JPH08335249A - 文書読取装置 - Google Patents

文書読取装置

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JPH08335249A
JPH08335249A JP7164682A JP16468295A JPH08335249A JP H08335249 A JPH08335249 A JP H08335249A JP 7164682 A JP7164682 A JP 7164682A JP 16468295 A JP16468295 A JP 16468295A JP H08335249 A JPH08335249 A JP H08335249A
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Pending
Application number
JP7164682A
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Inventor
Tetsuo Nakamura
哲夫 中村
Mayumi Unoki
真由美 卯木
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文書読取における種々の処理要求に対して柔
軟に対応する。 【構成】 レイアウト解析部3aは、画像データから読
取対象文書のレイアウト解析を行う。レイアウトメモリ
4bは、複数の既知レイアウトデータを格納する。レイ
アウト処理制御部3bは、複数の既知レイアウトデータ
を用いて画像データがどのレイアウトに一致するかを判
定するレイアウト識別を行い、また、いずれか一つの既
知レイアウトデータを用いてレイアウト参考解析を行
う。読取処理手順作成部12aは、レイアウト解析、レ
イアウト識別およびレイアウト参考解析等の各処理を処
理要素として、読取処理手順を作成する。読取処理制御
部12bは、読取処理手順作成部12aで作成した読取
処理手順に従い、文書読取制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書上に記録された文
字とイメージ(文字以外の図形、絵、写真および罫線
等)を読み取る文書読取装置に関し、特に、その読取処
理の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の文書読取装置において、
既知レイアウトを利用する読取制御方法としては以下の
ものがあった。先ず、一つの読取制御方法としては、単
一のレイアウトの文書を読み取るために一つの既知レイ
アウトを参照し、このレイアウトに従って読み取りを行
う(レイアウト解析→文字認識)制御方法があった(例
えば、特願平5−258098号等)。以下、この制御
方法をレイアウト参考解析と呼ぶ。次に、他の読取制御
方法としては、限定できる複数のレイアウトの文書を読
み取るために、複数の既知レイアウトの中から読取対象
文書レイアウトと一致するものを識別し(以下、これを
レイアウト識別と呼ぶ)、一致したレイアウトに従って
読み取る制御方法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の読取制
御方法であるレイアウト参考解析と、レイアウト識別+
レイアウト参考解析では、次のような処理手順に限定さ
れているため、ユーザの種々な処理要求に対して既知レ
イアウトを有効に利用できないという問題があった。 ・レイアウト参考解析:レイアウトを一種類に限定でき
る文書(文書全体が同じ既知レイアウト) ・レイアウト識別+レイアウト参考解析:レイアウトを
数種類(いくつかに)に限定できる文書(文書が複数の
既知レイアウトで構成)
【0004】このような点から、文書読取処理の手順を
柔軟に変更し、既知レイアウトを有効利用することので
きる文書読取装置の実現が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の文書読取装置
は、上記の課題を解決するため、以下の構成を採用す
る。即ち、本発明の文書読取装置は、記録媒体上の画像
データから、レイアウト解析を行うレイアウト解析部
と、複数の既知レイアウトデータを格納するレイアウト
メモリと、複数の既知レイアウトデータを参照して、記
録媒体上の画像データがどのレイアウトに一致するかを
判定するレイアウト識別を行うと共に、レイアウトメモ
リのいずれか一つの既知レイアウトデータを用いてレイ
アウト参考解析を行うレイアウト処理制御部と、レイア
ウト解析、レイアウト識別およびレイアウト参考解析を
含む各処理を処理要素として、これら処理要素を任意に
構成して読取処理手順を作成する読取処理手順作成部
