JP2994766B2 - 自動変速機のオイルクーラ流量制御装置 - Google Patents

自動変速機のオイルクーラ流量制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用のロックアップ
トルコンを備えた自動変速機の油圧制御系において、ト
ルクコンバータのドレン側に装着されて作動油を冷却す
るオイルクーラの流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動変速機にロックアップトル
コン付トルクコンバータを装着した車両では、トルクコ
ンバータ,ロックアップクラッチに多量の作動油が供給
され、更にトルクコンバータでは作動油が熱せられるこ
とで、トルクコンバータのドレン側にオイルクーラが装
着されて作動油を冷却するように構成されている。ここ
で、ロックアップクラッチのONとOFFの場合では、
トルクコンバータに対する作動油の給,排油路が変わる
が、いずれの場合もオイルクーラの流量を充分に確保し
て作動油の冷却効果を高く維持することが望まれる。
【0003】従来、上記トルクコンバータ側の油路に設
けられるオイルクーラの油圧回路に関しては、例えば特
開昭59−99165号公報の先行技術がある。ここ
で、直結クラッチ制御弁のポートから油路を介してトル
クコンバータに連通し、そのポートの隣のポートから油
路を介してオイルクーラに連通し、更に両油路をオリフ
ィスを介して連通する。そしてロックアップクラッチO
Nの場合は、オリフィスを介してオイルクーラに作動油
を流すことが示されている。
【0004】また、特開昭62−137462号公報の
先行技術では、レギュレータ弁からの油路にバイパスし
てオイルクーラを連通し、潤滑油路開閉弁で流量を制御
することが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記先行技
術の前者にあっては、ロックアップクラッチONの場合
のオイルクーラ流量がオリフィスで決まるため、エンジ
ン低回転時にも作動油を多くトルクコンバータに供給し
ないと、アプライ圧を維持できなくなる。このため、オ
イルポンプの容量がオイルクーラ流量分だけ大きく設定
する必要があり、これに伴いポンプ損失が増大する。
【0006】また、先行技術の後者にあっては、レギュ
レータ弁によりライン圧が可変制御されると、オイルク
ーラ流量も変化する。特に最高速付近においてトランス
ミッションの発熱量が大きくなるため、オイルクーラ流
量が多く必要となるが、このような走行状態ではトルク
コンバータがロックアップされるため、ライン圧は低く
制御される。そのため、所定のオイルクーラ流量を確保
できない等の問題がある。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、トルクコンバータのドレ
ン側にオイルクーラを設けた自動変速機の油圧制御系に
おいて、ロックアップクラッチONの場合も、ロックア
ップ制御系に影響することなくオイルクーラ流量を充分
に確保することが可能な自動変速機のオイルクーラ流量
制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の自動変速機のオイルクーラ流量制御装置
は、トルクコンバータ,ロックアップクラッチ等の伝動
要素の作動圧を、ロックアップON・OFFに応じ可変
して調圧するレギュレータ弁を有し、このレギュレータ
弁のドレン側を、リリーフ弁構造のオイルクーラ弁を介
してオイルクーラとオイルポンプの吸入側に連通するも
のである。
【0009】
【作用】上記構成に基づき、トルクコンバータ,ロック
アップクラッチ等の作動油が、レギュレータ弁により所
定の作動圧に調圧して供給されるようになり、特にロッ
クアップON時にはレギュレータ弁から多量にドレンす
るオイルが、オイルクーラ弁により流量が制御または制
限してオイルクーラに流入され、所定のオイルクーラ流
