JPH0735854B2 - 流体伝動装置の直結クラツチ制御装置 - Google Patents

流体伝動装置の直結クラツチ制御装置

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JPH0735854B2
JPH0735854B2 JP59257064A JP25706484A JPH0735854B2 JP H0735854 B2 JPH0735854 B2 JP H0735854B2 JP 59257064 A JP59257064 A JP 59257064A JP 25706484 A JP25706484 A JP 25706484A JP H0735854 B2 JPH0735854 B2 JP H0735854B2
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pressure
passage
clutch
spool
valve
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昭二 横山
修昭 三木
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Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
    • F16H61/143Control of torque converter lock-up clutches using electric control means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔利用分野〕 本発明は主に車両用自動変速機に用いられるトルクコン
バータ、フリユイツドカツプリングなど流体伝動装置の
入出力部材間を直結するため、該流体伝動装置ケース内
に設けられる直結クラツチ(ロツクアツプクラツチ)の
制御装置に関する。
〔従来技術〕
従来、流体継手を直結するロツクアツプクラツチは、係
合が急激になされるとシヨツクが発生するため、一定の
すべりを伴うよう係合を徐々に行なうことが望ましい。
このため本出願人は、流体継手内に設けられ、入力軸に
連結された摩擦係合面と、出力軸に連結されたクラツチ
デイスクとからなり、前記摩擦係合面とクラツチデイス
クとの間隙は第1の油路と連絡し、流体継手内の前記間
隙の外は第2の油路に連絡し、前記第2の油路から第1
の油路へ作動油を流すと係合し、前記第1の油路から第
2の油路へ作業流体を流すと解放する直結クラツチの制
御機構であり、且つ、車両走行条件に応じて、油圧源と
前記第2の油路とを連絡するとともに前記第1の油路と
第1の排出流路とを連絡して前記直結クラツチを係合さ
せ、油圧源と前記第1の油路とを連絡するとともに前記
第2の油路と第2の排出油路とを連絡して前記直結クラ
ツチを解放させる直結クラツチ制御弁を備えた車両用自
動変速機の直結クラツチ制御機構において、前記第1の
排出流路に流量制御機構を設け、直結クラツチの係合時
の作動流体の流量を制限して直結クラツチの係合を徐々
に行なうことを特徴とする車両用自動変速機の直結クラ
ツチ制御機構(特開昭58−180870号)を提案した。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるにロツクアツプ解放側の油圧の調整をオリフイス
によつて行なつているため調圧特性が一定となり、ロツ
クアツプクラツチの係合を滑らかに行なうことができ
ず、シヨツクが生ずる場合があつた。また直結クラツチ
の係合をなめらかに行うため油圧源がわの油圧の昇圧特
性を調整した場合、流体伝動装置内が降圧し、キヤビテ
ーシヨンが発生しやすくなる欠点があつた。
本発明の目的は前記流体伝動装置内の油圧の過降圧を確
実に防止でき、これによりキヤビテーシヨンの発生率が
低減でき、耐久性の向上できる流体伝動装置の直結クラ
ツチ制御装置の提供にある。
〔問題を解決するための手段〕
本発明の流体伝動装置の直結クラツチ制御装置は、流体
伝動措置内に設けられ、クラツチデイスクの両がわに加
えられる作動流体の圧力差により係合および解放がなさ
