JPH0735804U - 鋼線材等の結束クリップ - Google Patents

鋼線材等の結束クリップ

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JPH0735804U
JPH0735804U JP6578793U JP6578793U JPH0735804U JP H0735804 U JPH0735804 U JP H0735804U JP 6578793 U JP6578793 U JP 6578793U JP 6578793 U JP6578793 U JP 6578793U JP H0735804 U JPH0735804 U JP H0735804U
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JP
Japan
Prior art keywords
steel wire
wire rod
clip
container
wire rods
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Pending
Application number
JP6578793U
Other languages
English (en)
Inventor
裕一 伊藤
稔 高村
弘美 諫山
Original Assignee
中央発条工業株式会社
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Publication date
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Publication of JPH0735804U publication Critical patent/JPH0735804U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋼線材等を用いて容器等を組み立てるのに際
して簡単な作業で組立てできしかも輸送時には容器を折
り畳んで取り扱いやすくできるクリップを提供するこ
と。 【構成】 互いにほぼ平行の間隔を置いて配列する2本
の鋼線材の周面を拘束してこれらの鋼線材を結束するク
リップであって、本体に鋼線材の外径にほぼ等しい内径
を持つ一対の保持部を優弧状に形成し、保持部の少なく
とも一方には結束した鋼線材から離れる向きに延ばした
ガイドを優弧方向の終端に備え、保持部の弾性変形によ
って鋼線材を嵌合保持可能とすると共に、嵌合度を適切
にすることで保持部内で鋼線材が回るようにすること
で、鋼線材によって構築した容器等を折り畳み可能とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小径の鋼線材によって製作した平板状の網を容器状に組み立ててた とえば屑籠として使用する場合に鋼線材どうしを結束するためのクリップに関す る。
【0002】
【従来の技術】
たとえば公園等のパブリックな施設では、主として空き缶等を捨てるための容 器として、ワイヤや適当な外径の鋼線材を網状に編んだ箱状にしたものが使用さ れている。
【0003】 この容器は、たとえば5枚の平板状の網を部材として底面と4辺の周壁とを区 画して収納部を造るというものが最も簡易な例である。そして、このような容器 の組立に際しては、各網の縁部の適切な部分どうしを溶接によって接合したり、 隣接し合う網の鋼線材を並べた状態としてその両面を拘束する2枚の金具を当て 、これらの金具をビスとナットとによって締め上げて組み立てるというものが多 い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、溶接によって組み立てたものでは、工場で製作する段階で容器状と なるので、その嵩が大きいことから保管や輸送に際してのハンドリングへの影響 が大きい。
【0005】 また、金具やビス等を用いるものでは、現場での組立が可能なのでこのような 問題はないが、多数の点をこれらの金具及びビス・ナットで結束する作業が必要 であり、組立てに時間がかかる。また、ビスやナットの締め付けが弱かったりす ると、容器の形が崩れてしまうことにもなる。
【0006】 このように、鋼線材等によって屑籠等の容器を組み立てる場合、製作及び輸送 のハンドリングから組立ての手間等の面で解消すべき問題が残っている。
【0007】 本考案において解決すべき課題は、鋼線材等を用いて容器等を組み立てるのに 際して簡単な作業で組立てできしかも輸送時には容器を折り畳んで取り扱いやす くできるクリップを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、互いにほぼ平行の間隔を置いて配列する2本の鋼線材の周面を拘束 してこれらの鋼線材を結束するクリップであって、本体に前記鋼線材の外径にほ ぼ等しい内径を持つ一対の保持部を優弧状に形成し、前記保持部の少なくとも一 方には結束した鋼線材から離れる向きに延ばしたガイドを優弧方向の終端に備え てなることを特徴とする。
【0009】
【作用】
保持部は優弧状に形成されているので、鋼線材を保持部に嵌め込むときにはこ の保持部自身が開くように一旦弾性変形し、その後復元して鋼線材を安定保持す る。
【0010】 また、保持部による鋼線材の嵌合度を鋼線材がその軸線周りに或る程度自由に 回るぐらいのものとすれば、クリップによって保持された2本の鋼線材は互いの 回動姿勢を変えることができる。このため、たとえば鋼線材によって四角形の容 器の1辺を形成するものとしたときには、折り畳んだ状態の荷姿に設定でき、ハ ンドリング性の向上が図られる。
【0011】
【実施例】
図1は本考案のクリップを示す斜視図、図2はクリップの詳細であって同図の (a)は図1を下から見た底面図、同図の(b)は同図(a)を上から見た平面 図である。
【0012】 クリップの本体1は弾性変形できる程度の適切な肉厚を持つ鋼板によって製作 したものであり、、図2の(b)に示すように左右に優弧状の保持部2,3をそ れぞれ形成してその中間部を離隔片4とし、一方の保持部3の終端には外側へ突 き出るガイド5を形成した横断面形状を持つ。
【0013】 保持部2には本体1の長手方向(図2の(a)において上下方向)の中間部に スリット6を切開し、同様に他方の保持部3及びガイド5にもスリット7を設け る。そして、スリット7を設けることによって、保持部4及びガイド5は本体1 に長手方向に対して2分割され、これらの分割されたガイド5から保持部4の弾 性変形をしやすくする。
【0014】 図3は本考案のクリップを用いてたとえば空き缶捨て等の容器10を組み立て た状態を示すものである。
