JPH0735850Y2 - 車止め - Google Patents

車止め

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JPH0735850Y2
JPH0735850Y2 JP1991062184U JP6218491U JPH0735850Y2 JP H0735850 Y2 JPH0735850 Y2 JP H0735850Y2 JP 1991062184 U JP1991062184 U JP 1991062184U JP 6218491 U JP6218491 U JP 6218491U JP H0735850 Y2 JPH0735850 Y2 JP H0735850Y2
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JP
Japan
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hole
anchor bolt
fixed
washer
car stop
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Application number
JP1991062184U
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English (en)
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JPH057719U (ja
Inventor
進 三橋
崇 関谷
Original Assignee
ゼオン化成株式会社
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Publication date
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は岸壁,駐車場等におい
て、自動車のオーバーランによる事故防止のために取り
付けられる車止めに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車止めとして、鋼板製枠体内にコンクリ
ートを中詰めしたものに代わって、合成樹脂製躯体を予
め地面に植立されたアンカーボルトにより固定する方法
が上記コンクリート中詰め法に比し施工性が良好で、標
識としての効果も優れるため普及している。合成樹脂製
躯体を使用するものとして例えば実公昭59ー2041
0号や実開昭62−120512号が挙げられ、前者は
車止め躯体に所定間隔でアンカーボルト挿通用透孔を設
け、予め地面に植立されたアンカーボルトを挿通し車止
め躯体の締付部に座金を介し締め付け固定するものであ
り、後者はコンクリート間詰めを容易にするため、アン
カーボルト挿通孔を上方に拡開したテーパー壁の挿通孔
に形成し、アンカーボルトと透孔の間にコンクリートモ
ルタルを間詰し固定するものである。
【0003】しかしながら、前者は、アンカーボルトを
挿通して躯体を固定した場合、合成樹脂の熱膨張収縮が
アンカーボルトに比して大きいため、温度変化により、
締め付けに緩みが生じて躯体と地面との結合に「がたつ
き」を生じるので、これを避けるため、アンカーボルト
と合成樹脂躯体の透孔との間隙が小さく採られている。
従って、アンカーボルトが多少曲がって植立されている
場合、その都度叩いて垂直に矯正する必要があり、施工
性が劣る。後者はコンクリートモルタルで固定されるた
め躯体の膨張収縮は抑えられるが、コンクリートモルタ
ルを充填する工程を必要とし、この充填工程のない機械
的に固定できる車止めが要望されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】考案者らは、前記コン
クリートモルタルによる間詰め作業を省略し、かつ、合
成樹脂躯体とアンカーボルトの温度変化による膨張収縮
の差に基づくアンカーボルトとの結合の緩みを防止する
構造について研究を重ね、金属製の筒体を上方に拡開し
たアンカーボルト用透孔に嵌め込み,その上部に、車止
め躯体の透孔壁に接する固定金具を取り付けて締め付け
れば良いことを見出し、本考案を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、矩形状
であって上方に拡開された透孔をその内部に複数個設け
た直方体状でかつ地上に立設される合成樹脂製の車止め
躯体、予め地面に植立され前記躯体の透孔内に嵌挿され
るアンカーボルト、下部が前記透孔下底縁に内接し内部
に前記アンカーボルトが嵌挿される金属製筒管、該筒管
上に載置され、長円形状透孔を設け周辺を前記透孔の周
壁上部に接する固定座金、及び該固定座金を介して前記
躯体を前記アンカーボルトに結合する締付ナットからな
ることを特徴とする車止めが提供される。
【0006】本考案実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本考案に係る車止めの中心を通る縦断面図で、車