れる流体伝動装置の直結クラツチの制御装置において、
両端に印加される作動流体の圧力差により作動されるス
プールを備えた第1スプール弁と、両端に印加される作
動流体の圧力差と一端に付設されたバネの付勢力とによ
り作動されるスプールを備えた第2スプール弁と、前記
圧力源から供給される作動流体の圧力を前記第1スプー
ル弁および第2スプール弁の各スプールの一端に印加す
る圧力流体流路および前記圧力源から供給される作動流
体の圧力を付設された電磁ソレノイド弁により該電磁ソ
レノイドに加えられる電気信号のデユーテイ比の変化に
対応して発生せしめたソレノイド圧の信号圧力を前記第
1スプール弁および第2スプール弁の各スプールの他端
に印加せしめる信号圧力通路とを備えた制御手段とから
なるものである。
そして前記第1スプール弁は、該弁に備えたスプール
が、前記信号圧力が第1の設定値以下の圧力であると
き、前記流体伝動装置内の前記クラツチデイスクの一方
がわに連通する第1の通路に前記圧力源の作動流体を供
給して該第1の通路と第1のドレイン通路との連通を遮
断し、かつ前記流体伝動装置内の前記クラツチデイスク
の他方がわに連通する第2の通路を第2のドレイン通路
と連通せしめるクラツチ解放位置と、前記信号圧力が前
記第1の設定値の圧力に達したとき、前記第2の通路に
前記圧力源の作動流体を供給して該第2の通路と前記第
2のドレイン通路の連通を遮断し、かつ前記第1の通路
を前記第1のドレイン通路に連通せしめるクラツチ係合
位置との2位置に選択的に位置せしめられる構成を備え
る。
また前記第2スプール弁は、該弁のスプールを、前記信
号圧力が前記第1の設定値より若干大なる第2の設定値
以下の圧力であるとき、前記圧力源の作動流体を第3の
通路を介して前記第1のドレイン通路に供給せしめて該
第1のドレイン通路とドレインポートとの連通を遮断す
る第1の行程端位置に、前記信号圧力が前記第2の設定
値より大なる第3の設定値の圧力を超えたとき、前記第
3の通路を閉塞せしめるとともに前記第1のドレイン通
路を前記ドレインポートに連通せしめる第2の行程端位
置に、それぞれ選択的に位置せしめるとともに、前記信
号圧力が前記第2の設定値を超え第3の設定値以下の圧
力であるとき、前記第1および第2の行程端位置の間に
おいて前記スプールの両端に印加される圧力差と前記バ
ネの付勢力とで定まる位置に位置せしめられる構成を備
える。
〔作用〕
本発明によれば制御手段の信号圧力通路に発生する信号
圧力が第1の設定値以下であるときは、第1スプール弁
においてはそのスプールがクラツチ解放位置にあり、第
1の通路を介してクラツチデイスクの一方がわに圧力源
の作動流体を供給し、第2の通路を介してクラツチデイ
スクの他方がわの作動流体を第2のドレイン通路からド
レインせしめている。この状態においては直結クラツチ
は解放せしめられる。このとき第2スプール弁において
はそのスプール弁が第1の行程端位置にあり、第3の通
路を介して第1のドレイン通路に圧力源の作動流体を供
給するが、第1スプール弁においては、前記第1のドレ
イン通路と第1の通路との連通は遮断されており、第3
の通路内の作動流体が前記第1の通路に供給されること
はない。
制御手段の信号圧力が前記第1の設定値を超え第2の設
定値の圧力に達すると、前記第1のスプール弁において
はそのスプールがクラツチ係合位置に位置せしめられ、
前記第2の通路を介して圧力源の作動流体をクラツチデ
イスクの他方がわに供給し、第1の通路を前記第1のド
レイン通路に連通する。しかし信号圧力が前記第2の設
定値以下の圧力では第2のスプール弁のスプールは依然
として前記第1の行程端位置にあり、第3の通路を介し
て第1のドレイン通路に前記圧力源の作動流体を供給す
るから、直結クラツチのクラツチデイスクの両がわの作
動圧力は釣合い、直結クラツチは係合されない。
制御手段の信号圧力が前記第2の設定値を超えると、第
2スプール弁においてはそのスプールがバネの付勢力に
抗して移動せしめられ、該スプールの両端に印加される
圧力差とバネの付勢力とが釣合う位置に達する。そして
前記信号圧力がさらに増大して第3の設定値を超えた圧
力になると、第2スプール弁のスプールは第2の行程端