と、読取処理手順作成部で作成した読取処理手順に従
い、文書読取処理を実行する読取処理制御部とを備えた
ものである。
【0006】
【作用】本発明の文書読取装置において、読取処理手順
作成部は、レイアウト解析、レイアウト識別およびレイ
アウト参考解析といった処理要素を任意に構成して読取
処理手順を作成する。ここで、レイアウト解析とは、レ
イアウト解析部が行う画像データから文書のレイアウト
解析処理である。また、レイアウト識別とは、複数の既
知レイアウトデータを参照して、記録媒体上の画像デー
タがどのレイアウトに一致するかを判定するレイアウト
処理制御部の処理であり、更に、レイアウト参考解析
は、レイアウトメモリのいずれか一つの既知レイアウト
データを用いてレイアウト参考解析するレイアウト処理
制御部の処理である。そして、読取処理制御部は、読取
処理手順作成部で作成した読取処理手順に従い、レイア
ウト解析、レイアウト識別およびレイアウト参考解析
等、文書読取制御を行う。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。 《実施例1の構成》図1は、本発明の実施例1の文書読
取装置の構成図である。図の装置は、画像入力部1、画
像メモリ2、レイアウト処理部3、レイアウトメモリ
(A)4a、レイアウトメモリ(B)4b、文字認識部
5、認識メモリ6、結果出力部7、プリンタ8、出力メ
モリ9、表示部10、操作部11、制御部12、フロー
メモリ13からなる。また、画像入力部1〜結果出力部
7および制御部12は、それぞれデータバス14を介し
て接続されており、画像入力部1、レイアウト処理部
3、文字認識部5、結果出力部7および制御部12は制
御バス15を介して接続されている。
【0008】画像入力部1は、イメージスキャナ等から
構成され、読取対象の文書を光学的に走査し、文書上に
記録された文字とイメージを光電変換により画像信号に
変換し、更に、この画像信号を二値の画像データに変換
するよう構成されている。あるいは、画像入力部1は、
画像ファイルや通信回線を介して他システムから画像デ
ータを得ることもできる。画像メモリ2は、画像入力部
1から出力される二値の画像データを格納するメモリで
ある。
【0009】レイアウト処理部3は、レイアウト解析部
3a、レイアウト処理制御部3bからなる。レイアウト
解析部3aは、画像メモリ2内の画像データから領域を
抽出し、それぞれの領域を文字とイメージに識別する。
また、表領域は、画像メモリ2内の画像データから黒画
素の連結を利用して表の罫線を抽出し、罫線で囲まれる
矩形領域から黒画素の周辺分布ヒストグラムを利用して
セルを抽出し(ここまでを表解析とする)、更に、セル
から行を、行から文字を切り出す機能を有している。
尚、これらの領域、行、文字の処理結果でレイアウトデ
ータを構成する。また、レイアウト処理制御部3bは、
後述するレイアウトメモリ4b内の一つの既知レイアウ
トデータを参照して、画像メモリ2内の画像データをレ
イアウト参考解析し、かつ、レイアウトメモリ4b内の
複数の既知レイアウトデータを参照して、画像メモリ2
内の画像データをレイアウト識別する機能を有してい
る。
【0010】レイアウトメモリ4a、4bは、それぞれ
レイアウト処理部3から出力されるレイアウトデータを
格納するメモリである。レイアウトメモリ4aは、レイ
アウト解析したレイアウトデータを格納し、レイアウト
メモリ4bは、既知レイアウトデータを格納する。但
し、実施例1の既知レイアウトデータの参照では領域の
みを用いるため、レイアウトメモリ4bに格納するレイ
アウトデータには行、文字のデータを含まない。文字認
識部5は、レイアウトメモリ4a内のレイアウトデータ
と、画像メモリ2内の画像データとから、この画像デー
タの文字画像を認識して文字コードに変換し、この文字
コードを認識データとする。更に、この認識データを知
識処理して修正するといった機能を有している。
【0011】認識メモリ6は、文字認識部5から出力さ
れる認識データを格納するメモリである。結果出力部7
は、画像メモリ2内の画像データと、レイアウトメモリ
4a内のレイアウトデータと、認識メモリ6内の認識デ
ータとの少なくとも一つから文書データを作成し、この
文書データをプリンタ8で印刷、または、出力メモリ9
に格納するものである。また、結果出力部7は、出力メ
モリ9を介して、他の文書データ処理システム(ワープ
ロ、DTPシステム、文書管理システム等)に文書デー
タを渡す機能や、通信により他の文書データ処理システ
ムに文書データを渡す機能を備えていてもよい。
【0012】表示部10はCRT等からなり、また、操
作部11は、キーボードやマウス等からなる。即ち、こ
れら表示部10および操作部11は、読取処理フローの