止め躯体は複数例えば4個のアンカーボルトで地面に固
定され、通常、2基を左右直列に結合して用いられる。
図2は、アンカーボルト中心を通る縦断面図、図3は同
じく横断面図である。車止め躯体1にはアンカーボルト
挿通用の長手方向を長辺とし矩形断面で上方に拡開した
アンカーボルト用透孔2が設けられている。前記透孔下
底縁に内接して、鋼製の矩形断面の筒管3が挿入され、
アンカーボルト2を外挿している。筒管3上に固定座金
4が載置され当接し、この固定座金上にワッシャ−6,
スプリングワッシャー7を介して締付ナット8がアンカ
ーボルト9に螺合して締め付け、前記筒管3,固定座金
4をアンカーボルトを植立した地面に対して固く固着せ
しめている。固定座金4は図4の斜視図に示すように、
矩形板に長円形状透孔5、即ち矩形板長辺に平行な2辺
と半円形両端からなる透孔が設けられている。なお、筒
管3の内法は、アンカーボルトの直径に対して充分の間
隔を保有し、アンカーボルトの多少の曲がりに対して
も、そのままで対応して外挿できる寸法に設計されてい
る。また、固定座金4は、筒管3に載置して締め付ける
とき、長方形座金の長辺及び短辺がそれぞれ躯体1の拡
開した透孔壁上部に接し、かつ該固定座金の長円形状透
孔5が筒管3の内縁に接して載置されるようにその寸法
が規定されている。
【0007】上記実施例では金属製筒管としてアンカー
ボルト用透孔の下底縁に内接する角形筒管を用いたが、
角形筒管の代わりに矩形透孔の下底縁長辺に接する円筒
管を用い、円筒管の上端内周縁に固定座金4の長円形状
透孔の平行辺が接するように円筒管上に載置し締め付け
てもよい。なお、本実施例では説明では省略したが、当
然のことながら、アンカーボルト用透孔には、躯体締め
付け固定後、キャップが密嵌され、水,埃等の侵入を防
止する。
【0008】
【作用】本考案によれば、金属製筒管を中間支持体とし
て固定座金が鋼製アンカーボルトを植立した地面に対し
一体化した強個な剛体として固定されるので、車止めの
合成樹脂躯体の膨張収縮により、ナット締付部に緩みを
生じるおそれがない。さらに、合成樹脂躯体のアンカー
ボルト用透孔の下底縁は筒管外周と接し、テーパーを付
された透孔上部壁面は固定座金の周辺と接するので、合
成樹脂製躯体の膨張、収縮が抑止される。またアンカー
ボルト用透孔が矩形断面で上方に拡開しているので、こ
れに接する筒管3はアンカーボルトの直径に対し充分の
ゆとりを有し、かつ固定座金には躯体の長手方向に沿っ
た長円形状透孔が穿設されているので、躯体固定用の複
数のアンカーボルトに多少の曲がりがあっても曲がりを
矯正せずにアンカーボルトに合わせて車止め躯体を挿入
し、固定することができる。
【0009】
【考案の効果】本考案によれば、アンカーボルトに多少
の曲がりがあっても、曲がりを矯正することなく車止め
躯体の取付けができ、かつ、セメントモルタルの間詰め
を必要とせず、機械的に締付けて固定できるので、非常
に施工性に優れ、施工期間,施工費を低下させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車止めの中心を通る縦断面図であ
る。
【図2】アンカ−ボルト取付部の縦断面図である。
【図3】アンカ−ボルト取付部の横断面図である。
【図4】固定座金の斜視図である。
【符号の説明】
1 車止め躯体 2 アンカーボルト用透孔 3 金属製筒管 4 固定座金 5 長円形状透孔 8 締付ナット 9 アンカーボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状であって上方に拡開された透孔を
    その内部に複数個設けた直方体状でかつ地上に立設され
    る合成樹脂製の車止め躯体、予め地面に植立され前記躯
    体の透孔内に嵌挿されるアンカーボルト、下部が前記透
    孔下底縁に内接し内部に前記アンカーボルトが嵌挿され
    る金属製筒管、該筒管上に載置され、長円形状透孔を設
    け周辺を前記透孔の周壁上部に接する固定座金、及び該
    固定座金を介して前記躯体を前記アンカーボルトに結合
    する締付ナットからなることを特徴とする車止め。
JP1991062184U 1991-07-12 1991-07-12 車止め Expired - Lifetime JPH0735850Y2 (ja)

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JPH057719U JPH057719U (ja) 1993-02-02
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JP7226881B1 (ja) * 2022-08-03 2023-02-21 株式会社サイコン工業 アンカーピン用筒部材、車止めブロック固定具及び車止めブロック固定構造
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