位置に位置せしめられ、前記圧力劇の作動流体を供給す
る第3の通路は閉塞せしめられ、前記第1のドレイン通
路をドレインポートに連通せしめる。このとき前記第1
スプール弁においてはそのスプールはクラツチ係合位置
に維持され、前記第2の通路を介して直結クラツチのク
ラツチデイスクの他方がわに圧力源の作動流体が供給さ
れ、前記第1の通路は第1のドレイン通路に連通せしめ
られた状態にあるから、直結クラツチのクラツチデイス
クの前記一方がわの作動流体は、第1の通路、第1のド
レイン通路および第2スプール弁のドレインポートを介
してドレインされる。この状態において直結クラツチは
係合状態となる。
前記信号圧力が第2の設定値を超え第3の設定値以下の
圧力に電磁ソレノイド弁で制御されている間は、第2ス
プール弁のスプールは信号圧力の増大に比例して第3の
通路から第1のドレイン通路への作動流体の供給量を減
じ、かつ該第1のドレイン通路とドレインポートとの連
通量を増大する。従つて直結クラツチのクラツチデイス
クの前記一方がわから第1の通路および第1のドレイン
通路を介して第2スプール弁のドレインポートから排出
せしめる作動流体の量を、信号圧力が第2の設定値を超
えて第3の設定値に達する間に徐々に増大せしめている
ので、前記直結クラツチの係合位置はなめらかに行なわ
れる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
第1図において、符号1は車両用自動変速機の流体伝動
装置であり、本実施例では入力軸11に固着されたフロン
トカバー12の端に連結ポンプシエル13が溶接され、該シ
エル13内にブレードが組付けられたポンプインペラ14
と、クラツチハブ20を介して出力軸15に連結され、前記
フロントカバー12とポンプインペラ14との間に配された
タービンランナ16と、一方向クラツチ17を介して自動変
速機の固定部分18に連結されたステータ19とからなるト
ルクコンバータ(T/C)が用いられている。符号2は前
記流体伝動装置(以下トルクコンバータとする)1内に
設けられた直結クラツチ(以下ロツクアツプクラツチと
する)であり、フロントカバー12の内面に形成された摩
擦係合面21と、内周が前記クラツチハブ20を介して出力
軸15に連結され、前記フロントカバー12とタービンラン
ナ16との間に介在されたクラツチデイスク22とからな
り、フロントカバー12とクラツチデイスク22との間隙は
第1の油路1Aに連絡され、前記間隙外のトルクコンバー
タ1内は第2の油路1Bに連絡されている。
符号3は油圧制御装置を示し、油圧発生源であるオイル
ポンプ4、該油圧供給源から供給された作動油を車速、
スロツトル開度等の車両走行条件に応じて調圧し、ライ
ン圧を発生させるレギユレータ弁(図示しない)、運転
者の操作により手動され車両走行条件の1つを決定する
シフト位置を設定し前記ライン圧の発生油路と各油圧サ
ーボへのライン圧供給油路2Aとを選択的に連結するマニ
ユアル弁(図示しない)および前記油圧サーボへのライ
ン圧供給油路2Aに設けられたシフサ制御電磁ソレノイド
弁により車速、スロツトル開度等車両走行条件に応じて
制御されて前記各油圧サーボへのライン圧の供給および
該各油圧サーボの排圧を行なうシフト弁(図示しない)
を備えている。
符号5はロツクアツプクラツチ制御装置を示し、前記ラ
イン圧供給油路2Aからオリフイス51を介して供給された
ライン圧を電気信号のデユーテイー(ON時間/周期)に
より調圧するロツクアツプ制御電磁ソレノイド弁S1と、
該ソレノイド弁S1より発生するソレノイド圧を入力とし
て前記ロツクアツプクラツチ2付トルクコンバータ1へ
の前記第1の油路1Aと第2の油路1Bとの切換えを行なう
ロツクアツプクラツチリレーバルブ(第1スプール弁)
6と、前記ソレノイド圧を入力として該ソレノイド圧レ
ベルに応じた油圧を発生するロツクアツプクラツチコン
トロールバルブ(第2スプール弁)7とを設けている。
ロツクアツプクラツチリレーバルブ6は、3つのランド
61A、61B、61Cを有する弁体61を装着し、図示左端油室6
2、右端油室65がそれぞれ形成されている。