作成や変更、開始/終了の指示、画像入力部1、レイア
ウト処理部3、文字認識部5および結果出力部7におけ
る処理の開始/終了指示、処理結果(画像データ、レイ
アウトデータ、レイアウト識別結果および認識データ)
の表示、そして、その処理結果に対する確認・修正等を
行うオペレータと文書読取装置とのインタフェースとし
ての機能を有するものである。
【0013】制御部12は、上記の各部や各メモリの動
作全体を制御する機能を有すると共に、読取処理手順作
成部12aと読取処理制御部12bとを備えている。読
取処理手順作成部12aは、オペレータが表示部10と
操作部11を使って作成した読取フローからフローデー
タを作成する機能を備えている。また、読取処理制御部
12bは、フローメモリ13からフローデータを読み出
し、このフローデータに従って上述した画像入力部1〜
結果出力部7を制御して読取処理を実行するものであ
る。また、フローメモリ13は、制御部12の読取処理
手順作成部12aが作成して出力するフローデータを格
納するためのメモリである。
【0014】《実施例1の動作》図2は、実施例1の動
作フローチャートである。先ず、読取フローを新たに作
成するか、既存の読取フローをフローメモリ13から読
み出して使うかを、オペレータが選択する(ステップS
1)。即ち、読取処理制御部12bがその選択画面を表
示部10に表示させ、オペレータが表示部10の表示に
従い、操作部11を使って選択する。このステップS1
において、オペレータが「作成」を選択した場合は、ス
テップS2に進み、読み出しを選択した場合は、ステッ
プS4に進む。ステップS2における読取フロー作成で
は、オペレータが、表示部10のグラフィカルな表示と
操作部11を使って、新たな読取フローを作成するが、
その詳細については後述する。
【0015】ステップS2の読取フローの作成が終了す
ると、制御部12の読取処理手順作成部12aによりフ
ローデータを作成する(ステップS3)。即ち、このス
テップS3は、読取処理手順作成部12aにより、ステ
ップS2でオペレータが作成した表示部10に表示して
いる読取フローを、各処理の順番と処理の内容を示すフ
ローデータに変換する処理である。例えば、フローデー
タをプログラム言語のソース(テキスト)データと同様
なものとする。図3は、このフローデータの一例を示す
説明図である。この図3に示すフローデータは後述する
図6の読取フローに対応するものであり、これは、表示
部10における画面表示状態、または、プリンタ8にて
印刷出力した結果を示している。
【0016】一方、ステップS1で「読み出し」が選択
された場合、ステップS4では、読取処理制御部12b
により既存の読取フローデータを読み出す。即ち、フロ
ーメモリ13内のフローデータのフロー名を読み出して
表示部10に表示する。そして、オペレータは、操作部
11を使ってこの表示から読み出すフロー名を選択す
る。これにより、読取処理制御部12bは、選択された
フロー名に対応するフローデータをフローメモリ13か
ら読み出す。フローデータの読み出しが終わると、表示
部10に読取フローを表示する(ステップS5)。即
ち、読取処理制御部12bは、ステップS4で読み出し
たフローデータに従い、読取フローを表示部10にグラ
フィカルに表示する。この表示は、ステップ2における
表示と同様である。
【0017】ステップS5における読取フローの表示が
終わると、この表示を見てオペレータが次の処理を操作
部11により選択する(ステップS6)。ステップS6
における選択結果が、表示した読取フローの実行であっ
た場合はステップS9に移行する。また、表示した読取
フローの一部変更であった場合は、ステップS7に進
む。更に、表示した読取フローを全部変更(新規作成ま
たは他の既存読取フローの読み出し)であった場合は、
ステップS1に戻る。
【0018】ステップS7では、オペレータにより読取
フローを変更する。ここで、オペレータは、表示部10
に表示している読取フローに対して、ステップS2と同
様に操作部11を用いて読取フローを変更する。読取フ
ローの変更が終わると、読取処理手順作成部12aによ
りフローデータを作成する(ステップS8)。尚、この
処理は、ステップ3と同様である。以上の処理により、
実行するフローデータが決定する。
【0019】次に、このフローデータに従って、制御部
12の読取処理制御部12bにより読取フローを実行す
る(ステップS9)。読取処理制御部12bは、フロー
データに従い、画像入力部1、レイアウト処理部3、文
字認識部5、結果出力部7を制御し、画像メモリ2、レ
イアウトメモリ4a、レイアウトメモリ4b、認識メモ
リ6のデータ格納/読み出しを行い、表示部10と操作
部11を制御してオペレータとのインタフェースをと
