定めた加工形状を表す
    加工区分データと、該加工形状の加工位置座標データ
    と、該加工形状を構成する図形要素の寸法データを含む
    図形データを入力する図形データ入力手段と、 前記図形データ入力手段から入力された図形データを順
    次記憶する図形データ記憶手段と、 前記図形データ記憶手段に記憶されている図形データに
    基づいてNCデータを作成するNCデータ作成手段と、 加工機に前記NCデータを出力するNCデータ出力手段
    と、を備えてなる加工機制御装置。
  4. 【請求項4】前記NCデータ作成手段は、加工速度やレ
    ーザ出力を含む加工条件の制御のための加工条件制御デ
    ータを識別する加工条件番号が、ワーク種別毎に記憶さ
    れた加工条件番号テーブルを備え、加工ワークのワーク
    種別に対応する加工条件番号を前記加工条件番号テーブ
    ルから読み出して前記NCデータに付加することを特徴
    とする、請求項3記載の加工機制御装置。
JP15195896A 1996-06-13 1996-06-13 Ncデータ作成方法および加工機制御装置 Pending JPH10536A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15195896A JPH10536A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 Ncデータ作成方法および加工機制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15195896A JPH10536A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 Ncデータ作成方法および加工機制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10536A true JPH10536A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15529936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15195896A Pending JPH10536A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 Ncデータ作成方法および加工機制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10536A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010262442A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Shin Nippon Koki Co Ltd 数値制御データ作成装置
US8013273B2 (en) * 2005-01-28 2011-09-06 Hanmi Semiconductor, Inc. Method for manufacturing absorption pad

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8013273B2 (en) * 2005-01-28 2011-09-06 Hanmi Semiconductor, Inc. Method for manufacturing absorption pad
JP2010262442A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Shin Nippon Koki Co Ltd 数値制御データ作成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07104701B2 (ja) Cad/cam装置
JPH0594537A (ja) グラフ処理方法
JPH10536A (ja) Ncデータ作成方法および加工機制御装置
JPS6393066A (ja) ケイ線およびタブ設定装置
JPS63139751A (ja) 印刷システムにおける印刷方法
JP2584229B2 (ja) Cad/cam自動プログラミング装置
JP2703616B2 (ja) レーザ加工及びパンチ加工を行う複合加工機のicカードによる制御方法
JP2611971B2 (ja) 出力装置
JP3154790B2 (ja) 光学的文字読取装置
JPH02212904A (ja) プログラミング装置
JP2000259621A (ja) 文書編集装置及び文書編集方法並びに文書編集プログラムを記録した記録媒体
JPH07111727B2 (ja) 文書読取装置
JP3193163B2 (ja) Ncデータの生成方法及び装置
JPH05150924A (ja) ネツトワーク監視画面テキストフアイル生成装置
JPH02253309A (ja) Icカードによる加工データの管理方法
JPH08335249A (ja) 文書読取装置
JPS61267884A (ja) 標準辞書変更機能を有する文字認識装置
JPH0773029A (ja) フローチャートの表示方式
JPH03224056A (ja) 文書処理装置
JPH01301457A (ja) 列車ダイヤグラム作成方式
JPH08297682A (ja) 図形情報編集方法
JPH04170671A (ja) 文書作成機
JPS6299872A (ja) 図版入り文書作成におけるけい線変換方式
JPH0695642A (ja) 文字・記号パターンの生成装置
JPH0969116A (ja) Cad装置