量を確保することが可能になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4において、自動変速機としてロックアップト
ルコン付無段変速機の駆動系の概略について説明する。
符号1はエンジンであり、クランク軸2がトルクコンバ
ータ装置3,前後進切換装置4,無段変速機5およびデ
ィファレンシャル装置6に順次伝動構成される。
【0011】トルクコンバータ装置3は、クランク軸2
がドライブプレート10を介してコンバータカバー11
及びトルクコンバータ12のポンプインペラ12aに連
結する。トルクコンバータ12のタービンランナ12b
はタービン軸13に連結し、ステータ12cはワンウエ
イクラッチ14により案内されている。タービンランナ
12bと一体的なロックアップクラッチ15は、ドライ
ブプレート10に係合または解放可能に設置され、エン
ジン動力をトルクコンバータ12またはロックアップク
ラッチ15のいずれか一方を介して伝達する。
【0012】前後進切換装置4は、ダブルピニオン式プ
ラネタリギヤ16を有し、サンギヤ16aにタービン軸
13が入力し、キャリア16bからプライマリ軸20へ
出力する。そして、サンギヤ16aとキャリア16bと
の間にフォワードクラッチ17を、リングギヤ16cとケ
ースとの間にリバースブレーキ18を有し、フォーワード
クラッチ17の係合でプラネタリギヤ16を一体化して
タービン軸13とプライマリ軸20とを直結する。ま
た、リバースブレーキ18の係合でプライマリ軸20に
逆転した動力を出力し、フォワードクラッチ17とリバ
ースブレーキ18の解放でプラネタリギヤ16をフリー
にする。
【0013】無段変速機5は、プライマリ軸20に油圧
シリンダ21を有するプーリ間隔可変式のプライマリプ
ーリ22が、セカンダリ軸23にも同様に油圧シリンダ
24を有するセカンダリプーリ25が設けられ、プライ
マリプーリ22とセカンダリプーリ25との間に駆動ベ
ルト26が巻付けられる。ここで、プライマリシリンダ
21の方が受圧面積が大きく設定され、そのプライマリ
圧により駆動ベルト26のプライマリプーリ22,セカ
ンダリプーリ25に対する巻付け径の比率を変えて無段
変速するようになっている。
【0014】ディファレンシャル装置6は、セカンダリ
軸23に一対のリダクションギヤ27を介して出力軸2
8が連結し、この出力軸28のドライブギヤ29がファ
イナルギヤ30に噛合う。そしてファイナルギヤ30の
差動装置31が、車軸32を介して左右の車輪33に連
結している。一方、無段変速機制御用の油圧源を得るた
め、トルクコンバータ12に隣接してオイルポンプ34
が配設され、このオイルポンプ34がポンプドライブ軸
35によりコンバータカバー11に連結して、常にエン
ジン動力により駆動するようになっている。
【0015】次に、油圧制御系について説明する。先
ず、オイルパン40と連通するオイルポンプ34からの
油路41が、比例電磁リリーフ弁のセカンダリ圧制御弁
50に連通する。そして、比例ソレノイド51に制御ユ
ニット70からソレノイド電流Isが入すると、ポンプ
吐出圧を調圧して所定のセカンダリ圧Psを生じ、この
セカンダリ圧Psが油路42によりセカンダリシリンダ
24に常に供給されて、伝達トルク等に応じたプーリ押
付け力を付与する。セカンダリ圧Psは、油路43を介
して比例電磁減圧弁のプライマリ圧制御弁52に導かれ
る。そして比例ソレノイド53に制御ユニット70から
のソレノイド電流Ipが入力することで、油路44によ
りプライマリシリンダ21にプライマリ圧Ppを作用
し、このプライマリ圧Ppよりベルト26を移行して変
速制御するように構成される。
【0016】ここで、セカンダリ圧制御弁50のドレン
側油路45には、調圧の際の多量の作動油が排出され
る。そこで、この作動油が潤滑のみならずトルクコンバ
ータ,前後進切換用の作動圧,制御圧に使用されるよう
になっている。
【0017】図1において、トルクコンバータ,ロック