り、読取フローを実行する。読取フローは、一般のプロ
グラムの実行と同様に、制御部12の持つインタプリタ
やコンパイラと同様な機能によりフローデータを解析
し、上記の制御、データ格納/読み出しを実行する。
【0020】読取フローの実行が終わると、読取フロー
の実行に使ったフローデータを格納するか否かをオペレ
ータが選択する(ステップS10)。即ち、読取処理制
御部12bは、表示部10に選択画面を表示し、オペレ
ータはこの表示に従い、操作部11により選択を行う。
選択結果が「格納」であった場合、ステップS11に進
み、「格納しない」であった場合は、ステップS12に
移行する。ステップS10では、読取処理制御部12b
により、フローデータをフローメモリ13に格納する。
即ち、読取処理制御部12bは、ステップS9で実行し
たフローデータを、表示部10と操作部11を制御して
オペレータにフロー名を指定させ、このフロー名と共に
フローデータをフローメモリ13に格納する。尚、読取
フロー実行後に、フローデータを格納するのは、フロー
データの信憑性を確認してからフローデータを保存する
ためである。
【0021】ステップS12では、処理全体を終了する
か否かの選択画面を表示部10に表示させ、その選択を
オペレータに対して促す。オペレータは表示部10の表
示に従い、操作部11を使って選択する。そして、この
ステップS12において、「終了」を選択した場合は処
理を終了し、「終了しない」を選択した場合は、ステッ
プ1に戻る。
【0022】次に、上述した読取フローの作成処理(図
2におけるステップS2およびステップS7)を説明す
る。図4は、読取フローの作成画面である。図におい
て、21は表示部10の表示画面、22は読取フローを
作成・表示する作業領域、23は読取フローを構成する
フロー記号(後述する処理要素31〜41+流れ線4
2)を集めたツールボックス、24は作成した(また
は、作成している)読取フローである。このような読取
フローは、オペレータが表示部10の表示画面21を見
ながら、操作部11のマウスとキーボードを使って作成
する。例えば、必要なツールボックス23内のフロー記
号を、マウスのドラッグ&ドロップで作業領域の希望す
る位置にコピーし、各フロー記号を後述する流れ線42
で結ぶ。また、作成した(読み出した)読取フローを変
更(削除、複写、詳細データの変更)することもでき
る。
【0023】図5は、読取フローを構成するフロー記号
の説明図である。図において、31は、レイアウト処理
部3のレイアウト処理制御部3bによるレイアウト参考
解析の処理を示す。以下、同様に、32はレイアウト処
理制御部3bによるレイアウト識別の処理、33は画像
入力部1による画像入力の処理、34はレイアウト処理
部3のレイアウト解析部3aによるレイアウト解析の処
理、35は文字認識部5による文字認識の処理、36は
結果出力部7による結果出力の処理、37は、制御部1
2が表示部10と操作部11とを制御して、オペレータ
に対してメッセージを表示し、また、処理を選択させる
処理を示す。更に、38は読取フローの開始、39は読
取フローの終了を示す。40はパラメータへの数値、文
字列の代入や、データの演算等の一般的で簡単な処理を
示す。尚、この処理内容は、処理詳細の変更機能(後
述)で設定する。41はパラメータの値による一般的で
簡単な判断処理を示す。この判断の内容は、処理詳細の
変更機能で設定する。そして、以上の31〜41を処理
要素と称し、流れ線42は、処理要素の接続関係を示
す。
【0024】また、レイアウト参考解析31、レイアウ
ト解析34でレイアウト処理部3が作成した、または、
作成後にオペレータが修正したレイアウトデータを、オ
ペレータの指示によりレイアウト名を付けてレイアウト
メモリ4bに格納することができる。
【0025】図6は、読取処理手順作成部12aによっ
て作成した読取フローチャートである。このフローチャ
ートは、後述する読取対象文書の表紙と本文に対してレ
イアウト参考解析を行い、また、これら表紙と本文とそ
の他のレイアウトからレイアウト識別を行うように構成
されたものである。
【0026】図7は、その読取対象文書の説明図であ
る。図7において、51〜53が読取文書であり、表紙
51が1枚、本文52が複数枚、図面53が複数枚の構
成で1組の読取文書を構成する。また、このような読取
文書が読取対象として複数組用意されている。尚、54
は表紙の既知レイアウトデータ、55は本文の既知レイ
アウトデータである。
【0027】図6の読取フローチャートは次のように構
成されている。先ず、ステップS21で、文書の組番号
を表すパラメータ「D」に0を代入する。即ち、文書の
番号をリセット状態とする。次にステップS22で、画