左端油室62には、ライン圧供給油路2Aと連絡した油路1C
(圧力流体通路)が連結し、油室63には流体伝動装置
(T/C)の油圧源に連絡しトルクコンバータ圧を導入す
る油路2Bとロツクアツプクラツチコントロールバルブ7
を介して連絡した油路1D(第1のドレイン通路)が連絡
している。右端油室65にはライン圧供給油路2Aとオリフ
イス51を介して連絡した油路1E(信号圧力通路)が連絡
している。ロツクアツプクラツチリレーバルブ6は、弁
体61がクラツチが解放位置(図示右方)に設定されてい
ると、油室63はトルクコンバータ圧油路2Bおよび第1の
油路1Aと連通し、油室64は第2の油路1Bおよびクーラ66
へ導出する油路1F(第2のドレイン通路)と連通する。
また弁体61がクラツチ係合位置(図示左方)に設定され
ていると、油室63は第1の油路1Aおよび油路1Dと連通
し、油室64はトルクコンバータ圧油路2Bおよび第2の油
路1Bと連通し、該油路1Bはオリフイス52を介してクーラ
66へも供給する。
ロツクアツプクラツチコントロールバルブ7は、3つの
ランド71A、71B、71Cを有する弁体71が図示左側にばね7
3を配設し、図示右側にスリーブ74を装置し、左端油室7
5および右端油室76、ランド71A、71B、71Cの間の油室77
および78、油室77のドレインポート77Aおよび油室78の
油口78Aがそれぞれ形成されている。
左端油室75にはライン圧供給油路2Aと連通した油路1G
(圧力流体通路)が連絡し、油室77にはトルクコンバー
タ圧油路2Bと連通した油路1H(第3の通路)および油路
1Dと連通している。油室78は油路1Dとオリフイス53を介
して連通する油路1Iと連絡する。油端油室76はライン圧
供給油路2Aと前記オリフイス51を介して連通する油路1J
(信号圧力通路)と連絡している。
ロツクアツプクラツチコントロールバルブ7は弁体71が
第1の行程端位置(図示右方)に設定されていると、油
室77は油路1Hおよび油路1Dと連通し、油室78は油路1Iお
よび油口78Aと連通する。また弁体71が第2の行程位置
(図示左方)に設定されていると、油室77は油路1Dおよ
びドレインポート77Aと連通し、右端油室76は油路1Jを
連絡している。
ロツクアツプ制御電磁ソレノイド弁S1はライン圧供給油
路2Aとオリフイス51を介して連通した油路2Cと連絡し、
通電時には前記各右端油室65、76にハイレベルのソレノ
イド圧を生ぜしめて配設されたばね73とともに弁体61、
71を図示左方に押圧し、該弁体61、71を図示上半部に示
す位置に位置させ、非通電時には前記右端油室65、76を
排圧してローレベルのソレノイド圧に反転させる。
つぎにロツクアツプクラツチ2のOFF→ON時の各バルブ
6、7の作動を説明する。
ロツクアツプクラツチOFF→ONの場合、第2図に示す如
くロツクアツプ制御電磁ソレノイド弁S1へ加える電気信
号の[1周期Kにおけるパルス巾がL−nM(n=1、
2、3…)で表わされ、次第に巾が小さくなつていく]
デユーテイー比Dを0%→100%へ徐々に変化させるこ
とによりソレノイド圧Psが徐々に高くなつていく。リレ
ーバルブ6およびコントロールバルブ7はソレノイド圧
Psの低い領域([1]〜[2])ではともに第1図に示
した“a"および“A"の位置となつている。このときはロ
ツクアツプクラツチ2は係合していない。
つぎにソレノイド圧Psが[2]の点に達するとリレーバ
ルブ6は移動して第1図に示した“b"の位置へ変位す
る。この時コントロールバルブ7は依然として“A"の位
置にある。したがつてこの場合ロツクアツプクラツチON
圧PL1としては油路2B→油路1Bを経由してトルクコンバ
ータ圧が、ロツクアツプクラツチOFF圧PL2としては油路
1H→油路1D→油路1Aを経由してやはりトルクコンバータ
圧が供給されることになり、ロツクアツプクラツチ2は
トルク容量を発生せず、ロツクアツプクラツチOFFの状
態が継続する。さらにソレノイド圧Psが[3]〜[4]
の領域の場合、第7図に示す如くコントロールバルブ7
は調圧位置に変位し、ソレノイド圧に応じた第5図に示
す如く油圧を油路1Dに発生する。この場合にはロツクア