アップクラッチ,オイルクーラ等の油圧制御系の第1の
実施例について述べる。先ず、上記セカンダリ圧制御弁
50のドレン側の作動油油路45はレギュレータ弁60
に連通し、所定の作動圧PLに調圧され、この作動圧油
路61がクラッチ手段62等に連通する。作動圧油路6
1は、3つの油路63,64,65に分岐してロックア
ップ制御弁66に連通し、このロックアップ制御弁66
からのアプライ油路67が、リリーフ弁68を有してト
ルクコンバータ12及びロックアップクラッチ15のア
プライ室15bに連通し、リリース油路69がロックア
ップクラッチ15のリリース室15aに連通する。
【0018】また作動圧油路61は、油路71を介してロ
ックアップ制御用ソレノイド弁70に連通し、ロックア
ップON信号が入力すると作動圧PLと等しい制御圧P
Lを生じるのであり、この制御圧油路72が、ロックア
ップ制御弁66,及びレギュレータ弁60に連通する。
【0019】一方、レギュレータ弁60のドレン油路7
3はオイルポンプ34の吸入側に連通し、ロックアップ
制御弁66のドレン油路74はオリフィス75を有して
オイルクーラ76に連通する。更に、ロックアップON
時のオイルクーラ流量を確保するため、レギュレータ弁
60のドレン油路73にオリフィス77が設けられ、両
ドレン油路73,74がオイルクーラ弁78を有する油
路79で連通して構成される。
【0020】レギュレータ弁60は、スプール60aの
一方にスプリング60bが付勢されて、その他方に作動
圧PL,制御圧PLが作用して調圧するように構成され
る。従って、スプリング力Fsp,作動圧PLの受圧面
積Ao,制御圧PLの受圧面積A1により、ロックアッ
プOFF時は作動圧PLが、 PL=Fsp/Ao の式で高く設定される。また、ロックアップON時は制
御圧PLも作用することで作動圧PLが、 PL=Fsp/(Ao+A1) の式で低く可変制御される。
【0021】こうして、ロックアップON時にロックア
ップクラッチ15のアプライ室15bに作用する作動圧
PLが不要に高くなるのを防止し、オイルシール摩擦に
よる損失,各部のオイルリークを低減する。またこのと
き、レギュレータ弁60のドレン流量の増大と共にオイ
ルクーラ流量を増大するようになっている。
【0022】ロックアップ制御弁66は、スプール66
aの一方にスプリング66bが付勢されると共に作動圧
PLが作用し、その他方に制御圧PLが作用し、スプリ
ング力Fsp,作動圧PLの受圧面積A1,制御圧PL
の受圧面積Aoにより以下の関係に設定されている。 A1・PL+Fsp<Ao・PL
【0023】これによりロックアップOFF時は、スプ
リング力Fspと作動圧PLによりスプール66aを図
の右側に移動して油路64と69,67と74を連通
し、ロックアップON時は制御圧PLによりスプール6
6aを左側に移動して油路65と67を連通し、リリー
ス油路69はドレンするように切換動作する。
【0024】オイルクーラ弁78は通常のリリーフ弁で
あり、油路73の圧力がスプリングの設定値以上になる
と、開弁してオイルクーラ76にオイルを流す。また、
オイルクーラ76は所定の流路抵抗を有しており、この
ため低温でオイルの粘度が著しく高く、オイルクーラ流
量も多くてオイルクーラ供給圧が増大するような場合
は、オイルクーラ弁78がその供給圧の反力を受けて開
弁し、作動圧PLがオイルクーラ76に作用するのを防
止するようにもなっている。
【0025】次いで、この実施例の作用について説明す
る。先ずエンジン1の運転により、トルクコンバータ1
2のコンバータカバー11,ドライブ軸35を介してオ
イルポンプ34が常に回転駆動する。そしてこのポンプ
吐出圧は、セカンダリ圧制御弁50により所定のセカン
ダリ圧Psに調圧されてセカンダリシリンダ24に供給
され、且つプライマリ圧制御弁52により所定のプライ
マリ圧Ppを生じてプライマリシリンダ21に供給され
る。
【0026】そこで、作動圧PLにより前後進切換装置
4が前進位置に動作されると、エンジン動力は例えばト