像入力部1によりスキャナから画像入力する。そして、
ステップS23で、レイアウト処理部3によりレイアウ
トメモリ4b内のレイアウトデータ表紙51、本文52
を参照してレイアウト識別を行う。尚、このレイアウト
識別は、例えば、特開平7−28935に示されている
既知のレイアウト識別方法により実現する。
【0028】このステップS23において、レイアウト
が表紙であった場合はステップS24に移行し、パラメ
ータ「D」を+1し、組内のページ番号を表すパラメー
タ「P」に1を代入する。次に、レイアウト処理制御部
3bによりレイアウトデータ54を参照してレイアウト
参考解析を行う(ステップS25)。尚、このレイアウ
ト参考解析は、例えば、特開平7−28934号公報に
記載されているレイアウト情報を参照して領域抽出する
方法により実現する。また、ステップS23において、
レイアウトが本文であった場合は、パラメータ「P」を
+1し(ステップS26)、次に、レイアウト処理制御
部3bがレイアウトデータ55を参照してレイアウト参
考解析を行う(ステップS27)。その後は、文字認識
部5により和文の文字認識を行い、更に、和文の知識処
理を行う(ステップS30)。
【0029】一方、ステップS23において、表紙や本
文ではない場合、ステップS28に進み、パラメータ
「P」を+1し、更に、ステップS29で、レイアウト
解析部3aにより、文字を含まない図だけの画像をレイ
アウト解析するため、解析対象をイメージのみとしてレ
イアウト解析を行い、ステップS31に進む。ステップ
S32では、結果出力部7により、画像データ、レイア
ウトデータ、認識データからデータ形式「A文書」の文
書データを作成し、組番号「D」、ページ番号「P」と
して出力メモリに格納する(ステップS31)。次に、
読取処理制御部12bは、メッセージ「終了しますか
?」を表示部10に表示し、オペレータに読取の終了を
選択させる。また、以上の各処理は、処理詳細を設定で
きる。例えば、表示部10に表示した読取フローの各処
理要素を操作部11のマウスでダブルクリックすると処
理詳細を設定する画面を表示部10に表示する。
【0030】図8は、その一例として上記ステップS2
2における画像入力の処理詳細の設定画面である。この
例は、画像入力として“スキャナ”が選択された場合の
表示状態を示している。また、一般の処理40、一般の
判断41の処理詳細は、一般のプログラム言語ソースの
記述と同様に、テキスト編集機能を持つ設定画面を表示
して、処理を表すテキストでオペレータが指定する。
【0031】《実施例1の効果》以上詳述したように実
施例1によれば、既知レイアウトを利用するレイアウト
参考解析、レイアウト識別を独立した処理要素とし、読
取に必要な処理を画像入力、レイアウト解析、文字認
識、結果出力の独立した処理要素とし、また、一般的な
処理、判断を独立した処理要素とし、以上の処理要素の
処理詳細をオペレータが設定できるようにして、更に、
以上の処理要素をグラフィカルな表示と簡単な操作で、
オペレータが、読取フローを自由に記述できるようにし
たため、オペレータの種々な処理要求に対して既知のレ
イアウトを有効に利用でき、読取の処理効率、オペレー
タの操作効率を向上できる。
【0032】《実施例2の構成》実施例2において、図
面上の構成は、図6に示す実施例1と同様であるが、読
取処理制御部12bの機能が異なっている。即ち、実施
例2では、読取処理制御部12bが、読取手順の実行中
は、実行中の読取手順の表示指示を行うと共に、現在処
理中の処理要素を他の処理要素とは異なる表示とし、か
つ、現在の処理状況を示すパラメータの値を表示するよ
う制御する構成となっている。尚、他の構成については
実施例1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0033】《実施例2の動作》ここでは、実施例1と
は異なる部分を説明する。図9は、実施例2の読取フロ
ー状態表示例の説明図である。即ち、図2の処理フロー
チャートにおけるステップ9の「読取フローを実行」の
処理時、表示部10の表示画面21に、処理要素(画像
入力、レイアウト処理、文字認識、結果出力等)のウイ
ンドウ61と、読取フローウインドウ62を表示する。
この表示例では、処理要素のウインドウ61がレイアウ
ト処理ウィンドウの場合を示している。また、読取フロ
ーウィンドウ62の作業領域63に読取フロー(例えば
図6に示したフローチャート)を表示する。この時、読
取フローの中の処理中の処理要素を他と異なる表示(例
えば、反転、ブリンク、表示色の変更、網掛け等)とす
る。図示例では、図6の読取フローで、レイアウト参考
解析(ステップS25)を処理しているとき、この処理