【0015】 容器10は5枚の網板11〜15を組み合わせたものであり、これらの網板1 1〜15はそれぞれ鋼線材11a〜15aを格子状に編んだものとして構成され ている。
【0016】 網板11は容器10の底部を形成し、残りの4枚の網板12〜15はそれぞれ 下端を網板11にクリップの本体1によって連結すると共に、互いに隣接し合う 網板12〜15どうしの各辺を同様にクリップの本体1により連結することによ って、無蓋の容器10を構築している。
【0017】 たとえば、網板12と13との間では、隣接する鋼線材12a,13aを図2 の(b)に示すようにクリップの本体1の保持部2,3の中に位置させることに よって結束する。
【0018】 ここで、鋼線材12a,13aの外径に対して、本体1の保持部2,3が描く 内径はほぼ等等しくする。そして、鋼線材12a,13aの周りに本体1を掛け るときには、まず鋼線材12aを保持部2の中に嵌まり込ませ、その後ガイド5 を手またはペンチ等の工具で摘んで他方の鋼線材13aを保持部3に嵌め込む。
【0019】 このような本体1への鋼線材12a,13aの嵌め込みは、保持部2,3が優 弧状であることから、鋼線材12a,13aが嵌まり込むためには、保持部2, 3はその内径が拡大するように一旦弾性変形した後に復元して鋼線材12a,1 3aを拘束保持する。
【0020】 他の網板11,14,15についても同様にクリップの本体1を用いてそれぞ れの鋼線材11a,14a,15aを保持部2,3に嵌め込むことによって図3 のように容器10を組み立てることができる。
【0021】 容器の組立て10の際には、クリップの本体1を鋼線材11a〜15aに掛け て挟むような要領で処理でき、ビスやナット等を用いて組み立てるのに比べると 簡単に作業でき、現場での組立ても短時間で可能となる。
【0022】 また、容器10の底部を形成する網板11だけを除いて、側壁を形成する4枚 の網板12〜15を工場出荷段階でクリップの本体1によって結束したものとす ることもできる。そして、保持部2,3に拘束されている鋼線材12a,13a がこれらの保持部2,3の中で軸線周りに回せる程度に、それぞれの内径及び外 径を設定しておけば、図2の(b)から明らかなように、本体1に対する鋼線材 12a,13aの回動姿勢を変えることができる。
【0023】 したがって、1枚の網板12〜15を結束した場合では、図4に示すように押 し潰した状態として出荷することができ、現場において図3のように四角形状に 組み立てることができる。このため、工場での保管や輸送のハンドリング性も向 上する。
【0024】 更に、容器10を分解するときには、ガイド5を手又はペンチ等の工具で挟み 、図2の(b)にいて鋼線材12a,13aから本体1を引き剥がすようにする だけで取り外すことができる。このため、仮説用の容器10として現場での分解 や組立ても簡単になり、広い用途での使用が可能となる。
【0025】
【考案の効果】
本考案では、鋼線材等の結束をクリップ本体の弾性変形を利用して簡単に行な うことができるので、網板を利用した各種の容器の組立てや分解が短時間で処理 できる。
【0026】 また、クリップ本体に対して鋼線材がその軸線周りに回せる程度の嵌合力とす ることで、隣接する網板が造る角度も変えることができ、容器の場合であれば折 り畳んだ荷姿での工場出荷が可能となり、保管や運送での取り扱いも簡単になる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のクリップの一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】クリップの本体の詳細であって、同図の(a)
はその底面図、同図の(b)は同図(a)の平面図であ
る。
【図3】5枚の網板によって空き缶捨て用の容器を形成
した状態を示す図である。
【図4】図3の容器から底部の部材を除いたものを折り
畳んだ状態を示す図である。
【符号の説明】
1 本体 2 保持部 3 保持部 4 離隔片 5 ガイド 6 スリット 7 スリット 11〜15 網板 11a〜15a 鋼線材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにほぼ平行の間隔を置いて配列する
    2本の鋼線材の周面を拘束してこれらの鋼線材を結束す
    るクリップであって、本体に前記鋼線材の外径にほぼ等
    しい内径を持つ一対の保持部を優弧状に形成し、前記保
    持部の少なくとも一方には結束した鋼線材から離れる向
    きに延ばしたガイドを優弧方向の終端に備えてなる鋼線
    材等の結束クリップ。
JP6578793U 1993-12-09 1993-12-09 鋼線材等の結束クリップ Pending JPH0735804U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6578793U JPH0735804U (ja) 1993-12-09 1993-12-09 鋼線材等の結束クリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6578793U JPH0735804U (ja) 1993-12-09 1993-12-09 鋼線材等の結束クリップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0735804U true JPH0735804U (ja) 1995-07-04

Family

ID=13297100

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JP6578793U Pending JPH0735804U (ja) 1993-12-09 1993-12-09 鋼線材等の結束クリップ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008278742A (ja) * 2001-10-18 2008-11-13 Mirai Ind Co Ltd 取付体固定具及び取付体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008278742A (ja) * 2001-10-18 2008-11-13 Mirai Ind Co Ltd 取付体固定具及び取付体
JP4543413B2 (ja) * 2001-10-18 2010-09-15 未来工業株式会社 取付体固定具、取付体固定具装置、及び、取付体

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