ルクコンバータ12,タービン軸13を介してプライマ
リ軸20に入力し、プライマリプーリ22,セカンダリ
プーリ25とベルト26とにより変動動力がセカンダリ
軸23に出力し、これがディファレンシャル装置6を介
して車輪33に伝達して走行する。
【0027】そして各運転および走行条件により、プラ
イマリ圧制御弁52がプライマリ圧Ppを可変にするこ
とで、変速制御される。また、伝達トルク等に応じてセ
カンダリ圧制御弁50がセカンダリ圧Psを可変するこ
とで、常にスリップしない必要最小限のプーリ押付け力
に制御される。
【0028】一方、上述のように変速制御して車両走行
する場合には、セカンダリ圧制御弁50のドレン側の作
動油がレギュレータ弁60に流入して所定の作動圧PL
に調圧され、この作動圧PLがロックアップ制御弁6
6,ソレノイド弁70に導かれる。また制御ユニット7
0では、トルクコンバータ12の入,出力回転数により
動作モードが判断されており、発進,加速時にはコンバ
ータ領域の判断によりロックアップ信号がOFFする。
そこでロックアップ制御弁66により、作動圧PLがリ
リース油路69を介しロックアップクラッチ15のリリ
ース室15aに導入してロックアップクラッチ15を解
放し、トルクコンバータ12、油路67,74、オイル
クーラ76を介してオイルパン40に戻るように循環す
る。
【0029】これにより、トルクコンバータ12が作動
状態になって、エンジン動力のトルク比を増大して伝達
するように作用し、このときトルクコンバータ12で熱
せられたオイルの全てがオイルクーラ76に流入して効
果的に冷却される。
【0030】上記ロックアップOFF時にはレギュレー
タ弁60で作動圧PLが図2(a)のように高く設定さ
れ、上記コンバータ作用が効率良く行われる。また、レ
ギュレータ弁60のドレン流量は少ないことで、オイル
クーラ78弁が閉じ、そのドレン流量の全てがオイルポ
ンプ34に吸入される。
【0031】次に、発進後トルクコンバータ12がカッ
プリング領域になると、ソレノイド弁70にロックアッ
プON信号が入力し、作動圧PLと等しい制御圧PLを
生じてロックアップ制御弁66とレギュレータ弁60に
作用するようになる。そこでロックアップ制御弁66
は、作動圧PLをアプライ油路67を介してロックアッ
プクラッチ15のアプライ室15bに導入するように切
換わり、これによりロックアップクラッチ15が係合し
て、これ以降はエンジン動力がロックアップクラッチ1
5を介し動力損失の少ない状態で伝達される。このと
き、レギュレータ弁60で制御圧PLにより作動圧PL
が図2(a)のように低下され、アプライ室15bの油
圧力が不要に増大しないように低減される。
【0032】一方、このレギュレータ弁60の低圧制御
に伴いそのドレン側には多量のオイルが排出されるが、
オリフィス77によりオイルポンプ34への吸入量は制
限される。このため、高速走行時に無段変速機5の油圧
制御系のオイル使用量が少なく、ポンプ流量と共にレギ
ュレータ弁60のドレン流量が多い条件では、オイルク
ーラ弁78の入口の油圧が上昇してそれを開弁する。そ
こで、図2(b)のようにエンジン回転数に応じ増大関
数的に、オイルクーラ弁78の油路79を介してオイル
クーラ76にオイルが流れ、このロックアップONの場
合も充分にオイル冷却されることになる。
【0033】図3において、本発明の第2の実施例につ
いて説明する。この実施例では、レギュレータ弁60の
ドレン側が油路80によりオイルクーラ76に連通し、
更にオイルクーラ弁78を有する油路81を介してオイ
ルポンプ34の吸入側にも連通し、これ以外は上記実施
例と全く同一に構成されている。
【0034】そこでこの場合は、ロックアップON・O
FFのいずれもレギュレータ弁60のドレン流量の全て
がオイルクーラ76に流れ、特にロックアップON時で
はOFF時と略同一のオイルクーラ流量が確保されて冷
却効果が向上する。また、オイルクーラ76の供給圧が