ツプクラツチON圧PL1は油路2B→油路1Bを経由してトル
クコンバータ圧が([2]に同じ)、ロツクアツプクラ
ツチOFF圧PL2は油路1D→油路1Aを経由してソレノイド圧
Psに対応した油圧が供給される。したがつてロツクアツ
プクラツチ2はロツクアツプクラツチON圧PL1とロツク
アツプクラツチOFF圧PL2との差圧に応じたトルク容量を
持つことになる。さらにソレノイド圧Psが変化して
[4]以上になると、ロツクアツプコントロールバルブ
7も第1図に示した“B"の位置に変位し、油路1Dをドレ
インポート77Aと連絡し、排圧する。したがつてこの場
合にはロツクアツプクラツチON圧PL1としてはトルクコ
ンバータ圧がロツクアツプクラツチOFF圧PL2は排圧され
た状態となりロツクアツプクラツチ2は最大のトルク容
量をもつようになる。
以上はロツクアツプクラツチ2をOFFからONに徐々に変
化させた場合を説明したが、ロツクアツプクラツチ2の
ONからOFFの場合も同様に制御可能である。
またロツクアツプ制御電磁ソレノイド弁S1に加えるデユ
ーテイー比をコントロールバルブ7が調圧位置となる領
域で、ある一定値に保つことにより、ロツクアツプクラ
ツチ2を適正なトルク容量に保つ半クラツチ制御等も可
能である。
第3図はデユーテイー比に対するソレノイド圧Psおよび
コントロールバルブ出力圧PM1の特性グラフのΘ=0%
時を示す。(2)Xはリレーバルブ6の切換点を示す。
第4図はデユーテイー比に対するソレノイド圧Psおよび
コントロールバルブ出力圧PM2の特性グラフのΘ=100%
時を示す。(2)Yはリレーバルブ6の切換点を示す。
第5図はソレイノド圧Psに対するコントロールバルブ出
力圧PM1,PM2の特性グラフであり、Θ=0%時X、Θ=1
00%時Y、(2)X、(2)Yはリレーバルブ6のそれ
ぞれの切換時のソレノイド圧Psを示す。
第6図はスロツトル開度に対するコントロールバルブ7
の調圧領域(半クラツチ状態)のPs1〜Ps2を示したもの
であり、ここでPLはライン圧、Psaはリレーバルブ切換
時のソレノイド圧を示す。
〔発明の効果〕
本発明は以上に示す構成、作用により、以下に列挙する
効果を発揮する。
(イ)第1スプール弁のスプールは、制御手段の電磁ソ
レノイド弁により発生する信号圧力が低い圧力である第
1の設定値に達するとクラツチ係合位置に位置せしめら
れて第2の通路に圧力源の作動流体を供給するが、第2
スプール弁のスプールは信号圧力が前記第1の設定値の
圧力より大なる第2の設定値の圧力となるまで第1の行
程端位置にあり、この位置において第3の通路および第
1のドレイン通路を介して第1の通路に前記圧力源の作
動流体を供給するので、直結クラツチは解放状態のまま
とされ、信号圧力が第3の設定値の圧力を超えて第2ス
プール弁のスプールが第2の行程端位置に達して前記第
1の通路を第1のドレイン通路を介してドレインポート
に連通させ、クラツチを係合状態とするまでの間に、第
1のドレイン通路とドレインポートの連通を信号圧力の
増大に応じて増大せしめることにより、前記第1の通路
から第1のドレイン通路を介しての排圧速度を調節して
直結クラツチの係合および解放を行つているので、流体
伝動装置内の作動流体圧の過降圧が防止できる。
(ロ)これによりキヤビテーシヨンの発生が低減できる
ため、耐久性が向上すると共に伝動効率の低下が防止で
きる。
(ハ)このソレノイド弁により第1スプール弁と第2ス
プール弁の2つを制御しているため制御手段が1つで良
く、油圧回路の構成が単純化できる。
(ニ)第1スプール弁と第2スプール弁が共にデユーテ
イー制御されるソレノイド弁によつて発生されたソレノ
イド(油)圧Psを制御圧として入力しているので車両走
行条件に応じて精密な直結クラツチの制御ができ、これ
により直結クラツチの滑らかな係合および解放(クラツ
チデイスクの離脱)が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の流体伝動装置の直結クラツチ制御装置
の概略な油圧制御装置の油圧回路、第2図はそのロツク
アツプクラツチの作動説明図、第3図及び4図はそのデ
ユーテイーに対するソレノイド圧およびコントロールバ