の表示を他と異なる表示とする。また、処理要素の一般
の処理40、一般の判断41で使用しているパラメータ
の値を、パラメータ表示64とする。尚、パラメータ表
示64は、パラメータの種類、表示方法、表示位置をオ
ペレータが指定できるものとする。
【0034】《実施例2の効果》以上説明したように実
施例2によれば、現在の処理が読取フローのどこに当た
るのか、また、どこ(何組、何枚目)まで進んでいるの
かがオペレータが作成した読取フロー中の表示により容
易に理解できるため、オペレータが読取フローの進度を
容易に知ることができる。
【0035】《利用形態》上記各実施例のレイアウト参
考解析、レイアウト識別で参照するレイアウトデータは
領域のみとしたが、行数、行の位置・大きさ等が既知
で、かつ、文字数、文字の位置・大きさ等が既知である
文書、例えば、帳票、伝票の場合は行、文字データまで
含めて参照することもできる。また、各実施例のオペレ
ータによる読取フローの作成では、図6のようなグラフ
ィカルな表示を使ったが、この表示形態に限定されるも
のではなく、上述した図3に示すようなフローデータ
(テキストデータ)をテキスト編集機能を用いて作成し
てもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の文書読取
装置によれば、読取処理手順作成部によって、読取手順
を任意に設定できるよう構成したため、ユーザの種々の
処理要求に対して柔軟に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文書読取装置の構成図である。
【図2】本発明の文書読取装置の動作フローチャートで
ある。
【図3】本発明の文書読取装置における作成したフロー
データの一例を示す説明図である。
【図4】本発明の文書読取装置における読取フローの作
成画面である。
【図5】本発明の文書読取装置におけるフロー記号の説
明図である。
【図6】本発明の文書読取装置における作成した読取フ
ローチャートの説明図である。
【図7】本発明の文書読取装置における読取対象文書の
説明図である。
【図8】本発明の文書読取装置における画像入力の処理
詳細設定画面の説明図である。
【図9】本発明の文書読取装置における実施例2の読取
フロー状態表示例の説明図である。
【符号の説明】
3 レイアウト処理部 3a レイアウト解析部 3b レイアウト処理制御部 4a、4b レイアウトメモリ 10 表示部 11 操作部 12a 読取処理手順作成部 12b 読取処理制御部 13 フローメモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上の画像データから、レイアウ
    ト解析を行うレイアウト解析部と、 複数の既知レイアウトデータを格納するレイアウトメモ
    リと、 前記複数の既知レイアウトデータを参照して、前記記録
    媒体上の画像データがどのレイアウトに一致するかを判
    定するレイアウト識別を行うと共に、前記レイアウトメ
    モリのいずれか一つの既知レイアウトデータを用いてレ
    イアウト参考解析を行うレイアウト処理制御部と、 前記レイアウト解析、レイアウト識別およびレイアウト
    参考解析を含む各処理を処理要素として、これら処理要
    素を任意に構成して読取処理手順を作成する読取処理手
    順作成部と、 前記読取処理手順作成部で作成した読取処理手順に従
    い、文書読取処理を実行する読取処理制御部とを備えた
    ことを特徴とする文書読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の文書読取装置において、 読取手順の実行中は、実行中の読取手順の表示指示を行
    うと共に、現在処理中の処理要素を他の処理要素とは異
    なる表示とし、かつ、現在の処理状況を示すパラメータ
    の値を表示するよう制御する読取処理制御部を備えたこ
    とを特徴とする文書読取装置。
JP7164682A 1995-06-07 1995-06-07 文書読取装置 Pending JPH08335249A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6362901B1 (en) 1998-01-14 2002-03-26 International Business Machines Corporation Document scanning system
CN102567300A (zh) * 2011-12-29 2012-07-11 方正国际软件有限公司 图片文档的处理方法及装置

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