オイルクーラ弁78の設定圧以上になると、そのオイル
クーラ弁78が開弁してオイルの一部がオイルポンプ3
4に吸入され、オイルクーラ流量が過大になるのが防止
される。
【0035】以上、本発明の実施例について述べたが、
全ての自動変速機の油圧制御系の同一部分にも同様に適
用し得る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロックアップトルコン付自動変速機の油圧制御系におい
て、ロックアップON時に作動油を調圧するレギュレー
タ弁のドレン側から、オイルクーラに多量のオイルを流
すように構成されるので、この場合のオイルクーラ流量
が充分確保されて効果的に冷却できる。オイルクーラ流
量はエンジン回転数に対し増大関数的に制御されるの
で、適確に冷却され、不要な油量はポンプの吸入側に戻
されるので、吸入抵抗が減りポンプ損失も小さい。ロッ
クアップクラッチのON・OFFと無関係にオイルクー
ラ流量が制御されるので、ロックアップタイミングに影
響を与えない。オイルクーラ弁は、オイルクーラ供給圧
に対しても開弁動作するので、オイルクーラの過大圧に
よる破損を防止できる。ロックアップOFF時にはトル
クコンバータを通過したオイルの全てがオイルクーラに
流入するように構成されるので、トルクコンバータによ
る発熱を適切に冷却することができる。
【0037】第2の実施例では、ロックアップONの場
合も優先的にオイルクーラ流量を確保するようになって
いるので、冷却効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機のオイルクーラ流量制御装
置の第1の実施例の油圧回路図である。
【図2】作動圧,オイルクーラ流量の特性図である。
【図3】本発明の第2の実施例の油圧回路図である。
【図4】本発明の自動変速機の適応例として、ロックア
ップトルコン付無段変速機の構成図である。
【符号の説明】
5 無段変速機 12 トルクコンバータ 15 ロックアップクラッチ 60 レギュレータ弁 61,63,6465,71 作動圧油路 66 ロックアップ制御弁 70 ロックアップ制御用ソレノイド弁 76 オイルクーラ 78 オイルクーラ弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 41/30 F16H 57/00 - 57/12 F16H 61/14 - 61/64

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルクコンバータ,ロックアップクラッ
    チ等の伝動要素の作動圧を、ロックアップON・OFF
    に応じ可変して調圧するレギュレータ弁を有し、このレ
    ギュレータ弁のドレン側を、リリーフ弁構造のオイルク
    ーラ弁を介してオイルクーラとオイルポンプの吸入側に
    連通することを特徴とする自動変速機のオイルクーラ流
    量制御装置。
  2. 【請求項2】 上記レギュレータ弁のドレン側を2方に
    分岐し、一方をオリフィスを有する油路を介してオイル
    ポンプの吸入側に連通し、他方をオイルクーラ弁を有す
    る油路を介してオイルクーラに連通することを特徴とす
    る請求項1記載の自動変速機のオイルクーラ流量制御装
    置。
  3. 【請求項3】 上記レギュレータ弁のドレン側を2方に
    分岐し、一方をオイルクーラ弁を有する油路を介してオ
    イルポンプの吸入側に連通し、他方を油路を介してオイ
    ルクーラに連通することを特徴とする請求項1記載の自
    動変速機のオイルクーラ流量制御装置。
  4. 【請求項4】 上記オイルクーラ弁は、オイルクーラの
    供給圧が所定値を越えた場合も開弁するように構成する
    ことを特徴とする請求項1記載の自動変速機のオイルク
    ーラ流量制御装置。
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