ルブ出力圧の特性グラフ、第5図はそのソレノイド圧に
対するコントロールバルブ出力圧の特性グラフ、第6図
はそのスロツトル開度に対するコントロールバルブの調
圧領域を示すグラフ、第7図はロツクアツプクラツチコ
ントロールバルブの作動説明図である。 図中 1……トルクコンバータ 2……ロツクアツプクラツチ 3……油圧制御装置 4……オイルポンプ 5……ロツクアツプクラツチ制御装置 6……ロツクアツプクラツチリレーバルブ 7……ロツクアツプクラツチコントロールバルブ S1……ロツクアツプクラツチ制御電磁ソレノイド弁
フロントページの続き (72)発明者 三木 修昭 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・ワーナー株式会社内 (56)参考文献 特公 平6−21649(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体伝動装置内に設けられ、クラツチデイ
    スクの両がわに加えられる作動流体の圧力差により係合
    および解放が行なわれる流体伝動装置の直結クラツチの
    制御装置において、 両端に印加される作動流体の圧力差により作動されるス
    プールを備えた第1スプール弁と、両端に印加される作
    動流体の圧力差と一端に付設されたバネの付勢力とによ
    り作動されるスプールを備えた第2スプール弁と、前記
    圧力源から供給される作動流体の圧力を前記第1スプー
    ル弁および第2スプール弁の各スプールの一端に印加す
    る圧力流体流路および前記圧力源から供給される作動流
    体の圧力を付設された電磁ソレノイド弁により電磁ソレ
    ノイドに加えられる電気信号のデユーテイ比の変化に対
    応して発生せしめたソレノイド圧の信号圧力を前記第1
    スプール弁および第2スプール弁の各スプールの他端に
    印加せしめる信号圧力通路とを備えた制御手段とからな
    り、 前記第1スプール弁は、該弁に備えたスプールが、前記
    信号圧力が第1の設定値以下の圧力であるとき、前記流
    体伝動装置内の前記クラツチデイスクの一方がわに連通
    する第1の通路に前記圧力源の作動流体を供給して該第
    1の通路と第1のドレイン通路との連通を遮断し、かつ
    前記流体伝動装置内の前記クラツチデイスクの他方がわ
    に連通する第2の通路を第2のドレイン通路と連通せし
    めるクラツチ解放位置と、前記信号圧力が前記第1の設
    定値の圧力に達したとき、前記第2の通路に前記圧力源
    の作動流体を供給して該第2の通路と前記第2のドレイ
    ン通路の連通を遮断し、かつ前記第1の通路を前記第1
    のドレイン通路に連通せしめるクラツチ係合位置との2
    位置に選択的に位置せしめられ、 前記第2スプール弁は、該弁のスプールを、前記信号圧
    力が前記第1の設定値より若干大なる第2の設定値以下
    の圧力であるとき、前記圧力源の作動流体を第3の通路
    を介して前記第1のドレイン通路に供給せしめて該第1
    のドレイン通路とドレインポートとの連通を遮断する第
    1の行程端位置に、前記信号圧力が前記第2の設定値よ
    り大なる第3の設定値の圧力を超えたとき、前記第3の
    通路を閉塞せしめるとともに前記第1のドレイン通路を
    前記ドレインポートに連通せしめる第2の行程端位置
    に、それぞれ選択的に位置せしめられるとともに、前記
    信号圧力が前記第2の設定値を超え第3の設定値以下の
    圧力であるとき、前記第1および第2の行程端位置の間
    において前記スプールの両端に印加される圧力差と前記
    バネの付勢力とで定まる位置に位置せしめられることを
    特徴とする流体伝動装置の直結クラツチ制御装置。
JP59257064A 1984-12-05 1984-12-05 流体伝動装置の直結クラツチ制御装置 Expired - Lifetime JPH0735854B2 (ja)

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